この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
このモジュールは、In Service Software Upgrade(ISSU)プロセスの実行方法について説明します。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
アクティブおよびスタンバイの両方のルート プロセッサ(RP)がシステムで使用可能である必要があります。
ISSU プロセスを開始する前に、既存と新規のシスコ ソフトウェア イメージを、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のファイル システムにロードしておく必要があります。
ステートフル スイッチオーバー(SSO)が設定されており、正常に稼働している必要があります。
ノンストップ フォワーディング(NSF)が設定されており、正常に稼働している必要があります。
ISSU を実行する前に、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のファイル システムに新しい ISSU 互換イメージが含まれている必要があります。 システム内で動作している現在のバージョンも ISSU をサポートしている必要があります。 各種コマンドを実行して、RP のバージョンと互換性を判別できます。または、Cisco Feature Navigator で ISSU アプリケーションを使用しても判別できます。
ISSU プロセスの実行中にハードウェアを変更しないでください。
アップグレードは、メンテナンス ウィンドウが表示されている間のみ実行します (推奨)。
ISSU プロセス中に設定の変更が必要な新しい機能をイネーブルにしないでください。
シスコ ソフトウェア イメージのダウングレードで機能が使用できない場合、ISSU プロセスを開始する前にその機能を無効にします。
IOS XE 3.6.0E 以前のリリースと IOS XE 3.6.0 リリースの間には、恒久的な「ISSU の境界」が存在します。境界の同じ側にあるバージョン間での ISSU はサポートされていますが、境界の反対側にあるバージョンとの ISSU はサポートされていません。
ISSU 用の仮想テンプレート マネージャは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB および 12.2(33)SB ではサポートされていません。
ISSU は、以降にリリースされた Cisco IOS 12.2(28)SB ソフトウェアでのみ使用できます。
ISSU を使用すると、システムによるパケット転送を続行しながら、ルータ レベルでシスコ ソフトウェアのアップグレードまたはダウングレードを実行できます。 ISSU では、シスコのハイ アベイラビリティ インフラストラクチャ(SSO およびハードウェア冗長性を備えた Cisco NSF)を活用して、更新時にもシステムが引き続きサービスを提供できるため、ソフトウェアのアップグレードやバージョン変更に伴うダウンタイムがなくなります。 シスコのハイ アベイラビリティ機能を組み合わせることで、予定された保守作業がネットワーク サービスのアベイラビリティに与える影響が軽減され、その結果、ダウンタイムが減少するとともに、不可欠なシステムへのアクセスが改善されます。
SSO モードは、コンフィギュレーションの同期をサポートします。 アクティブ RP とスタンバイ RP のイメージが異なる場合、この機能によって 2 つのルート プロセッサ(RP)が同期を保つことができますが、それぞれがサポートするコマンド セットは異なることがあります。
ISSU 対応ルータは、2 つの RP(アクティブおよびスタンバイ)および 1 つ以上のラインカードで構成されています。 ISSU プロセスを開始する前に、両方の RP のファイル システムに Cisco IOS ソフトウェアをコピーする必要があります。
両ファイル システムに Cisco IOS ソフトウェアをコピーした後、新しい Cisco IOS ソフトウェア バージョンをスタンバイ RP にロードします。
スイッチオーバーの後、スタンバイ RP が新しいアクティブ RP として処理を引き継ぎます。
その後、以前のアクティブ RP であって、現在は新しくスタンバイになった RP に、新しいソフトウェアがロードされます。
ISSU の間、システム内の 2 つの RP は、次の 3 つの異なる状態のいずれかになります。
アクティブ:1 つの RP が古いソフトウェアを使用してアクティブにパケットを転送します。 ISSU プロセスの実行後、元のアクティブ RP はスタンバイ RP となります。
スタンバイ:スタンバイ RP で ISSU を実行し、新しいソフトウェアをロードします。 ISSU プロセスの実行後、元のスタンバイ RP はアクティブ RP となります。
ホットスタンバイ:元のスタンバイ RP が新しいアクティブ RP となった後に、新しいスタンバイ RP に新しいソフトウェア イメージをロードします。 これにより、スタンバイ RP はホット スタンバイ RP となります。
次の図は、ISSU プロセス中の ISSU ステートを示します。
Cisco IOS ソフトウェアは ISSU ロールバック タイマーを保持しています。 ロールバック タイマーは、アップグレードの結果、新しいアクティブ RP との通信が切断されたままの状態になることを防止するための安全策となります。
ロールバック タイマーを 45 分(デフォルト)よりも短く設定すると、新しいソフトウェアがコミットされない場合、または runversion モード中にルータへの接続が切断されれた場合に、待機する必要がなくなります。 新しいイメージをコミットする前に新しい Cisco IOS ソフトウェアの動作を確認するための十分な時間が必要な場合は、ロールバック タイマーを 45 分以上に設定します。
Cisco IOS ソフトウェア バージョンに互換性がなく、ISSU が可能でない場合、ISSU コマンド コンテキストの中で FSU 手順を実行することができます。 ISSU コマンドでオプションのパラメータを使用すると、システムは ISSU の使用に必要な SSO モードではなく、RPR モードに戻ります。
ISSU コマンド コンテキストを使用する FSU は、ISSU 認識シスコ ソフトウェア バージョンとのみ連動します。 ISSU よりも前のバージョンにダウングレードする場合は、手動で FSU を使用する必要があります。
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)は FSU の改良版で、シスコ ソフトウェアのアップグレード時のダウンタイムを減少させます。
ラインカード レベルでは、Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)プロセスによりアップグレード時のラインカードのダウンタイムが 30 秒から 90 秒の間に最小化されます。これは、アクティブ ルート プロセッサからスタンバイ ルート プロセッサへの ISSU スイッチオーバーが発生する前に、新しいラインカード イメージをプリロードすることで実現しています。
詳細については、『Enhanced Fast Software Upgrade on the Cisco 7600 Series Router』を参照してください。
ISSU 機能を導入する前に、SSO 動作モードでは、各 RP が同じバージョンのシスコ ソフトウェアを実行している必要があります。 冗長 HA コンフィギュレーションにおけるシステムの動作モードは、スタンバイ RP がアクティブ RP を認識する際に、バージョン文字列を交換することによって決定されます。
システムが SSO モードを開始するのは、両方の RP で実行されているバージョンが同じである場合だけです。 バージョンが同じでない場合は、互換性を確保するために冗長モードが使用されます。 ISSU 機能を使用した場合、この実装ではシスコ ソフトウェア イメージの 2 つの異なる、しかし互換性のあるリリース レベルを SSO モードで相互動作することで、ソフトウェア アップグレードを実行しながら、パケット転送を継続することができます。 ISSU 機能が導入される前に行われていたバージョン チェックでは、システムが動作モードを決定できなくなりました。
ISSU では、ソフトウェア バージョン間の互換性を判別するための追加情報が必要になります。 そこで、対象のイメージに関して、他のイメージについての情報が含まれた互換性マトリクスが定義されています。 互換性マトリクスは、アクティブ RP で実行されているソフトウェア バージョンと、スタンバイ RP で実行されているソフトウェア バージョンの互換を表し、これによってシステムが実現できる最も高い動作モードを判定できます。 バージョンに互換性がないと、SSO 動作モードに進むことができません。
シスコ ソフトウェア インフラストラクチャが内部的に変更されて、ISSU とともにサブシステム バージョニングが行われるように再設計されました。 シスコ ソフトウェア サブシステムは、フィーチャ セットおよびソフトウェア コンポーネントのグループ化に対応しています。 RP 間で状態情報を維持する機能またはサブシステムは、HA 認識クライアントまたは SSO クライアントです。 ISSU フレームワークと呼ばれるメカニズム、つまり ISSU プロトコルによって、シスコ ソフトウェア内のサブシステムは、2 つの RP 間で通信を行い、RP 間の通信用のメッセージ バージョンをネゴシエーションすることができます。 内部では、HA を認識しているすべての NSF/SSO 対応アプリケーションまたはサブシステムが、このプロトコルに従って、異なるソフトウェア バージョンのピアとの通信を確立する必要があります
アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のシスコ ソフトウェアが ISSU に対応しており、古いイメージと新しいイメージに互換性がある場合に、ISSU プロセスを実行できます。 互換性マトリクス情報では、次のようにリリース間の互換性が示されます。
Compatible(互換性がある):ベースレベルのシステム インフラストラクチャとすべてのオプションの HA 認識サブシステムに互換性があります。 これらのバージョン間のインサービス アップグレードまたはダウングレードが行われても、サービスに対する影響は最小限ですみます。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Compatible(C)が指定されます。
Base-level compatible(ベースレベルで互換性がある):1 つまたは複数のオプションの HA 認識サブシステムに互換性がありません。 これらのバージョン 間のインサービス アップグレードまたはダウングレードは正常に実行できますが、中には、移行の間、ステート情報を保持できないサブシステムもあります。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Base-level compatible(B)が指定されます。
Incompatible(互換性がない):SSO が正常に機能するためには、存在するシステム インフラストラクチャのコア セットがステートフル方式で相互動作できる必要があります。 必要なこれらのいずれかの機能またはプロトコルが相互動作できないと、シスコ ソフトウェア イメージの 2 つのバージョンに互換性がないと判定されます。 これらのバージョン間でインサービス アップグレードまたはダウングレードを行うことはできません。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Incompatible(I)が指定されます。
