目次
- Cisco UCS Director のリリース 6.5 へのアップグレード
- Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードの概要
- Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パス
- デジタル署名されたイメージ
- デジタル署名されたイメージの確認の要件
- デジタル署名されたイメージの確認
- Cisco UCS Director のアップグレード
- Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードに関する前提条件
- データベース ディスクの要件
- Single Node 設定のリリース 6.5 へのアップグレード
- Multi-Node 設定のリリース 6.5 へのアップグレード
- Cisco UCS Director Baremetal Agent のアップグレード
- ベア メタル エージェント のリリース 6.5 へのアップグレード
- Cisco UCS Director PowerShell Agent のアップグレード
- Cisco UCS Director PowerShell Agent のダウンロード
- Cisco UCS Director PowerShell Agent のインストール
- Cisco UCS Director SDK のアップグレード
- Cisco UCS Director Open Automation からリリース 6.5 へのアップグレード
- Cisco UCS Director REST API からリリース 6.5 へのアップグレード
- カスタム タスクのアップグレード
- Custom Task Script Analyzer
- Custom Task Script Analyzer の設定
- Custom Task Script Analyzer を使用したカスタム タスクの分析
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Cisco UCS Director のリリース 6.5 へのアップグレード
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードの概要
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレード プロセスは、システムにインストールされているソフトウェアの現在のバージョンによって異なります。サポートされているアップグレード パスの詳細については、Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パスを参照してください。
Cisco UCS Director リリース 6.5 は、仮想マシン(VM)の 2 つのディスクにインストールされます。1 つのディスクは、オペレーティング システムと Cisco UCS Director アプリケーションをホストします。2 番目のディスクは、Cisco UCS Director データベースをホストします。Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードに関する前提条件を参照してください。
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パス
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのサポートされているアップグレード パスは、以下のとおりです。
リリース 5.5(x.x) プラットフォームからのアップグレード パス
リリース 5.5(x.x) からリリース 6.5(0.0) への直接アップグレードはサポートされていません。最初に 6.0(x.x) リリースにアップグレードする必要があります。
デジタル署名されたイメージ
Cisco UCS Director イメージは、デジタル署名された ZIP ファイルで配信されます。これらの署名された ZIP ファイルは、次のものを含むコンテナ ZIP ファイルにラップされます。
デジタル署名された ZIP ファイル:Cisco UCS Director のインストールまたはアップグレード イメージが含まれています。
検証プログラム:証明書チェーンと署名を確認します。証明書チェーンの検証中に、プログラムはシスコの SubCA 証明書とルート CA 証明書を使用してエンドエンティティ証明書の信頼性を確認します。その後、認証されたエンドエンティティ証明書を使用して署名を確認します。
デジタル署名ファイル:インストールまたはアップグレード前に確認できる署名が含まれています。
証明書ファイル:デジタル署名を確認できます。このシスコ署名 x.509 エンドエンティティ証明書には、署名の確認に使用できる公開キーが含まれています。この証明書は、http://www.cisco.com/security/pki/certs/crcam2.cer に掲示された Cisco ルートにチェーンされています。
ReadMe ファイル:デジタル署名された ZIP ファイルを確認するために必要な情報と手順を提供します。
イメージはオフラインで確認します。イメージを確認したら、Cisco UCS Director インストールまたはアップグレードを開始できます。
(注)リリース 6.5 にアップグレードする場合、パッチのデジタル署名を手動で確認し、[パッチの適用(Apply patch)] オプションを使用してアップグレードできます。デジタル署名されたイメージの確認を参照してください。
デジタル署名されたイメージの確認の要件
