C7200-I/O-FE=、C7200-I/O-MII=、または C7200-I/O= I/O コントローラ
TFTP サーバへのコンフィギュレーション ファイルのコピー
show interfaces fastethernet コマンドによるトラブルシューティング
イーサネットおよびファスト イーサネットの RJ-45 接続機器
フラッシュ メモリ カードまたはフラッシュ ディスクの取り付けおよび取り外し
フラッシュ メモリ カードまたはフラッシュ ディスクの再フォーマット
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト
製品番号:C7200-I/O-FE-MII=、C7200-I/O=、C7200-I/O-FE=、C7200-I/O-2FE/E=、C7200-I/O-GE+E=、UBR7200-I/O=、UBR7200-I/O-FE=、UBR7200-I/O-2FE/E=、CISCO7202=、CISCO7204=、CISCO7206=、CISCO7204VXR=、CISCO7206VXR=、CHAS-UBR7246VXR=、CHAS-UBR7246=、CHAS-UBR7223=、RS7206S=、RS7206VXR-SK=、IO-CONTROLR-BLANK=
表1 に、マニュアルの変更履歴を示します。
このマニュアルでは、Input/Output(I/O; 入出力)コントローラの取り外しおよび取り付け手順について説明します。説明する内容は、ルータの電源を切る方法、搭載されている I/O コントローラの取り外し手順、新しい I/O コントローラの取り付け手順、およびルータの電源投入後に取り付けた I/O コントローラの初期化を確認する方法などです。また、フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し手順についても説明します。
関連資料については、次のオンライン マスター インデックスを参照してください。この製品に関連するマニュアルがすべて記載されています。
• 『 Cisco 7200 Series Routers Documentation Roadmap 』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/7200vx/3512.htm
• 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7200 Series Routers 』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/7206/3419pnc6.htm
• 『 Cisco 7200 Series Routers Port Adapter Documentation Roadmap 』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/7200vx/3530.htm
• 『 Cisco 7200 Series Routers Troubleshooting Documentation Roadmap 』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/7200vx/3518.htm
• Cisco IOS のコンフィギュレーション マニュアルについては、リリース ノートやフィーチャ モジュールを含めて次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/index.htm
• ハードウェアおよびソフトウェアの互換性については、次の URL から Software Advisor にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/7200vx/7200trbl.htm
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては、次のマニュアルを参照してください。
–『 Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cr72hig/index.htm
–『 Cisco uBR7200 Series Configuration Notes 』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cfig_nts/index.htm
• Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバでのハードウェア インストレーション、メンテナンス、ソフトウェアの設定については、次のマニュアルを参照してください。
–『 Cisco AS5800 Universal Access Server Hardware Installation Guide 』
– Cisco AS5800 のコンフィギュレーション マニュアル
I/O コントローラは、Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータ(以下を参照)上の Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)または Network Service Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)とシステム メモリ機能および環境モニタ機能を共有します。
• Cisco 7200 シリーズ ルータ -- 2 スロットの Cisco 7202、4 スロットの Cisco 7204 と Cisco 7204VXR、および 6 スロットの Cisco 7206 と Cisco 7206VXR で構成
(注) Cisco 7206 および Cisco 7206VXR は、Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしても利用できます。このマニュアルでの Cisco 7200 シリーズ ルータに関する記述内容は、特に明記しないかぎり、Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR にも当てはまります。
• Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ -- 6 スロットの
Cisco uBR7246VXR と Cisco uBR7246(ポート アダプタ スロット × 2、ケーブル モデム カード スロット × 4)および 3 スロットの Cisco uBR7223(ポート アダプタ スロット × 1、ケーブル モデム カード スロッ ト× 2)で構成
このマニュアルでは、5 種類の I/O コントローラ モデルについて説明します。これらのモデルは、それぞれイーサネット インターフェイス オプションが異なります。 表2 に、I/O コントローラの各モデルの製品番号と特長を示します。「ソフトウェアおよびハードウェアの要件」も参照してください。
ギガビット イーサネット ポート × 1、イーサネット ポート × 1。1000 Mbps 動作用の GBIC ポート、および 10 Mbps 動作用の RJ-45 ポートを装備(図1 を参照)。 |
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自動検出イーサネット/ファスト イーサネット ポート × 2。10/100 Mbps 動作用の RJ-45 ポート × 2 を装備(図2 を参照)。 |
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C7200-I/O-FE 3 |
C7200-I/O-FE 3 |
ファスト イーサネット ポート × 1。全二重または半二重動作の 100 Mbps 用の MII ポートおよび RJ-45 ポートを装備。一度に使用できるのは、いずれか一方のポートだけです(図3 を参照)。 |
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ファスト イーサネット ポートなし(図5 を参照)。 |
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C7200-I/O-FE-MII 4 |
ファスト イーサネット ポート × 1。MII ポートを 1 つ装備(図7 を参照)。 |
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I/O コントローラがルータに装備されていない場合に I/O コントローラ スロットで使用する I/O コントローラ ブランク パネル。 |
(注) このマニュアルでは、I/O コントローラの各モデルを、Cisco 7200 シリーズの製品番号で表しています。これらの各モデルについての記述内容は、特に明記しないかぎり、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ上で使用する I/O コントローラの対応モデルにも当てはまります。
I/O コントローラは、次のコンポーネントおよびオプションで構成されています。
• イーサネット、ファスト イーサネット、またはギガビット イーサネットのインターフェイス オプション
• ローカル コンソール ポートおよび AUX ポート用デュアル チャネル
コンソール ポートには Data Communications Equipment(DCE; データ通信装置)用の全機能があり、AUX ポートには Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)用の全機能があります。
• システム設定および環境モニタ ログを保管する NVRAM
(注) NVRAM は電源が切断されても、リチウム電池を使用して内容を維持します。一部の I/O コントローラは、外部リチウム電池を使用する SRAM コンポーネントで、NVRAM と同じ機能を提供します(図1 および図2 参照)。
• フラッシュ ディスクまたはフラッシュ メモリ カード用の PC カード スロット × 2。デフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージがここに格納されます。
• ブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージを保管するフラッシュ メモリ
• ブート ROM -- Cisco IOS ソフトウェアを起動するためのコードが保管されます。
• シャーシに流れる冷気を吸気時および排気時にモニタする環境センサ × 2
図1 C7200-I/O-GE+E -- GBIC ギガビット イーサネットおよび RJ-45 イーサネットのポートを装備
図2 C7200-I/O-2FE/E -- RJ-45 イーサネット/ファスト イーサネット ポート × 2 を装備
MII および RJ-45 ファスト イーサネット ポートを備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-FE または UBR7200-I/O-FE)は、図3(NVRAM を使用)、または図4(NVRAM の代わりに SRAM を使用)のような外観になります。ファスト イーサネット ポートを備えたこれら 2 つの I/O コントローラに、機能面での相違はありません。
図3 C7200-I/O-FE -- MII および RJ-45 ファスト イーサネット ポートを装備(NVRAM 搭載)
図4 C7200-I/O-FE -- MII および RJ-45 ファスト イーサネット ポートを装備(SRAM 搭載)
(注) 図4 では、NVRAM の代わりに SRAM コンポーネント(U14)が使用されています。この SRAM コンポーネントは、外部コンポーネントをいくつか追加することにより([SRAM 用バッテリ] と付記されているボタン型リチウム電池を含む)、NVRAM と同様に動作するようになっています。
(注) C7200-I/O-FE I/O コントローラは廃止モデルとなっています。2000 年 12 月をもって受注は終了しました。
ファスト イーサネット ポートを備えていない I/O コントローラ(C7200-I/O または UBR7200-I/O)は、図5(NVRAM を使用)、または図6(NVRAM の代わりに SRAM を使用)のような外観になります。ファスト イーサネット ポートを備えていないこれら 2 つの I/O コントローラに、機能面での相違はありません。
図5 C7200-I/O --ファスト イーサネット ポートなし(NVRAM 搭載)
図6 C7200-I/O --ファスト イーサネット ポートなし(SRAM 搭載)
(注) 図6 では、NVRAM の代わりに SRAM コンポーネント(U14)が使用されています。この SRAM コンポーネントは、外部コンポーネントをいくつか追加することにより([SRAM 用バッテリ]と付記されているボタン型リチウム電池を含む)、NVRAM と同様に動作するようになっています。
図7 C7200-I/O-FE-MII -- MII ファスト イーサネット ポート × 1 を装備
(注) C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラは廃止モデルとなっています。1998 年 4 月をもって受注は終了しました。
表3 に、I/O コントローラのメモリ コンポーネントを示します。
5.C7200-I/O-GE+E および C7200-I/O-2FE/E には、ブート ROM コンポーネントはありません。 6.一部の I/O コントローラでは、フラッシュ SIMM の代わりに、はんだ付けされた 4 MB または 8 MB フラッシュ チップが使用されています(4 MB フラッシュ チップについては、比較のために 図3 および図5 を参照してください。8 MB フラッシュの搭載位置については、図1 および 図2 を参照してください)。 7.48 MB のフラッシュ ディスクについては、2002 年末で生産終了となり、64 MB のフラッシュ ディスクに代わる予定です。既存の 48 MB フラッシュ ディスクは引き続き、あらゆる I/O コントローラで使用できます。 8.Cisco uBR7200 シリーズ ルータ用の UBR7200-I/O-FE コントローラがサポートするのは、48 MB バージョンのフラッシュ ディスクだけです。 9.一部の I/O コントローラでは、NVRAM の代わりに、カードにはんだ付けされた 32 ピンのソケットなし SRAM コンポーネントが使用されています。この SRAM コンポーネントは、外部コンポーネントをいくつか追加することにより(1インチ [2.54 cm] のボタン型リチウム電池を含む)NVRAM と同様に動作するようになっています。 |
表4 に、工場出荷時に搭載されるフラッシュ メモリ カード オプションと製品番号を示します。
10.フラッシュ メモリ カード オプションはすべて廃止モデルとなっています。受注は終了しましたが、従来のシステムではサポートされます。機能と記憶領域を拡大するために、利用可能なフラッシュ ディスク メモリ オプションにルータをアップグレードすることを推奨します。 11.Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのフラッシュ メモリ カード オプションについては、「関連資料」に記載された Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。 |
(注) NPE-G1 プロセッサを搭載した C7200-I/O-2FE/E および C7200-I/O-GE+E I/O コントローラで、フラッシュ メモリ カードを使用することはできません。
表5 に、フラッシュ ディスク メモリ オプションと製品番号を示します。
12.これらの製品の受注は終了していますが、これらの製品がサポートされていた従来のシステムでは、引き続き使用できます。 13.48 MB のフラッシュ ディスクについては、2002 年末で生産終了となり、64 MB のフラッシュ ディスクに代わる予定です。既存の 48 MB フラッシュ ディスクは引き続き、あらゆる I/O コントローラで使用できます。 |
I/O コントローラの前面プレートには、システムおよびポートのステータスを示す一連の LED があります。このほかに、PC カード スロットに搭載されているフラッシュ ディスクまたはフラッシュ メモリ カードのステータスを示す LED が 2 つあります。CPU リセット ボタンは、I/O コントローラ前面プレートの IO POWER OK LED または AUX ポートの横にあります。CPU リセット ボタンを使用すると、システム全体がリセットされます。
表6 に、I/O コントローラの全モデルに共通する LED を示し、それらの機能について説明します。
(注) LED は点灯しているか、消灯しているかのどちらかです。LED の色ではなく、状態(点灯または消灯)によって接続状況を判別します。ほとんどの LED は点灯時にグリーンになりますが、IO POWER OK LED は点灯時にオレンジになります。
