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製品番号:PWR-GSR04-DC-PDU=、PWR-GSR04-DC-PEM=、12000/4-DC-PEM=、12000/4-DC-PDU=
このマニュアルでは、Cisco 12004 ルータで使用される DC PEM(パワー エントリ モジュール)およびPDU(配電ユニット)の取り外しおよび取り付け手順について説明します。
このマニュアルに記載されている手順を実行する前に、次の事項に従ってください。
• このセクションの安全に関する注意事項と静電気防止用の注意事項をお読みください。
• 取り付け作業を開始する前に、必要な工具および機器がすべて揃っていることを確認してください(取り付けに関する注意事項を参照)。
• 取り付け作業の際に、次の関連資料を用意しておいてください。
–ルータ出荷時に同梱される『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Router 』
–『Cisco 12404 Router Installation and Configuration Guide』
その他のマニュアルの入手方法については、「マニュアルの入手方法」を参照してください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。次に、安全に関する警告の例を示します。警告を表す記号と、人身事故を引き起こす状況が記載されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
ルータ コンポーネントの多くは、静電気によって損傷を受けることがあります。適切な ESD 防止策を講じなかった場合、コンポーネントが完全に壊れたり、断続的な障害が発生したりする可能性があります。ESDによる損傷の可能性を最小限に抑えるために、静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
(注) 静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は1~10 MΩでなければなりません。
このマニュアルの手順を実行する前に、静電気防止用ストラップを手首に巻き付け、シャーシまたは塗装されていないアースされた金属面に接続します(図1を参照)。
DC PEM または PDU の取り外し/取り付けを行う前に、次の注意事項をお読みください。
DC PEM は活性挿抜(OIR)対応です。電気的障害やシステムの損傷を引き起こすことなく、システムの電源を切らずに PEM の取り外しおよび取り付けを行うことができます。この機能により、システムがすべてのルーティング情報およびセッションを保持している状態で、DC PEM を交換できます。
DC PDU の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです(図2 を参照)。
ステップ 2 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。すべての LED が消灯していることを確認します。
ステップ 3 PEM をシャーシに固定している 3 本の非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4 フィンガー グリップを使用して PEM をシャーシから引き出します。
警告 DC PEM は約 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。
ヒント 故障した PEM を返品する場合は、交換用 PEM が入っていた箱に梱包します。
ステップ 5 交換用 PEM をベイに差し込み、バックプレーン コネクタに装着します。
ステップ 6 3 本の非脱落型ネジを締めて PEM をシャーシに固定します。
PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。
ステップ 7 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。
• グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。
• オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しています。
PEM が正常に稼働しない場合は、「PEM 取り付けのトラブルシューティング」 を参照してください。
PEM のインストレーションのトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図3 を参照)。
ステップ 1 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。
• PEM がベイに完全に装着されていて、非脱落型ネジがしっかりと締められている。
ステップ 2 ステップ 1 の各事項を確認しても問題が解決しない場合は、PEM を交換してください。
ステップ 3 PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。
DC PDU は OIR に対応して いない ため、システムの稼働中は交換できません。PDU を交換する前に、ルータの電源をオフにする必要があります。
警告 DC PDU を取り外して交換するには、システムの電源をオフにする必要があります。ネットワーク管理者などの適切なスタッフに、PDU を交換する間はすべてのルーティング トラフィックが停止することを知らせてください。
DC PDU の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです(図4 を参照)。
ステップ 2 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。
両方の PEM のステータス LED すべてが消灯していることを確認します。
ステップ 3 端子ブロックのネジを緩めて、故障した PEM の DC PDU 端子ブロックからプラス線、マイナス線、およびアース線を取り外します。
警告 DC 電源線を取り外すときは、必ずアース線を最後に取り外してください。
ステップ 4 PDU および PEM をシャーシに固定している非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 5 フィンガー グリップを使用して PDU および PEM をシャーシから引き出します。
警告 DC PEM および PDU は 11.0 ポンド(4.98 kg)。シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。
ステップ 7 新しい PDU を PEM に接続します(図5)。
図5 DC PEM および DC PDU のコネクタ(DC PEM の背面図)
ステップ 8 PDU と PEM をベイに差し込み、PEM をバックプレーン コネクタに装着します。
ステップ 9 非脱落型ネジを締めて PDU と PEM をシャーシに固定します。
PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。
ステップ 10 次の順番で、アース線、プラス線、およびマイナス線を PDU 端子ブロックに接続します(図6)。
警告 DC 電源線を再接続するときは、必ずアース線を最初に接続してください。
ステップ 11 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。
• グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。
• オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しています。
PEM が正常に稼働しない場合は、「PDU 取り付けのトラブルシューティング」 を参照してください。