Cisco UCS Director のデジタル署名されたイメージを確認する前に、ローカル マシンに次があることを確認します。
検証プロセス中の https://www.cisco.com への接続
Python 2.7.4 以降
OpenSSL
デジタル署名されたイメージの確認
手順
ステップ 1 Cisco.com からダウンロードしたファイルを解凍し、次のファイルが含まれていることを確認します。
ReadMe ファイル
デジタル署名された ZIP ファイル(CUCSD_6_5_0_0_65365_VMWARE_GA.zip、CUCSD_6_5_0_0_65717_HYPERV_GA.zip、cucsd_patch_6_5_0_0_65365.zip など)
証明書ファイル(UUCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer など)
イメージ用に生成されたデジタル署名(CUCSD_6_5_0_0_65365_VMWARE_GA.zip.signature、CUCSD_6_5_0_0_65717_HYPERV_GA.zip.signature、cucsd_patch_6_5_0_0_65365.zip.signature など)
署名検証プログラム(cisco_x509_verify_release.py など)
ステップ 2 ReadMe ファイルの手順を確認します。
(注) 次の手順と ReadMe の手順に違いがある場合は、ReadMe の手順に従ってください。
ステップ 3 署名検証プログラムを実行します。 例:アップグレード パッチの署名の検証
python cisco_x509_verify_release.py -e UCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer -i cucsd_patch_6_5_0_0_65365.zip -s cucsd_patch_6_5_0_0_65365.zip.signature -v dgst -sha512例:VMware OVF インストールの署名の検証
python cisco_x509_verify_release.py -e UCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer -i CUCSD_6_5_0_0_65365_VMWARE_GA.zip -s CUCSD_6_5_0_0_65365_VMWARE_GA.zip.signature -v dgst -sha512例:Hyper-V VHD インストールの署名の検証
python cisco_x509_verify_release.py -e UCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer -i CUCSD_6_5_0_0_65717_HYPERV_GA.zip -s CUCSD_6_5_0_0_65717_HYPERV_GA.zip.signature -v dgst -sha512ステップ 4 出力を確認し、検証が成功したことを確認します。 例:アップグレードの予想される出力
Downloading CA certificate from http://www.cisco.com/security/pki/certs/crcam2.cer ... Successfully downloaded and verified crcam2.cer. Downloading SubCA certificate from http://www.cisco.com/security/pki/certs/innerspace.cer ... Successfully downloaded and verified innerspace.cer. Successfully verified root, subca and end-entity certificate chain. Successfully verified the signature of cucsd_patch_6_5_0_0_65365.zip using UCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer例:VMware OVF インストールの予想される出力
Downloading CA certificate from http://www.cisco.com/security/pki/certs/crcam2.cer ... Successfully downloaded and verified crcam2.cer. Downloading SubCA certificate from http://www.cisco.com/security/pki/certs/innerspace.cer ... Successfully downloaded and verified innerspace.cer. Successfully verified root, subca and end-entity certificate chain. Successfully verified the signature of CUCSD_6_5_0_0_65365_VMWARE_GA.zip using UCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer例:Hyper-V VHD インストールの予想される出力
