メッセージ 302003 ~ 319004
この章には、メッセージ 302003 ~ 319004 を示します。
302003
エラー メッセージ %ASA-6-302003: Built H245 connection for foreign_address outside_address /outside_port local_address inside_address /inside_port
説明 H.245 接続が outside_address から inside_address に向けて開始されました。ASA は、Intel Internet Phone の使用を検出しました。外部ポート(outside_port)は、ASA 外部からの接続にしか表示されません。ローカル ポート値(inside_port)は、内部インターフェイスで開始された接続にしか表示されません。
推奨アクション 不要。
302004
エラー メッセージ %ASA-6-302004: Pre-allocate H323 UDP backconnection for foreign_address outside_address /outside_port to local_address inside_address /inside_port
説明 H.323 UDP バック接続がローカル アドレス(inside_address)から外部アドレス(outside_address)に事前割り当てされました。ASA は、Intel Internet Phone の使用を検出しました。外部ポート(outside_port)は、ASA外部からの接続にしか表示されません。ローカル ポート値(inside_port)は、内部インターフェイスで開始された接続にしか表示されません。
推奨アクション 不要。
302010
エラー メッセージ %ASA-6-302010: connections in use, connections most used
説明 使用中の接続数、および最もよく使用されている接続に関する情報を提供します。
- connections:接続数
推奨アクション 不要。
302012
エラー メッセージ %ASA-6-302012: Pre-allocate H225 Call Signalling Connection for faddr IP_address /port to laddr IP_address
説明 H.225 二次チャネルは事前割り当て済みです。
推奨アクション 不要。
302013
エラー メッセージ %ASA-6-302013: Built {inbound|outbound} TCP connection_id for interface :real-address /real-port (mapped-address/mapped-port ) [(idfw_user )] to interface :real-address /real-port (mapped-address/mapped-port ) [(idfw_user )] [(user )]
説明 2 つのホスト間に TCP 接続スロットが作成されました。
- connection_id:一意の識別子
- interface、real-address、real-port:実際のソケット
- mapped-address、mapped-port:マッピングされたソケット
- user:ユーザの AAA の名前
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
inbound が表示されている場合、元の制御接続は外部から開始されています。たとえば、FTP の場合、元の制御チャネルが着信であれば、すべてのデータ転送チャネルは着信です。outbound が表示されている場合、元の制御接続は内部から開始されています。
推奨アクション 不要。
302014
エラー メッセージ %ASA-6-302014: Teardown TCP connection id for interface :real-address /real-port [(idfw_user )] to interface :real-address /real-port [(idfw_user )]
duration hh:mm:ss bytes bytes [reason [from teardown-initiator]] [(user )]
説明 2 つのホスト間の TCP 接続が削除されました。メッセージの値は次のとおりです。
-
id:一意の識別子
-
interface、real-address、real-port:実際のソケット
-
duration:接続のライフタイム
-
bytes:接続中のデータ転送量
-
User:ユーザの AAA の名前
-
idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
-
reason:接続終了の原因となったアクションreason 変数には、次の表に示されている TCP 終了の原因の 1 つが設定されています。
-
teardown-initiator:ティアダウンを開始した側のインターフェイス名。
理由 |
説明 |
---|---|
Conn-timeout |
非アクティビティ タイマーの期限切れのため、フローが終了したときに接続が終了しました。 |
Deny Terminate |
フローは、アプリケーション インスペクションによって終了されました。 |
Failover primary closed |
アクティブ装置から受信したメッセージが原因で、フェールオーバー ペアのスタンバイ装置が接続を削除しました。 |
FIN Timeout |
最終 ACK を 10 分間待機した後、またはハーフクローズ タイムアウト後の強制終了です。 |
Flow closed by inspection |
フローは、検査機能によって終了されました。 |
Flow terminated by IPS |
フローは、IPS によって終了されました。 |
Flow reset by IPS |
フローは、IPS によってリセットされました。 |
Flow terminated by TCP Intercept |
フローは、TCP 代行受信によって終了されました。 |
Flow timed out |
フローがタイムアウトしました。 |
Flow timed out with reset |
フローがタイムアウトしましたが、リセットされました。 |
Flow is a loopback |
フローはループバックです。 |
Free the flow created as result of packet injection |
Packet Tracer 機能によって ASA を介してシミュレート パケットが送信されたため、接続が確立されました。 |
Invalid SYN |
SYN パケットが無効でした。 |
IPS fail-close |
フローは、IPS カードのダウンのため終了されました。 |
ゾーンに関連付けられているインターフェイスがありません。 |
“no nameif” または “no zone-member” の実行後、ゾーンに関連付けられているインターフェイス メンバーがなくなったため、フローは切断されました。 |
No valid adjacency |
ASAが隣接情報を取得しようとしましたが、ネクスト ホップの MAC アドレスを取得できなかった場合、このカウンタが増分します。パケットはドロップされます。 |
Pinhole Timeout |
ASA がセカンダリ フローを開始しましたが、タイムアウト間隔内にこのフローにパケットが渡されなかったためにフローが削除されたことを報告するため、このカウンタが増分します。セカンダリ フローの例としては、FTP コントロール チャネル上でネゴシエーションの成功後に作成される FTP データ チャネルがあります。 |
Route change |
ASA が低コスト(より良いメトリック)ルートを追加した場合、着信パケットが新しいルートに一致すると、ユーザ設定のタイムアウト値(floating-conn)後に既存の接続が切断されます。後続のパケットは、良好なメトリックを持つインターフェイスから接続を再構築します。コストが小さいルートの追加がアクティブ フローに影響を与えることを防ぐため、floating-conn 設定タイムアウト値を 0:0:0 に設定できます。 |
SYN Control |
バック チャネル開始が誤った側から発生しました。 |
SYN Timeout |
3 ウェイ ハンドシェイクの完了を 30 秒間待機した後の強制終了です。 |
TCP bad retransmission |
不良 TCP 再送が原因で接続は終了しました。 |
TCP FINs |
正常なクローズダウン シーケンスが発生しました。理由の後に IP アドレスが続きます。 |
TCP Invalid SYN |
無効な TCP SYN パケットです。 |
TCP Reset - APPLIANCE |
フローは、ASA によって TCP リセットが生成された場合に終了します。 |
TCP Reset - I |
内部からリセットされました。 |
TCP Reset - O |
外部からリセットされました。 |
TCP segment partial overlap |
部分的に重複するセグメントが検出されました。 |
TCP unexpected window size variation |
TCP ウィンドウ サイズに変動があるため接続は終了しました。 |
Tunnel has been torn down |
トンネルがダウンしているため、フローは終了しました。 |
Unauth Deny |
許可は、URL フィルタによって拒否されました。 |
不明(Unknown) |
不明なエラーが発生しました。 |
Xlate Clear |
コマンド ラインが削除されました。 |
推奨アクション 不要。
302015
エラー メッセージ %ASA-6-302015: Built {inbound|outbound} UDP connection number for interface_name :real_address /real_port (mapped_address /mapped_port ) [(idfw_user )] to interface_name :real_address /real_port (mapped_address /mapped_port )[(idfw_user )] [(user )]
説明 2 つのホスト間に UDP 接続スロットが作成されました。メッセージの値は次のとおりです。
- number:一意の識別子
- interface、real_address、real_port:実際のソケット
- mapped_address、mapped_port:マッピングされたソケット
- user:ユーザの AAA の名前
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
inbound が表示されている場合、元の制御接続は外部から開始されています。たとえば、UDP の場合、元の制御チャネルが着信であれば、すべてのデータ転送チャネルは着信です。outbound が表示されている場合、元の制御接続は内部から開始されています。
推奨アクション 不要。
302016
エラー メッセージ %ASA-6-302016: Teardown UDP connection number for interface :real-address /real-port [(idfw_user )] to interface :real-address /real-port [(idfw_user )] duration hh :mm :ss bytes bytes [(user )]
説明 2 つのホスト間の UDP 接続スロットが削除されました。メッセージの値は次のとおりです。
- number:一意の識別子
- interface、real_address、real_port:実際のソケット
- time:接続のライフタイム
- bytes:接続中のデータ転送量
- id:一意の識別子
- interface、real-address、real-port:実際のソケット
- duration:接続のライフタイム
- bytes:接続中のデータ転送量
- user:ユーザの AAA の名前
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
推奨アクション 不要。
302017
エラー メッセージ %ASA-6-302017: Built {inbound|outbound} GRE connection id from interface :real_address (translated_address ) [(idfw_user )] to interface :real_address /real_cid (translated_address /translated_cid ) [(idfw_user )] [(user )
説明 2 つのホスト間に GRE 接続スロットが作成されました。id は、一意の識別子です。interface、real_address、real_cid タプルは、2 つのシンプレックス PPTP GRE ストリームのうちの 1 つを示します。カッコ付きの translated_address、translated_cid タプルは、ネットワーク アドレス変換(NAT)で変換された値を示します。inbound が表示されている場合、接続は着信だけに使用できます。outbound が表示されている場合、接続は発信だけに使用できます。メッセージの値は次のとおりです。
- id:接続を識別するための一意の番号
- inbound:制御接続は着信 PPTP GRE フロー用
- outbound:制御接続は発信 PPTP GRE フロー用
- interface_name:インターフェイス名
- real_address:実際のホストの IP アドレス
- real_cid:接続の変換前のコール ID
- translated_address:変換後の IP アドレス
- translated_cid:変換後のコール
- user:AAA ユーザ名
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
推奨アクション 不要。
302018
エラー メッセージ %ASA-6-302018: Teardown GRE connection id from interface :real_address (translated_address ) [(idfw_user )] to interface :real_address /real_cid (translated_address /translated_cid ) [(idfw_user )] duration hh :mm :ss bytes bytes [(user )]
説明 2 つのホスト間の GRE 接続スロットが削除されました。interface、real_address、real_port タプルは、実際のソケットを示します。Duration は、接続のライフタイムを示します。メッセージの値は次のとおりです。
- id:接続を識別するための一意の番号
- interface:インターフェイス名
- real_address:実際のホストの IP アドレス
- real_port:実際のホストのポート番号
- hh:mm:ss:時:分:秒の形式の時間
- bytes:GRE セッションで転送された PPP バイトの数
- reason:接続が終了された原因
- user:AAA ユーザ名
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
推奨アクション 不要。
302019
エラー メッセージ %ASA-3-302019: H.323 library_name ASN Library failed to initialize, error code number
