この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Prime Network Control System(NCS)アプライアンスの初期の設置および設定方法を説明します。
• 「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの物理的な場所の選択」
• 「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの開梱」
• 「ラックへの Cisco Prime Network Control System アプライアンスの取り付け」
• 「障害のあるホットスワップ ハード ディスク ドライブの交換」
• 「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの電源投入」
• 「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの設定」
• 「Cisco Wireless Controller System からのデータのエクスポート」
• 「Cisco Prime Network Control System への WCS データのインポート」
• 「Cisco Prime Network Control System アプライアンス ソフトウェアの状態の確認」
• 「手動による Cisco Prime Network Control System アプライアンス ソフトウェアの停止」
• 「緊急リカバリ」
(注) 初期設置以降の設定の詳細については、次の URL にある『Cisco Prime Network Control System Configuration Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps11686/tsd_products_support_series_home.html
NCS ソフトウェアは物理アプライアンスに同梱されていますが、インストール用のイメージとしてダウンロードするか、お客様の既存のサーバで仮想アプライアンスとして実行するソフトウェア イメージとしてダウンロードすることもできます。NCS 仮想アプライアンスは、 表 1-1 に記載されているどのプラットフォームでも展開できます。
ここでは、NCS アプライアンスの設置とセットアップに必要なハードウェアやその他の情報を示します。
米国電子工業会(EIA)準拠のラックに NCS アプライアンスを設置するには、次の装置が必要です。
• Cisco Prime Network Control System アプライアンス
• EIA 標準ラック内の 1 ラック ユニット(RU)の空きスペース
• ラック マウント キット(Cisco Prime Network Control System アプライアンスに付属)
(注) この装置をネジ穴ラックに設置する場合は、ネジ穴ラックに合ったネジと、それらのネジに適したドライバまたはトルクス ドライバを使用する必要があります。
ラップトップ、デスクトップ、またはパームトップで NCS アプライアンス コンソールに接続するには、ANSI または VT-100 ターミナル エミュレータ アプリケーションが必要です。
表 1-2 に、NCS アプライアンスのハードウェア仕様を示します。
最大限の安全性と確実性を確保するため、次のガイドラインに従って NCS アプライアンスを取り付けてください。
怪我または NCS アプライアンスの破損を防止するため、次の注意事項に従ってください。
• 製品は、ラジエータ、ヒート レジスタ、ストーブ、アンプ、またはその他の熱を発する製品から離れた場所に配置してださい。
レーザー デバイスは、NCS アプライアンスの DVD 内に使用されています。お客様のサイトでの DVD の使用法は定義されていません。
危険な放射線の被爆を防止するため、次の注意事項に従ってください。
• レーザー デバイスのラックを開けようとしないでください。ユーザが保守できるコンポーネントは収納されていません。
EIA 標準ラックに NCS アプライアンスを設置します。NCS アプライアンスごとに 1 ラック ユニットが必要です。
NCS アプライアンスおよびすべてのケーブルに手が届くことを確認します。
• NCS アプライアンスが、10/100/1000BASE-T ポートに接続している装置から 100 m(328 フィート)相当の距離の範囲内にあることを確認します。
• 電源コードが、アースされている 110 または 220 VAC のコンセントに届くことを確認します。
NCS アプライアンスの後ろ側にすべてのケーブルおよびコネクタが収まる十分なスペースがあることを確認します。
• ラックの前側に 63.5 cm(25 インチ)以上の空間を確保します。
• ラックの後ろ側に 76.2 cm(30 インチ)以上の空間を確保します。
• ラックの背面から、別のラックまたはラックの列の背面まで、121.9 cm(48 インチ)以上の空間を確保します。
装置が安全で正常に動作するように、通気がよく温度管理の行き届いた場所にシステムを設置または配置してください。
装置をラックに設置した場合の温度上昇を考慮に入れて、動作温度が 10 ~ 35 °C(50 ~ 95 °F)であることを確認してください。
この装置は、情報テクノロジー装置の設置について規定した、ご使用の地域の電気規格に従って資格のある電気技師が設置する必要があります。この装置は、NFPA 70、1999 Edition(National Electric Code)、および NFPA-75、1992(Code for Protection of Electronic Computer/Data Processing Equipment)で規定されているシステム構成で動作するように設計されています。オプションの電気定格については、製品の定格ラベルまたはそのオプションに付属のユーザ マニュアルを参照してください。
