目次
- Cisco UCS Director
- マニュアルの変更履歴
- システム要件
- Single-Node 設定のシステムの最小要件
- Multi-Node 設定のシステムの最小要件
- 小規模な Multi-Node 設定のシステムの最小要件
- 中規模な Multi-Node 設定のシステムの最小要件
- 大規模な Multi-Node 設定のシステムの最小要件
- インストールおよびアップグレードに関する注意事項
- Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パス
- 新機能および変更された機能
- リリース 6.5 の新機能および変更された機能
- リリース 6.5 で更新されたサポート
- 廃止のお知らせ
- Cisco UCS Invicta の廃止のお知らせ
- 未解決のバグおよび解決されたバグ
- リリース 6.5 で未解決のバグ
- リリース 6.5 で解決されたバグ
- マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
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Cisco UCS Director
Cisco UCS Director は、サポート対象のコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、仮想化プラットフォーム、および Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)と Cisco Nexus プラットフォームに基づいた業界をリードするコンバージド インフラストラクチャ ソリューションに対し、統一され安全性に優れた管理を提供します。Cisco UCS Director は、Cisco UCS を通じてコンピューティング層およびネットワーク層の統合を拡張し、コンピューティング、ネットワーク、ストレージおよび仮想化に対する包括的な可視性と管理機能をデータセンター管理者に提供します。詳細については、Cisco.com で Cisco UCS Director を参照してください。
システム要件
Cisco UCS Director のインストールおよびアップグレード ガイドに、このリリースの以下に関するシステム要件が記載されています。
Single-Node 設定のシステムの最小要件
最小システム要件は、管理する VM の数によって異なります。Cisco UCS Director VM は、最小 I/O 速度 25 Mbps のローカル データストア、または最小 I/O 速度 50 Mbps の外部データストアに導入することを推奨します。
マルチノード セットアップのシステムの最小要件については、『Cisco UCS Director Multi-Node Installation and Configuration Guide』を参照してください。
Multi-Node 設定のシステムの最小要件
小規模な Multi-Node 設定のシステムの最小要件
中規模な Multi-Node 設定のシステムの最小要件
中規模な Multi-Node 設定でサポートする VM の数は 10,000 から 20,000 です。この導入では次のノードが含まれるようにしてください。
(注)
最適なパフォーマンスを実現するために、追加的に CPU リソースとメモリ リソースを予約します。
プライマリ ノードとサービス ノードでの Cisco UCS Director サービスのメモリの最小設定
Inframgr サービスのメモリ設定を変更するには、inframgr.env ファイルの「MEMORY_MAX」パラメータを必要な値に更新します。このパラメータを変更した後、変更内容を反映するためにサービスを再起動します。
大規模な Multi-Node 設定のシステムの最小要件
大規模な Multi-Node 設定でサポートする VM 数は、20,000 から 50,000 です。この導入では次のノードが含まれるようにしてください。
(注)
最適なパフォーマンスを実現するために、追加的に CPU リソースとメモリ リソースを予約します。
プライマリ ノードとサービス ノードでの Cisco UCS Director サービスのメモリの最小設定
Inframgr サービスのメモリ設定を変更するには、inframgr.env ファイルの「MEMORY_MAX」パラメータを必要な値に更新します。このパラメータを変更した後、変更内容を反映するためにサービスを再起動します。
インストールおよびアップグレードに関する注意事項
Cisco UCS Director は、VMware には OVF 形式、Microsoft Hyper-V には VHD 形式で提供される標準の仮想マシンを使用します。VMware vSphere または vCenter、あるいは Microsoft Hyper-V Manager でホストできます。インストール手順については、適切な『Cisco UCS Director installation guide』を参照してください。
Cisco UCS Director リリース 6.5 は、仮想マシン(VM)の 2 つのディスクにインストールされます。プライマリ ディスク(ハード ディスク 1)は、オペレーティング システムと Cisco UCS Director アプリケーションをホストします。セカンダリ ディスク(ハード ディスク 2)は、Cisco UCS Director データベースをホストします。これら両方のディスクのシステム要件については、『Cisco UCS Director installation guide』または『Cisco UCS Director Upgrade Guide』を参照してください。