図8 に、イーサネット ポートを備えていない I/O コントローラ モデル(C7200-I/O または UBR7200-I/O)の LED を示します。この I/O コントローラには、ポート別の LED はありません。この I/O コントローラの LED については表6を参照してください。
図8 C7200-I/O の LED および CPU リセット ボタン
図9 に、ギガビット イーサネット ポートおよびイーサネット ポートを備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-GE+E)の LED を示します。 表7 に、この I/O コントローラ モデル固有の LED を示します。さらに、表6 に、このコントローラの LED の中で、すべてのコントローラに共通する LED を示します。
図9 C7200-I/O-GE+E の LED および CPU リセット ボタン
図10 に、自動検出型 10/100 Mbps RJ-45 ポート × 2 を備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-2FE/E または UBR7200-I/O-2FE/E)の LED を示します。 表8 に、この I/O コントローラ モデル固有の LED を示します。さらに、表6に、このコントローラの LED の中で、すべてのコントローラに共通する LED を示します。
図10 C7200-I/O-2FE/E の LED および CPU リセット ボタン
図11 に、MII ポートとともにファスト イーサネット ポートを備えた I/O コントローラの LED を示します。図12 に、RJ-45 ポートを備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-FE)を示します。 表9 に、この I/O コントローラ モデル固有の LED を示します。表6には、このコントローラの LED の中で、すべてのコントローラに共通する LED を示します。
(注) C7200-I/O-FE I/O コントローラは廃止モデルとなっています。2000 年 12 月をもって受注は終了しました。
図11 C7200-I/O-FE の LED および CPU リセット ボタン
図12 C7200-I/O-FE の LED および CPU リセット ボタン(RJ-45)
(注) この I/O コントローラには MII LINK LED はありません。この LED は、I/O コントローラ上の MII ポートへの接続に必要な外部トランシーバ上にあります。ファスト イーサネットの MII 接続要件については、「イーサネットおよびファスト イーサネットの RJ-45 接続機器」を参照してください。
図13 に、MII ポートが 1 つあるファスト イーサネット ポートを備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-FE-MII)の LED を示します。 表10 に、この I/O コントローラ モデル固有の LED を示します。さらに、表6に、このコントローラの LED の中で、すべてのコントローラに共通する LED を示します。
(注) C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラは廃止モデルとなっています。1998 年 4 月をもって受注は終了しました。
図13 C7200-I/O-FE-MII の LED および CPU リセット ボタン
ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの I/O コントローラの取り外しおよび取り付け作業に必要な部品および工具を示します。また、人身事故や機器の破損を防ぐために必要な安全上の注意事項および静電破壊の防止に関する注意事項も示します。
I/O コントローラの取り外しおよび取り付け作業に必要な部品および工具は、次のとおりです。ほかに必要な器具がある場合は、購入した代理店に発注方法をお問い合わせください。
• No.2 プラス ドライバおよび 3/16インチ マイナス ドライバ
• 8 mm レンチもしくはナット ドライバ、またはモンキー レンチ(Cisco uBR7200 シリーズ DC 入力電源装置へのアース端子接続時に使用)
• 7 mm レンチもしくはナット ドライバ、またはモンキー レンチ(DC 入力電源装置への DC 入力導線のストレイン レリーフ カバー取り付け時に使用)
• テープ(DC 回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをオフ位置に固定するために使用)
• すべてのアップグレード キット、Field-Replaceable Unit(FRU)、およびスペア部品に付属している使い捨ての静電気防止用リスト ストラップ、または任意の静電気防止用器具
サポート対象のルータ プラットフォーム上で I/O コントローラを使用するために最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリース(およびブート ヘルパー[ブート ローダ]イメージ)は、 表11 のとおりです。
Cisco IOS Release 12.0(14)S 以上 ![]() (注) C7200-I/O-2FE/E の |
Cisco IOS Release 12.0(14)S 以上 ![]() (注) C7200-I/O-GE+E のブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージとしては、c7200-kboot-mz イメージを使用してください。 |
||
Cisco IOS Release 11.1(17)CA 以上 Cisco IOS Release 11.2(12)P 以上 |
|||
Cisco IOS Release 11.1(17)CA 以上 |
|||
Cisco 7202 14 |
|||
Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバ
15
|
|||
Cisco IOS Release 12.0(6)SC 以上 18 |
Cisco IOS Release 12.1(10)EC 以上 Cisco IOS Release 12.2(4)BC1 以上 ![]() (注) UBR7200-I/O-2FE/E19のブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージには必ず、Cisco IOS |
||
Cisco IOS Release 11.3(6)NA 以上 5 Cisco IOS Release 12.0(6)SC 以上 |
14.Cisco 7202 には、ファスト イーサネット ポートの有無を問わず、I/O コントローラを搭載できます。ただし、ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラを搭載すると、Cisco 7202 システム ソフトウェアによって自動的にそのポートがディセーブルになります。 15.Cisco 7206 および Cisco 7206VXR は、Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしても利用できます。Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバについての詳細は、「関連資料」に記載された Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。 16.Cisco uBR7200 シリーズ ルータ用のスペアの I/O コントローラを発注する場合は、Cisco uBR7200 シリーズの製品番号の後ろに等号(=)を付けて指定してください。これらの I/O コントローラのフラッシュ メモリ SIMM には、Cisco uBR7200 シリーズのブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージがロードされています(Cisco uBR7200 シリーズの製品番号については、表2 を参照してください)。 17.ファスト イーサネット I/O コントローラを装備した Cisco uBR7246 シャーシの初期出荷品には、MII ポートを 1 つ備えた I/O コントローラが搭載されている場合があります。これらの I/O コントローラは、ルータと完全に互換性があります。スペアの I/O コントローラを発注する場合、製品番号の指定方法は、上記の脚注のとおりです。 18.UBR7200-I/O-FE をサポートするため、Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、サポート対象の Cisco IOS ソフトウェア バージョンに対応する旧ブート イメージを使用できるようになっています。ただし、最大限の機能を使用する場合は、Cisco IOS Release 12.0(15)SC [ubr7200-boot-mz.12.0-15.SC] ブート イメージの使用を推奨します。 19.Cisco IOS Release 12.1(10)EC 以上の Cisco IOS Release 12.1 EC ブート イメージを使用しなければならないのは、Cisco uBR7246VXRに UBR7200-I/O-2FE/E コントローラを搭載している場合だけです。Cisco uBR7200 シリーズ ルータに UBR7200-I/O-FE コントローラが搭載されている場合は、このブート ヘルパー イメージを使用することはできません。 |
C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラが動作するのは、Cisco 7204VXR ルータ、Cisco 7206VXR ルータ、または Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータに搭載されている場合だけです。
• C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラを NPE-100 または NPE-150 と併用することはできません。これらの NPE では、I/O コントローラにブート ROM を搭載する必要がありますが、C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラにはブート ROM コンポーネントがないためです。
• C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラは、NPE-200 とは併用できません。この NPE を併用した場合の動作が予測できないためです。
• C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラと併用できるのは、NPE-225、NPE-300、NPE-400、NPE-G1、および NSE-1 だけです。
(注) C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラと併用できる NPE-225 のバージョンは、ボードのラベルが 73-3453-05 rev. A0 以上、または前面プレートのラベルが 800-05418-03 rev. A0 以上のものだけです。
NPE-225 のバージョンが正しいかどうかをソフトウェアでチェックするには show c7200 コマンドを使用します。CPU EEPROM の下に、Hardware Revision 1.3 以上が表示されていることを確認してください。
(注) NPE-300 は廃止モデルとなっています。2001 年 11 月 15 日をもって受注は終了しました。
• C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラは NPE-G1 と組み合わせて使用できますが、I/O コントローラは不要です。NPE-G1 には専用のオンボード コントローラが組み込まれているからです。NPE-G1 が搭載されたシャーシに I/O コントローラを搭載すると、I/O コントローラのコンソール ポートと AUX ポートがアクティブになり、NPE-G1 のオンボードのコンソール ポートと AUX ポートが自動的に使用できなくなります。NPE-G1 と I/O コントローラを両方とも搭載した場合、フラッシュ ディスク スロットとイーサネット ポートは NPE-G1 と I/O コントローラの両方で引き続き使用できます。
• Cisco uBR7246VXR ルータに搭載されている UBR7200-I/O-2FE/E コントローラの場合、EMI EN55022 クラス B 規制に適合するためにはシールド付きイーサネット ケーブル(製品番号:72-1501-01)を使用する必要があります。
• C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラと NPE-175 の併用はサポートされていません。NPE-175 を使用しているシステムに C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラを搭載すると、システム ソフトウェアが自動的に I/O コントローラ上のポートをディセーブルにします。
また、起動時のシステム バナーに次のエラー メッセージが表示されます。
(注) C7200-I/O-2FE/E コントローラには、c7200-kboot-mz ブートヘルパー イメージが必要です。UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラには、ubr7200-kboot-mz ブートヘルパー イメージが必要です。標準のブート イメージを使用すると、ネットワーク ブート インターフェイスは生成されず、次の警告メッセージが表示されます。
%c7200-3-IONOTSUPPORTEDBYLOADER:I/O controller (type 539) is not supported by this boot loader.The I/O controller network interfaces will be unavailable.
C7200-I/O-GE+E I/O コントローラが動作するのは、Cisco 7204VXR または Cisco 7206VXR ルータに搭載されている場合だけです。
• C7200-I/O-GE+E I/O コントローラを NPE-100 または NPE-150 と併用することはできません。これらの NPE では、I/O コントローラにブート ROM を搭載する必要がありますが、C7200-I/O-GE+E I/O コントローラにはブート ROM コンポーネントがないためです。
• C7200-I/O-GE+E I/O コントローラは、NPE-200 とは併用できません。この NPE を併用した場合の動作が予測できないためです。
Cisco 7204VXR ルータおよび Cisco 7206VXR ルータ上で Cisco C7200-I/O-GE+E I/O コントローラと併用できる NPE および NSE は、NPE-300、NPE-400、NPE-G1、および NSE-1 だけです。
(注) C7200-I/O-GE+E I/O コントローラは NPE-G1 と組み合わせて使用できますが、I/O コントローラは不要です。NPE-G1 には専用のオンボード コントローラが組み込まれているからです。NPE-G1 が搭載されたシャーシに I/O コントローラを搭載すると、I/O コントローラのコンソール ポートと AUX ポートがアクティブになり、NPE-G1 のオンボードのコンソール ポートと AUX ポートが自動的に使用できなくなります。NPE-G1 と I/O コントローラを両方とも搭載した場合、フラッシュ ディスク スロットとイーサネット ポートは NPE-G1 と I/O コントローラの両方で引き続き使用できます。
• C7200-I/O-GE+E I/O コントローラを NPE-175 または NPE-225 と併用することはできません。NPE-175 または NPE-225 を使用しているシステムに C7200-I/O-GE+E I/O コントローラを搭載すると、システム ソフトウェアが自動的に I/O コントローラ上のポートをディセーブルにします。
また、起動時のシステム バナーに次のエラー メッセージが表示されます。
(注) C7200-I/O-GE+E I/O コントローラには、c7200-kboot-mz ブートヘルパー イメージが必要です。標準のブート イメージを使用すると、ネットワーク ブート インターフェイスは生成されず、次の警告メッセージが表示されます。
%c7200-3-IONOTSUPPORTEDBYLOADER:I/O controller (type 539) is not supported by this boot loader.The I/O controller network interfaces will be unavailable.