NCS アプライアンスには、電源装置が 2 台搭載されています。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。装置の電源を遮断するには、すべての接続を取り外す必要があります。ステートメント 1028
NCS アプライアンスには、過塩素酸塩が含まれているリアルタイム クロック バッテリまたはコイン セル バッテリが搭載されている可能性があり、カリフォルニア州でリサイクルまたは廃棄処分にするときは特別な取り扱いが必要になる場合があります。
http://www.dtsc.ca.gov/hazardouswaste/perchlorate
NCS アプライアンスは、正常な動作と安全を確保するため、適切にアースする必要があります。米国では、NFPA 70、1999 Edition(National Electric Code)、Article 250 のほか、地域の建築基準法に従って装置を設置する必要があります。カナダでは、カナダ規格協会の CSA C22.1、Canadian Electrical Code に従って装置を設置する必要があります。その他のすべての国では、国際電気標準会議(IEC)Code 364、Part 1 ~ 7 など、地域または国内の電気配線規制に従って装置を設置する必要があります。
さらに、設置に使用する分岐配線やコンセントなどのすべての配電デバイスが、記載された、または認証されたアースタイプ デバイスであることを確認してください。同一電源に複数のシステムを接続すると、高い漏れ電流が発生するため、シスコでは、建物の分岐回路に永久的に配線されている PDU、または工業用プラグに配線される切り離し不可能なコードが装着された PDU を使用することを推奨しています。NEMA ロック式プラグや、IEC 60309 に準拠したプラグは、この目的に適合していると見なされます。NCS アプライアンスに共通の電源出力ストリップの使用は推奨されません。
警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。次のガイドラインは、安全に作業を行ってもらうために用意してあります。(1)この装置は、ラックに 1 つだけの場合は、一番下に搭載するようにしてください。(2)ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。(3)ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックへの装置の設置やラック内の装置の保守を行ってください。ステートメント 1006
ステップ 3 「パッケージの内容」の項に記載されているすべての品目が揃っていることを確認します。
ステップ 4 各品目に破損がないことを確認します。品目が破損または不足している場合は、シスコの営業担当者にご連絡ください。
各 Cisco Prime Network Control System アプライアンス パッケージの内容は、次のとおりです。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
• 資材の取り扱いについては、地域の職業安全衛生要件およびガイドラインに従ってください。
• 特にシステムがレールに固定されていない場合は、設置や取り外しの際に NCS アプライアンスを持ち上げ、安定させるために手助けを受けることが推奨されます。
• NCS アプライアンスのラックへの設置やラックからの取り外しは、慎重に行ってください。レールに固定されていないと、装置は不安定になります。
• 必ず、最も重い品目がラックの一番下になるように、ラックの設置を計画してください。最も重い品目を最初に設置して、下から順番に取り付けていきます。
NCS アプライアンスには、四角穴ラック、丸穴ラック、またはネジ穴ラックに取り付けることのできる、ユニバーサル ラック マウント キットが付属しています。交換用のユニバーサル ラック マウント キットは、シスコに発注できます。交換部品 PID は、AIR-SRVR-URMK= です。
(注) 取り付けレールをラックに固定するためのネジ穴用のネジを用意する必要があります。ネジ穴用のネジは、システムに付属していません。
安全性とケーブル接続の情報については、ラック キャビネットに付属のマニュアルを参照してください。ラック キャビネットに NCS アプライアンスを設置する前に、次のガイドラインを確認してください。
• 通気孔をふさがないでください。通常、15 cm(6 インチ)のスペースで十分なエアーフローを確保できます。
• ラック キャビネットに設置した NCS アプライアンスの上部や下部のスペースを空けたままにしないでください。NCS アプライアンス コンポーネントの破損を防止するため、必ずブランク フィラー パネルを取り付けて空いたスペースを覆い、適切に換気されるようにしてください。
• NCS アプライアンスの設置には、穴あき型ドアの付いたラック キャビネットのみを使用してください。
• デバイスの設置は、ラック キャビネットの一番下から始めるように計画してください。
• 最も重いデバイスをラック キャビネットの一番下に設置してください。
• 一度に複数のデバイスをラック キャビネットの外側に張り出させないでください。
• 作業しやすいように、設置時はラック ドアとサイド パネルを取り外してください。
• NCS アプライアンスは、正しくアースされたコンセントに接続してください。
• ラック キャビネットに複数のデバイスを設置する場合は、電源コンセントの過負荷が発生しないようにしてください。
• NCS アプライアンスは、次の要件を満たすラックに設置してください。
– 前面の取り付けフランジから前面扉の内側までの奥行きが 70 mm(2.76 インチ)以上。
次の図は、NCS アプライアンスをラック キャビネットに設置するために必要な品目を示しています。品目が不足または破損している場合は、購入店にお問い合わせください。
(注) 一部の品目は、ラック取り付けキットではなく、NCS アプライアンスに付属しています。
(注) 四角穴のラックにケージ バー、丸穴のラックにクリップ ナット、およびネジ穴のラックには各自で用意するネジ、またはこのキットに付属のネジを使用してください。