ISSU をサポートしないピアで ISSU を実行しようとすると、システムは代わりに Fast Software Upgrade(FSU)を自動的に使用します。
互換性マトリクスは、あるシスコ ソフトウェア イメージと、指定されたサポート ウィンドウに含まれる他のすべてのシスコ ソフトウェア バージョン(たとえば、イメージが「認識」しているすべてのソフトウェア バージョン)との互換性の関係を示し、イメージごとに作成されてリリースされます。 マトリクスには、自身のリリースと以前のリリース間の互換性の情報が含まれています。 常に最新のリリースに、その分野の既存のリリースとの互換性に関する最新情報が含まれます。 互換性マトリクスはシスコ ソフトウェア イメージ内および Cisco.com で入手できるため、ISSU プロセスを使用してアップグレードを行えるかどうかを前もって判別できます。
SSO 対応の ISSU - SNMP は、両方の RP が同じバージョンのシスコ ソフトウェアを実行していることを前提として、アクティブ RP からスタンバイ RP に、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)のコンフィギュレーションと、SSO をサポートする MIB を同期するメカニズムを提供します。 この前提は、ISSU には当てはまりません。
ISSU - SNMP は、MIB の ISSU 変換を処理できる SNMP クライアントを提供します。 SNMP クライアント(SIC)は、すべての MIB について ISSU を処理するとともに、ISSU に必要な送受信機能を処理します。 SNMP の実行時に、両方のシスコ ソフトウェア リリースの MIB バージョンが同じである場合にだけ、MIB がアクティブ RP からスタンバイ RP に完全に同期化されます。
ISSU 用の仮想テンプレート マネージャ機能は、HA 対応でないセッションや、スタンバイ ルータに同期していないセッションへの仮想アクセス インターフェイスを提供します。 仮想テンプレート マネージャが冗長ファシリティ(RF)クライアントを使用することによって、仮想アクセス インターフェイスが作成されたときに、そのインターフェイスを同期できるようになります。
仮想データベースには、ラインカードについての分散 FIB エントリのインスタンスが保存されています。 ラインカードが誤転送を防ぐためには、すべてのインターフェイスの内容とタイミングをスタンバイ プロセッサと同期する必要があります。 スタンバイ プロセッサに仮想アクセス インターフェイスが作成されていない場合、スタンバイ ルータとラインカード上のインターフェイス インデックスが破損されて転送に問題が生じます。
Cisco Feature Navigator の ISSU アプリケーションでは、次の内容を実行することができます。
ISSU 対応イメージを選択する
対象のイメージと互換性を持つイメージを特定する
2 つのイメージを比較し、それらのイメージの互換性レベル(互換性がある、ベースレベルで互換性がある、互換性がない)を把握する
2 つのイメージを比較し、各 ISSU クライアントのクライアント互換性を確認する
イメージのリリース ノートに対するリンクを提供する
次のプロトコルとアプリケーションは ISSU をサポートします。
FHRP - HSRP グループ シャットダウン:FHRP - HSRP グループ シャットダウンは、ISSU でサポートされています。
ISSU - ARP:アドレス解決プロトコル(ARP)は、ISSU でサポートされています。
ISSU - ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)On-Demand Address Pool(ODAP)クライアント/サーバ:この機能は ISSU をサポートします。
ISSU - DHCP プロキシ クライアント:DHCP プロキシ クライアント機能は ISSU をサポートします。
ISSU - 番号なしインターフェイス上の DHCP リレー:番号なしインターフェイス上の DHCP リレー機能は ISSU をサポートします。
ISSU - DHCP サーバ:DHCP サーバ機能は ISSU をサポートします。
ISSU - DHCP スヌーピング:DHCP スヌーピングは ISSU をサポートします。
ISSU - EtherChannel - PagP LACP:ポート集約プロトコル(PAgP)および Link Aggregate Control Protocol(LACP)は ISSU をサポートします。
ISSU - First Hop Routing Protocol(FHRP)/GLBP:Gateway Load Balancing Protocol(GLBP)は ISSU をサポートします。
ISSU - FHRP/HSRP:ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)は ISSU をサポートします。
ISSU - フレーム リレー:フレーム リレー プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - HDLC:ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - IEEE 802.1x:IEEE 802.1x プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - IEEE 802.3af:IEEE 802.3af は ISSU をサポートします。
ISSU - インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピング:IGMP スヌーピングは ISSU をサポートします。
ISSU - IP ホスト:IP ホストは ISSU をサポートします。
ISSU - IPv4 マルチキャスト:IPv4 マルチキャストは ISSU をサポートします。
ISSU - IS-IS:Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - MTR:マルチトポロジ ルーティング(MTR)は ISSU をサポートします。
ISSU - MPLS L3VPN:マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)は ISSU をサポートします。 ISSU による ISSU MPLS 関連アプリケーションのアップグレードに関する情報。
ISSU - ポート セキュリティ:ポート セキュリティは ISSU をサポートします。
ISSU - PPP/MLP:マルチリンク PPP(MLP)は ISSU をサポートします。
ISSU - PPP over ATM(PPPoA)および PPP over Ethernet(PPPoE)は ISSU をサポートします。
ISSU - QoS support:Quality of Service(QoS)機能は ISSU をサポートします。
ISSU - RIB/VRF:RIB/VRF 機能は ISSU をサポートします。
ISSU - SNMP:SNMP は ISSU をサポートします。
ISSU - スパニングツリー プロトコル(STP):STP は ISSU をサポートします。
1. enable
2. show issu comp-matrix {negotiated | stored}
1. enable
2. issu loadversion image-name
3. show issu state [detail]
1. enable
2. issu runversion
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
||
ステップ 2 | issu runversion 例: Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します
|
1. enable
2. show issu rollback-timer
3. issu acceptversion
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
ステップ 2 | show issu rollback-timer 例: Router# show issu rollback-timer |
自動ロールバックが行われるまでの時間を表示します。 |
ステップ 3 | issu acceptversion 例: Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
1. enable
2. show issu state [detail]
3. show redundancy [clients | counters | debug-log | handover | history | states | inter-device]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
ステップ 2 | show issu state [detail] 例: Router# show issu state |
ISSU プロセス中の RP のステートを表示します。 |
ステップ 3 | show redundancy [clients | counters | debug-log | handover | history | states | inter-device] 例: Router# show redundancy |
デバイスの現在または過去のステータス、モード、および関連する冗長情報を表示します。 |
1. enable
2. issu commitversion
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
||
ステップ 2 | issu commitversion 例: Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。
|
スタンバイ RP に新しいバージョンをロードした後、スタンバイ RP に切り替える前にプロセスを中断すると、スタンバイ RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。
スタンバイ RP に切り替えた後、または自動ロールバックの停止後にプロセスを中断すると、元のソフトウェア バージョンが動作している新しいスタンバイ RP に再びスイッチオーバーされます。 新しいソフトウェアを実行していた RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。
1. enable
2. issu abortversion slot image
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 | issu abortversion slot image 例: Router# issu abortversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
実行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスを中断し、ルータをプロセス開始前の状態に戻します。 |
ルート プロセッサ(RP)は初期状態である必要があります。
1. enable
2. configure terminal
3. configure issu set rollback timer seconds
4. exit
