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この章の内容は、次のとおりです。
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)は I/O 統合を可能にします。つまり、LAN と SAN の両方のトラフィックを、同じスイッチおよび同じ回線上で共存させます。この機能により、複数の異なるネットワークを単一のインフラに統合できます。
従来の FCoE を使用した I/O 統合の主な価値は次のとおりです。
SAN と LAN のトラフィックの個別ネットワーク インフラが不要。
配線やサーバ インターフェイス カード(NIC、HBA)などのハードウェア要件の軽減、および導入コストの低減。
少ない物理資産による消費電力と冷却要件の軽減。
マルチプロトコル ネットワーク用として導入の敏捷性を高め、将来のプロトコル ニーズの不確実性に備えながら、長期的投資を維持する。
DFA テクノロジを使用して、FCoE 統合ではさらに以下を行います。
物理的でなく、論理的 SAN A/B の分離を作成する。
データセンター内でマルチプロトコル トラフィックを効率的に負荷分散する。
スイッチ間の関係を動的に確立し、設定中のヒューマン エラーの可能性を減らす。
規模拡大に合わせてハイ アベイラビリティの割合を高める。
DFA アーキテクチャは、冗長性を備えた固有のマルチパス機能によってノード障害を処理します。ファブリック レベルの冗長性は、デュアル ファブリック モデル(SAN A / SAN B)によって提供されます。2 つの SAN の分離は、2 つの異なる VLAN (VLAN A および B) にマッピングされる 2 つの異なる VSAN として論理的に行われます。SAN A のファイバ チャネル トラフィックは VLAN A の FCoE トラフィックとなり、SAN B のファイバ チャネル トラフィックは VLAN B の FCoE トラフィックになり、 LAN トラフィックは統合イーサネット インフラ経由で 1 つ以上の追加 VLAN 上で転送されます。この論理環境で、VSAN A /VSAN B 設定はファブリック全体のコントロール プレーン障害から保護されます。
2 つの別々の SAN に接続するホストの従来の方式は、DFA アーキテクチャを使用して FCoE とともにサポートされています。ホストは、VSAN の分離したセットをホストする 2 つの異なるリーフ ノードに接続されます。これらのリーフ ノード以外に、ファブリック自体は同じインフラで統合されますが、ホストは 2 つの SAN ファブリックの管理を継続します。
次の図は、n 個のスパイン(S)と m 個のリーフ(L)を持つ DFA トポロジを示しています。m 個のリーフは DFA カプセル化を使用して n 個のスパインを介して互いに通信します。
FCoE は、基盤となるイーサネット トポロジの上部に FCoE 仮想リンクのオーバーレイを作成します。そのイーサネット トポロジがどのように構築されたか、そして MAC アドレスのルート計算にどのプロトコルが使用されているかは関係ありません。
ダイナミック FCoE 環境で、トポロジはリーフをトランスペアレント スパインを介して転送される FCoE Forwarder (FCF)スイッチとして使用し展開されます。
FCoE ホストおよび FCoE ストレージ デバイスは、リーフ スイッチを介して DFA トポロジに接続されます。この設定では、リーフ スイッチだけが FCoE 転送を行います(リーフ スイッチだけが FCF として機能します)。スパイン スイッチは、外部の宛先 MAC アドレスに基づいて、MAC-in-MAC でカプセル化されたイーサネット フレームを転送するだけです。
次の図は、DFA トポロジ上の VE_Port から VE_Port の仮想リンクの論理 FCoE オーバーレイ トポロジを示しています。
リーフ スイッチによって実装される FCF のみが、このオーバーレイ トポロジの一部です。このトポロジは、FCoE VLAN ごとに Fabric Shortest Path First (FSPF)によって認識されます。FSPF は、DomainID (D_ID)に基づき、FCoE フレームを転送するための仮想リンクを計算します。仮想リンクは、論理的に接続された 2 つの VE_Port に関連付けられたペアの MAC アドレスによって一意に識別されます。仮想リンクの識別は、転送ネットワークの FCoE カプセル化にどの MAC アドレスが使用されるかを識別することと同じです。
機能がイネーブルになっているリーフの数として、L m を使用します。この機能はすべてのリーフでイネーブルではない場合があります。FCoE メッシュは、基本的に FCoE がイネーブルになっているリーフです。
Dynamic Fabric Automation(DFA)は、次の課題に対応するために設計されたデータセンター アーキテクチャです。
DFA は大規模ネットワークのプロビジョニング、拡張要件を扱う分散コントロール プレーン、そして制御プロトコルのフラッディングを抑制する拡張転送パラダイムを簡素化する管理フレームワークを定義して、高速のコンバージェンスを達成し、効率的マルチキャストを実行して、これらの要件に対応します。
FCoE はストレージ ネットワークのデータセンター テクノロジです。FCoE 機能は主に、FCoE over FabricPath テクノロジを使用して実現されます。DFA ネットワーク上でシームレスに機能させるため、FCoE(POAP/DCNM/自動設定)管理の側面に対して変更と拡張が行われました。
また、FCoE over FabricPath ネットワーク上で使用できるものと SAN 機能が異ならないように注意する必要があります。すべてのファイバ チャネル アプリケーションとプロトコルは、クラシック VE のように動作し続けます。
DFA ネットワークは、セグメンテーション ID とファブリックの関連プロトコルを使用します。セグメンテーション ID ベースのカプセル化は、FCoE トラフィックでは使用されません。FCoE トラフィックは通常の FabricPath カプセル化を使用し、DFA ファブリックを介して伝送されます。DFA を使用したダイナミック FCoE は、同じ FCoE DFA リーフ ノード上の DFA および FCoE over FabricPath の共存をイネーブルにします。FCoE VLAN は、レガシー FabricPath VLAN です。
Dynamic Fabric Automation(DFA)の主な価値は、簡素化された管理を実行できることです。数 10 万ものエンドポイントを簡単かつ合理的な方法でプロビジョニングしたり管理できます。FCoE ファブリックには類似した拡張性要件はありません。FCoE (たとえば一部の例として、インターフェイス、vlan、vsan など)が必要とする重要な設定機能のみが DCNM に含まれています。DCNM の詳細情報については、FCoE の特定の変更に関してhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/cloud-systems-management/prime-data-center-network-manager/tsd-products-support-series-home.htmlを参照してください。
