このセクションでは、Cisco Nexus 3600 プラットフォーム スイッチのログに FWM-2-STM_LOOP_DETECT のエラー メッセージがあった場合の解決方法について説明します。
Cisco Nexus 3600 プラットフォーム スイッチが次のメッセージを表示した場合、スイッチがこれら 2 つのインターフェイスで同じ送信元の MAC アドレスを持つフレームを受信し、これらのインターフェイスで同じ MAC アドレスを高速で認識することを示しています。スイッチはこの条件をループとして検出します。スイッチは、コントロール
プレーンを保護するために MAC アドレス ラーニングを無効にします。これは、ループが 1 つの VLAN だけに発生した場合でも、すべての VLAN で実行されます。
2016 Apr 11 18:00:18 N3k-4-3229 %FWM-2-STM_LOOP_DETECT: Loops detected in the network for mac 0000.0602.0602 among ports Eth1/48
and Eth1/50/3 on vlan 4 - Disabling dynamic learning notifications for a period between 120 and 240 seconds on vlan 4
エラー メッセージの考えられる原因は次のとおりです。
ループの検出
フォワーディング マネージャ(FWM)には、移動した MAC アドレスをカウントし、MAC アドレスの移動回数に基づいてその重み付けをする機能があります。これにより、移動した MAC アドレスの合計(すべての VLAN、MAC、インターフェイスでのスイッチ全体)が算出され、
%FWM-2-STM_LOOP_DETECT 条件が宣言され、ループ状態の FWM を保護するためにラーニングが無効になります。
(注) |
MAC ラーニングは、システムごとではなく、VLAN ごとにディセーブルになります。
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MAC 移動通知のロジックに注意する必要があります。MAC 移動の MAC アドレス テーブルの通知が有効の場合、MAC 移動が通知される可能性があります。これによりコンソールの通知ログが追加されますが、アクションは実行されません。移動が宣言されるのは、10
秒間の時系列スキャン期間内に VLAN の任意の 2 つのポート間で特定の MAC アドレスが 3 回行き来(移動)した場合です。
(注) |
MAC アドレスは、2 つのポートのそれぞれで 50 回検出される必要があります。
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スイッチの MAC アドレス通知を有効にすると、どの MAC アドレスが移動するかを見つけることができます。