Cisco UCS C シリーズ ソフトウェア リリース 1.4(5) リリース ノート
プレインストールされている Cisco Flexible Flash カードの概要
このマニュアルでは、Cisco Integrated Management Controller ソフトウェアおよび関連する BIOS、ファームウェア、ドライバを含む C シリーズのソフトウェア リリース 1.4(5) の新機能、システム要件、未解決の警告、および既知の動作ついて説明します。このドキュメントは、「関連資料」の一覧にあるドキュメントと併せて使用します。
(注) 元のドキュメントの発行後に、ドキュメントを更新することがあります。マニュアルのアップデートについては、Cisco.com で確認してください。
表 1 に、このドキュメントのオンライン変更履歴を示します。
• 「プレインストールされている Cisco Flexible Flash カードの概要」
• 「システム要件」
• 「BIOS および CIMC ファームウェアのアップグレード」
Cisco UCS C220 M3 ラック サーバは、Web サービスから分散データベースまで、広範囲のビジネス上の負荷に対応できるパフォーマンスおよび密度のために設計されています。エンタープライズ クラスの Cisco UCS C220 M3 サーバは、Intel Xeon プロセッサ E5-2600 製品ファミリの追加によって、1-RU フォーム ファクタの Cisco UCS ポートフォリオの機能を拡張します。また、Cisco UCS C220 M3 サーバは、最大 2 個の Intel Xeon プロセッサ E5-2600、16 個の DIMM スロット、8 台のディスク ドライブ、および 2 個の 1 ギガビット イーサネット LAN On Motherboard(LOM)ポートを提供します。
Cisco UCS C240 M3 ラック サーバは、ビッグ データからコラボレーションまで、幅広いストレージ集約的なインフラストラクチャ負荷に対応できるパフォーマンスおよび拡張性の両方のために設計されています。エンタープライズ クラスの Cisco UCS C240 M3 サーバは、Intel Xeon プロセッサ E5-2600 製品ファミリの追加によって、2-RU フォーム ファクタの Cisco UCS ポートフォリオの機能を拡張します。Cisco UCS C240 M3 は、最大 2 個の Intel Xeon プロセッサ E5-2600 製品ファミリ、24 個の DIMM スロット、24 台のディスク ドライブ、および 4 個の 1 ギガビット イーサネット LOM ポートを提供します。
Cisco UCS C220 M3 および Cisco UCS C240 M3 は、Cisco UCS P81E 仮想インターフェイス カード(VIC)を使用して、Cisco UCS とのインターフェイスとして機能します。Cisco UCS P81E VIC は、仮想化に最適化された Fibre Channel over Ethernet(FCoE)PCI Express(PCIe)2.0 x8 10 Gbps アダプタで、Cisco UCS C シリーズ サーバで使用するように設計されています。VIC は、最大 18 個の PCIe 標準準拠仮想インターフェイスをサポートできるデュアル ポート 10 ギガビット イーサネット PCIe アダプタです。両方のインターフェイス タイプ(ネットワーク インターフェイス カード(NIC)またはホスト バス アダプタ(HBA)と ID(MAC アドレスおよび World Wide Name(WWN))がジャストインタイムのプロビジョニングを使用して確立されるように、動的に設定できます。また、Cisco UCS P81E は、ネットワーク インターフェイスの仮想化と Cisco Data Center Virtual Machine Fabric Extender(VM-FEX)テクノロジーをサポートできます。
Cisco Flexible Flash カードには 3 つのソフトウェア バンドルがプレインストールされています。それぞれが、設定済みの 4 つの仮想ドライブ(VD)の 1 つになります。4 つ目の VD を使用して、OS または組み込みハイパーバイザをインストールできます。
• Cisco UCS Server Configuration Utility(SCU)。
• Hypervisor(HV)。これは、自分の目的に合わせて使用できる VD です。
• Cisco Host Upgrade Utility(HUU)。
これらのタスクの詳細については、次のマニュアルを参照してください。
• カードの交換: 『Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide』または『Cisco UCS C240 Server Installation and Service Guide』
• VD のイネーブル化および起動: 『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller GUI Configuration Guide』または『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Configuration Guide』
