Cisco Unified Communications Express -
Cisco Unified Communications Express - QCT について
Cisco Unified Communications Express -QCT の使用方法
Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して IP テレフォニー システムを設定する方法
Cisco Unified Communications Express - QCT のインストール
Cisco Unified Communications Express - QCT の起動
BAT ファイルによる IP Phone およびユーザの設定
オプションの FTP ユーティリティを使用したフラッシュ メモリへのファイルのアップロード
IP Phone 用のシスコ ファームウェア ファイルのダウンロード
改訂:2006 年 10 月 12 日
初版:2005 年 11 月
このガイドでは、Cisco Unified Communications Express - クイック コンフィギュレーション ツール(Cisco Unified Communications Express - QCT)3.0 以降を使用して、IP テレフォニー システムを設定する方法について説明します。
(注) Cisco Unified Communications Express - QCT の以前のバージョン(Cisco IPC Express QCT)については、ユーザ ガイドは ZIP アーカイブでダウンロードします。Cisco IPC Express QCT 2.1 およびそれ以前のバージョンの場合、ZIP アーカイブに含まれているユーザ ガイドのファイル名は、QCT_User_Guide.pdf です。
Cisco Unified Communications Express - QCT は、シスコの代理店および販売店に提供される GUI アプリケーションです。Cisco Unified Communications Express テレフォニー システムを導入するためにユーザが知っておく必要のある Cisco IOS コマンドの数を減らして、Cisco Unified CallManager Express(Cisco Unified CME)および Cisco Unity Express の設定作業を簡単にすばやく実施できるように設計されています。
Cisco Unified Communications Express - QCT を使用すると、Cisco 2800 や Cisco 3800 製品ファミリなど、Cisco Unified CME がサポートしている任意のシスコ製サービス統合型ルータ プラットフォーム上に、IP Phone ユーザが 50 名以下の、シンプルで標準的、かつ基本的な PBX テレフォニー構成またはキー システム テレフォニー構成が構築されます。また、Cisco Unified Communications Express - QCT はルータに装着されているすべての Advanced Integrated Module(AIM)および NM-CUE モジュールを認識するので、Cisco Unified CME システムにボイスメールや Auto Attendant(AA; 自動応答)の機能が提供されます。
必要な情報をすべて入力すると、必要なすべての設定コマンドを Cisco Unified Communications Express - QCT が生成します。これらのコマンドは、設定対象のシスコ ルータにアップロードすることも、テンプレート ファイルとして保存して、同じようなシステム パラメータを使用する追加システムの設定作業に利用することもできます。
Cisco Unified Communications Express - QCT では、デフォルト値を使用して、標準インストール用の設定コマンドを生成する場合でも、導入しようとする環境に固有の情報がいくつか必要です。必要なパラメータについて説明した表については、『 Cisco Unified Communications Express - QCT ワークシート 』を参照してください。
プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージに関するサポート情報の入手
プラットフォームやソフトウェア イメージのサポートについて情報を得るには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームが、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージでサポートされているかを特定できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、
http://www.cisco.com/go/cfn を参照してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
Cisco Unified CME に関するサポート情報の入手
Cisco IOS ソフトウェアおよび Cisco Unified CME の互換性については、『 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 』を参照してください。このドキュメントは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps4625/products_documentation_roadmap09186a0080189132.html にあります。
サポートされる電話機の台数やシスコ ファームウェアのファイル名など、Cisco Unified CME の仕様については、適切な『 Cisco Unified CME Firmware, Platforms, Memory, and Voice Products 』ドキュメントを参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps4625/products_documentation_roadmap09186a0080189132.html にあります。
• 「前提条件」
• 「Cisco Unified Communications Express - QCT について」
• 「Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して IP テレフォニー システムを設定する方法」
• IP ネットワークが正常に機能していて、シスコの Web サイトにアクセスできる。
• Microsoft ® Internet Explorer 5.5 以降をインストールした PC が、設定するシスコ ルータのコンソール ポートにシリアル ケーブルで接続されている。PC をルータのコンソール ポートに接続する方法については、設置およびアップグレードに関するシスコ ルータのマニュアルを参照してください。
• Microsoft ® Internet Explorer のポップアップ ウィンドウ ブロック機能を無効にする。
• PC のユーザ アカウントの設定で、管理者が Administrators グループのメンバーになっている。