5. show issu rollback timer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 | configure terminal 例: Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | configure issu set rollback timer seconds 例: Router(config)# configure issu set rollback timer 3600 |
ロールバック タイマー値を設定します。 |
ステップ 4 | exit 例: Router(config)# exit |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 | show issu rollback timer 例: Router# show issu rollback timer |
ISSU ロールバック タイマーの現在の設定を表示します。 |
ISSU プロセスを開始する前に、システムの冗長モードを確認します。 NSF および SSO は、ISSU を試行する前に設定する必要があります。 次に、システムが SSO モードで、スロット A(RP A)がアクティブ RP、スロット B(RP B)がスタンバイ RP であるという確認内容を表示する例を示します。 両方の RP は、同じシスコ ソフトウェア イメージを実行しています。
Router# show redundancy states my state = 13 -ACTIVE peer state = 8 -STANDBY HOT Mode = Duplex Unit = Primary Unit ID = 0 Redundancy Mode (Operational) = SSO Redundancy Mode (Configured) = SSO Split Mode = Disabled Manual Swact = Enabled Communications = Up client count = 31 client_notification_TMR = 30000 milliseconds RF debug mask = 0x0 Router# show redundancy Redundant System Information : ------------------------------ Available system uptime = 9 minutes Switchovers system experienced = 0 Standby failures = 0 Last switchover reason = none Hardware Mode = Duplex Configured Redundancy Mode = SSO Operating Redundancy Mode = SSO Maintenance Mode = Disabled Communications = Up Current Processor Information : ------------------------------- Active Location = slot A Current Software state = ACTIVE Uptime in current state = 9 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Peer Processor Information : ---------------------------- Standby Location = slot B Current Software state = STANDBY HOT Uptime in current state = 8 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102
次に、ISSU ステートを表示して確認する出力例を示します。
Router# show issu state detail Slot = A RP State = Active ISSU State = Init Boot Variable = N/A Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830 Slot = B RP State = Standby ISSU State = Init Boot Variable = N/A Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
新しいバージョンの Cisco IOS ソフトウェアは、両方の RP に存在する必要があります。 両方の RP について表示されたディレクトリ情報は、新しいバージョンが存在することを示しています。
Router# directory disk0: Directory of disk0:/ 1 -rw- 16864340 Jul 16 2004 01:59:42 -04:00 c10k2-p11-mz.122-16.BX1.bin 2 -rw- 2530912 Jul 16 2004 02:00:04 -04:00 c10k2-eboot-mz.122-16.BX1.bin 3 -rw- 20172208 Aug 30 2004 16:25:56 -04:00 c10k2-p11-mz.1.20040830 4 -rw- 20171492 Aug 31 2004 12:25:34 -04:00 c10k2-p11-mz.2.20040830 64253952 bytes total (4509696 bytes free) Router# directory stby-disk0: Directory of stby-disk0:/
次に、show コマンドを入力し、ISSU プロセス中の のステート情報を表示することによって、ISSU ソフトウェア インストールを確認する例を説明します。
ISSU プロセスを開始するには、issu loadversion コマンドを入力します。次の例を参照してください。
Router# issu loadversion a disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次に、ISSU プロセス開始後の ISSU ステートおよび冗長性状態を表示する例を 2 つ示します。
Router# show issu state Slot = A RP State = Active ISSU State = Load Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Slot = B RP State = Standby ISSU State = Load Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Router# show redundancy state my state = 13 -ACTIVE peer state = 8 -STANDBY HOT Mode = Duplex Unit = Primary Unit ID = 0 Redundancy Mode (Operational) = SSO Redundancy Mode (Configured) = SSO Split Mode = Disabled Manual Swact = Enabled Communications = Up client count = 31 client_notification_TMR = 30000 milliseconds RF debug mask = 0x0
この時点までに、スイッチオーバー、およびスタンバイ RP にロードされた新しいバージョンのシスコ ソフトウェアを実行する準備が完了しています。 issu runversion コマンドを入力すると SSO のスイッチオーバーが実行され、設定されている場合は NSF プロシージャが起動します。
Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
ISSU プロセスが終了すると、新しいバージョンのソフトウェアが実行され、以前のアクティブ RP がスタンバイ RP に切り替えられます。 スタンバイがリセットされたうえでリロードされますが、以前のソフトウェア バージョンのまま、STANDBY HOT ステータスでオンラインに戻ります。 次に、新しい アクティブ RP に接続し、これらの状況を確認する例を示します。
Router# show redundancy Redundant System Information : ------------------------------ Available system uptime = 24 minutes Switchovers system experienced = 1 Standby failures = 0 Last switchover reason = user initiated Hardware Mode = Duplex Configured Redundancy Mode = SSO Operating Redundancy Mode = SSO Maintenance Mode = Disabled Communications = Up Current Processor Information : ------------------------------- Active Location = slot B Current Software state = ACTIVE Uptime in current state = 8 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Peer Processor Information : ---------------------------- Standby Location = slot A Current Software state = STANDBY HOT Uptime in current state = 6 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Router# show issu state Slot = B RP State = Active ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Slot = A RP State = Standby ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Router# show issu state detail Slot = B RP State = Active ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Secondary Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Slot = A RP State = Standby ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Secondary Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
新しくアクティブになった RP は現在新しいソフトウェア バージョンを実行し、スタンバイ RP は古いソフトウェア バージョンを実行し、STANDBY HOT ステートです。
次の例では、「Automatic Rollback Time」情報に、自動ロールバックが行われるまでの時間が示されています。 ロールバック タイマーによって指定された時間内に issu acceptversion コマンドを入力して、RP が外部への接続を確立したことを確認します。そうしないと、ISSU プロセスが終了し、システムはスタンバイ RP に切り替えて、以前のシスコ ソフトウェア バージョンに戻ります。