• CIMC によるカードのモニタリングおよび管理: 『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller GUI Configuration Guide』または『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Configuration Guide』
ストレージ スイッチ、オペレーティング システム、アダプタ、アダプタ ユーティリティ、およびストレージ アレイの相互運用性に関する詳細については、以下の URL にあるお使いのリリースのハードウェアおよびソフトウェア相互運用性マトリクスを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10477/prod_technical_reference_list.html
Cisco UCS C シリーズ サーバは、Cisco 10GBASE SFP+ モジュールを使用して、さまざまな 10 ギガビット イーサネット接続オプションをサポートします。
表 2 および 表 3 では、コントローラおよびサポートされているトランシーバの詳細を示します。
C シリーズのソフトウェア リリース 1.4(5) には、次のソフトウェア ファイルが含まれます。
(注) 必ず HUU ISO から BIOS と CIMC の両方をアップグレードします。予期しない動作の原因となる場合があるため、コンポーネント(BIOS のみ、または CIMC のみ)を個別にアップグレードしないでください。
Cisco Host Upgrade Utility(HUU)は、次のファームウェアをアップグレードするツールです。
• Cisco Integrated Management Controller(CIMC)
– Intel Ethernet i350 PCI Server Adapter
• Cisco UCS P81E 仮想インターフェイス カード(VIC)
ファームウェアのイメージ ファイルは、ISO に埋め込まれています。ユーティリティは、アップグレードするファームウェア コンポーネントを選択できるメニューを表示します。このユーティリティに関する詳細については、以下を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10493/products_user_guide_list.html
この 1.4 リリース以降、さまざまなサーバ プラットフォームで、Host Upgrade Utility の個別の ISO イメージを使用できます。
現在、ISO イメージには、ucs-<server_platform>-huu-<version_number>.iso という名前が付いています。
Cisco Host Upgrade Utility には、次のファイルが含まれています。
管理クライアントは、次の最小システム要件を満たしているか、これを超えている必要があります。
• Microsoft Internet Explorer 6.0 以降、Mozilla Firefox 3.0 以降
• Microsoft Windows 7、Microsoft Windows XP、Microsoft Windows Vista、Apple Mac OS X v10.6、Red Hat Enterprise Linux 5.0 以降のオペレーティング システム
Host Upgrade Utility を使用して、C シリーズのファームウェアを更新します。Host Upgrade Utility は、次のソフトウェア コンポーネントをアップグレードできます。
シスコは、Cisco Host Upgrade Utility を提供しています。これは、BIOS、CIMC、LOM、LSI ストレージ コントローラ、および Cisco UCS P81E 仮想インターフェイス カードのファームウェアを互換性のあるレベルへアップグレードするために役立ちます。
サーバ モデルに対して、互換性のある正しいファームウェア レベルが、ユーティリティ ISO に埋め込まれています。
このユーティリティを使用するには、ISO ユーティリティをダウンロードして使用するための指示を含む『Cisco Host Upgrade Utility User Guide』を使用します。次の URL からガイドを選択します。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10493/products_user_guide_list.html
• 「SNMP」
次のソフトウェア機能がリリース 1.4(5) でサポートされます。
• 基本サーバ コンポーネント ファームウェアを更新するための update-all および show CLI コマンドのシャーシ/ファームウェアのスコープでのサポート。
(注) これらのコマンドは、Cisco TAC の指示があった場合のみ使用してください。