前の図では、トポロジの物理的接続は、一般的なリーフ/スパイン CLOS アーキテクチャのベスト プラクティスに従っています。論理的には、SAN A および SAN B は Top of Rack(ToR)スイッチで物理的に分離されます。トラフィックが DFA ネットワークに入ると、ストレージ トラフィックはネットワーク上で論理的に分離されます(次の図を参照)。これはストレージ デバイス エッジに対して再度物理的に分離されます。
ダイナミック FCoE はスパインの接続増加を利用して、DFA ネットワーク内のさらなる冗長性を実現します。多数のスパインを持つ大規模ネットワークは、ストレージ ネットワークの信頼性と安定性向上を意味します。これは、ストレージ環境のベスト プラクティス要件の維持とともに達成されます。
DFA は、送信元と宛先の間に冗長パスを提供します。FCoE トラフィックは 1 つ以上の FCoE ノードと非 FCoE ノード(スパイン、リーフ)を含む DFA ネットワークを通過するため、冗長パス全体で適切なポート チャネル ハッシュにより順序どおりの配信を保証する必要があります。すべての DFA ノードのリーフとスパイン両方で、交換 ID を含むポートチャネル ハッシュがイネーブルになっています。順序どおりの配信を維持するために、単一フローからのトラフィックはネットワークを通る際に 1 セットのノードのみを常に通過します。
DFA を使用してダイナミック FCoE でサポートされているトポロジは次のとおりです。
直接 FCF リーフに接続された FCoE デバイス
FCF リーフへの従来の FCoE VE_Port 接続
FCF リーフに接続されたレガシー FC ファブリック
FCF リーフに接続された NPV および FCoE NPV デバイス
直接 FCF リーフに接続されたネイティブ FC デバイス
(注) | リーフ スイッチとして機能する NPV デバイスでは、クラシック FCoE だけがサポートされます。DFA を使用するダイナミック FCoE は、NPV リーフ スイッチではサポートされません。 |
製品 | ライセンス要件 |
---|---|
Fibre Channel over Ethernet |
リーフ ロールの FCoE ライセンス機能と FabricPath ライセンス機能。 |
FabricPath |
スパインとリーフの FabricPath 機能。 |
DFA ライセンシングの詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/dfa/licensing/reference/b-dfa-licensing.htmlを参照してください。
ダイナミック FCoE の前提条件は次のとおりです。
DFA 関連機能をイネーブルにします。詳細については、次のサイトを参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/dfa/solution/guide/b-dfa-solution-guide.html
FCF リーフ用に fcoe 機能をイネーブルにします。
FCF リーフに vPC+ MCT がある場合、MCT に最大の FabricPath コストを割り当てます。
すべてのリーフ ノードで VSAN にマッピングされている VLAN の DFA モードをイネーブルにします。
DFA を使用したダイナミック FCoE には、次の注意事項と制約事項があります。
スパインは中継モードのみでサポートされています。非中継モードはサポートされていません。
FCoE 機能は、スパインのノードではイネーブルにできません。
FCoE の QoS ポリシーをスパインのノードで明示的にインストールする必要があります。
自動設定 VLAN と FCoE VLAN の間にオーバーラップがないことを確認してください。同様に、DFA コア VLAN、コントロール VLAN、TF および EF VLAN は FCoE VLAN とオーバーラップしていない必要があります。
Data Center Network Manager(DCNM)は非常に基本的な FCoE 設定を提供します。たとえば、機能のイネーブル/ディスエーブル、VFC(およびバインド インターフェイス)、VSAN-VLAN マッピングなどです。SAN の残りの設定は、スイッチで手動で行う必要があります。
NX-OS 7.0.(1)N1(1) 以前のリリースからのアップグレード後、同じ VLAN で FCoE と FabricPath をイネーブルにする前に、リロードを実行します。
FCoE をイネーブルにしない DFA リーフ ノードがある場合、以下を確認する必要があります。
2 つの FCoE DFA ノードを含む VPC+ 設定がある場合は、両方のノードが別々の FCoE FabricPath VLAN セットにあるかを確認する必要があります。これは VPC の FCoE トラフィックの SAN A/B 分離の要件に合わせています。
ダイナミック VE ポート(FabricPath リンク上の FCoE)の SPAN サポートは使用できません。
SegmentID はそのまま、segmentID VLAN がクラシック FCoE VLAN と共存可能な FCoE DFA リーフのポートに面するホストでイネーブルにできます。
DFA は複数トポロジの FabricPath をサポートしません。DFA を使用する FCoE は複数トポロジをサポートしません。
スパインは、中継モードでありすべての VLAN を転送するので、FCoE VLAN 設定をイネーブルにする必要はありません。
自動設定は FCoE VLAN でイネーブルにはなりません。FCoE VLAN は、自動設定に含まれる VLAN とは別であるかを確認する必要があります。
NPV モードのリーフでは、DFA を使用するダイナミック FCoE はサポートされていません。クラシック Ethernet を介した FCoE は DFA と共存できます。
DFA を使用してダイナミック FCoE でサポートされるトポロジは次のとおりです。
次の図は、以下のセクションで説明する設定の例を示しています。
(注) | この図の部品ラベルは、説明のみを目的としています。 |
ステップ 1 | すべてのスパインを設定します。DFA トポロジのすべてのスパインの設定を参照してください。 |
ステップ 2 | すべての非 FCF リーフを設定します。DFA トポロジのすべての非 FCF リーフの設定を参照してください。 |
ステップ 3 | すべての FCF リーフを設定します。FCF リーフの設定を参照してください。 |
ステップ 4 | FC/FCoE 用リーフでポートを設定します。
vPC または vPC+ がイネーブルの場合は、FCF リーフ用 vPC+ ピア リンクの FabricPath コストを増やすの手順に従います。 |
Quality of Service(QoS)の設定はスパイン上でイネーブルになります。FCF は確立されていません。