説明 指定された ASN ライブラリ(ASAが H.323 メッセージのデコードに使用するライブラリ)の初期化に失敗しました。ASAは到着する H.323 パケットのデコードも検査もできません。ASAは、何も修正を加えずに H.323 パケットが通過できるようにします。次の H.323 メッセージが到着すると、ASA はライブラリを再度初期化しようとします。
推奨アクション このメッセージが特定のライブラリに対して始終生成される場合は、Cisco TAC にお問い合わせのうえ、すべてのログ メッセージ(タイムスタンプ付きが望ましい)を送付してください。
302020
エラー メッセージ %ASA-6-302020: Built {in | out} bound ICMP connection for faddr {faddr | icmp_seq_num } [(idfw_user )] gaddr {gaddr | cmp_type } laddr laddr [(idfw_user )] type {type } code {code }
説明 inspect icmp コマンドを使用してステートフル ICMP をイネーブルにしたときに、ICMP セッションがファストパスで確立されました。メッセージの値は次のとおりです。
- faddr:外部ホストの IP アドレスを指定します。
- gaddr:グローバル ホストの IP アドレスを指定します。
- laddr:ローカル ホストの IP アドレスを指定します。
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
- user:接続が開始されたホストに関連付けられているユーザ名
- type:ICMP タイプを指定します。
- code:ICMP コードを指定します。
推奨アクション 不要。
302021
エラー メッセージ %ASA-6-302021: Teardown ICMP connection for faddr {faddr | icmp_seq_num } [(idfw_user )] gaddr {gaddr | cmp_type } laddr laddr [(idfw_user )] (981) type {type } code {code }
説明 inspect icmp コマンドを使用してステートフル ICMP が有効化されたときに、ファストパスで ICMP セッションが削除されています。メッセージの値は次のとおりです。
- faddr:外部ホストの IP アドレスを指定します。
- gaddr:グローバル ホストの IP アドレスを指定します。
- laddr:ローカル ホストの IP アドレスを指定します。
- idfw_user:アイデンティティ ファイアウォールのユーザの名前
- user:接続が開始されたホストに関連付けられているユーザ名。
- (981) type:ICMP タイプを指定します。
- code:ICMP コード(981)を指定します。
推奨アクション 不要。
302022
エラー メッセージ %ASA-6-302022: Built role stub TCP connection for interface :real-address /real-port (mapped-address /mapped-port ) to interface :real-address /real-port (mapped-address /mapped-port)
説明 TCP ディレクタ/バックアップ/フォワーダのフローが作成されています。
推奨アクション 不要。
302023
エラー メッセージ %ASA-6-302023: Teardown stub TCP connection for interface :real-address /real-port to interface :real-address /real-port duration hh:mm:ss forwarded bytes bytes reason
説明 TCP ディレクタ/バックアップ/フォワーダのフローは切断されています。
推奨アクション 不要。
302024
エラー メッセージ %ASA-6-302024: Built role stub UDP connection for interface :real-address /real-port (mapped-address /mapped-port ) to interface :real-address /real-port (mapped-address /mapped-port )
説明 UDP ディレクタ/バックアップ/フォワーダのフローが作成されています。
推奨アクション 不要。
302025
エラー メッセージ %ASA-6-302025: Teardown stub UDP connection for interface :real-address /real-port to interface :real-address /real-port duration hh:mm:ss forwarded bytes bytes reason
説明 UDP ディレクタ/バックアップ/フォワーダのフローは切断されています。
推奨アクション 不要。
302026
エラー メッセージ %ASA-6-302026: Built role stub ICMP connection for interface :real-address /real-port (mapped-address ) to interface :real-address /real-port (mapped-address )
説明 ICMP ディレクタ/バックアップ/フォワーダのフローが作成されています。
推奨アクション 不要。
302027
エラー メッセージ %ASA-6-302027: Teardown stub ICMP connection for interface :real-address /real-port to interface :real-address /real-port duration hh:mm:ss forwarded bytes bytes reason
説明 ICMP ディレクタ/バックアップ/フォワーダのフローは切断されています。
推奨アクション 不要。
302033
エラー メッセージ %ASA-6-302033:Pre-allocated H323 GUP Connection for faddr interface :foreign address /foreign-port to laddr interface :local-address /local-port
説明 GUP 接続は外部アドレスからローカル アドレスに開始されました。外部ポートは、セキュリティ デバイスの外部からの接続にしか表示されません。ローカル ポート値(内部ポート)は、内部インターフェイスで開始された接続にしか表示されません。
- interface:インターフェイス名
- foreign-address:外部ホストの IP アドレス
- foreign-port:外部ホストのポート番号
- local-address:ローカル ホストの IP アドレス
- local-port:ローカル ホストのポート番号
推奨アクション 不要。
302034
エラー メッセージ %ASA-4-302034: Unable to pre-allocate H323 GUP Connection for faddr interface :foreign address /foreign-port to laddr interface :local-address /local-port
説明 モジュールが、接続の開始中に RAM システム メモリの割り当てに失敗したか、またはアドレス変換スロットを利用できません。
- interface:インターフェイス名
- foreign-address:外部ホストの IP アドレス
- foreign-port:外部ホストのポート番号
- local-address:ローカル ホストの IP アドレス
- local-port:ローカル ホストのポート番号
推奨アクション このメッセージが定期的に表示される場合は、無視できます。頻繁に繰り返される場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。グローバル プールのサイズを確認して、内部のネットワーク クライアント数と比較できます。または、変換と接続のタイムアウト間隔を短くします。このメッセージは、メモリ不足が原因で表示される可能性もあります。その場合は、メモリ使用量を減らすか、または増設メモリを購入してみます。
302035
エラー メッセージ %ASA-6-302035: Built {inbound|outbound} SCTP connection conn_id for outside_interface :outside_ip /outside_port (mapped_outside_ip /mapped_outside_port )[([outside_idfw_user ],[outside_sg_info ])] to inside_interface :inside_ip /inside_port (mapped_inside_ip /mapped_inside_port )[([inside_idfw_user ],[inside_sg_info ])] [(user )]
説明 SCTP 状態バイパスが設定されていないときの SCTP フローの作成が記録されます。
- conn_id:固有の接続 ID
- outside_interface:セキュリティ レベルが低いインターフェイス
- outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストの IP アドレス
- outside_port:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのポート番号
- mapped_outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのマッピングされている IP アドレス
- mapped_outside_port:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのマッピングされているポート番号
- outside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- outside_sg_info:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- inside_interface:セキュリティ レベルが高いインターフェイス
- inside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストの IP アドレス
- inside_port:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのポート番号
- mapped_inside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのマッピングされている IP アドレス
- mapped_inside_port :ASA の高いセキュリティ レベル側のホストのマッピングされているポート番号
- inside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- inside_sg_info :ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- user:接続が開始されたホストに関連付けられているユーザ名。
推奨アクション 不要。
302036
951 complete topic
エラー メッセージ %ASA-6-302036: Teardown SCTP connection conn_id for outside_interface :outside_ip /outside_port [([outside_idfw_user ],[outside_sg_info ])] to inside_interface :inside_ip /inside_port [([inside_idfw_user ],[inside_sg_info ])] duration time bytes bytes reason [(user )]
説明 SCTP 状態バイパスが設定されていない場合の SCTP フローの削除の記録です。
- conn_id:固有の接続 ID
- outside_interface:セキュリティ レベルが低いインターフェイス
- outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストの IP アドレス
- outside_port:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのポート番号
- outside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- outside_sg_info:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- inside_interface:セキュリティ レベルが高いインターフェイス
- inside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストの IP アドレス
- inside_port:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのポート番号
- inside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- inside_sg_info :ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- user:接続が開始されたホストに関連付けられているユーザ名。
- time:hh:mm:ss で示すフローの存続時間
- bytes:フローで渡されたバイトの数
- reason:接続が切断された理由
推奨アクション 不要。
302302
エラー メッセージ %ASA-3-302302: ACL = deny; no sa created
説明 IPSec プロキシのミスマッチが発生しました。ネゴシエートした SA のプロキシ ホストは、deny access-list コマンド ポリシーに対応します。
推奨アクション コンフィギュレーションの access-list コマンド文を確認します。ピアの管理者にお問い合わせください。
302303
エラー メッセージ %ASA-6-302303: Built TCP state-bypass connection conn_id from initiator_interface :real_ip /real_port (mapped_ip /mapped_port ) to responder_interface :real_ip /real_port (mapped_ip /mapped_port )
説明 新しい TCP 接続が作成されました。この接続は、TCP 状態バイパス接続です。このタイプの接続では、すべての TCP 状態チェックと追加のセキュリティ チェックおよび検査がバイパスされます。
推奨アクション 標準的なすべての TCP 状態チェックと他のすべてのセキュリティ チェックおよびインスペクションによって TCP トラフィックを保護する必要がある場合は、no set connection advanced-options tcp-state-bypass コマンドを使用し、TCP トラフィックに対してこの機能を無効にすることができます。
302304
エラー メッセージ %ASA-6-302304: Teardown TCP state-bypass connection conn_id from initiator_interface :ip/port to responder_interface :ip/port duration , bytes , teardown reason
.
