Software Release 2.1.39.0 のための
以前のリリースで復元できない Release 2.0.x 以降のバックアップ
圧縮されている Location Appliance のイメージ
ブラウザのロケールと一致するロケーション履歴のタイムスタンプ
自動同期の前に行うコントローラ/ネットワーク設計/イベント グループの Location Appliance への割り当て
同期の前に検証する WCS とロケーション サーバ ソフトウェアの互換性
キャリブレーションのための推奨される無線アダプタ クライアント
Absolute Discard RSSI Time および Relative Discard RSSI Time(ロケーション パラメータ)の推奨設定
Smooth Location Positions(新しいロケーション パラメータ)
Number of Tracked Elements および Tracked Elements Limit(新しい拡張パラメータ)
Import of Asset Information および Export of Asset Information(新しい拡張パラメータ)
Inspecting Location Readiness および Inspecting Location Quality(新しい監視パラメータ)
Deployment Planning for Data, Voice, または Location(新しい監視パラメータ)
Analyzing Element Location Accuracy Using Testpoints(新しいロケーションおよび監視パラメータ)
Location Appliance インストール ガイドへの追加項目
Product Documentation DVD(英語版)
このリリース ノートでは、Cisco Location Appliance Software Release 2.1.39.0 の新機能、拡張機能、および既知の問題を説明します。 このリリースの Location Appliance ソフトウェアは、Cisco 2700/2710 Location Appliance をサポートし、Cisco Wireless LAN Solution バージョン 4.0、3.2、3.1、および 3.0 で動作します。
Location Appliance Software Release 2.1.39.0 は、Cisco 2700/2710 Location Appliance をサポートし、Cisco Wireless LAN Solution バージョン 4.0、3.2、3.1、および 3.0 で動作します。 Location Appliance は、Cisco Wireless LAN Controller およびアクセス ポイントを使用してロケーション履歴データを計算、収集、格納することにより、無線デバイスの物理的な位置を追跡します。 収集されたロケーション データは、中央集中型の WLAN 管理プラットフォームである Cisco Wireless Control System (WCS) 上に GUI 形式で表示できます。
この Software Release は、任意の 2700/2710 Location Appliance にインストールできます。
表1 に、WCS とロケーション サーバのバージョン間の互換性を示します。
Cisco WCS を使用して、このソフトウェアを Location Appliance にインストールする手順は、『Cisco Wireless Control System Configuration Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6305/products_installation_and_configuration_guides_list.html
Location Appliance Release 2.0.x 以降のバックアップは、以前の Software Release を実行している Location Appliance では復元できません。 Location Appliance を Releases 2.0.x 以降にアップグレードする前に、以前のリリースのバックアップを作成してアーカイブすることをお勧めします。 これにより、必要な場合に、アップグレードされたシステムを以前のリリースへ変換することができます。
Location Appliance では、サーバ イメージの *.gz ファイルをダウンロードすると、自動的にファイルが圧縮解除(unzip)され、そのままインストールを継続できます。 圧縮された *.gz ファイルを手動でダウンロードした場合は、インストーラを実行する前にダウンロードしたファイルを圧縮解除する必要があります。 このファイルは Linux オペレーティング システムで圧縮されているため、gunzip ユーティリティ プログラムを使用して圧縮解除してください。 圧縮解除の方法は、対象のファイル名によって異なります。 bin 実行可能ファイルを作成するには、次のコマンドを使用します。
この項では、Location Appliance Software Release 2.1.39.0 の新機能や操作上の注意事項についての重要な情報を説明します。
