ルーティング デバイスは、初めて起動すると、標準 CLI コマンドである cns config initial コマンドを使用して TCP 接続を確立することによって、Cisco Networking Service 設定エージェントのコンフィギュレーション サーバ コンポーネントに接続します。デバイスは要求を発行し、コンフィギュレーション サーバに一意の設定
ID を提供してデバイス自身を識別します。
Cisco Networking Service Web サーバはコンフィギュレーション ファイルの要求を受信すると、Java サーブレットを呼び出し、該当する埋め込みコードを実行します。この埋め込みコードの指示によって、Cisco Networking
Service Web サーバはディレクトリ サーバおよびファイル システムにアクセスし、このデバイス(設定 ID)用のコンフィギュレーション リファレンスとテンプレートを読み取ります。設定エージェントは、テンプレート内に指定されているすべてのパラメータ値に、このデバイスの有効な値を代入して、コンフィギュレーション
ファイルのインスタンスを作成します。コンフィギュレーション サーバは、設定ファイルをルーティング デバイスに転送するために Cisco Networking Service Web サーバに転送します。
Cisco Networking Service 設定エージェントは、Cisco Networking Service Web サーバから設定ファイルを受信して、XML 解析を実行し、構文をチェックして(任意)、設定ファイルをロードします。ルーティング
デバイスは設定ロードのステータスを、ネットワーク モニタリングまたはワークフロー アプリケーションがサブスクライブできるイベントとして報告します。
Cisco Networking Service 設定エンジンを使用して Cisco Networking Service の初期設定を自動的にインストールする方法の詳細については、『Cisco Networking Services Configuration Engine Administrator’s Guide』(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/cns/ce/rel13/ag13/index.htm)を参照してください。