説明 新しい TCP 接続が切断されました。この接続は、TCP 状態バイパス接続です。このタイプの接続では、すべての TCP 状態チェックと追加のセキュリティ チェックおよび検査がバイパスされます。
- duration:TCP 接続の期間
- bytes:TCP 接続で転送された合計バイト数
- teardown reason:TCP 接続の切断原因
推奨アクション 標準的なすべての TCP 状態チェックと他のすべてのセキュリティ チェックおよびインスペクションによって TCP トラフィックを保護する必要がある場合は、no set connection advanced-options tcp-state-bypass コマンドを使用し、TCP トラフィックに対してこの機能を無効にすることができます。
302305
エラー メッセージ %ASA-6-302305: Built SCTP state-bypass connection conn_id for outside_interface :outside_ip /outside_port (mapped_outside_ip /mapped_outside_port )[([outside_idfw_user ],[outside_sg_info ])] to inside_interface :inside_ip /inside_port (mapped_inside_ip /mapped_inside_port )[([inside_idfw_user ],[inside_sg_info ])]
説明 SCTP 状態バイパスが設定されている場合の SCTP フローの作成の記録です。
- conn_id:固有の接続 ID
- outside_interface:セキュリティ レベルが低いインターフェイス
- outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストの IP アドレス
- outside_port:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのポート番号
- mapped_outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのマッピングされている IP アドレス
- mapped_outside_port:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのマッピングされているポート番号
- outside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- outside_sg_info:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- inside_interface:セキュリティ レベルが高いインターフェイス
- inside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストの IP アドレス
- inside_port:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのポート番号
- mapped_inside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのマッピングされている IP アドレス
- mapped_inside_port :ASA の高いセキュリティ レベル側のホストのマッピングされているポート番号
- inside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- inside_sg_info :ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
推奨アクション 不要。
302306
エラー メッセージ %ASA-6-302306: Teardown SCTP state-bypass connection conn_id for outside_interface :outside_ip /outside_port [([outside_idfw_user ],[outside_sg_info ])] to inside_interface :inside_ip /inside_port [([inside_idfw_user ],[inside_sg_info ])] duration time bytes bytes reason
説明 SCTP 状態バイパスが設定されている場合の SCTP フローの削除の記録です。
- conn_id:固有の接続 ID
- outside_interface:セキュリティ レベルが低いインターフェイス
- outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストの IP アドレス
- outside_port:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストのポート番号
- outside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- outside_sg_info:ASA でセキュリティ レベルが低い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- inside_interface:セキュリティ レベルが高いインターフェイス
- inside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストの IP アドレス
- inside_port:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのポート番号
- inside_outside_ip:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストのマッピングされている IP アドレス
- inside_idfw_user:ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている IDFW ユーザ名
- inside_sg_info :ASA でセキュリティ レベルが高い側にあるホストに関連付けられている SGT と SG 名
- time:hh:mm:ss で示すフローの存続時間
- bytes:フローで渡されたバイトの数
- reason:接続が切断された理由
推奨アクション 不要。
303002
エラー メッセージ %ASA-6-303002: FTP connection from src_ifc :src_ip /src_port to dst_ifc :dst_ip /dst_port , user username action file filename
説明 クライアントは、FTP サーバとの間でファイルをアップロードまたはダウンロードしました。
- src_ifc:クライアントが存在するインターフェイス。
- src_ip:クライアントの IP アドレス。
- src_port:クライアント ポート。
- dst_ifc:サーバが存在するインターフェイス。
- dst_ip:FTP サーバの IP アドレス。
- dst_port:サーバ ポート。
- username:FTP ユーザ名。
- action:保存または取得されたアクション。
- filename:保存または取得したファイル。
推奨アクション 不要。
303004
エラー メッセージ %ASA-5-303004: FTP cmd_string command unsupported - failed strict inspection, terminating connection from source_interface :source_address /source_port to dest_interface :dest_address/dest_interface
説明 FTP トラフィックに厳密な FTP 検査が使用され、FTP 要求メッセージに、デバイスに認識されないコマンドが含まれています。
推奨アクション 不要。
303005
エラー メッセージ %ASA-5-303005: Strict FTP inspection matched match_string in policy-map policy-name , action_string from src_ifc :sip /sport to dest_ifc :dip /dport
説明 FTP 検査で、設定済みの値(ファイル名、ファイル タイプ、要求コマンド、サーバ、ユーザ名)のいずれかと一致した場合、このメッセージの action_string で指定されたアクションが実行されます。
- match_string:ポリシー マップ内の match 節
- policy-name:一致したポリシー マップ
- action_string:実行するアクション(たとえば、Reset Connection)
- src_ifc:送信元インターフェイス名
- sip:送信元 IP アドレス
- sport:送信元ポート
- dest_ifc:宛先インターフェイス名
- dip:宛先 IP アドレス
- dport:宛先ポート
推奨アクション 不要。
304001
エラー メッセージ %ASA-5-304001: user@source_address [(idfw_user )] Accessed URL dest_address : url .