• 設定するシスコ ルータの不揮発性メモリおよび実行コンフィギュレーションに、工場出荷時のデフォルト設定がロードされている。
• Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して、生成した設定をアップロードした後に Cisco Unified IP Phone のファームウェア ファイルもアップロードする場合は、Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールしたローカル フォルダの Phoneloads というフォルダに、アップロードするすべてのシスコ ファームウェア ファイルを置いておく必要があります。
(注) • Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して、シスコのサービス統合型ルータを工場出荷時のデフォルト設定に戻す場合は、「工場出荷時のデフォルト設定の復元」を参照してください。
• Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して、必要なファームウェア ファイルを PC にインストールする場合は、「IP Phone 用のシスコ ファームウェア ファイルのダウンロード」を参照してください。
Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して Cisco Unified Communications Express テレフォニー システムを設定するには、次の概念を理解しておいてください。
• 「Cisco Unified Communications Express -QCT の使用方法」
Cisco Unified Communications Express - QCT を使用するのは、PBX またはスクエア モード(キー システム)の IP テレフォニー システムを設定する場合(Cisco Unity Express ボイスメールを使用または不使用)、およびシスコ ルータを工場出荷時のデフォルト設定にリセットする場合です。
デフォルト値をそのまま使用すると、IP テレフォニー システムをすばやく設定できます。あらかじめ設定されている値を修正し、データを入力し、オプションを選択して、設定をカスタマイズすることもできます。必要な情報をすべて入力すると、Cisco Unified Communications Express - QCT が IP テレフォニー システムの設定コマンドを生成します。これらのコマンドは、設定するシスコ ルータに接続されるすべての Cisco Unified IP Phone のファームウェア ファイルとともに、シスコ ルータにアップロードできます。
Cisco Unified Communications Express - QCT では、デフォルト値を使用して、標準インストール用の設定コマンドを生成する場合でも、導入しようとする環境に固有の情報がいくつか必要です。必要なパラメータについて説明した表については、『 Cisco Unified Communications Express - QCT ワークシート 』を参照してください。
設定作業を開始する前に、Cisco Unified Communications Express - QCT を使用した次の 3 つのインストール タイプの中から、いずれか 1 つを選択する必要があります。
• 標準:推奨インストール用のデフォルト値を Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションにロードします。
• カスタム インストール:デフォルト値を Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションにロードします。必要に応じて、デフォルト値を修正できます。
• テンプレートからの設定のインストール:設定テンプレートに含まれている値を Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションにロードします。必要に応じて、デフォルト値を修正できます。設定テンプレートは、以前に生成した設定を基にして作成します。テンプレートを利用すると、要件の類似した複数のシステムを簡単なプロセスで設定できます。
また、Cisco Unified Communications Express - QCT で生成できる設定には、次の 2 つのタイプがあります。
• 標準設定:ほとんどの設定パラメータに対して、あらかじめロードされているデフォルト値のみを使用し、設定を生成します。このタイプで必要になるのは、導入しようとする環境に固有の、必要最小限のデータを入力することのみです。
• カスタム設定:デフォルト値と、入力した独自の値を組み合せて使用し、設定を生成します。
Cisco Unified Communications Express - QCT を使用するときにどの情報が必要になるかは、指定したインストール オプション、システムのタイプ、および設定のタイプによって異なります。特定のフィールドに情報を入力するか、特定のオプションを選択すると、ウィンドウに追加のフィールドが表示されることがあります。ウィンドウのパラメータの隣にアスタリスク(*)が付いている場合は、そのパラメータ情報が必須であることを示します。
Cisco Unified Communications Express - QCT の使用中は、次の機能をいつでも使用できます。機能に対応するボタンをクリックすると、その機能が実行されます。
• [キャンセル]:独自の値および選択したオプションをすべて破棄し、QCT を再起動して、[インストール オプション]ウィンドウを表示します。本当に実行するかどうか、確認するように求められます。
• [キャンセル]:(起動直後のウィンドウのみ)Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションを閉じます。
• [次へ]:(ウィンドウにあるすべての必須パラメータを設定した場合のみ)このウィンドウで独自に入力したデータおよび選択したオプションを保存し、次のウィンドウを表示します。
Cisco Unified Communications Express システムを設定するときは、コールの処理を PBX とキー電話システムのどちらに似た方式で実行するかを決める必要があります。
キー電話システム(キー システム)は、電話機に複数のボタンがあり(通常は 8 ~ 25 個)、発信および着信する PSTN 回線をユーザが直接選択できるシステムです。キー システムでは、ほとんどの IP Phone がほぼ同一の設定になります。このため、電話ユーザは、任意の回線の着信 PSTN コールに応答できます。
スクエア モデル キー システムは、電話機と回線が N 台×N 回線の関係になるキー システムです。たとえば、8×8 キー システムの場合は、8 つある PSTN 回線が 8 台の電話機で共有され、8 つの PSTN 回線すべてが、8 台の電話機それぞれに表示されます。それぞれの電話機が、同じ共有回線を持っています。
着信コールが到着すると、8 台の IP Phone すべてで呼び出し音が鳴ります。複数のコールがシステム内で同時に発生した場合は、個々のコール(呼び出し中または保留中)がシステム内のすべての IP Phone に表示されるので、対応する回線ボタンを押すことによって、任意の電話機上でそのコールを直接選択できます。このモデルでは、コールを電話機間で移動することができます。操作は、ある電話機でコールを保留にしたら、別の電話機で回線ボタンを使用して、そのコールを選択するだけです。