コマンドの詳細については、『 Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Command Reference, Release 1.4 』を参照してください。
• 設置されているハードディスク ドライブの LED の切り替えの追加サポート。詳細は、次のガイドを参照してください。
– Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Command Reference, Release 1.4
– Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller GUI Configuration Guide, Release 1.4
• LSI MegaSR および Intel C600 SATA/SAS SCU を使用したソフトウェアベース RAID のサポート。
• Interactive Offline Diagnostics(IOD)などの Server Config Utility(SCU)
• BIOS および CIMC ファームウェア アップデート ユーティリティ
• Intel Romley EP サーバ プラットフォームのサポート
リリース 1.4(5) でサポートされる MIB 定義は、次のリンクから入手できます。ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/supportlists/ucs/ucs-C-supportlist.html
(注) 上記のリンクは、IE 9.0 と互換性がありません。
症状 システム電源またはリブート中に、HDD のクリティカル イベントが SEL で生成される。
対応策 これは実際にはクリティカル イベントではありません。HDD のクリティカル イベントは無害で、実際の HDD 障害を示すものではありません。システムでの OS 起動時に、クリティカル イベントをレポートした同じ HDD が正常になります。これは、LSI アプリケーションにも当てはまります。SEL は、クリティカル イベントが表示された HDD が、30 ~ 60 秒後に正常に戻ることを示す必要があります。(CSCtz96990)
症状 HDD のクリティカル イベントは、進行中の RAID 再ビルド中に CIMC SEL で発生します。
症状 24 台の HDD を備えた C240 3.5 サーバおよび C240 2.5 サーバでは、Web BIOS または 9266-8i カードの [CIMC Storage Inventory] ページで [locate HDD LED] オプションをイネーブルにすると、HDD ドライブ障害がクリティカル イベントをアサートした後に、SEL で通常のイベントのアサートが解除されます。
症状 システムの再起動時に、BIOS POST は CATERR SEL イベントで停止します。BIOS POST は [Configuring platform hardware...] 画面で停止します。
対応策 この問題は解決されました。Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)の完了タイムアウトを長くして、この問題を解決しました。(CSCtz96190)
症状 電源復元ポリシーを復元状態に設定し、ホスト電源をオンにして AC 電源サイクルを実行した場合、Cisco UCS C220 および UCS C240 サーバはエラーを表示します。
対応策 固定遅延またはランダム遅延で、電源復元ポリシーをオンに設定します。(CSCty42040)
症状 2 台の PSU を使用すると、ホストが再起動またはシャットダウンせず、PSU 冗長性イベントが表示されます。ただし、両方の PSU に障害がある場合、ホストは引き続き再起動またはシャットダウンされます。
症状 製品 ID 情報は、PSU の Web GUI には表示されません。
症状 64 ビット Linux OS で KVM Viewer クライアントを実行する場合、vMedia タブを開いたときに、USB メモリまたはフロッピー ドライブなどのブロック デバイスでは、読み取り専用ボックスがオンになります。読み取り専用ボックスをオフにすることはできず、デバイスは、読み取り専用としてだけマッピングできます。
対応策 KVM Viewer アプリケーションを実行しているクライアント システムには、32 ビット Linux OS または Windows OS を使用します。(CSCty37812)
症状 64 ビット Linux OS で KVM Viewer クライアント アプリケーションを使用する場合、フロッピーディスクとリムーバブル ディスクの両方を同時にマッピングすると、アプリケーションが適切に機能しなくなります。つまり、ドライブのデータは無効になるか、または読み取れなくなります。一度に 1 台のドライブだけ(フロッピーディスクまたはリムーバブル ディスク)をマッピングする場合でも、予期しない障害が起こる可能性があります。たとえば、USB メモリをマッピングおよびマッピング解除した後に、vMedia タブの [Exit] ボタンをクリックし、vMedia タブを再び開きます。次に、デバイスのマッピングを再試行すると、vMedia タブがクラッシュし、すべてのマップ済みデバイスはマッピング解除されます。
