この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、Cisco ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバおよび NCE で導入された新しい Cisco IOS コマンドについて説明します。
(注) | Cisco IOS コマンドは、最初の発行後に更新される場合があります。更新内容については、『Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference』(http://www.cisco.com/en/US/docs/ios-xml/ios/interface/command/ir-cr-book.html)で確認してください。 |
この付録は、次の項で構成されています。
CIMC のスタティック IP アドレスと CIMC が使用するデフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで imc ip address default-gateway コマンドを使用します。スタティック IP アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
imc ip address ip-address subnet-mask default-gateway gateway-address
no imc ip address ip-address subnet-mask default-gateway gateway-address
ip-address |
CIMC の IP アドレス。 |
subnet-mask |
IP アドレスに付加するサブネット マスクであり、ホスト ルータと同じサブネットに属する必要があります。 |
gateway-address |
デフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレス。 |
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 |
DHCP をイネーブルにしない場合、スタティック IP アドレスおよびサブネット マスクを指定するひつようがあります。
次に、CIMC のスタティック IP アドレスを設定する例を示します。
Router(config)# interface ucse 2/0 Router(config-if)# imc ip address 10.0.0.2 255.0.0.0 default-gateway 10.0.0.1
CIMC の DHCP IP アドレスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで imcipaddressdhcp コマンドを使用します。DHCP IP アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
imc ip address dhcp
no imc ip address dhcp
このコマンドには引数またはキーワードはありません。 |
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 |
次に、CIMC の DHCP IP アドレスを設定する例を示します。
Router(config)# interface ucse 2/0 Router(config-if)# imc ip address dhcp
特定の VLAN 番号用の VLAN コンフィギュレーション モードを入力するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで imcvlan コマンドを使用します。VLAN コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
imc vlan vlan-number
no imc vlan vlan-number
vlan-number |
リモート マネージャの IP アドレス。 |
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 |
次に、特定の VLAN の CIMC で VLAN コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Router(config)# interface ucse 2/0 Router(config-if)# interface vlan 40
BIOS CMOS をリセットするには、特権 EXEC モードで ucsecmos-reset コマンドを使用します。
ucse slot cmos-reset
ucse subslot slot/subslot cmos-reset
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ Network Compute Engine(EHWIC E-Series NCE))上でサポートされました。 |
このコマンドは、BIOS CMOS を工場出荷時の状態に戻します。 BIOS に対するユーザの変更は失われます。
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバの BIOS CMOS をリセットする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 cmos-reset
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE の BIOS CMOS をリセットする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M に適用可能
Router# ucse subslot 0/3 cmos-reset
BIOS、CIMC、または RAID パスワードをリセットするには、特権 EXEC モードで ucsepassword-reset コマンドを使用します。
ucse slot password-reset { BIOS | BMC | RAID }
ucse subslot slot/subslot password-reset { BIOS | BMC | RAID }
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
||
BIOS |
BIOS パスワードをリセットします。 |
||
BMC |
CIMC パスワードをリセットします。 |
||
RAID |
RAID パスワードをリセットします。
|
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ NCE)上でサポートされました。 |
このコマンドの入力後、BIOS または BMC へのアクセス時に新しいパスワードの設定が要求されます。
RAID は EHWIC E シリーズ NCE には適用されません。
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバの BIOS パスワードをリセットする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 password-reset BIOS Reset command sent
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE の BIOS パスワードをリセットする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M に適用可能
Router# ucse subslot 0/3 password-reset BIOS Reset command sent
ホストや CIMC セッションを開始したり閉じたりするには、特権 EXEC モードで ucsesession コマンドを使用します。
ucse slot session { imc [clear] | host [clear] }
ucse subslot slot/subslot session { imc [clear] | host [clear] }
(注) | ucse slotsession imc コマンドは、インターフェイスでルータ側 IP アドレス(たとえば番号付けされていない GigabitEthernet0/0 という IP)を設定済みの場合にのみ機能します。 |
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
||
imc |
CIMC とのセッションを開始します。 |
||
imcclear |
既存の CIMC セッションを閉じます。 |
||
host |
ホスト Cisco E シリーズ サーバのセッションを開始します。 |
||
hostclear |
ホスト Cisco E シリーズ サーバ セッションをクリアします。 |
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ Network Compute Engine(EHWIC E-Series NCE))上でサポートされました。 |