• 「Cisco Unified Communications Express - QCT のインストール」
• 「Cisco Unified Communications Express - QCT の起動」
• 「オプションの FTP ユーティリティを使用したフラッシュ メモリへのファイルのアップロード」
• 「IP Phone 用のシスコ ファームウェア ファイルのダウンロード」
Cisco Unified Communications Express - QCT を PC にダウンロードしてインストールするには、次の手順を実行します。
(注) このインストール手順では、Windows XP の使用を前提としています。その他の Windows オペレーティング システムを使用している場合は、画面表示が多少異なることがあります。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールする PC 上に、フォルダを作成します。
ステップ 2 次のシスコ Software Download サイトから、最新バージョンの Cisco Unified Communications Express - QCT をダウンロードします。
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/cme-qct
ステップ 3 アーカイブに含まれているすべてのフォルダとファイルを、PC 上の適切なフォルダに抽出します。Cisco Unified Communications Express - QCT のサブディレクトリとファイルが、指定したフォルダにインストールされます。
ステップ 4 Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールしたローカル フォルダを開いて、 setup.bat をダブルクリックしてセットアップ プログラムを起動します。
ステップ 5 画面の表示に従って操作し、Cisco Unified Communications Express - QCT を PC にインストールします。
ステップ 6 セットアップが完了したら、 [Finish] をクリックします。
Cisco Unified Communications Express - QCT の起動に必要なレジストリ キーがインストールされたことを確認するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 レジストリ エディタを起動します。 [スタート] > [ファイル名を指定して実行] を選択し、 regedit と入力して、 [OK] をクリックします。[レジストリ エディタ]ウィンドウが表示されます。
(注) レジストリ エディタでは、オブジェクトを編集、削除、およびコピーしないでください。レジストリを不用意に編集すると、システムの重要な設定が破壊される恐れがあります。
ステップ 2 [レジストリ エディタ]ウィンドウで、 [編集]>[検索] を選択します。[検索]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [キー] チェックボックスと [値] チェックボックスをオフにします。
ステップ 4 netcommocx.netcomm と入力し、 [次を検索] をクリックします。システム レジストリの検索が実行されます。
ステップ 5 [レジストリ エディタ]ウィンドウの右ペインにある[データ]カラムに、「NETCommOCX.NETComm」が表示されていることを確認します。
ステップ 6 [レジストリ エディタ]ウィンドウで、 [編集]>[検索] を選択します。[検索]ウィンドウが表示されます。
ステップ 7 ezftp control と入力し、 [次を検索] をクリックします。システム レジストリの検索が実行されます。
ステップ 8 [レジストリ エディタ]ウィンドウの右ペインにある[データ]カラムに、「EZFTP Control」が表示されていることを確認します。
ステップ 9 [レジストリ エディタ]ウィンドウを閉じます。
• いずれかまたは両方のオブジェクトがシステム レジストリにない場合は、Cisco Unified Communications Express - QCT のインストールを実行します。「Cisco Unified Communications Express - QCT のインストール」を参照してください。
• IP Phone のファームウェア ファイルを PC にインストールし、その後で Cisco Unified Communications Express - QCT を使用してシスコ ルータを設定する場合は、「IP Phone 用のシスコ ファームウェア ファイルのダウンロード」を参照してください。
• Cisco Unified Communications Express - QCT を使用してシスコ ルータを設定できる状態になったら、「Cisco Unified Communications Express - QCT の起動」を参照してください。
Cisco Unified Communications Express - QCT を起動するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールしたローカル フォルダを開きます。
ステップ 2 QCT.html をダブルクリックして、Cisco Unified Communications Express - QCT を起動します。
[Cisco Unified Communications Express - クイック コンフィギュレーション ツール]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 ライセンス契約に同意して Cisco Unified Communications Express - QCT を起動するには、 [クイック コンフィギュレーション ウィザードの起動] をクリックします。[ようこそ]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 [次へ] をクリックします。[インストール オプション]ウィンドウが表示されます。
• シスコ ルータの不揮発性メモリと実行コンフィギュレーションに工場出荷時のデフォルト設定がロードされていて、そのルータを Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して設定する場合は、「インストール オプションの選択」を参照してください。
• Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して、使用中または設定済みのシスコ製サービス統合型ルータを工場出荷時のデフォルト設定に戻す場合は、「工場出荷時のデフォルト設定の復元」を参照してください。
• Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して、設定するシスコ ルータのフラッシュ メモリにシスコ ファームウェア ファイルなどのファイルをアップロードする場合は、「オプションの FTP ユーティリティを使用したフラッシュ メモリへのファイルのアップロード」を参照してください。
