この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP):電話機でネットワーク DHCP サーバから IP アドレスを受信できるようにします。Cisco IP Phone は、通常、DHCP サーバがデバイスに IP アドレスを割り当てるネットワーク上で動作します。IP アドレスは限られたリソースであるため、DHCP サーバは定期的に IP アドレスに対するデバイス リースを更新します。電話機が何らかの理由で IP アドレスを消失した場合やネットワーク上の他のデバイスに同じ IP アドレスが割り当てられた場合は、SIP プロキシと電話機間の通信が切断されるか、品質が低下します。想定されている SIP 応答が対応する SIP コマンドの送信後のプログラム可能な時間内に受信されなかった場合は、必ず、[更新時の DHCP タイムアウト(DHCP Timeout on Renewal)] パラメータによりデバイスがその IP アドレスの更新を要求します。DHCP サーバが元々電話機に割り当てられている IP アドレスを返す場合は、DHCP 割り当てが正しく機能していると見なされます。そうでない場合は、電話機がリセットして問題を解決しようとします。
次の表に、Cisco IP Phone でサポートされている DHCP オプションを示します。
DHCP オプション 159 |
プロビジョニング サーバ IP |
DHCP オプション 160 |
プロビジョニング URL |
電話機は、1 つのセッションで SIP INVITE(初期)メッセージをチャレンジすることができます。チャレンジは、サービス プロバイダー ネットワーク上のデバイスとの相互作用が許可される SIP サーバを制限します。これが実施されると、デバイスに対する悪意のある攻撃を防御することにより、VoIP ネットワークのセキュリティが大幅に向上します。
Transport Layer Security(TLS)は、インターネット経由の通信を保護および認証するための標準プロトコルです。SIP over TLS は、サービス プロバイダーの SIP プロキシとエンドユーザ間の SIP メッセージを暗号化します。また、SIP over TLS は、メディアではなく、シグナリング メッセージだけを暗号化します。
TLS レコード プロトコル:SIP や TCH などの信頼できるトランスポート プロトコル上に階層化されたこのレイヤは、接続が対称データ暗号化の使用を通してプライベートであることと、その接続が信頼できることを保証します。
TLS ハンドシェイク プロトコル:アプリケーション プロトコルがデータを送信または受信する前に、サーバとクライアントを認証し、暗号化アルゴリズムと暗号キーをネゴシエートします。
Cisco IP Phone は、SIP トランスポート用の標準として UDP を使用しますが、この電話機はセキュリティを強化するために SIP over TLS もサポートしています。
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