(注) ラック取り付けキットのスライド レールに輸送用取り付けネジが付いていた場合は、それらのネジを外してから次の設置手順に取り掛かってください。
ステップ 1 ラック内で NCS アプライアンスの設置が可能な 1 U スペースを選択します。丸穴または四角穴のラックの場合は、ラック前面の両側にある下方の U の中央の穴と一番下の穴(任意で上の穴)にケージ バーまたはクリップ ナットを取り付けます。次に、ラック背面の両側にある下方の U の上側の穴と一番下の穴にケージ バーまたはクリップ ナットを取り付けます。
ステップ 2 ドライバを使用して、取り付けレールの内側の選択した穴にケージ バーまたはクリップ ナット(ラックに応じて)を取り付けます。
ステップ 3 レールの奥行きは、17 インチ(432 mm)から 31.25 インチ(794 mm)まで調節できます。奥行きを調節するには、支柱のナットを緩め、前面と背面のスライド レール フランジ間の距離と、ラック キャビネットの前面と背面の EIA レール間の距離が一致するまでブラケットをスライドさせます。さらに調節する必要がある場合は、ナットを取り外し、ブラケットを支柱(A、B、C、および D)の適切なセットに移動させてから、ナットを再び取り付けて締めます。
ステップ 4 支持ブラケットを取り外すには、ネジを外し( 1 )、スライド レールの背面からブラケットを取り外します( 2 )。
ステップ 5 取り付けブラケットを取り外すには、ネジ( 1 )と( 3 )を外します。ブラケット( 2 )と( 4 )をスライド レールの後部から引き抜きます。
ステップ 6 下方の U の下の穴にネジを取り付けて、スライド レールの前部と EIA ラッチをラック キャビネットの前面に接合します。次に、下方の U の中央の穴に別のネジを取り付けて、スライド レールの前部をラック キャビネットの前面に接合します。
(注) スライドをラックに固定するときは、ネジが付いており、フランジがわずかに動くことを確認してください。ステップ 9 で、ドライブを使用してネジを完全に締めます。
(注) 丸穴または四角穴(ネジ穴を除く)のあるラックにこのシステムを設置する場合は、前面取り付けブラケットに 12 ~ 24 本のネジ(六角 M6 ネジではない)を使用します。
ステップ 7 下方の U の上の穴と下の穴で 2 本のネジを使用して、スライド レールの後部をラック キャビネットの背面に接合します。
ステップ 3 から ステップ 7 までを繰り返して、残りのスライド レールをラックに取り付けます。
ステップ 8 所定の位置にカチッとはまるまで、スライド レールを 2 回前方に引きます( 1 )。NCS アプライアンスを慎重に持ち上げてから、スライド レール上で所定の位置に合わせて傾け、NCS アプライアンスの背面ネイル ヘッド( 2 )がスライド レールの後部スロット( 3 )とぴったり合うようにします。背面ネイル ヘッドが 2 つの背面スロットにはまるまで NCS アプライアンスをスライドさせてから、残りのネイル ヘッドがスライド レールの残りのスロットにはまるまで NCS アプライアンスの前面をゆっくり下ろします( 4 )。前部ラッチ( 5 )がネイル ヘッド上をスライドすることを確認します。
ステップ 9 スライド レール上にあるロック レバー( 1 )を上に動かし、NCS アプライアンス( 2 )をラックの奥へ、カチッと所定の位置にはまるまで押し込みます。
システムを 2 回押し引きして、適切にスライドすることを確認します。システムはできるだけラックの奥へ押し込みますが、ドライバでネジを扱えるようにしておきます。次に、ドライバでネジを締めます。
ステップ 10 NCS アプライアンスがカチッと所定の位置にはまるまで、ラックの奥へスライドさせます。NCS アプライアンスをラックから引き出すには、リリース ラッチ( 1 )を押します。
(注) ラック キャビネットを移動するときや、振動プローブのエリアにラック キャビネットを設置する場合は、NCS アプライアンスの前面にオプションの M6 ネジ(2)を挿入します。
ラックから NCS アプライアンスを取り外すには、これらの手順を逆に行っていきます。この情報は、今後のために、NCS アプライアンスのマニュアルと一緒に保管してください。
ここでは、コントロールと Light-Emitting Diode(LED)について、および Cisco Prime Network Control System アプライアンスのオン/オフを切り替える方法について説明します。
図 1-1 に、Cisco Prime Network Control System アプライアンスの前面パネルにあるコントロール、LED、およびコネクタを示します。
図 1-2 に、オペレータ情報パネルの詳細なビューを示します。
図 1-1 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの前面パネル
• ラック リリース ラッチ: NCS アプライアンスをラックから取り外すには、NCS アプライアンスの前端両側にあるラッチを押します。
• ハード ディスク ドライブ ステータス LED: この LED は、SAS ハード ディスク ドライブのステータスを示すためのものです。この LED が点灯しているときは、ドライブに障害が発生していることを示しています。この LED がゆっくり(1 秒に 1 回)点滅しているときは、ドライブが再構築中であることを示しています。この LED がすばやく(1 秒に 3 回)点滅しているときは、コントローラがドライブを識別していることを示しています。
• ハード ディスク ドライブのアクティビティ LED :各ホットスワップ ハード ディスク ドライブにはアクティビティ LED があり、この LED が点滅しているときは、ドライブが使用中であることを示しています。
• 光ドライブ イジェクト ボタン: DVD ドライブから DVD または CD を取り出すには、このボタンを押します。
• 光ドライブのアクティビティ LED: この LED が点灯しているときは、DVD ドライブが使用中であることを示しています。
