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ここでは、Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチを取り付ける前に必要な準備について説明します。
(注) システムを取り付け、操作、および稼働する前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco MDS 9000 Family』を読み、システムを使用する前に知っておくべき重要な情報を確認してください。
スイッチの詳細情報は、『Cisco MDS 9020 Fabric Switch Hardware Installation Guide』を参照してください。
警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人 が行ってください。
• 設置用のキャビネットまたはラックが、次の条件に適合しているかどうかを確認します。
–標準の 19 インチ(48.3 cm)EIA キャビネットまたはラックである。
–前方のマウント レール間の幅が、17.75 インチ(45.1 cm)である。
–ラックの縦方向に、シャーシを挿入できるだけの十分なスペースがある。Cisco MDS 9020 ファブリックの場合、1.75 インチ(4.43 cm)または 1 RU(ラック ユニット)が必要です。
• スイッチを取り付ける前に、設置場所を検討し、準備します。
• スイッチの作業に支障がないように、また適切な通気が行われるように、スイッチ周囲に十分なスペースを確保できることを確認してください。
• 発熱量を考慮して、空調レベルを検討します(環境および発熱量の要件はハードウェア ガイドを参照してください)。
• AC 電源が適切にアースされている。スイッチが、AC 電源コードでアースされている。
• 設置場所の電力が、ハードウェア ガイドに記載されている電力要件に適合していることを確認します。可能ならば、電源障害に備えて、Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)を使用してください。
• 回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。北米で 200/240 VAC 電源を使用する場合には、二極式回路ブレーカーを使用して回路を保護する必要があります。
ここでは、Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチの取り付け方法について説明します。ラックマウント キットを使用するか、ラックマウント ブラケットのみを使用してスイッチを取り付けます。
ラックマウント ブラケットのみを使用してラックにスイッチを設置する手順は、次のとおりです。
ステップ1 各ブラケットに対して 2 つの 10-32 ネジを使用して、ラックマウント ブラケットをスイッチに固定します(図1 を参照)。ブラケットのネジ穴を適切な間隔で選択します。
ステップ2 ラックにスイッチを置き、各面に 2 つの 10-32 ネジを使用してブラケットのフランジをラックに固定します。
ラックマウント キットを使用してスイッチを設置する手順は、次のとおりです。
ステップ1 2 つのネジを使用して、スイッチ スライドをしっかりとスイッチに取り付けます。スイッチを、ネジ穴に合わせて同一平面上に、または 1.25 インチ(3.175 cm)の間隔を置いて固定します。
ステップ2 シェルフ ブラケットをラックの内径に合わせて拡張します(図3 を参照)。ブラケット フランジをラックの内側に合わせます。必ず、スライド ブラケットを前向きにします。ラックのネジ穴が四角い場合、各ネジにセンタリング ワッシャを使用してください。
ステップ3 上下のネジ穴を使用して、2 つの 10-32 ネジでラックの両隅にフランジを固定します。
ステップ4 スイッチおよびスライド ブラケット アセンブリをシェルフ ブラケットに向けてスライドさせます(図4 を参照)。
ステップ5 10-32 ネジを使用して、スイッチをラックに固定します。各スライド ブラケットのフランジに対し、1 つのネジを使用します。
ここでは、Cisco MDS 9020 スイッチの接続方法について説明します。内容は次のとおりです。
図5 に、コンソール ポートを示します。Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチをローカルで管理するには、コンソール ポートに PC のシリアル ポートまたはモデムを接続します。この接続用に、ヌルモデム F/F DB-9 ケーブル、またはコンソール ケーブルがスイッチに同梱されています。コンソール ケーブルは、ロールオーバー ケーブルとして知られています。
(注) PC は、VT100 端末エミュレーションをサポートしている必要があります。セットアップおよび設定時にスイッチと PC 間を接続するには、端末エミュレーション ソフトウェア(一般的に HyperTerminal などの PC アプリケーション)を使用します。
ここでは、Cisco MDS 9020 スイッチ の起動方法について説明します。Cisco MDS 9020 スイッチ を取り付けたあとで起動する手順は次のとおりです。
ステップ2 スイッチにコンソール端末を接続します。スイッチが自動的に起動します。
(注) ファイバ チャネル ポート用の LED は、ポートがデバイスに接続されるまで消灯しています。イーサネット管理ポート用の LED は、ポートが接続されるまでは消灯したままです。
ステップ1 デフォルトの IP アドレス 10.0.0.1 を使用して、Telnet セッションを確立します。
ステップ2 出荷時のデフォルトであるアカウント名(admin)およびパスワード(admin123)を入力し、 Enter キーを押します。
ステップ3 コマンドライン インターフェイス(CLI)を開始し、switch# プロンプトを入力します。
ここでは、マニュアルの入手方法およびテクニカル サポートについて説明します
Cisco MDS 9020 スイッチ に関する文書には、次のものがあります。
• 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco MDS 9000 Family 』
• 『 Cisco MDS 9020 Fabric Switch Quick Start Guide 』
• 『 Cisco MDS 9020 Fabric Switch Hardware Installation Guide 』
• 『 Cisco MDS 9020 Fabric Switch Configuration Guide and Command Reference 』
• 『 Cisco MDS 9020 Fabric Switch MIB Reference 』
• 『 Cisco MDS 9020 Fabric Switch System Messages Reference 』
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com で入手することができます。また、テクニカル サポートおよびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
シスコの最新のマニュアルは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/home/home.htm
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属の Documentation DVD パッケージでご利用いただけます。Documentation DVD は定期的に更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。この DVD パッケージは、単独で入手することができます。