Downloading CA certificate from http://www.cisco.com/security/pki/certs/crcam2.cer ... Successfully downloaded and verified crcam2.cer. Downloading SubCA certificate from http://www.cisco.com/security/pki/certs/innerspace.cer ... Successfully downloaded and verified innerspace.cer. Successfully verified root, subca and end-entity certificate chain. Successfully verified the signature of CUCSD_6_5_0_0_65717_HYPERV_GA.zip using UCS_GENERIC_IMAGE_SIGNING-CCO_RELEASE.cer
次の作業
Cisco UCS Director をインストールまたはアップグレードします。
Cisco UCS Director のアップグレード
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードに関する前提条件
現在の Cisco UCS Director ソフトウェアをリリース 6.5 にアップグレードする前に、次の前提条件を満たします。
メンテナンス期間を計画する
リリース 6.5 にアップグレードする場合、アップグレード中はすべての Cisco UCS Director サービスを停止する必要があります。2 ~ 4 時間のメンテナンス期間を計画することをお勧めします。アップグレードする前、メンテナンス期間の長さはデータベースのサイズによって異なります。
Multi-Node 設定の場合、ノードの一部を並行してアップグレードすることによって、メンテナンス期間を短縮できます。Multi-Node 設定のリリース 6.5 へのアップグレードを参照してください。
Cisco UCS Director リリース 6.5 をダウンロードし、署名されたイメージを確認する
Cisco UCS Director リリース 6.5 ソフトウェア パッチを http://www.cisco.com からダウンロードし、デジタル署名されたイメージを確認します。デジタル署名されたイメージを参照してください。
カスタム スクリプトを分析し、互換性を確保する
既存の Cisco UCS Director リリース 6.0(x.x) の展開にカスタム タスクが含まれている場合は、Custom Task Script Analyzer をダウンロードして実行します。アナライザはタスクを実行せずに Cisco UCS Director データベースのすべてのカスタム スクリプトを評価し、カスタム タスクの分析レポートを出力します。
レポートが互換性の問題を示している場合は、アップグレードを完了する前にリリース 6.0(x.x) システムでこれらの問題を解決します。カスタム タスクのアップグレードを参照してください。
現在の Cisco UCS Director VM のスナップショットを作成する
アップグレードを開始する前に、現在の Cisco UCS Director VM のスナップショットを取得しておくことをお勧めします。VM のスナップショットを取得する前に、サービスと OS がグレースフルにシャットダウンされ、VM の電源がオフの状態であることを確認します。取得しておくと、FTP サーバから既存の設定データベースをバックアップする必要はありません。
2 番目の仮想ディスクを Cisco UCS Director VM に追加する
Cisco UCS Director リリース 6.5 では、VM の 2 番目のディスクにデータベースがインストールされます。アップグレードを開始する前に、このディスクを作成することをお勧めします。最初にディスクを作成しない場合、作成を完了するまでアップグレードが停止されます。
スタンドアロン設定では、メイン アプライアンスの VM に 2 番目の仮想ディスクを追加します。Cisco UCS Director ベア メタル エージェント VM に対して 2 番目のディスクを追加する必要はありません。
Multi-Node 設定では、次のノードに 2 番目の仮想ディスクを追加します。
インベントリ データベース ノード
モニタリング データベース ノード
2 番目のディスクを追加するには、ハイパーバイザ マネージャで次の手順を実行します。
Cisco UCS Director VM の電源をオフにします。
最小要件を満たす VM に 2 番目のディスクを追加します。データベース ディスクの要件を参照してください。現在のデータベースのサイズがわからない場合は、ShellAdmin で [パッチの適用(Apply patch)] を選択した後、アップグレードでその情報が表示されます。
Cisco UCS Director VM の電源を入れます。
データベース ディスクの要件
アップグレードする前に 2 番目の仮想ディスクを Cisco UCS Director に追加する際に、ディスクが次の要件を満たしていることを確認します。これらの要件は、VMware vSphere または Microsoft Hyper-V のいずれかでホストされる Cisco UCS Director VM に適用されます。
(注)
2 番目のディスクの追加のみを行う必要があります。リリース 6.5 のアップグレードによって、フォーマット、データベースのインストール、およびそのディスクのデータ転送が処理されます。
要素
要件
ディスク サイズ(Disk Size)
2 番目のディスクの推奨サイズは、現在の Cisco UCS Director データベースのサイズの 2 倍です。