次の例では、スパインを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# system qos switch(config)# service-policy type queuing input fcoe-default-in-policy switch(config)# service-policy type queuing output fcoe-default-out-policy switch(config)# service-policy type qos input fcoe-default-in-policy switch(config)# service-policy type network-qos fcoe-default-nq-policy switch(config)# copy running-config startup-config
Quality of Service(QoS)の設定はリーフ上でイネーブルになります。FCF は確立されていません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | switch(config)# install feature-set fabricpath |
スイッチで FabricPath フィーチャ セットをインストールします。 | ||
ステップ 3 | switch(config)# feature-set fabricpath |
スイッチで FabricPath フィーチャ セットをイネーブルにします。 | ||
ステップ 4 | switch(config)# system qos |
システム クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 5 | switch(config-sys-qos)# service-policy type {network-qos | qos | queuing} [input | output]fcoe-default-policy-name |
システムのサービス ポリシーを、FCoE トラフィックのデフォルト ポリシー マップを指定するようにセットアップします。FCoE 用の 4 種類の定義済みポリシー マップは次のとおりです。
| ||
ステップ 6 | switch(config-sys-qos)# vlan vlan-id |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。VLAN 番号の有効範囲は 1 ~ 4,096 です。 | ||
ステップ 7 | switch(config-vlan)# mode fabricpath |
VLAN を FabricPath VLAN として設定します。他の FCF リーフのすべての FCoE over FabricPath VLAN 用 FabricPath VLAN として、VLAN を設定します。 | ||
ステップ 8 | switch(config-vlan)# interface [ethernetslot/port | port-channelchannel-no] |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、FabricPath として設定するインターフェイスを指定します。 特定のスロット内のポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。 EtherChannel 論理インターフェイスに割り当てられるポート チャネル番号には 1 ~ 4096 を指定できます。 | ||
ステップ 9 | switch(config-if)# switchport mode fabricpath |
FabricPath ポートとしてインターフェイスを指定します。 | ||
ステップ 10 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次の例では、リーフを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# install feature-set fabricpath switch(config)# feature-set fabricpath switch(config)# system qos switch(config)# service-policy type queuing input fcoe-default-in-policy switch(config)# service-policy type queuing output fcoe-default-out-policy switch(config)# service-policy type qos input fcoe-default-in-policy switch(config)# service-policy type network-qos fcoe-default-nq-policy switch(config)# vlan 10 switch(config-vlan)# mode fabricpath switch(config-vlan)# interface ethernet1/11 switch(config-if)# switchport mode fabricpath switch(config-if)# copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | switch(config)# feature fcoe |
FCoE 機能をイネーブルにします。 | ||
ステップ 3 | switch(config)# fcoe fka-adv-periodinterval |
ファブリックのアドバタイズメント間隔を設定します。デフォルト値は 8 秒です。有効な範囲は 4 ~ 60 秒です。DFA を使用したダイナミック FCoE を正常に機能させるためには、interval を 20 秒以上に設定する必要があります。 | ||
ステップ 4 | switch(config)# fabricpath switch-idswitch-id-value |
スイッチ ID を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 | ||
ステップ 5 | switch(config)# vlan vlan-id |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。VLAN 番号の有効範囲は 1 ~ 4,096 です。 | ||
ステップ 6 | switch(config)# vsan database |
VSAN コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 7 | switch(config-vsan-db)# vsanvsan-id |
VSAN を設定します。 | ||
ステップ 8 | switch(config-vsan-db)# show vpc |
vPC に関する情報を表示します。
| ||