C7200-I/O-FE、C7200-I/O-MII、または C7200-I/O は、すべての Cisco 7200 シリーズ ルータ(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR も含む)に搭載できます。ただし、ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラを Cisco 7202 に搭載すると、システム ソフトウェアが自動的にポートをディセーブルにします。
• これらの I/O コントローラは、VXR シャーシの NPE-G1 と併用できますが、NPE-G1 には専用のオンボード コントローラが組み込まれているので、I/O コントローラは不要です。NPE-G1 が搭載されたシャーシに I/O コントローラを搭載すると、I/O コントローラのコンソール ポートと AUX ポートがアクティブになり、NPE-G1 のオンボードのコンソール ポートと AUX ポートが自動的に使用できなくなります。NPE-G1 と I/O コントローラを両方とも搭載した場合、フラッシュ ディスク スロットとイーサネット ポートは NPE-G1 と I/O コントローラの両方で引き続き使用できます。
• Cisco 7202 の場合、ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラをシステムに搭載すると、システム バナーに次のメッセージが表示されます。
上記のメッセージが表示される場合、I/O コントローラ上のファスト イーサネット ポートは自動的にディセーブルになります。上記のメッセージが表示されない場合は、Cisco 7202 にはファスト イーサネット ポートのない I/O コントローラが搭載されています。
• MII ポートと RJ-45 ポートを備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-FE)を使用する場合、一度に使用できるポートはどちらか 1 つだけです。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータ用のスペアの I/O コントローラを発注する場合は、 表2 に記載されている Cisco uBR7200 シリーズの製品番号を使用してください。これらの I/O コントローラのフラッシュ メモリ SIMM には、Cisco uBR7200 シリーズ ルータが使用するブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージがロードされています。Cisco 7200 シリーズ I/O コントローラのスペア(C7200-I/O-FE-MII=、C7200-I/O-FE=、および C7200-I/O=)のフラッシュ メモリ SIMM には、Cisco uBR7200 シリーズのブート ヘルパー イメージはロードされていません。
• C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラは廃止モデルとなっています。1998 年 4 月をもって受注は終了しました。C7200-I/O-FE I/O コントローラは廃止モデルとなっています。2000 年 12 月をもって受注は終了しました。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータ用の UBR7200-I/O-FE コントローラがサポートするのは、48 MB バージョンのフラッシュ ディスクだけです。
(注) 一部のシスコ ハードウェア製品には、仕様変更されたハードウェアが組み込まれています。ほとんどのユーザは変更による影響を受けませんが、変更されたシスコ ハードウェアで、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用すると、不具合が発生することがあります。(このような不具合および対応策については、show interfaces fastethernet コマンドによるトラブルシューティングを参照してください)。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
これらの注意事項を保存しておいてください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシを動かす前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話回線または他のネットワーク配線に接続する機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ESD(静電気放電)によって、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。ESD はプリント基板の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。
NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、および Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードには、金属フレーム内に固定されたプリント基板があります。EMI(電磁波干渉)シールド、コネクタ、およびハンドルはフレームを構成する部品です。NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、および Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードを扱う際には、必ずフレームの端およびハンドルだけを持ち、プリント基板やコネクタ ピンには触れないでください。
NPE または NSE、I/O コントローラ、および Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードのプリント基板は、図14 に示すように金属フレームに固定されています。コンポーネントを取り扱う際は、プリント基板には触れないでください。
図14 NPE または NSE、I/O コントローラ、および Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードの取り扱い--側面図
ポート アダプタのプリント基板は、図15 に示すように金属フレームに固定されています。ポート アダプタを取り扱うときは、プリント基板には触れないでください。
プリント基板は金属フレームによって ESD から保護されていますが、NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、または Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードを取り扱う際は、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。ストラップを肌に密着させて着用し、シャーシの塗装されていない面にストラップのクリップを取り付けて、不要な ESD 電圧を安全にアースしてください。
リスト ストラップがない場合は、シャーシの金属部分に触れて、身体をアースしてください。
ESD による損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。
• NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、または Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードの取り付けまたは取り外しを行うときは、必ず静電気防止用リスト ストラップまたはアンクル ストラップを着用してください。ストラップが肌に密着していることを確認してください。
• NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、または Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードを取り扱う際は、金属フレームの端およびハンドルだけを持ち、プリント基板のコンポーネントまたはコネクタ ピンには触れないでください。
• 取り外した NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、または Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードは、プリント基板のコンポーネント面を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に保管します。I/O コントローラ、NPE または NSE、ポート アダプタ、または Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードを返品する場合には、取り外したコンポーネントをただちに静電気防止用袋に収めてください。
警告 この装置の設置または交換は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの I/O コントローラの取り外しおよび交換手順について説明します。
• 「TFTP サーバへのコンフィギュレーション ファイルのコピー」
(注) I/O コントローラの取り外しおよび交換手順は、Cisco 7200 シリーズ ルータ全機種に共通です。したがって、以下に示す図および手順は、特に明記しないかぎり、Cisco 7200 VXR ルータおよび Cisco 7200 ルータ(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとして使用される Cisco 7206 および 7206VXR も含む)にも当てはまります。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの I/O コントローラの取り外しおよび交換手順は、上記のプラットフォームと共通です。ただし、シャーシおよび I/O コントローラの位置の違いを示すため、Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては個別の図を使用します。
I/O コントローラを取り外す前に、あとから取り込めるように、ルータの実行コンフィギュレーションを Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)ファイル サーバにコピーしておきます。コピーしなかった場合、設定を手動で再入力しなければなりません。
TFTP ファイル サーバにルータのコンフィギュレーション ファイルをコピーする前に、次の点を確認してください。
• I/O コントローラのコンソール ポートにコンソール端末が接続されているか、またはルータとの Telnet セッションが確立されている。
• ファイル サーバ(リモート ホスト)をサポートするネットワークに、ルータが接続されている。
• リモート ホストが TFTP アプリケーションをサポートしている。
ルータのコンフィギュレーション ファイルをリモート ホストにコピーする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 EXEC コマンド インタープリタのイネーブル レベルである(システム プロンプトにポンド記号 [#] が表示される)ことを確認します。システム プロンプトにポンド記号(#)が表示されていない場合は、 enable と入力し、次に自分のパスワードを入力します。
ステップ 2 ping コマンドを使用して、ルータとリモート ホストとの接続をチェックします。
ステップ 3 show running-config コマンドを入力して、ルータの実行コンフィギュレーションを表示します。設定情報が完全で正しいことを確認します。情報が不完全または不正確な場合は、 configure コマンドを使用して、既存の設定の追加または変更を行います。次に copy running-config startup-config コマンドを使用して、取り込んだ設定を NVRAM に保存します。NVRAM は電源が切断されても、リチウム電池を使用して内容を維持します。
(注) システムおよび個々のインターフェイスに使用できる設定のオプション、および設定手順の詳細については、「関連資料」に記載されている資料のうち、該当するソフトウェア マニュアルを参照してください。
ステップ 4 copy startup-config tftp コマンドを入力します。EXEC コマンド インタープリタによって、コンフィギュレーション ファイルのコピー先となるリモート ホスト名または IP アドレスを要求するプロンプトが表示されます(このプロンプトには、デフォルトのファイル サーバの名前またはアドレスが含まれている場合があります)。
ステップ 5 リモート ホストの名前または IP アドレスを入力します。次の例では、リモート ホスト名は servername です。
ステップ 6 EXEC コマンド インタープリタによって、コンフィギュレーション ファイルの名前を要求するプロンプトが表示されます。デフォルトでは、ルータ名に -confg を付けて、新しいファイル名が作成されます。デフォルトのファイル名を使用するには、 Return キーを押します。別の名前を入力するには、ファイル名を入力して Return キーを押します。次の例では、デフォルトを使用しています。
ステップ 7 ルータはコピー プロセスを実行する前に、ユーザが入力した指示内容を確認のために表示します。指示内容に誤りがあれば、 n (no)を入力し、 Return キーを押してプロセスを中止します。指示内容に誤りがなければ、 Return キーを押すか、または y を入力して Return キーを押し、コピー プロセスを開始します。次の例では、デフォルトを使用しています。
ルータがリモート ホストに設定をコピーしている間、連続した感嘆符(! ! !)またはピリオド(. . .)が表示されます。感嘆符(! ! ! !)の連続と [ok] は、正常な操作を意味します。ピリオド(. . .)と [timed out] または [failed] が表示された場合は、ネットワーク障害、またはリモート ファイル サーバ上に書き込み/読み取り可能なファイルが存在しないことに起因するエラーが発生しています。
• プロセスが正常に終了したことを表す出力(連続した感嘆符 [! ! !] と [ok])の場合、コピー プロセスは完了しています。コンフィギュレーション ファイルはリモート ファイル サーバのテンポラリ ファイルに保存されています。
• プロセスでエラーが発生したことを表す出力(次の例のような連続したピリオド [ . . . ])が表示された場合、設定は保存されていません。
ステップ 9 設定が保存されていない場合は、上記のステップを再度行うか、または別のファイル サーバを選んで上記のステップを繰り返します。リモート ホストに設定を正常にコピーすることができない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせるか、または「テクニカル サポート」を参照してテクニカル サポートを依頼してください。
これで、TFTP サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は終了です。次の「 ルータの電源オフおよび入力電源からの切断 」に進んでください。
次の手順に従って、ルータの電源をオフにし、入力電源から切断します。
警告 この装置には複数の電源コードが付いている場合があります。装置のメンテナンスを行うときは、感電事故を防ぐため、事前に電源装置のコードを 2 本とも外してください。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源をオフにする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの背面で、電源装置の電源スイッチをオフ(O)の位置にします。ルータに 2 台目の電源装置が搭載されている場合は、再度この手順を行います。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、ケーブル モデム カードの LED が消灯している。
これで、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源をオフにする手順は終了です。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源から切断する手順は、次のとおりです。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、ルータの電源装置に入力電源コードを固定しているケーブル固定クリップを押し上げます。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、ケーブル固定クリップを左に押します。
ステップ 3 入力電源コードの反対側を電源装置から外します(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図16 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図17 を参照してください)。
図16 Cisco 7200 シリーズの AC 入力電源装置の電源切断
図17 Cisco uBR7200 シリーズの AC 入力電源装置の電源切断(Cisco uBR7246 の場合)
ステップ 4 2 台めの電源装置を搭載している場合は、再度 ステップ 1 ~ 3 を行います。
これで、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源から切断する手順は終了です。
ショートや感電事故を防ぐため、この手順を行う前に、DC 回路から電源が切断されていることを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、パネル ボード上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを特定し、回路ブレーカーをオフの位置に切り替え、スイッチ ハンドルをオフの位置にテープで固定します。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源から切断する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 電源をオフにし、電源から -V および +V 導線を取り外します。アース線は接続しておいて構いません。
