この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ユーザは、クライアントの [オプション(Options)] ウィンドウの [ステータス(Status)] タブで自分たちがミーティング中であることを第三者に知らせるためのオプションを設定することによって、自分たちのアベイラビリティが予定表イベントに影響するかどうかを定義できます。このオプションは、予定表内のイベントとユーザのアベイラビリティを同期させます。クライアントには、サポートされている統合カレンダーの [ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティしか表示されません。
(注) | モバイル クライアント用 Cisco Jabber では、このミーティング統合はサポートされていません。 |
Microsoft Exchange と Cisco Unified Communication Manager IM and Presence の統合:オンプレミス展開に適用されます。Cisco Unified Presence の [マイ プレゼンス ステータスをカレンダー情報に包含する(Include Calendar information in my Presence Status)] フィールドとクライアントの [ミーティング中(In a meeting)] オプションは同じものです。両方のフィールドが Cisco Unified Communication Manager IM and Presence データベース内の同じ値を更新します。
ユーザが両方のフィールドを別々の値で設定した場合は、最後に設定したフィールドが優先されます。クライアントが実行されている際に、ユーザが [マイ プレゼンス ステータスをカレンダー情報に包含する(Include Calendar information in my Presence Status)] フィールドの値を変更すると、ユーザはその変更を適用させるためにクライアントを再起動する必要があります。
Cisco Jabber クライアント:オンプレミス展開とクラウドベース展開に適用されます。[ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティを設定するには、クライアントの Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange の統合を無効にする必要があります。クライアントは、Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange 間の統合がオンなのか、オフなのかをチェックします。また、クライアントは、統合がオフの場合にだけアベイラビリティを設定できます。
導入シナリオ |
[ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] を選択します。 |
[ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] を選択しません。 |
---|---|---|
Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange 間の統合を有効にする |
Cisco Unified Communication Manager IM and Presence によってアベイラビリティ ステータスが設定されます。 |
アベイラビリティ ステータスは変更されません。 |
Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange 間の統合を有効にしない |
クライアントにより、アベイラビリティ ステータスが設定されます。 |
アベイラビリティ ステータスは変更されません。 |
クラウドベース展開 |
クライアントにより、アベイラビリティ ステータスが設定されます。 |
アベイラビリティ ステータスは変更されません。 |
クライアントで有効にされたアベイラビリティ |
Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange の統合によって有効にされたアベイラビリティ |
||
---|---|---|---|
[オフライン(ミーティング中)(Offline in a meeting)] アベイラビリティはサポートされません。 |
[オフライン(ミーティング中)(Offline in a meeting)] アベイラビリティがサポートされます。 |
||
非予定表イベントに対して [ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティがサポートされます。 |
非予定表イベントに対して [ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティはサポートされません。 |
||
|
XMPP: または XMPP://
Cisco Jabber でインスタント メッセージを開始し、チャット ウィンドウを開きます。
IM: または IM://
Cisco Jabber でインスタント メッセージを開始し、チャット ウィンドウを開きます。
TEL: または TEL://
Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。
(注) | TEL は Apple 純正の電話機に登録されます。Cisco Jabber for iPhone and iPad を相互起動するために使用することはできません。 |
CISCOTEL: または CISCOTEL://
Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。
SIP: または SIP://
Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。
Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。
HTML ページに、href 属性の一部としてプロトコル ハンドラを追加します。HTML ページに表示されるハイパーリンクをクリックすると、クライアントはプロトコルに対して適切な処理を実行します。
HTML ページの TEL: および IM: プロトコル ハンドラの例。
<html> <body> <a href="TEL:1234">Call 1234</a><br/> <a href="IM:msmith@domain">Send an instant message to Mary Smith</a> </body> </html>
上記の例では、ユーザがハイパーリンクをクリックして 1234 に発信すると、クライアントはその電話番号への音声コールを開始します。ユーザが Mary Smith にインスタント メッセージを送信するハイパーリンクをクリックすると、クライアントは Mary とのチャット ウィンドウを開きます。
HTML ページの CISCOTEL および SIP プロトコル ハンドラの例:
