シスコ製品番号: 800-15937-01
Customer Order Number:DOC-J-7812323=
このマニュアルでは、Cisco 12410インターネット ルータのシャーシ エア フィルタを取り外し、交換する手順について説明します。
ルータ、およびルータ上で実行するCisco IOSソフトウェアには、さまざまな機能が統合されています。 これらの情報は、以下の資料に記載されています。
• Cisco Documentation CD-ROMパッケージ ― シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCD-ROMパッケージでご利用いただけます。Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。最新の
Documentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。このCD-ROMパッケージは単独または年間契約で入手することができます。
• Cisco Web ― WWW上のURL、http://www.cisco.com、http://www.cisco.com/jp、
http://www-china.cisco.com、またはhttp://www-europe.cisco.comでもシスコの資料をご利用いただけます。
• Cisco IOSソフトウェア マニュアル ― Cisco IOSソフトウェアの設定情報およびサポートについては、一連のCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルのうち、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているソフトウェアのリリースに対応したモジュラ コンフィギュレーション ガイドおよびモジュラ コマンド リファレンスを参照してください。また、ルータ上で使用しているCisco IOSソフトウェア バージョンに対応したCisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。
• Cisco 12000シリーズ インターネット ルータハードウェア マニュアル ― Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェア インストレーション/メンテナンスについては、ルータをサポートするインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
• 適合規格および安全性に関する情報 ― 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 series Internet Routers 』を参照してください。
Ciscoマニュアルを表示する、またはマニュアルに関する情報を得る方法については、下記を参照してください。
–Cisco Connection Online (CCO)(CCOを参照)。
Cisco 12410インターネット ルータでは、スイッチ ファブリックおよびアラーム カード ケージ前面のスイング式ドアに取り付けられたエア フィルタがご使用になれます。図 1に、開いた状態のエア フィルタ ドアを示します。エア フィルタは、ブロワー モジュールからルータ内に吸い込まれる空気から埃を取り除きます。(図 2を参照)。月に一度(埃の多い環境ではそれ以上の頻度で)エア フィルタを点検し、明らかに損傷しているか、または極度に汚れている場合は、交換してください。
フィルタが汚れている場合は、掃除機で清掃するか、フィルタを交換してください。フィルタが破れたり、磨耗している場合は、適切な方法でフィルタを処分し、交換用エア フィルタに交換してください。
交換作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。
さらに、Cisco 12410インターネット ルータの取り付け、設定、およびメンテナンスを行う前に、
『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12410 series Internet Routers 』(Text Part
Number:78-4347-xx)に記載されている安全上の警告を確認してください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。次に、安全に関する警告文の例を示します。警告を表す記号と、人身事故を引き起こす状況が記載されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
次の注意事項に従って、安全を確保し、機器を保護してください。このリストには、起こりうる危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。常に 注意 が必要です。
• システムの移動前に、必ずすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外します。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 工具および組立部品が通行の邪魔にならないようにしてください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• ルータ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• ルータの取り付けや取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
–負傷しないように注意してください。ルータの電源を切断してください。
–可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それかできない場合は、負傷者の状況を見極めてから救援を要請してください。
–負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。
さらに、電源から切断されていても、電話回線またはネットワーク配線に接続されている装置を扱う場合には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ルータ コンポーネントの多くは、静電気によって壊れることがあります。コンポーネントによっては、わずか30Vの電圧でも壊れますが、プラスチックや発砲スチロールの梱包資材を触っただけで、またはアセンブリがプラスチックやカーペットにかすっただけで、35000Vもの静電気電圧が発生することがあります。適切なESD(静電気放電)防止策を講じなかった場合、コンポーネントが完全に壊れたり、断続的な障害が発生したりする可能性があります。次の注意事項に従って、静電破壊の潜在的可能性を最小限に抑えてください。