(注) CD-ROM ドライブとイメージ ファイルのマッピングは、適切に動作します。/dev/sdX などの物理的な Linux のブロック デバイスをマッピングする場合に限り、この問題が発生します。
対応策 物理的なブロック デバイスをマッピングするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 一度に 1 台の物理的なブロック デバイスだけをマッピングします(フロッピーディスクとリムーバブル デバイスを一度にマッピングしないでください)。通常、これは正しく動作しますが、予期しない障害が発生することあります。vMedia タブの機能が停止した場合は、クライアントを再起動します。
ステップ 2 ブロッキング デバイスの内容の .img ファイルを生成し、これを代わりにマッピングします。この方法には、既知の問題がありません。
ステップ 3 KVM Viewer/vMedia アプリケーションを実行するには、32 ビット Linux OS/Windows OS/Mac OS クライアント システムを使用します。(CSCty42187)
症状 KVM Viewer のバージョンに、FCS のバージョン(2.0.0.27)が表示されません。これは、クライアント マシンが KVM/vMedia クライアントの新しい .jar ファイルをダウンロードせず、古いクライアントが実行されていることを意味します。この問題は、古い CIMC ファームウェアで KVM を使用して、CIMC をアップグレードしたときに発生します。KVM Viewer のバージョンを確認するには、KVM を起動し [Help] >[About KVM Viewer] に移動します。KVM Viewer のバージョンは、リリース 1.4(4a) では 2.0.0.27 になるはずです。
対応策 この問題を解決するには、Java の一時キャッシュ ファイルを削除し、CIMC GUI から KVM を起動します。Java コントロール パネル アプリケーション(javacpl.exe)は、Java JRE をインストールした bin ディレクトリにあります。
Windows では、c:\Program Files\Java\<JRE VERSION>\bin に移動し、キャッシュされた Cisco Virtual KVM Console アプリケーションを削除してからリモート プレゼンスを再起動します。
Linux では、Java ディレクトリ(./usr/java/jre1.6.0_26/bin/ControlPanel など)に移動します。(CSCtx88477)
症状 HUU の更新後に、KVM がキーボード入力に応答しません。
対応策 物理的なキーボードをサーバに接続し、Enter キーまたはその他のキーを押します。(CSCty34492)
症状 Web GUI を使用して CIMC ファームウェアをリブートまたはアップグレードした後に、ログイン ページにリダイレクトされます。ログインしようとすると、次のメッセージが表示されます。
症状 不良 DIMM のためにチャネルがディセーブルになっている場合、パトロール スクラブがディセーブルになります。
対応策 不良 DIMM を交換します。(CSCtx58908)
症状 オプション ROM の空き領域がなくなったときに、クリティカル イベントとして POST エラー 0xA6A0 が表示されます。
対応策 BIOS 設定では、Preboot eXecution Environment のサポートが必要ないアダプタのオプション ROM をディセーブルにします。(CSCtx68045)
症状 Control + H キーを押すと、システムが停止します。この問題は、メザニン カードと 9266 アダプタの両方で確認されています。これは、断続的に発生しますが、一部のシステムでは障害の発生率が高くなっています。
ステップ 2 EFI シェルをロードし、drvcfg -s コマンドを実行します。
症状 Web BIOS が、マウスのクリックに応答しません。
対応策 キーボードの任意のキーを押します。(CSCtw53469)
症状 [EIST] オプションが BIOS でディセーブルになっている場合、OS が、CPU 周波数 1.2 GHz で起動します。
対応策 この問題は解決されました。[EIST] オプションが BIOS でディセーブルになっている場合、OS は、CPU 最大非ターボ周波数で起動します。(CSCtu29214)
症状 大量または中程度の Serial Over LAN(SOL)トラフィック中に、Intelligent Platform Management Interface(IPMI)LAN インターフェイスが応答しなくなります。
対応策 大量の SoL トラフィック中に、IPMI クエリーを使用しないでください。
症状 ブート ローダーのバージョンで、CIMC バージョンの後に余分な文字が表示されます。
対応策 これは新機能で、U ブート バージョンを表示します。