ステップ 2 -V および +V 導線を固定している器具を取り外します。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、-V 導線、+V 導線、およびアース線を電源装置の前面プレートに固定しているケーブル タイを取り外します。ケーブル タイは保管しておきます。
(注) Cisco 7200 シリーズ DC 入力電源装置に付属のケーブル タイは、工具を使わずに電源装置から取り外しまたは取り付けができます。別のタイプのケーブル タイを使用して DC 入力電源コードを電源装置の前面プレートに固定している場合は、ワイヤ ストリッパを使用して電源装置からケーブル タイを切り離してください。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、7 mm レンチまたはナット ドライバ(もしくはモンキー レンチ)を使用し、-V および +V 導線を電源装置の前面プレートに固定しているストレイン レリーフ カバーの 2 つの M4 ナットを緩めて外します。ストレイン レリーフ カバーを取り外します(図18 を参照)。
図18 Cisco uBR7200 シリーズの DC 入力電源装置からのストレイン レリーフ カバーの取り外し
ステップ 3 3/16インチ マイナス ドライバを使用して、+V 導線レセプタクルの下にあるネジを緩め、コネクタから導線を取り外します(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図19 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図20 を参照してください)。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、-V 導線およびアース線についても同じ手順を行います。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、-V 導線についてのみ、この手順を繰り返します。8 mm レンチまたはナット ドライバ(もしくはモンキー レンチ)を使用して、2 穴アース端子をアース レセプタクルに固定している、2 つの M5 ナットを緩めて外し、レセプタクルからアース端子およびアース線を取り外します。
(注) DC 入力電源装置の導線の色は、設置場所の DC 電源の色分け規則によって異なります。通常、アースにグリーンまたはグリーン/イエローを使用し、+V(リターン)にブラック、-V にレッドまたはホワイトを使用します。DC 入力電源装置に使用する導線の色分けは、必ず、DC 電源で使用されている色分け規則と一致させてください。
図19 Cisco 7200 シリーズ DC 入力電源装置の電源切断
図20 Cisco uBR7200 シリーズ DC 入力電源装置の電源切断
ステップ 4 2 台めの電源装置を搭載している場合は、再度 ステップ 1 ~ 3 を行います。
これで、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源から切断する手順は終了です。
(注) I/O コントローラを取り外す前に、ルータの設定を TFTP ファイル サーバに保存します(TFTP サーバへのコンフィギュレーション ファイルのコピーを参照)。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータから I/O コントローラを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源をオフにし、入力電源コードを外します(ルータの電源オフおよび入力電源からの切断を参照)。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 3 I/O コントローラのコンソール ポート、AUX ポート、ファスト イーサネット ポート(装備されている場合)からケーブルを外します(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図21 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図22 を参照してください)。
図21 Cisco 7200 シリーズの I/O コントローラおよびポート
図22 Cisco uBR7200 シリーズ I/O コントローラのポート、ハンドル、および非脱落型ネジ(Cisco uBR7246 の場合)
ステップ 4 I/O コントローラの PC カード スロットから、フラッシュ ディスクまたはフラッシュ メモリ カード(搭載されている場合)を取り外します(フラッシュ メモリ カードまたはフラッシュ ディスクの取り付けおよび取り外しを参照)。
ステップ 5 No.2 プラス ドライバまたは 3/16インチ マイナス ドライバを使用して、I/O コントローラの前面プレートにある 2 つの非脱落型ネジを緩めます(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図21 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図22 を参照してください)。
(注) ラックマウントの Cisco 7200 VXR ルータで、最下部のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを取り付けることが困難な場合は、シャーシからポート アダプタ、処理エンジン、I/O コントローラをいったん取り外し、改めて取り付けてください。最初に最下部のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを搭載し、次にその上のスロットに搭載するというように、下から上に順番に搭載します。
ステップ 6 I/O コントローラのハンドルを持ち、I/O コントローラをシャーシ スロットから慎重に引き抜きます。
ステップ 7 I/O コントローラは、コンポーネント面を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に保管します。I/O コントローラを返品する場合には、ただちに静電気防止用袋に収めてください。
ルータに新しい I/O コントローラを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源がオフになっていて、ルータおよび電源から入力電源コードが外されていることを確認します(ルータの電源オフおよび入力電源からの切断を参照)。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 3 I/O コントローラを静電気防止用袋から取り出します。
ステップ 4 I/O コントローラの金属フレームの端を両手で持ち、プリント基板のコンポーネント面を上向きにします(図14 を参照)。
ステップ 5 I/O コントローラのプリント基板の左右の端を、I/O コントローラ スロット ガイドに合わせます(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図23 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図24 を参照してください)。
(注) ラックマウントの Cisco 7200 VXR ルータで、最下部のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを取り付けることが困難な場合は、シャーシからポート アダプタ、処理エンジン、I/O コントローラをいったん取り外し、改めて取り付けてください。最初に最下部のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを搭載し、次にその上のスロットに搭載するというように、下から上に順番に搭載します。
図23 I/O コントローラのプリント基板を Cisco 7200 シリーズのスロット ガイドに合わせる
図24 I/O コントローラのプリント基板を Cisco uBR7200 シリーズのスロット ガイドに合わせる(Cisco uBR7246 の場合)
ステップ 6 ルータのミッドプレーンにコネクタが装着される手応えがあるまで、I/O コントローラ全体をシャーシ スロットにゆっくり差し込みます。
ステップ 7 No.2 プラス ドライバまたは 3/16インチ マイナス ドライバを使用して、I/O コントローラ上の非脱落型ネジを締め、I/O コントローラをルータのミッドプレーンに固定します。
ステップ 8 I/O コントローラのコンソール ポート、AUX ポート、ファスト イーサネット ポート(装備されている場合)にケーブルを接続します(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図21 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図22 を参照してください)。(接続機器およびポート シグナリングを参照)。
ステップ 9 PC カード スロットにフラッシュ ディスクまたはフラッシュ メモリ カード(搭載する場合)を取り付けます(フラッシュ メモリ カードまたはフラッシュ ディスクの取り付けおよび取り外しを参照)。
これで、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの I/O コントローラの取り付け手順は終了です。
ここでは、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを入力電源に再接続し、ルータの電源をオンにして、正常なシステム起動を確認する手順について説明します。
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの背面で、電源装置の電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 ケーブル固定クリップを、AC レセプタクルから上(Cisco 7200 シリーズ)または左(Cisco uBR7200 シリーズ)に押して、電源コードを接続します(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図25 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図26 を参照してください)。
ステップ 3 ケーブル固定クリップを、下(Cisco 7200 シリーズ)または右(Cisco uBR7200 シリーズ)に押して、コネクタ上でカチッという音がすることを確認します。これで電源装置の AC レセプタクルに電源コードが固定されます。ケーブル固定クリップにより、AC 電源コードに張力がかからないようにします。
図25 Cisco 7200 シリーズ ルータへの AC 入力電源の接続
図26 Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータへの AC 入力電源の接続
ステップ 4 AC 電源装置のコードを AC 電源に差し込みます。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、120 VAC で稼働する AC 入力電源装置ごとに、最低 5 A が必要です。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、120 VAC で稼働する AC 入力電源装置ごとに、最低 7 A が必要です。
Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源として、米国では 120 VAC、15 A の電源レセプタクル(海外では 240 VAC、10 A)を使用することを推奨します。
ステップ 5 2 台めの電源装置を搭載している場合は、再度 ステップ 1 ~ 4 を行います。
これで、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源に再接続する手順は終了です。「ルータへの電源投入」に進んでください。
(注) DC 入力電源装置の導線の色は、設置場所の DC 電源の色分け規則によって異なります。通常、アースにグリーンまたはグリーン/イエローを使用し、+V(リターン)にブラック、-V にレッドまたはホワイトを使用します。DC 入力電源装置に使用する導線の色分けは、必ず、DC 電源で使用されている色分け規則と一致させてください。
警告 ショートや感電事故を防ぐため、この手順を行う前に DC 回路電源が切断されていることを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、パネル ボード上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを特定し、回路ブレーカーをオフの位置に切り替え、スイッチ ハンドルをオフの位置にテープで固定します。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 -V および +V 導線が電源から切断されていることを確認します。
ステップ 2 ルータの背面で、電源装置の電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、図27 を参照してください。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、図28 を参照してください)。
図27 Cisco 7200 シリーズ ルータへの DC 入力電源の接続
図28 Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータへの DC 入力電源の接続
ステップ 3 必要な場合は、ワイヤ ストリッパを使用して、-V、+V、およびアース線の先端を約 0.55インチ(14 mm)むき出しにします(図29 を参照)。
(注) Cisco uBR7200 シリーズの場合、DC 入力電源装置のアース線の先端は、M5 アース レセプタクルに接続される 2 穴のアース端子になっています。このアース線はむき出しにする必要はありません。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、アース線のむき出し部分を DC 入力電源装置のアース線レセプタクルに完全に差し込み、3/16インチ マイナス ドライバを使用してレセプタクルのネジを締めます(図27 を参照)。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、アース線の 2 穴のアース端子を M5 アース レセプタクルに M5 ナットで接続します。8 mm レンチまたはナット ドライバ(もしくはモンキー レンチ)を使用して、ナットを締めます(図28 を参照)。
ステップ 5 +V 導線のむき出し部分を +V 導線のレセプタクルに完全に差し込み、3/16インチ マイナス ドライバを使用してレセプタクルのネジを締めます。-V 導線についても、ステップ 5 を行います。
(注) 各導線のむき出しの部分がすべて、それぞれのレセプタクル内に入っていることを確認してください。導線をレセプタクルに差し込んだあとに、導線のむき出し部分が見えている場合は、レセプタクルから導線を取り外し、ワイヤ ストリッパを使用して、むき出しになった導線の端を切断してから、再度ステップ 3 ~ 5 を行います。
ステップ 6 アース、+V、および -V の DC 入力導線それぞれについて、レセプタクルのネジまたはアースのナットを締め、導線を電源装置の前面プレートに固定します。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、先に保管しておいたケーブル タイを使用して、3 本の導線を固定します。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、電源装置の前面プレート上にある 2 つのストレイン レリーフ スタッドの間に、+V および -V 導線を通します(図28 を参照)。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、アース、+V、および -V の DC 入力導線を電源装置の前面プレートに固定する際に、アース線に多少の緩みを残しておいてください。3 本の導線全部が強く引っ張られたとき、電源装置から最後に切断される導線がアース線になるようにするためです(図27 を参照)。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータのアース端子に接続する導線には、ゆとりのためのループを作る必要はありません。この導線は +V および -V 導線から離れており、なおかつ 2 つの M5 ナットによって M5 レセプタクルに固定されているためです。
ステップ 7 Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、+V および -V 導線を覆うストレイン レリーフ カバーを取り付け、7 mm レンチまたはナット ドライバ(もしくはモンキー レンチ)で 2 つの M4 ナットを締め、カバーをストレイン レリーフ スタッドに固定します(図30 を参照)。
図30 Cisco uBR7200 シリーズ DC 入力電源装置でのストレイン レリーフ カバーの取り付け
ステップ 8 アース線、+V 導線、および -V 導線を電源に接続します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、北米では、-48 VDC で稼働する DC 入力電源装置ごとに、最低 13 A が必要です。EU 諸国では -60 VDC で稼働する DC 入力電源装置ごとに最低 8 A が必要です。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 入力電源装置の定格は 14 A、700 VA(ボルト アンペア)です。
警告 この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。指定された認定ヒューズまたは回路ブレーカー(最低 35 A、60 VDC)を必ず使用してください。
ステップ 9 2 台めの電源装置を搭載している場合は、再度 ステップ 1 ~ 8 を行います。
これで、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源に再接続する手順は終了です。
