Cisco ASA 5585-X クイック スタート ガイド
この項では、各シャーシのパッケージの内容について説明します。この内容は変更される場合があるため、実際に含まれているアイテムは多かったり、少なかったりする場合があることにご注意ください。
注: SSP-10、SSP-20、または SSP-40 搭載の ASA 5585-X には、1 台の電源モジュール(取り付け済み)と 1 本の電源コードが同梱されています。SSP-60 搭載の ASA 5585-X には、2 台の電源モジュール(取り付け済み)と 2 本の電源コードが同梱されています。
1. 電源コードを ASA の背面に接続します。冗長電源がある場合は、両方の電源コードをシャーシの背面に接続する必要があります。
3. ASA の電源を入れます。冗長電源がある場合は、両方のモジュールに電源を投入する必要があります。
4. ASA の前面にある電源 LED を確認します。[AC ON] インジケータが緑色に点灯、[FAN ON] インジケータが緑色に点灯、[OUT OK] インジケータが消灯になります。
ASA SSP はスロット 0 (下部)に配置されています。2 つ目の SSP(またはネットワーク モジュール)をスロット 1 (上部)に設置することができます。非 ASA SSP をスロット 1 に設置すると、すべての非管理インターフェイスはスロット 0 の ASA に属し、管理インターフェイスはモジュールに属するようになります。ASA SSP を 2 つ設置すると、それらは完全に独立したシステムになります。
管理インターフェイスのデフォルト設定については、次の表を参照してください。スロット 1 に設置されたモジュールに応じて異なります。(シャーシの背面から見て)左側の管理インターフェイスは、デフォルトでは設定されていません。
非 ASA SSP との間のすべての管理トラフィックは、Management 1/0 インターフェイスまたは Management 1/1 インターフェイスで入出力される必要があります。このインターフェイスは ASA データ インターフェイスではないため、トラフィックがバックプレーン上で ASA を通過することがでません。物理的に管理インターフェイスを ASA インターフェイスにケーブルで接続する必要があります。通常、非 ASA SSP は、更新用にインターネット アクセスが必要です。SSP が ASA 管理インターフェイス経由でインターネットにアクセスできるようにするには、次の標準的なケーブル セットアップを参照してください。ネットワークの接続方法に応じて、その他の選択肢もあります。たとえば、Management 1/0 インターフェイスを外側にしたり、内部ルータがある場合には Management 1/0 インターフェイスと別の ASA インターフェイスとの間でルーティングするなどの方法があります。
1. 管理インターフェイスとデータ インターフェイスをケーブルで接続します。回線ケーブル配線のシナリオ例については、「3. 複数の SSP を使用する場合のネットワークの考慮事項」を参照してください。
2. ASA の管理に Management 0/0 を使用しない場合、データ インターフェイスを管理用に設定する必要があります。次のいずれかを実行した後、コンピュータが新しい管理ネットワークに接続されるように、ケーブル配線を変更します。
– コンソール ポートに接続し、CLI でデータ インターフェイスを管理用に設定します。詳細な手順については、一般的な操作のコンフィギュレーション ガイドの「Getting Started」の章を参照してください。
– 一時的に Management 0/0 に接続し、ASDM を起動(「5. ASDM の起動」を参照)して、データ インターフェイスを管理用に設定します。
3. ファイバ インターフェイスを使用する場合、10 ギガビット イーサネットには SFP+ モジュール(ライセンスが必要)、ギガビット イーサネットには SFP モジュールが必要です (SFP や SFP+ モジュールは含まれていません)。
使用できるインターフェイスは、モデルによって異なります。詳細については、 ハードウェア ガイド を参照してください。
4. LINK/ACT インジケータを調べて、インターフェイス接続を確認します。
5. ソフトウェア モジュールの設定については、『 ASA FirePOWER quick start guide 』、 『 ASA CX quick start guide』、『 IPS quick start guide 』を参照してください。
ASDM を使用する際、基本機能および拡張機能の設定にウィザードを使用できます。 ASDM は、Web ブラウザを使用して ASA の管理ができるグラフィカル ユーザ インターフェイスです。 ASDM を実行するための要件については、Cisco.com の『 ASDM release notes 』を参照してください。
1. ASA Management 0/0 インターフェイスに接続されたコンピュータで、Web ブラウザを起動します。
2. [Address] フィールドに URL https://192.168.1.1/admin を入力します。[Cisco ASDM] Web ページが表示されます。
3. 使用可能なオプション([Install ASDM Launcher]、[Run ASDM]、[Run Startup Wizard])のいずれかをクリックします。
4. 画面の指示に従ってオプションを選択し、ASDM を起動します。[Cisco ASDM-IDM Launcher] が表示されます。
5. ユーザ名とパスワードのフィールドを空のまま残し、[OK] をクリックします。メイン ASDM ウィンドウが表示されます。
ASDM には、セキュリティ ポリシーを設定するためのウィザードが多数含まれています。初期展開用の [Startup Wizard] など、すべての使用可能なウィザードを見るには、[Wizards] メニューを参照してください。ASA の設定を続行するには、『 Navigating the Cisco ASA Series Documentation 』でソフトウェア バージョンに応じたマニュアルを参照してください。