海外インターンシップで、視野を広げる経験を

米国にあるシスコ海外拠点オフィスを、サイバーセキュリティ スカラシップ プログラム受講生が訪問。現地でのインターンシップを終えたふたりに、その経験を振り返っていただきました。

海外オフィスのインターンシップで得た将来への視野を広げる実地体験

2018年秋、全米最大規模のリサーチキャンパス Research Triangle Park(RTP)内シスコRTPオフィスにて、受講生2名が4日間のインターンシップを体験しました。このプログラムでは、セキュリティ業務に携わる専門家チームや、災害対応スペシャリスト班とのミーティングなどを実施。セキュリティについての実践的な知見を深めるだけでなく、シスコが行う社会貢献活動や、多様性を尊重する職場での取り組みにも触れ、将来のキャリアについて視野を広げるきっかけとなりました。

プログラム内容

1日目
・シスコ企業概要および社会貢献活動の紹介
・国家のデジタル化とセキュリティについて
・日本人エンジニアとのミーティング~海外で働くということ~
2日目
・シスコのセキュリティ アーキテクチャ紹介
・脆弱性管理チームとのミーティング
3日目
・CSIRT チーム シャドウイング(密着)研修
・業務概要、役割と責任分担
・アナリストとのミーティング
・CSIRT プロセスと技術
4日目
・CSIRT チーム シャドウイング(密着)研修
・アナリスト シャドウイング
・CSIRT プロセスと技術

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4日間のインターンシップを振り返って

東京大学 大学院 理学系研究科 博士課程2年 小島 崇史さん

早稲田大学 法学部3年 庭 祐さん

まず、スカラシッププログラムを知ったきっかけを教えてください。

小島さん:もともと情報セキュリティに興味があり、関連資格の勉強をしていました。実習などの実学を積みたいと思い調べている際に、このスカラシッププログラムを知りました。

庭さん:僕は、以前ネットワークの勉強のためにシスコ技術者認定を受験したことがあり、その時からシスコの存在は知っていました。ネットワーク関連の学習サイトなどをのぞいているうちに、スカラシップ プログラムが紹介されているのを目にしました。

今回のインターンシップで期待していたことは何でしたか?

庭さん:まずはアメリカのオフィスの様子を実際に見て知りたいと思いました。また、マシンリソースの制約があって自分では出来ないことを、実際に体験してみたいという思いもありました。

小島さん:僕もアメリカの企業で働くということが一体どういうことなのか、それから、セキュリティの現場で働く方々が、どのような思いや使命感を持っているのかを知りたいと思っていました。

逆に、不安のようなものはありませんでしたか?

小島さん:英語でのコミュニケーションがきちんととれるかの不安はありました。でも、思い切って相手の懐に飛び込んでみると、皆さんじっくりと話を聴いてくれました。たしかに英語力はある程度必要ですが、日本語で普段から使っているコミュニケーション能力のほうがはるかに大切だなという実感でした。

庭さん:僕も不安だったのは英語です。普段から英語を話したり聞いたりする機会はあまりなかったので、内容についていけるか不安でした。でも、内容は講習で事前に学んだ分野でしたし、難しいところは引率のシスコ社員の方が日本語で補足説明をしてくださったので、よく理解できました。

 

社会的にセキュリティ対策の必要性が増している雰囲気を肌で感じました。(小島さん)

実際に行ってみて、RTPオフィスで1番印象的だったことは何ですか?

小島さん:数多くの従業員の方々と話をする中で、好きな場所で、好きな時間に、好きな業務をしている印象をうけました。いかにもアメリカらしい自由な環境で、日本とは大きく違うと感じました。

庭さん:そうですね、今回お会いした社員の方みなさんから、自分の仕事が好きな気持ちが伝わってきて、そういう環境で働けるのは幸せそうだなと感じました。

特に印象に残ったセッションと、その理由を教えてください。

庭さん:世界中の被災地に出向き、発電機や衛星アンテナなどを使いネットワークを設置するTacOps (Tactical Operations)チームについてのセッションが印象に残りました。シスコが社会貢献活動でも大きな役割を担っていることがわかりました。

小島さん:僕は、RTPでエンジニアとして働く日本人、下田さんへのインタビューが一番印象に残りました。英語の不安もある中、まずはともあれアメリカに飛び込んだというお話に感銘を受けました。世界で活躍するには、どんどん行動に移していく精神が大切だと思いました。

今回のセッションを通じて、セキュリティ関連で新しい発見や学びはありましたか?

小島さん:今回、様々なお話を伺い、企業や国家のセキュリティというのは、思ったよりも拮抗した戦いを強いられているという印象を持ちました。社会的にセキュリティ対策の必要性が増している雰囲気を肌で感じました。

庭さん:以前は、セキュリティログ取得というと単純なオペレーションのイメージが強かったのですが、実際には脅威の兆候を見逃さないために、高度なデータ分析の専門知識をもったアナリストが携わっているということが、新たな発見でした。

 

実際のCSIRT には、高度な専門知識を持つアナリストが携わっていることを知りました。(庭さん)

今回の経験を通して自分で成長できたと感じることは何でしょうか?

小島さん:自分とは全く異なる背景を持つ人々の中でどのように交流するか、ということが挑戦だと思っていました。今回、思い切って人の懐に飛び込むことができ、自分の中の壁のようなものが無くなりました。一皮むけたかなと思います。

庭さん:会社の中の雰囲気は実際に見てみないとわかりません。今回、シスコRTPオフィスの自由な雰囲気を目にして、こんな働き方もあるんだ、と視野が広がりました。また、いろいろな人との出会いを大切にし、積極的にコミュニケーションをとる意欲も増しました。

この経験を今後どのように活かしていきたいですか?

小島さん:このインターンシップを通して、自分がどのような仕事に就きたいのか、興味がある分野や職種が何なのか、見えてきたように思います。今後はそれを形にするべく、活発に活動していこうと決心しました。

庭さん:日本とはまた違った自由なオフィスの雰囲気に惹かれました。こういうところで、社会に貢献しつつ自分も楽しく働いている人たちの仲間入りができるように、今からいろいろなことに興味を持って勉強しつづけていこうと思います。

最後に、本プログラム受講を検討している方へ何かメッセージがあればお願いします。

庭さん:最初の入門コースはeラーニングなので、自分のペースで学び始めることができます。その後は集合講習もあるので、わかりにくいところを直接講師の先生に質問できますし、仮想マシンを使った本格的なラボ演習もあって理解が深まります。受講は無料なので、勉強したい人にとっては大きなチャンスだと思います。

小島さん:情報セキュリティに興味がある人は、ぜひ基礎コース『CCNA Cyber Ops』の講義受講をおすすめします。教材用の仮想環境内で、マルウェアに感染させたり、webページの脆弱性を利用したり、不正にパスワードを取得したりと、あらゆる攻撃とその対策を体験することができます。サイバー攻撃が想像以上に身近であることや、その恐ろしさと対策の必要性を実感できるコースです。


サイバーセキュリティ スカラシップ プログラムとは

シスコはサイバーセキュリティ スカラシップ プログラムを創設し、次世代の情報セキュリティ人材育成を支援します。

シスコ ネットワーキング アカデミー

シスコ ネットワーキング アカデミーは、企業が求めているインターネット技術者を育成するために、大学、専門学校、高校などの学校における授業での開講を対象に、シスコが開発したウェブベースのカリキュラムです。

これまで180ヶ国で920万人以上の受講生を輩出しています。

シスコ サイバーセキュリティ スカラシップ プログラムはグローバルで実績のあるネットワーキング アカデミーの教材を使用しています。