iPXE について
iPXE は、オープンソースのネットワークブート ファームウェアです。 iPXE は、Etherboot から派生したオープンソースの PXE クライアントファームウェアおよびブートローダーである gPXE に基づいています。標準の PXE クライアントは TFTP を使用してデータを転送しますが、gPXE はより多くのプロトコルをサポートします。
標準 PXE の機能以外に iPXE が提供している追加機能のリストを次に示します。
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HTTP、iSCSI SAN、FCoE などを介した Web サーバーからのブート
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IPv4 と IPv6 の両方をサポート
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Netboot は HTTP/TFTP、IPv4、および IPv6 をサポート
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イメージへの埋め込みスクリプトや、HTTP/TFTP によって提供されるスクリプトなどをサポート
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DHCPv6 のステートレス アドレス自動設定(SLAAC)と、ステートフル IP 自動構成バリアントをサポート。 iPXE は、ブート URI と DHCPv6 オプションのパラメータをサポート。これは、IPv6 ルータ アドバタイズメントに依存します。
さらに、セキュリティ上の理由から、次のような iPXE の既存の機能の一部を無効にしています。
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bzImage+initramfs/initrd、または ISO などの標準 Linux イメージ形式のブートのサポート
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FCoE、iSCSI SAN、ワイヤレスなどの未使用のネットワーク ブート オプション
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サポートされていない NBP(syslinux/pxelinux など)のロード。これは適切にコード署名されていないシステム イメージを起動できるためです。