製品番号:ACS-GSR10-RMK
Customer Order Number: DOC-J-7816077=
このマニュアルでは、Cisco 12010/12410/12810 ルータのラックマウント ブラケットおよびセンターマウント ブラケットの取り付け/取り外し手順について説明します。
Cisco 12010/12410/12810 ルータでは、次の2種類のマウント ブラケットをご利用になれます。
• ラック支柱に取り付け、シャーシの下面を支えるラックマウント ブラケット(図1を参照)
• ルータをラックの中央に取り付ける場合に、ルータに取り付けるセンターマウント ブラケット(図2を参照)
• 静電破壊の防止
• 関連資料
このマニュアルに記載されている作業を実行する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。また、ルータの取り付け、設定、およびメンテナンスを行う前に、ルータに付属の『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Internet Router 』に記載されている安全上の警告を確認してください。
次の注意事項は作業を安全に行い、機器を保護するためのものです。注意事項では危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。常に注意が必要です。
• システムの移動前に、必ずすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外します。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 工具および組立部品が通行の妨げにならないようにしてください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
• ルータ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• ルータの取り付けや取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
–負傷しないように注意してください。ルータの電源を切断してください。
–可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それができない場合は、負傷者の状況を見極めてから救援を要請してください。
–負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。
さらに、電源から切断されていても、電話回線またはネットワーク配線に接続されている装置を扱う場合には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ルータ コンポーネントの多くは、静電気によって損傷を受けることがあります。コンポーネントによっては、わずか30 Vの電圧でも損傷を受けますが、プラスチックまたは発泡スチロールの梱包資材を扱ったり、プラスチックまたはカーペットの上でアセンブリをスライドさせたりするだけで、35,000 Vもの静電圧が発生することがあります。適切なESD(静電気放電)防止策を講じなかった場合、コンポーネントが完全に壊れたり、断続的な障害が発生したりする可能性があります。次の注意事項に従って、静電破壊の潜在的可能性を最小限に抑えてください。
• 静電気防止用リスト ストラップまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• コンポーネントの取り外しまたは取り付けを行うときには、シャーシ前面のESD接続ソケットの1つまたはシャーシの塗装されていない金属面に、静電気防止用ストラップの装置側を必ず接続します(図3を参照)。コンポーネントと衣服が接触しないように注意してください。静電気防止用リスト ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気によってコンポーネントが損傷することがあります。
• 必ずカードのコンポーネント側を上にして、静電気防止シートの上に置くか、静電気防止カード ラックに入れるか、または静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に入れてください。
• ライン カードまたはRoute Processor(RP;ルート プロセッサ)を取り付ける場合は、イジェクト レバーを使用して、カード コネクタをバックプレーンに装着し、カードの前面プレートの両側にある非脱落型ネジを締めます。非脱落型ネジは偶発的な脱落を防ぐだけではなく、ルータに適切なアースを提供し、バックプレーンにカード コネクタを確実に装着するために必要です。
• ライン カード、Clock and Scheduler Card(CSC;クロック スケジューラ カード)、Switch Fabric Card(SFC;スイッチ ファブリック カード)、またはRPを取り外すときには、イジェクト レバーを使用してバックプレーンからカード コネクタを外します。金属製のカード フレームを静かに引き出し、片手をフレームの底面に添えて、スロットからまっすぐ取り出します。
• ライン カード、CSC、SFC、またはRPを扱う場合は、必ず金属製カード フレームの端を持ちます。基板またはコネクタ ピンには触れないように注意してください。
• 『Cisco 12010, Cisco 12410, Cisco 12810 Router Installation and Configuration Guide』
• 『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Internet Router』
(注) センターマウント ブラケットまたはラックマウント ブラケットの取り外し/取り付けを行うときに、ルータを完全に取り付けなくてはならない場合があるので、インストレーション コンフィギュレーション ガイドを手元に置いておく必要があります。このマニュアルには、ブラケットの取り付け手順だけが記載されており、システム全体の取り付け手順は記載されていません。