Cisco Unified Communications Express - QCT を使用して、シスコ ルータ上の設定を消去し、工場出荷時のデフォルト設定を復元するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 リセットするルータ上に実行コンフィギュレーションが存在し、使用されている場合は、実行コンフィギュレーションを保存します。
• Cisco Unified Communications Express - QCT をすでに実行している場合は、 [キャンセル] をクリックし、 [OK] をクリックします。[インストール オプション]ウィンドウが表示されます。
• Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションを起動します。「Cisco Unified Communications Express - QCT の起動」を参照してください。
ステップ 3 PC の通信ポートから、リセットするシスコ ルータのコンソール ポートまでをシリアル ケーブルで接続します。
ステップ 4 リセットするシスコ ルータの電源を投入します。
ステップ 5 [インストール オプション]ウィンドウの[工場出荷時のデフォルト ルータ]領域で、 [いいえ] オプション ボタンをクリックします。[ルータのリセット]領域が表示されます。
ステップ 6 設定の必要なパラメータについては、 表3 を参照してください。対応するフィールドに、必要な情報を入力します。
ステップ 7 [ルータを工場出荷時の状態にリセット] ボタンをクリックします。
ステップ 8 リセットするシスコ ルータの電源が投入されていることを確認し、 [OK] をクリックします。
ステップ 9 PC 上の指定した通信ポートにシリアル ケーブルが接続されていることを確認し、 [OK] をクリックします。
ステップ 10 [はい] をクリックして、ActiveX コントロールを受け入れます。Cisco Unified Communications Express - QCT がルータの設定をリセットします。
ステップ 11 [次へ] をクリックします。[基本設定]ウィンドウが表示されます。
設定するシスコ ルータを工場出荷時のデフォルト状態にリセットすると、システム パラメータを設定できる状態になります。「インストール オプションの選択」を参照してください。
実行するインストールのタイプを選択するには、次の手順を実行します。
ヒント Cisco Unified Communications Express - QCT では、使用頻度の高いパラメータに対して、推奨のデフォルト値があらかじめ設定されています。ただし、すべての Cisco Unified Communications Express システムでこれらのデフォルト値が適切となるわけではありません。デフォルト値をそのまま使用すると、IP テレフォニー システムをすばやく設定できます。あらかじめ設定されている値を修正して、設定をカスタマイズすることもできます。
(注) パラメータおよびオプションの中には、インストール、システム、および設定のタイプによっては設定できないものもあります。
ステップ 1 [インストール オプション]ウィンドウの[工場出荷時のデフォルト ルータ]領域で、目的に応じて次の操作を行います。
• 設定するシスコ ルータの不揮発性メモリおよび実行コンフィギュレーションに、工場出荷時のデフォルト設定がロードされている場合、IP テレフォニー システムを設定するには、 [はい] オプション ボタンをクリックし、ステップ 2 に進みます。
• 使用中または設定済みのシスコ サービス統合型ルータに、工場出荷時のデフォルト設定を復元するには、 [いいえ] オプション ボタンをクリックし、「工場出荷時のデフォルト設定の復元」に進みます。
ステップ 2 [インストール オプション]ウィンドウの[インストールのタイプ]領域で、Cisco Unified Communications Express - QCT でインストールする値のタイプを選択します。
• 推奨インストールのデフォルト値を Cisco Unified Communications Express - QCT にロードするには、 [標準インストール] オプション ボタンをクリックし、ステップ 4 に進みます。
• Cisco Unified Communications Express - QCT にデフォルト値をロードし、さらに設定パラメータをカスタマイズできるようにするには、 [カスタム インストール] オプション ボタンをクリックし、 [次へ] をクリックして、ステップ 3 に進みます。
• 以前に保存したテンプレートに含まれている値を Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションにロードするには、「設定テンプレートのロード」を参照してください。
ステップ 3 設定の必要なパラメータについては、表4 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 4 [次へ] をクリックします。[基本設定]ウィンドウが表示されます。
IP テレフォニー システムの基本的な設定パラメータを設定するには、次の手順を実行します。
(注) Cisco Unified Communications Express - QCT では、デフォルト値を使用して、標準インストール用の設定コマンドを生成する場合でも、導入しようとする環境に固有の情報がいくつか必要です。必要なパラメータについて説明した表については、『Cisco Unified Communications Express - QCT ワークシート』を参照してください。
ステップ 1 [基本設定]ウィンドウの[システムのタイプ]領域で、システムのタイプを指定します。
• IP テレフォニー システムを PBX システムとして設定するには、 [PBX] オプション ボタンをクリックします。
• IP テレフォニー システムを スクエア モード システム(キー システム)として設定するには、 [スクエア モード] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 2 [PC のシリアル ポート]ドロップダウン リストから、シリアル ケーブルが接続されている PC 上の通信ポートを選択します。
ステップ 3 [ルータのプラットフォーム]ドロップダウン リストから、設定するシスコ ルータを選択します。
ステップ 4 [ハードウェア]領域で、ハードウェアのレイアウトをどのように設定するかを指定します。
• ハードウェア構成を自動検出するには、ステップ 5 に進みます。
• ハードウェアのレイアウトを手動で設定するには、現在のハードウェア レイアウトを[ハードウェア]領域のドロップダウン リストで選択し、ステップ 9 に進みます。
ステップ 5 設定するシスコ ルータの電源が投入され、ルータが少なくとも 5 分間動作していることを確認します。
ステップ 6 [ハードウェアの自動検出] をクリックします。ハードウェアの自動検出ウィンドウが表示されます。
ステップ 7 シリアル ケーブルが適切に接続されていることを確認します。確認ダイアログボックスの [OK] をクリックします。