• オペレータ情報パネル: このパネルには、NCS アプライアンスのステータスに関する情報を提供するコントロールと LED があります。オペレータ情報パネルのコントロールと LED の詳細については、「オペレータ情報パネル」を参照してください。
• オペレータ情報パネル リリース ラッチ: ライト パス診断パネルを引き出し、ライト パス診断の LED とボタンが見えるようにするには、青色のリリース ラッチを左にスライドさせます。ライト パス診断の詳細については、「ライト パス診断パネル」を参照してください。
• ビデオ コネクタ: このコネクタにモニタを接続します。NCS アプライアンスの前面および背面にあるビデオ コネクタは、同時に使用できます。
(注) 最大ビデオ解像度は 1600 x 1200、75 Hz です。
図 1-2 に、オペレータ情報パネルにあるコントロールと LED の詳細なビューを示します。
図 1-2 Cisco Prime Network Control System アプライアンス オペレータ情報パネルの拡大図
• 電源制御ボタンおよび電源オン LED: NCS アプライアンスを手動でオンやオフにしたり、省電力状態から起動したりするには、このボタンを押します。電源オン LED の状態は次のとおりです。
– 消灯: 電力が供給されていないか、電源装置または LED 自体に障害が発生しています。
– 高速点滅(1 秒に 4 回): NCS アプライアンスはオフになっており、オンにする準備が整っていません。電源制御ボタンはディセーブルになります。この状態は、約 20 ~ 40 秒間続きます。
– 低速点滅(1 秒に 1 回): NCS アプライアンスはオフになっており、オンにする準備が整っています。電源制御ボタンを押すと、NCS アプライアンスがオンになります。
– 徐々に退色する点滅: NCS アプライアンスは省電力状態にあります。NCS アプライアンスを起動するには、電源制御ボタンを押します。
• イーサネット アクティビティ LED: これらの LED のいずれかが点灯しているときは、NCS アプライアンスが、その LED に対応するイーサネット ポートに接続されたイーサネット LAN との間で信号を送信または受信していることを示しています。
• システムロケータ ボタン/LED: 他のサーバ間で NCS アプライアンスの位置を視覚的に特定するには、このブルーの LED を使用します。この LED は、存在検出ボタンとしても使用されます。システムロケータ ボタンを押すと、LED が点滅し、ボタンを再び押してオフにするまで点滅し続けます。
• システム情報 LED: このオレンジの LED が点灯しているときは、非クリティカル イベントが発生していることを示しています。
• システムエラー LED: このオレンジの LED が点灯しているときは、システム エラーが発生していることを示しています。システムエラー LED は、NCS アプライアンスの背面にもあります。オペレータ情報パネルの上にあるライト パス診断パネルの LED の点灯は、エラーの特定にも役立ちます。
ライト パス診断パネルは、オペレータ情報パネルの上部にあります(図 1-3 を参照)。ライト パス診断パネルの LED の追加情報については、 表 1-3 を参照してください。
ライト パス診断パネルを利用するには、オペレータ情報パネルの青色のリリース ボタンを左にスライドさせます。オペレータ パネルのヒンジがシャーシから外れるまで、装置を前方に引き出します。その後、ライト パス診断パネル情報が見えるように、装置を引き下げます。
(注) NCS アプライアンスからライト パス診断パネルを引き出し、LED またはチェックポイント コードを確認する際は、NCS アプライアンスの外側にライト パス診断パネルを引き出したままで NCS アプライアンスを稼動させないでください。パネルを NCS アプライアンスの外側に出しておく時間は短めにしてください。NCS アプライアンスが適切に冷却されるように稼動しているときは、ライト パス診断パネルを NCS アプライアンス内に留めておく必要があります。
図 1-4 に、ライト パス診断パネル上の LED とコントロールを示します。
• REMIND ボタン: このボタンを押すと、前面パネルのシステムエラー LED がリマインド モードになります。リマインド モードでは、問題が修正されるか、NCS アプライアンスが再起動されるか、新しい問題が発生するまで、システムエラー LED が 2 秒に 1 回点滅します。
システムエラー LED インジケータをリマインド モードにすることにより、最後の障害を認識しているものの、問題を修正するための処置をすぐには取らないことを確認します。
• NMI ボタン: このボタンは、マイクロプロセッサに対するマスク不能割り込みを実施するために使用します。このボタンは現在、Cisco Prime Network Control System アプライアンスでは使用されていません。このボタンは、Cisco TAC 担当者から指示があった場合のみ押してください。
• チェックポイント コード ディスプレイ: このディスプレイには、ブート ブロックおよび POST 時にシステムが停止したポイントを示すチェックポイント コードが表示されます。チェックポイント コードは、UEFI によって作成されたバイト値またはワード値です。このディスプレイには、エラー コードも、コンポーネントの交換の提案も表示されません。
• RESET ボタン: このボタンを押すと、NCS アプライアンスをリセットし、電源投入時セルフテスト(POST)を実行できます。ボタンを押すには、ペンまたはまっすぐに伸ばしたペーパー クリップの端を使用しなければならない場合があります。RESET ボタンは、ライト パス診断パネルの右下隅にあります。
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1. 点灯しているオレンジの LED に対応する電源装置をチェックしてください(「電源装置 LED」を参照)。 2. 電源装置が正しく取り付けられていることを確認してください。 |