症状 [Power Saving] と [Performance Modes] に、3DPC で同じ 1.5V が表示されます。
対応策 なし。これは、Intel メモリ ポートの予期される動作です。
症状 SEL で LSI SWRAID OPROM がディスパッチされず、A6A0 警告が表示されます。
対応策 BIOS 設定または CIMC の Configure BIOS を使用して、未使用デバイスののレガシー OPROM をディセーブルにします。
症状 CentOS-6.1 LiveCD を起動しようとすると、vMedia が切断されます。
症状 すべてのオンボード LOM ポートの OPROMM は、C240 サーバ モデルの起動プロセス中に実行されません。
症状 LOM オプション ROM の実行中に Esc キーを押すと、残りのオプション ROM がスキップされます。
症状 KVM を起動すると、「Login Failed」エラーが表示され、KVM が閉じます。
症状 cisco_card モードのオプションが利用可能な場合でも、Network モードをこのモードに設定できません。
対応策 Cisco UCS P81E カードを取り付けて、cisco_card ネットワーク モードに移行します。
症状 電源復元ポリシーで、遅延タイプがランダムに設定されている場合に、遅延値が表示されます。
症状 vMedia の画像作成機能を使用して 4 GB を超えるファイルまたはフォルダ サイズの画像を作成すると、次のメッセージが表示されます。
対応策 より小さいサイズのファイルまたはフォルダを使用してください。
症状 vMedia を使用して、.img ファイルと物理 USB メモリ(ペン/サム ドライブ)の両方を同時にマッピングしようとすると、次のメッセージ(または同等のメッセージ)が表示されます。
症状 KVM と vMedia は、不適合の IE と JRE の実行可能ファイルでは動作しません。
対応策 JRE が IE のバージョンに適合していることを確認します。
症状 マウスが LSI Web BIOS ツールで機能しない、または追跡しません。
• 相対モーション、アクセラレーションなしにマウスを設定します。WebBIOS をレガシー OptionROM として実行すると、絶対マウス位置がサポートされず、アクセラレーションによる 2 カ所の相対位置モードが最適に動作しません。
• [KVM windows] > [Tools] > [single cursor] を使用して、単一カーソル モードにカーソルを移行します。単一カーソル モードでは、ローカル カーソルの動きとリモート カーソルの動きの間に不一致がなくなります。
症状 BIOS のアップロード中に KVM を起動すると、BIOS の更新が失敗します。
• BIOS がアップロード段階にある間に、KVM を起動しないでください。
症状 IE で KVM を起動すると、次のメッセージが表示されます。
ステップ 1 IE で、[Tools] > [Internet Options] を選択します。
[Internet Options] ダイアログが表示されます。
ステップ 3 [Do not save encrypted pages to disk] オプションをオフにします。
症状 SSH と HTTP の両方をディセーブルにすると、CIMC への接続が失われます。
対応策 ディセーブルにした場合は、POST 中に F8 ユーティリティを使用して、工場出荷時のデフォルト設定に CIMC をリセットします。
症状 CIMC Web GUI が、証明書のインポート プロセス後に表示されず、ブラウザに次のメッセージが表示されます。
対応策 証明書のインポート プロセス中に、[Subject Information] フィールドと [Issuer Information] フィールドに異なる値を指定します。
症状 IE で、ネットワーク モードを cisco_card モードに変更した場合、「Unable to parse xml」というメッセージが表示されます。
症状 HDD 障害が、UCSC-C240-M3S の CIMC SEL でログに記録されません。
対応策 CIMC のストレージ インベントリで、HDD 障害ステータスを確認できます。(CSCua51097)
症状 BIOS の更新の直後に、 update-all コマンドを実行すると、シャーシ コンポーネント ファームウェアの更新プロセスは失敗します。
対応策 BIOS 更新後に update-all コマンドが失敗した場合は、CIMC を再起動します。(CSCua49441)
症状 CIMC または BIOS の更新がすでに進行中の場合に、シャーシ コンポーネント ファームウェアを更新するために update-all コマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。
これは予期された動作です。ただし、 update-all コマンドを再び実行した場合は、次の不正なメッセージが表示されます。
ここで、 show コマンドを実行すると、別の不正なメッセージが表示されます。
