概要

このドキュメントでは、Cisco Secure Network Server(SNS)3600 シリーズ アプライアンスのファームウェアをアップグレードする方法について説明します。


(注)  


このアップグレードを実行する前に、Cisco SNS アプライアンスで ISE サービスを適切にシャットダウンすることを推奨します。


次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.3(2.240077) にアップグレードできます。

  • 4.3(2.240053)

  • 4.3(2.240009)

  • 4.3(2.230207)


(注)  


ファームウェアリリース 4.3(2.240053) からアップグレードする場合は、SNS-36xx-HUU-4.3.2.240077_ISE.iso を使用してホスト アップグレード ユーティリティ(HUU)ISO アップグレードを直接実行できます。他のリリースでは、最初に SNS-36xx-BIOS-4-3-2b_ISE.cap ファイルを使用して BIOSファームウェアをアップグレードしてから、SNS-36xx-HUU-4.3.2.240077_ISE.iso ファイルを使用して HUU ISO アップグレードを実行する必要があります。 Cisco ISE ソフトウェア ダウンロード サイトからこれらのファイルをダウンロードする必要があります。


ファームウェアリリース 4.3(2.240077) の詳細については、「Cisco UCS ラックサーバーソフトウェアのリリースノート、リリース 4.3(2)」を参照してください。

次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.3(2.240053) にアップグレードできます。

  • 4.3(2.240009)

  • 4.3(2.230207)

  • 4.2(3b)

ファームウェアリリース 4.3(2.240053) の詳細については、「Cisco UCS ラックサーバーソフトウェアのリリースノート、リリース 4.3(2)」を参照してください。

次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.3(2.240009) にアップグレードできます。

  • 4.3(2.230207)

  • 4.2(3b)

  • 4.2(2)

  • 4.1(3)

  • 4.1(2)

  • 4.1(1)

  • 4.0(4)


(注)  


ファームウェアリリース 4.3(2.230207) からアップグレードする場合は、SNS-36xx-HUU-4.3.2.240009_ISE.iso ファイルを使用してホスト アップグレード ユーティリティ(HUU)ISO アップグレードを直接実行できます。他のリリースでは、最初に SNS-36xx-BIOS-4-3-2a_ISE.cap ファイルを使用して BIOS ファームウェアをアップグレードしてから、SNS-36xx-HUU-4.3.2.240009_ISE.iso ファイルを使用して HUU ISO アップグレードを実行する必要があります。Cisco ISE ソフトウェア ダウンロード サイトからこれらのファイルをダウンロードする必要があります。


ファームウェアリリース 4.3(2.240009) の詳細については、「Cisco UCS ラックサーバーソフトウェアのリリースノート、リリース 4.3(2)」を参照してください。

次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.3(2.230207) にアップグレードできます。

  • 4.2(3d)

  • 4.2(3b)

  • 4.2(2)

  • 4.1(3)

  • 4.1(2)

  • 4.1(1)

  • 4.0(4)

次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.2(3d) にアップグレードできます。

  • 4.2(3b)

  • 4.2(1)

  • 4.1(3)

  • 4.1(2)

  • 4.1(1)

  • 4.0(4)

次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.2(2b) にアップグレードできます。

  • 4.1(3m)

  • 4.1(3e)

次のリリースから Cisco SNS 36x5 ファームウェアリリース 4.1(3b) にアップグレードできます。

  • 4.0 (1g)

  • 4.0(4h)

  • 4.0(4m)

詳細については、「Cisco UCS ラックサーバーソフトウェアのリリースノート、リリース 4.1(3)」を参照してください。

アップグレードには、次のファイルが必要です。

  • SNS-36xx-BIOS-4-x-xx-x_ISE.cap ファイル:Cisco SNS 3600 シリーズ アプライアンスの BIOS ファームウェア

  • SNS-36xx-HUU-4.x.xx_ISE.iso(Cisco SNS 3600 シリーズ アプライアンスの HUU .isoファイル)

Cisco ISE ソフトウェア ダウンロード サイトからこれらのファイルをダウンロードする必要があります。


(注)  


このドキュメントに記載されているスクリーンショットは、ファームウェアを 4.0(4m) から 4.1(3b) にアップグレードする際に取得されたものです。これらスクリーンショットは参考目的でのみ使用しています。


ファームウェアのアップグレードとアクティブ化

ファームウェアをアップグレードしてアクティブ化するには、次の手順を次の順序で実行する必要があります。

手順


ステップ 1

BIOS ファームウェアの更新

ステップ 2

BIOS のアクティブ化

ステップ 3

HUU ISO を使用した他のファームウェアの更新とアクティブ化



(注)  


HUU ISO をアップグレードする前に BIOS ファームウェアがアップグレードされていない場合、BIOS は正しくロードされず、ブートオプションは表示されません。


BIOS ファームウェアの更新

手順


ステップ 1

[BIOS] チェックボックスをオンにし、[Update]をクリックします。

ステップ 2

[Install BIOS Firmware Through Browser Client] をクリックし、BIOS イメージを選択します。

ステップ 3

[Install Firmware] をクリックします。

BIOS がバックアップバージョンとして正常にアップロードされました。


BIOS のアクティブ化

手順


ステップ 1

[Host Power] > [Power Off] を選択してサーバーの電源を手動で切ります。

ステップ 2

[BIOS] チェックボックスをオンにします。

ステップ 3

[Activate] をクリックします。

ステップ 4

BIOS バージョンを選択し、[Activate Firmware] をクリックします。

ステップ 5

BIOS をアクティブ化した後、[Host Power] > [Power On] の順に選択します。


HUU ISO を使用した他のファームウェアの更新とアクティブ化

手順


ステップ 1

ツールバー上の [Launch KVM Console] をクリックして、KVM コンソールを起動します。

ステップ 2

KVM コンソールから、[Virtual Media] タブをクリックします。

ステップ 3

[Activate Virtual Devices] をクリックし、[Accept this Session] をクリックします。

ステップ 4

[Map CD/DVD] をクリックし、ISO ファイルを参照します。

ステップ 5

[Map Device] をクリックします。

ステップ 6

[Power] > [Reset System (Warm Boot) ] の順に選択し、プロンプトが表示されたら F6 を押して [Boot Menu] ウィンドウを開きます。

ステップ 7

[Cisco vKVM-Mapped vDVD1.22] を選択し、Enter キーを押します。

選択したデバイスからサーバーがブートします。

ステップ 8

シスコ エンド ユーザー ライセンス契約(EULA)を読み、[Agree] をクリックして更新を進めます。

[Cisco Host Upgrade Utility] ウィンドウが表示され、更新に使用できるコンポーネントのリストが表示されます。

(注)  

 

[Disagree] オプションを選択すると、アップグレードプロセスがキャンセルされ、ホストが再起動されます。

ステップ 9

ファームウェアのアップグレード後にシステムが再起動されます。再度ログインして、アップグレードされたファームウェアのバージョンを確認します。


ファームウェアバージョンの確認

[Admin] > [Firmware Management] を選択し、ファームウェアのバージョンを確認します。

[Chassis] > [Summary] > [PCI Adapters] の順に選択し、ファームウェアのバージョンを確認します。


(注)  


互換性の問題が発生する可能性があるため、HUU ISO を使用したアップグレード中の BMC と BIOS のロールバックは推奨されません。