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次の例は、FCF リーフを設定する方法を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# feature fcoe switch(config)# fcoe fka-adv-period 20 switch(config)# fabricpath switch-id 5 switch(config)# vlan 100 switch(config-vsan-db)# vsan database switch(config-vsan-db)# vsan 100 switch(config-vsan-db)# show vpc
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# vlanvlan-id |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。VLAN 番号の有効範囲は 1 ~ 4,096 です。 |
ステップ 3 | switch(config-vlan)# fcoe [vsanvsan-id] |
指定された VLAN で FCoE をイネーブルにします。VSAN 番号を指定しない場合は、対象の VLAN から番号が同じ VSAN へマッピングが作成されます。 対象の VLAN から指定した VSAN へのマッピングを設定します。 |
次に、FCoE および DFA 対応 VLAN を設定する方法の例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# vlan 100 switch(config-vlan)# fcoe vsan 10
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | switch(config)# vlanvlan-id |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。VLAN 番号の有効範囲は 1 ~ 4,096 です。 | ||
ステップ 3 | switch(config-vlan)# mode fabricpath |
VLAN の動作モードを設定します。
| ||
ステップ 4 | switch(config-vlan)# copy running-config startup-config |
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、DFA VLAN を定義する方法の例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# vlan 100 switch(config-vlan)# mode fabricpath switch(config-vlan)# copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# show vpc |
show vpc コマンドの出力に基づく 3 つのオプションがあります。 |
ステップ 3 | switch(config)# interface [ethernetslot/port | port-channelchannel-no] |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、FabricPath として設定するインターフェイスを指定します。 特定のスロット内のポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。 EtherChannel 論理インターフェイスに割り当てられるポート チャネル番号には 1 ~ 4096 を指定できます。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# fabricpath isis metricdefault-metric |
MCT インターフェイスのメトリックを設定します。default-metric は 16777215 に設定する必要があります。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、vPC+ ピア リンクの DFA を増やす方法の例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# show vpc switch(config)# interface ethernet 1/11 switch(config-if)# fabricpath isis metric 16777210
ダイナミック FCoE は、仮想ファイバ チャネル ポート(VFC)を作成し、スイッチ間リンクのポート タイプ(VE_Port/TE Port)をインスタンス化する機能をイネーブルにします。同じ VLAN の FCoE と DFA をイネーブルにすると、TE モードのダイナミック VFC のインスタンス化および初期化をトリガーとして実行する必要があります。そのプロセスは次のとおりです。
各 FCF リーフは、グローバル FCF-MAC アドレスによって一意に識別されます。
各 FCF リーフは、FIPS の要求されていないマルチキャスト検出アドバタイズメントを ALL-FCF MAC アドレスに、送信元 MAC アドレスを DFA-enabled FCoE VLAN 上のグローバル FCF-MAC アドレスにフラッディングします。これは次の 2 つの要因によってトリガーされます。
この DFA クラウド上のすべての FCF リーフは、対応する FCoE イネーブルの FP VLAN で、このマルチキャスト アドバタイズメントを受信します。この FIPS マルチキャスト フレームを受信すると、VE モードのダイナミック VFC が 2 つの FCF リーフ ノードの間に作成されます。
2 つの FCF リーフ間の TE モードには、ダイナミック VFC が 1 つだけあります。
ダイナミック VFC は、その VFC ID 範囲に基づいて区別できます。すべてのダイナミック VFC は、32000 より大きい ID を取得します。
VFC には、有効な DFA FCoE VLAN が複数存在する可能性があります。VLAN は、同じトポロジである場合と、そうでない場合とがあります。
各 FCF は 1 ホップずつ離れています。DFA を使用するすべての VE パスでは、デフォルト固定の FSPF コスト値が使用されます。
DFA 設定情報を使用してダイナミック FCoE を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド | 目的 |
---|---|
show interface brief |
インターフェイス設定情報の概要を表示します。 |
show interface vfc |
仮想ファイバ チャネル インターフェイスの設定情報を表示します。 |
show vpc |
仮想ポート チャネルの設定情報を表示します。 参照先 show vpc コマンド |
show topology |
接続された SAN スイッチのトポロジ情報を表示します。 |
show fcoe |
スイッチの FCoE パラメータのステータスを表示します。 参照先 show fcoe コマンド |
show running-config |
スイッチ上で現在実行されているコンフィギュレーションを表示します。 |