次の手順でラックマウント ブラケットの取り外しおよび取り付けを行います。
ステップ 1 ラックマウント ブラケットの作業を行うために必要な場合は、『Cisco 12010, Cisco 12410, Cisco 12810 Router Installation and Configuration Guide』を参照して、ルータをラックから取り外します。
ステップ 2 交換するラックマウント ブラケットを取り外します。ラックマウント ブラケットをラック支柱に固定している2本のネジを外すと、取り外すことができます(図4を参照)。
ステップ 3 交換用ラックマウント ブラケットを、ラック レールの穴の取り外したブラケットと同じ位置に置きます。
ステップ 4 ラックマウント ブラケットをラック レールに固定します(図4を参照)。
ステップ 5 必要な場合は、他のラックマウント ブラケットについても、ステップ 2からステップ 4を繰り返します。
ステップ 6 必要な場合は、『Cisco 12010, Cisco 12410, Cisco 12810 Router Installation and Configuration Guide』を参照して、ルータをラックに再び取り付けます。
次の手順でセンターマウント ブラケットの取り外し/取り付けを行います。
ステップ 1 センターマウント ブラケットの作業を行うために必要な場合は、『Cisco 12010, Cisco 12410, Cisco 12810 Router Installation and Configuration Guide』を参照して、ルータをラックから取り外します。
ステップ 2 図5を参照して、交換するセンターマウント ブラケットをラックから取り外します。各ブラケットは、5本のネジでラックに取り付けられています。
a. 交換用のセンターマウント ブラケットを、ラック上の取り外したセンターマウント ブラケットと同じ位置に置きます。
b. ブラケットをラックの右側のマウント レールに当て、ラックのマウント レールの最下部付近にある、印の付いたネジ穴にブラケットの一番下のネジ穴を合わせます。
c. 片手でブラケットをマウント レールに当て、もう一方の手でラックのマウント レールの穴に合わせたブラケットの下部にある穴の1つにネジを差し込みます(図5を参照)。指でネジを締めます。
d. 2本めのネジをブラケットの上部にある穴の1つに差し込み、指でネジを締めます。
e. ブラケットの中部にある3つの穴グループについてもd.を繰り返します。
ステップ 4 必要な場合は、他のラックマウント ブラケットについても、ステップ 2~ステップ 3を繰り返します。
ステップ 5 必要な場合は、ブラケットをラック支柱に固定しているネジを緩めてから再び締めて、ブラケット間の幅を調整します。
ブラケットがシャーシを妨げないようにするため、ブラケット間の距離は17.25インチ(43.8 cm)を超えていなくてはなりません。
ステップ 6 必要な場合は、『Cisco 12010, Cisco 12410, Cisco 12810 Router Installation and Configuration Guide』を参照して、ルータをラックに再び取り付けます。
ここでは、適合規格および安全に関する情報について説明します。具体的な内容は次のとおりです。
安全上の警告および認定規格の全リストは『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers』に記載されています。
(Text Part Number 78-4347-xx)
この装置はテスト済みであり、FCCルールPart 15に規定された仕様のクラスAデジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
シスコシステムズの書面による許可なしに装置を改造すると、装置がクラスAのデジタル装置に対するFCC要件に適合しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利がFCC規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
シスコの製品マニュアル、テクニカル サポート、およびその他のリソースは、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
WWW上の次のURLから、シスコ製品の最新資料を入手することができます。
http://www.cisco.com/univercd/home/home.htm
シスコのWebサイトには、次のURLからアクセスしてください。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCisco Documentation CD-ROMパッケージでご利用いただけます。Documentation CD-ROMは定期的に更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。このCD-ROMパッケージは、単独、年間または3カ月契約で入手することができます。
Cisco.com登録ユーザの場合、Cisco OrderingツールからDocumentation CD-ROM(Customer Order Number DOC-CONDOCCD=)を単独で発注できます。次のURLにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/partner/ordering/ordering_place_order_ordering_tool_launch.html
また、どなたでも、オンラインのSubscription Storeから年間または3カ月ごとの購読契約で発注できます。次のURLにアクセスしてください。
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マニュアルの発注方法については、次のURLにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/pdi.htm
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