対応策 すべての BIOS および CIMC の更新が完了した後に、次の作業を行います。
ステップ 1 CIMC Web GUI で、[WebGUI] -> [Admin]-> [Utilities] に移動します。
ステップ 2 CIMC を再起動するには、[Reboot CIMC] をクリックします。
ステップ 3 update-all コマンドを実行します。(CSCua49421)
症状 KVM を起動すると、「Connection failed」エラーが表示され、KVM ウィンドウが開きません。
ステップ 1 CIMC Web GUI で、[WebGUI] -> [Admin]-> [Utilities] に移動します 。
ステップ 2 CIMC を再起動するには、[Reboot CIMC] をクリックします。(CSCua06392)
症状 Update-all コマンドは矛盾したメッセージを返し、シャーシ コンポーネント ファームウェアが失敗することがあります。
対応策 シャーシまたはファームウェアのスコープで次のコマンドを使用して、表示されるメッセージや警告を確認してください。
サーバ/シャーシ/ファームウェア番号 show detail
エラーまたは障害が発生した場合は、CIMC を再起動し、update-all コマンドをもう一度実行してください。(CSCua41121)
症状 CIMC は SuperCap だけを認識し、課金および課金状態など、他のすべての情報は使用できません。
症状 SuperCap バッテリで LSI 9265CV-8i を使用している場合、CIMC Web GUI に、「unknown」としてバッテリ ステータスが表示されます。
対応策 バッテリ ステータスを読み取るには、MegaCLI または LSI Web BIOS を使用します。(CSCty64241)
症状 イメージが vMedia にマッピングされた後に、持続時間カウンタが開始しません。
ステップ 1 終了するには、[Virtual Media] タブの [Exit] をクリックします。
ステップ 2 [Virtual Media] タブをクリックして、再度ログインします。
ステップ 3 イメージまたは .iso を再度追加することによって、ISO を再マッピングします。(CSCtw80358)
対応策 代替インターフェイスを使用するか、アクション後に HDD インベントリに対して snmp クエリーをもう一度実行します。(CSCty60975)
症状 仮想ディスクを展開した後に、「Reconstruction」仮想ディスク状態が、CIMC Web GUI に反映されません。
対応策 「Reconstruction」状態を表示するために、仮想ディスクの設定に使用したものと同じインターフェイスを使用します。インターフェイスは、Web GUI または MegaCLI のいずれかにすることができます。(CSCtx96912)
症状 200GB または 300GB INTEL SSD が設置されている場合、[Description] フィールドと [PID] フィールドには UNKNOWN と表示されます。
症状 Cisco UCSC RAID SAS 2008M-8i Mezzanine カード(RAID 0、1、10)に対して、PID は UNKNOWN と表示されます。
症状 Seagate ST32000444SS または ST3300656SS または ST31000640SS に対して、[PID] フィールドに UNKNOWN と表示されます。
症状 Broadcom 57712-T 10 Gbps 2 ポート NIC に対して、[PID] フィールドには、UNKNOWN と表示されます。
症状 Emulex OCe11102-FX または Qlogic QLE8242-CU に対して、[PID] フィールドに UNKNOWN と表示されます。
症状 UCS-CPU-E5-2660 に対して、[CPU PID] フィールドには、UNKNOWN と表示されます。
症状 SEL イベントが、OS ウォッチドッグ タイマーの終了時にログに記録されません。
症状 MegaRAID 9266CV-8i w/FTM + LSI CacheVault に対して、PID に正しくない値が表示されます。
症状 Broadcom 5709 Dual Port 10/100/1Gb NIC w/TOE iSCSI に対して、PID に正しくない値が表示されます。
症状 複数のドライブの取り外しと差し込みを繰り返すと、LSI SWRAID OPROM が不整合状態になり、差し込まれたドライブまたは取り外されたドライブを検出できなくなることがあります。システムをリブートしても、この問題は解決せず、ドライブの状態が Online から Ready に変化し、データが失われるおそれがあります。
対応策 一度に 1 台のドライブを差し込み、または取り外し、SWRAID LSI OPROM がメッセージを通じてドライブ イベント(取り外しまたは差し込み)を検出するまで待つ必要があります。Esc キーを押してから、別のドライブを差し込み、または取り外します。(CSCtz68178)
