この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
新しい IP テレフォニー システムを導入するときは、システム管理者とネットワーク管理者がいくつかの初期設定作業を実施して、ネットワークを IP テレフォニー サービス用に準備する必要があります。 Cisco IP テレフォニー ネットワークおよびそのセットアップと設定のチェックリストについては、『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「System Configuration Overview」の章を参照してください。
電話機がネットワークでエンドポイントとして正常に動作するためには、ネットワークが所定の要件を満たしている必要があります。
(注) |
電話機では Cisco Unified Communications Manager からの日時を表示します。 電話機に表示される時間は、Cisco Unified Communications Managerの時間と 10 秒以内の誤差がある場合があります。 |
ステップ 1 | 次の要件を満たすように VoIP ネットワークを設定します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかをサポートするようにネットワークを設定します。 |
Cisco IP Phone は、コールの処理に Cisco Unified Communications Manager を必要とします。 Cisco Unified Communications Manager を正しくセットアップして、電話機を管理し、コールを適切にルーティングおよび処理するには、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』または Cisco Unified Communications Manager Administration の状況依存ヘルプを参照してください。
Cisco IP Phone を設置する前に、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加する方法を選択しておく必要があります。
電話機を設置する前に自動登録を有効にしておくと、次のことが可能になります。
事前に電話機から MAC アドレスを収集することなく、電話機を追加する。
Cisco IP Phone を IP テレフォニー ネットワークに物理的に接続したときに、その電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに自動的に追加する。 自動登録中に、Cisco Unified Communications Manager は連続する電話番号の中から次に使用可能なものを電話機に割り当てます。
電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースにすばやく登録し、電話番号などの設定を Cisco Unified Communications Manager から変更する。
自動登録された電話機を新しい場所に移動し、電話番号を変更しないまま別のデバイス プールに割り当てる。
自動登録は、デフォルトでは無効になっています。 たとえば特定の電話番号を電話に割り当てる場合や、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』に説明されているように、Cisco Unified Communications Manager による安全な接続を使用する場合など、自動登録を使用しないこともあります。 自動登録の有効化については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Enabling Autoregistration」を参照してください。 Cisco CTL クライアントを通じてクラスタを混合モードに設定すると、自動登録は自動的に無効になります。 Cisco CTL クライアントを通じてクラスタを非セキュア モードに設定すると、自動登録は自動的には有効になりません。
自動登録と TAPS(Tool for AutoRegistered Phones Support)を使用すると、MAC アドレスを最初に電話機から収集しなくても、電話機を追加することができます。
TAPS は、一括管理ツール(BAT)と連携して、Cisco Unified Communications Manager データベースにダミー MAC アドレスを使用して追加された一連の電話機をアップデートします。 TAPS を使用して、MAC アドレスを更新し、デバイス向けに事前定義された設定をダウンロードします。
自動登録と TAPS は、ネットワークに追加する電話機が 100 台未満の場合に使用することを推奨します。 100 台を超える電話機をネットワークに追加するには、一括管理ツール(BAT)を使用します。
TAPS を利用するには、管理者またはエンド ユーザが TAPS の電話番号をダイヤルして、音声プロンプトに従います。 このプロセスが完了した後、電話機には電話番号とその他の設定値が含まれており、電話機は正しい MAC アドレスを使用して Cisco Unified Communications Manager の管理ページで更新されます。
ネットワークに Cisco IP Phone を接続する前に、自動登録が Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効になっていて、正しく設定されていることを確認します。 自動登録の有効化と設定については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
TAPS が機能するためには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで自動登録を有効にする必要があります。
電話機がネットワークに接続されると、電話機の起動プロセスが開始され、電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されます。 電話機の設置を完了するには、DHCP サービスを有効にするかどうかに応じて、電話機上でネットワーク設定値を設定します。
自動登録を使用した場合は、電話機をユーザに関連付ける、ボタン テーブルや電話番号を変更するなど、電話機の特定の設定情報をアップデートする必要があります。
(注) |
外部デバイスを使用する前に、外部デバイスを参照してください。 |
ステップ 1 |
電話機の電源を次の中から選択します。
詳細については、電話機の所要電力を参照してください。 |
ステップ 2 |
ハンドセットをハンドセット ポートに接続します。 ワイドバンド対応ハンドセットは、Cisco IP Phone で使用するために特別に設計されたものです。 ハンドセットは、着信コールやボイス メッセージがあることを通知する、ライト ストリップを備えています。 |
ステップ 3 | ヘッドセットまたはワイヤレス ヘッドセットを接続します。 ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 詳細については、ヘッドセットまたはワイヤレス ヘッドセットを参照してください。 |
ステップ 4 |
ストレート イーサネット ケーブルを使用して、スイッチを Cisco IP Phone の 10/100/1000 SW というラベルの付いたネットワーク ポートに接続します。 Cisco IP Phone には、イーサネット ケーブルが 1 箱に 1 本添付されています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、5e、または 6 のケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5、5e、または 6 のケーブル、1000 Mbps 接続にはカテゴリ 5e または 6 ケーブルを使用してください。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て を参照してください。 |
ステップ 5 |
ストレート イーサネット ケーブルを使用して、デスクトップ コンピュータなど、他のネットワーク デバイスを Cisco IP Phone のコンピュータ ポートに接続します。 別のネットワーク デバイスは、ここで接続しなくても後で接続できます。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、5e、または 6 のケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5、5e、または 6 のケーブル、1000 Mbps 接続にはカテゴリ 5e または 6 ケーブルを使用してください。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て を参照してください。 |
ステップ 6 | 電話機が机の上にある場合は、フット スタンドを調節します。 詳細については、フットスタンドの接続を参照してください。 電話機が壁に取り付けられている場合は、受話器が受け台から滑り落ちないようにハンドセットの受け台を調整する必要があります。 詳細については、次を参照してください。ハンドセット レストの調整 |
ステップ 7 | 電話機の起動プロセスをモニタします。 この手順によって、プライマリおよびセカンダリのディレクトリ番号と、ディレクトリ番号に関連付けられた機能が電話機に追加され、電話機が正しく設定されていることが確認できます。 |
ステップ 8 |
電話上でネットワーク設定値を設定する場合、DHCP を使用するか、手動で IP アドレスを入力して、電話機の IP アドレスを設定します。 ネットワークの設定およびネットワークのセットアップを参照してください。 |
ステップ 9 |
最新のファームウェア イメージに電話機をアップグレードしてください。 ワイヤレス接続の品質と帯域幅によっては、WLAN インターフェイスを通じたファームウェアのアップグレードは、有線インターフェイスより時間がかかることがあります。 一部のアップグレードでは完了までに 1 時間を超える場合があります。 |
ステップ 10 |
Cisco IP Phone を使用してコールを発信し、電話機と機能が正常に動作することを確認します。 『Cisco IP Phone 8800 Series User Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。 |
ステップ 11 | エンド ユーザに対して、電話機の使用方法および電話機のオプションの設定方法を通知します。 この手順では、ユーザが十分な情報を得て、Cisco IP Phone を有効に活用できるようにします。 |
Cisco IP Phone には、次の設定メニューが用意されています。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)]:IPv4、IPv6、WLAN、イーサネットといったネットワーク設定の表示や設定のオプションを提供します。
[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)]:このサブメニューのメニュー項目には、イーサネット ネットワークを介して Cisco IP Phone を設定するための設定オプションがあります。
[Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)]:このサブメニューのメニュー項目には、ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク(WLAN)を介して Cisco IP Phone を設定するための設定オプションがあります。
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] と [IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)]:これらのサブメニューは、[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)] メニューと [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] メニューのサブメニューで、ネットワーク オプションを追加します。
[セキュリティのセットアップ(Security Setup)]:セキュリティ モード、信頼リスト、802.1X 認証といったセキュリティ設定などの表示や設定のオプションを提供します。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューにあるオプション設定値を変更するには、オプションのロックを編集のために解除しておく必要があります。
[管理者設定(Admin Settings)] 電話スクリーンでパスワードを入力しない限り、電話機の管理者オプションを変更できないよう、電話機にパスワードを適用できます。
オプション設定値を編集するときは、次のガイドラインに従ってください。
