Cisco MSO と APIC 相互運用性サポート
Cisco マルチサイト Orchestrator(MSO)では、すべてのサイトで特定のバージョンの APIC を実行する必要はありません。それぞれのファブリックで APIC のリリース 3.2(6)以降が実行されていれば、各サイトの APIC クラスタと MSO それ自体は相互に独立してアップグレードすることができ、それらは混合動作モードで実行できます。そのため、常にマルチサイト Orchestrator の最新リリースにアップグレードしておくことをお勧めします。
ただし、1 つまたは複数のサイトで APIC クラスタをアップグレードする前に MSO をアップグレードすると、新しい MSO の機能の一部が、以前の APIC リリースでまだサポートされていないという状況が生じ得ることに注意してください。この場合、各テンプレートでチェックが実行され、すべての設定済みオプションがターゲットサイトでサポートされていることを確認します。
このチェックは、テンプレートを保存するか、テンプレートを展開するときに実行されます。テンプレートがすでにサイトに割り当てられている場合、サポートされていない設定オプションは保存されません。テンプレートがまだ割り当てられていない場合は、サイトに割り当てることができますが、サイトがサポートしていない設定が含まれている場合は、スキーマを保存したり展開したりすることはできません。
サポートされていない設定が検出されると、エラーメッセージが表示されます。例: この APIC サイトバージョン<site version>は、MSO ではサポートされていません。この<feature>に必要な最小バージョンは<required-version>以降です。
次の表に、各機能と、それぞれに必要な最小限の APIC リリースを示します。
(注) |
次の機能の一部は、以前の Cisco APIC リリースでサポートされていますが、Nexus ダッシュボードにオンボードし、このリリースのマルチサイト Orchestrator で管理できる最も古いリリースは、リリース 4.2(4) です。 |
機能 |
最小バージョン |
---|---|
ACI マルチポッドのサポート |
リリース 4.2(4) |
サービス グラフ (L4 ~ L7 サービス) |
リリース 4.2(4) |
外部 EPG |
リリース 4.2(4) |
ACI 仮想エッジ VMM のサポート |
リリース 4.2(4) |
DHCP Support |
リリース 4.2(4) |
整合性チェッカー |
リリース 4.2(4) |
vzAny |
リリース 4.2(4) |
ホストベースのルーティング |
リリース 4.2(4) |
CloudSec 暗号化 |
リリース 4.2(4) |
レイヤ 3 マルチキャスト |
リリース 4.2(4) |
OSPF の MD5 認証 |
リリース 4.2(4) |
EPG 優先グループ |
リリース 4.2(4) |
サイト内 L3Out |
リリース 4.2(4) |