show fcoe dce |
FabricPath を使用してダイナミック FCoE データベースを表示します。 |
switch(config)# show interface brief -------------------------------------------------------------------------------- Ethernet VLAN Type Mode Status Reason Speed Por t Interface Ch # -------------------------------------------------------------------------------- Eth1/1 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/2 1 eth access down Link not connected 10G(D) -- Eth1/3 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/4 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/5 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/6 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/7 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/8 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/9 1 eth access down SFP validation failed 10G(D) -- Eth1/10 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/11 1 eth f-path up none 10G(D) -- Eth1/12 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/13 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/14 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/15 1 eth access down SFP validation failed 10G(D) -- Eth1/16 1 eth access down Link not connected 10G(D) -- Eth1/17 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/18 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/19 1 eth access down SFP validation failed 10G(D) -- Eth1/20 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/21 1 eth access down SFP validation failed 10G(D) -- Eth1/22 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/23 1 eth access down SFP validation failed 10G(D) -- Eth1/24 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/25 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/26 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/27 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/28 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/29 1 eth access up none 10G(D) -- Eth1/30 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/31 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/32 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- -------------------------------------------------------------------------------- Port VRF Status IP Address Speed MTU -------------------------------------------------------------------------------- mgmt0 -- up 10.193.52.117 1000 1500 ------------------------------------------------------------------------------- Interface Vsan Admin Admin Status Bind Oper Oper Mode Trunk Info Mode Speed Mode (Gbps) ------------------------------------------------------------------------------- vfc32002 1 E on trunking 54:7f:ee:b1:8a:00 TE 10 vfc32003 1 E on trunking 54:7f:ee:73:e8:00 TE 10
switch(config)# show interface vfc 32002 vfc32002 is trunking Dynamic VFC Peer MAC is 54:7f:ee:b1:8a:00 Hardware is Ethernet Port WWN is 2d:01:54:7f:ee:73:e6:78 Admin port mode is E, trunk mode is on snmp link state traps are enabled Port mode is TE Port vsan is 1 Trunk vsans (admin allowed and active) (1,100) Trunk vsans (up) (100) Trunk vsans (isolated) () Trunk vsans (initializing) (1) 1 minute input rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 frames/sec 1 minute output rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 