Location Appliance を初めてインストールするときに、設定をガイドする自動セットアップ ウィザードを利用できるようになりました。 手動で Location Appliance をインストールするオプションも用意されています。 完全なスクリプト例は、このリリース ノートの「マニュアルの更新」の「Location Appliance インストール ガイドへの追加項目」を参照してください。
WCS のタイムスタンプは、Location Appliance の設定ではなくブラウザのロケーションに基づいています。 WCS または Location Appliance 上でタイム ゾーンを変更しても、ロケーション履歴のタイムスタンプは変更されません。
自動同期機能により、非同期のコントローラ、ネットワーク設計、イベント グループが検出されると自動的に同期がとられます。 この自動同期機能を有効にする前に、Location Appliance にコントローラ、イベント グループ、ネットワーク設計を割り当てておく必要があります。
正しく同期させるには、WCS のソフトウェア バージョンとロケーション サーバのソフトウェア バージョンに互換性がある必要があります。 WCS とロケーション サーバの互換性については、このリリース ノートの表 1-1 の互換性マトリクスを参照してください。
ロケーション モデルのキャリブレーションには、最新のドライバを備えた Cisco Aironet 802.11 a/b/g 無線 Cardbus アダプタ クライアント(AIR-CB21AG)の使用をお勧めします。 クライアントは Cisco Compatible eXtensions(CCX)対応のバージョン 2 以上である必要があります。 バージョン 2.0 より前のアダプタ クライアントはキャリブレーションには不向きです。
Relative Discard RSSI Time にはデフォルト値の 3 分より小さい値を設定しないでください。
Absolute Discard RSSI Time にはデフォルト値の 60 分より小さい値を設定しないでください。
パス: Location > Location Server > Administration > Location Parameters
Software Restart ボタンは Advanced Parameters ページから削除されました。
パス: Location > Location Server > Administration > Advanced Parameters
ロケーション サーバの Backup Operation ページに、アクティブなバックアップの進行状況と、完了の割合が表示されるようになりました。 バックグラウンドでバックアップを続行しながら、別のウィンドウを開くこともできます。
ネットワークに最大限のセキュリティを確保するため、Location Appliance を最初に設定するときにデフォルトの root パスワードを変更する必要があります。
Location Appliance の root パスワードを忘失した場合、次の手順を実行します。
ステップ 1 GRUB 画面が表示されたら、 Esc を押してブート メニューを表示します。
ステップ 3 「kernel」から始まる行に移動して、 e を押します。
行末でスペースを 1 つ入力し、続いて数字の 1 を入力します。 Enter を押して、この変更内容を保存します。
起動シーケンスが終わると、シェル プロンプトが表示されます。
ステップ 5 passwd コマンドを入力して、root パスワードを変更できます。
ステップ 6 新しいパスワードを入力して、これを確認します。
特定の要素について平滑度を調節できます。 オプションには、Off(平滑化なし)から Maximum までの範囲があります。 Off(平滑化なし)オプションは医療機器や店舗在庫のアセット タグのように常に移動しているアイテムに適しています。 Maximum オプションの平滑化は一般的に固定されたアイテムに適しています。
パス: Location > Location Server > Administration > Location Parameters
ロケーション変更イベントは、クライアント ステーション、アセット タグ、不正クライアント、および不正アクセス ポイントが元の場所から移動したとき、ロケーション サーバによって生成されます。 イベントはクリアされたときもログに記録されます。
バッテリー レベル イベントは、すべての追跡対象アセット タグに対して、ロケーション サーバによって生成されます。 イベントはクリアされたときもログに記録されます。
ロケーション サーバでは最大 2,500 の要素を追跡できます。 この合計値および現在追跡されている要素の数が Advanced Parameters ページに表示されます。 限界の 2,500 に達するとメジャー アラートが表示されます。
パス: Location > Location Server > Administration > Advanced Parameters
ロケーション サーバの製品識別子、バージョン識別子、およびシリアル番号を Advanced Parameters ページで確認できます。 これらの値は、各 Location Appliance に固有のものです。
パス: Location > Location Server > Administration > Advanced Parameters
フラット テキスト ファイルに格納されたアセット情報をロケーション サーバにインポートできます。 インポートされるファイル内の情報は、次の形式にする必要があります。