Router# show issu rollback-timer Rollback Process State = In progress Configured Rollback Time = 45:00 Automatic Rollback Time = 29:03
issu acceptversion コマンドを入力すると、ロールバック タイマーが停止します。
Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次の例では、スタンバイ RP のファイル システムにある新しいシスコ ソフトウェア イメージをコミットし、アクティブ RP およびスタンバイ RP が Run Version(RV)ステートであることを確認する方法を示します。 スタンバイ RP はリセットされ、新しいシスコ ソフトウェアがリロードされ、STANDBY-HOT ステータスに戻ります。
Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Router# show redundancy states my state = 13 -ACTIVE peer state = 8 -STANDBY HOT Mode = Duplex Unit = Secondary Unit ID = 1 Redundancy Mode (Operational) = SSO Redundancy Mode (Configured) = SSO Split Mode = Disabled Manual Swact = Enabled Communications = Up client count = 31 client_notification_TMR = 30000 milliseconds RF debug mask = 0x0 Router# show redundancy Redundant System Information : ------------------------------ Available system uptime = 35 minutes Switchovers system experienced = 1 Standby failures = 1 Last switchover reason = user initiated Hardware Mode = Duplex Configured Redundancy Mode = SSO Operating Redundancy Mode = SSO Maintenance Mode = Disabled Communications = Up Current Processor Information : ------------------------------- Active Location = slot B Current Software state = ACTIVE Uptime in current state = 18 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Peer Processor Information : ---------------------------- Standby Location = slot A Current Software state = STANDBY HOT Uptime in current state = 4 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Router# show issu state Slot = B RP State = Active ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Slot = A RP State = Standby ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Router# show issu state detail Slot = B RP State = Active ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Slot = A RP State = Standby ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
ISSU プロセスが完了しました。 これ以降、シスコ ソフトウェア バージョンのアップグレードまたはダウングレードを行うには、新しい ISSU プロセスの起動が必要になります。
次の例では、ISSU プロセスを手動で中断する方法を示します。
Router# issu abortversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
issu loadversion コマンドを入力した後にプロセスを中断すると、スタンバイ RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。
ロールバック タイマー情報を表示するには、show issu rollback-timer コマンドを入力します。
Router# show issu rollback-timer Rollback Process State = In progress Configured Rollback Time = 45:00 Automatic Rollback Time = 29:03
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
Cisco IOS マスター コマンド リスト |
『Cisco IOS Master Command List, All Releases』 |
Cisco IOS ハイ アベイラビリティ コマンド |
『Cisco IOS High Availability Command Reference』 |
DHCP ODAP クライアント/サーバ |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP ODAP Client and Server」モジュール |
DHCP プロキシ クライアント |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Proxy Client」モジュール |
DHCP 番号なしインターフェイス上の DHCP リレー |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Relay on Unnumbered Interface」モジュール |
DHCP サーバ |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Server」モジュール |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU) |
『Enhanced Fast Software Upgrade on the Cisco 7600 Series Router』 |
FHRP および HSRP グループ シャットダウン |
『Cisco IOS IP Application Services Configuration Guide』の「FHRP - HSRP Group Shutdown」モジュール |
ISSU - 802.3ah OAM |
『Cisco IOS Carrier Ethernet Configuration Guide』の「Using Ethernet Operations, Administration, and Maintenance」モジュール |
ISSU - AToM ATM 接続回線 |
『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「Any Transport over MPLS and AToM Graceful Restart」モジュール |
Cisco 7600 シリーズ ルータでの ISSU および eFSU |
『Cisco 7600 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』の「ISSU and eFSU on Cisco 7600 Series Routers」モジュール |
ISSU- E-LMI サポート |
『Cisco IOS Carrier Ethernet Configuration Guide』の「Configuring Ethernet Local Management Interface at a Provider Edge」モジュール |
ISSU - IPv4 マルチキャスト |
『Cisco IOS IP Multicast Configuration Guide』の「Monitoring and Maintaining Multicast HA Operations (NSF/SSO and ISSU)」モジュール |
ISSU - PPoE |
『Cisco IOS Broadband Access Aggregation and DSL Configuration Guide』の「Cisco IOS Broadband High Availability In Service Software Upgrade」モジュール |
ISSU - VRRP |
『Cisco IOS IP Application Services Configuration Guide』の「Configuring VRRP」モジュール |
MPLS クライアント |
『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「ISSU MPLS Clients」モジュール |
MTR |
『Cisco IOS Multi-Topology Routing Configuration Guide』 |
バーチャル プライベート LAN サービス |
『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「NSF/SSO/ISSU Support for VPLS」モジュール |
規格 |
タイトル |
---|---|
新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。 |
-- |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
新しい MIB または変更された MIB はサポートされていません。また、既存の MIB に対するサポートに変更はありません。 |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
RFC |
タイトル |
---|---|
新しい RFC または変更された RFC はサポートされていません。また、既存の RFC に対するサポートに変更はありません。 |
-- |
説明 |
リンク |
---|---|
★枠で囲まれた Technical Assistance の場合★右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。 |
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
ISSU |
Cisco IOS XE3.6E |
In Service Software Upgrade(ISSU)により、パケット転送を続行しながら、Cisco IOS ソフトウェアをアップデートまたは修正することができます。そのため、ネットワークのアベイラビリティが向上し、予定されているソフトウェア アップグレードに伴うダウンタイムを短縮できます。 Cisco IOS XE Release 3.6E では、この機能は Catalyst 4500E Supervisor Engine 8-E プラットフォームでサポートされます。 |