AC または DC 入力電源装置を搭載している Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源投入手順は、次のとおりです。
• 各ポート アダプタがスロットに挿入され、ポート アダプタ レバーまたは固定クリップがロックの位置になっている。
• NPE または NSE および I/O コントローラがそれぞれ対応するスロットに搭載されていて、非脱落型ネジが締められている。
• すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルがポート アダプタに接続されている。
• 各ケーブル モデム カードがスロットに挿入され、非脱落型ネジが締められている(Cisco uBR7200 シリーズのみ)。
• フラッシュ メモリ カード(搭載している場合)が PC カード スロットに正しく挿入されている。
• 各 AC 入力電源コードが接続され、ケーブル固定クリップで固定されている(AC 入力電源装置のみ)。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 導線が接続され、電源装置の前面プレートにケーブル タイで固定されている。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 導線が接続され、アース レセプタクルには M5 ナットが締められ、+V および -V 導線を覆うストレイン レリーフ カバーが取り付けられている(DC 入力電源装置のみ)。
• 各 DC 導線が接続され、電源装置に固定されている(DC 入力電源装置のみ)。
• 回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを固定していたテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルをオンの位置に戻し、電力を復旧している(DC 入力電源装置のみ)。
ステップ 2 ルータの背面で、電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。ルータに 2 台目の電源装置が搭載されている場合は、再度この手順を行います。電源装置のグリーンの OK LED が点灯します。
ステップ 3 ファンの音を確認します。作動音がすぐに聞こえるはずです。
ステップ 4 ブート プロセス中、システム LED を確認します。大部分のポート アダプタおよび Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードの LED は、不規則に点灯と消灯を繰り返します。点灯し、いったん消灯してから、短い間点灯する LED もあります。I/O コントローラでは、IO POWER OK LED がただちに点灯します。
ステップ 5 初期化プロセスを確認します。システム起動(数秒)が完了すると、NPE または NSE は、ポート アダプタ、Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カード、I/O コントローラの初期化を開始します。この初期化中、各ポート アダプタの LED 表示はさまざまです(ほとんどの LED は点滅します)。初期化が完了すると、各ポート アダプタおよび Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードの ENABLED LED が点灯し、コンソール画面に次のようなスクリプトおよびシステム バナーが表示されます。
ルータに新しい I/O コントローラを搭載し、ルータの正常な起動を確認したあと、TFTP サーバからルータの設定を取り込み、NVRAM にコピーする必要があります。保存した設定を TFTP ファイル サーバからコピーするには、 copy tftp running-config コマンドを使用します。ホスト名およびアドレス、ホストに保存されているコンフィギュレーション ファイル名を要求するプロンプトが表示され、リモート ファイルを使用して再起動するための確認メッセージが表示されます。
ファスト イーサネット ポートを備えていない I/O コントローラを、ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラと交換した場合は、TFTP サーバから設定を取り込んで NVRAM にコピーしたあとで、新しいインターフェイスを設定することになります。
TFTP ファイル サーバからルータのコンフィギュレーション ファイルを取り込む前に、次の点を確認してください。
• I/O コントローラのコンソール ポートにコンソール端末が接続されているか、またはルータとの Telnet セッションが確立されている。
• ファイル サーバ(リモート ホスト)をサポートするネットワークに、ルータが接続されている。
• リモート ホストが TFTP アプリケーションをサポートしている。
I/O コントローラ上の新しいインターフェイスを設定する前に、次の事項を明確にしておいてください。
• 新しいインターフェイスで使用するプロトコルおよびカプセル化方式
• インターフェイスを IP ルーティング用に設定する場合、プロトコル固有の情報(IP アドレスなど)
Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ関連のインターフェイス コマンドおよび設定オプションについての詳細は、「関連資料」に記載されている資料のうち、該当するマニュアルを参照してください。
リモート ホストに保存したルータの設定を取り込む手順は、次のとおりです。
ステップ 1 EXEC コマンド インタープリタのイネーブル レベルである(システム プロンプトにポンド記号 [#] が表示される)ことを確認します。システム プロンプトにポンド記号(#)が表示されていない場合は、 enable を入力して Return キーを押し、さらに自分のパスワードを入力します。
(注) 保存した設定を取り込むまで、ルータは NVRAM に保管されているデフォルト設定で動作します。したがって、事前にシステムでパスワードを設定していても、設定を取り込まないかぎり、そのパスワードは有効ではありません。
ステップ 2 ping コマンドを使用して、ルータとリモート ホスト(コンフィギュレーション ファイルをコピーしたリモート ファイル サーバ)間の接続をチェックします。
ステップ 3 システム プロンプトで copy tftp running-config コマンドを入力し、 Return キーを押して、コンフィギュレーション モードを開始します。(デフォルトのコンソール端末からではなく)ネットワーク装置からシステムを設定することを指定します。
ステップ 4 ホストまたはネットワーク コンフィギュレーション ファイルを選択するように指示するプロンプトが表示されます。デフォルトは host です。デフォルトを使用する場合は Return キーを押します。
ステップ 5 ホストの IP アドレスを要求するプロンプトが表示されます。リモート ホストの IP アドレスまたは名前を入力します。
ステップ 6 コンフィギュレーション ファイル名を要求するプロンプトが表示されます。サーバにファイルをコピーするときにデフォルトで使用される名前は、ルータ名に -confg を付けた名前です(次の例では router-confg )。設定をコピーするとき、デフォルト以外のファイル名を指定した場合には、そのファイル名を入力します。それ以外の場合は、 Return キーを押してデフォルトを使用します。
ステップ 7 ルータは新しい設定で再起動する前に、ユーザが入力した指示内容を確認のために表示します。指示内容に誤りがあれば、 n (no)を入力し、次に Return キーを押してプロセスを中止します。指示内容に誤りがなければ、 Return キーを押すか、または y を入力して Return キーを押します。
ルータがリモート ホスト上の設定を取り込んで起動する間、動作が正常に行われているかどうかを表すメッセージがコンソール画面に表示されます。連続する感嘆符(! ! ! !)および [OK] が表示された場合(上記の例を参照)は、操作が正常に完了しています。連続したピリオド(. . . )および [timed out] または [failed] が表示された場合は、エラーが発生しています(ネットワーク障害、またはサーバ名、アドレス、ファイル名の誤りなどが原因として考えられます)。次に、リモート サーバからの起動が失敗した例を示します。
• 表示内容からプロセスが成功したことが判明した場合は、次のステップに進んでください。
• 表示内容からプロセスが失敗したことが判明した場合は、リモート サーバの名前またはアドレス、およびファイル名を確認し、上記の手順を再び行います。設定を取り込むことができない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせるか、または「テクニカル サポート」を参照し、テクニカル サポートを依頼してください。
ステップ 8 show running-config コマンドを入力して、現在の実行コンフィギュレーションを端末に表示します。表示内容を調べ、設定情報が完全かつ正しいことを確認します。情報が不完全または不正確な場合は、ファイル名を確認して前述の手順を再度行って正しいファイルを取り込むか、 configure コマンドを使用して、既存の設定の追加または変更を行います(システムおよび個々のインターフェイスに使用できる設定オプション、および設定手順の詳細については、該当するソフトウェア マニュアルを参照してください)。
ステップ 9 現在の実行コンフィギュレーションが正しいことを確認したあと、 copy running-config startup-config コマンドを入力して、取り込んだ設定を NVRAM に保存します。保存しないと、システムを再起動した時点で新しい設定が消失します。
これで、リモート ホストに保存したルータの設定をダウンロードする手順は終了です。イーサネット、ファスト イーサネット、またはギガビット イーサネット インターフェイスを備えた I/O コントローラを搭載している場合は、次の「 I/O コントローラ インターフェイスの設定 」に進んでください。イーサネット インターフェイスを備えていない I/O コントローラを搭載している場合は、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの I/O コントローラの交換手順は、これで終了です。「接続機器およびポート シグナリング」に進み、Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータで I/O コントローラを交換するとき必要になる詳細情報を参照してください。
ここでは、I/O コントローラ上での各種インターフェイスの設定に必要なコンフィギュレーション コマンドについて説明します。I/O コントローラ上で設定できるインターフェイス属性としては、メディア タイプ、伝送モード、および速度があります。 表12 に、モデル別のインターフェイス タイプ、デフォルト設定、およびデフォルトを変更するためのコマンドを示します。
duplex { full | half } |
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duplex { full | half } |
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duplex { full | half | auto } |
|||
2 つの独立した自動検出 23 イーサネット/ |
duplex { full | half | auto } |
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(注) C7200-I/O-GE+E のギガビット イーサネット(GE)ポートでは、duplex コマンドはサポートされません。GE ポートは全二重モードで動作し、半二重モードに設定することはできません。同じカード上のイーサネット ポートでは、duplex コマンドはサポートされますが、speed コマンドはサポートされません。イーサネット ポートの速度は、10 Mbps に固定されています。
Cisco IOS Release 12.0 T、Cisco IOS Release 12.0 XE、または Cisco IOS Release 12.0 S より前の Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用している場合は、duplex {full | half | auto} コマンドの代わりにfull-duplex コマンドを使用して、伝送モードを変更する必要があります。半二重モードに戻すには、no full-duplex コマンドを使用します。これらのリリースでは、デュプレックスの自動選択は使用できません。
MII と RJ-45 ファスト イーサネット ポートの両方を備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-FE)では、使用するポートのメディア タイプを設定する必要があります。この I/O コントローラでは、RJ-45 ポートがデフォルトのメディア タイプです。I/O コントローラのメディア タイプを変更するには、 media-type コマンドを使用します。変更を確認するには、 show interfaces コマンドを使用します。
次に、C7200-I/O-FE のメディア タイプとして MII ポートを設定する例を示します。
メディア タイプを RJ-45 ポートに戻すには、 media-type 100baset コマンドを使用します。
(注) ギガビット イーサネット ポートおよびイーサネット ポートを 1 つずつ備えた I/O コントローラ(C7200-I/O-GE+E)では、両方のポートが完全に独立しています。したがって、メディア タイプを設定する必要はありません。この I/O コントローラのインターフェイス アドレスは、それぞれ gigabitethernet 0/0 および ethernet 0/0 です。
C7200-I/O-2FE/E モデル上の 10BASE-T/100BASE-TX 自動検出イーサネット/ファスト イーサネット インターフェイスのデフォルトの伝送モードは、auto です。
C7200-I/O-FE および C7200-I/O-FE-MII の I/O コントローラ モデル上のファスト イーサネット ポートのデフォルト伝送モードは、半二重です。これらのモデルでは、auto コマンド オプションは使用できません。
ファスト イーサネット ポートの伝送モードを変更するには duplex { full | half | auto} コマンドを使用します。変更を確認するには show interfaces コマンドを使用します。
I/O コントローラ上のファスト イーサネット ポートをデフォルトの伝送モードに戻すには、 no duplex コマンドを使用します(各モデルのデフォルトの一覧は、 表12 を参照してください)。
(注) Cisco IOS Release 12.0 T、Cisco IOS Release 12.0 S、または Cisco IOS Release 12.0 XE より前の Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用している場合は、duplex {full | half | auto} コマンドの代わりに full-duplex コマンドを使用して、伝送モードを変更する必要があります。半二重モードに戻すには、no full-duplex コマンドを使用します。
(注) Cisco 7206 または Cisco 7206VXR ルータ シェルフの場合は、上記の例で指定されているインターフェイスに、シェルフ番号が含まれます。たとえば、interface fastethernet 5/0/0 というコマンドは、ルータ シェルフ 5 の I/O コントローラ(スロット 0)上のファスト イーサネット インターフェイスを指定します。Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフについての詳細は、「関連資料」に記載されている Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。
I/O コントローラ C7200-I/O-2FE/E には、RJ-45 ポートを備えた 2 つの 10BASE-T/100BASE-TX 自動検出イーサネット/ファスト イーサネット インターフェイスがあります。これらのインターフェイスを設定するには、duplex コマンドおよび speed コマンドを使用します。デフォルトの伝送モードは auto であり、デフォルトのインターフェイス速度は auto です。イーサネット/ファスト イーサネット インターフェイスで自動ネゴシエーションを完全にイネーブルにするには、duplex auto コマンドおよび speed auto コマンドを使用します。デフォルト設定を変更するには、次のコマンド オプションを使用します(Cisco IOS Release 12.1 E および Cisco IOS Release 12.1 T のみ)。
ここでは、I/O コントローラ上のイーサネット、ファスト イーサネット、またはギガビット イーサネット インターフェイスの基本設定手順について説明します。以下に説明する手順では、特に明記しないかぎり、各ステップの最後で Return キーを押してください。次のように、プロンプトで disable と入力すれば、いつでもイネーブル レベルを終了しユーザ レベルに戻ることができます。
(注) Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは、ポート アダプタ スロット番号およびインターフェイス ポート番号(slot/port)によってインターフェイスを識別します。Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 0 は、常に I/O コントローラ上のポート専用です。したがって、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの I/O コントローラ(搭載されている場合)では、ポートのアドレスは常に 0/x です。この場合 x はインターフェイス ポート番号です。