(注)
Cisco UCS Director OVF および VHD の ZIP ファイルは、CentOS 6.x で zip 3.x を使用して作成されます。Linux システムの場合は、unzip 6.x 以降または最新バージョンの 7-Zip アーカイブ ツールを使用して zip ファイルを抽出できます。Windows システムの場合、Windows 10 および Windows Server 2012 では Windows Explorer のネイティブの Extract All、または 7-Zip や WinRAR などの最新バージョンのアーカイブ ツールを使用して zip ファイルを抽出できます。
(注)
アップグレード パッチを適用して、そのインストールを完了した後、ShellAdmin の [サービスの開始(Start Services)] オプションを選択し、Cisco UCS Director サービスを開始/再開して、パッチ プロセスを完了します。サービスが開始し、Cisco UCS Director が使用可能になり、ログイン画面が表示され、管理ユーザが UCSD にログインできるまで、パッチ プロセスは完了または成功したとはいえません。
追加パッチの適用、データベースのバックアップ、バックアップからのデータベース復元など、すべての Cisco UCS Director サービスは他の ShellAdmin プロシージャを実行する前に停止する必要があります。
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パス
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パスは、以下のとおりです。
現在のリリースからリリース 6.5 にアップグレードするための詳細な手順については、『Cisco UCS Director Upgrade Guide』を参照してください。
リリース 5.5(x.x) プラットフォームからのアップグレード パス
リリース 5.5(x.x) からリリース 6.5(0.0) への直接アップグレードはサポートされていません。最初に 6.0(x.x) リリースにアップグレードする必要があります。
以前のリリースからのアップグレード パス
リリース 6.0(x.x) より前のバージョンからリリース 6.5(0.0) への直接アップグレードはサポートされていません。次のいずれかのアップグレード パスを使用する必要があります。
マルチノード設定のアップグレード
基本 OVF が Cisco UCS Director 5.4 の場合、プライマリ ノードとサービス ノードをバージョン 6.5 にアップグレードする前に、/opt/certs に mysql という名前のフォルダを作成する必要があります。プライマリ ノードとサービス ノードのアップグレード後に、これらのノードが再起動され、その後にサービスが開始されます。
アップグレード後、すべてのノードの mysql db パスワードを次の順序でリセットすることでセキュリティを強化できます。
インベントリ ノード
モニタリング ノード
プライマリ ノード
サービス ノード
リリース 6.5 にアップグレードした後、サービスのステータスがモニタリングおよびインベントリのデータベース ノードに表示されない場合があります。この問題を解決するには、『Cisco UCS Director Troubleshooting guide』を参照してください。
新機能および変更された機能
ここでは、このリリースの重要な新機能および変更された機能の概要について説明します。ここでは、このリリースに含まれる機能拡張のすべては網羅しません。
(注)
このリリースの Cisco UCS Director でサポートされる物理および仮想デバイスならびにソフトウェアについては、このリリースの互換性マトリクスを参照してください。
リリース 6.5 の新機能および変更された機能
新規管理ポータル
このリリースでは、これまで使用可能だったユーザ インターフェイスに置き換わる新規および改良された HTML-5 ベースの管理ポータルを導入しています。デフォルトでは、Cisco UCS Director にログインすると、新しいユーザ インターフェイスが表示されます。以前のバージョンのインターフェイス(現在はクラシック表示と呼ばれています)は引き続き使用できますが、後続のリリースでは削除されます。以下は、新しいインターフェイスの主要な機能の一部です。
ナビゲーション メニューの変更:以前のリリースでは、メイン メニュー バーを使用してページにアクセスできました。メイン メニュー バーは表示されなくなり、サイド バーとして利用できるようになりました。マウスを使用してカーソルをサイド ナビゲーション バーのオプションの上に合わせ、メニュー オプションのいずれかをクリックします。
ユーザ インターフェイス ラベルの削除:ユーザ インターフェイスには、追加、編集、削除、エクスポート、フィルタなどの操作用のラベルが表示されなくなりました。これらのアクションはアイコンのみで表示されます。マウスを使用してカーソルをアイコンの上に合わせると、そのアイコンを使用して実行できるアクションがラベルに表示されます。