説明 指定したホストが指定された URL にアクセスしようとしました。カスタムの HTTP ポリシー マップを使った HTTP 検査を有効にする場合は、以下の可能性があります。GET リクエストのパケットにホスト名パラメータが含まれていない場合、URI を出力する代わりに、%ASA-5-304001: client IP Accessed URL server ip:Hostname not present URI: URI というメッセージが出力されます。URI が大きくて 1 つの Syslog で出力できない場合は、分割して部分的に出力できます。たとえば、URL を複数のチャンクに分割して記録する場合、%ASA-5-304001: client IP Accessed URL server ip: http(/ftp)://hostname/URI_CHUNK1 partial%ASA-5-304001: client IP Accessed URL server ip: partial URI_CHUNK1 partial............%ASA-5-304001: client IP Accessed URL server ip: partial URI_CHUNKn というメッセージが出力されます。URI の制限は 1024 バイトです。現在のパケットで最初または最後に部分的な URI が含まれている場合は、上記で説明したとおりのロジックを使用します。
推奨アクション 不要。
304002
エラー メッセージ %ASA-5-304002: Access denied URL chars SRC IP_address [(idfw_user )] DEST IP_address : chars
説明 送信元アドレスから指定された URL または FTP サイトへのアクセスが拒否されました。
推奨アクション 不要。
304003
エラー メッセージ %ASA-3-304003: URL Server IP_address timed out URL url
説明 URL サーバがタイムアウトになっています。
推奨アクション 不要。
304004
エラー メッセージ %ASA-6-304004: URL Server IP_address request failed URL url
説明 Websense サーバ要求が失敗しました。
推奨アクション 不要。
304005
エラー メッセージ %ASA-7-304005: URL Server IP_address request pending URL url
説明 Websense サーバ要求が保留中です。
推奨アクション 不要。
304006
エラー メッセージ %ASA-3-304006: URL Server IP_address not responding
説明 Websense サーバはアクセスに使用できません。ASA は、Websense サーバがインストールされている唯一のサーバである場合は同サーバに、または複数のサーバがある場合は別のサーバにアクセスしようとします。
推奨アクション 不要。
304007
エラー メッセージ %ASA-2-304007: URL Server IP_address not responding, ENTERING ALLOW mode.
説明 filter コマンドの allow オプションを使用したところ、Websense サーバが応答していません。ASA は、サーバが使用できない間すべての Web 要求がフィルタリングせずに継続できるようにします。
推奨アクション 不要。
304008
エラー メッセージ %ASA-2-304008: LEAVING ALLOW mode, URL Server is up.
説明 filter コマンドの allow オプションを使用したところ、ASA は以前は応答しなかった Websense サーバから応答メッセージを受け取りました。この応答メッセージにより、ASA は allow モードを終了します。これで URL フィルタリング機能が再びイネーブルになります。
推奨アクション 不要。
304009
エラー メッセージ %ASA-7-304009: Ran out of buffer blocks specified by url-block command
説明 URL 保留バッファ ブロックが領域を使い切りました。
推奨アクション url-block block block_size コマンドを入力して、バッファ ブロック サイズを変更します。
305005
エラー メッセージ %ASA-3-305005: No translation group found for protocol src interface_name: source_address/source_port [(idfw_user )] dst interface_name: dest_address /dest_port [(idfw_user )]
説明 パケットがどの発信 nat コマンド規則とも一致しません。指摘された送信元システムおよび宛先システムに NAT が設定されていない場合、メッセージは頻繁に生成されます。
推奨アクション このメッセージはコンフィギュレーション エラーを示します。送信元ホストにダイナミック NAT が望ましい場合は、nat コマンドが送信元 IP アドレスと一致することを確認します。送信元ホストにスタティック NAT が望ましい場合は、static コマンドのローカル IP アドレスが一致することを確認します。送信元ホストに NAT が望ましくない場合は、NAT 0 ACL にバインドされている ACL を確認します。
305006
エラー メッセージ %ASA-3-305006: {outbound static|identity|portmap|regular) translation creation failed for protocol src interface_name:source_address/source_port [(idfw_user )] dst interface_name:dest_address/dest_port [(idfw_user )]
説明 プロトコル(UDP、TCP、または ICMP)が ASA 経由で変換を作成できませんでした。ASAは、ネットワーク アドレスまたはブロードキャスト アドレス宛てのパケットの通過を許可していません。ASA は、static コマンドで明示的に識別されるアドレスに対してこのチェックを行います。着信トラフィックの場合、ASAはネットワーク アドレスまたはブロードキャスト アドレスと識別された IP アドレスの変換を拒否します。
ASAは、すべての ICMP メッセージ タイプに PAT を適用するのではなく、ICMP エコーとエコー応答パケット(タイプ 8 と 0)に限り PAT を適用します。特に、ICMP エコーまたはエコー応答パケットだけが、PAT 変換を作成します。そのため、他の ICMP メッセージ タイプが廃棄されるとき、このメッセージが生成されます。
ASA は、設定済み static コマンドのグローバル IP アドレスとマスクを使用して、標準 IP アドレスを、ネットワーク IP アドレスまたはブロードキャスト IP アドレスと区別します。グローバル IP アドレスが、一致するネットワーク マスクを持つ有効なネットワーク アドレスである場合、ASAは着信パケットのネットワーク IP アドレスまたはブロードキャスト IP アドレスに対して変換を作成しません。
次に例を示します。
static (inside,outside) 10.2.2.128 10.1.1.128 netmask 255.255.255.128
ASA は、ネットワーク アドレスとしてグローバル アドレス 10.2.2.128 に応答し、ブロードキャスト アドレスとして 10.2.2.255 に応答します。既存の変換がない場合、ASAは、10.2.2.128 または 10.2.2.255 宛ての着信パケットを拒否して、このメッセージに記録します。
疑わしい IP アドレスがホスト IP アドレスである場合、サブネット static コマンドの直前にホスト マスクを持つ別の static コマンドを設定します(static コマンドに対する最初の一致規則)。その後の static コマンドでは、ASAがホスト アドレスとして 10.2.2.128 に応答します。
static (inside,outside) 10.2.2.128 10.2.2.128 netmask 255.255.255.255static (inside,outside) 10.2.2.128 10.2.2.128 netmask 255.255.255.128
変換は、疑わしい IP アドレスを持つ内部ホストから開始されるトラフィックによって作成される可能性があります。ASAはネットワーク IP アドレスまたはブロードキャスト IP アドレスを重複したサブネット スタティック コンフィギュレーションを持つホスト IP と見なすので、両方の static コマンドのネットワーク アドレス変換は同じである必要があります。
推奨アクション 不要。
305007
エラー メッセージ %ASA-6-305007: addrpool_free(): Orphan IP IP_address on interface interface_number
説明 ASA が、自分のグローバル プールで見つけられないアドレスを変換しようとしました。ASA は、アドレスが削除されているとして、要求を廃棄します。
推奨アクション 不要。
305008
エラー メッセージ %ASA-3-305008: Free unallocated global IP address.
説明 ASA カーネルは、割り当てられていないグローバル IP アドレスを解放してアドレス プールに戻そうとしたときに、不整合状態を検出しました。この異常状態は、ASA がステートフル フェールオーバー セットアップを実行中で、一部の内部状態がアクティブ装置とスタンバイ装置との間で瞬間的に同期していない場合に発生する可能性があります。この状態は破局的なものではなく、同期は自動的に回復します。
推奨アクション 問題が解決しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。
305009
エラー メッセージ %ASA-6-305009: Built {dynamic|static} translation from interface_name [(acl-name)]:real_address [(idfw_user )] to interface_name :mapped_address
説明 アドレス変換スロットが作成されました。スロットは、送信元アドレスをローカル側からグローバル側に変換します。また、逆方向では、宛先アドレスをグローバル側からローカル側に変換します。
推奨アクション 不要。
305010
エラー メッセージ %ASA-6-305010: Teardown {dynamic|static} translation from interface_name :real_address [(idfw_user )] to interface_name :mapped_address duration time
説明 アドレス変換スロットが削除されました。
推奨アクション 不要。
305011
エラー メッセージ %ASA-6-305011: Built {dynamic|static} {TCP|UDP|ICMP} translation from interface_name :real_address/real_port [(idfw_user )] to interface_name :mapped_address/mapped_port
説明 TCP、UDP、または ICMP アドレス変換スロットが作成されました。スロットは、ローカル側からグローバル側に送信元ソケットを変換します。逆に、スロットは、グローバル側からローカル側に宛先ソケットを変換します。
推奨アクション 不要。
305012
エラー メッセージ %ASA-6-305012: Teardown {dynamic|static} {TCP|UDP|ICMP} translation from interface_name [(acl-name )]:real_address /{real_port |real_ICMP_ID } [(idfw_user )] to interface_name :mapped_address /{mapped_port |mapped_ICMP_ID } duration time
説明 アドレス変換スロットが削除されました。
推奨アクション 不要。
305013
エラー メッセージ %ASA-5-305013: Asymmetric NAT rules matched for forward and reverse flows; Connection protocol src interface_name :source_address /source_port [(idfw_user )] dst interface_name :dst_address /dst_port [(idfw_user )] denied due to NAT reverse path failure.
説明 実際のアドレスを使用して、マップされたホストへの接続を試みましたが、拒否されました。
推奨アクション NAT を使用するホストと同じインターフェイス上にないホストに接続する場合は、実際のアドレスではなく、マップされたアドレスを使用します。また、アプリケーションに IP アドレスが埋め込まれている場合は、inspect コマンドをイネーブルにします。
305014
エラー メッセージ %ASA-6-305014: %d: Allocated %s block of ports for translation from %s:%B to %s:%B/%d-%d\n.