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PCI バスまたはシステム ボード上でエラーが発生しました。エラーの発生している PCI スロットの横で、別の LED も点灯します。 |
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1. システムをシャットダウンし、NCS アプライアンスから電源コードを外します。その後、NCS アプライアンスを電源に接続しなおし、再起動します。 |
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Cisco Prime Network Control System アプライアンスの交換と今後のサポートについては、Cisco TAC にお問い合わせください。 |
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MEM LED のみが点灯しているときは、メモリ エラーが発生しています。MEM LED と CNFG LED が点灯しているときは、メモリ構成が無効であるか、PCI オプション ROM がリソース不足です。 |
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マイクロプロセッサ構成が無効であるか、マイクロプロセッサに障害が発生しました(CPU LED と CNFG LED の両方が点灯する場合があります)。 |
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1. ステータス LED が点灯しているドライブに対応するハード ディスク ドライブ上の LED を確認して、ハード ディスク ドライブを装着しなおします。 2. ドライブを装着しなおしても問題が解決しない場合は、障害のあるハード ディスク ドライブを交換する必要があります。Cisco TAC に連絡して、サポートを受けてください。 |
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図 1-5 に、Cisco Prime Network Control System アプライアンスの背面パネルの詳細を示します。
図 1-6 に、Cisco Prime Network Control System アプライアンスの背面パネルの LED を示します。
図 1-5 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの背面パネル
• PCI スロット 1: Cisco Prime Network Control System ではこのスロットは使用されません。
• PCI スロット 2: Cisco Prime Network Control System ではこのスロットは使用されません。
• 電源コード コネクタ: 電源コードをこれらのコネクタに接続します。
(注) 電源装置 1 は、デフォルト/プライマリ電源です。電源装置 1 が故障した場合は、ただちに交換が必要です。
• ビデオ コネクタ: このコネクタにモニタを接続します。NCS アプライアンスの前面および背面にあるビデオ コネクタは、同時に使用できます。
(注) 最大ビデオ解像度は 1600 x 1200、75 Hz です。
• シリアル コネクタ: シリアル コンソール ケーブルをこのコネクタに接続します。
• USB コネクタ: USB マウスやキーボードなどの USB デバイスをこれらのいずれかのコネクタに接続します。
• IMM 10/100 Mbps イーサネット ポート: 将来のリリース用です。
• イーサネット コネクタ: イーサネット 1 を使用して、NCS アプライアンスをネットワークに接続します。
図 1-6 に、NCS アプライアンスの背面にある LED を示します。
図 1-6 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの背面パネルの LED
図 1-7 に、DC 電源装置の LED の詳細を示します。
図 1-7 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの DC 電源装置 LED の拡大図
• イーサネット アクティビティ LED: これらの LED が点灯しているときは、NCS アプライアンスが、イーサネット ポートに接続されたイーサネット LAN との間で信号を送信または受信していることを示しています。
• イーサネット リンク LED: これらの LED が点灯しているときは、イーサネット ポートの 10BASE-T、100BASE-TX、または 1000BASE-TX インターフェイスにアクティブ リンク接続があることを示しています。
• AC 電源 LED: 各ホットスワップ電源装置には、AC 電源 LED と DC 電源 LED があります。AC 電源 LED が点灯しているときは、電源コードを通じて十分な電力が電源装置に供給されていることを示しています。通常の動作中は、AC 電源 LED と DC 電源 LED の両方が点灯します。
• IN OK 電源 LED: 各ホットスワップ DC 電源装置には、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED があります。IN OK 電源 LED が点灯しているときは、電源コードを通じて十分な電力が電源装置に供給されていることを示しています。通常の動作中は、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED の両方が点灯します。
• DC 電源 LED: 各ホットスワップ電源装置には、DC 電源 LED と AC 電源 LED があります。DC 電源 LED が点灯しているときは、電源装置からシステムに十分な DC 電力が供給されていることを示しています。通常の動作中は、AC 電源 LED と DC 電源 LED の両方が点灯します。