編集するフィールドを強調表示するには、ナビゲーション パッドの矢印を使用します。次にナビゲーション パッドの [選択(Select)] を押すとフィールドがアクティブになります。 フィールドがアクティブになったら、値を入力できます。
数値と文字を入力するには、キーパッド上のキーを使用します。
キーパッドを使用して文字を入力するには、対応する数値キーを使用します。 キーを 1 回または何回か押して、個々の文字を表示します。 たとえば、[2] キーを 1 回押すと「a」が入力され、2 回素早く押すと「b」、3 回素早く押すと「c」が入力されます。少し間を置くと、カーソルが次の文字を入力する位置に自動的に移動します。
変更内容を保存しない場合は、[保存(Save)] を押す前に、[キャンセル(Cancel)] を押します。
IP アドレスを入力するには、ユーザ用に分割されている 4 個のセグメントに値を入力します。 左端からピリオドまでの数字を入力し終わったら、右向き矢印キーを使用して次のセグメントに移動します。 左端の数字の後のピリオドは自動的に挿入されます。
IPv6 アドレスのコロンを入力するには、キー パッドの * を押します。
(注) |
Cisco IP Phone では、必要に応じて、いくつかの方法でオプション設定値をリセットまたは復元することができます。 |
Cisco IP Phone 8861 のみ無線 LAN をサポートします。
ワイヤレス LAN が導入されている場所の Wi-Fi カバレッジが音声パケットの送信に最適であることを確認します。
音声用の Wi-Fi 接続が Cisco IP Phone に有効にされていて、EAP-FAST または PEAP セキュリティ モードを使用している場合、アプリケーション メニュー内の WLAN サインインを使用して、Wi-Fi ネットワークを認証します。 WEP、PSK、オープン セキュリティ モードは、Wi-Fi ネットワークで認証します。
詳細については、次の場所にある『Cisco IP Phone 8800 Wireless LAN Deployment Guide』を参照してください。
『Cisco IP Phone 8800 Wireless LAN Deployment Guide』には、次の設定情報が含まれています。
ステップ 1 | アプリケーションを有効にするには、 を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | ワイヤレス ネットワークを有効にします。 |
[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、ワイヤレス Cisco Unified IP Phone の [Wi-Fi] というパラメータを有効にする必要があります。
(注) |
Cisco Unified Communications Manager Administration の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ( )で、MAC アドレスの設定時に、有線の MAC アドレスを使用します。 Cisco Unified Communications Manager の登録では、無線 MAC アドレスを使用しません。 |
[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 特定の電話機でワイヤレス LAN を有効にするには、次の手順を実行します。 |
ステップ 2 | 電話機のグループに対してワイヤレス LAN を有効にするには、 |
ステップ 3 | ネットワークのすべての WLAN 対応電話機に対してワイヤレス LAN を有効にするには、 |
Cisco IP Phone を WLAN に接続可能にするには、先に適切な WLAN 設定で電話機のネットワーク プロファイルを設定する必要があります。 電話機の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューを使用して [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] サブメニューにアクセスし、WLAN 設定をセットアップすることができます。
(注) |
ワイヤレス設定の値は、Cisco IP Phone キーパッドでのみ設定できます。 Cisco IP Phone をワイヤレス モードで使用している場合は、AC アダプタを使用する必要があります。 イーサネットに接続すると、ワイヤレスは無効になります。 |
(注) |
WiFi が Cisco Unified Communications Manager で無効にされている場合、[ネットワーク設定(Network Setup)] メニューには [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] オプションが表示されません。 |
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 |
次の表に示すようにワイヤレス設定をセットアップします。
|
ネットワークで DHCP を使用していない場合は、Cisco IP Phone をネットワークに設置した後に、電話機上で次のネットワーク設定値を設定する必要があります。
必要に応じて、ドメイン名と DNS サーバ設定値も設定できます。
[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)] メニューは、さまざまなネットワーク設定値を表示および設定するためのオプションを提供します。 次の表に、これらのオプションの説明を示します。また、該当する場合には、それらの変更方法についても併せて説明します。
(注) |
VPN 接続を確立してイーサネット データ フィールドを上書きします。 |
オプション |
説明 |
変更の手順 |
||
---|---|---|---|---|
IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup) |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] 設定サブメニューでは、次の作業を実行できます。 このオプションは、電話機が IPv4 専用モードまたはデュアル スタック モードで設定されている場合にのみ表示されます。 |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] までスクロールし、選択を押します。 IPv4 のセット アップを参照してください。 |
||
IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup) |
電話機の IPv6 設定。 |
[IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)] までスクロールし、選択を押します。 IPv6 のセット アップを参照してください。 |
||
MAC アドレス(MAC Address) |
電話機固有のメディア アクセス コントロール(MAC)アドレス。 |
表示専用。 変更不可。 |
||
ドメイン名(Domain Name) |
電話機が所属するドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。 |
[ドメイン名(Domain Name)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
接続先 VLAN ID(Operational VLAN ID) |
電話機が所属する、Cisco Catalyst スイッチに設定された補助 VLAN。 電話機が補助 VLAN をまだ受信していない場合、このオプションは管理 VLAN を示しています。 補助 VLAN と管理 VLAN のいずれも設定されていない場合、このオプションは空白になります。 |
表示専用。 変更不可。 電話機は、Cisco Discovery Protocol(CDP)または Link Level Discovery Protocol Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)を通じて接続先 VLAN ID を取得します。 ID の情報は電話機が接続されているスイッチから提供されます。 VLAN ID を手動で割り当てるには、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを使用します。 |
||
管理 VLAN ID(Admin VLAN ID) |
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。 電話機がスイッチから補助 VLAN を受信していない場合のみ使用され、その他の場合は値が無視されます。 |
[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
PC VLAN |
ボイス VLAN をサポートしないサードパーティ スイッチと電話機が連携できるようにします。 このオプションを変更する前に、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを設定する必要があります。 |
[PC VLAN(PC VLAN)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
SW ポートのセットアップ(SW Port Setup) |
ネットワーク ポートの速度と二重化モード。 次の有効な値を指定します。
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[PC ポート設定(PC Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
[SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
PC ポートのセットアップ(PC Port Setup) |
コンピュータ(アクセス)ポートの速度とデュプレックス。 有効な値は、次のとおりです。
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
[PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。 複数の電話機の設定を同時に行うには、[エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ウィンドウ( )で [リモートポート設定(Remote Port Configuration)] を有効化します。
|
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。 |
ロード サーバは、電話機ファームウェア アップグレードのインストール時間を最適化し、WAN の負荷を軽減するために使用されます。これは、イメージをローカルに保存することによって、電話機の各アップグレードが WAN リンクを通過する必要性を排除することで実現されます。
ロード サーバには、電話機のアップグレードに使用するファームウェアを取得する(TFTP サーバ 1 または TFTP サーバ 2 以外の)別の TFTP サーバの IP アドレスまたは名前を設定できます。 [ロード サーバ(Load Server)] オプションを設定すると、電話機は、ファームウェア アップグレードのために指定されたサーバと通信します。
(注) |
[ロードサーバ(Load Server)] オプションでは、電話機のアップグレード用の代替 TFTP サーバのみを指定できます。 電話機は引き続き TFTP サーバ 1 または TFTP サーバ 2 を使用して、設定ファイルを取得します。 [ロード サーバ(Load Server)] オプションでは、プロセスの管理およびファイルの管理(ファイルの転送、圧縮、削除など)を行いません。 |
ロード サーバは、[エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ウィンドウから設定します。 Cisco Unified Communications Manager の管理から、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] を選択します。
次の表で、[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューのオプションを説明します。
オプション |
説明 |
変更の手順 |
||
---|---|---|---|---|
DHCP を使う(DHCP Enabled) |
電話機の DHCP が有効か無効かを示します。 DHCP が有効な場合、DHCP サーバによって電話機に IP アドレスが割り当てられます。 DHCP が無効な場合、管理者が、電話機に手動で IP アドレスを割り当てる必要があります。 詳細については、DHCP を使用するための電話機のセットアップおよびDHCP を使用しないための電話機のセットアップを参照してください。 |
[DHCP を使う(DHCP Enabled)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
[IPアドレス(IP Address)] |