ステップ 8 [はい] をクリックして、ActiveX コントロールを受け入れます。Cisco Unified Communications Express - QCT がルータを分析し、ハードウェアのレイアウト情報を[基本設定]ウィンドウの[ハードウェア]領域にロードします。
自動検出されないハードウェアがある場合は、プルダウンメニューからハードウェアを選択します。
ステップ 9 設定の必要なパラメータについては、 表5 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
(オプション)設定するシスコ ルータに接続された電話機のディスプレイに表示されるタイムスタンプ情報を指定するには、ドロップダウン リストからタイム ゾーンを選択します。サマータイムを有効または無効にするには、[サマータイム]チェックボックスをオンまたはオフにします。 |
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ステップ 10 [次へ] をクリックします。[内部ネットワーク]ウィンドウが表示されます。
ネットワーク パラメータを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [内部ネットワーク]ウィンドウの[設定のタイプ]領域で、設定のタイプを指定します。
• (この方法を推奨)ほとんどの設定パラメータに対してあらかじめロードされている、デフォルトの値を使用して IP テレフォニー システムを設定するには、 [標準設定] オプション ボタンをクリックします。ステップ 5 に進みます。
• デフォルト値と、入力した独自の値を組み合せて IP テレフォニー システムを設定するには、 [カスタム設定] オプション ボタンをクリックします。ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 設定の必要なパラメータについては、 表6 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)音声サーバの IP アドレスとサブネット マスク。 |
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設定するシスコ ルータの IP アドレスとサブネット マスク。Cisco Unified Communications Express - QCT は、DHCP 割り当ての実行時に、この IP アドレスとサブネット マスクを対象外にします。 |
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ステップ 3 設定の必要なパラメータについては、 表7 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 4 設定の必要なパラメータについては、 表8 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
• BRI モジュールを装着したシスコ ルータ上に PBX システムを設定する場合は、ステップ 6 に進みます。
• T1/E1 モジュールを装着したシスコ ルータ上に PBX システムを設定する場合は、ステップ 6 に進みます。
• 2 ポートまたは 4 ポートの FXO モジュールを装着したシスコ ルータ上に PBX システムを設定する場合は、ステップ 7 に進みます。
• FXS モジュールまたはポート スイッチ モジュールを装着したシスコ ルータ上に PBX システムを設定する場合は、 [次へ] をクリックし、「インターネット接続の設定」に進みます。
• スクエア モード(キー システム)を設定するには、ステップ 10 に進みます。
ステップ 6 設定の必要なパラメータについては、表9 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 7 PBX システムを設定する場合は、DID 番号を設定するかどうかを指定します。
• DID 電話番号を設定するには、 [はい] オプション ボタンをクリックし、ステップ 8 に進みます。
• DID 番号を設定 しない 場合は、 [いいえ] オプション ボタンをクリックし、 [次へ] をクリックします。「インターネット接続の設定」を参照してください。
ステップ 8 設定の必要なパラメータについては、表10 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
設定する DID 番号プールの最初の番号。Cisco Unified Communications Express - QCT は、この番号を最初の内線番号にして、以降の番号を連番で自動的に割り当てます。 |
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ステップ 9 [次へ] をクリックします。[インターネット アクセスの接続設定]ウィンドウが表示されます。「インターネット接続の設定」を参照してください。
ステップ 10 スクエア モード(キー システム)を設定する場合は、FXO アナログ ポートのセントラル オフィス(CO)トランク番号を 1 つ以上設定します。
a. [公衆電話交換網]領域で、最初の CO トランク番号を入力し、 [追加>>] をクリックします。番号がペインに表示されます。
b. 追加する CO トランク番号ごとに、前の手順を繰り返します。
c. 設定される CO トランク番号を削除するには、削除する番号をペインで選択し、 [<<削除] をクリックします。番号がペインから削除されます。
d. [次へ] をクリックします。[インターネット アクセスの接続設定]ウィンドウが表示されます。
インターネット アクセスを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [インターネット アクセス]領域で、このルータがインターネットにアクセスするかどうかを指定します。
• このルータのインターネット アクセスを有効にするには、 [はい] オプション ボタンをクリックし、ステップ 2 に進みます。
• このルータのインターネット アクセスを無効にするには、 [いいえ] オプション ボタンをクリックし、 [次へ] をクリックします。「SIP トランクの設定」を参照してください。
ステップ 2 [接続ポート]ドロップダウン リストから、設定するシスコ ルータのインターネット ポートを選択します。
ステップ 3 [接続のタイプ]ドロップダウン リストから、設定するインターネット接続のタイプを選択します。
ステップ 4 設定の必要な各オプションのパラメータについては、表11 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 5 設定するシスコ ルータ上で、ベーシック IOS ファイアウォールを有効にするかどうかを指定します。
• ベーシック IOS ファイアウォールを有効にするには、 [はい] オプション ボタンをクリックします。
• ベーシック IOS ファイアウォールを無効にするには、 [いいえ] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 6 [次へ] をクリックします。[SIP トランク サービス]ウィンドウが表示されます。
