目次
Cisco IP Phone 7911G 機能拡張ガイド
表示とハードウェアの機能拡張
ユーザ設定
ディレクトリ機能
コールの相互作用
アプリケーション メニューの表示([メッセージ]、[ディレクトリ]、[設定]、および[サービス])
表示とハードウェアの機能拡張
Cisco IP Phone 7911G では、表示とハードウェアに関して次のように機能が拡張されています。
• 機能が拡張された Cisco IP Phone に共通の要素を含む、改良されたユーザ インターフェイス
• フォントの追加による、世界各国の文字表示のサポート
• より直感的な操作が可能なアイコン
ユーザ設定
Cisco IP Phone 7911G のユーザ設定はすべて、[ユーザ設定]という 1 つのメニューにまとめられています。次の表に、[ユーザ設定]の内容を示します。
呼出トーン
[設定] > [呼出音タイプ]
[設定] > [ユーザ設定] > [呼出音]
着信コールの呼出音タイプを変更できます。
コントラスト
[設定] > [コントラスト]
[アップ]ソフトキーおよび[ダウン]ソフトキーに加えて、音量コントロール ボタンでも調整が可能です。
[設定] > [ユーザ設定] > [コントラスト]
[アップ]ソフトキーおよび[ダウン]ソフトキーに加えて、音量コントロール ボタンでも調整が可能です。
背景イメージ
サポートされていません。
[設定] > [ユーザ設定] > [背景イメージ]
電話機で設定済みの場合、変更できます。
[デフォルト]ソフトキー
[デフォルト]ソフトキーは、[設定]メニューから使用できます。
呼出音タイプ、ディスプレイのコントラスト、ハンドセット音量、ヘッドセット音量、スピーカ音量、および呼出音音量をデフォルト値にリセットします。
[デフォルト]ソフトキーは、[設定] > [ユーザ設定] > [呼出音]メニューから使用できます。
選択された回線について、呼出トーンをデフォルトにリセットします。
[保存]ソフトキー
[保存]ソフトキーは、[設定]メニューのトップ レベル、および各サブ メニューのトップ レベルで使用できます。
[保存]ソフトキーは、[設定] > [ユーザ設定]の各メニュー(および[設定] > [ネットワークの設定]の一部のメニュー)で使用できます。
ディレクトリ機能
Cisco IP Phone 7911G では、さまざまなディレクトリ機能が拡張されています。次の表に、これらの機能を示します。
社内ディレクトリへのアクセス
[ディレクトリ]>[ディレクトリ サービス]>[社内ディレクトリ]
[ディレクトリ]>[社内ディレクトリ]
サポートされる最大エントリ数
不在履歴、着信履歴、発信履歴のログについて各 10 件。
不在履歴、着信履歴、発信履歴のログについて各 100 件。
履歴の保持
サポートされていません。電話機の電源が再投入されたとき、または[クリア]ソフトキーが押されたときに、履歴がクリアされます。
サポートされています。履歴は電話機のフラッシュ メモリに保存され、電話機の電源が再投入されても保持されます。履歴のログをクリアするには[クリア]ソフトキーを使用します。
Meet-Me に関する履歴の相違
履歴には「通話先」が表示されます。
履歴には「会議通話先」の番号が表示されます。
自動ダイヤルを使用した発信履歴ログからのプレダイヤル
サポートされていません。
プレダイヤルの使用時に、発信履歴ログ中の合致する電話番号が電話機に一覧表示されます。
マルチパーティ コールに関する履歴の詳細
転送、共有回線、会議などのマルチパーティ コールでは、履歴レコードに 1 つのレコードのみが表示されます。
例:電話機 A から電話機 B にコールします。電話機 B で応答し、コールを電話機 C に転送します。電話機 C では呼出中のコールが発生しています。電話機 B で[転送]ソフトキーを押してコールを電話機 A から電話機 C に転送します。電話機 C では応答せず、コールは不在履歴ディレクトリに記録されます。
履歴ログに表示されるのは、電話機 A からの不在着信 1 件です。
転送、共有回線、会議などのマルチパーティ コールでは、履歴レコードに 1 つのレコードのみが表示されます。
例:電話機 A から電話機 B にコールします。電話機 B で応答し、コールを電話機 C に転送します。電話機 C では呼出中のコールが発生しています。電話機 B で[転送]ソフトキーを押してコールを電話機 A から電話機 C に転送します。電話機 C では応答せず、コールは不在履歴ディレクトリに記録されます。