電話機のインターネット プロトコル(IP)アドレス。 IP アドレスをこのオプションで割り当てる場合は、サブネット マスクとデフォルト ルータも割り当てる必要があります。 この表の [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションと [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションを参照してください。 |
[IP アドレス(IP Address)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
サブネット マスク(Subnet Mask) |
電話機で使用されるサブネット マスク。 |
[サブネット マスク(Subnet Mask)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
デフォルト ルータ(Default Router) |
電話機で使用される、デフォルト ルータ。 |
[デフォルト ルータ(Default Router)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
DNS サーバ 1(DNS Server 1) DNS サーバ 2(DNS Server 2) DNS サーバ 3(DNS Server 3) |
電話機で使用されるプライマリ DNS サーバ([DNS サーバ 1(DNS Server 1)])およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNS サーバ 2(DNS Server 2)] ~ [DNS サーバ 3(DNS Server 3)])。 |
[DNS サーバ(DNS Server)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
代替 TFTP(Alternate TFTP) |
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。 |
[代替 TFTP(Alternate TFTP)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
TFTP サーバ 1(TFTP Server 2) |
電話機で使用される、プライマリの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。 ネットワークで DHCP を使用していない場合、このサーバを変更するには [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションを使用する必要があります。 [代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションを [オン(On)] に設定した場合は、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに 0 以外の値を入力する必要があります。 プライマリ TFTP サーバもバックアップ TFTP サーバも、電話機の CTL ファイルまたは ITL ファイルに記述されていない場合は、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションの変更内容を保存する前に、これらのファイルをロック解除する必要があります。 この場合、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションへの変更を保存すると、ファイルは削除されます。 新しい CTL ファイルまたは ITL ファイルが新しい TFTP サーバ 1 アドレスからダウンロードされます。 電話機が TFTP サーバを探すとき、プロトコルに関係なく、手動で割り当てられた TFTP サーバが優先されます。 IPv6 と IPv4 の両方の TFTP サーバが設定に含まれる場合、電話機は、手動で割り当てられた IPv6 TFTP サーバおよび IPv4 TFTP サーバを優先することによって、TFTP サーバを探す順序の優先順位を決定します。 電話機は、次の順序で TFTP サーバを探します。
|
[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
TFTP サーバ 2(TFTP Server 2) |
プライマリの TFTP サーバが使用不能の場合に、電話機で使用されるオプションのバックアップ TFTP サーバ。 プライマリ TFTP サーバもバックアップ TFTP サーバも、電話機の CTL ファイルまたは ITL ファイルに記述されていない場合は、[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションの変更内容を保存する前に、これらのファイルのいずれかをロック解除する必要があります。 この場合、[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションへの変更を保存すると、ファイルのいずれかは削除されます。 新しい CTL ファイルまたは ITL ファイルが新しい TFTP サーバ 2 アドレスからダウンロードされます。 電話機が TFTP サーバを探すとき、プロトコルに関係なく、手動で割り当てられた TFTP サーバが優先されます。 IPv6 と IPv4 の両方の TFTP サーバが設定に含まれる場合、電話機は、手動で割り当てられた IPv6 TFTP サーバおよび IPv4 TFTP サーバを優先することによって、TFTP サーバを探す順序の優先順位を決定します。 電話機は、次の順序で TFTP サーバを探します。
|
[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] フィールドの設定を参照してください。 CTL ファイルまたは ITL ファイルのロックを解除し忘れた場合、どちらかのファイルで TFTP サーバ 2 アドレスを変更した後、[セキュリティ設定(Security Configuration)] メニューから [削除(Erase)] を押すことによって、それらのファイルを削除できます。 新しい CTL ファイルまたは ITL ファイルが新しい TFTP サーバ 2 アドレスからダウンロードされます。 |
||
BOOTP サーバ(BOOTP Server) |
電話機が IP アドレスを DHCP サーバではなく BOOTP サーバから受信するかどうかを示します。 |
表示専用。 |
||
DHCP アドレス解放(DHCP Address Released) |
DHCP で割り当てられた IP アドレスを解放します。 |
このフィールドは DHCP が有効な場合に編集できます。 VLAN から電話機を削除して、再割り当てのために電話機の IP アドレスを解放する場合は、このオプションを [はい(Yes)] に設定し、[適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | アプリケーション を押します。 |
ステップ 2 | [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。 |
ステップ 3 | [IPv4設定(IPv4 settings)] メニューにアクセスするには、 から IPv4 のオプションに移動します。 |
IPv6 アドレッシングが電話機でサポートされます。 有効な IPv6 アドレスはサブネット プレフィックスを含めて最大 128 ビットです。
IPv6 が Unified クラスタで有効な場合、[IP アドレッシング モード(IP Addressing Mode)] のデフォルトは [IPv4 と IPv6(IPv4 and IPv6)](デュアル スタック)です。 このアドレッシング モードでは、電話機は IPv4 アドレス 1 個と IPv6 アドレス 1 個を取得して使用します。 メディアの必要に応じて IPv4 および IPv6 アドレスを使用できます。 電話機は、Unified CM へのコール制御シグナリングに IPv4 または IPv6 アドレスのいずれかを使用します。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Feature and Services Guide』の「IPv6 Support in Cisco Unified Communications Devices」から「Common Device Configuration」についてのセクションを参照してください。
(注) |
シスコは電話アドレッシング モードの設定として [IPv4 と IPv6(IPv4 and IPv6)] を推奨します。 [IPv6 のみ(IPv6 Only)] は実稼働環境では推奨されません。 |
IPv6 は、次のメニューのいずれかからセットアップします。
次の表は、[IPv6] メニューにある IPv6 関連情報について説明します。
オプション |
デフォルト値 |
説明 |
||
---|---|---|---|---|
DHCPv6 有効(DHCPv6 Enabled) |
[はい(Yes)] |
電話機が IPv6 アドレスを取得するために使用する方法を示します。 DHCPv6 が有効の場合、電話機は IPv6 対応ルータによって送信された RA によって SLAAC からまたは DHCPv6 サーバから IPv6 アドレスを取得します。 DHCPv6 が無効の場合、電話機がステートフル(DHCPv6 サーバからの)またはステートレス(SLAAC から)の IPv6 アドレスを持つことはありません。
|
||
IPv6 アドレス(IPv6 Address) |
:: |
電話機の現在の IPv6 アドレスを表示したり、新しい IPv6 アドレスを入力したりすることができます。 このオプションを使用して IP アドレスを割り当てる場合は、IPv6 プレフィックス長とデフォルト ルータも割り当てる必要があります。 |
||
IPv6 プレフィックス長(IPv6 Prefix Length) |
[0] |
サブネットの現在のプレフィックス長を表示したり、新しいプレフィックス長を入力したりすることができます。 サブネット プレフィックス長は、10 進数で 1 ~ 128 です。 |
||
IPv6 デフォルトルータ(IPv6 Default Router) |
:: |
電話機で使用されるデフォルト ルータを表示したり、新しい IPv6 デフォルト ルータを入力したりすることができます。 |
||
IPv6 DNS サーバ 1(IPv6 DNS Server 1) |
:: |
電話機で使用されるプライマリ DNSv6 サーバを表示したり、新しいサーバを入力したりすることができます。 |
||
IPv6 DNS サーバ 2(IPv6 DNS Server 2) |
:: |
電話機で使用されるセカンダリ DNSv6 サーバを表示したり、新しいセカンダリ DNSv6 サーバを設定したりすることができます。 |
||
IPv6 代替 TFTP(IPv6 Alternate TFTP) |
[いいえ(No)] |
ユーザが代替(セカンダリ)IPv6 TFTP サーバを使用できるようにします。 |
||
IPv6 TFTP サーバ 1(IPv6 TFTP Server 1) |
:: |
電話機で使用されるプライマリ IPv6 TFTP サーバを表示したり、新しいプライマリ TFTP サーバを設定したりすることができます。 |
||
IPv6 TFTP サーバ 2(IPv6 TFTP Server 2) |
:: |
(任意)プライマリ IPv6 TFTP サーバが使用できないときにセカンダリ IPv6 TFTP サーバを表示するか、ユーザに新しいセカンダリ TFTP サーバの設定を許可します。 |
||
IPv6 アドレス解放(IPv6 Address Released) |
[いいえ(No)] |
ユーザが IPv6 関連情報を解放できるようにします。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | [ドメイン名(Domain Name)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいドメイン名を入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションまでスクロールし、 [編集(Edit)] を押します。 |
ステップ 2 | 新しい VLAN ID 設定を入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] を押します。 |
ステップ 1 | [管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションが設定されていることを確認します。 |
ステップ 2 | PC VLAN オプションまでスクロールして [編集(Edit)] を押します。 |
ステップ 3 | 新しい PC VLAN 設定を入力します。 |
ステップ 4 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] を押します。 |
