この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされている SPA インターフェイス プロセッサ(SIP)と SPA サービス カード(SSC)について説明します。この章の内容は次のとおりです。
表 2-1 は Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされている SIP と SSC の一覧です。
(注) 「説明」欄の帯域幅は、共有ポート アダプタ(SPA)サブスロットあたりの個々の帯域幅ではなく、SIP の全サブスロットでサポートされる合計帯域幅を意味します。
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最低要件 |
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12.2(18)SXF1 |
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1.Cisco 7600 SIP-600 のサポートは Cisco IOS Release 12.2(33)SXH ではなくなっていますが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI 以降のバージョンでは復旧されています。 |
ルータに搭載されているハードウェアに対する Cisco IOS ソフトウェアの最低限のソフトウェア要件を確認するには、Cisco.com の Software Advisor ツールを使用します。このツールでは、システム内の SIP または SPA の互換性の有無を検査できませんが、個々のハードウェア モジュールまたはコンポーネントに対する最低限の Cisco IOS 要件を確認できます。
(注) このツールにアクセスするには、Cisco.com のログイン アカウントが必要です。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com で [Login] をクリックして、[SEARCH] ボックスに「Software Advisor」と入力し、[GO] をクリックします。Software Advisor ツールのリンクをクリックします。
ハードウェアに必要なソフトウェア リリースの最低要件を検索するための製品シリーズを選択するか、または特定の製品番号を入力します。
ここでは、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して、Catalyst 6500 シリーズ スイッチに搭載された SIP、SSC、または SPA の物理的な場所を指定し、これらのデバイスを設定またはモニタする方法について説明します。
(注) わかりやすくするために、このセクションでは SSC も「SIP」と表します。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、それぞれ一定数のシャーシ スロットをサポートする複数のシャーシ モデルをサポートします。
(注) Catalyst 6500 シリーズ スイッチの SIP と Supervisor Engine1、Supervisor Engine1A、Supervisor Engine2、または Supervisor Engine720-3A は併用できません。
図 2-1 に、Catalyst6509 スイッチのスロット 6 に装着された SIP の例を示します。Catalyst6509 スイッチには、横型のシャーシ スロットが 9 つあり、右から左に 1 ~ 9 の番号が付いています。
図 2-1 Catalyst6509 スイッチに搭載された SIP および SPA
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show module 、 show sip-disk 、 show idprom module 、 show hw-module slot 、 show diagbus など一部のコマンドを使用すると、SIP 自体の情報を表示できます。これらのコマンドでは、情報を必要とする SIP が装着されたシャーシ スロットの位置を指定する必要があります。
たとえば、SIP のようにスロット 6 に装着された 図 2-1 のステータスおよび情報を表示するには、次のコマンドを入力します。
SIP コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Software Releases 12.2SX Command References 』を参照してください。
SIPサブスロットの番号は 0 から開始し、ルータ シャーシ スロットの SIP の向きに応じて、横または縦に配置されています。『 Catalyst 6500 Series Switch SIP, SSC, and SPA Software Configuration Guide 』の「SIP, SSC, and SPA Product Overview」の章を参照してください。
図 2-1に、Cisco7609 ルータに縦向きに装着された Cisco 7600 SIP-200 の例を示します。Cisco 7600 SIP-200 では、SPA を装着するためのサブスロットが 4 つサポートされています。この例では、サブスロットは次のように縦に並んでいます。
図 2-2 に、横型の Cisco 7600 SIP-200 の前面プレートを示します。
図 2-2 Cisco 7600 SIP-200 の前面プレート
SIP サブスロットの番号は、前面プレートのサブスロットの横に貼付された小さな数字ラベルで示されます。
show idprom module や show hw-module subslot などの一部のコマンドでは、SPA 自体に関する情報を表示することができます。これらのコマンドでは、SIP および SPA の物理的な位置を slot / subslot の形式で指定する必要があります。
• slot :Catalyst 6500 シリーズ スイッチ が装着された SIPのシャーシ スロット番号を指定します。
• subslot :SIP が装着された SPA セカンダリ スロットを指定します。
たとえば、SIP のように、シャーシ スロット 6 に図 2-1 が搭載され、その最初のサブスロットに SPA が搭載されている場合に、SPA の動作ステータスを表示するには、次のコマンドを入力します。