2 番目のディスクの最小サイズは、現在の Cisco UCS Director データベースのサイズの 1.5 倍です。2 番目のディスクが最小値より小さい場合、アップグレードは失敗します。
たとえば、現在の Cisco UCS Director データベースのサイズが 80 GB の場合、データベース ディスクは 160 GB にすることをお勧めします。最小サイズは 120 GB です。
[サービス ステータスの表示(Display Service Status)] オプションを使用して、関連するすべてのデータベースとディスクのステータスを確認できます。現在のデータベースのサイズがわからない場合、アップグレード手順で情報が提供されます。
データストア
高性能データストア。
最適なパフォーマンスを実現するには、データストアは読み書き両方の操作について 1,200 以上の最小 IOPS をサポートする必要があります。データストアが遅い場合、Cisco UCS Director のパフォーマンスに直接影響します。
ディスクの種類
シリアル接続された SCSI(SAS)ディスク
ディスクの書式設定
シック プロビジョニング(Lazy Zeroed)フォーマット
Single Node 設定のリリース 6.5 へのアップグレード
はじめる前に手順
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードに関する前提条件のすべての前提条件を満たす必要があります。
ステップ 1 Cisco UCS Director ShellAdmin にログインします。 ステップ 2 すべてのサービスが実行されていることを確認するには、[サービスのステータスを表示(Display services status)] を選択します。 アップグレード手順を開始する前に、すべてのサービスが実行されている必要があります。必要に応じて、[サービスの開始(Start services)] を選択してから、すべてのサービスが実行されていることを確認します。
ステップ 3 Cisco UCS Director をリリース 6.5 にアップグレードするには、[パッチの適用(Apply patch)] を選択します。 ステップ 4 「パッチを適用する前にサービスを停止します。続行しますか [y/n]。(Services will be stopped before applying patch. Do you want to continue [y/n]?)」で、y を入力します。 すべてのサービスが停止すると、アップグレードが続行されます。
ステップ 5 「パッチを適用する前にデータベースのバックアップを作成しますか [y/n]。(Do you want to take database backup before applying patch [y/n]?)」プロンプトで、次のいずれかを入力します。
- y:Cisco UCS Director データベースのバックアップを作成する場合。
- n:開始する前に VM のスナップショットを作成しており、追加のバックアップを作成しない場合。
ステップ 6 パッチの URL を入力するよう求められた場合は、リリース 6.5 パッチの場所を入力し、Enter を押します。 たとえば、パッチ ファイルを FTP サーバに保存した場合は、次のように入力します。ftp://username:password@hostname|IP_address/software_location_and_name
ステップ 7 パッチ ファイルが Cisco UCS Director VM にダウンロードされるまで待ちます。 アップグレードの前に 2 番目のディスクを追加していないためにダウンロード後にパッチのインストールが失敗した場合は、ハイパーバイザ マネージャで次の手順を実行します。
Cisco UCS Director VM の電源をオフにします。
最小要件を満たす VM に 2 番目のディスクを追加します。データベース ディスクの要件を参照してください。現在のデータベースのサイズがわからない場合、アップグレード メッセージで情報が提供されます。
Cisco UCS Director VM の電源を入れます。
2 番目のディスクを追加したら、このアップグレード手順をステップ 1 から繰り返します。
ステップ 8 パッチ アップグレードが完了するまで待ちます。 アップグレード プロセスでは、以下を含む追加の手順が実行されます。
パッチ ファイルの解凍。
リリース 6.5 ファイルのインストール。
2 番目のデータベース ディスクのフォーマット。
既存のデータベースの新しいディスクへのコピー。
データベース スキーマの初期化。
Cisco UCS Director アプライアンスのリブート。Cisco UCS Director サービスが自動的に開始します。
データベースのサイズによっては、アップグレード プロセスの完了に数分かかることがあります。
(注) すべての Cisco UCS Director サービスが開始し、Cisco UCS Director が利用可能になり、ログイン画面が表示されて管理者が Cisco UCS Director にログインできるようになるまでは、パッチ プロセスは完了または成功しません。
追加パッチの適用、データベースのバックアップ、バックアップからのデータベースの復元など、すべての Cisco UCS Director サービスは他の ShellAdmin プロシージャを実行する前に開始されている必要があります。
ステップ 9 アップグレードが完了したら、Cisco UCS Director ShellAdmin のバージョンとビルドが Cisco.com からダウンロードしたパッチのバージョンとビルドと一致することを確認します。 バージョンとビルドは次の場所で確認できます。