症状 C240 サーバで、Windows 2008 R2 SP1 のデバイス マネージャのストレージ コントローラ名には、C240 ではなく C220 としてサーバ モデル番号が表示されます。
症状 2008-8i MEZZ カードのシリアル番号および FRU の情報が、LSI Web BIOS と、MSM および MegaCli などの LSI ホスト アプリケーションに欠落しています。
症状 I/O が RAID アレイの 2 台以上のハードディスク部分で動作している場合、I/O が動作し、RAID アレイの一部であるハードディスクだけでなく、RAID グループの一部ではない隣接するハードディスクでも、アクティビティ LED が緑色に点滅します。
対応策 このハードディスクで動作している実際の I/O がないため、隣接するハードディスクで点滅しているアクティビティ LED は無視します。(CSCtz13588)
症状 再ビルド処理中にシステムをリブートすると、ドライブの再ビルド プロセスが完了しません。
対応策 サーバをリブートする前に、再ビルド プロセスを完了させます(100% に到達させます)。(CSCty92714)
症状 システムが起動前のドライブ検出画面で停止し、「Missing Drive」メッセージが表示されます。
対応策 これはシステムに不良ドライブがある場合に発生します。交換が必要なドライブが不明な場合は、1 台を除いてすべてのドライブを取り外します。Ctrl + M キーを入力し、各ドライブをホット プラグして解決します。(CSCty78862)
症状 LSI デバイスをスキャンする場合、BIOS POST 中にサーバが停止します。
対応策 システムが停止した場合、システムをオフにして、障害が発生したドライブを取り外します。これは、ステータス LED がオレンジに点灯しているドライブです。ステータス LED は、ハードディスクの一番上にある LED です。このドライブを取り外した後で、システムをオンにします。これで、システムは、正常に起動するはずです。障害が発生したドライブを新しいドライブに交換します。(CSCtx62350)
症状 USB フロッピーディスク ドライブ(FDD)が、KVM コンソールにマウントしたときに起動しません。
対応策 この問題は、USB FDD が vMedia を通じて接続される場合に発生します。この問題を解決するには、サーバに USB FDD を直接接続してください。(CSCtz85749)
症状 E5-2640、E5-2660 などの異なる Sandybridge の SKU がシステムに設置されている場合、システムがオンになりません。
対応策 同一の SNB SKU を使用します。(CSCtz25795)
症状 FCS BIOS バージョン 1-4-4c-0 から MR4 BIOS に BIOS をアップグレードした場合、シスコの仮想 FDD/HDD 1.22 起動オプションは、最初の起動セッション中に設定ページに表示されません。
対応策 機能への影響はありません。シスコの仮想 FDD/HDD 1.22 オプションは、[USB] ページと、インストール時に表示されます。後続のリブートは、起動オプションの設定ページに表示されます。(CSCua07001)
症状 システムをオンにしたときに、連続的な BEEP 音が鳴ります。
対応策 CIMC とホストを同時にオンにしないでください。電源装置をオンにした 3 分後に、ホストをオンにします。(CSCtz11862)
対応策 CIMC で、メモリの設定を Maximum Performance モードに手動で変更します。(CSCtz63644)
症状 LED 状態がオフに設定されていても、LED センサーの色が赤、オレンジ、青(またはサポートされている色)になります。
対応策 LED 状態をオフに設定した場合は、LED の色を無視してください。(CSCth84883)
症状 SNMPv2 および SNMPv3 トラップがイネーブルになっている場合に、SNMPv1 トラップが送信されます。
症状 Web GUI および CLI で、AES 暗号化フィールドに、暗号化レベル(128、256 など)が表示されません。
対応策 SNMP V3 暗号キーの長さは、明示的に指定する必要があります。SNMP エージェントは、AES(デフォルトでは 128 ビット暗号化)をサポートしています。(CSCtr31577)
症状 SNMPv3 トラップが、Net-SNMP レシーバで受信されません。
症状 電源管理バス(PMBus)が電源情報を提供していないため、SNMP のインベントリで電源装置のシリアル番号を入手できません。
症状 SNMPv3 トラップがイベントによってトリガーされた場合、AES 暗号化をイネーブルにした SNMPv3 ウォークで、「Decryption Error」が発生します。Secure Hash Algorithm(SHA)認証でイベントがトリガーされたときに、「authentication failure」エラーも発生します。SHA トラップ エラーは、「authpriv」と「authnopriv」の両方の設定で発生します。CIMC Web UI SNMP 設定ページで [Save All] をクリックしてマスター エージェントを再起動するまで、問題が継続します。