説明 CGNAT “block-allocation” が設定されている場合は、新しいポート ブロックが割り当てられると、この Syslog が生成されます。
推奨アクション なし。
305016
エラー メッセージ %ASA-3-305016: Unable to create protocol connection from real_interface :real_host_ip /real_source_port to real_dest_interface :real_dest_ip /real_dest_port due to reason .
説明 ホストあたりの最大ポート ブロックの制限にホストが達したか、ポート ブロックを使い果たしました。
- reason:以下のいずれかになります。
- ホストあたりの PAT ポート ブロックの制限である value に達している
- PAT プール内のポート ブロックを使い果たしている
推奨アクション ホストあたりの PAT ポート ブロックの制限に達している場合は、次のコマンドを入力し、ホストあたりの最大ブロックの制限を確認します。
xlate block-allocation maximum-per-host 4
PAT プール内のポート ブロックを使い果たしている場合は、ポート サイズを増やすことをお勧めします。また、次のコマンドを入力し、ブロック サイズを確認してください。
xlate block-allocation size 512
308001
エラー メッセージ %ASA-6-308001: console enable password incorrect for number tries (from IP_address )
説明 これは ASA 管理メッセージです。このメッセージは、特権モードに入るためにユーザがパスワードを指摘された回数だけ誤って入力した後に表示されます。最大試行回数は 3 回です。
推奨アクション パスワードを確認し、再度試行します。
308002
エラー メッセージ %ASA-4-308002: static global_address inside_address netmask netmask overlapped with global_address inside_address
説明 1 つまたは複数の static コマンド文の IP アドレスが重複しています。global_address は低セキュリティ レベルのインターフェイス上のアドレスであるグローバル アドレスであり、inside_address は高セキュリティ レベルのインターフェイス上のアドレスであるローカル アドレスです。
推奨アクション show static コマンドを使用してコンフィギュレーションの static コマンド文を表示し、重複しているコマンドを修正します。最も一般的な重複は、10.1.1.0 などのネットワーク アドレスを指定して、別の static コマンドで 10.1.1.5 などその範囲内にあるホストを指定する場合に発生します。
311001
エラー メッセージ %ASA-6-311001: LU loading standby start
説明 スタンバイ ASA が最初にオンラインになるときに、ステートフル フェールオーバー アップデート情報がスタンバイ ASA に送信されました。
推奨アクション 不要。
311002
エラー メッセージ %ASA-6-311002: LU loading standby end
説明 ステートフル フェールオーバー アップデート情報が、スタンバイ ASA への送信を停止しました。
推奨アクション 不要。
311003
エラー メッセージ %ASA-6-311003: LU recv thread up
説明 アップデート肯定応答がスタンバイ ASA から受信されました。
推奨アクション 不要。
311004
エラー メッセージ %ASA-6-311004: LU xmit thread up
説明 ステートフル フェールオーバー アップデート情報が、スタンバイ ASA に送信されました。
推奨アクション 不要。
312001
エラー メッセージ %ASA-6-312001: RIP hdr failed from IP_address : cmd=string , version=number domain=string on interface interface_name
説明 ASA が応答以外のオペレーション コードを持つ RIP メッセージを受信し、メッセージはこのインターフェイスで予想されるバージョン番号とは異なる番号を持ち、ルーティング ドメインのエントリは非ゼロでした。別の RIP デバイスは ASA と通信するように正しく設定されていない可能性があります。
推奨アクション 不要。
313001
エラー メッセージ %ASA-3-313001: Denied ICMP type=number , code=code from IP_address on interface interface_name
説明 icmp コマンドをアクセス リストとともに使用している場合、最初に一致したエントリが許可エントリであれば、ICMP パケットは処理を続行します。最初に一致したエントリが拒否エントリの場合、またはエントリが一致しなかった場合、ASA は ICMP パケットを廃棄し、このメッセージを生成します。icmp コマンドは、インターフェイスへの ping をイネーブルまたはディセーブルにします。ping の実行がディセーブルの場合、ASAはネットワーク上で検出できません。この機能は、設定可能なプロキシ ping とも呼ばれます。
推奨アクション ピア デバイスの管理者にお問い合わせください。
313004
エラー メッセージ %ASA-4-313004:Denied ICMP type=icmp_type , from source_address on interface interface_name to dest_address :no matching session
説明 ステートフル ICMP 機能で追加されたセキュリティ チェックのため、ICMP パケットが ASA によって廃棄されました。通常、これに該当するのは、すでに ASA を通過した有効なエコー要求を含まない ICMP エコー応答、またはすでに ASA で確立されている TCP、UDP、または ICMP セッションに関連しない ICMP エラー メッセージのいずれかです。
推奨アクション 不要。
313005
エラー メッセージ %ASA-4-313005: No matching connection for ICMP error message: icmp_msg_info on interface_name interface.Original IP payload: embedded_frame_info icmp_msg_info = icmp src src_interface_name :src_address [([idfw_user | FQDN_string ], sg_info )] dst dest_interface_name :dest_address [([idfw_user | FQDN_string ], sg_info )] (type icmp_type, code icmp_code ) embedded_frame_info = prot src source_address /source_port [([idfw_user | FQDN_string ], sg_info )] dst dest_address /dest_port [(idfw_user |FQDN_string ), sg_info ]
説明 ICMP エラー メッセージが ASA ですでに確立されているどのセッションとも関連しないため、ICMP エラー パケットが ASA によって廃棄されました。
推奨アクション 原因が攻撃にある場合は、ACL を使用してホストを拒否することができます。
313008
エラー メッセージ %ASA-3-313008: Denied ICMPv6 type=number , code=code from IP_address on interface interface_name
説明 icmp コマンドをアクセス リストとともに使用している場合、最初に一致したエントリが許可エントリであれば、ICMPv6 パケットは処理を続行します。最初に一致したエントリが拒否エントリの場合、またはエントリが一致しなかった場合、ASA は ICMPv6 パケットを廃棄し、このメッセージを生成します。
icmp コマンドは、インターフェイスへの ping をイネーブルまたはディセーブルにします。ping をディセーブルにすると、ASAがネットワーク上で検出できなくなります。この機能は、「設定可能なプロキシ ping」とも呼ばれます。
推奨アクション ピア デバイスの管理者にお問い合わせください。
313009
エラー メッセージ %ASA-4-313009: Denied invalid ICMP code icmp-code , for src-ifc :src-address /src-port (mapped-src-address/mapped-src-port) to dest-ifc :dest-address /dest-port (mapped-dest-address/mapped-dest-port) [user ], ICMP id icmp-id , ICMP type icmp-type
説明 コードが不正な(ゼロ以外)ICMP エコー要求または応答パケットを受信しました。
推奨アクション 断続的なイベントの場合は、対処不要です。原因が攻撃にある場合、ACL を使用してホストを拒否することができます。
314001
エラー メッセージ %ASA-6-314001: Pre-allocated RTSP UDP backconnection for src_intf :src_IP to dst_intf :dst_IP /dst_port.
説明 ASA が、サーバからデータを受信していた RTSP クライアントに対して UDP メディア チャネルを開きました。
- src_intf:送信元インターフェイス名
- src_IP:送信元インターフェイスの IP アドレス
- dst_intf:宛先インターフェイス名
- dst_IP:宛先 IP アドレス
- dst_port:宛先ポート
推奨アクション 不要。
314002
エラー メッセージ %ASA-6-314002: RTSP failed to allocate UDP media connection from src_intf :src_IP to dst_intf :dst_IP /dst_port : reason_string.
説明 ASA がメディア チャネルに対して新しいピンホールを開くことができません。
- src_intf:送信元インターフェイス名
- src_IP:送信元インターフェイスの IP アドレス
- dst_intf:宛先インターフェイス名
- dst_IP:宛先 IP アドレス
- dst_port:宛先ポート
- reason_string:Pinhole already exists または Unknown
推奨アクション 原因が不明な場合は、ASA のメモリが不足しているため、show memory コマンドを実行して利用可能な空きメモリを確認するか、または show conn コマンドを実行して使用されている接続数を確認します。
314003
エラー メッセージ %ASA-6-314003: Dropped RTSP traffic from src_intf :src_ipdue to: reason.