シェル メニューのタイトルの下
ShellAdmin の [バージョンの表示(Show Version)] オプション
Multi-Node 設定のリリース 6.5 へのアップグレード
はじめる前に手順
Cisco UCS Director リリース 6.5 へのアップグレードに関する前提条件のすべての前提条件を満たす必要があります。
ステップ 1 プライマリ ノードとすべてのサービス ノードで Cisco UCS Director ShellAdmin にログインします。 ステップ 2 プライマリ ノードとすべてのサービス ノードですべてのサービスが実行されていることを確認するには、[サービスのステータスを表示(Display services status)] を選択します。 アップグレード手順を開始する前に、すべてのサービスが実行されている必要があります。必要に応じて、[サービスの開始(Start services)] を選択してから、すべてのサービスが実行されていることを確認します。
ステップ 3 プライマリ ノードとすべてのサービス ノードで [サービスの停止(Stop services)] を選択し、ノードのすべてのサービスが停止したことを確認します。 インベントリ データベース ノードとモニタリング データベース ノードをアップグレードする前に、プライマリノードとサービス ノードですべてのサービスが停止していることを確認します。
ステップ 4 インベントリ データベース ノードとモニタリング データベース ノードの ShellAdmin で [パッチの適用(Apply patch)] を選択して、ノードをリリース 6.5 にアップグレードします。 ステップ 5 「パッチを適用する前にサービスを停止します。続行しますか [y/n]。(Services will be stopped before applying patch. Do you want to continue [y/n]?)」で、y を入力します。 データベース ノードですべてのサービスが停止すると、アップグレードが続行されます。
ステップ 6 「パッチを適用する前にデータベースのバックアップを作成しますか [y/n]。(Do you want to take database backup before applying patch [y/n]?)」プロンプトで、次のいずれかを入力します。
- y:Cisco UCS Director データベースのバックアップを作成する場合。
- n:開始する前に VM のスナップショットを作成した場合。
ステップ 7 パッチの URL を入力するよう求められた場合は、リリース 6.5 パッチの場所を入力し、Enter を押します。 たとえば、ソフトウェア パッチを FTP サーバに保存した場合は、次のように入力します。ftp://username:password@hostname|IP_address/software_location_and_name
ステップ 8 パッチが Cisco UCS Director VM にダウンロードされるまで待ちます。 インベントリ データベース ノードとモニタリング データベース ノードに 2 番目のデータベース ディスクを追加していないためにダウンロード後にパッチのインストールが失敗した場合は、ハイパーバイザ マネージャで次の手順を実行します。
Cisco UCS Director VM の電源をオフにします。
最小要件を満たす VM に 2 番目のディスクを追加します。データベース ディスクの要件を参照してください。現在のデータベースのサイズがわからない場合、アップグレード メッセージで情報が提供されます。
Cisco UCS Director VM の電源を入れます。
データベース ディスクを追加したら、このアップグレード手順をステップ 1 から繰り返します。
ステップ 9 パッチ アップグレードが完了するまで待ちます。 アップグレード プロセスでは、以下を含む多くの手順が実行されます。
パッチ ファイルの解凍。
リリース 6.5 ファイルのインストール。
2 番目のデータベース ディスクのフォーマット。
既存のデータベースの新しいディスクへのコピー。
データベース スキーマの初期化。
Cisco UCS Director アプライアンスのリブート。Cisco UCS Director サービスが自動的に開始します。
データベースのサイズによっては、アップグレード プロセスの完了に数分かかることがあります。
ステップ 10 ShellAdmin で、[サービスのステータスを表示(Display services status)] を選択し、モニタリング データベース ノードとインベントリ データベース ノードですべてのデータベース サービスが開始していることを確認します。 必要に応じて、[データベースの起動(Start Database)] オプションを選択して、データベース ノードでサービスを開始できます。
ステップ 11 上記の手順で説明したように、[パッチの適用(Apply patch)] オプションを使用してサービス ノードをアップグレードします。 ステップ 12 上記の手順で説明したように、[パッチの適用(Apply patch)] オプションを使用してプライマリ ノードをアップグレードします。
(注) すべての Cisco UCS Director サービスが開始し、Cisco UCS Director が利用可能になり、ログイン画面が表示されて管理者ユーザが Cisco UCS Director にログインできるようになるまでは、パッチ プロセスは完了または成功しません。