PDU のインストレーションのトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図7 を参照)。
ステップ 1 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。
• PEM がベイに完全に装着されていて、非脱落型ネジがしっかりと締められている。
• DC 電源コードが PDU 端子ブロックにしっかりと装着されている。
ステップ 2 ステップ 1 の各事項を確認しても問題が解決しない場合は、PEM を交換してください。
ステップ 3 PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。
各国語で記述された安全上の警告および認定規格の全リストについては、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Router』(78-4347-xx)を参照してください。
この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
シスコシステムズの書面による許可なしに装置を改造すると、装置がクラス A のデジタル装置に対する FCC 要件に準拠しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利が FCC 規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com で入手できます。また、テクニカル サポートおよびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手できます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
次の URL から、シスコ製品の最新資料を入手することができます。
http://www.cisco.com/techsupport
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属の Product Documentation DVD パッケージでご利用いただけます。Product Documentation DVD は定期的に更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。
Product Documentation DVD は、ポータブル メディアに収容された、技術的な製品マニュアルの総合的なライブラリです。この DVD を使用すると、シスコ製品の各種バージョンのハードウェアのインストレーション、ソフトウェアのインストール、設定、およびコマンドに関するガイドにアクセスし、HTML で技術マニュアルを表示できます。DVD を使用することで、インターネットに接続しなくてもシスコの Web サイトと同じマニュアルを参照できます。製品によっては、マニュアルの PDF バージョンも用意されています。
Product Documentation DVD は単独または購読契約で入手できます。Cisco.com(Cisco Direct Customer)に登録されている場合、Ordering ツールまたは Cisco Marketplace から Product Documentation DVD(Customer Order Number DOC-DOCDVD=)を発注できます。
Cisco.com に登録されている場合、2005 年 6 月 30 日から、次の URL にある Cisco Marketplace の Product Documentation Store でシスコ製品のマニュアルを発注できます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
シスコでは、Ordering ツールを使用したマニュアルの発注をサポートしています。
• Cisco.com(Cisco Direct Customer)に登録されている場合、Ordering ツールからマニュアルを発注できます。次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/partner/ordering/
• Ordering ツールを使用したマニュアルの発注方法については、次の URL を参照してください。
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
• シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告および注意のリストが以下の URL で確認できます。
勧告および注意事項が変更された際に、リアルタイムで確認したい場合は、以下の URL からProduct Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)にアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
• 緊急度の高い問題 ― security-alert@cisco.com
緊急度の高い問題とは、システムが攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセキュリティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度の低い問題とみなされます。
• 緊急度の低い問題 ― psirt@cisco.com
緊急度の高い問題の場合、次の電話番号で PSIRT に問い合わせることができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT への連絡時には、次の URL にある Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary セクションにリンクされている有効な公開鍵を使用してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.htm
このページのリンクに、現在使用されている PGP 鍵の ID があります。
Cisco Technical Support では、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、広範囲にわたるオンラインでのサポート リソースを提供しています。さらに、シスコシステムズとサービス契約を結んでいる場合は、Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアによる電話サポートも提供されます。シスコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。
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オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが推奨される解決方法を提供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、シスコの技術者が対応します。The TAC Service Request Tool is located at:
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 および S2 の問題にはシスコの技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1) ― ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたります。
重大度 3(S3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手できます。
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