• OUT OK 電源 LED: 各ホットスワップ DC 電源装置には、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED があります。OUT OK 電源 LED が点灯しているときは、電源装置からシステムに十分な DC 電力が供給されていることを示しています。通常の動作中は、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED の両方が点灯します。
• システムエラー LED: この LED が点灯しているときは、システム エラーが発生していることを示しています。ライト パス診断パネル上の LED の点灯は、エラーの特定にも役立ちます。
• 電源オン LED: この LED が点滅ではなく、点灯しているときは、NCS アプライアンスがオンになっていることを示しています。電源オン LED の状態は次のとおりです。
– 消灯: 電力が供給されていないか、電源装置または LED 自体に障害が発生しています。
– 高速点滅(1 秒に 4 回): NCS アプライアンスはオフになっており、オンにする準備が整っていません。電源制御ボタンはディセーブルになります。この状態は、約 20 ~ 40 秒間続きます。
– 低速点滅(1 秒に 1 回): NCS アプライアンスはオフになっており、オンにする準備が整っています。電源制御ボタンを押すと、NCS アプライアンスがオンになります。
– 徐々に退色する点滅: NCS アプライアンスは省電力状態にあります。NCS アプライアンスを起動するには、電源制御ボタンを押します。
• システムロケータ LED: 他のサーバ間から NCS アプライアンスの位置を視覚的に特定するには、この LED を使用します。この LED をリモートから点灯させる場合は、『 Integrated Management Module User's Guide 』を使用してください。
図 1-8 に、Cisco Prime Network Control System アプライアンスの背面にある電源装置 LED の位置を示します。電源装置の問題解決に関するその他の情報については、 表 1-4 を参照してください。
図 1-8 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの電源装置 LED の位置
表 1-4 では、AC 電源装置にある電源装置 LED のさまざまな組み合わせが示す問題と、検出された問題を修正するために提案されるアクションについて説明します。
Cisco Prime Network Control System アプライアンスに電源を投入するための特定の手順は、「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの電源投入」に記載されています。
NCS アプライアンスが AC 電源に接続されているもののオンになっていないと、オペレーティング システムは起動せず、サービス プロセッサ(統合管理モジュール)を除くすべてのコア ロジックはシャットダウンされます。ただし、NCS アプライアンスは、NCS アプライアンスをオンにするリモート要求など、サービス プロセッサへの要求に応答できます。電源オン LED の点滅は、NCS アプライアンスが電源に接続されているもののオンになっていないことを示します。
NCS アプライアンスが電源に接続されてから約 5 秒で、システムが電源に接続されている間の冷却を行うために 1 つまたは複数のファンが動作し始め、電源オン ボタンの LED がすばやく点滅します。NCS アプライアンスが電源に接続されてから約 20 ~ 40 秒で、電源制御ボタンがアクティブになり(電源オン LED がゆっくり点滅し)、NCS アプライアンスが電源に接続している間の冷却を行うために 1 つまたは複数のファンが動作を開始します。NCS アプライアンスをオンにするには、電源制御ボタンを押します。
NCS アプライアンスをオフにして、電源に接続したままにしておくと、NCS アプライアンスは、NCS アプライアンスをオンにするリモート要求など、サービス プロセッサへの要求に応答できます。NCS アプライアンスが電源に接続された状態では、1 つまたは複数のファンが動作し続ける場合があります。NCS アプライアンスからすべての電力を取り除くには、電源から切り離す必要があります。
重大なシステム障害に対する自動応答として、統合管理モジュール(IMM)が NCS アプライアンスをオフにする場合があります。
2.5 インチ ホットスワップ SAS ハード ディスク ドライブを交換するには、次の手順に従います。
交換用のハード ディスク ドライブはシスコに発注できます。交換部品 PID は、AIR-SRVR-146GB-HD= です。
ステップ 1 「一般的な警告、規制準拠、および安全性に関する情報」の安全情報をお読みください。
ステップ 2 ドライブを含む静電気保護パッケージを NCS アプライアンスの塗装されていない金属面に接触させます。その後、パッケージからドライブを取り出し、静電気防止面に置きます。
ステップ 3 交換するドライブをドライブ スロットから引き出す前に、そのドライブに障害があることを確認してください。トレイ ハンドルを押して、ドライブのロックを解除します。トレイ ハンドルを引いて、ドライブを取り外します。
ステップ 4 次のように、ドライブ ベイにハード ディスク ドライブを装着します。
a. トレイ ハンドルがオープン(ロック解除)の位置にあることを確認します。
b. ドライブ アセンブリと、ベイ内のガイド レールの位置を合わせます。
c. ドライブが止まるまで、ドライブ アセンブリをベイにゆっくり押し込みます。
d. トレイ ハンドルをクローズ(ロック)の位置まで回します。
e. ハード ディスク ドライブのステータス LED をチェックして、ハード ディスク ドライブが正常に動作していることを確認します。あるドライブに対応するオレンジのハード ディスク ドライブのステータス LED が点灯している場合、そのドライブには障害が発生しているので、交換する必要があります。グリーンのハード ディスク ドライブのアクティビティ LED が点滅している場合は、そのドライブがアクセスされていることを示しています。