説明 RTSP メッセージに予約ポート範囲内のポートが含まれているか、または最大許容制限を超える長さの URL が含まれているため、RTSP メッセージがユーザ設定の RTSP セキュリティ ポリシーに違反しました。
- src_intf:送信元インターフェイス名
- src_IP:送信元インターフェイスの IP アドレス
- reason:原因。次のいずれかの可能性があります。
- エンドポイントが予約ポート範囲 0 ~ 1024 のメディア ポートをネゴシエートしています。
- URL の長さ(url length バイト)が最大長(url length limit バイト)を超えています。
推奨アクション RTSP クライアントがセキュリティ ポリシーに違反するメッセージを送信する原因を調査します。要求された URL が正当である場合は、RTSP ポリシー マップで、より長い URL 長制限を指定して、ポリシーを緩和できます。
314004
エラー メッセージ %ASA-6-314004: RTSP client src_intf:src_IP accessed RTSP URL RTSP URL
説明 RTSP クライアントが RTSP サーバにアクセスしようとしました。
- src_intf:送信元インターフェイス名
- src_IP:送信元インターフェイスの IP アドレス
- RTSP URL:RTSP サーバの URL
推奨アクション 不要。
314005
エラー メッセージ %ASA-6-314005: RTSP client src_intf:src_IP denied access to URL RTSP_URL.
説明 RTSP クライアントが禁止サイトにアクセスしようとしました。
- src_intf:送信元インターフェイス名
- src_IP:送信元インターフェイスの IP アドレス
- RTSP_URL:RTSP サーバの URL
推奨アクション 不要。
314006
エラー メッセージ %ASA-6-314006: RTSP client src_intf:src_IP exceeds configured rate limit of rate for request_method messages.
説明 特定の RTSP 要求メッセージが、RTSP ポリシーの設定済みレート制限を超えました。
- src_intf:送信元インターフェイス名
- src_IP:送信元インターフェイスの IP アドレス
- rate:設定済みレート制限
- request_method:要求メッセージのタイプ
推奨アクション クライアントからの特定の RTSP 要求メッセージがレート制限を超えた原因を調査します。
315004
エラー メッセージ %ASA-3-315004: Fail to establish SSH session because RSA host key retrieval failed.
説明 ASA が、SSH セッションの確立に必要な RSA ホスト キーを見つけられません。ホスト キーが生成されていなかったため、またはこの ASA のライセンスが DES または 3DES 暗号化を許可しないために、ASA ホスト キーがない可能性があります。
推奨アクション ASA コンソールから show crypto key mypubkey rsa コマンドを入力して、RSA ホスト キーがあることを確認します。ホスト キーがない場合は、show version コマンドを入力して、DES または 3DES が許可されていることを確認します。RSA ホスト キーがある場合は、SSH セッションを再開します。RSA ホスト キーを生成するには、crypto key mypubkey rsa コマンドを入力します。
315011
エラー メッセージ %ASA-6-315011: SSH session from IP_address on interface interface_name for user user disconnected by SSH server, reason: reason
説明 SSH セッションが終了しました。ユーザが quit または exit を入力すると、terminated normally メッセージが表示されます。ユーザ名は無効な場合や不明な場合は表示されませんが、有効な場合または no logging hide username コマンドが設定されている場合は表示されます。別の原因でセッションが切断された場合は、テキストで原因が説明されます。次の表に、セッションが切断される理由として考えられるものを一覧表示します。
テキスト文字列 |
説明 |
アクション |
---|---|---|
Bad checkbytes |
SSH キー交換中にチェック バイトにミスマッチが検出されました。 |
SSH セッションを再開します。 |
CRC check failed |
特定のパケットに対して計算された CRC 値が、パケットに埋め込まれている CRC 値と一致しません。パケットが不良です。 |
対処は不要です。このメッセージが引き続き表示される場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。 |
Decryption failure |
SSH キーの交換中に SSH セッション キーの解読が失敗しました。 |
RSA ホスト キーを確認し、再度試行します。 |
Format error |
非プロトコル バージョンのメッセージが、SSH バージョン交換中に受信されました。 |
SSH クライアントをチェックし、サポート対象のバージョンであることを確認します。 |
Internal error |
このメッセージは、ASA 上の SSH の内部エラー、あるいは RSA キーが ASA に入力されていないか、または取得できないことを示します。 |
ASA コンソールから show crypto key mypubkey rsa コマンドを入力して、RSA ホスト キーがあることを確認します。ホスト キーがない場合は、show version コマンドを入力して、DES または 3DES が許可されていることを確認します。RSA ホスト キーがある場合は、SSH セッションを再開します。RSA ホスト キーを生成するには、crypto key mypubkey rsa コマンドを入力します。 |
Invalid cipher type |
SSH クライアントがサポートされていない暗号を要求しました。 |
show version コマンドを入力し、ライセンスがサポートしている機能を確認してから、サポートされている暗号を使用するように SSH クライアントを再設定します。 |
Invalid message length |
ASA に到着する SSH メッセージの長さが 262,144 バイトを超えているか、または 4,096 バイト未満です。データが破損している可能性があります。 |
対処は不要です。 |
Invalid message type |
ASA が非 SSH メッセージを受信したか、あるいはサポートされていない SSH メッセージまたは要求されていない SSH メッセージを受信しました。 |
ピアが SSH クライアントであるかどうかを確認します。ピアが SSHv1 をサポートしているクライアントであり、このメッセージが引き続き表示される場合は、ASA シリアル コンソールから debug ssh コマンドを入力して、デバッグ メッセージを取り込みます。その後、Cisco TAC にお問い合わせください。 |
Out of memory |
このメッセージは、ASA が SSH サーバで使用するメモリを割り当てられず、おそらくはトラフィックが多いために ASA がビジーになっている場合に表示されます。 |
後で SSH セッションを再開します。 |
Rejected by server |
ユーザの認証に失敗しました。 |
ユーザ名とパスワードを確認するようユーザに求めます。 |
Reset by client |
SSH クライアントが SSH_MSG_DISCONNECT メッセージを ASA に送信しました。 |
対処は不要です。 |
status code: hex (hex) |
ユーザが、SSH コンソールで quit または exit を入力せずに、SSH クライアント ウィンドウ(Windows で実行中)を閉じました。 |
対処は不要です。クライアントをただ終了するのではなく、正常に終了するようユーザに推奨します。 |
Terminated by operator |
SSH セッションが、ASA コンソールで ssh disconnect コマンドの入力により終了されました。 |
対処は不要です。 |
Time-out activated |
SSH セッションが、ssh timeout コマンドで指定された継続時間を超えたため、タイムアウトしました。 |
SSH 接続を再開します。ssh timeout コマンドを使用して、5 分のデフォルト値を必要に応じて最大 60 分まで延長することができます。 |
推奨アクション 不要。
315012
エラー メッセージ %ASA-3-315012: Weak SSH type (alg) provided from client IP_address on interface Int. Connection failed.Not FIPS 140-2 compliant.
説明 FIPS 140-2 認証の一部として、FIPS が有効な場合、SSH 接続を確立できるのは暗号方式として aes128-cbc または aes256-cbc、MAC として SHA1 を使用する場合のみです。この Syslog は、受け入れられない暗号方式または MAC が使われている場合に生成されます。FIPS モードが無効の場合、この Syslog は表示されません。
- type:cipher または MAC
- alg:受け入れられない暗号方式または MAC の名前
- IP_address:クライアントの IP アドレス
- int:クライアントが接続しようとしているインターフェイス
推奨アクション 受け入れられる暗号方式または MAC を指定します。
315013
エラー メッセージ %ASA-6-315013: SSH session from <SSH client address> on interface <interface name> for user “<user name>" rekeyed successfully.