ステップ 1 | [ネットワークの設定(Network Configuration)] のオプションのロックを解除します。 |
ステップ 2 | [SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | 目的の設定値までスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 1 | [ネットワークの設定(Network Configuration)] のオプションのロックを解除します。 |
ステップ 2 | [PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | 目的の設定値までスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 1 | [ワイヤレス(Wireless)] オプションまでスクロールしてからトグル スイッチを使用すると、オンとオフの設定値を切り替えることができます。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [ワイヤレス サイン イン(Wireless Sign In)] オプションまでスクロールしてから、トグル スイッチを使用すると、オンとオフの設定値を切り替えることができます。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [SSID] オプションにスクロールし、[選択(Select)] を押し、SSID を入力します。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [セキュリティ モード(Security Mode)] オプションまでスクロールし、目的の値を強調表示します。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] をクリックします。 |
ステップ 1 | [802.11 モード(802.11 Mode)] オプションまでスクロールし、目的の値を強調表示します。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] をクリックします。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションまでスクロールします。 |
ステップ 2 | DHCP を無効にするには、[いいえ(No)] を押し、DHCP を有効にするには、[はい(Yes)] を押します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | [IP アドレス(IP Address)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいサブネット マスクを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | 適切な [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいルータの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | 適切な [DNS サーバ(DNS Server)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい DNS サーバの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 4 | 複数の DNS サーバが設定できる場合、必要に応じて手順 2 と 3 を繰り返してバックアップ DNS サーバを割り当てます。 |
ステップ 1 | [代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションにスクロールします。 |
ステップ 2 | [編集(Edit)] を押します。 |
ステップ 3 | 電話機で代替 TFTP サーバを使用する場合は、[はい(Yes)] を押します。 |
ステップ 4 | 電話機で代替 TFTP サーバを使用しない場合は、[いいえ(No)] を押します。 |
ステップ 1 | 必要に応じて(電話機の管理ドメインを変更する場合など)、CTL ファイルまたは ITL ファイルをロック解除します。 CTL ファイルと ITL ファイルの両方がある場合は、いずれかのファイルをロック解除します。 |
ステップ 2 | DHCP を有効にしている場合は、[代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションを [はい(Yes)] に設定します。 |
ステップ 3 | [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 4 | [適用(Apply)] を押し、[保存(Save)] を押します。 |
ステップ 1 | 必要に応じて(電話機の管理ドメインを変更する場合など)、CTL ファイルまたは ITL ファイルをロック解除します。 CTL ファイルと ITL ファイルの両方がある場合は、どちらかのファイルをロック解除します。 |
ステップ 2 | [ネットワークの設定(Network Configuration)] のオプションのロックを解除します。 |
ステップ 3 | [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに IP アドレスを入力します。 |
ステップ 4 | [TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいバックアップ TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 セカンダリの TFTP サーバがない場合は、[削除(Delete)] を使用して前の値のフィールドをクリアします。 |
ステップ 5 | [適用(Apply)] を押してから、[保存(Save)] を押します。 |
DHCP を有効にして、DHCP サーバが自動的に IP アドレスを Cisco IP Phone に割り当て、TFTP サーバに電話を転送できるようにするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 | ||
ステップ 2 | を選択します。 | ||
ステップ 3 | DHCP を有効にするには、[DHCP を使う(DHCP Enabled)] を [はい(Yes)] に設定します。 DHCP は、デフォルトで有効になっています。 | ||
ステップ 4 |
代替 TFTP サーバを使用するには、[代替 TFTP サーバ(Alternate TFTP Server)] を [はい(Yes)] に設定し、TFTP サーバの IP アドレスを入力します。
|
||
ステップ 5 | [適用(Apply)] を押します。 |
DHCP を使用しない場合は、IP アドレス、サブネット マスク、TFTP サーバ、およびデフォルトのルータを電話機でローカルに設定する必要があります。
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | DHCP を無効にして、IP アドレスを手動で設定する場合: |
ステップ 4 | [適用(Apply)] を押します。 |
Cisco IP Phone を電源に接続すると、次の手順が繰り返され、電話機の起動診断プロセスが開始されます。
ユーザが IP フォンの Cisco IP Phone サービスにアクセスできるように設定することができます。 また、さまざまな電話のサービスにボタンを割り当てることも可能です。 これらのサービスは、テキストと画像によるインタラクティブ コンテンツを電話機に表示するための XML アプリケーションとシスコ署名付き Java MIDlet を含んでいます。 IP フォンは各サービスを個別のアプリケーションとして管理します。 サービスの例としては、映画の上映時刻、株式相場、天気予報などがあります。
ユーザがサービスにアクセスできるようにするには、前もって次の作業が必要です。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Cisco Unified IP Phone Services Configuration」の章と『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Cisco Unified IP Phone Services」の章を参照してください。
(注) |
ユーザ用に Cisco エクステンション モビリティを設定するには、『Cisco Unified Communications Manager Features and Services Guide』の「Cisco Extension Mobility」の章を参照してください。 |
サービスを設定する前に、設定するサイトの URL アドレスをすべて入手し、ユーザが社内 IP テレフォニー ネットワークからこれらのサイトにアクセスできるかどうかを確認してください。 このアクティビティは、シスコが提供するデフォルト サービスには適用されません。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、 を選択します。 |
ステップ 2 |
ユーザがCisco Unified Communications セルフ ケア ポータルにアクセスでき、そこから設定済みのサービスを選択して登録できることを確認します。 エンド ユーザに提供する必要がある情報については、セルフ ケア ポータルの管理を参照してください。 |
目次
- Cisco IP Phone の設置
- ネットワーク設定の確認
- 電話機の自動登録の有効化
- Cisco IP Phone の設置
- セットアップ メニューからの電話の設定
- 電話機パスワードの適用
- 電話機からのテキスト メニューの入力
- ワイヤレス LAN のセットアップ
- Cisco Unified Communications Manager からのワイヤレス LAN のセットアップ
- 電話機からのワイヤレス LAN のセットアップ
- ネットワークの設定
- ロード サーバ
- IPv4 のセット アップ
- IPv6 のセット アップ
- [ドメイン名(Domain Name)] フィールドの設定
- [管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] フィールドの設定
- [PC VLAN(PC VLAN)] フィールドの設定
- [SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定
- [PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定
- [ワイヤレス(Wireless)] フィールドの設定
- [WLAN サインインアクセス(WLAN Sign In Access)] フィールドの設定
- [SSID] フィールドの設定
- [セキュリティ モード(Security Mode)] フィールドの設定
- [802.11 モード(802.11 Mode)] フィールドの設定
- [DHCP を使う(DHCP Enabled)] フィールドの設定
- [IP アドレス(IP Address)] フィールドの設定
- [サブネット マスク(Subnet Mask)] フィールドの設定
- [デフォルト ルータ(Default Router)] フィールドの設定
- [DNS サーバ(DNS Server)] フィールドの設定
- [代替 TFTP(Alternate TFTP)] フィールドの設定
- [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] フィールドの設定
- [TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] フィールドの設定
- DHCP を使用するための電話機のセットアップ
- DHCP を使用しないための電話機のセットアップ
- 電話機の起動確認
- ユーザの電話サービスの設定
ネットワーク設定の確認
手順新しい IP テレフォニー システムを導入するときは、システム管理者とネットワーク管理者がいくつかの初期設定作業を実施して、ネットワークを IP テレフォニー サービス用に準備する必要があります。 Cisco IP テレフォニー ネットワークおよびそのセットアップと設定のチェックリストについては、『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「System Configuration Overview」の章を参照してください。
電話機がネットワークでエンドポイントとして正常に動作するためには、ネットワークが所定の要件を満たしている必要があります。
(注)
電話機では Cisco Unified Communications Manager からの日時を表示します。 電話機に表示される時間は、Cisco Unified Communications Managerの時間と 10 秒以内の誤差がある場合があります。