ここでは、NCS アプライアンスがサポートする AC 電源装置のタイプと、故障した電源装置を交換するときに考慮する必要のあるその他の情報について説明します。
• Cisco Prime Network Control System アプライアンスには、電源装置ベイ 1 および 2 に接続する、2 台の 675 ワット ホットスワップ 12 ボルト出力電源装置が付属しています。入力電圧は自動検知の 110 VAC または 220 VAC です。
• 電源装置 1 は、デフォルト/プライマリ電源です。電源装置 1 に障害が発生した場合は、ただちに交換する必要があります。
• 交換用の電源装置はシスコに発注できます。交換部品 PID は、AIR-SRVR-PWR= です。
• これらの電源装置は、並行動作用に設計されています。電源装置の障害イベントが発生すると、冗長電源が引き続きシステムに電力を供給します。
ステップ 1 「一般的な警告、規制準拠、および安全性に関する情報」の安全情報をお読みください。
ステップ 2 ホットスワップ電源装置を含む静電気保護パッケージを NCS アプライアンスの塗装されていない金属面に接触させます。その後、パッケージから電源装置を取り出し、静電気防止面に置きます。
ステップ 3 最初に、障害のある電源装置を取り外します。電源装置の背面にあるハンドルを握り、電源装置をシャーシから引き出します。
ステップ 4 電源装置の背面にあるハンドルを握り、カチッと音がするまで電源装置を電源装置ベイに押し込みます。電源装置が電源装置コネクタにしっかり接続していることを確認します。
ステップ 5 電源コードが誤って外れないように、コードをハンドルに通します。
ステップ 6 新しい電源装置の電源コードを、電源装置の電源コード コネクタに接続します。
ステップ 7 適切にアースされたコンセントに電源コードの反対側を接続します。
ステップ 8 AC 電源装置の AC 電源 LED と DC 電源 LED が点灯して、電源装置の正常な動作を示していることを確認します。グリーンの 2 つの LED が、電源コード コネクタの右側にあります。
図 1-9 に、NCS アプライアンスの前面にある入力コネクタと出力コネクタの位置を示します。
図 1-9 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの前面
図 1-10 に、NCS アプライアンスの背面にある入力コネクタと出力コネクタの位置を示します。
図 1-10 Cisco Prime Network Control System アプライアンスの背面
初期のシステム設定では、コマンドライン インターフェイス(CLI)コンソールを使用します。CLI コンソールは、NCS アプライアンスの背面パネルにある DB9 コンソール ポートに接続します。図 1-5 に、NCS アプライアンスの背面パネルにあるコンソール ポートを示します。背面パネルのコンポーネントについては、「背面パネルのコンポーネント」で説明しています。
NCS アプライアンスに AC 電源を適用すると、起動スクリプトによってオペレーティング システムと保存済みの設定が初期化されます。ユーザ ID とパスワードの入力と、キー設定の詳細の入力を要求するプロンプトが表示されます。
NCS アプライアンスの電源を入れるには、次の手順に従います。
ステップ 1 AC 電源コードを 2 台の電源装置の背面に差し込みます(図 1-5)。電源装置を 1 台しか電源に接続しなくてもシステムは正常に機能しますが、NCS アプライアンスのモニタリング コンポーネントが 2 台目の電源装置が存在しないことを検出します。NCS アプライアンスは内部アラームを発信し、[Administration] > [Appliance] ページに障害が表示されます。アースされた 100 ~ 240 VAC 50/60 Hz のコンセントに、電源コードの反対側を接続します。
NCS アプライアンスに差し込む側の電源コードは、IEC 320 標準に準拠しています。
ステップ 2 オペレータ情報パネルにある前面パネルの電源オン/スタンバイ ボタンを使用して、NCS アプライアンスをオンにします(図 1-2)。
ステップ 3 ログイン プロンプトで、NCS アプライアンスのユーザ ID とパスワードを入力します。
ユーザ ID とパスワードは、大文字と小文字が区別されます。
これで、NCS アプライアンスのオペレーティング システムにログインできます。
「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの設定」に進みます。
Cisco Prime Network Control System アプライアンスの最小限の設定は、コンソールを使用したインストールの一環として実行されます。自動インストールを使用した初期セットアップ以外のすべての設定は、セットアップ後に CLI から、または NCS アプライアンスの GUI から行います。自動インストールの詳細については、「自動インストール スクリプト」を参照してください。この項で取り上げるインストールの例は、セットアップで使用される可能性のある 2 つのパスを示しています。1 つは HA プライマリ マシンのパス、もう 1 つは HA セカンダリ マシンのパスです。
ステップ 1 アプライアンスに初めて電源を投入すると、セットアップ プロンプトが表示されます。プロンプトで setup と入力します。
ステップ 2 NCS アプライアンスを設定するための一連のシステム プロンプトが表示されます。システム プロンプトに必要な値を入力します。
ホスト名は、ネットワーク上のデバイスを識別できる一意の名前です。ホスト名は、文字で開始し、文字または数字で終了し、文字、数字、およびダッシュだけを含みます。
DNS 情報を入力します。このデバイスが属するネットワーク ドメインのドメイン名を入力します。ドメイン名は、文字で開始し、.com などの有効なドメイン名サフィックスで終了します。ドメイン名は、文字、数字、ダッシュ、およびドットのみで構成する必要があります。