ダッシュボードを使用した詳細レポートへのアクセス:ダッシュボードを有効にしている場合は、このダッシュボードが Cisco UCS Director にログインしたときに表示される最初のページとなります。通常はこのダッシュボードを使用して重要なレポートや頻繁にアクセスするレポートのウィジェットを追加します。ダッシュボードに表示されたレポートをクリックすると、より詳細な情報が表示されるユーザ インターフェイスのページにすぐにアクセスできるようになりました。
レポート機能の強化:個々の円グラフと棒グラフ レポートをダッシュボードに追加したり、これらのレポートを PDF、CSV、または KLS 形式でエクスポートしたりできます。また、ダッシュボードからレポートを検索できます。
状況依存オンライン ヘルプ:ユーザ インターフェイスで [ヘルプ(Help)] アイコンをクリックすると、オンライン ヘルプ システムによって、現在アクセスしている画面に情報が表示されます。
管理用にカスタマイズされたアイコン:Cisco UCS Director は、カタログ アイコン、アクション関連のアイコン、およびステータス関連のアイコンのカスタマイズと管理をサポートします。システムに設定された各アイコンには、デフォルトで利用可能ないくつかのイメージが含まれています。カタログ、アクション、またはステータスのいずれかに表示されるアイコンを変更できます。新しいイメージをアップロードしてアイコンとして設定することができます。または、システムが提供する一連のアイコンから別のアイコンを選択することもできます。
HTML-5 の ReportMeta データ RestAPI URL がエンコードされています:この URL はそのまま使用できます。この URL を復号化する場合は、オンラインで入手可能な任意の URL デコーダを使用できます。
以前のバージョンからリリース 6.5 にアップグレードした後、管理者は承認のために承認 E メール テンプレートを HTML-5 URL で更新する必要があります。この変更が行われない場合、テンプレートはクラシック表示ページにリダイレクトされます。E メール テンプレートの変更は、次のようになっている必要があります。
out.println("<a href='"+ "https" + "://" + request.getDataObject().getSettings().getCuicIpAddress() + "/app/ux/index.html?filter_entryId_"+ request.getDataObject().getEntryId()+"'>link</a>");
重要:HTML-5 ユーザ インターフェイスは、テーマまたはトポロジ表示をサポートしていません。HTML-5 ユーザ インターフェイスでテーマを選択すると、クラシック表示のユーザ インターフェイスにも適用されます。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
ベア メタル サーバのプロビジョニング ポリシーの設定を変更
このリリースでは、次のような変更が行われました。
ポリシーの範囲をサーバまたはサーバ プールを含むように設定できます。
サーバの設定にポリシーを使用している間は、ユーザが特定のサーバを選択できるようにすることができます。
サーバに 1 つ以上の Windows OS イメージを選択できるようになりました。
サーバの IP アドレスの割り当てに静的 IP プール ポリシーを使用できます。
ベア メタル サーバのサーバ ホスト名の検証にホスト名検証ポリシーを使用できます。
さらに、ベア メタル サーバのプロビジョニング ポリシーを作成した後、そのポリシーをユーザ インターフェイスから検証し、ポリシーに問題があるかどうかを判断できます。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
VM のスタック ビュー レポートを変更
このリリースで、VM のスタック ビュー レポートが次のように変更されています。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
ユーザ管理の強化
このリリースには、ユーザの管理に関する次の変更が含まれています。
[すべてのユーザのログイン履歴(All Users Login History)] オプションが導入され、そのオプションを使用して、システム内のすべてのユーザのログイン関連情報を確認できます。
ユーザのためのセッション管理機能の導入:管理者は、システム内のユーザの同時セッションの最大数を設定できます。
ユーザ ロールの追加時に、ロールの可用性を有効または無効にできます。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
非ルート ディスク上のデータベースのサポート
Cisco UCS Director リリース 6.5 をインストールまたはそのバージョンにアップグレードする場合、データベースは仮想マシン(VM)のセカンダリ非ルート ディスクにインストールされるようになりました。このセカンダリ ディスクは、Cisco UCS Director リリース 6.5 をインストールすると自動的に作成されます。アップグレードする場合は、まず『Cisco UCS Director Upgrade Guide』に記載されている要件を満たすセカンダリ ディスクを作成する必要があります。
『Cisco UCS Director Installation on VMware vSphere and Microsoft Hyper-V』および『Cisco UCS Director Upgrade Guide』に記載されています。