追加パッチの適用、データベースのバックアップ、バックアップからのデータベースの復元など、すべての Cisco UCS Director サービスは他の ShellAdmin プロシージャを実行する前に開始されている必要があります。
ステップ 13 サービス ノードとプライマリ ノードですべてのサービスが開始されていることを確認します。 ステップ 14 アップグレードが完了したら、すべてのノードで Cisco UCS Director ShellAdmin のバージョンとビルドが Cisco.com からダウンロードしたパッチのバージョンとビルドと一致することを確認します。 バージョンとビルドは次の場所で確認できます。
シェル メニューのタイトルの下
ShellAdmin の [バージョンの表示(Show Version)] オプション
Cisco UCS Director Baremetal Agent のアップグレード
ベア メタル エージェント のリリース 6.5 へのアップグレード
手順
Cisco UCS Director PowerShell Agent のアップグレード
Cisco UCS Director PowerShell Agent のダウンロード
手順
ステップ 1 を選択します。 ステップ 2 [PowerShell エージェント(PowerShell Agents)] をクリックします。 ステップ 3 [インストーラのダウンロード(Download Installer)] をクリックします。 ステップ 4 [エージェント インストーラをダウンロードします(Download Agent Installer)] ページでインストール要件の一覧を確認します。PowerShell Agent をインストールする Windows マシンでそれらが利用可能であることを確認します。 ステップ 5 [送信(Submit)] をクリックします。 PSASetup.exe ファイルがネイティブ Windows マシンのデフォルトのダウンロード フォルダにダウンロードされます。
次の作業
Cisco UCS Director PowerShell Agent を Windows マシンにインストールします。
Cisco UCS Director PowerShell Agent のインストール
手順
(注)
Cisco UCS Director の PowerShell Agent の現在のバージョンを Windows マシンにインストールしない場合、[PowerShell エージェント(PowerShell Agents)] タブの一部のタスクやオプションを利用できません。
ステップ 1 必要に応じて、Cisco UCS Director からダウンロードした PSASetup.exe ファイルを対象の Windows マシンにコピーします。 ステップ 2 PSASetup.exe ファイルをダブルクリックします。 ステップ 3 [Cisco PSA サービス - InstallShield ウィザード(Cisco PSA Service - InstallShield Wizard)] 画面で、[次へ(Next)] をクリックします。 ステップ 4 [プログラムをインストールする準備ができました(Ready to install the Program)] 画面で、[インストール(Install)] をクリックします。 インストール中は [Cisco PSA サービスをインストール中(Installing Cisco PSA Service)] 画面が表示されます。インストールが完了すると、「InstallShield ウィザードが完了しました(InstallShield Wizard Completed)」というメッセージが表示されます。
ステップ 5 [終了(Finish)] をクリックします。 PowerShell Agent が C:\Program Files (x86)\Cisco Systems\Cisco PSA Service フォルダにインストールされます。残りのドキュメントでは、このフォルダは %AGENT_INSTALL_FOLDER% として参照されます。
ステップ 6 リソース モニタをチェックして、Cisco PSA サービスが Windows マシン上で実行されていることを確認します。
Cisco UCS Director SDK のアップグレード
カスタム タスクのアップグレード
Custom Task Script Analyzer
Custom Task Script Analyzer は、カスタム タスクに組み込まれている CloupiaScripts のすべてのクラスとメソッドを分析し、CloupiaScript で使用されているメソッドの完全な署名を提供します。アナライザはタスクを実行せずに Cisco UCS Director データベースのすべてのカスタム スクリプトを評価し、分析レポートを出力します。
分析レポートには、カスタム タスクの状態(たとえば、Executed または Not executed)、カスタム タスクで使用されるメソッドの一覧、および現在のバージョンのメソッドと互換性がないメソッドの一覧が含まれています。分析ファイルを使用して、アップグレードする前に、CloupiaScripts の潜在的な互換性の欠如の問題を検出できます。
Custom Task Script Analyzer の設定
手順Custom Task Script Analyzer は、script-analyzer.tgz という名前の圧縮 tar ファイルとして Cisco UCS Director に含まれます。
ステップ 1 シスコのソフトウェア ダウンロード エリアから script-analyzer.tgz ファイルをダウンロードします。 ステップ 2 script-analyzer.tgz tar ファイルを /opt ディレクトリにコピーします。