#クラス, MAC アドレス, アセット カテゴリ, アセット グループ, アセット名
エクスポートした情報は、これと同じ形式で格納されます。 ファイル名を変更することも、デフォルトの assets.out にしておくこともできます。
パス: Location > Location Server > Administration > Import Asset Information または Export Asset Information
クライアントとタグのロケーションは信号を生成するアクセス ポイントを使用して監視できます。 アクセス ポイントの信号の強度と最後に読み取りが行われてからの経過時間がレポートされます。 このクライアントとタグに関する詳細情報は、Map ページに表示されます。 該当するクライアントまたはタグにマウスを合わせると、情報を参照できます。 この機能を有効にするには、Tag Properties ページおよび Client Properties ページにある Location Debug オプション ボックスをオンにします。
パス: Monitor > Devices > Tag または Client
(注) 追加情報は、『Cisco Location Appliance Configuration Guide』の第 7 章の「Monitoring Clients」および「Monitoring Tagged Assets」を参照してください。
クライアントおよびタグの Summary ページにおいて、ロケーション情報がロケーション サーバによって更新される頻度を設定できます。 最短の更新間隔は 5 分です。
タグについてこのオプションを開始するには、 Last Detected Within メニューから目的のポーリング頻度を選択します。
(注) Search for Tags by メニューから、ロケーション サーバ、アセット名、フロア領域などの追加の検索条件を定義して、どのタグをポーリングするかを指定することもできます。
クライアントについてこのオプションを開始するには、 Load Location Server data as old as メニューから目的のポーリング頻度を選択します。
(注) Search for Clients by メニューから、ロケーション サーバ、ユーザ名、MAC アドレス、フロア領域などの追加の検索条件を定義して、どのクライアントをポーリングするかを指定することもできます。
パス: Monitor > Devices > Tag または Client
(注) 追加情報は、『Cisco Location Appliance Configuration Guide』の第 7 章の「Monitoring Clients」および「Monitoring Tagged Assets」を参照してください。
Cisco WCS を設定して、既存のアクセス ポイントの配置機能が要素の実際のロケーションを最低 90% の時間で 10 メートル以内に推測できるかどうかを検証できます。 ロケーションの検出速度は、アクセス ポイントの数と配置に基づいて計算されます。
また、実際の調査とキャリブレーション中に収集しておいたデータ ポイントをもとに、ロケーション品質をチェックできるほか、所定のロケーションがロケーション仕様(10m、90%)を満たすかどうかもチェックできます。
Monitor>Maps ページの右上にあるメニューから Inspect Location Readiness を選択します。 10m、90% のロケーション仕様を満たす領域と満たさない領域を示す、色分けされたマップが表示されます。
エリアの調査中に収集しておいたデータ ポイントをもとにキャリブレーション モデルを完成したら、Monitor>Maps ページの右上にあるメニューから該当する RF Calibration Model を選択します。 さらに、表示されたページの Inspect Location Quality リンクを選択します。
データ/音声トラフィック、またはロケーションがアクセスできる状態かどうかを基準にして、アクセス ポイントの推奨数と推奨ロケーションを計算できます。 アクセス ポイントの計算を開始するには、Maps ページの Planning Mode オプションを使用します。
クライアントおよびアセット タグが不正なものでないかどうかを判別するロケーション精度を、エリアまたはフロア マップ上にテストポイントを置いて分析できます。 この機能を使用して、アクセス ポイントによって自動的に、またはキャリブレーションによって手動で収集されたロケーション情報を検証します。 詳細は、『Cisco Wireless Control System Configuration Guide, Software Release 4.0』の第 5 章を参照してください。
パス: Location > Location Servers > Advanced Parameters および Monitor > Maps
この項では、Location Appliance Release 2.1.39.0 に存在する未解決の問題を示します。
• CSCsc09186:ロケーション キャリブレーションの実行時に、アクセスできないコントローラがあると、データ ポイントを取得するプロセスが 1 つのポイントに 1 分以上かかることがあります。
解決策: キャリブレーション中にそのコントローラがアクセス可能かどうかを検証するか、アクセスできないコントローラを取り外します。