• 静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• コンポーネントの取り外し/取り付けを行う際は、シャーシ前面の一方のESD接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない面に、静電気防止用ストラップの装置側を必ず接続します(図 3を参照)。コンポーネントと衣服が接触しないように注意してください。静電気防止用リスト ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気電圧によってコンポーネントが損傷する可能性は残ります。
図 3 静電気防止用ストラップとCisco 12410シャーシの接続
• 必ずカードのコンポーネント側を上にして、静電気防止用シートの上に置くか、静電気防止カード ラックに入れるか、または静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に保管してください。
• ライン カードまたはRoute Processor(RP;ルート プロセッサ)を取り付る場合は、イジェクト レバーを使用して、カード コネクタをバックプレーンに装着し、カードの前面プレートの両側にある非脱落型ネジを締めます。非脱落型ネジはプロセッサの脱落を防ぐだけではなく、ルータに適切なアースを提供し、バックプレーンにカード コネクタを確実に固定するために必要です。
• ライン カード、クロック/スケジューラ カード、スイッチ ファブリック カードまたはRPを取り外すときには、イジェクト レバーを使用してバックプレーンからカード コネクタを外します。金属製のカード フレームを静かに引き出し、片手をフレームの底面に添えて、スロットからまっすぐ取り出します。
• ライン カード、クロック/スケジューラ カード、スイッチ ファブリック カード、またはRPを扱う場合は、必ず金属製のカード フレームだけを持ちます。ボードまたはコネクタ ピンには触れないようにしてください。
エア フィルタを取り外して清掃するには、次の作業を行ってください。
ステップ 1 手首に静電気防止ストラップを着用し、シャーシ前部の一方のESD接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない面に、ストラップを接続します
ステップ 2 エア フィルタ ドアをシャーシに固定している非脱落型ネジ(エア フィルタ ドアの左右に2個ずつ)を緩めます。(図 4を参照)。
ステップ 3 エア フィルタ ドア前面カバーの両端を持ち、ドアを静かに手前に開き、スイッチ ファブリックおよびアラーム カード ケージから遠ざけます。(図 4を参照)。
ステップ 4 手のひらと指先で、エア フィルタの前面を押しながら、慎重にフィルタをエア フィルタ ドアから引き出します。(図 5を参照)。
新しいエア フィルタには、小さなタブが付いていて、エア フィルタ ドアからフィルタを引き出すのに上部からつまみ出せるようになっています。(図 6を参照)。
ステップ 5 エア フィルタに付着している埃がシャーシのカード ケージに吸い込まれないように、エア フィルタをスイッチ ファブリックおよびアラーム カード ケージの前面から遠ざけます。
• フィルタが汚れている場合は、掃除機で清掃するか、フィルタを交換してください。
• フィルタが破れたり、磨耗している場合は、適切な方法でフィルタを処分し、交換用エア フィルタに交換してください。
シャーシのエア フィルタを取り付けるには、次の作業を行ってください。
ステップ 1 手首に静電気防止ストラップを着用し、シャーシ前部の一方のESD接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない面に、ストラップを接続します
ステップ 2 両手でエア フィルタを支え、エア フィルタの裏側の固定金具がスイッチ ファブリックおよびアラーム カード ケージ側に向くように配置します。エア フィルタをエア フィルタ ドアに完全に滑り込ませます。
ステップ 3 エア フィルタ ドアの前面カバーの両端を持ち、エア フィルタ ドアを跳ね上げて、スイッチ ファブリックとアラーム カード ケージの開口部に合わせます。(図 7を参照)。
Cisco 12410インターネット ルータの適合性およびEMIに関する情報については、『Cisco 12410 Internet Router Installation and Configuration Guide』(78-12242-xx)の付録A 「Technical Specifications」に記載されています。『Cisco 12410 Internet Router Installation and Configuration Guide』は、Cisco CD-ROMおよびCCOでも手に入れることができます。
CCO(Cisco Connection Online)は、シスコシステムズの主要なリアルタイム サポート チャネルです。メンテナンス契約のお客様およびパートナーは、CCOに登録しておくと、追加の情報やサービスを入手することができます。
CCOは、年中無休24時間体制で利用でき、シスコシステムズのお客様およびパートナに豊富な標準サービス/付加価値サービスを提供しています。CCOでは、 製品情報、 製品マニュアル、ソフトウェア アップデート、リリース ノート、テクニカル チップ、バグ ナビゲータ、コンフィギュレーション ノート、パンフレット、提供サービスなどの情報が得られると共に、共有ファイルおよび許可ファイルにアクセスして、ダウンロードすることができます。
CCOは、さまざまな利用者のニーズを考慮して、同時に更新および拡張される2種類のインターフェイスを提供しています。キャラクタ ベースのバージョンと、WWW上のマルチメディア バージョンです。キャラクタ ベースのCCOは、Zモデム、Kermit、Xモデム、FTP、インターネット電子メールをサポートしており、狭い帯域幅で情報に簡単にアクセスできます。WWWバージョンのCCOは、写真、図、グラフィック、ビデオなど充実した内容のドキュメント、および関連情報へのハイパーリンクを提供しています。
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• WWW:http://www-china.cisco.com
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(注) Cisco社の製品について、保証範囲またはメンテナンス契約に基づく技術支援が必要なネットワーク管理者の方は、Cisco社のTAC(Technical Assistance Center)、tac@cisco.comまたはjapan-tac@cisco.comにご連絡ください。 Cisco社、Cisco社の製品、またはアップグレードに関する一般情報については、cs-rep@cisco.comにお問い合わせください。