APIC 機能プロファイルとサービス グラフによる ASA/ASAv 設定
ACI によるネットワーク管理が含まれるシステムでは、APIC 機能プロファイルに NAT、スタティック ルート、および IP アドレス パラメータを設定できるようになりました。さらに、この機能プロファイルを L4 ~ L7 サービス グラフに追加できます。
『Cisco UCS Director APIC Management Guide』に記載されています。
NetApp All Flash FAS(AFF)のサポート
Cisco UCS Director は、ONTAP 9.0 および 9.1 で NetApp All Flash FAS(AFF)をサポートするようになりました。さらに、次の点に注意します。
EMC Unity のサポート
Cisco UCS Director は、サポート対象の EMC Unity ストレージ アレイのオーケストレーションの自動化、管理、モニタリング、およびレポートをサポートするようになりました。
Cisco UCS Manager サポートの強化
このリリースでは、次のサポートが Cisco UCS Manager 向けの Cisco UCS Director 用に追加されました。
『Cisco UCS Director Management Guide for Cisco UCS Manager』に記載されています。
Cisco UCS Central のサーバ ライセンスのトラッキング
以前のリリースでは、Cisco UCS Director は、Cisco UCS Manager 経由で管理されていた場合に限り、使用可能なライセンスに対するサーバの数を追跡していました。リリース 6.5 から、Cisco UCS Director は、サーバが Cisco UCS Central 経由で管理されている場合に使用可能なライセンスも追跡します。制限を超えると警告メッセージが表示されます。ただし、猶予期間が終了するまでこれらのサーバの管理を続行することができます。
さらに、[すべての UCS ドメイン(All UCS Domains)] の下にある [検出されたサーバ(Discovered Servers)] にアクセスすることで、Cisco UCS Central アカウントから直接サーバを管理および管理解除できるようになりました。Cisco UCS Central アカウントを追加する際に、サーバ管理の下の [選択したサーバ(Selected Servers)] オプションを選択していることを確認します。
『Cisco UCS Director Management Guide for Cisco UCS Central』に記載されています。
PowerShell エージェントの強化
このリリースでは、PowerShell エージェントの次のサポートが導入されています。
新しい Execute Native PowerShell コマンド タスク。PowerShell エージェント サーバ上で PowerShell スクリプトをローカルで実行するのに役立ちます。このタスクにより、サードパーティ コマンドレットの一部がリモート セッションで実行可能にならないという制限が克服されます。
Execute PowerShell コマンド タスクでは、デフォルト以外のさまざまな認証メカニズムから選択するオプションが提供されるようになりました。
『Cisco UCS Director PowerShell Agent Installation and Configuration Guide』に記載されています。
Cisco UCS Director のビッグデータ向け Cisco UCS Director Express の強化
Cisco UCS Director のビッグデータ向け Cisco UCS Director Express の機能拡張の内容は次のとおりです。
ビッグ データ クラスタを展開するための CentOS 7.2 のサポート
Cloudera および Hortonworks クラスタのための Spark サービスのサポート。
Splunk 6.4.2、6.4.3、および 6.5 クラスタ バージョンをサポート。
MapR クラスタのセキュリティを有効にするオプションを導入しました。
高度なカタログを使用してビッグ データ クラスタを作成するサービス エンド ユーザ向けのオプションを導入しました。
Cloudera および Hortonworks クラスタのための Kafka サービスのサポート。
IBM Big Insights 4.2 クラスタ バージョンのサポート。
Hortonworks クラスタの高可用性サポートを有効にするオプションを導入しました。
柔軟なネットワーク構成で Hadoop または Splunk クラスタを作成するオプションを導入しました。
Splunk クラスタのサービス ロール エントリ テンプレートをカスタマイズするためのオプションを導入しました。
『Cisco UCS Director Express for Big Data Management Guide』に記載されています。
ベアメタル エージェントのインストールと設定の強化
このリリースでは、BMA アカウントの管理および設定向けに次の機能と機能拡張が導入されました。
OS イメージをベアメタル エージェント アカウントにアップロードして OS イメージをプロビジョニングするオプション。
