LANケーブルなしでもアクセスポイントを増設可能。
Wi-Fi接続可能エリアを簡単に拡張できるのが「Wi-Fiメッシュ」です。
1台のWi-Fi ルータやアクセスポイントでカバーできるエリアや⼈数、速度は、アクセスポイントとの距離やあいだの障害物、他の電波との関係で、低 下する場合があります。本来は、Wi-Fiを利⽤するエリアを⾒渡せる位置(少し⾼めの壁⾯等)にアクセスポイントを設置するのが⼀番ですが、それが 出来ない場合には、Wi-Fiメッシュの機能が有効になります。
電波が不安定な場所がある場合には、Wi-Fi ルータやアクセスポイント を増設してWi-Fi範囲をカバーするのが⼀般的な対処法の1つです。
これらの機器を設置するためには通常、LAN ケーブルの配線が必要です が、2階の住居から1階の店舗へ、事務所から離れの⼯房へなど、配線が 難しい・配線できても⾒た⽬が悪い・⼯事しないと配線できない、とい ったケースが多々あります。
このように配線や場所にとらわれずに、Wi-Fi接続可能エリアを広げたい というニーズに応えられるのが「Wi-Fiメッシュ」です。
Wi-Fiメッシュは、複数のアクセスポイントで構成するネットワークです。アクセスポイントは、基地局または中継局いずれかの役割を担います。
■基地局:
ルータやスイッチなど、上位のネットワーク機器に有線接続されるアクセスポイント。
有線ネットワーク(インターネット)と Wi-Fiメッシュネットワークの出⼊り⼝として機能。
■中継局:
上位のネットワーク機器に有線接続されないアクセスポイント。PC やスマートフォンと基地局との通信の橋渡し役として機能。
Wi-Fiメッシュの最⼤の特⻑は、LANケーブルの接続を必要としない設置の柔軟性です。
図のように、基地局から電波が届く範囲で電源さえ確保できれば、どこにでも中継局を設置できます。
また、基地局と中継局との直接通信が遮断された場合には別の中継局で迂回通信する、より電波が強いなど安定した通信が可能な経路を⾃動的に選択 するなど、経路を最適化する機能も備わっています。
同様にPCやスマートフォンも、基地局または中継局を問わず、最適なアクセスポイントに接続します。
Meraki Go アクセスポイントでの Wi-Fi メッシュネットワークの作成は ⾮常に簡単です。
同じMeraki Go アカウントにハードウェア(シリアル番号)が登録され る 2 台⽬以降のアクセスポイントは、起動時に上位のネットワーク機器 に有線接続されていれば基地局、有線接続されていなければ中継局とし て⾃動的に機能します。
また、基地局が複数存在する環境では、耐障害性も備えています。 ある基地局の有線接続が何らかの理由で切断されても、別の基地局から 電波が届く範囲にあれば、⾃動的に中継局に切り替わることで PC やス マートフォンに Wi-Fi 接続を提供し続けることができます。
2 台⽬以降のアクセスポイントは有線接続され ていれば基地局として機能
2 台⽬以降のアクセスポイントは有線接続され ていなければ中継局として機能する
基地局が複数存在する場合有線接続が切断され たら基地局から中継局に切り替わる
シンプルな機能とデザインで、ITに詳しくなくても使いやすい。
屋内⽤と屋外⽤の無線アクセスポイントであらゆる場所で⾼速かつ安全なWi-Fi環境を実現できます。