Cisco 7206 または Cisco 7206VXR ルータ シェルフの場合は、シェルフ番号、ポート アダプタ スロット番号、およびインターフェイス ポート番号(shelf/slot/port)でインターフェイスを特定します。シェルフ番号は、Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバの初期設定時にルータ シェルフに割り当てられた番号です。ルータ シェルフのポート アダプタ スロット 0 も、やはり I/O コントローラ上のポート専用です。したがって、ルータ シェルフ内の I/O コントローラ(搭載している場合)のポート アドレスは、y/0/xです。この場合、y はシェルフ番号、x はインターフェイス ポート番号です。Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR についての詳細は、「関連資料」に記載されている Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。
ステップ 1 イネーブル レベル プロンプトで、次のようにコンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション サブコマンドの入力元としてコンソール端末を指定します。
ステップ 2 interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot / port コマンドを入力して、設定対象の I/O コントローラ インターフェイスのポートを指定します。次に例を示します。
(注) Cisco 7206 または Cisco 7206VXR ルータ シェルフの場合は、ステップ 2 で指定するインターフェイスに、シェルフ番号を含めます。たとえば、interface fastethernet 5/0/0 というコマンドは、ルータ シェルフ 5 の I/O コントローラ(スロット 0)のファスト イーサネット インターフェイスを指定します。
ステップ 3 システムで IP ルーティングがイネーブルに設定されている場合は、次のように ip address サブコマンドを使用して、インターフェイスに IP アドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。
ステップ 4 MII ポートと RJ-45 ポートのあるファスト イーサネット ポートを備えた I/O コントローラの場合は、 media-type コマンドを使用して、I/O コントローラのメディア タイプを指定します。デフォルトは RJ-45 ポートです。次の例では、MII ポートをメディア タイプとして設定しています。
(注) メディア タイプを RJ-45 ポートに戻すには、media-type 100baset コマンドを使用します。
ステップ 5 duplex コマンドを使用して、伝送モードを指定します(コマンド オプションおよびデフォルトについては、 表12 を参照)。次の例では、全二重モードに設定しています。
ステップ 6 次のように、シャットダウン ステートを up に変更し、コンフィギュレーション モードに戻りインターフェイスをイネーブルにします。
ステップ 7 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)か、または end と入力することにより、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタ プロンプトに戻ります。
ステップ 9 show interfaces {ethernet | fastethernet | gigabitethernet} コマンドを使用して、インターフェイスおよびライン プロトコルが正しいステート(up)になっていて、かつインターフェイスに正しいメディア タイプ(MII または RJ-45)および伝送モード(full、half、または auto)が設定されていることを確認します。次の例では、C7200-I/O-FE ファスト イーサネット インターフェイスおよびライン プロトコルが up になっており、メディア タイプは RJ-45(出力では 100BaseTX)、伝送モードは全二重になっていることが確認できます。
(注) Cisco 7206 または Cisco 7206VXR ルータ シェルフの場合は、このステップで指定するインターフェイスに、シェルフ番号を含めます。
各種の show コマンドを使用すると、ルータに搭載されているハードウェアや動作ステータスの確認、インターフェイス設定値の表示、およびルータの設定に関するトラブルシューティングを行うことができます。I/O コントローラ上の各インターフェイスは、シャーシ スロット番号およびインターフェイス ポート番号(slot/port)によって識別します。I/O コントローラのシャーシ スロット番号は、常に 0 です。 表13 に、I/O コントローラ モデル別のインターフェイス、および各インターフェイスのインターフェイス アドレス構文を示します。
24.製品番号:C7200-I/O-FE は、MII と RJ-45 のポートが両方あるので、MII 指定はありません。 25.製品番号:C7200-I/O-FE-MII の I/O コントローラには、MII ファスト イーサネット ポートが 1 つしかありません。MII ポートが 1 つだけの I/O コントローラは、サポートは継続されますが、1998 年 4 月をもって受注を終了しました。 |
以下、I/O コントローラに関連する show コマンドの例を示します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータ(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR を含む)および Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット 0 は、常にイーサネット、ファスト イーサネット、またはギガビット イーサネット ポート(I/O コントローラに装備されている場合)専用です。
(注) C7200-I/O-GE+E I/O コントローラでは、カード上の 2 種類のメディア インターフェイスに対して独立したポート番号を使用します。ギガビット イーサネット ポートはスロット 0、ポート 0 であり、イーサネット ポートはスロット 0、ポート 0 です。
インターフェイスのステータスを確認し、設定を表示するには、show interfaces コマンドを使用します。次に、ギガビット イーサネット インターフェイスのステータスおよび設定を表示する例を示します。
I/O コントローラの初期化ブロック情報、送信リング、受信リング、およびエラーを表示するには、show controllers コマンドを使用します。次に、show controllers gigabitethernet コマンドの出力例を示します。
Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータに搭載されている I/O コントローラを識別するには、 show diag 0 コマンドを使用します。
(注) Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット 0 は、I/O コントローラ ポート専用なので、ファスト イーサネット ポートのない I/O コントローラ(C7200-I/O)を使用している場合は、show diag 0 コマンドを使用しても出力は表示されません。
(注) Cisco 7202 ルータに C7200-I/O-FE または C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラを搭載している場合、show diag 0 コマンドの出力では、ファスト イーサネット ポートはディセーブルになっています。
次の show diag 0 コマンドの出力例では、MII ポートと RJ-45 ポートを備えた C7200-I/O-FE が搭載されていることが示されています。
ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラが搭載されている Cisco 7202 で、 show diag 0 コマンドを使用すると、次のような出力が表示されます。このコマンドの出力テキストでは、I/O コントローラ上のファスト イーサネット ポートがディセーブルになっていることが示されています。
Intel 社は、ファスト イーサネット ハードウェア インターフェイスに関する同社の Peripheral Component Interconnect(PCI)バスの仕様を変更しました。一部のシスコ ハードウェア製品には、この仕様変更がすでに組み込まれています。ほとんどのユーザは、この変更の影響を受けませんが、変更されたシスコ ハードウェアで、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用すると、不具合が発生することがあります。ここでは、この不具合について説明し、その回避方法を示します。
Cisco IOS ソフトウェアの show interfaces fastethernet コマンドを使用すると、通常、次のような出力が表示されます。
更新されたシスコ ハードウェア上で、Cisco IOS ソフトウェア Release 11.1(10) 以下、または Release 11.2(4) 以下を使用している場合にこのコマンドを入力すると、[overrun] フィールド(上記の出力では太字で表示されている)は常にゼロになります。
ネットワークの潜在的な問題をトラブルシューティングする目的でこのコマンドを使用する場合は、overrun フィールドの数値を調べる必要があります。
この問題を回避するには、次の Cisco IOS ソフトウェア コマンドを入力して、overrun 値を取得します。
overrun を表すフィールドは、CSR8 です(上記の出力では太字で表示されています)。このフィールドの値は、16 進形式です。overrun 値を判別するには、上位 4 桁を取り、その左側から 1 桁を取り除き、残りの 3 桁を対応する 10 進数に変換し、その数値を 2 で割ります。
上記の例では、オーバーフローは CSR8 = 0xE0400000 と記録されています。この例からオーバーフロー値を判別するには、上位 4 桁(E040)を取り、先頭の 1 桁(E)を取り除き、残った数値(040)を対応する 10 進数(64)に変換します。次に、その数値を 2 で割ります。この例では overrun 値は 32 です。
表14 を使用して、問題を診断します。
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ルータが起動する場合は、Cisco.com から適切なブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージをダウンロードし、ブート フラッシュ メモリ内の古いブート ヘルパーを置き換えます。 ルータが起動しない(ROMmon のままの)場合は、別のフラッシュ デバイス(PCMCIA)から起動してください。適切なブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージについては、表11を参照してください。Cisco.com のアクセス方法については、マニュアルの入手方法を参照してください。 |
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C7200-I/O-GE+E または C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラで、 |
Cisco IOS Release 12.0(14)S、12.1(3a)E、または 12.1(5)T 以上の Cisco IOS 12.0 S、12.1 E、および 12.1 T リリースの |
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Cisco uBR7246VXR ルータが UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラを認識せず、次の警告メッセージが表示される。 |
UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラのブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージには必ず、Cisco IOS Release 12.1(10)EC バージョンまたは Release 12.1 EC 以上のバージョンの ubr7200-boot-mz イメージ(ubr7200-boot-mz.121-10.EC)を使用してください。 |
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Cisco uBR7223 ルータまたは |
UBR7200-I/O-2FE/E コントローラがサポートしているのは、Cisco uBR7246VXR ルータだけです。 |
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C7200-I/O-GE+E および C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラは、Cisco 7204VXR、Cisco 7206VXR、および |
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標準のブート イメージを使用しようとしています。これらの I/O コントローラが完全に機能するには、c7200-kboot-mz 拡張ブート イメージが必要です。ブート フラッシュ内のブート イメージを更新してください。 |
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ルータに電源投入した直後に、電源が切れる(NPE-100 および NPE-150 では、I/O コントローラにブート ROM を搭載する必要がありますが、C7200-I/O-GE+E および C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラにはブート ROM コンポーネントがありません)。 |
NPE-100 および NPE-150 は、C7200-I/O-GE+E または C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラとは併用できません。 |
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NPE-175 は、C7200-I/O-GE+E または C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラとは併用できません。 |
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ルータが ROMMON からは起動するが、IOS を起動しようとすると、さまざまなエラーが発生する。PCI バス エラーによってルータが停止またはクラッシュしたり、PCMCIA カードが認識されないことがある。 |
NPE-200 は、C7200-I/O-GE+E または C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラとは併用できません。 |
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Cisco 7204VXR または Cisco 7406VXR に搭載されている C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラと併用できる NPE-225 のバージョンは、ボード ラベル 72-3453-05 rev AO 以上、または前面プレート ラベル 800-05418-03 AO 以上です。 NPE-225 のバージョンが正しいかどうかをソフトウェアでチェックするには、show c7200 コマンドを使用します。CPU EEPROM の下に、Hardware Revision 1.3 以上が表示されていることを確認してください。 |
適切なバージョンの NPE-225(NPE-225 ボード ラベル 72-3453-05 rev AO 以上、または前面プレート ラベル 800-05418-03 AO 以上)に交換します。 |
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Cisco 7202 ルータから C7200-I/O-FE I/O コントローラを取り外し、C7200-I/O コントローラを取り付けます。 |
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UBR7200-I/O-FE I/O コントローラを Cisco IOS Release 12.1(10)EC ブート ヘルパー イメージにアップグレードできず、次のエラー メッセージが表示される。 |
Cisco IOS Release 12.1(10)EC バージョンの ubr7200-boot-mz ブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージは、UBR7200-I/O-FE I/O コントローラとは併用できません。Cisco IOS Release 12.0(15)SC のブート ヘルパー イメージを使用してください。 |
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RJ-45 ポートと MII ポートは両方を同時に使用せず、どちらか一方だけを使用してください。ポート アダプタには 1 ポートしかありませんが、ポートを選ぶ必要があります。 |
ここでは、I/O コントローラ上のイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、コンソール、および AUX ポートの接続機器およびピン割り当てについて説明します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータ(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR を含む)には、ファスト イーサネット ポートの有無を問わず、I/O コントローラを搭載できます。ただし、ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラを Cisco 7202 に搭載すると、システム ソフトウェアによって自動的にそのポートがディセーブルになります。したがって、以下に示すファスト イーサネット ポートの接続機器およびピン割り当てに関する情報は、ファスト イーサネット ポート付きの I/O コントローラを搭載した Cisco 7202 には当てはまりません。