[管理(Administration)] > [物理アカウント(Physical Accounts)] を選択し、[ベアメタル エージェント(Bare Metal Agents)] をクリックして PXE ブート リクエストを作成するオプション。
Windows Hyper-V 2016 ベアメタル OS インストールのサポート
vSphere/ESXi 6.5 ベアメタル OS インストールのサポート
シングル BMA からのマルチ Windows バージョン展開のサポート:ベアメタル エージェントは、複数の Windows バージョンをサポートするために単一の WinPE を維持する、Microsoft Windows PXE ブート プロセスを採用しています。
ベアメタル エージェント アカウントのネットワーク インターフェイスの詳細を表示するためのサポート。
Microsoft Windows 用の PXE ブート タスクを設定するための追加フィールド。新しいフィールドには、[サーバ IP 設定タイプ(Server IP Configuration Type)]、[サーバ アドレス(Server Address)]、[サーバのネット マスク(Server Net Mask)]、および [サーバのゲートウェイ(Server Gateway)] があります。
iPXE-BIOS および iPXE-UEFI ネットワーク ブート ファームウェアのサポート。
OS 構成ファイルの詳細を表示、編集、複製、およびスワップするためのサポート。
『Cisco UCS Director Bare Metal Agent Installation and Configuration Guide』に記載されています。
エンド ユーザ ポータルの強化
このリリースでは、メニュー バーがランディング ページの上部から左側に移動しました。
『Cisco UCS Director End User Portal Guide』に記載されています。
カスタム タスクの強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
CloupiaScript コードを検証し、ソリューションとともにエラー メッセージを表示するカスタム タスク スクリプト用の Java エディタで。
『Cisco UCS Director Custom Task Getting Started Guide』に記載されています。
カスタムタスク スクリプト アナライザ:カスタム タスク内の Cloupiascript のクラスとメソッドを分析し、カスタム タスク ステータス([実行済み(Executed)]、[実行しない(Not executed)] など)、使用されたメソッド リスト、互換性のないメソッド リストなどの分析レポートを提供します。
『Cisco UCS Director Upgrade Guide』に記載されています。
オープン オートメーションの強化
このリリースでは、次のサポートが導入されています。
REST API のサポート:オープン オートメーションの計算フレームワークでは、アダプタおよびリスナーベースの API に対し REST API がサポートされています。
『Cisco UCS Director Open Automation Cookbook』に記載されています。
コントローラを使用した入力検証:コントローラ クラスを使用して、REST API への入力を検証できます。
『Cisco UCS Director Open Automation Cookbook』に記載されています。
アイコンのサポート:オープン オートメーション モジュールを配置するときの UI のアクション アイコンが含まれています。
『Cisco UCS Director Open Automation Cookbook』に記載されています。
再起動せずに新しいモジュールを有効にする:Cisco UCS Director を再起動せずに、新しく導入されたモジュールをアクティブにします。
『Cisco UCS Director Open Automation Cookbook』に記載されています。
トラブルシューティング ソリューション:Cisco UCS Director でオープン オートメーション モジュールの REST API サポートを公開しているときに検出される可能性がある問題の解決策を提供します。
『Cisco UCS Director Open Automation Troubleshooting Guide』に記載されています。
SCVMM と VMware の仮想化の強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
VMware vCenter 6.5 のサポート
SCVMM(Hyper-V)2016 および Windows 2016 Guest OS のサポート
VMware コンテンツ ライブラリのサポート:このリリースでは、VMware コンテンツ ライブラリ テンプレートのレポートの検索と表示のサポートが導入されています。コンテンツ ライブラリ テンプレートを使用して VM をプロビジョニングすることもできます。
『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
VMRC HTML5 コンソール:このリリースでは、Web ブラウザおよびプラグインに依存しない VMRC HTML5 コンソールを起動する機能が導入されています。
(注)
HTML5 VMRC SDK は、VMware vCenter バージョン 6.0 以降でサポートされます。