• CSCsc39959:WCS Release 3.2 と Location Appliance Release 1.x を実行している場合、MAC アドレスまたはアセット情報で要素を検索すると、マップまたはサマリー リストに表示されているすべての要素が検索結果に反映されないことがあります。
解決策: Location Appliance を Release 2.0 以上にアップグレードします。
• CSCsd36689:アクセス ポイントが監視モードの場合、ローカル モードよりもプロービング クライアントの検出効率が低下します。 これらのアクセス ポイントはクライアントの RSSI 値を追跡せず、Location Appliance にロケーション情報を提供しません。
解決策: 効率を最大にするには、できるかぎりローカル モードで運用します。
• CSCse13406:Windows OS 上の WCS では、まれに、複数のユーザがキャリブレーションのためにデータ ポイントを収集しているときに、データ ポイントを追加しようとしたユーザの画面からマップ画像が消失することがあります。 「Unexpected inability to imwrite calmodel progress image.」というエラー メッセージが表示されますが、これは表示上の問題であり、 機能的な支障はありません。
解決策: キャリブレーション モデルに戻り、もう一度 Save をクリックします。 その後、データポイントを追加できるようになります。
• CSCse34650:CCX 対応のクライアントを複数のコントローラとともにフロアで使用してキャリブレーションを実行すると、アクセス ポイントから提供されるキャリブレーション データ ポイントが不足する現象が見られます。 これにより、Location Inspector quality accuracy ページの精度が低下することがあります。
• CSCse60657:複数階の建物が 60 棟以上あるキャンパス環境では、画像(フロア)転送数によっては Location Appliance で同期エラーが発生することがあります (Location Appliance での各メッセージ転送の上限は 30MB です)。
解決策: 各キャンパス構成に割り当てる建物の数を制限します。
• CSCse76666:ロケーション サーバが WCS と同期中で、ポーリングおよびロケーション計算がアクティブであるとき、Location Appliance でロケーション計算が行われなくなることがあります。 この間欠的な状態は、ヒート マップが生成されるときにも発生します。 ポーリングが「オフ」の場合は発生しません。
解決策: この状態の発生を防止するには、次の操作を行います。
(2) 実際のポーリング間隔にできるだけ近づくように数分間待ちます (実行中のポーリングおよび計算のスレッドがプロセスを終了する時間をとります)。
この操作を実行しても同じ状態が続く場合は、Location Appliance を再起動します。
• CSCse76683:Location Appliance で要素の数が上限の 2,500 を超えると、超えた分の要素については新たなロケーション計算はレポートされません。 認識されている 2,500 要素のいずれかが期限切れになると、ロケーション計算がレポートされるようになります。 ポーリングが「オフ」のときでも、この状態は発生します。
解決策: Prune Data Interval(履歴パラメータ)を調整して、認識されている要素をプルーニングします。 プルーニングが行われたら、Prune Data Interval を以前の値にリセットします。
• CSCse76793:Position AP ページに含まれていないアクセス ポイントでも、場合によって、マップ上の所定のアクセス ポイントにマウスを合わせたときにアンテナ名が表示されないことがあります。
• CSCsc64772:以前のリリースでは、ロケーション サーバに対して、10 秒ごとにすべての要素カテゴリをポーリングして毎分の履歴ポイントを保存するようなアグレッシブ ポーリングまたは履歴パラメータを設定すると、データベース操作の完了に時間がかかり、要求に対するサーバからの応答が一時的に遅延しました。
• CSCsd03171:以前のリリースでは、Advanced Debug オプションを有効にすると、通信を HTTPS に設定していてもデフォルトの HTTP 設定にリセットされました。
• CSCsd05107:以前のリリースでは、802.11b/g プロトコル フィルタを使用してクライアント検索を実行すると、802.11b ユーザはリストされましたが、802.11g はリストされませんでした。
• CSCsd05623:以前のリリースでは、Location Appliance の root パスワードを忘失した場合のパスワードの回復方法が文書化されていませんでした。
この問題は、2.048.0、2.1.34.0 およびそれ以降の Location Appliance リリース ノートに対応方法が記載されています。また、Location Appliance コンフィギュレーション ガイド(2006 年 6 月以降)にも同様に記載されています。