(注) SIPトランクを行う場合は、設定だけでなく設計全体についてもプロバイダーに 相談してください。また、プロバイダー(のサービス)によってはQCTのみでは完全な設定をすることができない場合があります。
ステップ 1 [SIP トランク サービス プロバイダー]領域で、このルータが PSTN アクセスのための SIP トランク サービス プロバイダーに接続するかどうかを指定します。
• このルータが SIP トランクに接続しない場合は、ドロップダウン リストから [なし] を選択し、 [次へ] をクリックします。「システムおよびボイスメールの設定」に進みます。
• このルータが SIP トランクに接続する場合は、ドロップダウン リストから SIP トランク サービス プロバイダーを選択し、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 設定の必要なパラメータについては、 表12 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 3 IP Phone の内線番号を SIP トランク DID から作成する場合は、 表13 を参照して、設定の必要なパラメータを確認してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 4 SIP トランク アカウントの DID 番号を設定する場合は、設定する最初の E.164 番号を入力し、Tab キーを押して次のフィールドに移動します。設定する番号ごとに、この手順を繰り返します。
ステップ 5 [次へ] をクリックします。[電話システムとボイスメール]ウィンドウが表示されます。
基本的な電話パラメータ、Cisco Unity Express ボイスメール、およびダイヤル プランを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [電話システムの基本設定]領域のドロップダウン リストから、設定する Cisco Unified CallManager Express のバージョン番号を選択します。
ステップ 2 設定の必要なパラメータについては、 表14 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 3 [ボイスメールの設定]領域で、ボイスメール システムを設定するかどうかを指定します。
• Cisco Unity Express を設定するには、 [はい] オプション ボタンをクリックし、ステップ 4 に進みます。
• Cisco Unity Express を設定 しない 場合は、 [いいえ] オプション ボタンをクリックし、 [次へ] をクリックして、ステップ 5 に進みます。
ステップ 4 設定の必要なパラメータについては、 表15 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ウェルカム グリーティングにアクセスするための内線番号。これは、着信コールに対して応答する完全自動フロントエンドの内線番号です。 |
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着信コールに対して応答がない場合に、ボイスメールがアクセスされるまでの秒数。指定した時間が経過すると、コールがボイスメールに転送されます。 |
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ステップ 5 設定の必要なパラメータについては、 表16 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 6 [次へ] をクリックします。[電話システムの機能]ウィンドウが表示されます。
[インストールのタイプ]、[システムのタイプ]、および[設定のタイプ]で設定した内容に応じて、次のいくつかまたはすべての電話システム オプションを、Cisco Unified Communications Express - QCT の[電話システムの機能]ウィンドウで設定できます。
電話システムのオプションを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 発信コール ダイヤル トーン番号パラメータを設定します。設定の必要なパラメータについては、 表17 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 2 電話システムのオプションを有効にするには、オプション名の隣にあるチェックボックスをオンにします。オプションを無効にするには、チェックボックスをオフにします。
ステップ 3 設定の必要な各オプションのパラメータについては、表18 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 4 [次へ] をクリックします。[電話機とユーザ]ウィンドウが表示されます。
IP Phone の設定では、Bulk Administration Tool(BAT)ファイルを使用することも、設定するシスコ ルータに接続される IP Phone ごとに、固有の情報を手動で入力することもできます。
IP テレフォニー システムの IP Phone を手動で設定する場合、IP Phone の MAC アドレスと電話タイプは、バーコード スキャナを使用して入力できます。Cisco Unified Communications Express - QCT については、Flica スキャナを検証済みです。
Cisco Unified Communications Express - QCT では、Microsoft ® Office Excel を使用して作成した Bulk Administration Tool(BAT)ファイルをアップロードして、IP Phone のパラメータを設定する方法をサポートしています。Cisco Unified Communications Express - QCT には、サンプルの BAT ファイルが付属しています。このファイルを修正してロードすることで、設定する IP テレフォニー システムに含まれている IP Phone を設定できます。
(注) サンプル BAT ファイルの qct-bat.csv は、PBX システムで使用される IP Phone のパラメータを設定するテンプレートです。qct-bat.csv BAT ファイル テンプレートを使用してスクエア モード(キー システム)を設定する場合は、qct-bat.csv BAT ファイルに含まれていない、キー システムに関するいくつかの情報を手動で入力する必要があります。
IP Phone のパラメータ情報を BAT ファイルからアップロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Express をインストールしたローカル フォルダで、batch サブディレクトリを開きます。
(注) qct-bat.csv ファイルで提供しているのは、単なる例としての設定情報です。qct-bat.csv ファイルの内容は、実際の設定に従ってアップデートしてください。
ステップ 3 qct-bat.csv ファイルに、設定する IP テレフォニー システムの各 IP Phone で使用される実際の値を入力し、ファイルを保存します。
