この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、電源モジュールを取り付ける手順について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
(注) この章の内容は、Cisco Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチには適用されません。これらのスイッチには固定電源モジュールが付属しており、別途設置する必要はありません。
スイッチは、1 台または 2 台のアクティブな電源モジュールで動作します。
AC モジュールを 2 つ、DC モジュールを 2 つ、または AC モジュール 1 つと DC モジュール 1 つを使用するか、モジュール 1 つとブランク カバーを使用できます。
(注) Network Equipment Building System(NEBS)のインストールでは、DC モジュールを 2 つ、または DC モジュール 1 つとブランク カバー 1 つを使用できます。
スイッチが 1 つの電源だけを含めるように設定されている場合、すべてのスイッチは 2 つ目の電源モジュール スロットにブランク カバーを取り付けて出荷されます。
表 3-1 に、サポートされる内部電源モジュールを示します。
|
|
---|---|
AC 電源モジュールには AC 電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。
(注) • PoE 対応スイッチ モデルの 250 W AC 電源サポートの詳細については『Cisco Catalyst 3650 Series Switches Release Notes』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-release-notes-list.html)を参照してください。
|
|
||
|
|
||
|
|
||
|
|
|
|
||
|
|
||
|
|
||
|
|
|
|
||
|
|
||
|
|
|
|
||
|
|
||
|
|
|
|
||
|
|
||
|
|
|
|
||
|
|
||
|
|
||
|
|
||
|
|
電源モジュール スロットに電源モジュールを取り付けない場合は、電源モジュール スロット ブランク カバーを取り付けてください(図 3-7)。
|
|
電源モジュールは 2 つのステータス LED を備えています。
|
|||
---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
表 3-1 に、スイッチおよび互換性のある電源モジュールを示します。電源モジュールまたはファン モジュールの取り外しまたは取り付け時は、次の注意事項に従ってください。
使用可能な電力バジェットを表示するスイッチ コマンドの詳細は、『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Software Configuration Guides 』( http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-installation-and-configuration-guides-list.html )を参照してください。
(注) PoE 対応スイッチ モデルの 250 W AC 電源サポートの詳細については『Cisco Catalyst 3650 Series Switches Release Notes』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-release-notes-list.html)を参照してください。
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用してください。ステートメント 1029
警告 モジュールの取り付け中または取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れないでください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
手順 4 電源モジュール右側のリリース ラッチを押し、電源モジュールを引き出します(図 3-8)。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
手順 5 新しい電源を電源スロットに差し込み、スロットの中にゆっくり押します(図 3-8)。正しく挿入されれば、250 W、640 W および 715 W 電源モジュール(電源コード保持具は含まない)は、背面パネルと面が揃います。1025 W および 1100 W 電源モジュールは、スイッチの背面パネルから 1.5 インチはみ出します。
手順 6 (任意)電源コードをループ状にして、電源コード保持具に通します(図 3-9)。
手順 7 電源コードを電源モジュールに接続してから AC 電源コンセントに接続します。元電源側の電源を投入します。
手順 8 電源モジュールの AC OK および PS OK の LED が緑に点灯していることを確認します。
警告 DC 入力電源装置から伸びる露出したリード線は、感電を引き起こす可能性があります。DC 入力電源線の露出部分が端子ブロック プラグからはみ出ていないことを確認してください。ステートメント 122