Cisco.com(Cisco Direct Customers)に登録されている場合、Ordering ツールまたは Cisco Marketplace から Cisco Documentation DVD(Customer Order Number DOC-DOCDVD=)を発注できます。
マニュアルの発注方法については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/pdi.htm
• Cisco.com(Cisco Direct Customers)に登録されている場合、Ordering ツールからシスコ製品のマニュアルを発注できます。次の URL にアクセスしてください。
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
• シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告および注意のリストが以下の URL で確認できます。
勧告および注意事項が変更された際に、リアルタイムで確認したい場合は、以下の URL から Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)にアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
• 緊急度の高い問題 ― security-alert@cisco.com
• 緊急度の低い問題 ― psirt@cisco.com
ヒント お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)または PGP と互換性のある製品を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRT は、PGP バージョン 2.x ~ 8.x と互換性のある暗号化情報を取り扱うことができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT と通信する際は、次の公開鍵サーバの一覧に記載されている有効な公開鍵を使用してください。
http://pgp.mit.edu:11371/pks/lookup?search=psirt%40cisco.com&op=index&exact=on
Cisco Technical Support では、シスコシステムズとサービス契約を結んでいるお客様、パートナー、リセラー、販売店を対象として、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support Web サイトでは、広範囲にわたるオンラインでのサポート リソースを提供しています。さらに、Technical Assistance Center(TAC)では、電話でのサポートも提供しています。シスコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。
Cisco Technical Support Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立てることができます。Cisco Technical Support Web サイトは、1 年中いつでも利用することができます。次の URL にアクセスしてください。
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Cisco Technical Support Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれも Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用して、製品のシリアル番号をご確認ください。CPI ツールへは、Documentation & Tools の下にある Tools & Resources リンクをクリックして、Cisco Technical Support Web サイトからアクセスできます。Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool を選択するか、Alerts & RMAs の下にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックしてください。CPI ツールは、製品 ID またはモデル名、ツリー表示、または特定の製品に対する show コマンド出力のコピー&ペーストによる 3 つの検索オプションを提供します。検索結果には、シリアル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、製品のシリアル番号のラベルを確認し、メモなどに控えておいてください。
Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。
オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが推奨される解決方法を提供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、TAC の技術者が対応します。TAC Service Request ツールは次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 および S2 の問題には TAC の技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447
TAC の連絡先一覧については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport/contacts
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1) ― ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたります。
重大度 3(S3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。
• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、およびロゴ入り商品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。
• 『 Packet 』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。『 Packet 』には、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事をはじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り込まれています。『 Packet 』には、次の URL からアクセスしてください。
• 『 iQ Magazine 』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、およびサービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。『 iQ Magazine 』には、次の URL からアクセスしてください。
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• 『 Internet Protocol Journal 』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。『 Internet Protocol Journal 』には、次の URL からアクセスしてください。
• シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。