ステップ 4 [電話機とユーザ]ウィンドウの一番下にある [参照] をクリックして、ロードする BAT ファイルのファイル名を選択します。 [開く] をクリックします。
ステップ 5 [実行] をクリックします。BAT ファイルから取得したデータが入力された[電話機とユーザ]ウィンドウが表示されます。
ステップ 6 [電話機とユーザ]ウィンドウの内容を確認し、次のいずれかの操作を行います。
• 設定されたパラメータをそのまま使用するには、 [次へ] をクリックします。[内容の確認]ウィンドウが表示されます。ステップ 7 に進みます。
• [電話機とユーザ]ウィンドウに表示されている値を修正するには、「手動での電話機とユーザの設定」を参照してください。
ステップ 7 生成されたコマンドを確認して、設定するシスコ ルータのスタートアップ コンフィグに保存するか、または廃棄するかを指定します。
• 設定するシスコ ルータの既存のスタートアップ コンフィグを廃棄して、Cisco Unified Communications Express - QCT の作成したコマンドをルータのスタートアップ コンフィグに保存するには、チェックボックスをオンにします。
• Cisco Unified Communications Express - QCT の作成したコマンドをアップロードした後も、設定するシスコ ルータの既存のスタートアップ コンフィグをそのまま維持するには、チェックボックスをオフにします。
ステップ 8 [アップロード用のシリアル ポート]ドロップダウン リストから、シリアル ケーブルが接続されている PC 上の通信ポートを選択します。
• 設定するシスコ ルータへのアップロードをスキップする場合は、「アップロードのスキップ」を参照してください。
• 生成したコマンドを設定対象のシスコ ルータにアップロードする場合は、「設定コマンドのアップロード」を参照してください。
IP Phone のパラメータ情報を手動で入力するには、次の手順を実行します。
ヒント IP Phone の MAC アドレスと電話タイプは、バーコード スキャナを使用して入力できます。シスコシステムズでは、Flic™ スキャナを検証済みです。
ステップ 1 設定の必要なパラメータについては、 表19 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力します。BAT ファイルを使用して IP Phone のパラメータをアップロードした場合は、フィールドにすでに入力されている値を使用できます。次のフィールドに移動するには、 Tab キーを押します。
この表の情報は、[電話機とユーザ]ウィンドウでの表示順(左から右)に従って配置されています。パラメータは、システム、ネットワーク、および機能によって異なるため、必ずしもすべてのパラメータがウィンドウに表示されるわけではありません。
ステップ 2 設定する電話機のリストに行を 1 行ずつ追加するには、 [追加] をクリックします。IP Phone のための新しい行が、[電話機とユーザ]ウィンドウの一番下に追加されます。電話機を追加できる数の上限は、プラットフォームおよびバージョンによって異なります。
ステップ 3 設定する電話機のリストから 1 行を削除するには、 [削除] をクリックします。[電話機とユーザ]ウィンドウの最後の行が削除されます。
ステップ 4 設定するすべての IP Phone について、すべての情報を入力したら、 [次へ] をクリックします。Cisco Unified Communications Express - QCT の生成したコマンドを含んだ、[内容の確認]ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 生成されたコマンドを確認し、設定するシスコ ルータのスタートアップ コンフィグに保存するか、または廃棄するかを指定します。
• 設定するシスコ ルータの既存のスタートアップ コンフィグを廃棄して、Cisco Unified Communications Express - QCT の作成したコマンドをルータのスタートアップ コンフィグに保存するには、チェックボックスをオンにします。
• Cisco Unified Communications Express - QCT の作成したコマンドをアップロードした後も、設定するシスコ ルータの既存のスタートアップ コンフィグをそのまま維持するには、チェックボックスをオフにします。
ステップ 6 [アップロード用のシリアル ポート]ドロップダウン リストから、シリアル ケーブルが接続されている PC 上の通信ポートを選択します。
• 生成したコマンドをすぐにアップロードしない場合は、「アップロードのスキップ」を参照してください。
• 生成したコマンドを設定対象のシスコ ルータにアップロードする場合は、「設定コマンドのアップロード」を参照してください。
生成したコマンドをすぐにアップロードせずに、テンプレートまたは設定として保存する場合は、次の手順を実行します。
ステップ 1 ウィンドウの[アップロードのスキップ]領域で、 [ルータへの設定のアップロードをスキップするには、このチェックボックスをオンにします。] チェックボックスをオンにします。
ステップ 2 [次へ] をクリックします。[設定の保存]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 生成したコマンドを、Cisco Unified Communications Express - QCT にロードするためのテンプレートとしてテキスト(.txt)ファイルに保存するには、ステップ 4 に進みます。生成したコマンドを、シスコ ルータにアップロードするための設定としてテキスト(.txt)ファイルに保存するには、ステップ 6 に進みます。
ステップ 4 生成したコマンドをテンプレートとしてテキスト(.txt)ファイルに保存するには、ウィンドウの[設定テンプレートの保存]領域で、ファイル名を入力します。ファイルは、templates ディレクトリに保存されます。
ステップ 5 [テンプレートの保存] をクリックします。生成したコマンドを設定ファイルとしても保存する場合は、次の手順に進みます。それ以外の場合は、ステップ 8 に進みます。
ステップ 6 生成したコマンドを設定ファイルとしてテキスト(.txt)ファイル形式で保存するには、ウィンドウの[設定 CLI の保存]領域で、ファイル名を入力します。ファイルは、configs ディレクトリに保存されます。
生成したコマンドを設定対象のシスコ ルータにアップロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 生成したコマンドの対象に Cisco Unity Express が含まれている場合、Cisco Unity Express 用に生成されたコマンドを設定対象のシスコ ルータにアップロード しない ときは、ウィンドウの[アップロードのスキップ]領域で、 [CUE ボイスメール設定以外のすべての設定値をアップロードするには、このチェックボックスをオンにします。] チェックボックスをオンにします。
ステップ 2 Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールした PC が、設定するシスコ ルータのコンソール ポートにシリアル ケーブルで接続されていることを確認します。チェックボックスをオンにします。