ステップ 1 次の要件を満たすように VoIP ネットワークを設定します。 ステップ 2 次のいずれかをサポートするようにネットワークを設定します。
電話機の自動登録の有効化
手順Cisco IP Phone は、コールの処理に Cisco Unified Communications Manager を必要とします。 Cisco Unified Communications Manager を正しくセットアップして、電話機を管理し、コールを適切にルーティングおよび処理するには、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』または Cisco Unified Communications Manager Administration の状況依存ヘルプを参照してください。
Cisco IP Phone を設置する前に、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加する方法を選択しておく必要があります。
電話機を設置する前に自動登録を有効にしておくと、次のことが可能になります。
事前に電話機から MAC アドレスを収集することなく、電話機を追加する。
Cisco IP Phone を IP テレフォニー ネットワークに物理的に接続したときに、その電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに自動的に追加する。 自動登録中に、Cisco Unified Communications Manager は連続する電話番号の中から次に使用可能なものを電話機に割り当てます。
電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースにすばやく登録し、電話番号などの設定を Cisco Unified Communications Manager から変更する。
自動登録された電話機を新しい場所に移動し、電話番号を変更しないまま別のデバイス プールに割り当てる。
自動登録は、デフォルトでは無効になっています。 たとえば特定の電話番号を電話に割り当てる場合や、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』に説明されているように、Cisco Unified Communications Manager による安全な接続を使用する場合など、自動登録を使用しないこともあります。 自動登録の有効化については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Enabling Autoregistration」を参照してください。 Cisco CTL クライアントを通じてクラスタを混合モードに設定すると、自動登録は自動的に無効になります。 Cisco CTL クライアントを通じてクラスタを非セキュア モードに設定すると、自動登録は自動的には有効になりません。
自動登録と TAPS(Tool for AutoRegistered Phones Support)を使用すると、MAC アドレスを最初に電話機から収集しなくても、電話機を追加することができます。
TAPS は、一括管理ツール(BAT)と連携して、Cisco Unified Communications Manager データベースにダミー MAC アドレスを使用して追加された一連の電話機をアップデートします。 TAPS を使用して、MAC アドレスを更新し、デバイス向けに事前定義された設定をダウンロードします。
自動登録と TAPS は、ネットワークに追加する電話機が 100 台未満の場合に使用することを推奨します。 100 台を超える電話機をネットワークに追加するには、一括管理ツール(BAT)を使用します。
TAPS を利用するには、管理者またはエンド ユーザが TAPS の電話番号をダイヤルして、音声プロンプトに従います。 このプロセスが完了した後、電話機には電話番号とその他の設定値が含まれており、電話機は正しい MAC アドレスを使用して Cisco Unified Communications Manager の管理ページで更新されます。
ネットワークに Cisco IP Phone を接続する前に、自動登録が Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効になっていて、正しく設定されていることを確認します。 自動登録の有効化と設定については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
TAPS が機能するためには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで自動登録を有効にする必要があります。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理で、 をクリックします。 ステップ 2 必要なサーバを選択し、[自動登録(Autoregister)] チェックボックスを選択します。 ステップ 3 [自動登録情報(Auto-registration Information)] で、ユニバーサル デバイス テンプレート、ユニバーサル回線テンプレート、開始電話番号、終了電話番号を設定します。 ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
関連情報
Cisco IP Phone の設置
手順電話機がネットワークに接続されると、電話機の起動プロセスが開始され、電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されます。 電話機の設置を完了するには、DHCP サービスを有効にするかどうかに応じて、電話機上でネットワーク設定値を設定します。
自動登録を使用した場合は、電話機をユーザに関連付ける、ボタン テーブルや電話番号を変更するなど、電話機の特定の設定情報をアップデートする必要があります。
(注)
外部デバイスを使用する前に、外部デバイスを参照してください。
ステップ 1 電話機の電源を次の中から選択します。 詳細については、電話機の所要電力を参照してください。
ステップ 2 ハンドセットをハンドセット ポートに接続します。 ワイドバンド対応ハンドセットは、Cisco IP Phone で使用するために特別に設計されたものです。 ハンドセットは、着信コールやボイス メッセージがあることを通知する、ライト ストリップを備えています。
ステップ 3 ヘッドセットまたはワイヤレス ヘッドセットを接続します。 ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 詳細については、ヘッドセットまたはワイヤレス ヘッドセットを参照してください。 ステップ 4 ストレート イーサネット ケーブルを使用して、スイッチを Cisco IP Phone の 10/100/1000 SW というラベルの付いたネットワーク ポートに接続します。 Cisco IP Phone には、イーサネット ケーブルが 1 箱に 1 本添付されています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、5e、または 6 のケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5、5e、または 6 のケーブル、1000 Mbps 接続にはカテゴリ 5e または 6 ケーブルを使用してください。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て を参照してください。
ステップ 5 ストレート イーサネット ケーブルを使用して、デスクトップ コンピュータなど、他のネットワーク デバイスを Cisco IP Phone のコンピュータ ポートに接続します。 別のネットワーク デバイスは、ここで接続しなくても後で接続できます。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、5e、または 6 のケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5、5e、または 6 のケーブル、1000 Mbps 接続にはカテゴリ 5e または 6 ケーブルを使用してください。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て を参照してください。
ステップ 6 電話機が机の上にある場合は、フット スタンドを調節します。 詳細については、フットスタンドの接続を参照してください。 電話機が壁に取り付けられている場合は、受話器が受け台から滑り落ちないようにハンドセットの受け台を調整する必要があります。 詳細については、次を参照してください。ハンドセット レストの調整 ステップ 7 電話機の起動プロセスをモニタします。 この手順によって、プライマリおよびセカンダリのディレクトリ番号と、ディレクトリ番号に関連付けられた機能が電話機に追加され、電話機が正しく設定されていることが確認できます。 ステップ 8 電話上でネットワーク設定値を設定する場合、DHCP を使用するか、手動で IP アドレスを入力して、電話機の IP アドレスを設定します。 ネットワークの設定およびネットワークのセットアップを参照してください。
ステップ 9 最新のファームウェア イメージに電話機をアップグレードしてください。 ワイヤレス接続の品質と帯域幅によっては、WLAN インターフェイスを通じたファームウェアのアップグレードは、有線インターフェイスより時間がかかることがあります。 一部のアップグレードでは完了までに 1 時間を超える場合があります。
ステップ 10 Cisco IP Phone を使用してコールを発信し、電話機と機能が正常に動作することを確認します。 『Cisco IP Phone 8800 Series User Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
ステップ 11 エンド ユーザに対して、電話機の使用方法および電話機のオプションの設定方法を通知します。 この手順では、ユーザが十分な情報を得て、Cisco IP Phone を有効に活用できるようにします。
セットアップ メニューからの電話の設定
手順Cisco IP Phone には、次の設定メニューが用意されています。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)]:IPv4、IPv6、WLAN、イーサネットといったネットワーク設定の表示や設定のオプションを提供します。
[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)]:このサブメニューのメニュー項目には、イーサネット ネットワークを介して Cisco IP Phone を設定するための設定オプションがあります。
[Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)]:このサブメニューのメニュー項目には、ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク(WLAN)を介して Cisco IP Phone を設定するための設定オプションがあります。
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] と [IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)]:これらのサブメニューは、[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)] メニューと [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] メニューのサブメニューで、ネットワーク オプションを追加します。
[セキュリティのセットアップ(Security Setup)]:セキュリティ モード、信頼リスト、802.1X 認証といったセキュリティ設定などの表示や設定のオプションを提供します。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューにあるオプション設定値を変更するには、オプションのロックを編集のために解除しておく必要があります。
(注)
Cisco Unified CM の管理 の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウにある [設定アクセス(Settings Access)] フィールドを使用すると、電話機から [設定(Settings)] メニューやこのメニューのオプションにアクセスできるかどうかを制御できます。 設定アクセス フィールドでは、次の値を設定できます。
- [有効(Enabled)]:[設定(Settings)] メニューへのアクセスを許可します。
- [無効(Disabled)]:[設定(Settings)] メニューへのアクセスを禁止します。
- [非許可(Restricted)]:[ユーザ設定(User Preferences)] メニューへのアクセスを許可し、音量の設定変更の保存を許可します。 [設定(Settings)] メニューの他のオプションへのアクセスは禁止します。