• CSCsd29958:以前のリリースでは、WCS を介したコントローラへの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセスを変更し、その変更をロケーション サーバにプッシュした場合、ロケーション サーバを再起動するか、Synchronization ページでコントローラのロケーション サーバへの割り当てを解除して再割り当てするまで変更は反映されませんでした。
• CSCsd91565:以前のリリースでは、インストールされた 802.11 b/g クライアントの総数は Client Summary ページに表示されましたが、Floor Summary ページ(Monitor>Map)には表示されませんでした。
• CSCsd95125:以前のリリースでは、クライアントがクライアント リストには正しいフロア上に表示されましたが、ミニマップには誤ったフロア上に表示されました。 クライアントのレジデント フロアへのリンクも誤っていました。
• CSCsd95144:以前のリリースでは、クライアントのアソシエーションとその解除を切り替えたときに、ロケーション履歴機能による Location History テーブルおよび Client Details ページでのクライアントの 802.11 状態のレポートが不正確になることが頻繁にありました。
• CSCse12576:以前のリリースでは、キャリブレーションの実行中に、最新機能を利用するために CCX v.2 以降に対応するクライアントが推奨されていました。 さらに、コントローラおよびクライアントが通信するワイヤレス LAN 上で Aironet Information Element(IE; 情報要素)オプションを有効にする必要がありました。 Aironet IE オプションが無効になっていると、多くの場合、キャリブレーションを実行しても十分なデータが生成されませんでした。
• CSCse22079:以前のリリースでは、キャリブレーション実行中に追加したデータポイントは削除できませんでした。
• CSCse43442:以前のリリースでは、論理条件により内部リソースの解放が妨げられ、エラーがログに記録されるとスレッドは最長 2 分間ブロックされました。 ログに記録されるエラーには、(1) コントローラによって検出されたマップへ未割り当てのアクセス ポイントや、(2) マップのないエリアまたはマップが非同期のエリアに同期されたコントローラがあります。 エラー ロギングに関連したブロック時間の増加は、ロケーション計算に要する時間の増加、より頻繁なロケーション計算、ユーザ インターフェイスおよび API での情報の遅延を招いていました。
このリリース ノートに記載のない特定の問題に関する情報を入手するには、Cisco Bug Toolkit を使用します。Cisco Bug Toolkit では、さまざまな重大度の問題を参照できます。 Bug Toolkit にアクセスするには、次の URL をクリックしてください。
http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Bugtool/launch_bugtool.pl
不具合について問い合わせても結果が表示されない場合、その不具合の Bug ID が存在しないか、表示可能な説明が用意されていないか、または Cisco Confidential に指定されている可能性があります。
最新の詳細なトラブルシューティングに関する情報は、Cisco TAC ウェブサイト
( http://www.cisco.com/tac )を参照してください。 Technology Support をクリックし、左側のメニューから Wireless を選択し、Wireless LAN をクリックします。
次の各項は、『Cisco 2700 Series Location ApplianceInstallation and Configuration Guide』の最新版に含まれていない情報です。
コンソールへの接続に使用する DB9 ピン配置を 表4 に示します。
デフォルト以外のポートまたは HTTPS を使用する場合、コマンドとともに正しい情報を渡す必要があります。 たとえば、getserverinfo は -port <<ポート>> -protocol <<HTTP/HTTPS>> を指定して実行します。 同様に、サーバーを停止するには、stoplocserver -port <<ポート>> -protocol
<HTTP/HTTPS>> のように指定します。
Release 2.1.x からロケーション サーバを初めてインストールするときに自動スクリプトを利用できるようになりました。自動スクリプトの例は次のとおりです。
セットアップ ウィザードを使用する場合は yes と入力し、手動でパラメータを設定する場合は no と入力します。 セットアップ スクリプトを使用したシステムの設定は、Linux システムに精通したシステム管理者のみが選択してください。 大カッコに囲まれたオプションがデフォルトです。 Enter を押すとデフォルトを選択できます。
ホスト名はネットワーク上のデバイスを識別する一意の名称です。
ホスト名には英数字およびハイフンのみを使用し、先頭を英字に、末尾を英字または数字にする必要があります。
ドメイン名は、このデバイスが属すネットワーク ドメインを指定します。
ドメイン名には英数字、ハイフン、ドットのみを使用し、先頭を英字に、末尾を有効なドメイン接尾辞(.com など)にする必要があります。
スーパーユーザのパスワードを入力し、もう一度入力してこれを確認します。 入力した文字自体は表示されません。