説明 この Syslog は、SSH のキー再生成が正常に完了したことを示すために必要です。これはコモン クライテリア認証の要件です。
- SSH_client_address:クライアントの IP アドレス
- interface_name:クライアントが接続しようとしているインターフェイス
- user_name:セッションに関連付けられているユーザ名
推奨アクション なし
316001
エラー メッセージ %ASA-3-316001: Denied new tunnel to IP_address .VPN peer limit (platform_vpn_peer_limit) exceeded
説明 プラットフォーム VPN ピアの上限でサポートされているよりも多くの VPN トンネル(ISAKMP/IPSec)を同時に確立しようとした場合、過剰なトンネルは打ち切られます。
推奨アクション 不要。
316002
エラー メッセージ %ASA-3-316002: VPN Handle error: protocol=protocol , src in_if_num :src_addr , dst out_if_num :dst_addr
説明 VPN ハンドルがすでに存在するため、ASA は VPN ハンドルを作成できません。
- protocol:VPN フローのプロトコル
- in_if_num:VPN フローの入力インターフェイス番号
- src_addr:VPN フローの送信元 IP アドレス
- out_if_num:VPN フローの出力インターフェイス番号
- dst_addr:VPN フローの宛先 IP アドレス
推奨アクション このメッセージは、正常動作中に発生することもあります。ただし、メッセージが繰り返し表示され、VPN ベースのアプリケーションに深刻な誤動作が発生する場合は、ソフトウェア障害が原因となっている可能性があります。次のコマンドを入力して詳細な情報を収集し、Cisco TAC に問題の調査を依頼してください。
capture
name
type asp-drop vpn-handle-error
show asp table classify crypto detail
show asp table vpn-context
317001
エラー メッセージ %ASA-3-317001: No memory available for limit_slow
説明 要求された動作がメモリ不足状態が原因で失敗しました。
推奨アクション 他のシステム アクティビティを減らして、メモリを解放します。状況に応じて、より大容量のメモリ構成にアップグレードしてください。
317002
エラー メッセージ %ASA-3-317002: Bad path index of number for IP_address , number max
説明 ソフトウェア エラーが発生しました。
推奨アクション 問題が解決しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。
317003
エラー メッセージ %ASA-3-317003: IP routing table creation failure - reason
説明 内部ソフトウェア エラーが発生したため、新しい IP ルーティング テーブルの作成が妨げられました。
推奨アクション 表示されているとおりにエラー メッセージをコピーして、Cisco TAC に報告してください。
317004
エラー メッセージ %ASA-3-317004: IP routing table limit warning
説明 名前付き IP ルーティング テーブル内のルート数が、設定された警告制限に到達しました。
推奨アクション テーブルのルート数を減らすか、制限を設定し直します。
317005
エラー メッセージ %ASA-3-317005: IP routing table limit exceeded - reason , IP_address netmask
説明 追加のルートはテーブルに加えられます。
推奨アクション テーブルのルート数を減らすか、制限を設定し直します。
317006
エラー メッセージ %ASA-3-317006: Pdb index error pdb , pdb_index , pdb_type
説明 PDB に対するインデックスが範囲外です。
- pdb:Protocol Descriptor Block(PDB インデックス エラーの記述子)
- pdb_index:PDB インデックス識別子
- pdb_type:PDB インデックス エラーのタイプ
推奨アクション 問題が解決しない場合、コンソールまたはシステム ログに表示されるエラー メッセージをそのままコピーし、Cisco TAC にお問い合わせのうえ、TAC の担当者に収集した情報をご提供ください。
317007
エラー メッセージ %ASA-6-317007: Added route_type route dest_address netmask via gateway_address [distance /metric ] on interface_name route_type
説明 新しいルートがルーティング テーブルに追加されました。
ルーティング プロトコルのタイプ:
C:接続、S:スタティック、I:IGRP、R:RIP、M:モバイル
B:BGP、D:EIGRP、EX:EIGRP 外部、O:OSPF
IA:OSPF 内部エリア、N1:OSPF NSSA 外部タイプ 1
N2:OSPF NSSA 外部タイプ 2、E1:OSPF 外部タイプ 1
E2:OSPF 外部タイプ 2、E:EGP、i:IS-IS、L1:IS-IS レベル 1
L2:IS-IS レベル 2、ia:IS-IS 内部エリア
- dest_address:このルートの宛先ネットワーク
- netmask:宛先ネットワークのネットマスク
- gateway_address:宛先ネットワークに到達するために使用するゲートウェイのアドレス
- distance:このルートのアドミニストレーティブ ディスタンス
- metric:このルートのメトリック
- interface_name:トラフィックがルーティングされるネットワーク インターフェイス名
推奨アクション 不要。
317008
エラー メッセージ %ASA-6-317007: Deleted route_type route dest_address netmask via gateway_address [distance /metric ] on interface_name route_type
説明 新しいルートがルーティング テーブルから削除されました。
ルーティング プロトコルのタイプ:
C:接続、S:スタティック、I:IGRP、R:RIP、M:モバイル
B:BGP、D:EIGRP、EX:EIGRP 外部、O:OSPF
IA:OSPF 内部エリア、N1:OSPF NSSA 外部タイプ 1
N2:OSPF NSSA 外部タイプ 2、E1:OSPF 外部タイプ 1
E2:OSPF 外部タイプ 2、E:EGP、i:IS-IS、L1:IS-IS レベル 1
L2:IS-IS レベル 2、ia:IS-IS 内部エリア
- dest_address:このルートの宛先ネットワーク
- netmask:宛先ネットワークのネットマスク
- gateway_address:宛先ネットワークに到達するために使用するゲートウェイのアドレス
- distance:このルートのアドミニストレーティブ ディスタンス
- metric:このルートのメトリック
- interface_name:トラフィックがルーティングされるネットワーク インターフェイス名
推奨アクション 不要。
317012
エラー メッセージ %ASA-3-317012: Interface IP route counter negative - nameif-string-value
説明 インターフェイス ルートの数が負であることを示します。
- nameif-string-value:nameif command で指定したインターフェイス名
推奨アクション 不要。
318001
エラー メッセージ %ASA-3-318001: Internal error: reason
説明 内部ソフトウェア エラーが発生しました。このメッセージは 5 秒ごとに表示されます。
推奨アクション 表示されているとおりにメッセージをコピーして、Cisco TAC に報告してください。
318002
エラー メッセージ %ASA-3-318002: Flagged as being an ABR without a backbone area
説明 ルータには、ルータ内にバックボーン エリアが設定されていないエリア境界ルータであるフラグが付いています。このメッセージは 5 秒ごとに表示されます。
推奨アクション OSPF プロセスを再起動します。
318003
エラー メッセージ %ASA-3-318003: Reached unknow n state in neighbor state machine
説明 内部ソフトウェア エラーが発生しました。このメッセージは 5 秒ごとに表示されます。
推奨アクション 表示されているとおりにメッセージをコピーして、Cisco TAC に報告してください。
318004
エラー メッセージ %ASA-3-318004: area string lsid IP_address mask netmask adv IP_address type number
説明 OSPF プロセスでリンク ステート アドバタイズメントの検出に問題が生じました。これはメモリ リークにつながる可能性があります。
推奨アクション 問題が解決しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。
318005
エラー メッセージ %ASA-3-318005: lsid ip_address adv IP_address type number gateway gateway_address metric number network IP_address mask netmask protocol hex attr hex net-metric number
説明 OSPF でデータベースと IP ルーティング テーブルとの間に不整合が検出されました。
推奨アクション 問題が解決しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。
318006
エラー メッセージ %ASA-3-318006: if interface_name if_state number
説明 内部エラーが発生しました。
推奨アクション 表示されているとおりにメッセージをコピーして、Cisco TAC に報告してください。
318007
エラー メッセージ %ASA-3-318007: OSPF is enabled on interface_name during idb initialization
説明 内部エラーが発生しました。
推奨アクション 表示されているとおりにメッセージをコピーして、Cisco TAC に報告してください。
318008
エラー メッセージ %ASA-3-318008: OSPF process number is changing router-id. Reconfigure virtual link neighbors with our new router-id
説明 OSPF プロセスがリセット中で、新しいルータ ID を選択しようとしています。このアクションによってすべての仮想リンクが停止させられます。
推奨アクション すべての隣接仮想リンクの仮想リンク コンフィギュレーションを、新しいルータ ID を反映するように変更します。
318009
エラー メッセージ %ASA-3-318009: OSPF: Attempted reference of stale data encountered in function , line: line_num
説明 OSPF が動作中で、他の場所で削除された一部の関連データ構造を参照しようとしました。インターフェイスおよびルータのコンフィギュレーションを消去すると、問題が解決する可能性があります。しかし、このメッセージが表示される場合は、シーケンスの一部のステップによってデータ構造の早期削除が生じているので、調査する必要があります。
- function:予期しないイベントを受け取った関数
- line_num:コード中の行番号
推奨アクション 問題が解決しない場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。
318101
エラー メッセージ %ASA-3-318101: Internal error: REASON
説明 内部ソフトウェア エラーが発生しました。
- REASON:イベントの詳細な原因
推奨アクション 不要。
318102
エラー メッセージ %ASA-3-318102: Flagged as being an ABR without a backbone area
説明 ルータに、ルータ内にバックボーン エリアのない Area Border Router(ABR)であるフラグが設定されました。
推奨アクション OSPF プロセスを再起動します。
318103
エラー メッセージ %ASA-3-318103: Reached unknown state in neighbor state machine
説明 内部ソフトウェア エラーが発生しました。
推奨アクション 不要。
318104
エラー メッセージ %ASA-3-318104: DB already exist: area AREA_ID_STR lsid i adv i type 0x x
説明 OSPF で LSA を見つけることができないため、メモリのリークが発生する可能性があります。
- AREA_ID_STR:領域を表す文字列
- i:整数値
- x:整数値の 16 進表記
推奨アクション 不要。
318105
エラー メッセージ %ASA-3-318105: lsid i adv i type 0x x gateway i metric d network i mask i protocol #x attr #x net-metric d
説明 OSPF でデータベースと IP ルーティング テーブルとの間に不整合が検出されました。
- i:整数値
- x:整数値の 16 進表記
- d:数値
推奨アクション 不要。
318106
エラー メッセージ %ASA-3-318106: if IF_NAME if_state d
説明 内部エラーが発生しました。
- IF_NAME:影響を受けるインターフェイスの名前
- d:数値
推奨アクション 不要。
318107
エラー メッセージ %ASA-3-318107: OSPF is enabled on IF_NAME during idb initialization
説明 内部エラーが発生しました。
- IF_NAME:影響を受けるインターフェイスの名前
推奨アクション 不要。
318108
エラー メッセージ %ASA-3-318108: OSPF process d is changing router-id. Reconfigure virtual link neighbors with our new router-id
説明 OSPF プロセスがリセット中で、新しいルータ ID を選択しようとしています。これにより、すべての仮想リンクがダウンします。再び動作させるには、すべての仮想リンク ネイバー上の仮想リンク設定を変更する必要があります。
- d:プロセス ID を表す番号
推奨アクション すべての隣接仮想リンクの仮想リンク コンフィギュレーションを、新しいルータ ID を含むように変更します。
318109
エラー メッセージ %ASA-3-318109: OSPFv3 has received an unexpected message: 0x / 0x
説明 OSPFv3 が予期しないプロセス間メッセージを受信しました。
- x:整数値の 16 進表記
推奨アクション 不要。
318110
エラー メッセージ %ASA-3-318110: Invalid encrypted key s .