[管理者設定(Administrator Settings)] メニューのオプションにアクセスできない場合は、設定アクセス フィールドを確認してください。
ステップ 1 アプリケーション を押します。 ステップ 2 [管理者設定(Admin Settings)] を選択します。 ステップ 3 [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] または [セキュリティのセットアップ(Security Setup)] を選択します。 ステップ 4 必要に応じてユーザ ID とパスワードを入力し、[ログイン(Sign-In)] をクリックします。 ステップ 5 次のいずれかの操作を実行して、目的のメニューを表示します。 ステップ 6 サブメニューを表示するには、ステップ 5 を繰り返します。 ステップ 7 メニューを終了するには、[終了(Exit)] または U ターン型の矢印 を押します。
電話機パスワードの適用
電話機からのテキスト メニューの入力
オプション設定値を編集するときは、次のガイドラインに従ってください。
編集するフィールドを強調表示するには、ナビゲーション パッドの矢印を使用します。次にナビゲーション パッドの [選択(Select)] を押すとフィールドがアクティブになります。 フィールドがアクティブになったら、値を入力できます。
数値と文字を入力するには、キーパッド上のキーを使用します。
キーパッドを使用して文字を入力するには、対応する数値キーを使用します。 キーを 1 回または何回か押して、個々の文字を表示します。 たとえば、[2] キーを 1 回押すと「a」が入力され、2 回素早く押すと「b」、3 回素早く押すと「c」が入力されます。少し間を置くと、カーソルが次の文字を入力する位置に自動的に移動します。
変更内容を保存しない場合は、[保存(Save)] を押す前に、[キャンセル(Cancel)] を押します。
IP アドレスを入力するには、ユーザ用に分割されている 4 個のセグメントに値を入力します。 左端からピリオドまでの数字を入力し終わったら、右向き矢印キーを使用して次のセグメントに移動します。 左端の数字の後のピリオドは自動的に挿入されます。
IPv6 アドレスのコロンを入力するには、キー パッドの * を押します。
(注)
Cisco IP Phone では、必要に応じて、いくつかの方法でオプション設定値をリセットまたは復元することができます。
関連タスク
関連資料
ワイヤレス LAN のセットアップ
手順Cisco IP Phone 8861 のみ無線 LAN をサポートします。
ワイヤレス LAN が導入されている場所の Wi-Fi カバレッジが音声パケットの送信に最適であることを確認します。
音声用の Wi-Fi 接続が Cisco IP Phone に有効にされていて、EAP-FAST または PEAP セキュリティ モードを使用している場合、アプリケーション メニュー内の WLAN サインインを使用して、Wi-Fi ネットワークを認証します。 WEP、PSK、オープン セキュリティ モードは、Wi-Fi ネットワークで認証します。
詳細については、次の場所にある『Cisco IP Phone 8800 Wireless LAN Deployment Guide』を参照してください。
『Cisco IP Phone 8800 Wireless LAN Deployment Guide』には、次の設定情報が含まれています。
ステップ 1 アプリケーションを有効にするには、 を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 ワイヤレス ネットワークを有効にします。
Cisco Unified Communications Manager からのワイヤレス LAN のセットアップ
手順[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、ワイヤレス Cisco Unified IP Phone の [Wi-Fi] というパラメータを有効にする必要があります。
(注)
Cisco Unified Communications Manager Administration の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ(
)で、MAC アドレスの設定時に、有線の MAC アドレスを使用します。 Cisco Unified Communications Manager の登録では、無線 MAC アドレスを使用しません。[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、次の手順を実行します。
ステップ 1 特定の電話機でワイヤレス LAN を有効にするには、次の手順を実行します。 ステップ 2 電話機のグループに対してワイヤレス LAN を有効にするには、 ステップ 3 ネットワークのすべての WLAN 対応電話機に対してワイヤレス LAN を有効にするには、
電話機からのワイヤレス LAN のセットアップ
手順Cisco IP Phone を WLAN に接続可能にするには、先に適切な WLAN 設定で電話機のネットワーク プロファイルを設定する必要があります。 電話機の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューを使用して [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] サブメニューにアクセスし、WLAN 設定をセットアップすることができます。
(注)
ワイヤレス設定の値は、Cisco IP Phone キーパッドでのみ設定できます。 Cisco IP Phone をワイヤレス モードで使用している場合は、AC アダプタを使用する必要があります。 イーサネットに接続すると、ワイヤレスは無効になります。
(注)
WiFi が Cisco Unified Communications Manager で無効にされている場合、[ネットワーク設定(Network Setup)] メニューには [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] オプションが表示されません。
ステップ 1 [アプリケーション(Applications)] を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 次の表に示すようにワイヤレス設定をセットアップします。
表 1 [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] メニュー オプション オプション
説明
変更の手順
ワイヤレス
Cisco IP Phone の無線をオンまたはオフにします。 次の有効な値を指定します。
デフォルト:[オン(On)]
[ワイヤレス(Wireless)] フィールドの設定を参照してください。
ワイヤレスサインインアクセス(Wireless Sign in Access)
メインの [アプリケーション(Applications)] メニューで、[ワイヤレスサインインアクセス(Wireless Sign in Access)] ウィンドウの表示を有効にします。
- [オン(On)]:[ワイヤレスサインインアクセス(Wireless Sign in Access)] ウィンドウが表示されます。 この値をオンにすると、メインの [アプリケーション(Applications)] メニューで、ワイヤレス ユーザ ID およびパスワードのサイン インまたは変更ができます。 オンにせずにサイン イン情報を変更するには、[セキュリティ(Security)] メニュー レベルまで移動してから、サイン イン クレデンシャルが必要な PEAP または EAP-FAST のいずれかの方法を選択します。
- [オフ(Off)]:[ワイヤレスサインインアクセス(Wireless Sign in Access)] ウィンドウは表示されません。
デフォルト:Off
IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] 設定サブメニューでは、次の作業を実行できます。
IPv4 アドレス フィールドの詳細については、IPv4 のセット アップを参照してください。
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] までスクロールし、選択を押します。
IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)
[IPv6 のセットアップ(IPv4 Setup)] 設定サブメニューでは、次の作業を実行できます。
- IPv6 対応ルータを介して SLAAC が取得した、または DHCPv6 サーバによって割り当てられた IPv6 アドレスの使用を、電話機で有効または無効にします。
- IPv6 アドレス、プレフィックス長、デフォルト ルータ、DNS サーバ、および代替 TFTP サーバを手動設定します。
IPv6 アドレス フィールドの詳細については、IPv6 のセット アップを参照してください。
[IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)] までスクロールし、選択ボタンを押します。
MAC アドレス(MAC Address)
電話機固有のメディア アクセス コントロール(MAC)アドレス。
表示専用。 変更不可。
ドメイン名(Domain Name)
電話機が所属するドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。
[ドメイン名(Domain Name)] フィールドの設定を参照してください。
SSID
ワイヤレス アクセス ポイントにアクセスする固有識別情報、サービス セット ID(SSID)を指定します。
[SSID] フィールドの設定を参照してください。
セキュリティ モード(Security Mode)
電話機が WLAN へのアクセスに使用する認証のタイプです。 次の有効な値を指定します。
[オープン(Open)]:暗号化せず、すべてのアクセス ポイント(AP)にアクセスします。
[WEP]:802.11 認証を行ったうえでオープンにするが、データの暗号化に有線と同等のプライバシー(WEP)を使用します。 すべての AP へのアクセスおよび、ローカル AP での WEP キーを通じた認証を指定します。
[PSK]:共有キー認証は、AES または TKIP 暗号化を使用します。
[EAP-FAST]:Extensible Authentication Protocol Flexible Authentication via Secure Tunneling(EAP-FAST)では、ユーザ名と暗号化されたセキュアなパスワードをネットワークの RADIUS サーバと交換します。このネットワークでは、Protected Access Credential(PAC)を使用することで認証用のセキュアなトンネルが確立されています。 EAP-FAST では WPA および WPA2 をサポートしています。
[PEAP(MSCHAPV2)]:Protected Extensible Authentication Protocol(LEAP)の認証では、ユーザ名と暗号化されたセキュアなパスワードをネットワークの RADIUS サーバと交換します。 PEAP は、シスコ独自バージョンの EAP です。 PEAP では WPA および WPA2 をサポートしています。
[セキュリティ モード(Security Mode)] フィールドの設定を参照してください。
802.11 モード(802.11 Mode)
WLAN で使用されるワイヤレス信号規格を指定します。 次の有効な値を指定します。
[802.11 モード(802.11 Mode)] フィールドの設定を参照してください。
ネットワークの設定
手順ネットワークで DHCP を使用していない場合は、Cisco IP Phone をネットワークに設置した後に、電話機上で次のネットワーク設定値を設定する必要があります。
必要に応じて、ドメイン名と DNS サーバ設定値も設定できます。
[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)] メニューは、さまざまなネットワーク設定値を表示および設定するためのオプションを提供します。 次の表に、これらのオプションの説明を示します。また、該当する場合には、それらの変更方法についても併せて説明します。
(注)
VPN 接続を確立してイーサネット データ フィールドを上書きします。
表 2 [イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)] メニューおよび [イーサネットの設定(Ethernet )] メニューのオプション オプション
説明
変更の手順
IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] 設定サブメニューでは、次の作業を実行できます。
このオプションは、電話機が IPv4 専用モードまたはデュアル スタック モードで設定されている場合にのみ表示されます。
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] までスクロールし、選択を押します。
