取り付け前
ここでは次の内容について説明します。
インストール オプション
Cisco MDS 9396S スイッチは、次の方法で設置できます。
-
開放型 EIA ラック内で、次のものを使用します。
-
スイッチに付属のラックマウント キット
-
スイッチに付属のラックマウント キットに加えて、Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(オプション キット、別途購入)
-
-
穴あき型または一枚壁型 EIA キャビネットで、次のものを使用します。
-
スイッチに付属のラックマウント キット
-
スイッチに付属のラックマウント キットに加えて、Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(オプション キット、別途購入)
-
オプションの Telco および EIA シェルフ ブラケット キットを使用してスイッチを設置する手順については、「Cisco MDS 9000 ファミリ Telco および EIA シェルフ ブラケット」のセクションを参照してください。
(注) |
Telco および EIA シェルフ ブラケット キットは、オプションでスイッチの付属品ではありません。キットの発注については、製品を購入した代理店にお問い合わせください。 |
設置に関するガイドライン
Cisco MDS 9396S スイッチを設置するときは、次の注意事項に従ってください。
-
スイッチを設置する前に、設置場所の構成を計画し、設置環境を整えます。推奨される設置場所の計画タスクについては、設置場所の準備およびメンテナンス記録のセクションに記載されています。
-
スイッチの作業に支障がないように、また適切なエアーフローが確保されるように、スイッチ周辺に十分なスペースを確保できることを確認してください(エアーフローの要件については、「技術仕様」を参照してください)。
-
空調が、技術仕様のセクションに記載されている熱放散の要件を満たしていることを確認します。
-
キャビネットまたはラックが、キャビネットおよびラックの設置のセクションに記載された要件を満たしていることを確認します。
(注) |
前面キャビネットの取り付けレールが前面扉またはベゼル パネルから 7.6 cm(3 インチ)以上、それぞれが12.7 cm(5 インチ)以上ずれておらず、ケーブル管理ブラケットがシャーシの前面に取り付けられている場合は、光ファイバ ケーブルの最小曲げ半径を確保するために、シャーシを背面に向けて取り付ける必要があります。 |
(注) |
キャビネットでジャンパ電源コードが使用できます。詳細については、「ジャンパ電源コード」のセクションを参照してください。 |
-
シャーシが適切にアースされていることを確認します。スイッチを設置するラックがアースされていない場合には、シャーシと電源の両方をアース接続することを推奨します。
-
設置場所の電源が、技術仕様に記載された要件を満たしていることを確認します。使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。
注意 |
鉄共振テクノロジーを使用するタイプの UPS は使用しないでください。このタイプの UPS は、Cisco MDS 9000 ファミリなどのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になることがあります。 |
-
回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。
北米では、300 W 電源装置には 20 A の回路が必要です。北米で 200/240 VAC の電源を使用する場合、回路を 2 極回路ブレーカーで保護する必要があります。
注意 |
入力電力の損失を防ぐには、スイッチに電力を供給する回路上の合計最大負荷が、配線とブレーカーの定格電流の範囲内となるようにしてください。 |
-
スイッチを設置して構成するときは、「設置場所の準備およびメンテナンス記録」セクションに記載されている情報を記録してください。
-
スイッチを取り付ける場合、締め付けトルクを次のように調整してください。
-
非脱落型ネジ:0.45 Nm(4 インチポンド)
-
M3 ネジ:0.45 Nm(4 インチポンド)
-
M4 ネジ:1.36 Nm(12 インチポンド)
-
M6 ネジ:4.5 N·m(40 インチポンド)
-
10-32 ネジ:2.26 Nm(20 インチポンド)
-
12-24 ネジ:3.39 Nm(30 インチポンド)
-
必要な工具
-
お客様が準備した 8 本の 12-24 または 10-32 ネジ(スライダ レールと取り付けブラケットを取り付けレールに取り付けるために必要)
-
トルク調整可能な #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ
-
3/16 インチ マイナス ドライバ
-
メジャーおよび水準器
-
静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具
-
静電気防止面
また、シャーシをアースするために、次のものが必要です(アクセサリ キットには含まれていません)。
-
アース線(6 AWG を推奨します)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、スイッチから適切なアース場所までの距離に応じて異なります。
ラグ端子の寸法に適した圧着工具
-
ワイヤ ストリッパ
スイッチの開梱および確認
注意 |
スイッチのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、モジュールのフレームの端だけを持ってください。ESD ソケットはシャーシ上に付いています。ESD ソケットを有効にするには、電源コードまたはシャーシのアースを使用してシャーシをアース接続するか、またはアースされたラックとシャーシの金属部分を接触させてください。 |
ヒント |
シャーシを輸送する場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。 |
(注) |
シスコのサポートをシスコのリセラーからご購入された場合は、リセラーに直接お問い合わせください。サポートをシスコから直接ご購入された場合は、次の URL にある Technical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。http://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html |
(注) |
スイッチは、厳密に検査した上で出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー担当者に連絡してください。 |
梱包内容を確認する手順は、次のとおりです。
-
カスタマーサービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。
-
アース ラグ キット
-
ラックマウント キット
-
静電気防止用リスト ストラップ
-
ケーブルとコネクタ
-
発注したオプションの品目
-
-
破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。
-
発送元の請求書番号(梱包明細を参照してください)
-
破損している装置のモデルとシリアル番号
-
破損状態の説明
-
破損による設置への影響
-
-
すべての電源モジュールとファン トレイが、予想されるエアーフローの方向になっているかどうかを確認します。ポート側吸気エアーフロー モジュールは赤紫色、ポート側排気エアーフロー モジュールは青色です。エアーフローの方向は、すべてのモジュールで同じ方向である必要があります。