対応策 v3 ユーザ設定で、メッセージ ダイジェスト アルゴリズム 5(MD5)認証と DES 暗号化を使用します。(CSCtx11173)
対応策 物理モニタを使用して、画面の解像度を変更します。次の解像度がサポートされています。
• 1280x1024(32bpp)(CSCtx00839)
症状 Web GUI から印刷が、Internet Explorer では動作しますが、Firefox では動作しません。
症状 Cisco Flex Flash とともに LSI MegaRAID コントローラを使用する場合、SNMP_Inv_HDD: Disk_IDD N および RN には、0,1,2 ではなく 0,0,0 のシーケンスが表示されます。
対応策 CIMC Web GUI を使用して、ハード ドライブのインベントリをクエリーします。(CSCty26155)
症状 Cisco Flex Flash カードとともに LSI MegaRAID コントローラを使用する場合、SNMP_Inv_HDD: DiskPresence には、equipped(10) ではなく、missing(11) が表示されます。
対応策 CIMC Web GUI を使用して、ハード ドライブのインベントリをクエリーします。(CSCty26198)
症状 Mac でクライアントを使用してリムーバブル メディアをマッピングすると、USB デバイスで読み取り専用モードだけがサポートされます。
対応策 Windows クライアントまたは Linux 32 ビット クライアントを使用します。(CSCty32452)
症状 MegaRAID ファームウェアをアップグレードした後に、CIMC Web GUI と CLI のストレージ情報が空になることがあります。
対応策 CIMC Web GUI および CLI にストレージ情報を表示させるには、CIMC を再起動します。(CSCtx08443)
症状 BIOS を起動すると、次のメッセージが表示されることがあります。
対応策 このメッセージは無視してもかまいません。(CSCtx27907)
症状 Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)環境からインストールする場合、OS のインストールが停止します。
対応策 EFI OS は現在サポートされていません。(CSCtw78721)
症状 (メモリ初期化に失敗した)不良 DIMM がいずれかの DIMM スロットにある場合、BIOS は、不良 DIMM と同じチャネルにある他の DIMM をマップアウトすることがあります。
対応策 不良 DIMM を取り外し、または交換します。(CSCtx85587)
症状 Broadcom 5709 ギガビット イーサネット アダプタをいずれかの PCIE スロットに差し込んだ場合、サーバが起動プロセス中の BIOS POST 画面で停止します。
対応策 Broadcom 5709 ギガビット イーサネット アダプタのファームウェアをバージョン 5.2.7 以降にアップグレードします。(CSCtx92042)
症状 LSI コントローラをダウングレードした場合、CIMC Web GUI および CLI に情報(LSI コントローラの以前のバージョンの仮想ドライブ、ファームウェアなど)が表示されることがあります。
対応策 CIMC Web GUI および CLI に正しい情報が伝播されるように、ホスト マシンを再起動します。(CSCtx08449)
症状 ESXi 4.1U2 および ESXi 5.0 上の UCS P81E で、SAN からの起動が失敗し、インストール時に重大なエラーが表示されます。
対応策 この問題は、asynch FNIC ドライバ バージョンで解決できます。ESXi 4.1 U2 および ESXi 5.0 用の Cisco FNIC ドライバと統合されたカスタム ISO は、www.vmware.com で入手できます。(CSCtx25927)
• 『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Configuration Guide』
• 『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller Configuration Guide』
• 『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Command Reference』
次の関連資料は、Cisco Unified Computing System(UCS)で入手できます。
• 『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』
• 『isco UCS Site Preparation Guide』
• 『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS』
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
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