IPv4 のセット アップを参照してください。
IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)
電話機の IPv6 設定。
[IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)] までスクロールし、選択を押します。
IPv6 のセット アップを参照してください。
MAC アドレス(MAC Address)
電話機固有のメディア アクセス コントロール(MAC)アドレス。
表示専用。 変更不可。
ドメイン名(Domain Name)
電話機が所属するドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。
[ドメイン名(Domain Name)] フィールドの設定を参照してください。
接続先 VLAN ID(Operational VLAN ID)
電話機が所属する、Cisco Catalyst スイッチに設定された補助 VLAN。
電話機が補助 VLAN をまだ受信していない場合、このオプションは管理 VLAN を示しています。
補助 VLAN と管理 VLAN のいずれも設定されていない場合、このオプションは空白になります。
表示専用。 変更不可。
電話機は、Cisco Discovery Protocol(CDP)または Link Level Discovery Protocol Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)を通じて接続先 VLAN ID を取得します。 ID の情報は電話機が接続されているスイッチから提供されます。 VLAN ID を手動で割り当てるには、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを使用します。
管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。
電話機がスイッチから補助 VLAN を受信していない場合のみ使用され、その他の場合は値が無視されます。
[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] フィールドの設定を参照してください。
PC VLAN
ボイス VLAN をサポートしないサードパーティ スイッチと電話機が連携できるようにします。 このオプションを変更する前に、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを設定する必要があります。
[PC VLAN(PC VLAN)] フィールドの設定を参照してください。
SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)
ネットワーク ポートの速度と二重化モード。 次の有効な値を指定します。
- 自動ネゴシエーション(Auto Negotiate)
- [1000 フル(1000 Full)]:1000-BaseT/全二重
- [100 ハーフ(100 Half)]:100-BaseT/半二重
- [100 フル(100 Full)]:100-BaseT/全二重
- [10 ハーフ(10 Half)]:10-BaseT/半二重
- [10 フル(10 Full)]:10-BaseT/全二重
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。
このオプションの設定値を変更する場合は、[PC ポート設定(PC Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。
[SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。
PC ポートのセットアップ(PC Port Setup)
コンピュータ(アクセス)ポートの速度とデュプレックス。 有効な値は、次のとおりです。
- 自動ネゴシエーション(Auto Negotiate)
- [1000 フル(1000 Full)]:1000-BaseT/全二重
- [100 ハーフ(100 Half)]:100-BaseT/半二重
- [100 フル(100 Full)]:100-BaseT/全二重
- [10 ハーフ(10 Half)]:10-BaseT/半二重
- [10 フル(10 Full)]:10-BaseT/全二重
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。
このオプションの設定値を変更する場合は、[SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。
[PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。
複数の電話機の設定を同時に行うには、[エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ウィンドウ(
)で [リモートポート設定(Remote Port Configuration)] を有効化します。
(注) Cisco Unified Communications Manager で [リモート ポート設定(Remote Port Configuration)] にポートが設定されている場合は、電話機でデータを変更することはできません。
ステップ 1 [アプリケーション(Applications)] を押します。 ステップ 2 [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。
ロード サーバ
ロード サーバは、電話機ファームウェア アップグレードのインストール時間を最適化し、WAN の負荷を軽減するために使用されます。これは、イメージをローカルに保存することによって、電話機の各アップグレードが WAN リンクを通過する必要性を排除することで実現されます。
ロード サーバには、電話機のアップグレードに使用するファームウェアを取得する(TFTP サーバ 1 または TFTP サーバ 2 以外の)別の TFTP サーバの IP アドレスまたは名前を設定できます。 [ロード サーバ(Load Server)] オプションを設定すると、電話機は、ファームウェア アップグレードのために指定されたサーバと通信します。
(注)
[ロードサーバ(Load Server)] オプションでは、電話機のアップグレード用の代替 TFTP サーバのみを指定できます。 電話機は引き続き TFTP サーバ 1 または TFTP サーバ 2 を使用して、設定ファイルを取得します。 [ロード サーバ(Load Server)] オプションでは、プロセスの管理およびファイルの管理(ファイルの転送、圧縮、削除など)を行いません。
ロード サーバは、[エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ウィンドウから設定します。 Cisco Unified Communications Manager の管理から、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] を選択します。
IPv4 のセット アップ
手順次の表で、[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューのオプションを説明します。
表 3 [IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューのオプション オプション
説明
変更の手順
DHCP を使う(DHCP Enabled)
電話機の DHCP が有効か無効かを示します。
DHCP が有効な場合、DHCP サーバによって電話機に IP アドレスが割り当てられます。 DHCP が無効な場合、管理者が、電話機に手動で IP アドレスを割り当てる必要があります。
詳細については、DHCP を使用するための電話機のセットアップおよびDHCP を使用しないための電話機のセットアップを参照してください。
[DHCP を使う(DHCP Enabled)] フィールドの設定を参照してください。
[IPアドレス(IP Address)]
電話機のインターネット プロトコル(IP)アドレス。
IP アドレスをこのオプションで割り当てる場合は、サブネット マスクとデフォルト ルータも割り当てる必要があります。 この表の [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションと [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションを参照してください。
[IP アドレス(IP Address)] フィールドの設定を参照してください。
サブネット マスク(Subnet Mask)
電話機で使用されるサブネット マスク。
[サブネット マスク(Subnet Mask)] フィールドの設定を参照してください。
デフォルト ルータ(Default Router)
電話機で使用される、デフォルト ルータ。
[デフォルト ルータ(Default Router)] フィールドの設定を参照してください。
DNS サーバ 1(DNS Server 1)
DNS サーバ 2(DNS Server 2)
DNS サーバ 3(DNS Server 3)
電話機で使用されるプライマリ DNS サーバ([DNS サーバ 1(DNS Server 1)])およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNS サーバ 2(DNS Server 2)] ~ [DNS サーバ 3(DNS Server 3)])。
[DNS サーバ(DNS Server)] フィールドの設定を参照してください。
代替 TFTP(Alternate TFTP)
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。
[代替 TFTP(Alternate TFTP)] フィールドの設定を参照してください。
TFTP サーバ 1(TFTP Server 2)
電話機で使用される、プライマリの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。 ネットワークで DHCP を使用していない場合、このサーバを変更するには [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションを使用する必要があります。
[代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションを [オン(On)] に設定した場合は、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに 0 以外の値を入力する必要があります。
プライマリ TFTP サーバもバックアップ TFTP サーバも、電話機の CTL ファイルまたは ITL ファイルに記述されていない場合は、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションの変更内容を保存する前に、これらのファイルをロック解除する必要があります。 この場合、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションへの変更を保存すると、ファイルは削除されます。 新しい CTL ファイルまたは ITL ファイルが新しい TFTP サーバ 1 アドレスからダウンロードされます。
電話機が TFTP サーバを探すとき、プロトコルに関係なく、手動で割り当てられた TFTP サーバが優先されます。 IPv6 と IPv4 の両方の TFTP サーバが設定に含まれる場合、電話機は、手動で割り当てられた IPv6 TFTP サーバおよび IPv4 TFTP サーバを優先することによって、TFTP サーバを探す順序の優先順位を決定します。 電話機は、次の順序で TFTP サーバを探します。
(注) CTL ファイルおよび ITL ファイルの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] フィールドの設定を参照してください。
TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)
プライマリの TFTP サーバが使用不能の場合に、電話機で使用されるオプションのバックアップ TFTP サーバ。
プライマリ TFTP サーバもバックアップ TFTP サーバも、電話機の CTL ファイルまたは ITL ファイルに記述されていない場合は、[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションの変更内容を保存する前に、これらのファイルのいずれかをロック解除する必要があります。 この場合、[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションへの変更を保存すると、ファイルのいずれかは削除されます。 新しい CTL ファイルまたは ITL ファイルが新しい TFTP サーバ 2 アドレスからダウンロードされます。