目次
このモジュールは、In Service Software Upgrade(ISSU)プロセスの実行方法について説明します。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
アクティブおよびスタンバイの両方のルート プロセッサ(RP)がシステムで使用可能である必要があります。
ISSU プロセスを開始する前に、既存と新規のシスコ ソフトウェア イメージを、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のファイル システムにロードしておく必要があります。
ステートフル スイッチオーバー(SSO)が設定されており、正常に稼働している必要があります。
ノンストップ フォワーディング(NSF)が設定されており、正常に稼働している必要があります。
ISSU を実行する前に、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のファイル システムに新しい ISSU 互換イメージが含まれている必要があります。 システム内で動作している現在のバージョンも ISSU をサポートしている必要があります。 各種コマンドを実行して、RP のバージョンと互換性を判別できます。または、Cisco Feature Navigator で ISSU アプリケーションを使用しても判別できます。
ISSU プロセスの実行中にハードウェアを変更しないでください。
アップグレードは、メンテナンス ウィンドウが表示されている間のみ実行します (推奨)。
ISSU プロセス中に設定の変更が必要な新しい機能をイネーブルにしないでください。
シスコ ソフトウェア イメージのダウングレードで機能が使用できない場合、ISSU プロセスを開始する前にその機能を無効にします。
IOS XE 3.6.0E 以前のリリースと IOS XE 3.6.0 リリースの間には、恒久的な「ISSU の境界」が存在します。境界の同じ側にあるバージョン間での ISSU はサポートされていますが、境界の反対側にあるバージョンとの ISSU はサポートされていません。
(注) |
この制約事項は、VSS の Catalyst 4500X、VSS または冗長シャーシの Supervisor Engine 7E、Supervisor Engine 7LE、および Supervisor Engine 8E に適用されます。 制約事項について次の 4 つのシナリオで具体的に説明します。
|
ISSU 用の仮想テンプレート マネージャは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB および 12.2(33)SB ではサポートされていません。
ISSU は、以降にリリースされた Cisco IOS 12.2(28)SB ソフトウェアでのみ使用できます。
ISSU を使用すると、システムによるパケット転送を続行しながら、ルータ レベルでシスコ ソフトウェアのアップグレードまたはダウングレードを実行できます。 ISSU では、シスコのハイ アベイラビリティ インフラストラクチャ(SSO およびハードウェア冗長性を備えた Cisco NSF)を活用して、更新時にもシステムが引き続きサービスを提供できるため、ソフトウェアのアップグレードやバージョン変更に伴うダウンタイムがなくなります。 シスコのハイ アベイラビリティ機能を組み合わせることで、予定された保守作業がネットワーク サービスのアベイラビリティに与える影響が軽減され、その結果、ダウンタイムが減少するとともに、不可欠なシステムへのアクセスが改善されます。
SSO モードは、コンフィギュレーションの同期をサポートします。 アクティブ RP とスタンバイ RP のイメージが異なる場合、この機能によって 2 つのルート プロセッサ(RP)が同期を保つことができますが、それぞれがサポートするコマンド セットは異なることがあります。
ISSU 対応ルータは、2 つの RP(アクティブおよびスタンバイ)および 1 つ以上のラインカードで構成されています。 ISSU プロセスを開始する前に、両方の RP のファイル システムに Cisco IOS ソフトウェアをコピーする必要があります。
両ファイル システムに Cisco IOS ソフトウェアをコピーした後、新しい Cisco IOS ソフトウェア バージョンをスタンバイ RP にロードします。
スイッチオーバーの後、スタンバイ RP が新しいアクティブ RP として処理を引き継ぎます。
その後、以前のアクティブ RP であって、現在は新しくスタンバイになった RP に、新しいソフトウェアがロードされます。
ISSU の間、システム内の 2 つの RP は、次の 3 つの異なる状態のいずれかになります。
アクティブ:1 つの RP が古いソフトウェアを使用してアクティブにパケットを転送します。 ISSU プロセスの実行後、元のアクティブ RP はスタンバイ RP となります。
スタンバイ:スタンバイ RP で ISSU を実行し、新しいソフトウェアをロードします。 ISSU プロセスの実行後、元のスタンバイ RP はアクティブ RP となります。
ホットスタンバイ:元のスタンバイ RP が新しいアクティブ RP となった後に、新しいスタンバイ RP に新しいソフトウェア イメージをロードします。 これにより、スタンバイ RP はホット スタンバイ RP となります。
次の図は、ISSU プロセス中の ISSU ステートを示します。
Cisco IOS ソフトウェアは ISSU ロールバック タイマーを保持しています。 ロールバック タイマーは、アップグレードの結果、新しいアクティブ RP との通信が切断されたままの状態になることを防止するための安全策となります。
ロールバック タイマーを 45 分(デフォルト)よりも短く設定すると、新しいソフトウェアがコミットされない場合、または runversion モード中にルータへの接続が切断されれた場合に、待機する必要がなくなります。 新しいイメージをコミットする前に新しい Cisco IOS ソフトウェアの動作を確認するための十分な時間が必要な場合は、ロールバック タイマーを 45 分以上に設定します。
Cisco IOS ソフトウェア バージョンに互換性がなく、ISSU が可能でない場合、ISSU コマンド コンテキストの中で FSU 手順を実行することができます。 ISSU コマンドでオプションのパラメータを使用すると、システムは ISSU の使用に必要な SSO モードではなく、RPR モードに戻ります。
ISSU コマンド コンテキストを使用する FSU は、ISSU 認識シスコ ソフトウェア バージョンとのみ連動します。 ISSU よりも前のバージョンにダウングレードする場合は、手動で FSU を使用する必要があります。
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)は FSU の改良版で、シスコ ソフトウェアのアップグレード時のダウンタイムを減少させます。
ラインカード レベルでは、Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)プロセスによりアップグレード時のラインカードのダウンタイムが 30 秒から 90 秒の間に最小化されます。これは、アクティブ ルート プロセッサからスタンバイ ルート プロセッサへの ISSU スイッチオーバーが発生する前に、新しいラインカード イメージをプリロードすることで実現しています。
詳細については、『Enhanced Fast Software Upgrade on the Cisco 7600 Series Router』を参照してください。
ISSU 機能を導入する前に、SSO 動作モードでは、各 RP が同じバージョンのシスコ ソフトウェアを実行している必要があります。 冗長 HA コンフィギュレーションにおけるシステムの動作モードは、スタンバイ RP がアクティブ RP を認識する際に、バージョン文字列を交換することによって決定されます。
システムが SSO モードを開始するのは、両方の RP で実行されているバージョンが同じである場合だけです。 バージョンが同じでない場合は、互換性を確保するために冗長モードが使用されます。 ISSU 機能を使用した場合、この実装ではシスコ ソフトウェア イメージの 2 つの異なる、しかし互換性のあるリリース レベルを SSO モードで相互動作することで、ソフトウェア アップグレードを実行しながら、パケット転送を継続することができます。 ISSU 機能が導入される前に行われていたバージョン チェックでは、システムが動作モードを決定できなくなりました。
ISSU では、ソフトウェア バージョン間の互換性を判別するための追加情報が必要になります。 そこで、対象のイメージに関して、他のイメージについての情報が含まれた互換性マトリクスが定義されています。 互換性マトリクスは、アクティブ RP で実行されているソフトウェア バージョンと、スタンバイ RP で実行されているソフトウェア バージョンの互換を表し、これによってシステムが実現できる最も高い動作モードを判定できます。 バージョンに互換性がないと、SSO 動作モードに進むことができません。
シスコ ソフトウェア インフラストラクチャが内部的に変更されて、ISSU とともにサブシステム バージョニングが行われるように再設計されました。 シスコ ソフトウェア サブシステムは、フィーチャ セットおよびソフトウェア コンポーネントのグループ化に対応しています。 RP 間で状態情報を維持する機能またはサブシステムは、HA 認識クライアントまたは SSO クライアントです。 ISSU フレームワークと呼ばれるメカニズム、つまり ISSU プロトコルによって、シスコ ソフトウェア内のサブシステムは、2 つの RP 間で通信を行い、RP 間の通信用のメッセージ バージョンをネゴシエーションすることができます。 内部では、HA を認識しているすべての NSF/SSO 対応アプリケーションまたはサブシステムが、このプロトコルに従って、異なるソフトウェア バージョンのピアとの通信を確立する必要があります
アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のシスコ ソフトウェアが ISSU に対応しており、古いイメージと新しいイメージに互換性がある場合に、ISSU プロセスを実行できます。 互換性マトリクス情報では、次のようにリリース間の互換性が示されます。
Compatible(互換性がある):ベースレベルのシステム インフラストラクチャとすべてのオプションの HA 認識サブシステムに互換性があります。 これらのバージョン間のインサービス アップグレードまたはダウングレードが行われても、サービスに対する影響は最小限ですみます。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Compatible(C)が指定されます。
Base-level compatible(ベースレベルで互換性がある):1 つまたは複数のオプションの HA 認識サブシステムに互換性がありません。 これらのバージョン 間のインサービス アップグレードまたはダウングレードは正常に実行できますが、中には、移行の間、ステート情報を保持できないサブシステムもあります。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Base-level compatible(B)が指定されます。