ステップ 3 ストレート イーサネット ケーブルを使用して、PC のイーサネット ポートを設定対象のシスコ ルータのイーサネット スイッチ ポートに接続します。チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 [アップロード] をクリックします。設定コマンドが、設定対象のシスコ ルータにアップロードされます。
ステップ 5 設定するシスコ ルータに、サポートされているすべてのシスコ ファームウェア ファイルをアップロードするかどうかを指定します。
• 設定する Cisco Unified CME バージョンでサポートされている すべての シスコ ファームウェア ファイルを、設定するシスコ ルータのフラッシュ メモリにアップロードするには、 [OK] をクリックします。
• FTP を使用して、設定するシスコ ルータにシスコ ファームウェア ファイルを個別にアップロードするには、 [いいえ] をクリックし、「オプションの FTP ユーティリティを使用したフラッシュ メモリへのファイルのアップロード」を参照してください。
生成したコマンドを設定対象のシスコ ルータにアップロードしたら、Cisco Unified IP Phone を接続またはリブートして、電話機を Cisco Unified CME に登録します。
以前に保存したテンプレートに含まれている値を Cisco Unified Communications Express - QCT にプリロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [インストール オプション]ウィンドウの[インストールのタイプ]領域で、 [設定をテンプレートからインストール] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 2 [次へ] をクリックします。[既存の設定テンプレートのロード]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 ウィンドウの[テンプレートのロード]領域で、 [参照] をクリックします。[ファイルの選択]ウィンドウを使用して、アップロードするテンプレートのファイル名を選択します。 [開く] をクリックします。
ステップ 4 [テンプレートのロード] をクリックします。テンプレートがロードされます。
これで、設定するシスコ ルータの基本的な設定項目を設定できる状態になりました。「基本設定の設定」に進みます。
設定するシスコ ルータのフラッシュ メモリに、シスコ ファームウェア ファイルなどの任意のファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。
• Cisco Unified Communications Express - QCT をすでに実行している場合は、 [キャンセル] をクリックし、 [OK] をクリックします。[インストール オプション]ウィンドウが表示されます。
• Cisco Unified Communications Express - QCT アプリケーションを起動します。「Cisco Unified Communications Express - QCT の起動」を参照してください。
ステップ 2 [インストール オプション]ウィンドウの[ルータへのファイルのアップロード(オプション ユーティリティ)]領域で、 [FTP クライアント ユーティリティを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。] チェックボックスをオンにします。
ステップ 3 設定の必要なパラメータについては、表20 を参照してください。対応するフィールドに必要な情報を入力するか、すでにフィールドに入力されているデフォルト値を使用します。
ステップ 4 [ファイルのアップロード] をクリックします。シスコ ルータのフラッシュ メモリに、ファイルがアップロードされます。
(注) シスコ ファームウェア ファイルの中で、Cisco Unified IP Phone の特定の機種に対応していて、設定するシスコ ルータにインストールされた Cisco IOS リリースおよび Cisco Unified CME のバージョンと互換性があるファイルの名前を特定するには、適切な『Cisco Unified CME Supported Firmware, Platforms, Memory, and Voice Products』を参照してください。このマニュアルは、http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps4625/products_documentation_roadmap09186a0080189132.html にあります。
Cisco Unified IP Phone 用のシスコ ファームウェア ファイルを PC にダウンロードして、設定対象のシスコ ルータにアップロードできるようにするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 設定する Cisco Unified CME バージョンに対応しているシスコ ファームウェア ファイルが、Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールしたローカル フォルダの Phoneloads というフォルダにインストールされているかどうかを確認します。ファームウェア ファイルをインストールする必要がある場合は、ステップ 2 に進みます。それ以外の場合は、
「Cisco Unified Communications Express - QCT の起動」を参照してください。
ステップ 2 設定するシスコ ルータにインストールされている Cisco Unified CME と同じバージョンを、シスコの Software Download サイト( http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/ip-key )から、Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールした PC にダウンロードします。
ステップ 3 個々のシスコ ファームウェア ファイル、およびシスコ ファームウェアのファームウェア ZIP(.tar)ファイルを、Cisco Unified CME アーカイブから Phoneloads フォルダにすべて抽出します。このフォルダは、Cisco Unified Communications Express - QCT をインストールしたローカル フォルダにあります。
ステップ 5 抽出したファイルに、シスコ ファームウェア ファイルの ZIP(.tar)ファイルが含まれている場合は、Phoneloads フォルダを開いて、ファームウェア ZIP(.tar)ファイルを開き、すべてのファイルを Phoneloads フォルダに抽出します。ZIP(.tar)ファイルは、Phoneloads フォルダから削除します。
• これで、Cisco Unified Communications Express - QCT を使用してシスコ ルータを設定できる状態になりました。「Cisco Unified Communications Express - QCT の起動」を参照してください。