電話機が TFTP サーバを探すとき、プロトコルに関係なく、手動で割り当てられた TFTP サーバが優先されます。 IPv6 と IPv4 の両方の TFTP サーバが設定に含まれる場合、電話機は、手動で割り当てられた IPv6 TFTP サーバおよび IPv4 TFTP サーバを優先することによって、TFTP サーバを探す順序の優先順位を決定します。 電話機は、次の順序で TFTP サーバを探します。
(注) CTL または ITL ファイルの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] フィールドの設定を参照してください。
CTL ファイルまたは ITL ファイルのロックを解除し忘れた場合、どちらかのファイルで TFTP サーバ 2 アドレスを変更した後、[セキュリティ設定(Security Configuration)] メニューから [削除(Erase)] を押すことによって、それらのファイルを削除できます。 新しい CTL ファイルまたは ITL ファイルが新しい TFTP サーバ 2 アドレスからダウンロードされます。
BOOTP サーバ(BOOTP Server)
電話機が IP アドレスを DHCP サーバではなく BOOTP サーバから受信するかどうかを示します。
表示専用。
DHCP アドレス解放(DHCP Address Released)
DHCP で割り当てられた IP アドレスを解放します。
このフィールドは DHCP が有効な場合に編集できます。 VLAN から電話機を削除して、再割り当てのために電話機の IP アドレスを解放する場合は、このオプションを [はい(Yes)] に設定し、[適用(Apply)] を押します。
ステップ 1 アプリケーション を押します。 ステップ 2 [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。 ステップ 3 [IPv4設定(IPv4 settings)] メニューにアクセスするには、 から IPv4 のオプションに移動します。
IPv6 のセット アップ
手順IPv6 アドレッシングが電話機でサポートされます。 有効な IPv6 アドレスはサブネット プレフィックスを含めて最大 128 ビットです。
IPv6 アドレスは、次の形式のいずれかでなければなりません。IPv6 セットアップ オプションをデバイスで設定する前に、IPv6 を Cisco Unified Communication Administration で有効化し、設定する必要があります。 次のデバイス設定フィールドが IPv6 設定に適用されます。IPv6 が Unified クラスタで有効な場合、[IP アドレッシング モード(IP Addressing Mode)] のデフォルトは [IPv4 と IPv6(IPv4 and IPv6)](デュアル スタック)です。 このアドレッシング モードでは、電話機は IPv4 アドレス 1 個と IPv6 アドレス 1 個を取得して使用します。 メディアの必要に応じて IPv4 および IPv6 アドレスを使用できます。 電話機は、Unified CM へのコール制御シグナリングに IPv4 または IPv6 アドレスのいずれかを使用します。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Feature and Services Guide』の「IPv6 Support in Cisco Unified Communications Devices」から「Common Device Configuration」についてのセクションを参照してください。
(注)
シスコは電話アドレッシング モードの設定として [IPv4 と IPv6(IPv4 and IPv6)] を推奨します。 [IPv6 のみ(IPv6 Only)] は実稼働環境では推奨されません。
IPv6 は、次のメニューのいずれかからセットアップします。
次の表は、[IPv6] メニューにある IPv6 関連情報について説明します。
表 4 [IPv6 のセットアップ(IPv6 Setup)] メニューのオプション オプション
デフォルト値
説明
DHCPv6 有効(DHCPv6 Enabled)
[はい(Yes)]
電話機が IPv6 アドレスを取得するために使用する方法を示します。
DHCPv6 が有効の場合、電話機は IPv6 対応ルータによって送信された RA によって SLAAC からまたは DHCPv6 サーバから IPv6 アドレスを取得します。 DHCPv6 が無効の場合、電話機がステートフル(DHCPv6 サーバからの)またはステートレス(SLAAC から)の IPv6 アドレスを持つことはありません。
(注) DHCPv4 とは異なり、DHCPv6 が無効の場合でも、自動設定が有効になっていれば電話機が SLAAC アドレスを生成できます。
IPv6 アドレス(IPv6 Address)
::
電話機の現在の IPv6 アドレスを表示したり、新しい IPv6 アドレスを入力したりすることができます。
次の 2 種類のアドレス形式がサポートされます。このオプションを使用して IP アドレスを割り当てる場合は、IPv6 プレフィックス長とデフォルト ルータも割り当てる必要があります。
IPv6 プレフィックス長(IPv6 Prefix Length)
[0]
サブネットの現在のプレフィックス長を表示したり、新しいプレフィックス長を入力したりすることができます。
サブネット プレフィックス長は、10 進数で 1 ~ 128 です。
IPv6 デフォルトルータ(IPv6 Default Router)
::
電話機で使用されるデフォルト ルータを表示したり、新しい IPv6 デフォルト ルータを入力したりすることができます。
IPv6 DNS サーバ 1(IPv6 DNS Server 1)
::
電話機で使用されるプライマリ DNSv6 サーバを表示したり、新しいサーバを入力したりすることができます。
IPv6 DNS サーバ 2(IPv6 DNS Server 2)
::
電話機で使用されるセカンダリ DNSv6 サーバを表示したり、新しいセカンダリ DNSv6 サーバを設定したりすることができます。
IPv6 代替 TFTP(IPv6 Alternate TFTP)
[いいえ(No)]
ユーザが代替(セカンダリ)IPv6 TFTP サーバを使用できるようにします。
IPv6 TFTP サーバ 1(IPv6 TFTP Server 1)
::
電話機で使用されるプライマリ IPv6 TFTP サーバを表示したり、新しいプライマリ TFTP サーバを設定したりすることができます。
IPv6 TFTP サーバ 2(IPv6 TFTP Server 2)
::
(任意)プライマリ IPv6 TFTP サーバが使用できないときにセカンダリ IPv6 TFTP サーバを表示するか、ユーザに新しいセカンダリ TFTP サーバの設定を許可します。
IPv6 アドレス解放(IPv6 Address Released)
[いいえ(No)]
ユーザが IPv6 関連情報を解放できるようにします。
ステップ 1 アプリケーション を押します。 ステップ 2 [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。 ステップ 3 [IPv6 設定(IPv6 settings)] メニューにアクセスするには、次の手順のいずれかを実行します。 ステップ 4 IPv6 アドレスを入力するには、 次の表では、アドレス形式について説明します。
ステップ 5 次の手順でトグル フィールドを変更します。
[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] フィールドの設定
手順
ステップ 1 必要に応じて(電話機の管理ドメインを変更する場合など)、CTL ファイルまたは ITL ファイルをロック解除します。 CTL ファイルと ITL ファイルの両方がある場合は、いずれかのファイルをロック解除します。 ステップ 2 DHCP を有効にしている場合は、[代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションを [はい(Yes)] に設定します。 ステップ 3 [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 ステップ 4 [適用(Apply)] を押し、[保存(Save)] を押します。
[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] フィールドの設定
手順
ステップ 1 必要に応じて(電話機の管理ドメインを変更する場合など)、CTL ファイルまたは ITL ファイルをロック解除します。 CTL ファイルと ITL ファイルの両方がある場合は、どちらかのファイルをロック解除します。 ステップ 2 [ネットワークの設定(Network Configuration)] のオプションのロックを解除します。 ステップ 3 [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに IP アドレスを入力します。 ステップ 4 [TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいバックアップ TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 セカンダリの TFTP サーバがない場合は、[削除(Delete)] を使用して前の値のフィールドをクリアします。 ステップ 5 [適用(Apply)] を押してから、[保存(Save)] を押します。
DHCP を使用するための電話機のセットアップ
手順
ステップ 1 [アプリケーション(Applications)] を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 DHCP を有効にするには、[DHCP を使う(DHCP Enabled)] を [はい(Yes)] に設定します。 DHCP は、デフォルトで有効になっています。 ステップ 4 代替 TFTP サーバを使用するには、[代替 TFTP サーバ(Alternate TFTP Server)] を [はい(Yes)] に設定し、TFTP サーバの IP アドレスを入力します。
(注) DHCP で割り当てられる TFTP サーバを使用する代わりに、代替 TFTP サーバを割り当てる必要があるかどうかを、ネットワーク管理者に相談してください。
ステップ 5 [適用(Apply)] を押します。
ユーザの電話サービスの設定
手順ユーザが IP フォンの Cisco IP Phone サービスにアクセスできるように設定することができます。 また、さまざまな電話のサービスにボタンを割り当てることも可能です。 これらのサービスは、テキストと画像によるインタラクティブ コンテンツを電話機に表示するための XML アプリケーションとシスコ署名付き Java MIDlet を含んでいます。 IP フォンは各サービスを個別のアプリケーションとして管理します。 サービスの例としては、映画の上映時刻、株式相場、天気予報などがあります。
ユーザがサービスにアクセスできるようにするには、前もって次の作業が必要です。
- Cisco Unified CM の管理 を使用して、デフォルトで提供されないサービスを設定する必要があります。
- ユーザがCisco Unified Communications セルフ ケア ポータルを使用してサービスを登録する必要があります。 この Web ベース アプリケーションは、IP フォンのアプリケーションをエンド ユーザが設定するための限定的なグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を提供します。 ただし、エンタープライズ登録として設定するサービスにユーザは登録できません。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Cisco Unified IP Phone Services Configuration」の章と『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Cisco Unified IP Phone Services」の章を参照してください。
(注)
ユーザ用に Cisco エクステンション モビリティを設定するには、『Cisco Unified Communications Manager Features and Services Guide』の「Cisco Extension Mobility」の章を参照してください。
サービスを設定する前に、設定するサイトの URL アドレスをすべて入手し、ユーザが社内 IP テレフォニー ネットワークからこれらのサイトにアクセスできるかどうかを確認してください。 このアクティビティは、シスコが提供するデフォルト サービスには適用されません。
ステップ 1 Cisco Unified CM の管理で、 を選択します。 ステップ 2 ユーザがCisco Unified Communications セルフ ケア ポータルにアクセスでき、そこから設定済みのサービスを選択して登録できることを確認します。 エンド ユーザに提供する必要がある情報については、セルフ ケア ポータルの管理を参照してください。