このマシンへの Secure Shell(SSH)を介した root ログインを有効にするには Yes を選択します。 これにより、コンソールと SSH 使用のどちらでも root ログインが可能になります。 有効にしない場合は、Skip を選択します。 リモート root ログインを無効のままにした場合、root ログインはコンソールからのみとなります。
コンソールからのログインのほかに SSH を介したリモート ログインを許可するには yes を選択します。 コンソールからの root ログインのみを許可するには no を選択します。
Yes を選択して、メインのイーサネット インターフェイスの設定を開始します。
このマシンのメインのイーサネット インターフェイスに使用する IP アドレスを入力します。
指定した IP アドレスのネットワーク マスクを入力します。
メインのイーサネット(eth0)インターフェイスからアクセス可能なデフォルト ゲートウェイを指定します。
2 つ目のイーサネット(eth1)インターフェイスに情報を指定する場合は Yes を選択します。
(注) 次のプロンプトで入力する IP アドレス、ネットワーク マスク、およびデフォルト ゲートウェイ アドレスはネットワーク管理者より入手してください。
(注) 2 つ目のイーサネット(eth1)インターフェイスの指定をスキップするには、none と入力します。その場合、次に表示されるプロンプトは DNS セットアップです。
このマシンの 2 つ目のイーサネット(eth1)インターフェイスに使用する IP アドレスを入力します。
指定した IP アドレスのネットワーク マスクを入力します。
(注) このマシンに 2 つ目のインターフェイス(eth1)用の IP アドレスおよびマスクを指定したので、インターフェイスに対して最大 2 つのスタティック ルーティング エントリを定義することができます。
(注) スタティック ルートを設定しない場合は、以降で表示されるネットワーク アドレス プロンプトで none と入力します。 その場合、ネットワーク マスクおよびゲートウェイ アドレスの指定を求められることはありません。
(注) 1 つのルートのみを設定する場合、2 つ目のネットワーク アドレスの指定を求められたら none と入力すると、2 つ目のルート用のネットワーク マスクおよびゲートウェイ アドレスの指定を求められることはありません。
eth1 のスタティック ルートを定義するネットワーク アドレスを入力します。
上で指定したネットワーク アドレスのネットワーク マスクを入力します。
指定したネットワーク アドレスおよびネットワーク マスクのゲートウェイ アドレスを入力します。
最大 3 つの DNS を指定できます。また、DNS を無効にすることもできます。 現状では定義済みのサーバはありません。
バックアップ IP アドレスを入力します。 2 つ目の DNS サーバを指定すると、3 つ目のサーバを指定するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。
タイム ゾーン ルールを正しく設定するために場所を選択する必要があります。 該当する大陸または海洋の番号を選択します。
選択した大陸または海洋に基づいて国の選択肢が示されます。 該当する番号を選択します。
選択した国に基づいた適切なタイム ゾーン地域の番号を入力します。
情報を確認し、正しければ Yes を選択します。 正しくない場合は、一連のプロンプトに従って設定しなおします。
NTP(Network Time Protocol)を有効にすると、システムは選択した NTP サーバを参照して設定されます。 Skip を選択すると、現在の日付と時間を入力するよう求められます。
yes を選択すると、NTP サーバの名前またはアドレスの入力が必要になります。
選択したすべての項目が表示されます。 次に、指定したすべてのセットアップ情報を確認するよう求められます。 設定を進める場合は Yes と入力し、変更を加える場合は No と入力します。直前の手順に戻るには ^ を入力します。
yes を選択すると、設定情報が適用されます。 変更の適用を確認するプロンプトが表示されたら、システムを再起動することをお勧めします。
(注) 設定が完了すると、画面にメッセージ「***Configuration successful***」が表示されます。
この次に root でログインするときは、Linux シェル プロンプトのみが表示され、セットアップ スクリプトは表示されません。 今後、セットアップ スクリプトを使用して設定を変更するには、root でログインし、/opt/locserver/setup/setup.sh を実行します。
(注) セットアップ スプリプトによって生成されるログ ファイルは、/opt/locserver/logs/setup.sh で参照できます。
2700 Location Appliance の時間と日付の設定に NTP サーバを使用することができます。
メインの設定ファイルは /etc/ntp.conf です。このファイルで、NTP サーバの IP アドレスまたは DNS 名を指定します(次の例を参照してください)。
ブート時に NTP が設定されるようにするには、次のように入力します。
ブート後に NTP を起動、停止、再起動するには、次の例にように指定します。
NTP の設定と起動が済んだら、正常に動作していることを確認します。 NTP プロセスが実行中かどうかをテストするには、次のコマンドを使用します。