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。ステートメント 1003
警告 この製品は、設置する建物に短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護デバイスの定格が 25 A を超えないことを確認してください。ステートメント 1005
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
警告 電源端子には危険な電圧またはエネルギーが出ている場合があります。端子が使用されていない場合は必ずカバーを取り付けてください。カバーを取り付けるときに絶縁されていない伝導体に触れないことを確認してください。ステートメント 1086
(注) この製品の接地アーキテクチャは、DC 絶縁(DC-I)です。
設置場所のアース接続手順、および次の警告事項に従ってください。
警告 この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
次の手順に従って、単一孔アース ラグまたは二重孔アース ラグをスイッチに取り付けます。設置場所のアース要件に従ってください(ある場合)。
手順 1 単一孔アース接続の場合は、アース ラグ用ネジとラグ リングを使用します。NEBS の設置ではアース接続用の二重孔ラグを使用します。
手順 2 12 ゲージまたは 8 ゲージのアース線の被覆を、0.5 インチ(12.7 mm)± 0.02 インチ(0.5 mm)取り除きます(図 3-10)。推奨されている長さ以上に被覆を剥がすと、コネクタからむき出しの導線がはみ出る可能性があります。単一孔アース接続には 12 ゲージの銅製アース線を使用します。二重孔アース接続には 8 ゲージの銅製アース線を使用します。
手順 3 アース ラグの開放端に、アース線の絶縁体を取り除いた部分を差し込みます。
手順 4 Panduit 製圧着工具を使用して、アース ラグをアース線に圧着します(図 3-11)。
手順 5 アース用ネジで、単一孔アース ラグをスイッチの背面パネルに取り付けます。または 2 本のアース用ネジを使用して、デュアルアース ラグをスイッチの背面パネルに取り付けます(図 3-12)。
手順 6 ラチェット式ドライバを使用し、60 lbf-in(960 ozf-in)のトルクでアース ラグ用ネジを締めます。
手順 7 アース線の反対側の端を、設置場所の適切な接地点またはラックに接続します。
|
|
電源装置を取り付ける前に、“取り付けに関するガイドライン” sectionを参照してください。
手順 1 DC 電源をオフします。電源を確実に切断するには、回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、その回路ブレーカーのスイッチを OFF の位置のままテープで固定します。
手順 2 電源端子ブロックから、プラスチックの保護カバーを取り外します(図 3-6 を参照)。
DC 電源モジュールを交換しない場合は、ステップ手順 5 に進みます。
手順 3 No. 2 プラス ドライバを使用して、電源端子から DC 入力電源線を取り外します。
手順 4 電源モジュール右側のリリース ラッチを押し、電源モジュールを引き出します。
手順 5 電源モジュールを電源モジュール スロットに差し込み、スロットの奥にゆっくり押し込みます(図 3-13)。正しく挿入されれば、DC 電源モジュール(取手は含まない)とスイッチの背面パネルの面が揃います。
手順 6 “DC 入力電源の配線” sectionの説明に従い、入力電源を接続します。
手順 1 ワイヤ ストリッパを使用して、DC 入力電源の 4 本の導線の端から、端子に見合う長さの被覆を取り除きます。
警告 必ず銅の導体を使用してください。ステートメント 1025
手順 2 Panduit 製圧着工具を使用して、フォークタイプ端子に銅の導体(90 °C耐熱、12 AWG)の DC 入力電源線を圧着します。
手順 3 DC 入力電源端子を端子ブロックに接続します。図 3-14 または図 3-15 を参照してください。入力導線を端子ブロックに接続する際は、極性を必ず一致(マイナスとマイナス、プラスとプラス)させてください。スイッチのラックがアースされていない場合は、アース線をアース処理された金属ラックに接続するか、またはアースに接続します。
図 3-14 アースを共有していない DC 電源 A と電源 B の分離
図 3-15 アースを共有している DC 電源 A と電源 B の接続
手順 4 すべての端子ブロックのネジを 11 lbf-in のトルクで締めます。
手順 6 DC 入力電源の回路ブレーカーのスイッチを ON の位置に動かします。
手順 7 電源モジュールの DC OK および PS OK の LED が緑に点灯していることを確認します。モジュールの LED については、 表 3-2 を参照してください。
電源モジュールについてシスコのテクニカル サポートに連絡する場合は、シリアル番号が必要です。図 3-16 ~ 図 3-20 を参照して、シリアル番号を確認してください。
図 3-16 1100 W AC 電源モジュールのシリアル番号
図 3-17 1025 W AC 電源モジュールのシリアル番号
図 3-18 715 W AC 電源モジュールのシリアル番号
図 3-19 640 W および 250 W AC 電源モジュールのシリアル番号
図 3-20 640 W DC 電源モジュールのシリアル番号