仮想マシンで VNC が有効になっている場合、VMRC HTML5 コンソールは起動しません。この問題の解決方法については、『Cisco UCS Director Troubleshooting Guide』を参照してください。
『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
VIX タスクの強化:VIX スクリプトの実行タスクでは、VIX API ではなくゲスト操作 API を使用するオプションがサポートされています。
『Cisco UCS Director VM Guest Customization Guide』に記載されています。
ゲスト操作タスク:このリリースでは、既存の VIX 機能をサポートするゲスト操作タスクが導入され、ゲスト上でファイルのアップロードと実行が可能になりました。
『Cisco UCS Director VM Guest Customization Guide』に記載されています。
VNC コンソール管理の強化:このリリースでは、[VM クライアントの起動(Launch VM Client)] アクションから独立して VNC コンソールを起動するための [VNC コンソールの起動(Launch VNC Console)] アクションが導入されています。VNC コンソールの設定を自動的に解除するタスクを有効にすることもできます。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
VM 名とホスト名の一意性チェック:このリリースでは、VM 名とホスト名の一意性検証チェックを無効にする機能が導入されています。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
CD または DVD ドライブから ISO イメージをマウント解除する:このリリースでは、VM 上の CD または DVD ドライブに既に接続されている ISO イメージをマウント解除する機能が導入されています。
『Cisco UCS Director Administration Guide』に記載されています。
VM プロビジョニング時にソケットごとにコアを構成する:このリリースでは、サービス要求の作成、VM の展開、VM のクローン作成、またはオーケストレーション ワークフローを使用した VM のプロビジョニングに使用する、コンピューティング ポリシーでソケットあたりのコアを定義する機能が導入されています。
『Cisco UCS Director Administration Guide』および『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
VMkernel NIC の強化:このリリースでは、VMkernel NIC で VMware vSphere がサポートする VMware vMotion およびトラフィック オプションのサポートが導入されています。
『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
VM 展開の強化:このリリースでは、イメージ レポートにリストされているテンプレートから新しい VM を展開する機能が導入されています。
『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
クレデンシャル ポリシーの強化:このリリースでは、VMware クラウドを追加する際に使用するクレデンシャル ポリシーを指定する機能が導入されています。
『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
VM 移行の強化:このリリースでは、データセンター間で VM を移行し、VMware vCenter Server 内の VM ポート グループを変更する機能が導入されています。
『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』に記載されています。
オーケストレーションの強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
ワークフロー スケジュールの管理:同じワークフローを複数回実行するようにスケジュールできます。以前は、ワークフロー 1 つにつき 1 つのスケジュールしか存在できませんでした。
リソースのロック:名前付きセマフォを取得および解放する特殊なタスクを使用して、ワークフロー内のリソースをロックおよびロック解除できます。
ワークフロー入力によるファイルのアップロード:特殊な入力タイプ fileUpload を使用するワークフロー タスクを通じて、ファイルを Cisco UCS Director にアップロードできます。
ワークフロー デザイナの強化:HTML5 ワークフロー デザイナには、次のようなナビゲーションを簡素化するいくつかの新機能が用意されています。
ワークフローのビューを縮小したり拡大したりするためのズーム コントロール。
ワンクリックでワークフローを画面に合わせる [ウィンドウに合わせる(Fit to Window)] アクション
作業領域内のビュー ウィンドウをパンするナビゲータ
ワークフロー デザイナには、条件付きタスク、カスタム タスク、および合計タスクの数も表示されるようになりました。
ヘッダーベースのワークフロー検索:Cisco UCS Director のどこからでもワークフロー デザイナでワークフローを検索して起動できます。
『Cisco UCS Director Orchestration Guide』に記載されています。