<html> <body> <a href="CISCOTEL:1234">Call 1234</a><br/> <a href="SIP:msmith@domain">Call Mary</a><br/> <a href="CISCOTELCONF:msmith@domain;amckenzi@domain">Weekly conference call</a> </body> </html>
上記の例では、ユーザが 1234 へコール または Mary にコール のハイパーリンクをクリックすると、クライアントはその電話番号への音声コールを開始します。
HTML ページの XMPP: プロトコル ハンドラを使用したグループ チャットの例。
<html> <body> <a href="XMPP:msmith@domain;amckenzi@domain">Create a group chat with Mary Smith and Adam McKenzie</a> </body> </html>
上記の例では、ユーザが Mary Smith および Adam McKenzie とのグループ チャットを作成するハイパーリンクをクリックすると、クライアントは Mary および Adam とのグループ チャット ウィンドウを開きます。
ヒント | XMPP: および IM: ハンドラに連絡先リストを追加し、グループ チャットを作成します。連絡先を区切るには、次の例のようにセミコロンを使用します。 XMPP:user_a@domain.com;user_b@domain.com;user_c@domain.com;user_d@domain.com |
プロトコル ハンドラに件名と本文を追加できます。これにより、ユーザがパーソンツーパーソンまたはグループのチャットを作成するために、ハイパーリンクをクリックすると、クライアントはチャット ウィンドウを開き、前もって入力された件名と本文を表示します。
xmpp:msmith@domain?message;subject=I.T.%20Desk
im:user_a@domain.com;user_b@domain.com;user_c@domain.com?message;subject=I.T%20Desk;body=Jabber%2010.5%20Query
ciscotel://1234567?CrossLaunchBackSchema=SomeAppSchema&CrossLaunchBackAppName=SomeAppName
tel:123;123
im:participant1@example.com,participant2@example.com
tel:1800123456,,,5678#
コール中、ユーザは DTMF 数字をコピーしてクライアントのコール ウィンドウに貼り付けることができます。会議招待状の会議 ID、参加者I D、PIN を簡単に入力できます。アクティブ コール中に英数字の文字列を入力すると、それらの文字列はキーパッドの対応する番号に解釈されます。
クライアントは、ポート範囲を使用して、ネットワークに RTP トラフィックを送信します。また、クライアントは、ポート範囲を均等に分割して、下半分を音声コール用に、上半分をビデオ コール用に使用します。オーディオ メディアおよびビデオ メディアのポート範囲を分割する結果として、クライアントにより識別可能なメディア ストリームが作成されます。IP パケットのヘッダー内の DSCP 値を設定することで、それらのメディア ストリームを分類し、優先させることができます。
ネットワークを通過する Cisco Jabber トラフィックに優先順位を付ける場合に、RTP メディア パケット ヘッダーで DiffServ コード ポイント(DSCP)値を設定します。
Cisco Unified Communications Manager で音声メディアとビデオ メディアの DSCP 値を設定できます。そうすれば、Cisco Jabber は、デバイス設定から DSCP 値を取得して、それらを RTP メディア パケットの IP ヘッダーに直接適用できます。
Microsoft Windows 7 などの新しいオペレーティング システムには、アプリケーションで IP パケット ヘッダーの DSCP 値が設定できないようにするセキュリティ機能が実装されています。そのため、Microsoft グループ ポリシーなどの DSCP 値をマーキングするための代替方式を使用する必要があります。
フレキシブル DSCP 値の設定の詳細については、『Configure Flexible DSCP Marking and Video Promotion Service Parameters』を参照してください。
Microsoft Windows 7 などの新しいオペレーティング システム上で Cisco Jabber for Windows を展開する場合は、Microsoft グループ ポリシーを使用して DSCP 値を適用できます。
グループ ポリシーを作成するには、Microsoft 社のサポート技術情報に記載されている次の手順を実行します。 http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc771283%28v=ws.10%29.aspx
属性 |
音声ポリシー |
ビデオ ポリシー |
シグナリング ポリシー |
---|---|---|---|
アプリケーション名 |
CiscoJabber.exe |
CiscoJabber.exe |
CiscoJabber.exe |
プロトコル |
UDP |
UDP |
[TCP] |
ポート番号または範囲 |
Cisco Unified Communications Manager 上の SIP プロファイルからの対応するポート番号または範囲。 |
Cisco Unified Communications Manager 上の SIP プロファイルからの対応するポート番号または範囲。 |
SIP は 5060 安全な SIP の場合は 5061 |
DSCP 値 |
46 |
34 |
24 |
一部の構成には、Cisco Jabber for Mac クライアントとモバイル クライアント用 Cisco Jabber のコールで Diffserv を有効にするオプションがあります。
コールの Diffserv を無効にすると、オーディオやビデオの品質が低下する可能性があります。
(注) | EnableDSCPPacketMarking を true または false に設定すると、Cisco Jabber クライアントで [コールの Diffserv の有効化(Enable Differentiated Service for Calls)] が表示されません。 |
スイッチおよびルータを設定し、RTP メディアの IP ヘッダーで DSCP 値をマーキングします。
シグナリング ストリーム:SIP、CTI QBE、および XMPP に必要なさまざまなポートに基づいて、クライアントとサーバ間のシグナリングを識別できます。たとえば、Cisco Jabber と Cisco Unified Communications Manager 間の SIP シグナリングはポート 5060 を介して行われます。
AF31 としてシグナリング パケットをマーキングする必要があります。