(注) NCS アプライアンスおよびそれに関連付けられたコントローラは、同じ NTP サーバにマッピングされる必要があります。NTP サーバは、コントローラ、NCS アプライアンス、およびモビリティ サービス エンジン間で時刻を自動的に同期させるために必要です。
システムのリブート後は、次の手順に従って Cisco Prime Network Control System アプライアンスにログインしてください。
ステップ 1 Web ブラウザから、ルート ユーザとして NCS サーバにログインします。
ルート パスワードは、セットアップ時に設定した Web パスワードです。ブラウザ ログインを介して NCS にログインした後で、ルート パスワードを変更できます。
Cisco Wireless Controller System(WCS)のバージョンから Cisco Prime Network Control System に移行する場合は、次の手順に従って、Cisco Wireless Controller System(WCS)からデータをエクスポートします。
(注) 現在の zip ツールで処理できる zip ファイルのサイズは、4 G までです。WCS データベース ファイルが 10 G より大きい場合、zip ファイルのサイズはおそらく 4 G よりも大きくなります。この問題が生じた場合は、パッチを要求してください。
ステップ 2 bin ディレクトリへの cd コマンドを実行します。
ステップ 3 ご使用のオペレーティング システムに応じて次のいずれかのコマンドを使用し、エクスポートを実行します。プロンプトに従って、パスとエクスポート ファイル名を指定します。
• Linux の場合: export.sh all /data/wcs.zip
• Windows の場合: export.bat all c:¥wcs.zip
NCS は、WCS リリース 7.0.164.3 からのデータの移行のみをサポートします。WCS から NSE へのデータ移行の詳細および手順については、次の URL にある『Cisco Prime NCS Prime Configuration Guide』の第 4 章「Performing Maintenance Operations」で、「Performing NCS operations: Upgrading WCS to NCS」の項を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps11686/tsd_products_support_series_home.html
NTP サーバを設定して、NCS アプライアンスの時刻と日付を設定できます。
(注) 自動インストール スクリプトの一環として、NTP をイネーブルにし、NTP サーバ IP アドレスを入力するように求めるプロンプトが自動的に表示されます。自動インストール スクリプトの詳細については、「Cisco Prime Network Control System アプライアンスの設定」を参照してください。
(注) NTP 設定の詳細については、Linux の設定ガイドを参照してください。
アプライアンスのセットアップ時に、NTP サーバの追加を促すプロンプトが表示されました。NCS アプライアンスの起動後は、次のコマンドを使用して NTP サーバの設定を変更できます。
NCS アプライアンス ソフトウェアの状態はいつでも確認できます。NCS アプライアンスの CLI インターフェイスで、ncs status コマンドを入力します。
NCS アプライアンスが動作している場合、コマンド出力は次の例のようになります。
NCS アプライアンスが動作していない場合、コマンド出力は次の例のようになります。
NCS アプライアンス ソフトウェアは、初期設定後と各リブート後に自動的に実行されます。
ソフトウェアを手動で停止し、再起動するには、次の手順に従います。
ステップ 2 ステータスをチェックするには、次のコマンドを入力します。
ステップ 3 ソフトウェアを開始するには、次のコマンドを入力します。
ソフトウェアの破損、以前のリリースへのダウングレード、または問題のあるアプライアンスの復元などの緊急の状況では、次の手順に従って必要なリカバリ ISO イメージをダウンロードし、DVD に書き込みます。
ステップ 1 リカバリ ISO は、Cisco TAC を通じて入手できます。Cisco TAC に連絡して、リカバリ ISO イメージ ファイルを入手してください。
ステップ 2 リカバリ ISO イメージ ファイルをダウンロードします。
ステップ 3 リカバリ ISO イメージ ファイルを DVD に書き込みます。
警告 次の手順により、アプライアンスが完全に再インストールされます。アプライアンス上のデータはすべて削除されます。この手順を実行する前に、保存しておきたいデータまたはファイルをアプライアンスからコピーする必要があります。
ステップ 1 リカバリ ISO DVD を挿入した状態で、NCS アプライアンスをリブートします。Cisco Prime Network Control System の初期画面が表示されます。
ステップ 2 アプライアンスへの接続方法によって、インストール オプション 1 または 2 から必要なオプションを選択します。
インストールが完了するのに約 30 分かかります。ISO イメージがインストールされると、NCS アプライアンスがリブートします。リブートが完了すると、次のプロンプトが表示され、アプライアンスのデータは完全に消去されます。
NCS アプライアンスの管理者パスワードを紛失したか、忘れてしまった場合は、次の手順に従います。
ステップ 1 ISO DVD を挿入した状態で、NCS アプライアンスをリブートします。Cisco Prime Network Control System の初期画面が表示されます。
ステップ 2 アプライアンスへの接続方法によって、リカバリ オプション 3 または 4 から必要なオプションを選択します。