frames/sec 0 frames input, 0 bytes 0 frames output, 0 bytes Interface last changed at Mon Feb 14 19:46:53 2011 switch(config)# show interface vfc 32003 vfc32003 is trunking Dynamic VFC Peer MAC is 54:7f:ee:73:e8:00 Hardware is Ethernet Port WWN is 2d:02:54:7f:ee:73:e6:78 Admin port mode is E, trunk mode is on snmp link state traps are enabled Port mode is TE Port vsan is 1 Trunk vsans (admin allowed and active) (1,100) Trunk vsans (up) (100) Trunk vsans (isolated) () Trunk vsans (initializing) (1) 1 minute input rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 frames/sec 1 minute output rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 frames/sec 0 frames input, 0 bytes 0 frames output, 0 bytes Interface last changed at Mon Feb 14 19:49:23 2011 ===========================================================================
switch(config)# show vpc vPC domain id : 300 vPC+ switch id : 1550 vPC Peer-link status --------------------------------------------------------------------- id Port Status Active vlans -- ---- ------ -------------------------------------------------- 1 Po1 up -
switch(config)# show topology FC Topology for VSAN 100 : -------------------------------------------------------------------------------- Interface Peer Domain Peer Interface Peer IP Address(Switch Name) -------------------------------------------------------------------------------- vfc32002 0x0b(11) vfc32002 10.193.52.108(nc-9) vfc32003 0x64(100) vfc32003 10.193.52.118(o2-356)
switch(config)# show fcoe Global FCF details FCF-MAC is 54:7f:ee:73:e6:20 FC-MAP is 0e:fc:00 FCF Priority is 128 FKA Advertisement period for FCF is 20 seconds VFC MAC details
switchconfig)# show running-config !Command: show running-config !Time: Mon Feb 14 19:58:47 2011 version 7.0(3)N1(1) feature fcoe install feature-set fabricpath feature-set fabricpath feature telnet feature lldp username admin password 5 $1$1dLADwhf$7Ip2IYSMp/0nsII8rU5qh/ role network-admin no password strength-check ip domain-lookup system qos service-policy type qos input fcoe-default-in-policy service-policy type queuing input fcoe-default-in-policy service-policy type queuing output fcoe-default-out-policy service-policy type network-qos fcoe-default-nq-policy snmp-server user admin network-admin auth md5 0x95d13d5b1da2ee92b77769b4c177a94b priv 0x95d13d5b1da2ee92b77769b4c177a94b localizedkey rmon event 1 log trap public description FATAL(1) owner PMON@FATAL rmon event 2 log trap public description CRITICAL(2) owner PMON@CRITICAL rmon event 3 log trap public description ERROR(3) owner PMON@ERROR rmon event 4 log trap public description WARNING(4) owner PMON@WARNING rmon event 5 log trap public description INFORMATION(5) owner PMON@INFO vlan 1 vlan 100 fcoe vsan 100 mode fabricpath vrf context management ip route 0.0.0.0/0 10.193.48.1 vsan database vsan 100 interface vfc32002 bind mac-address 54:7f:ee:b1:8a:00 dce switchport mode E no shutdown interface vfc32003 bind mac-address 54:7f:ee:73:e8:00 dce switchport mode E no shutdown interface Ethernet1/1 interface Ethernet1/2 interface Ethernet1/3 interface Ethernet1/4 interface Ethernet1/5 interface Ethernet1/6 interface Ethernet1/7 interface Ethernet1/8 interface Ethernet1/9 interface