説明 指定された暗号キーが無効です。
- s:暗号キーを表す文字列
推奨アクション クリア テキストのキーを指定し、service password-encryption コマンドを入力して暗号化するか、または指定した暗号キーが有効であることを確認します。指定された暗号キーが無効な場合は、システム設定時にエラー メッセージが表示されます。
318111
エラー メッセージ %ASA-3-318111: SPI u is already in use with ospf process d
説明 すでに使用されている SPI を使用しようとしました。
- u:SPI を表す番号
- d:プロセス ID を表す番号
推奨アクション 別の SPI を選択します。
318112
エラー メッセージ %ASA-3-318112: SPI u is already in use by a process other than ospf process d .
説明 すでに使用されている SPI を使用しようとしました。
- u:SPI を表す番号
- d:プロセス ID を表す番号
推奨アクション 別の SPI を選択します。すでに使用されている SPI のリストを表示するには、show crypto ipv6 ipsec sa コマンドを入力します。
318113
エラー メッセージ %ASA-3-318113: s s is already configured with SPI u .
説明 すでに使用されている SPI を使用しようとしました。
- s:インターフェイスを表す文字列
- u:SPI を表す番号
推奨アクション 最初に SPI を設定解除するか、別の SPI を選択します。
318114
エラー メッセージ %ASA-3-318114: The key length used with SPI u is not valid
説明 キーの長さが間違っています。
- u:SPI を表す番号
推奨アクション 有効な IPsec キーを選択します。IPsec 認証キーは 32 桁(MD5)または 40 桁(SHA-1)の 16 進数値である必要があります。
318115
エラー メッセージ %ASA-3-318115: s error occured when attempting to create an IPsec policy for SPI u
説明 IPSec API(内部)エラーが発生しました。
- s:エラーを表す文字列
- u:SPI を表す番号
推奨アクション 不要。
318116
エラー メッセージ %ASA-3-318116: SPI u is not being used by ospf process d .
説明 OSPFv3 で使用されていない SPI を設定解除しようとしました。
- u:SPI を表す番号
- d:プロセス ID を表す番号
推奨アクション OSPFv3 によって使用されている SPI を確認するには、show コマンドを入力します。
318117
エラー メッセージ %ASA-3-318117: The policy for SPI u could not be removed because it is in use.
説明 表示された SPI のポリシーを削除しようとしましたが、そのポリシーがまだセキュア ソケットにより使用されていました。
- u:SPI を表す番号
推奨アクション 不要。
318118
エラー メッセージ %ASA-3-318118: s error occured when attemtping to remove the IPsec policy with SPI u
説明 IPSec API(内部)エラーが発生しました。
- s:指定されたエラーを表す文字列
- u:SPI を表す番号
推奨アクション 不要。
318119
エラー メッセージ %ASA-3-318119: Unable to close secure socket with SPI u on interface s
説明 IPSec API(内部)エラーが発生しました。
- u:SPI を表す番号
- s:指定されたインターフェイスを表す文字列
推奨アクション 不要。
318120
エラー メッセージ %ASA-3-318120: OSPFv3 was unable to register with IPsec
説明 内部エラーが発生しました。
推奨アクション 不要。
318121
エラー メッセージ %ASA-3-318121: IPsec reported a GENERAL ERROR: message s , count d
説明 内部エラーが発生しました。
- s:指定したメッセージを表す文字列
- d:生成メッセージの総数を表す数値
推奨アクション 不要。
318122
エラー メッセージ %ASA-3-318122: IPsec sent a s message s to OSPFv3 for interface s .Recovery attempt d
説明 内部エラーが発生しました。システムがセキュアなソケットの再オープンと復旧を試みています。
- s:指定されたメッセージと指定されたインターフェイスを表す文字列
- d:リカバリ試行回数を表す数値
推奨アクション 不要。
318123
エラー メッセージ %ASA-3-318123: IPsec sent a s message s to OSPFv3 for interface IF_NAME .Recovery aborted
説明 内部エラーが発生しました。リカバリの試行の最大数を超えました。
- s:指定したメッセージを表す文字列
- IF_NAME:指定したインターフェイス
推奨アクション 不要。
318125
エラー メッセージ %ASA-3-318125: Init failed for interface IF_NAME
説明 インターフェイスの初期化に失敗しました。考えられる原因は、次のとおりです。
- インターフェイスの接続先となる領域が削除されています。
- リンク スコープのデータベースを作成できませんでした。
- ローカル ルータのネイバー データブロックを作成できませんでした。
推奨アクション インターフェイスを初期設定するコンフィギュレーション コマンドを削除して、再試行します。
318126
エラー メッセージ %ASA-3-318126: Interface IF_NAME is attached to more than one area
説明 インターフェイスが、インターフェイスのリンク先以外の領域のインターフェイス リストに含まれています。
- IF_NAME:指定したインターフェイス
推奨アクション 不要。
318127
エラー メッセージ %ASA-3-318127: Could not allocate or find the neighbor
説明 内部エラーが発生しました。
推奨アクション 不要。
319001
エラー メッセージ %ASA-3-319001: Acknowledge for arp update for IP address dest_address not received (number ).
説明 ASA 内の ARP プロセスが、ASA のオーバーロードが原因で内部同期外れになっています。
推奨アクション 不要。一時的なエラーです。ASA の平均負荷を確認し、許容量を超えて使用されていないことを確認します。
319002
エラー メッセージ %ASA-3-319002: Acknowledge for route update for IP address dest_address not received (number ).
説明 ASA 内のルーティング モジュールが、ASA のオーバーロードが原因で内部同期外れになっています。
推奨アクション 不要。一時的なエラーです。ASA の平均負荷を確認し、許容量を超えて使用されていないことを確認します。
319003
エラー メッセージ %ASA-3-319003: Arp update for IP address address to NPn failed.
説明 ARP エントリをアップデートする必要がある場合、内部 ARP テーブルをアップデートするためにネットワーク プロセッサ(NP)にメッセージが送信されます。モジュールでメモリ使用率が高くなっている場合、または内部テーブルが満杯になっている場合は、NP へのメッセージが拒否されて、このメッセージが生成される可能性があります。
推奨アクション ARP テーブルが満杯であるかどうかを確認します。満杯ではない場合、CPU 使用率および秒あたりの接続数を確認してモジュールの負荷を調べます。CPU 使用率が高いか、秒あたりの接続数が多い場合、負荷が正常に戻ると正常動作が再開されます。
319004
エラー メッセージ %ASA-3-319004: Route update for IP address dest_address failed (number ).
説明 ASA 内のルーティング モジュールが、システムのオーバーロードが原因で内部同期外れになっています。
推奨アクション 不要。一時的なエラーです。システムの平均負荷をチェックし、許容量を超えて使用されていないことを確認します。