Incompatible(互換性がない):SSO が正常に機能するためには、存在するシステム インフラストラクチャのコア セットがステートフル方式で相互動作できる必要があります。 必要なこれらのいずれかの機能またはプロトコルが相互動作できないと、シスコ ソフトウェア イメージの 2 つのバージョンに互換性がないと判定されます。 これらのバージョン間でインサービス アップグレードまたはダウングレードを行うことはできません。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Incompatible(I)が指定されます。
ISSU をサポートしないピアで ISSU を実行しようとすると、システムは代わりに Fast Software Upgrade(FSU)を自動的に使用します。
互換性マトリクスは、あるシスコ ソフトウェア イメージと、指定されたサポート ウィンドウに含まれる他のすべてのシスコ ソフトウェア バージョン(たとえば、イメージが「認識」しているすべてのソフトウェア バージョン)との互換性の関係を示し、イメージごとに作成されてリリースされます。 マトリクスには、自身のリリースと以前のリリース間の互換性の情報が含まれています。 常に最新のリリースに、その分野の既存のリリースとの互換性に関する最新情報が含まれます。 互換性マトリクスはシスコ ソフトウェア イメージ内および Cisco.com で入手できるため、ISSU プロセスを使用してアップグレードを行えるかどうかを前もって判別できます。
SSO 対応の ISSU - SNMP は、両方の RP が同じバージョンのシスコ ソフトウェアを実行していることを前提として、アクティブ RP からスタンバイ RP に、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)のコンフィギュレーションと、SSO をサポートする MIB を同期するメカニズムを提供します。 この前提は、ISSU には当てはまりません。
ISSU - SNMP は、MIB の ISSU 変換を処理できる SNMP クライアントを提供します。 SNMP クライアント(SIC)は、すべての MIB について ISSU を処理するとともに、ISSU に必要な送受信機能を処理します。 SNMP の実行時に、両方のシスコ ソフトウェア リリースの MIB バージョンが同じである場合にだけ、MIB がアクティブ RP からスタンバイ RP に完全に同期化されます。
ISSU 用の仮想テンプレート マネージャ機能は、HA 対応でないセッションや、スタンバイ ルータに同期していないセッションへの仮想アクセス インターフェイスを提供します。 仮想テンプレート マネージャが冗長ファシリティ(RF)クライアントを使用することによって、仮想アクセス インターフェイスが作成されたときに、そのインターフェイスを同期できるようになります。
仮想データベースには、ラインカードについての分散 FIB エントリのインスタンスが保存されています。 ラインカードが誤転送を防ぐためには、すべてのインターフェイスの内容とタイミングをスタンバイ プロセッサと同期する必要があります。 スタンバイ プロセッサに仮想アクセス インターフェイスが作成されていない場合、スタンバイ ルータとラインカード上のインターフェイス インデックスが破損されて転送に問題が生じます。
Cisco Feature Navigator の ISSU アプリケーションでは、次の内容を実行することができます。
ISSU 対応イメージを選択する
対象のイメージと互換性を持つイメージを特定する
2 つのイメージを比較し、それらのイメージの互換性レベル(互換性がある、ベースレベルで互換性がある、互換性がない)を把握する
2 つのイメージを比較し、各 ISSU クライアントのクライアント互換性を確認する
イメージのリリース ノートに対するリンクを提供する
次のプロトコルとアプリケーションは ISSU をサポートします。
FHRP - HSRP グループ シャットダウン:FHRP - HSRP グループ シャットダウンは、ISSU でサポートされています。
ISSU - ARP:アドレス解決プロトコル(ARP)は、ISSU でサポートされています。
ISSU - ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)On-Demand Address Pool(ODAP)クライアント/サーバ:この機能は ISSU をサポートします。
ISSU - DHCP プロキシ クライアント:DHCP プロキシ クライアント機能は ISSU をサポートします。
ISSU - 番号なしインターフェイス上の DHCP リレー:番号なしインターフェイス上の DHCP リレー機能は ISSU をサポートします。
ISSU - DHCP サーバ:DHCP サーバ機能は ISSU をサポートします。
ISSU - DHCP スヌーピング:DHCP スヌーピングは ISSU をサポートします。
ISSU - EtherChannel - PagP LACP:ポート集約プロトコル(PAgP)および Link Aggregate Control Protocol(LACP)は ISSU をサポートします。
ISSU - First Hop Routing Protocol(FHRP)/GLBP:Gateway Load Balancing Protocol(GLBP)は ISSU をサポートします。
ISSU - FHRP/HSRP:ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)は ISSU をサポートします。
ISSU - フレーム リレー:フレーム リレー プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - HDLC:ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - IEEE 802.1x:IEEE 802.1x プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - IEEE 802.3af:IEEE 802.3af は ISSU をサポートします。
ISSU - インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピング:IGMP スヌーピングは ISSU をサポートします。
ISSU - IP ホスト:IP ホストは ISSU をサポートします。
ISSU - IPv4 マルチキャスト:IPv4 マルチキャストは ISSU をサポートします。
ISSU - IS-IS:Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルは ISSU をサポートします。
ISSU - MTR:マルチトポロジ ルーティング(MTR)は ISSU をサポートします。
ISSU - MPLS L3VPN:マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)は ISSU をサポートします。 ISSU による ISSU MPLS 関連アプリケーションのアップグレードに関する情報。
ISSU - ポート セキュリティ:ポート セキュリティは ISSU をサポートします。
ISSU - PPP/MLP:マルチリンク PPP(MLP)は ISSU をサポートします。
ISSU - PPP over ATM(PPPoA)および PPP over Ethernet(PPPoE)は ISSU をサポートします。
ISSU - QoS support:Quality of Service(QoS)機能は ISSU をサポートします。
ISSU - RIB/VRF:RIB/VRF 機能は ISSU をサポートします。
ISSU - SNMP:SNMP は ISSU をサポートします。
ISSU - スパニングツリー プロトコル(STP):STP は ISSU をサポートします。
1. enable
2. show issu comp-matrix {negotiated | stored}
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
ステップ 2 | show issu comp-matrix {negotiated | stored} 例: Router# show issu comp-matrix negotiated |
2 つのソフトウェア バージョン(アクティブ RP およびスタンバイ RP で動作するバージョン)の互換性に関する情報を表示します。 |
1. enable
2. issu loadversion image-name
3. show issu state [detail]
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
||
ステップ 2 | issu loadversion image-name 例: Router# issu loadversion a disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
ISSU プロセスを開始します。
|
||
ステップ 3 | show issu state [detail] 例: Router# show issu state |
ISSU プロセス中のデバイスのステートを表示します。 |
1. enable
2. issu runversion
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
||
ステップ 2 | issu runversion 例: Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します
|
1. enable
2. show issu rollback-timer
3. issu acceptversion
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
ステップ 2 | show issu rollback-timer 例: Router# show issu rollback-timer |
自動ロールバックが行われるまでの時間を表示します。 |
ステップ 3 | issu acceptversion 例: Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
1. enable
2. show issu state [detail]
3. show redundancy [clients | counters | debug-log | handover | history | states | inter-device]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
ステップ 2 | show issu state [detail] 例: Router# show issu state |
ISSU プロセス中の RP のステートを表示します。 |
ステップ 3 | show redundancy [clients | counters | debug-log | handover | history | states | inter-device] 例: Router# show redundancy |
デバイスの現在または過去のステータス、モード、および関連する冗長情報を表示します。 |
1. enable
2. issu commitversion
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 |
||
ステップ 2 | issu commitversion 例: Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。
|
スタンバイ RP に新しいバージョンをロードした後、スタンバイ RP に切り替える前にプロセスを中断すると、スタンバイ RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。