(注) /opt 以外の任意のディレクトリに tar ファイルをコピーする場合は、tar ファイルと生成されるレポートを保存するためのフォルダを同じディレクトリの下に作成してください。
ステップ 3 /opt ディレクトリの下にフォルダを作成します(例:csatool)。 ステップ 4 次のコマンドを使用して script-analyzer.tgz tar ファイルを csatool フォルダに解凍します。 [root@localhost opt]# tar -zxvf script-analyzer.tgz -C csatool次のファイルが csatool フォルダに解凍されます。
data フォルダ:このフォルダには、JSON 形式の API 定義ファイルが含まれています。Custom Task Script Analyzer はこのファイルを使用して、現在のバージョンのメソッドと互換性がないメソッドを識別します。
jre1.8.0_121 フォルダ
lib フォルダ
analyzer_config.properties ファイル
run-analyzer.sh ファイル
script-analyzer.jar ファイル
ステップ 5 analyzer_config.properties ファイルを編集して、次のプロパティを設定します。 # Path for the inframgr.jar file inframgrJarPath=/opt/infra/inframgr/inframgr.jar #Path for the lib directory where all dependencies could be found. From Cisco UCS Director release 6.5,the libDirPath is /opt/infra/lib. For releases prior to 6.5, the libDirPath is /opt/infra/inframgr. libDirPath=/opt/infra/inframgr # Path for the API definition file in the JSON format which is available in the data folder inframgrJSONDefinitionPath=data/inframgr_6500.json # Directory where the generated analysis report would be written reportDirPath=output # Directory for the JavaScript files. The JavaScript files containing the CloupiaScripts are fetched using the --fetch-scripts command. jsFileOrDirPath=javascripts # JDBC connection URL db.url=jdbc:mysql://localhost:3306/db_private_admin # Database user db.username=root # Database password db.password=cloupia # JDBC driver db.driver=com.mysql.jdbc.Driver
(注) これは Cisco UCS Director リリース 6.5 より前のバージョンでのみサポートされます。
ステップ 6 analyzer_config.properties ファイルを保存して閉じます。
Custom Task Script Analyzer を使用したカスタム タスクの分析
手順端末から Cisco UCS Director に接続して、端末から Custom Task Script Analyzer を実行できます。Custom Task Script Analyzer を実行するために使用できるコマンドを表示するには、次のコマンドを実行します。
[root@localhost csatool]# ./run-analyzer.sh --help次のコマンドを使用できます。
fetch-scripts:データベースからスクリプトを取得します。デフォルトでは、このオプションは True に設定されています。
file:処理する JavaScript ファイルのパスを指定します。
help:コマンド ライン メニュー オプションを表示します。
ステップ 1 端末を開き、Cisco UCS Director に接続します。 ステップ 2 すべてのカスタム タスクの分析レポートを生成するには、次のように --fetch-scripts コマンドを使用して Custom Task Script Analyzer を実行します。 [root@localhost csatool]# ./run-analyzer.sh --fetch-scriptsこのコマンドを実行すると、次のものを取得します。
カスタム タスクおよび Cloupia スクリプトの実行ライブラリ タスクで作成されたタスクのすべての CloupiaScripts の JavaScript ファイル。JavaScript ファイルは、対応するバイト コード テキスト ファイルとともに、analyzer_config.properties ファイルの jsFileOrDirPath キーで指定された javascripts フォルダに保存されます。
analyzer_config.properties ファイルの reportDirPath キーで指定された output フォルダ内の分析レポート。