初めて NTP デーモンを起動する前に、サーバをただちに NTP サーバと同期させるには、ntpdate -u<サーバ IP> コマンドを使用します(次の例を参照してください)。
(注) NTP 設定の詳細は、Linux の設定ガイドを参照してください。
Location Appliance に関連するマニュアルには、次のものがあります。
• 『Cisco 2700 Series Location Appliance Configuration Guide』
シスコの製品マニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com で入手することができます。また、シスコのテクニカル サポート、およびその他のリソースは、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
次の URL から、シスコ製品の最新資料を入手することができます。
http://www.cisco.com/techsupport
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
また、シスコの Web サイトの各国語版へは、次の URL からアクセスできます。
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Product Documentation DVD は、製品の技術的な情報をポータブル メディアで参照できる包括的なライブラリです。この DVD を使用すると、Cisco 製品の複数のバージョンのハードウェアおよびソフトウェア インストール、設定、コマンド ガイドにアクセスして、HTML 形式で技術資料を参照できます。また、この DVD では、インターネットに接続しなくても、シスコ のWeb サイトに掲載されているものと同じ資料にアクセスできます。 製品によっては、PDF 形式の資料もご利用いただけます。
この Product Documentation DVD は、まとめて入手することも、登録して入手することもできます。Cisco.com(Cisco Direct Customers)登録ユーザの場合、次の URL の Cisco Marketplace から Product Documentation DVD(Product Number: DOC-DOCDVD=)を発注できます。
2005 年 6 月 30 日以降、Cisco.com の登録ユーザの場合は、次の URL の Cisco Marketplace の Product Documentation Store でシスコの資料を入手することができます。
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(注) Web 上または電話でサービスを依頼する前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用して製品のシリアル番号をご確認ください。 CPI ツールにアクセスするには、シスコのテクニカル サポートと資料の Web サイトで Documentation & Tools にある Tools & Resources リンクをクリックします。 Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool を選択するか、Alerts & RMAs にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックします。 CPI ツールでは、製品 ID またはモデル名別の検索、ツリー ビュー別の検索、または(特定の製品で)show コマンド出力のコピーと貼り付けによる検索、の 3 種類の検索オプションを使用できます。検索結果には、シリアル番号ラベルの貼られている位置が強調表示された製品の図が表示されます。電話でサービスを依頼する前に、製品のシリアル番号ラベルを調べて情報を書き留めてください。
Japan TAC Webサイトでは、利用頻度の高いCisco TAC Webサイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Webサイトには、次のURLからアクセスしてください。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Webサイトのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Webサイトにアクセスするには、Cisco.comのログインIDとパスワードが必要です。ログインIDとパスワードを取得していない場合は、次のURLにアクセスして登録手続きを行ってください。
オンラインの TAC Service Request Tool を使用すると、S3 および S4 のサービスをすぐに依頼できます(S3 および S4 のサービスの依頼とは、ネットワークへの影響が非常に少ないか、製品情報が必要な場合のことです)。状況の詳しい説明を入力すると、推奨されるリソースが TAC Service Request Tool により自動的に提示されます。これらのリソースを使用しても問題を解決できない場合は、サービスの依頼がシスコのエンジニアに割り当てられます。TAC Service Request Tool には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