スタンバイ RP に切り替えた後、または自動ロールバックの停止後にプロセスを中断すると、元のソフトウェア バージョンが動作している新しいスタンバイ RP に再びスイッチオーバーされます。 新しいソフトウェアを実行していた RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。
1. enable
2. issu abortversion slot image
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 | issu abortversion slot image 例: Router# issu abortversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 |
実行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスを中断し、ルータをプロセス開始前の状態に戻します。 |
1. enable
2. configure terminal
3. configure issu set rollback timer seconds
4. exit
5. show issu rollback timer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 | configure terminal 例: Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | configure issu set rollback timer seconds 例: Router(config)# configure issu set rollback timer 3600 |
ロールバック タイマー値を設定します。 |
ステップ 4 | exit 例: Router(config)# exit |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 | show issu rollback timer 例: Router# show issu rollback timer |
ISSU ロールバック タイマーの現在の設定を表示します。 |
ISSU プロセスを開始する前に、システムの冗長モードを確認します。 NSF および SSO は、ISSU を試行する前に設定する必要があります。 次に、システムが SSO モードで、スロット A(RP A)がアクティブ RP、スロット B(RP B)がスタンバイ RP であるという確認内容を表示する例を示します。 両方の RP は、同じシスコ ソフトウェア イメージを実行しています。
Router# show redundancy states my state = 13 -ACTIVE peer state = 8 -STANDBY HOT Mode = Duplex Unit = Primary Unit ID = 0 Redundancy Mode (Operational) = SSO Redundancy Mode (Configured) = SSO Split Mode = Disabled Manual Swact = Enabled Communications = Up client count = 31 client_notification_TMR = 30000 milliseconds RF debug mask = 0x0 Router# show redundancy Redundant System Information : ------------------------------ Available system uptime = 9 minutes Switchovers system experienced = 0 Standby failures = 0 Last switchover reason = none Hardware Mode = Duplex Configured Redundancy Mode = SSO Operating Redundancy Mode = SSO Maintenance Mode = Disabled Communications = Up Current Processor Information : ------------------------------- Active Location = slot A Current Software state = ACTIVE Uptime in current state = 9 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Peer Processor Information : ---------------------------- Standby Location = slot B Current Software state = STANDBY HOT Uptime in current state = 8 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102
次に、ISSU ステートを表示して確認する出力例を示します。
Router# show issu state detail Slot = A RP State = Active ISSU State = Init Boot Variable = N/A Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830 Slot = B RP State = Standby ISSU State = Init Boot Variable = N/A Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
新しいバージョンの Cisco IOS ソフトウェアは、両方の RP に存在する必要があります。 両方の RP について表示されたディレクトリ情報は、新しいバージョンが存在することを示しています。
Router# directory disk0: Directory of disk0:/ 1 -rw- 16864340 Jul 16 2004 01:59:42 -04:00 c10k2-p11-mz.122-16.BX1.bin 2 -rw- 2530912 Jul 16 2004 02:00:04 -04:00 c10k2-eboot-mz.122-16.BX1.bin 3 -rw- 20172208 Aug 30 2004 16:25:56 -04:00 c10k2-p11-mz.1.20040830 4 -rw- 20171492 Aug 31 2004 12:25:34 -04:00 c10k2-p11-mz.2.20040830 64253952 bytes total (4509696 bytes free) Router# directory stby-disk0: Directory of stby-disk0:/
ISSU プロセスを開始するには、issu loadversion コマンドを入力します。次の例を参照してください。
Router# issu loadversion a disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次に、ISSU プロセス開始後の ISSU ステートおよび冗長性状態を表示する例を 2 つ示します。
Router# show issu state Slot = A RP State = Active ISSU State = Load Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Slot = B RP State = Standby ISSU State = Load Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Router# show redundancy state my state = 13 -ACTIVE peer state = 8 -STANDBY HOT Mode = Duplex Unit = Primary Unit ID = 0 Redundancy Mode (Operational) = SSO Redundancy Mode (Configured) = SSO Split Mode = Disabled Manual Swact = Enabled Communications = Up client count = 31 client_notification_TMR = 30000 milliseconds RF debug mask = 0x0
この時点までに、スイッチオーバー、およびスタンバイ RP にロードされた新しいバージョンのシスコ ソフトウェアを実行する準備が完了しています。 issu runversion コマンドを入力すると SSO のスイッチオーバーが実行され、設定されている場合は NSF プロシージャが起動します。
Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
ISSU プロセスが終了すると、新しいバージョンのソフトウェアが実行され、以前のアクティブ RP がスタンバイ RP に切り替えられます。 スタンバイがリセットされたうえでリロードされますが、以前のソフトウェア バージョンのまま、STANDBY HOT ステータスでオンラインに戻ります。 次に、新しい アクティブ RP に接続し、これらの状況を確認する例を示します。
Router# show redundancy Redundant System Information : ------------------------------ Available system uptime = 24 minutes Switchovers system experienced = 1 Standby failures = 0 Last switchover reason = user initiated Hardware Mode = Duplex Configured Redundancy Mode = SSO Operating Redundancy Mode = SSO Maintenance Mode = Disabled Communications = Up Current Processor Information : ------------------------------- Active Location = slot B Current Software state = ACTIVE Uptime in current state = 8 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Peer Processor Information : ---------------------------- Standby Location = slot A Current Software state = STANDBY HOT Uptime in current state = 6 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Router# show issu state Slot = B RP State = Active ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Slot = A RP State = Standby ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Router# show issu state detail Slot = B RP State = Active ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Secondary Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Slot = A RP State = Standby ISSU State = Run Version Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Secondary Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
