NBM を使用したマルチキャスト サービス リフレクション
NBM を使用したマルチキャスト サービス リフレクション機能は、外部で受信したマルチキャスト宛先アドレスを組織の内部アドレッシング ポリシーに準拠したアドレスに変換できます。これは、入力マルチキャスト ストリーム (S1、G1) から出力 (S2、G2) インターフェイスへのマルチキャスト ネットワーク アドレス変換 (NAT) です。この機能は、一般にマルチキャスト サービス リフレクション機能 (SR 機能) と呼ばれます。送信元 IP アドレスのみを変換する IP マルチキャスト ネットワーク アドレス変換(NAT)とは異なり、マルチキャスト サービス リフレクションは送信元と宛先アドレスの両方を返還します。
S1、G1 として着信するフローは S2、G2 に変換され、宛先 MAC アドレスは G2 のマルチキャスト MAC アドレスに書き換えられます。
S1、G1 フローは S2、G2 に変換され、宛先 MAC アドレスは書き換えられず、グループ G1 に対応したままになります。
マルチキャスト サービス リフレクション機能に関する詳細とコマンドについては、『 Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS マルチキャスト ルーティング設定ガイド』を参照してください。
(注) |
必要な帯域幅が利用できないなど、トラフィック フローをサポートできないと NBM が判断した場合、トラフィック フローは停止し、NBM が要求された変換をサポートできないことを示すアラートが発行されます。 |
(注) |
NBM を使用したマルチキャスト サービス リフレクションは、Cisco Nexus 9316D-GX、Cisco Nexus 9364C-GX、Cisco Nexus 93600CD-GX、および Cisco Nexus 93180YC-FX3S スイッチ (Cisco Nexus NX-OS 9.3(5) 以降のリリース) でサポートされています。 |
(注) |
Cisco Nexus リリース 10.1(1) 以降、NBM を使用したマルチキャスト サービス リフレクションは、Cisco Nexus 9300-FX3、Cisco Nexus C9316D-GX、Cisco Nexus C93600CD-GX、および Cisco Nexus C9364C-GX プラットフォーム スイッチでサポートされます。 |