S1 および S2 のサービスを依頼される際、またはインターネットにアクセスできない場合には、Cisco TAC まで電話でご連絡ください(S1 および S2 のサービスの依頼とは、実稼働ネットワークがダウンしているか、ネットワークのパフォーマンスが大幅に低下している場合のことです)。S1 および S2 のサービスの依頼はシスコのエンジニアにただちに割り当てられ、お客様は業務をスムーズに遂行するための支援を受けることができます。
シスコでは、すべてのサービスの依頼を決められた形式に従って報告していただけるよう、問題の重大度を次のように定義しています。
重大度 1(S1):ネットワークが「ダウン」した状態か、業務に致命的な損害が発生した場合。お客様およびシスコが、24 時間体制でこの問題を解決する必要があると判断した場合。
重大度 2(S2):既存のネットワーク動作が著しく低下したか、シスコ製品が十分に機能しないため、業務に重大な影響を及ぼした場合。お客様およびシスコが、通常の業務中の全時間を費やして、この問題を解決する必要があると判断した場合。
重大度 3(S3):ネットワークの動作パフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用は継続できる場合。お客様およびシスコが、業務時間中にサービスを十分なレベルにまで復旧させる必要があると判断した場合。
重大度 4(S4):シスコ製品の機能、インストール、または設定について、情報または支援が必要な場合。業務の運用には、ほとんど影響がありません。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手できます。
• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、リファレンス ガイド、資料、およびロゴ製品を提供しています。 シスコのストアである Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• Cisco Press では、ネットワーキング、トレーニング、および資格認定に関する出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。 Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。
• 『Packet』は、シスコシステムズがテクニカル ユーザ向けに発行する情報誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立つ情報が記載されています。この季刊誌には、最新の業界トレンド、最新テクノロジー、シスコ製品およびソリューションのほか、ネットワーク構成およびトラブルシューティングに関するヒント、コンフィギュレーション例、カスタマー ケース スタディ、認定およびトレーニングの情報、およびさまざまな充実したオンライン サービスへのリンクの内容が含まれます。 『Packet』には、次の URL からアクセスしてください。
日本語版『Packet』は、米国版『Packet』と日本版のオリジナル記事で構成されています。日本語版『Packet』には、次のURLからアクセスしてください。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/packet/
• 『iQ Magazine』は、シスコシステムズが発行する季刊誌で、成長する企業向けに収益の増加、ビジネスの合理化、およびサービス拡大のためのテクノロジーの利用方法を提供します。この季刊誌では、実際のケース スタディとビジネス戦略を利用して、このような企業が抱える課題とその解決に役立つテクノロジーを特定し、読者がテクノロジーへの投資に関して堅実な意思決定を行えるように支援します。『iQ Magazine』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
このデジタル エディションには、次の URL からアクセスできます。
http://ciscoiq.texterity.com/ciscoiq/sample/
• 『Internet Protocol Journal』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコが発行する季刊誌です。 『Internet Protocol Journal』には、次の URL からアクセスできます。
• シスコシステムズが提供するネットワーキング製品、およびカスタマー サポート サービスについては、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/index.html
• Networking Professionals Connection は、シスコのエキスパートと社外のネットワーク プロフェッショナルとがネットワーキング製品およびテクノロジーに関する質問、提案、情報を共有するためのインタラクティブな Web サイトです。 この Web サイトに参加するには、次の URL を使用してください。
http://www.cisco.com/discuss/networking
• シスコは、国際的なレベルのネットワーク関連トレーニングを実施しています。 トレーニングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。