この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
IPv6 ホストが SNMP クエリーを実行したり、IPv6 を実行しているデバイスから SNMP 通知を受信したりできるように、IPv6 トランスポートを介した簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定できます。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、『Bug Search Tool』およびご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
IPv6 ホストが SNMP クエリーを実行したり、IPv6 ソフトウェアを実行しているデバイスから SNMP 通知を受信したりできるように、IPv6 トランスポートを介した簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定できます。 SNMP エージェントおよび関連する MIB が拡張され、IPv6 アドレッシングがサポートされるようになりました。 この機能は、データ暗号規格(3DES)および Advanced Encryption Standard(AES)メッセージ暗号化を使用します。
SNMP マネージャとエージェントとの関係を定義するには、SNMP コミュニティ ストリングを使用します。 コミュニティ ストリングは、デバイス上のエージェントへのアクセスを制御するパスワードのように機能します。 ストリングに関連付ける特性を次の中から 1 つ以上指定することもできます。
1 つ以上のコミュニティ ストリングを設定できます。 特定のコミュニティ ストリングを削除するには、no snmp-server community コマンドを使用します。
snmp-server host コマンドでは、どのホストで SNMP 通知を受信するか、および通知がトラップとインフォーム要求のいずれで送信されるようにするかを指定します。 snmp-server enable traps コマンドは、指定された通知タイプ(ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)トラップ、設定トラップ、エンティティ トラップ、ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)トラップ)の生成メカニズムをグローバルにイネーブルにします。
1. enable
2. configure terminal
3. snmp-server community string [view view-name] [ro | rw] [ipv6 nacl] [access-list-number]
4. snmp-server engineID remote {ipv4-ip-address | ipv6-address} [udp-port udp-port-number] [vrf vrf-name] engineid-string
5. snmp-server group group-name {v1 | v2c | v3 {auth | noauth | priv}} [context context-name] [read read-view] [write write-view] [notify notify-view] [access [ipv6 named-access-list ] {acl-number | acl-name}]
6. snmp-server host {hostname | ip-address} [vrf vrf-name] [traps | informs] [version {1 | 2c | 3 [auth | noauth | priv]}] community-string [udp-port port] [notification-type]
7. snmp-server user username group-name [remote host [udp-port port]] {v1 | v2c | v3 [encrypted] [auth {md5 | sha} auth-password]} [access [ipv6 nacl] [priv {des | 3des | aes {128 | 192 | 256}} privpassword] {acl-number | acl-name} ]
8. snmp-server enable traps [notification-type] [vrrp]
次に、コミュニティ ストリング public を使用して、SNMP が読み取り専用アクセス権ですべてのオブジェクトにアクセスすることを許可する例を示します。 また、デバイスは、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)トラップを SNMPv1 を使用して IPv4 ホスト 172.16.1.111 と IPv6 ホスト 3ffe:b00:c18:1::3/127 に送信し、SNMPv2c を使用してホスト 172.16.1.27 に送信します。 トラップとともにコミュニティ ストリング public が送信されます。
Device(config)# snmp-server community public Device(config)# snmp-server enable traps bgp Device(config)# snmp-server host 172.16.1.27 version 2c public Device(config)# snmp-server host 172.16.1.111 version 1 public Device(config)# snmp-server host 3ffe:b00:c18:1::3/127 public
次に、SNMP コンテキスト A を SNMPv2c グループ GROUP1 のビューと IPv6 の名前付きアクセス リスト public2 に関連付ける例を示します。
Device(config)# snmp-server context A Device(config)# snmp mib community-map commA context A target-list commAVpn Device(config)# snmp mib target list commAVpn vrf CustomerA Device(config)# snmp-server view viewA ciscoPingMIB included Device(config)# snmp-server view viewA ipForward included Device(config)# snmp-server group GROUP1 v2c context A read viewA write viewA notify access ipv6 public2
次に、IPv6 ホストを通知サーバとして設定する例を示します。
Device> enable Device# configure terminal Device(config)# snmp-server community mgr view restricted rw ipv6 mgr2 Device(config)# snmp-server engineID remote 3ffe:b00:c18:1::3/127 remotev6 Device(config)# snmp-server group public v2c access ipv6 public2 Device(config)# snmp-server host host1.com 2c vrf trap-vrf Device(config)# snmp-server user user1 bldg1 remote 3ffe:b00:c18:1::3/127 v2c access ipv6 public2 Device(config)# snmp-server enable traps bgp Device(config)# exit
関連項目 |
マニュアル タイトル |
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IPv6 のアドレス指定と接続 |
『IPv6 Configuration Guide』 |
Cisco IOS コマンド |
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IPv6 コマンド |
『Cisco IOS IPv6 Command Reference』 |
Cisco IOS IPv6 の機能 |
標準/RFC |
タイトル |
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IPv6 に関する RFC |
IPv6 の RFC |
MIB |
MIB のリンク |
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この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。 |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
説明 |
リンク |
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次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
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SNMP over IPv6 |
12.2(33)SRB 12.2(33)SXI 12.2(44)SE 12.2(44)SG 12.3(14)T 15.0(2)SG Cisco IOS XE Release 2.1 3.2SG |
SNMP を IPv6 転送上で設定できるため、IPv6 ホストは SNMP クエリーを実行でき、IPv6 を実行するデバイスから SNMP 通知を受信できます。 snmp-server community、snmp-server enable traps、snmp-server engineID remote、snmp-server group、snmp-server host、snmp-server user の各コマンドが導入または変更されました。 |
SNMPv3--3DES および AES 暗号化サポート |
12.2(33)SRB 12.2(33)SXI 12.2(50)SG 12.2(52)SE 12.4(2)T 15.0(2)SG Cisco IOS XE Release 2.1 3.2SG |
IPv6 は SNMPv3 - 3DES および AES 暗号化サポート機能をサポートします。 追加または変更されたコマンドはありません。 |