I/O コントローラには、モデルに応じて、イーサネット、ファスト イーサネット、または自動検出イーサネットおよびファスト イーサネット接続用の RJ-45 ポートがあります。RJ-45 ポートは、10BASE-T および 100BASE-TX 仕様に適合する IEEE 802.3(イーサネット)、および IEEE 802.3u(ファスト イーサネット)インターフェイスをサポートします。
RJ-45 ポートは、RJ-45 コネクタを備えた標準的なストレートおよびクロスのカテゴリ 5 UTP ケーブルをサポートします(図35 を参照)。カテゴリ 5 UTP ケーブルは、別途必要です。
図31 に、RJ-45 のポートおよびコネクタを示します。 表15 に、RJ-45 ポートのピン割り当ておよび信号を示します。
警告 感電事故を防ぐため、Safety Extra-Low Voltage(SELV)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が使用されており、WAN ポートには TNV 回路が使用されています。LAN ポートと WAN ポートには共通の RJ-45 コネクタが使用されている場合があるので、ケーブルの接続には十分に注意してください。
(注) 表15 の RJ-45 ピン割り当てに関しては、カテゴリ 5 UTP ケーブルで未使用のペア 4/5 および 7/8 に、適切なコモンモード回線終端を使用してください。コモンモード終端により、EMI が発生しにくくなります。
使用している I/O コントローラの RJ-45 インターフェイスのケーブル要件に応じて、図32 および 図33 に示されているピン割り当てを参照し、ストレートおよびクロスのツイストペア ケーブル接続を行ってください。
図32 ストレート ケーブルのピン割り当て--イーサネット ポートからハブまたはリピータへ
図33 クロス ケーブルのピン割り当て--イーサネット ポートから DTE へ
UTP ケーブルがクロス ケーブルとストレート ケーブルのいずれであるかを判別するには、2 つの RJ-45 コネクタを並べて持ち、内部のカラー ワイヤが見えるようにします(図34 を参照)。
カラー ワイヤの並び方を調べて、次のように、ケーブルのタイプを判別します。
• ストレート -- カラー ワイヤがケーブルの両側で同じ並び方をしています。
• クロス -- 一方のケーブル端の最初(左端)のカラー ワイヤが、反対側のケーブル端では 3 番目のカラー ワイヤになっています。
I/O コントローラの MII ポートは、40 ピン D シェル タイプのコネクタであり、100 Mbps に設定できます。MII ポートは、100BASE-X および 100BASE-T 規格に適合した IEEE 802.3u インターフェイスをサポートします。MII 接続には、100BASE-FX または 100BASE-T4 物理メディアに接続できるようにするための外部トランシーバが必要です(図35 を参照)。
(注) I/O コントローラの MII ポートにすでに接続されている MII トランシーバが PHY アドレス 0 に応答するかどうかを調べるには、I/O コントローラのファスト イーサネット ポートが up に設定され、MII ポートがメディア タイプとして設定されていることを確認したあと、トランシーバと MII ポートの接続を解除します。ファスト イーサネット ポートが down になれば、トランシーバは PHY アドレス 0 に応答しています。
MII コネクタとルータ、スイッチ、またはハブ間で使用するメディア タイプにより、100BASE-T トランシーバのネットワーク側で使用する適切なコネクタが決まります。
図36 に、I/O コントローラの MII ポートのピンの向きを示します。
MII ポートでは、2-56 ネジ タイプのロック(ジャックネジ)を使用して、ケーブルまたはトランシーバをポートに固定します。MII ケーブルおよびトランシーバには、ぎざぎざのついた取り付けネジがあり、これを MII ポートのジャックネジに固定して、指で締めます。さらに、ジャックネジを使用して、MII ケーブルを MII ポートに固定します。
表16 に、I/O コントローラの MII ポートのピン割り当てと信号を示します。
送信クロック(Tx_CLK) 28 |
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GBIC ポートは、SC タイプ デュプレックス ポート型の 1000 Mbps 光インターフェイスで、1000BASE-X 規格準拠の IEEE 802.3z インターフェイスをサポートします(図37 を参照)。
(注) GBIC は、個別に発注する品目であり、I/O コントローラに搭載された状態では出荷されません。GBIC を搭載してから、GBIC にケーブルを接続してください(GBIC の取り付けおよびケーブル接続手順については、ルータのインストレーション ガイドを参照してください)。
図37 に、マルチモードまたはシングルモード光ファイバ ケーブルのシンプレックスおよびデュプレックス SC タイプ コネクタを示します。シンプレックス コネクタの場合は、送信側(TX)および受信側(RX)に 1 本ずつ、計 2 本のケーブルが必要です。デュプレックス コネクタの場合は、TX および RX コネクタの両方を備えた 1 本のケーブルが必要です。C7200-I/O-GE+E では、シンプレックスまたはデュプレックス コネクタのどちらでも使用できます。
(注) 光ケーブルを機器に再接続する前にすべての光ファイバ接続を清掃することを強く推奨します。光コネクタの清掃については『Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections』および『Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections』を参照してください。
表17 に、使用可能な GBIC オプションおよび対応する製品番号を示します。
通常のシングルモード光ファイバのリンク距離(最大 43.5マイル[70 km])で動作します。プレミアム シングルモード ファイバまたは分散シフト型シングルモード ファイバを使用すると、最大 62.14マイル(100 km)のリンク距離が可能です。 |
表18 に、ギガビット イーサネット装置に搭載する GBIC のケーブル仕様を示します。すべての GBIC ポートで、SC タイプ コネクタを使用する点に注意してください。また、GBIC-SX または WS-G5484 および GBIC-LX/LH または WS-G5486(MMF[マルチモード ファイバ]および SMF[シングルモード ファイバ])の最小ケーブル距離は、6.5フィート(2 m)です。GBIC-ZX または WS-G5487 の最小リンク距離は、リンクの両端に 8 dB の減衰器を設置して 6.2マイル(10 km)です。減衰器を使用しない場合、GBIC-ZX または WS-G5487 の最小リンク距離は 24.9マイル(40 km)です。
モード調整パッチ コードを GBIC-LX/LH または WS-G5486 と併用することにより、GBIC のシングルモード レーザー光源とマルチモード光ファイバ ケーブル間で信頼性の高いレーザー伝送が可能になります(詳細については、Cisco 7200 シリーズ ルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照)。
警告 光ファイバケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
I/O コントローラには、コンソール端末を接続するためのコンソール ポート(DCE モード)、およびモデムまたは DCE 装置(CSU/DSU または他のルータなど)を接続するための AUX ポート(DTE モード)があります。
(注) コンソール ポートと AUX ポートは、どちらも非同期シリアル ポートです。したがって、これらのポートに接続する装置は、非同期伝送が可能でなければなりません(非同期は、最も一般的なシリアル装置タイプです。たとえば、モデムは大部分が非同期装置です)。
I/O コントローラは、コンソール ポートおよび AUX ポート接続に、2 タイプの物理メディアを使用します。 表19 に、I/O コントローラのモデル別に、コンソール ポートおよび AUX ポートのメディア タイプを示します。
コンソール ポートに端末を接続する前に、ルータのコンソール ポートに合わせて、9600ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600 8N2)に端末を設定してください。正常なルータ動作の確立後は、端末を切り離してもかまいません。
メディア タイプ別のコンソール ポートおよび AUX ポートのピン割り当てについては、「DB-25 ポートのケーブル接続およびピン割り当て」および 「RJ-45 ポートのケーブル接続およびピン割り当て」を参照してください。
DB-25 ポートおよびコネクタは、DTE および DCE 機器間の通信に関する EIA/TIA-232 シリアル データ転送規格に準拠しています。図38 に、DB-25 物理メディアでのコンソール ポートおよび AUX ポートの接続を示します。
図38 コンソール ポートおよび AUX ポートの DB-25 接続
C7200-I/O、C7200-I/O-FE、および C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラでは、Data Set Ready(DSR; データ セット レディ)および Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検知)の両方がサポートされます。システムの稼働中には、これらの信号がアクティブです。Request To Send(RTS; 送信要求)信号が Clear To Send(CTS; 送信可)入力のステートを追跡します。コンソール ポートは、モデム制御またはハードウェア フロー制御をサポートしません。 表20 に、C7200-I/O、C7200-I/O-FE、および C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラにおける DB-25 コンソール ポート信号を示します。コンソール ポートには、EIA/TIA-232 ストレート ケーブルが必要です。
ピン
32
|
|||
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表21 に、C7200-I/O、C7200-I/O-FE、および C7200-I/O-FE-MII I/O コントローラにおける DB-25 AUX ポート信号を示します。AUX ポートは、ハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。
ピン
33
|
|||
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C7200-I/O-GE+E および C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラのコンソール ポートおよび AUX ポートでは、RJ-45 コネクタ付きのロールオーバー ケーブルを使用します。モデムなどの外部通信機器との接続にアダプタを使用できます( 表23 を参照)。
NPE-G1 が搭載されたルータに I/O コントローラを搭載すると、デフォルトのコンソール ポートと AUX ポートは I/O コントローラになり、NPE-G1 のコンソール ポートと AUX ポートにはアクセスできなくなります。
(注) コンソール ポートと AUX ポートは、どちらも非同期シリアル ポートです。したがって、これらのポートに接続する装置は、非同期伝送が可能でなければなりません(非同期は、最も一般的なシリアル デバイスのタイプです。たとえば、ほとんどのモデムは非同期デバイスです)。
コンソール ポートに端末を接続する前に、端末をルータのコンソール ポートに合わせて、9600ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600 8N2)に設定してください。正常なルータ動作を確立したら、端末との接続を切断してもかまいません。
(注) Cisco 7200VXR ルータの AUX ポートに接続する場合、19.2 k を超えるボー レートではポートが機能しません。接続したデバイスのボー レートが 19.2 k を超える場合、画面上におかしな文字が表示されるか、または何も表示されません。
34.シスコ製の Female Data Terminal Equipment(FDTE; メスのデータ端末装置)アダプタには “Terminal” とラベルが貼ってあります。 |
RJ-45 ケーブルを使用して、Cisco 7200 シリーズ ルータに端末やモデムを接続するための RJ-45/DB-25 アダプタで使用されるピンのリストについては、 表22 を参照してください。使用するケーブルはロールオーバー ケーブルかストレート ケーブルのどちらかです。
ロールオーバー ケーブルを見分けるには、ケーブルの両端の 2 つの RJ-45 コネクタを比較します。タブを後ろ側にして、ケーブルを並べて持つと、左側のプラグの外側のピンに接続されたワイヤと右側のプラグの外側にあるピンが同じ色になります。シスコ製のケーブルの場合、一方のコネクタのピン 1 がホワイトで、もう一方のコネクタのピン 8 もホワイトです(ロールオーバ ケーブルではピン 1 と 8、2 と 7、3 と 6、4 と 5 がそれぞれ入れ替わっています)(図39 を参照)。
Cisco 7200 シリーズ ルータにはロールオーバー ケーブルが付属しています。端末またはモデムを接続する場合、RJ-45/DB-25 アダプタが必要ですが、DB-25/DB-9 アダプタも必要になることがあります。Cisco 7200 シリーズ ルータに端末とモデムを接続する際には、 表23 のケーブルとアダプタの構成を参照してください。
これらのポートは両方とも、非同期シリアル ポートとして構成されています。図40 に、RJ-45 コンソール ポートおよび AUX ポートの接続を示します。
図40 コンソール ポートおよび AUX ポートの RJ-45 接続
シスコシステムズでは、ケーブルおよびアダプタ キットを提供しています(製品番号:ACS-2500ASYN=)。コンソール ポートまたは AUX ポートに端末およびモデムを接続するためのケーブルおよびアダプタ構成については、 表22 を参照してください。
C7200-I/O-2FE/E および C7200-I/O-GE+E I/O コントローラのコンソール ポートでは、DCD はサポートされません。 表24 に、C7200-I/O-2FE/E および C7200-I/O-GE+E I/O コントローラにおける RJ-45 コンソール ポート信号を示します。
ブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージは、I/O コントローラのフラッシュ メモリに保管され、Cisco IOS ソフトウェアの一部分を含んでいます。ネットワークからルータを起動するとき、またはルータに Cisco IOS イメージをロードするときに、このイメージが使用されます。また、システムが有効なシステム イメージを見つけられない場合にも、このイメージが使用されます。
ブート ヘルパー イメージは、ルータで使用する Cisco IOS リリースに対応している必要があります。Cisco IOS ソフトウェアを最低限必要なリリース( 表11 を参照)にアップグレードする際には、ブート ヘルパー イメージもアップグレードすることを推奨します。
(注) Cisco IOS Release 12.0 およびすべての Cisco IOS 12.1 リリースでは、Cisco 7200 ブート イメージのサイズが非常に大きくなっています。Cisco 7200 ブート イメージをアップグレードする場合には、Cisco IOS Release 12.0 または 12.1 リリースのブート イメージではなく、Cisco IOS Release 12.0 S のブート イメージを使用してください。
(注) UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラには、Cisco IOS Release 12.1(10)EC のブート ヘルパー イメージ(ubr7200-boot-mz.121-10.EC)または Release 12.1 EC 以上のイメージが必要です。Cisco IOS Release 12.0(15)SC のブート ヘルパー イメージなど、他のブート ヘルパー イメージは UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラを認識しません。
(注) Cisco 7200 VXR または Cisco uBR7246VXR のルータに新しく NPE-175、NPE-225、NPE-300、または NPE-400 を搭載した場合は、ルータを起動する前に必ず、以前に購入した I/O コントローラのブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージをアップグレードしてください。
(注) C7200-I/O-GE+E および C7200-I/O-2FE/E I/O コントローラには、c7200-kboot-mz ブート イメージが必要です。UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラには、ubr7200-kboot-mz ブート イメージが必要です。標準のブート イメージを使用すると、ネットワーク ブート インターフェイスは生成されず、次の警告メッセージが表示されます。
%c7200-3-IONOTSUPPORTEDBYLOADER:I/O controller (type 539) is not supported by this boot loader.The I/O controller network interfaces will be unavailable.
ブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージをアップグレードするには、Cisco.com から最新のブート ヘルパー イメージを入手し、そのブート ヘルパー イメージをルータのフラッシュ メモリにコピーします。Cisco.com のアクセス方法については、「Cisco.com」を参照してください。[Service and Support] の下にある [Software Center] リンクを使用します。[Software Center] からファイルを取り出すには、ログインする必要があります。
Cisco.com からブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージを入手し、ブート フラッシュ メモリをアップグレードする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Cisco.com から TFTP サーバに、ブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージをダウンロードします。
ステップ 2 次のように、ルータのフラッシュ メモリを再フォーマットします。
(注) フラッシュ メモリを再フォーマットすると、現在のフラッシュ メモリの内容は消去されます。
ステップ 3 次のように、TFTP サーバからフラッシュ メモリにブート ヘルパー イメージをコピーします。
これで、ブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージをアップグレードする手順は終了です。ブート ヘルパー イメージを含むシステム イメージおよびマイクロコードのロードおよびメンテナンスについての詳細は、『Configuration Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。このマニュアルは Cisco.com から入手できます。
I/O コントローラには、PC カード スロットが 2 つあります。下がスロット 0、上がスロット 1 です(図41 を参照)。
(注) PC カード フラッシュ ディスクの取り外しおよび取り付け手順については、各フラッシュ ディスクに付属の『Using the Flash Disk』を参照してください。
(注) ルータにスペアのフラッシュ メモリ カードを搭載するとき問題が起こらないようにするため、定期的なメンテナンス作業時に、プラットフォームで最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用して、すべてのフラッシュ メモリ カードを再フォーマットすることを推奨します( I/O コントローラのソフトウェアおよびブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージの最低要件 を参照)。
フラッシュ メモリ カードの再フォーマット手順については、「フラッシュ メモリ カードまたはフラッシュ ディスクの再フォーマット」を参照してください。
PC カード スロットにフラッシュ メモリ カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 フラッシュ メモリ カードのコネクタ側を、適切なスロットに向けます(図41 を参照)。
ステップ 2 スロットにカードを差し込み、カードがスロット奥のコネクタに装着されてスロットのイジェクト ボタンが手前に飛び出すまで、カードを慎重に押し込みます( 図41 を参照)。
(注) フラッシュ メモリ カードは、I/O コントローラの PC カード スロット内に完全には収まりません。カードの端が I/O コントローラの前面プレートから少しはみ出します。それ以上、カードを無理に押し込まないでください。
一部の古いフラッシュ メモリ カードにはカードの端にフォイル テープが貼り付けられているものがあります。Cisco uBR7200 シリーズ ルータに搭載した I/O コントローラの上の PC カード スロット(スロット 1)にこのタイプのカードを差し込むと、カードを取り出しにくくなることがあります。フォイル テープが貼り付けられていない新しいフラッシュ メモリ カードを使用するか、古いフラッシュ メモリ カードのフォイル テープをはがしてください。また、必要な場合は、小型のペンチを使用してフラッシュ メモリ カードを取り出してください。
これで、PC カード スロットにフラッシュ メモリ カードを取り付ける手順は終了です。
PC カード スロットからフラッシュ メモリ カードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 スロットのイジェクト ボタンを押します(図41 を参照)。
これで、PC カード スロットからフラッシュ メモリ カードを取り外す手順は終了です。
状況によっては、他のシステムのフラッシュ メモリ カードを使用してイメージをコピーしたり、コンフィギュレーション ファイルをバックアップしたりする必要が生じることがあります。ただし、タイプの異なるシステムでフォーマットされたフラッシュ メモリ カードは、あらかじめ再フォーマットしておかないと、ルータの起動元として使用できません。
(注) フラッシュ ディスクの取り外しおよび取り付け手順については、各フラッシュ ディスクに付属の『Using the Flash Disk』を参照してください。
(注) ルータにスペアのフラッシュ メモリ カードを搭載するとき問題が起こらないようにするため、定期的なメンテナンス作業時に、プラットフォームで最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用して、すべてのフラッシュ メモリ カードを再フォーマットすることを推奨します(I/O コントローラのソフトウェアおよびブート ヘルパー(ブート ローダ)イメージの最低要件 を参照)。
• Cisco 7200 シリーズまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータをすでに起動している。
• TFTP サーバへのアクセスが可能であり(サーバ名がわかっていて、かつサーバへの接続が可能)、このサーバにアクセスするためのインターフェイスが最低 1 つあるか、または第 2 のフラッシュ メモリ カードがある。
(注) TFTP サーバへのアクセスを確保するには、setup 機能を使用して、最低 1 つのネットワーク インターフェイスを設定する必要があります。setup 機能を使用してネットワーク インターフェイスを設定する手順については、『Configuration Fundamentals
Configuration Guide』を参照してください。
• TFTP サーバまたは第 2 のフラッシュ メモリ カードにコピーするイメージのファイル名がわかっている。
フラッシュ メモリ カードを再フォーマットする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 フラッシュ メモリ カードをスロット 0 に差し込みます(スロット 0 が使用できない場合は、スロット 1 を使用します)。「フラッシュ メモリ カードまたはフラッシュ ディスクの取り付けおよび取り外し」を参照してください。
(注) この手順全体を通じて、slot0 または slot1 でフラッシュ メモリ カードを指定します。フラッシュ ディスクを指定する場合は、disk0 または disk1 を使用します。
ステップ 2 フラッシュ メモリ カード上の全ファイルを、TFTP サーバまたは第 2 のフラッシュ メモリ カードにコピーします。TFTP サーバにファイルをコピーする例を示します。
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ステップ 3 次のように format slot0: (または format slot1: ) コマンドを使用して、フラッシュ メモリ カードを再フォーマットします。
ステップ 4 次のように、TFTP サーバに保存したファイルをフラッシュ メモリ カードにコピーして戻します。
光ケーブルを機器に再接続する前にすべての光ファイバ接続を清掃することを強く推奨します。光コネクタの清掃については『 Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections 』および『 Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections 』を参照してください。
この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
(注) この製品は、これらの要件を満たすように設計されています。この製品に対してシスコシステムズが認めていない改造を行った場合には、各種認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。
(注) EN55022 クラス B 規制に適合するため、UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラと Cisco uBR7246VXR ルータには、シールド付きイーサネット ケーブル(製品番号:72-1501-01)を使用する必要があります。UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラには、2 本のシールド付きケーブルが付属しています。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は Cisco.com で入手することができます。また、テクニカル サポートおよびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
シスコの最新のマニュアルは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属の Product Documentation DVD パッケージでご利用いただけます。Product Documentation DVD は定期的に更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。
Product Documentation DVD は、ポータブル メディアに収容された、技術的な製品マニュアルの総合的なライブラリです。この DVD を使用すると、シスコ製品の各種バージョンのハードウェアのインストレーション、ソフトウェアのインストール、設定、およびコマンドに関するガイドにアクセスし、HTML で技術マニュアルを表示できます。DVD を使用することで、インターネットに接続しなくてもシスコの Web サイトと同じマニュアルを参照できます。製品によっては、マニュアルの PDF バージョンも用意されています。
Product Documentation DVD は単独または購読契約で入手できます。Cisco.com に登録されている(Cisco Direct Customer)場合、次の URL の Cisco Marketplace から Cisco Documentation DVD(Customer Order Number DOC-DOCDVD=)を発注できます。
Cisco.com に登録されている場合、2005 年 6 月 30 日から、次の URL にある Cisco Marketplace の Product Documentation Store でシスコ製品のマニュアルを発注できます。
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
• シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告および注意のリストが以下の URL で確認できます。
勧告および注意事項が変更された際に、リアルタイムで確認したい場合は、以下の URL から Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)にアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
• 緊急度の高い問題 -- security-alert@cisco.com
緊急度の高い問題とは、システムが攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセキュリティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度の低い問題とみなされます。
• 緊急度の低い問題 -- psirt@cisco.com
緊急度の高い問題の場合、次の電話番号でも PSIRT に問い合わせることができます。
ヒント お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)または PGP と互換性のある製品を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRT は、PGP バージョン 2.x ~ 8.x と互換性のある暗号化情報を取り扱うことができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT への連絡時には、次の URL にある Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary セクションにリンクされている有効な公開鍵を使用してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このページのリンクに、現在使用されている PGP 鍵の ID があります。
Cisco Technical Support では、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、広範囲にわたるオンラインでのサポート リソースを提供しています。さらに、シスコシステムズとサービス契約を結んでいる場合は、Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアによる電話サポートも提供されます。シスコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。
Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立てることができます。Cisco Technical Support & Documentation Web サイトは 24 時間ご利用いただけます。次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれも Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
(注) テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用して、製品のシリアル番号をご確認ください。CPI ツールへは、Documentation & Tools の下にある Tools & Resources リンクをクリックして、Cisco Technical Support Web サイトからアクセスできます。Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool を選択するか、Alerts & RMAs の下にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックしてください。CPI ツールは、製品 ID またはモデル名、ツリー表示、または特定の製品に対する show コマンド出力のコピー & ペーストによる 3 つの検索オプションを提供します。検索結果には、シリアル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。お問い合わせいただく前に、製品のシリアル番号のラベルを確認し、メモなどに控えておいてください。
Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。
オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが推奨される解決方法を自動的に提示します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、TAC の技術者が対応します。TAC Service Request ツールは次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 および S2 の問題には TAC の技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1) -- ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2) -- ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたります。
重大度 3(S3) -- ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4) -- シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。
• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、マニュアル、およびロゴ入り商品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。
• 『 Packet 』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。『 Packet 』には、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事をはじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り込まれています。『 Packet 』には、次の URL からアクセスしてください。
• 『 iQ Magazine 』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、およびサービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。『 iQ Magazine 』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
http://ciscoiq.texterity.com/ciscoiq/sample/
• 『 Internet Protocol Journal 』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。『 Internet Protocol Journal 』には、次の URL からアクセスしてください。
• シスコシステムズが提供するネットワーク製品およびカスタマー サポート サービスについては、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/products/index.html
• Networking Professionals Connection は、ネットワークの専門家がネットワーク製品やネットワーク技術に関する質問、提案、情報をシスコの専門家および他のネットワーク専門家と共有するためのインタラクティブな Web サイトです。ディスカッションに参加するには、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/discuss/networking
• シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。