SIP コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Software Releases 12.2SX Command References 』を参照してください。
ここでは 7600-SIP-200 について、次の内容を説明します。
• 「Cisco 7600 SIP-200 のメモリ オプション」
• 「Cisco 7600 SIP-200 のデフォルトのディップ スイッチ設定」
表 2-2 は 7600-SIP-200 のプロセッサの説明です。
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図 2-3 に示すように、7600-SIP-200 は 1 つの LED を備えています。
表 2-3 は 7600-SIP-200 の LED の説明です。
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表 2-4 は 7600-SIP-200 の物理仕様を示しています。
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表 2-5 は 7600-SIP-200 で使用できるメモリの一覧です。
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(注) SIP の DIMM は、同サイズのセットである必要があります。異なるサイズの DIMM を SIP に搭載すると、コンソールに警告メッセージが表示されます。DIMM のサイズが異なる場合は、ブートアップ時または活性挿抜(OIR)実行時に、次のメッセージが表示されます。C7600_SIP200-3-MEM_MODULE_MISMATCH: Memory modules are not identical
図 2-4 は、7600-SIP-200 での DIMM の位置を示しています。
DIMM を取り付けるには、DIMM をスロットの奥まで差し入れます。固定クリップによって DIMM が定位置で固定されます。
DIMM を取り外すには、2 つの固定クリップを外し、DIMM をスロットから引き抜きます。
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基板上に SW3 および SW10 スイッチが付いている場合は、 表 2-6 に示すように、これらをデフォルトの位置に設定する必要があります。各スイッチの位置については、図 2-5 を参照してください。
これらのスイッチは、製造時にデフォルト位置に設定されています。しかし、取り扱い中にスイッチの位置が意図せず変更されてしまう場合もあります。
(注) これらのスイッチがデフォルトの位置に設定されていないと、基板の活性挿抜の実行中に、瞬間的にパケット廃棄が生じる可能性があります。
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図 2-5 7600-SIP-200 の DIP スイッチの位置
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ここでは 7600-SIP-400 について、次の内容を説明します。
表 2-7 は 7600-SIP-400 のプロセッサの説明です。
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図 2-6 に示すように、7600-SIP-400 は 1 つの LED を備えています。
表 2-8 は 7600-SIP-400 の LED の説明です。
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表 2-9 は 7600-SIP-400 の物理仕様を示しています。
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(注) Cisco 7600 SIP-600 のサポートは Cisco IOS Release 12.2(33)SXH ではなくなっていますが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI 以降のバージョンでは復旧されています。
ここでは 7600-SIP-600 について、次の内容を説明します。
表 2-13 は 7600-SIP-600 のプロセッサの説明です。
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図 2-7 に示すように、7600-SIP-600 は 1 つの LED を備えています。
表 2-11 は 7600-SIP-600 の LED の説明です。
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表 2-12 は 7600-SIP-600 の物理仕様を示しています。
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SIP は 1 つのモジュール スロットを占有し、Cisco 7600 シリーズ ルータ内で動作します。Cisco 7600-SIP-600 では、最初のサブスロットに SPA を 1 つだけ搭載できます。 |
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ここでは SPA サービス キャリア(7600-SSC-400)について、次の内容を説明します。
表 2-13 は 7600-SSC-400 のプロセッサの説明です。
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図 2-8 に示すように、7600-SSC-400 は 1 つの LED を備えています。
表 2-14 は 7600-SSC-400 の LED の説明です。
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表 2-15 は 7600-SSC-400 の物理仕様を示しています。
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Cisco 7600 SSC-400 は 1 つのモジュール スロットを占有し、Cisco 7600 シリーズ ルータ内で動作します。 |
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