新しくアクティブになった RP は現在新しいソフトウェア バージョンを実行し、スタンバイ RP は古いソフトウェア バージョンを実行し、STANDBY HOT ステートです。
次の例では、「Automatic Rollback Time」情報に、自動ロールバックが行われるまでの時間が示されています。 ロールバック タイマーによって指定された時間内に issu acceptversion コマンドを入力して、RP が外部への接続を確立したことを確認します。そうしないと、ISSU プロセスが終了し、システムはスタンバイ RP に切り替えて、以前のシスコ ソフトウェア バージョンに戻ります。
Router# show issu rollback-timer Rollback Process State = In progress Configured Rollback Time = 45:00 Automatic Rollback Time = 29:03
issu acceptversion コマンドを入力すると、ロールバック タイマーが停止します。
Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次の例では、スタンバイ RP のファイル システムにある新しいシスコ ソフトウェア イメージをコミットし、アクティブ RP およびスタンバイ RP が Run Version(RV)ステートであることを確認する方法を示します。 スタンバイ RP はリセットされ、新しいシスコ ソフトウェアがリロードされ、STANDBY-HOT ステータスに戻ります。
Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Router# show redundancy states my state = 13 -ACTIVE peer state = 8 -STANDBY HOT Mode = Duplex Unit = Secondary Unit ID = 1 Redundancy Mode (Operational) = SSO Redundancy Mode (Configured) = SSO Split Mode = Disabled Manual Swact = Enabled Communications = Up client count = 31 client_notification_TMR = 30000 milliseconds RF debug mask = 0x0 Router# show redundancy Redundant System Information : ------------------------------ Available system uptime = 35 minutes Switchovers system experienced = 1 Standby failures = 1 Last switchover reason = user initiated Hardware Mode = Duplex Configured Redundancy Mode = SSO Operating Redundancy Mode = SSO Maintenance Mode = Disabled Communications = Up Current Processor Information : ------------------------------- Active Location = slot B Current Software state = ACTIVE Uptime in current state = 18 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Peer Processor Information : ---------------------------- Standby Location = slot A Current Software state = STANDBY HOT Uptime in current state = 4 minutes Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; CONFIG_FILE = BOOTLDR = Configuration register = 0x102 Router# show issu state Slot = B RP State = Active ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Slot = A RP State = Standby ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Router# show issu state detail Slot = B RP State = Active ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 Slot = A RP State = Standby ISSU State = Init Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1; Operating Mode = SSO Primary Version = N/A Secondary Version = N/A Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
ISSU プロセスが完了しました。 これ以降、シスコ ソフトウェア バージョンのアップグレードまたはダウングレードを行うには、新しい ISSU プロセスの起動が必要になります。
関連項目 |
マニュアル タイトル |
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Cisco IOS マスター コマンド リスト |
『Cisco IOS Master Command List, All Releases』 |
Cisco IOS ハイ アベイラビリティ コマンド |
『Cisco IOS High Availability Command Reference』 |
DHCP ODAP クライアント/サーバ |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP ODAP Client and Server」モジュール |
DHCP プロキシ クライアント |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Proxy Client」モジュール |
DHCP 番号なしインターフェイス上の DHCP リレー |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Relay on Unnumbered Interface」モジュール |
DHCP サーバ |
『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Server」モジュール |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU) |
『Enhanced Fast Software Upgrade on the Cisco 7600 Series Router』 |
FHRP および HSRP グループ シャットダウン |
『Cisco IOS IP Application Services Configuration Guide』の「FHRP - HSRP Group Shutdown」モジュール |
ISSU - 802.3ah OAM |
『Cisco IOS Carrier Ethernet Configuration Guide』の「Using Ethernet Operations, Administration, and Maintenance」モジュール |
ISSU - AToM ATM 接続回線 |
『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「Any Transport over MPLS and AToM Graceful Restart」モジュール |
Cisco 7600 シリーズ ルータでの ISSU および eFSU |
『Cisco 7600 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』の「ISSU and eFSU on Cisco 7600 Series Routers」モジュール |
ISSU- E-LMI サポート |
『Cisco IOS Carrier Ethernet Configuration Guide』の「Configuring Ethernet Local Management Interface at a Provider Edge」モジュール |
ISSU - IPv4 マルチキャスト |
『Cisco IOS IP Multicast Configuration Guide』の「Monitoring and Maintaining Multicast HA Operations (NSF/SSO and ISSU)」モジュール |
ISSU - PPoE |
『Cisco IOS Broadband Access Aggregation and DSL Configuration Guide』の「Cisco IOS Broadband High Availability In Service Software Upgrade」モジュール |
ISSU - VRRP |
『Cisco IOS IP Application Services Configuration Guide』の「Configuring VRRP」モジュール |
MPLS クライアント |
『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「ISSU MPLS Clients」モジュール |
MTR |
『Cisco IOS Multi-Topology Routing Configuration Guide』 |
バーチャル プライベート LAN サービス |
『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「NSF/SSO/ISSU Support for VPLS」モジュール |
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
ISSU |
Cisco IOS XE3.6E |
In Service Software Upgrade(ISSU)により、パケット転送を続行しながら、Cisco IOS ソフトウェアをアップデートまたは修正することができます。そのため、ネットワークのアベイラビリティが向上し、予定されているソフトウェア アップグレードに伴うダウンタイムを短縮できます。 Cisco IOS XE Release 3.6E では、この機能は Catalyst 4500E Supervisor Engine 8-E プラットフォームでサポートされます。 |