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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
3G モビリティ アンカー(3GMA)機能は、3G User Equipment(UE)のアンカー ポイントとして動作します。 3GMA は、Gateway General Packet Radio Service(GPRS)Support Node(GGSN)/Packet Data Serving Node(PDSN)の DHCP サーバとして機能し、Wi-Fi モバイル アクセス ゲートウェイ(MAG)に対するローカル モビリティ アンカー(LMA)としても機能します。
このモジュールでは、3G モビリティ アンカー機能について説明します。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このマニュアルの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
IPv4 または IPv6 アドレスを割り当てるために、ローカル モビリティ アンカー(LMA)の IPv4 および IPv6 アドレス プールを設定する必要があります。
第 3 世代モビリティ アンカー(3GMA)は、Packet Data Serving Node(PDSN)/General Packet Radio Service(GPRS)Support Node(GGSN)のデフォルト ゲートウェイです。 3GMA ノードは PDSN/GGSN の Gi インターフェイスに配置され、3G User Equipment(UE)のアンカー ポイントとして動作します。 Gi インターフェイスは、GPRS ネットワークと外部パケット データ ネットワークの間の参照ポイントです。 3GMA ノードは GGSN/PDSN に対する DHCP サーバとして動作し、WiFi MAG に対する LMA としても動作します。 3GMA ノードは IP アドレスを割り当て、GGSN/PDSN からの DHCP メッセージに応答します。 UE は特定のアクセス ポイント名(APN)で設定されます。UE がこの APN に接続されると、PDSN/GGSN はローカル アドレス プールを使用する代わりにプロキシ DHCP モードで実行されるように設定されます。 3GMA モードでは、モバイル デバイスに割り当てられる IP アドレスは外部 DHCP サーバ(3GMA ノード)から取得されます。 RFC 5213 に記載されているローカル モビリティ アンカー(LMA)機能は、3GMA モードでも設定できます。
ローカル モビリティ アンカー(LMA)は、プロキシ モバイル IPv6(PMIPv6)ドメイン内のモバイル ノード(MN)のホーム エージェントです。 これは MN ホーム ネットワーク プレフィックスのトポロジカルなアンカー ポイントであり、MN のバインディング ステートを管理します。 LMA には、モバイル IPv6 ベース仕様(RFC 3775)で定義されているホーム エージェントの機能があります。また、PMIPv6 プロトコルのサポートに必要な機能もあります。
(注) |
LMA をイネーブルにし、ローカルに設定されていないモバイル アクセス ゲートウェイ(MAG)からプロキシ モバイル IPv6(PMIPv6)シグナリング メッセージを受け入れるようにするには、dynamic mag learning コマンドを使用します。 |
モバイル ノード(MN)は、そのモビリティがネットワークによって管理される IP ホストです。 MN は、IPv4 専用ノードまたは IPv6 専用ノードか、IPv4 および IPv6 プロトコル スタックのあるノードでのデュアルスタック ノードのいずれかになります。 MN は、プロキシ モバイル IPv6(PMIPv6)ドメインで取得した IP アドレスまたはプレフィックスのモビリティを実現するために、IP モビリティ関連シグナリングに参加する必要はありません。
Radio Access Type(RAT)は、アップリンク(ユーザからネットワーク)とダウンリンク(ネットワークからユーザ)での通信のためにワイヤレス ネットワークの無線リソースを割り当てる方法を示します。 RAT はコア ネットワーク(CN)へのアクセスに使用される無線テクノロジーのタイプを示します。CN とは、アクセス ネットワークに接続した顧客にさまざまなサービスを提供する通信ネットワークの根幹部分のことです。 RAT は、携帯電話、コンピュータ、または遠隔操作される機器などのデバイス間に配置される Radio Access Network(RAN)によって実装され、その CN との接続を提供します。 携帯電話や他の無線接続デバイスは User Equipment(UE)と呼ばれます。 RAT のタイプの例には、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMax)、ワイヤレス ローカルエリア ネットワーク(WLAN)、3GPP などがあります。
1. enable
2. configure terminal
3. ip local pool pool-name low-ip-address high-ip-address
4. ipv6 local pool pool-name prefix/prefix-length assigned-length
5. ipv6 unicast-routing
6. ipv6 mobile pmipv6-lma lma-id domain domain-name
7. address ipv6 ipv6-address
8. network network1
9. pool ipv4 pool-name pfxlen number
10. pool ipv6 pool-name pfxlen number
11. exit
12. default profile profile-name
13. role 3gma
14. interface interface-type
15. rat rat-type priority priority-number
16. end
17. show ipv6 mobile pmipv6 lma binding
次に、3GMA モードで LMA を設定する方法の例を示します。
Device> enable Device# configure terminal Device(config)# ip local pool v4pool 209.165.201.1 209.165.201.10 Device(config)# ipv6 local pool v6pool 2001:0DB8::/32 64 Device(config)# ipv6 unicast-routing Device(config)# ipv6 mobile pmipv6-lma lma1 domain dn1 Device(config-ipv6-pmipv6-lma)# address ipv6 2001:DB8::1 Device(config-ipv6-pmipv6-lma)# network network1 Device(config-ipv6-pmipv6lma-network)# pool ipv4 v4pool pfxlen 24 Device(config-ipv6-pmipv6lma-network)# pool ipv6 v6pool pfxlen 24 Device(config-ipv6-pmipv6lma-network)# exit Device(config-ipv6-pmipv6-lma)# default profile profile1 Device(config-ipv6-pmipv6-lma)# role 3gma Device(config-ipv6-pmipv6lma-role)# interface Ethernet 1 Device (config-ipv6-pmipv6lma-role)# rat wlan priority 2 Device (config-ipv6-pmipv6lma-role)# end Device# show ipv6 mobile pmipv6 lma binding
関連項目 | マニュアル タイトル |
---|---|
Cisco IOS コマンド |
|
IP モビリティ コマンド |
標準/RFC | タイトル |
---|---|
RFC 3775 |
『Mobility Support in IPv6』 |
RFC 5213 |
『Proxy Mobile IPv6』 |
RFC 5844 |
『IPv4 Support for Proxy Mobile IPv6』 |
RFC 5845 |
『Generic Routing Encapsulation (GRE) Key Option for Proxy Mobile IPv6』 |
RFC 5846 |
『Binding Revocation for IPv6 Mobility』 |
説明 | リンク |
---|---|
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次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースのみを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 | リリース | 機能情報 |
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PMIP モビリティ:3G モビリティ アンカー |
Cisco IOS XE Release 3.9S |
3G モビリティ アンカー(3GMA)機能は、3G User Equipment(UE)のアンカー ポイントとして動作します。 3GMA は、Gateway General Packet Radio Service(GPRS)Support Node(GGSN)/Packet Data Serving Node(PDSN)の DHCP サーバとして機能し、Wi-Fi モバイル アクセス ゲートウェイ(MAG)に対するローカル モビリティ アンカー(LMA)としても機能します。 次のコマンドが導入または変更されました。rat、role 3gma、interface (proxy mobile IPv6)、show ipv6 mobile pmipv6 lma binding |