スイッチへのネットワーク モジュールの取り付け
安全上の警告
ここでは、取り付け時の注意事項および警告事項について説明します。各国語による安全上の警告については、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco Catalyst 9200 シリーズ スイッチ 』を参照してください。
ネットワーク モジュールを取り付ける前に、この項に目を通してください。
注意 |
機器を扱う際には、必ず静電気防止対策を行ってください。機器に対する静電破壊のリスクを排除するため、取り付けや保守を行う作業者は、必ずアース ストラップを使用してアースを行ってください。機器を取り外す際に静電破壊が発生する可能性があります。 |
警告 |
この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030 |
警告 |
モジュールの取り付け中または取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れないでください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206 |
必要な工具類
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最大トルクが 15 lbf-in(pound-force-inch)の、No. 2 プラス ヘッド付きのラチェット式ドライバ
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オプションで回転制御機構を備えた Panduit 製圧着工具(モデル CT-720、CT-920、CT-920CH、CT-930、または CT-940CH)
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ワイヤ ストリッパ
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単一孔アース接続の場合は、12 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
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単一孔アースラグおよびネジ(スイッチ アクセサリ キットに同梱)
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14 ゲージの銅線(× 4)
ネットワーク モジュールの取り付け
(注) |
ネットワーク モジュールなしでもスイッチは動作可能ですが、アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク モジュール(ポートや SFP スロットなし)を取り付けてください。 |
(注) |
SFP/SFP+ スロット付きのネットワーク モジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。 |
サポートされているネットワーク モジュールと SFP/SFP+ モジュールのみを使用してください。各モジュールには、セキュリティ情報をコード化したシリアル EEPROM が内蔵されています。
ネットワーク モジュールはホットスワップ可能です。モジュールを取り外した場合は、別のネットワーク モジュールまたはブランク モジュールを代わりに取り付けてください。
(注) |
スイッチは、ネットワーク モジュールが取り付けられた状態で、EMC 規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク ネットワーク モジュールを取り付けてください。 |
始める前に
ネットワーク モジュールを取り付けるには、次の注意事項に従ってください。
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ブランク モジュールは、SFP/SFP+ モジュールを取り付けるまではスロットから外さないでください。このスロットにはモジュールが常に取り付けられている必要があります。
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光ファイバ SFP/SFP+ モジュールのダスト プラグ、または光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、いずれもケーブルを接続するまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、モジュール ポートやケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
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ネットワーク モジュールの取り外しや取り付けを行うと、耐用期間が短くなる可能性があります。ネットワーク モジュールの取り外しや取り付けは、必要最低限にしてください。
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静電破壊を防ぐため、ケーブルをスイッチや他の装置に接続する場合は、ボードおよびコンポーネントを正しい手順で取り扱うようにしてください。
手順
ステップ 1 |
手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。 |
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ステップ 2 |
保護用パッケージから、モジュールを取り出します。 |
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ステップ 3 |
ブランク モジュールをスイッチから取り外して保管します。ブランク モジュールを取り外すには、ドライバを使用し、モジュールの非脱落型ネジをシャーシから完全に外れるまで緩めます。
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ステップ 4 |
モジュール面を上に向けて、モジュール スロットに取り付けます。ネジがシャーシと接触するまで、モジュール をスロットに差し込みます。非脱落型ネジを締めて、ネットワーク モジュールを固定します。 |