デフォルトでは、これらのフォルダは /opt/csatool/、または analyzer_config.properties ファイルで設定したいずれかのパスで作成されます。
(注) 次の場合、javascripts および output フォルダ内のレポートには、末尾にタイム スタンプが付きます。
--fetch-scripts コマンドが複数回実行された場合。
javascripts フォルダと output フォルダが csatool フォルダにすでに存在し、これらのフォルダが空でない場合。
ステップ 3 javascripts フォルダ内のすべての JavaScript ファイルの分析レポートを生成するには、次のように --file コマンドを使用して Custom Task Script Analyzer を実行します。 [root@localhost csatool]# ./run-analyzer.sh --file javascriptsこのコマンドは javascripts フォルダ内のすべての JavaScripts の分析レポートを生成し、analyzer_config.properties ファイルで設定された出力フォルダに分析レポートを保存します。
ステップ 4 javascripts フォルダ内の 1 つの JavaScript ファイルの分析レポートを生成するには、次のように --file コマンドを使用して Custom Task Script Analyzer を実行します。 [root@localhost csatool]# ./run-analyzer.sh --file javascripts/Change_VM_Max_Boot_Wait_Time.jsここで、Change_VM_Max_Boot_Wait_Time.js は javascripts フォルダ内の javascript ファイルです。このコマンドは javascripts フォルダ内の Change_VM_Max_Boot_Wait_Time.js の分析レポートを生成し、analyzer_config.properties ファイルで設定された出力フォルダに分析レポートを保存します。
分析レポートには、次の詳細情報が含まれます。
taskLabel:Custom Task Script Analyzer によって分析されたカスタム タスクの名前。
workflowList:カスタム タスクが使用されたワークフローの一覧。
status:Executed または Not executed。workflowList のいずれかのワークフローが少なくとも 1 回実行された場合、ステータスは Executed として表示されます。
usedMethodsList:カスタム タスクで使用されるメソッドの一覧。
incompatibleMethodsList:現在のバージョンのメソッドと互換性がないメソッドの一覧。
次に、分析レポートのサンプルを示します。{ "taskLabel": "Change_VM_Max_Boot_Wait_Time", "workflowList": [ "Provision_VM", "UpdateVM" ], "status": NotExecuted, "usedMethodsList": [ "public static com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile com.cloupia.service.cIM.inframgr.InfraPersistenceUtil.getPrivateCloudSystemProfile(java.lang.String) throws java.lang.Exception", "public int com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile.getLinuxVMMaxBootTime()", "public void com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile.setWindowsVMMaxBootTime(int)", "public static boolean com.cloupia.service.cIM.inframgr.InfraPersistenceUtil.modifyPrivateCloudSystemProfile (com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile) throws java.lang.Exception", "public void com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile.setLinuxVMMaxBootTime(int)" ], "incompatibleMethodsList": [ "public static com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile com.cloupia.service.cIM.inframgr.InfraPersistenceUtil.getPrivateCloudSystemProfile(java.lang.String) throws java.lang.Exception", "public void com.cloupia.service.cIM.inframgr.profiles.PrivateCloudSystemProfile.setWindowsVMMaxBootTime(int)" ] }Copyright © 2017, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.