imcclear および hostclear コマンドは、CIMC またはホストのアクティブ セッションを閉じます。その結果、システムは、現在ログインしている他のユーザのセッションを閉じます。
CIMC またはホストでは、常に 1 つのアクティブなセッションだけが許可されます。セッションの開始時に「接続は拒否されました」メッセージが表示された場合は、imcclear または hostclear コマンドを入力することで現在アクティブなセッションを閉じます。
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバの CIMC セッションをクリアする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 session imc clear
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE の CIMC セッションをクリアする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M に適用可能
Router# ucse subslot 0/3 session imc clear
システムをグレースフル シャットダウンするには、特権 EXEC モードで ucseshutdown コマンドを使用します。
ucse slot shutdown
ucse subslot slot/subslot shutdown
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ Network Compute Engine(EHWIC E-Series NCE))上でサポートされました。 |
活性挿抜(OIR)時にホットスワップ可能なモジュールの取り外しまたは交換を行う場合にこのコマンドを使用します。
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバをグレースフル シャットダウンする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 shutdown
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE をグレースフル シャットダウンする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M に適用可能
Router# ucse subslot 0/3 shutdown
サーバのリセットおよびリロードの情報を表示またはクリアするには、特権 EXEC モードで ucsestatistics コマンドを使用します。
ucse slot statistics [clear]
ucse subslot slot/subslot statistics [clear]
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
||
clear |
(任意)E シリーズ サーバのリセットおよびリロード情報をクリアします。 |
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ Network Compute Engine(EHWIC E-Series NCE))上でサポートされました。 |
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバのサーバ統計情報を表示する方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 statistics Module Reset Statistics: CLI reset count = 0 CLI reload count = 0 Registration request timeout reset count = 0 Error recovery timeout reset count = 0 Module registration count = 1
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE のサーバ統計情報を表示する方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M で適用可能
Router# ucse subslot 0/3 statistics Module Reset Statistics: CLI reset count = 0 CLI reload count = 0 Registration request timeout reset count = 0 Error recovery timeout reset count = 0 Module registration count = 1
サーバのハードウェアおよびソフトウェアに関する設定情報を表示するには、特権 EXEC モードで ucsestatus コマンドを使用します。
ucse slot status [detailed]
ucse subslot slot/subslot status [detailed]
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
||
detailed |
(任意)Cisco E シリーズ サーバに関する詳細情報(サービス モジュールのステータスや reset および heartbeat-reset フラグの設定など)を表示します。 |
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ Network Compute Engine(EHWIC E-Series NCE))上でサポートされました。 |
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバのサーバ ステータスを表示する方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 status Service Module is Cisco ucse 2/0 Service Module supports session via TTY line 131 Service Module is in Steady state Service Module reset on error is disabled Service Module heartbeat-reset is enabled
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE のサーバ ステータスを表示する方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M で適用可能
Router# ucse subslot 0/3 status Service Module is Cisco ucse 0/3 Service Module supports session via TTY line 131 Service Module is in Steady state Service Module reset on error is disabled Service Module heartbeat-reset is enabled
すぐにサーバの電源をオフするには、特権 EXEC モードで ucsestop コマンドを使用します。
ucse slot stop
ucse subslot slot/subslot stop
slot/ |
サーバ モジュールがインストールされているルータのスロット番号。
|
||
サブスロット |
サーバ モジュールがインストールされているサブスロットの番号。
|
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(4)M |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、ISR G2 に搭載されている Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)でサポートされました。 |
15.4(3)M |
このコマンドは、subslot キーワードを含むように変更されました。 このコマンドは、追加のプラットフォーム(ISR G2 にインストールされている EHWIC E シリーズ Network Compute Engine(EHWIC E-Series NCE))上でサポートされました。 |
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバの電源をオフする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.2(4)M ~ 15.4(2)T で適用可能
Router# ucse 2 stop Send server stop command
次の例は、ISR G2 にインストールされている E シリーズ サーバまたは EHWIC E シリーズ NCE の電源をオフする方法を示しています:Cisco IOS Release 15.4(3)M に適用可能
Router# ucse subslot 0/3 stop Send server stop command