履歴ログに表示されるのは、電話機 B からの不在着信 1 件です。
アクティブなコールにおける履歴ログからのダイヤル
例:アクティブなコール中に、履歴ログの番号にダイヤルしようとする場合
電話機に「現在のコールの処理...」というメッセージが表示され、アクティブなコールの処理方法を選択するよう求められます。ソフトキー([保留]、[終了]、[転送]、[次へ])を押す必要があります。応答しない場合、「自動ダイヤルキャンセル」というメッセージが約 10 秒後に表示されます。
例:アクティブなコール中に、履歴ログの番号にダイヤルしようとする場合
コール アクティビティ領域のメニューに回線が使用中であることが表示され、[保留]、[転送]、[会議]、[終了]のオプションが示されます。オプションのいずれか 1 つを選択して、アクティブなコールを処理します。タイムアウトのメッセージは表示されません。
編集カーソル
[編集]ソフトキーを押すと、番号の最初の数字のすぐ下にカーソルが表示されます(例:6000)。
[編集]ソフトキーを押すと、番号の最初の数字の前にあるスペース部分にカーソルが表示されます(例:_6000)。この表示により、<<(バックスペース)ソフトキーを使用したときに、削除される数字がどれであるかが判別しやすくなります。
コールの相互作用
Cisco IP Phone 7911G では、コールの相互作用に関してさまざまな機能が拡張されています。次の表に、これらの機能を示します。
プレダイヤル
• どのような回線状態でもサポートされます。
• 入力した番号は、電話スクリーン下部にある プロンプト フィールドに表示されます。
• [ダイヤル]ソフトキーの位置は 2 番目 です([<<] [ダイヤル])。
• アイドル状態のときのみサポートされます。
• 入力した番号は、電話スクリーン上部にある回線表示部分に表示されます。
• [ダイヤル]ソフトキーの位置は 1 番目 です([ダイヤル] [<<])。
自動ダイヤルによるプレダイヤル
サポートされていません。
プレダイヤルの使用時に、発信履歴ログ中の合致する電話番号が、電話スクリーンに表示されます。
リングアウト
コールを発信したときに、電話スクリーンのコール アクティビティ領域にリングアウト アイコンが表示されます。
コールを発信したときに、電話スクリーンのコール アクティビティ領域にオフフック アイコン が表示されます。
共有回線のコール タイマー
共有回線コールのコール タイマーは、アクティブおよび保留のローカル コールについてのみ表示されます。
共有回線上のリモート コールがローカルでアクティブとなった場合、タイマーは再起動します。
共有回線コールのコール タイマーは、次のコールに対して表示されます。
• アクティブなローカル コール
• 保留のローカル コール
• 保留のリモート コール
共有回線上のリモート コールがローカルでアクティブとなった場合、タイマーは継続します。
アプリケーション メニューの表示([メッセージ]、[ディレクトリ]、[設定]、および[サービス])
Cisco IP Phone 7911G では、アプリケーション メニュー ボタン( ) から、アプリケーション メニュー([メッセージ]、[ディレクトリ]、[設定]、および[サービス])にアクセスできます。次の表に、アプリケーション メニューに関して拡張された機能を示します。
電話スクリーンに表示されるトップ レベルのメニュー名称
[メニュー]
Applications(アプリケーション)
アプリケーション メニュー ボタンと電話スクリーンの表示
ボタンは、押すと緑色に変わり、メニューの使用中は点灯しています。
メニューの操作を終了した場合(たとえばコールへの応答時など)、ボタンは消灯し、電話スクリーンのメニュー表示はコール情報に切り替わります。
コールの終了後にもう一度 を押すと、トップ レベルのメニューが表示されます。
ボタンは、押すと緑色に変わり、アプリケーションの使用中は点灯しています。
[終了] を押さずに、または をもう一度押さずにアプリケーションの操作を終了した場合(たとえばコールへの応答時など)、ボタンはそのまま点灯しています。電話スクリーンのメニュー表示はコール情報に切り替わる場合があります。
コールの終了後にもう一度 を押すと、使用していたアプリケーションが表示され、操作が中断された時点に復帰します。