REST API の強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
アプリケーション コンテナの管理の強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
VM 内でリンク済みクローンを使用:仮想ディスク ストレージを共有する 2 つ以上の関連する VM であるリンクされた VM を展開するためのサポートを提供します。
コンテンツ ライブラリ テンプレートを使用した VM のプロビジョニング:VM プロビジョニング用のコンテンツ ライブラリ VM テンプレートから VM テンプレートを選択するためのサポートを提供します。
『Cisco UCS Director Application Container Guide』に記載されています。
カスタム タスクの操作の強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
CloupiaScript からの API 操作の使用:CloupiaScript から API 操作を使用するためのガイドラインを提供します。
カスタム タスク スクリプト用の Java エディタ:CloupiaScript コードを検証し、ソリューションとともにエラー メッセージを表示します。
前のタスクの出力へのアクセス:前のタスクの出力をワークフローの他のタスクで使用する 2 つの方法を提供します。
カスタム タスクとの GitHub の統合:カスタム タスク コードを GitHub リポジトリのファイルから、作成したカスタム タスクにダウンロードできます。Cisco UCS Director は、GitHub(github.com または企業の GitHub インスタンス)のみをサポートしています。BitBucket、GitLab、Perforce、Codebase などの他の Git ホスティング サービスはサポートしていません。
『Cisco UCS Director Custom Task Getting Started Guide』に記載されています。
Cisco UCS Director シェル インターフェイスの強化
このリリースでは、次の機能が導入されています。
データベースのバックアップと復元のための SFTP および SCP プロトコルのサポート。
HTTPS アクセスを有効または無効にするオプションを導入しました。
Cisco UCS Director にパッチを適用しながら、SFTP や SCP などのセキュアなオプションをサポートします。
マルチノード セットアップとスタンドアロン セットアップで MYSQL ユーザ パスワードをリセットするサポート。
ソフトウェア イメージのデジタル署名のサポート。
アクティブな GUI セッションを終了することにより、ユーザ 1 人あたりの同時セッション数を制限するオプションを導入しました。
『Cisco UCS Director Shell Guide』に記載されています。
リリース 6.5 で更新されたサポート
この項では、リリース 6.5 で更新されたサポートの概要を示します。詳細については、『Cisco UCS Director Compatibility Matrix, Release 6.5』を参照してください。
廃止のお知らせ
Cisco UCS Invicta の廃止のお知らせ
次の Cisco UCS Invicta Series のストレージ アカウントが廃止されました。
新しい Cisco UCS Invicta のアカウントを作成できなくなりました。『Cisco UCS Director Invicta Series Management Guide』も今後は更新されません。
(注)
サポート終了のマイルストーンと日付については、『End-of-Sale and End-of-Life Announcement for the Cisco UCS Invicta Series』を参照してください。
未解決のバグおよび解決されたバグ
このリリースで未解決のバグおよび解決されたバグには、Cisco Bug Search Tool を使用してアクセスできます。この Web ベース ツールから、この製品やその他のシスコ ハードウェアおよびソフトウェア製品でのバグと脆弱性に関する情報を保守する Cisco バグ追跡システムにアクセスできます。
(注)
Cisco Bug Search Tool にログインしてこのツールを使用するには、Cisco.com アカウントが必要です。アカウントがない場合は、アカウントを登録できます。
Cisco Bug Search Tool の詳細については、Bug Search Tool Help & FAQ を参照してください。
リリース 6.5 で解決されたバグ
リリース 6.5 で解決されたすべてのバグに関する詳細情報は、リリース 6.5 の解決されたバグの検索クエリによって確認できます。この検索では、次のパラメータを使用します。
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
マニュアルの入手、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービス リクエストの送信、追加情報の収集の詳細については、『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。
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