Ethernet1/10 interface Ethernet1/11 switchport mode fabricpath interface Ethernet1/12 interface Ethernet1/13 interface Ethernet1/14 interface Ethernet1/15 interface Ethernet1/16 interface Ethernet1/17 interface Ethernet1/18 interface Ethernet1/19 interface Ethernet1/20 interface Ethernet1/21 interface Ethernet1/22 interface Ethernet1/23 interface Ethernet1/24 interface Ethernet1/25 interface Ethernet1/26 interface Ethernet1/27 interface Ethernet1/28 interface Ethernet1/29 interface Ethernet1/30 interface Ethernet1/31 interface Ethernet1/32 interface mgmt0 vrf member management ip address 10.193.52.117/21 line console line vty fabricpath domain default fabricpath switch-id 302
switch# show fcoe dce Dynamic VFC MAC details : ----------------------------------------------------------- Interface Peer-swid Peer-mac ----------------------------------------------------------- vfc32002 303 54:7f:ee:b1:8a:00 vfc32003 301 54:7f:ee:73:e8:00
次の出力例は、DFA を使用してダイナミック FCoE を設定する方法を示します。feature fabricpath コマンドを入力し、適切なリンクを FabricPath コア ポートとして設定します。
この例は、VSAN 100 と VSAN 200 について説明します。
次は、トポロジ例の説明です。
この例では、S1 と S2 の設定を示します。
switch# show running-config system qos service-policy type qos input fcoe-default-in-policy service-policy type queuing input fcoe-default-in-policy service-policy type queuing output fcoe-default-out-policy service-policy type network-qos fcoe-default-nq-policy
この例では、L5 と L6 の非 FCoE リーフの設定を示します。
switch# show running-config system qos service-policy type qos input fcoe-default-in-policy service-policy type queuing input fcoe-default-in-policy service-policy type queuing output fcoe-default-out-policy service-policy type network-qos fcoe-default-nq-policy vlan 100 mode fabric path vlan 200 mode fabric path
この例では、L1 ~ FCF リーフの設定を示します(VSAN 100)。
switch# show running-config feature fcoe vlan 100 mode fabric path fcoe vsan 100 vlan 200 mode fabric path vsan database vsan 100 fabricpath switch-id 301 fcoe fka-adv-period 20
この例では、L4 FCF リーフの設定を示します(VSAN 100、VSAN 200)。
switch# show running-config feature fcoe vlan 100 mode fabric path fcoe vsan 100 vlan 200 mode fabric path fcoe vsan 200 vsan database vsan 100 vsan 200 fabricpath switch-id 304 fcoe fka-adv-period 20
この例では、L2 FCF リーフの設定を示します(VSAN 100)。
switch# show running-config feature fcoe vlan 100 mode fabric path fcoe vsan 100 vlan 200 mode fabric path vsan database vsan 100 fabricpath switch-id 302 fcoe fka-adv-period 20 switch# show vpc vPC domain id : 1 vPC+ switch id : 123 : vPC Peer-link status ----------------------------------------------------------- id Port Status Active vlans -- ---- ------ -------------------------------------------- 1 Po93 up 1,10,20,30,101,201,500 interface port-channel93 fabricpath isis metric 16777215
この例では、L3 FCF リーフの設定を示します(VSAN 200)。
switch# show running-config feature fcoe vlan 100 mode fabric path vlan 200 mode fabric path fcoe vsan 200 vsan database vsan 200 fabricpath switch-id 303 fcoe fka-adv-period 20 switch# show vpc vPC domain id : 1 vPC+ switch id : 123 : ----------------------------------------------------------- id Port Status Active vlans -- ---- ------ -------------------------------------------- 1 Po93 up 1,10,20,30,101,201,500 interface port-channel93 fabricpath isis metric 16777215