この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベル スイッチド パス(LSP)検証コマンドについて説明します。これらのコマンドは、データ プレーン障害を検出および診断する手段を提供し、MPLS Operations、Administration、および Maintenance(OAM; 運用管理および保守)ソリューションにおける最初のコマンド セットとなります。
MPLS の概念、設定作業、および例の詳細については、を参照してください。
MPLS OAM カウンタをクリアするには、 XR EXEC モードで clear mpls oam counters コマンドを使用します。
clear mpls oam counters { global | interface [ type interface-path-id ] | パケット }
global |
グローバル カウンタをクリアします。 |
||
interface |
指定したインターフェイスのカウンタをクリアします。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
packet |
グローバルパケット カウンタをクリアします。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
実行 |
mpls-static |
実行 |
次に、すべてのグローバル MPLS OAM カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear mpls oam counters global
エコー要求内でのベンダー拡張のタイプ、長さ、および値(TLV)の送信をディセーブルにするには、MPLS OAM コンフィギュレーション モードで vendor extension コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
echo disable-vendor-extension
no echo disable-vendor-extension
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルト値は 4 です。
MPLS OAM コンフィギュレーション モード
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り、書き込み |
mpls-static |
読み取り、書き込み |
次に、エコー要求でのベンダー拡張 TLV の包含をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# mpls oam RP/0/RP0/CPU0:router(config-oam)# echo disable-vendor-extension
MPLS OAM LSP 検証をイネーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モードで mpls oam を使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mpls oam
no mpls oam
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルトでは、MPLS OAM 機能はディセーブルになっています。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
mpls oam コマンドと OAM の機能については、RFC 4379 を参照してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り、書き込み |
mpls-static |
読み取り、書き込み |
次に、MPLS OAM をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# mpls oam RP/0/RP0/CPU0:router(config-oam)#
Label Distribution Protocol(LDP)IPv4 アドレスとして宛先タイプを指定することによって MPLS ホストの到達可能性とネットワーク接続を確認するには、 XR EXEC モードで ping mpls ipv4 コマンドを使用します。
ping mpls ipv4 address/mask [ destination start-address end-address increment ] [dsmap] [ exp exp-bits ] [force-explicit-null] [ interval min-send-delay ] [ output interface type interface-path-id [ nexthop nexthop-address ] ] [ pad pattern ] [ repeat count ] [ reply { dscp dscp-value | reply mode { ipv4 | no-reply | router-alert } | reply pad-tlv } ] [ size packet-size ] [ source source-address ] [ sweep min value max value increment ] [ timeout timeout ] [ ttl value ] [verbose] [ fec-type { bgp | generic | ldp } ]
address/mask |
宛先のアドレス プレフィックスおよび宛先アドレス ネットワーク マスクのビット数。 |
||
destinationstart addressend addressaddress increment |
|
||
dsmap |
(任意)ダウンストリーム マッピング(DSMAP)タイプの長さおよび値が LSP エコー要求に含まれるように指定します。 |
||
expexp-bits |
(任意)エコー応答に対する MPLS ヘッダーの MPLS 試験フィールド値を指定します。指定できる範囲は、0 ~ 7 です。デフォルトは 0 です。 |
||
force-explicit-null |
(任意)非送信請求の明示的なヌル ラベルを強制的に MPLS ラベル スタックに追加し、最後から 2 番目のホップでの LSP の破損の検出に LSP ping を使用することを許可します。 |
||
intervalmin-send-delay |
(任意)要求間の送信間隔を指定します(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 3600000 です。デフォルトは 0 です。 |
||
output interface |
(任意)エコー要求パケットが送信される出力インターフェイスを指定します。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
nexthop | (任意)ネクストホップを IP アドレスとして指定します。 |
||
nexthop-iaddress | (任意)ネクスト ホップの IP アドレス。 |
||
padpattern |
(任意)エコー要求のパッド パターンを指定します。 |
||
repeatcount |
(任意)パケットを再送信する回数を指定します。範囲は 1 ~ 2147483647 です。デフォルトは 5 です。 |
||
reply dscpdscp-value |
MPLS エコー応答の DiffServ コード ポイント値を指定します。 |
||
reply mode [ipv4 | router-alert | no-reply] |
|
||
reply pad-tlv |
パッド TLV が包含されるように指定します。 |
||
sizepacket size |
(任意)各 MPLS エコー要求パケットのパケット サイズおよびバイト数を指定します。範囲は 100 ~ 17986 です。デフォルトは 100 です。 |
||
sourcesource-address |
(任意)エコー要求パケットで使用される送信元アドレスを指定します。 |
||
sweepmin valuemax valueinterval |
|
||
timeouttimeout |
(任意)タイムアウト間隔を秒単位で指定します。範囲は 0 ~ 3600 です。デフォルト値は 2 です。 |
||
ttlvalue |
(任意)MPLS ラベルで使用される TTL 値を指定します(範囲は 1 ~ 255 です)。 |
||
verbose |
(任意)MPLS エコー応答、パケット送信者のアドレス、および戻りコードを含む、詳細出力情報をイネーブルにします。 |
||
fec-type |
(任意)使用する FEC タイプを指定します。
|
expexp bits: 0
intervalmin-send-delay: 0
repeatcount: 5
reply-mode: IPv4
timeouttimeout: 2
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
output interface キーワードで、MPLS エコー要求パケットが送信される出力インターフェイスを指定します。指定した出力インターフェイスが LSP の一部でない場合、パケットは送信されません。
sweep キーワードが使用されている場合、発信インターフェイスの MTU より大きい値は送信されません。
ping コマンドはエコー要求パケットをアドレスに送信し、応答を待ちます。ping 出力により、パス/ホスト間の信頼性やパス上の遅延を評価したり、ホストが到達可能かどうか、または機能しているかどうかを確認したりできます。
(注) |
光 LSP では、ping mpls コマンドはサポートされていません。LSP パスで光 LSP が検出された場合は、物理インターフェイスとして処理されます。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り、書き込み |
次に、ラベル配布プロトコル(LDP)プレフィックスとして宛先タイプを指定し、送信済みエコー パケットのサイズの範囲を指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# ping mpls ipv4 7.7.7.7/32 verbose sweep 100 200 15 repeat 1
Sending 1, [100..200]-byte MPLS Echos to 7.7.7.7/32,
timeout is 2 seconds, send interval is 0 msec:
Codes: '!' - success, 'Q' - request not sent, '.' - timeout,
'L' - labeled output interface, 'B' - unlabeled output interface,
'D' - DS Map mismatch, 'F' - no FEC mapping, 'f' - FEC mismatch,
'M' - malformed request, 'm' - unsupported tlvs, 'N' - no rx label,
'P' - no rx intf label prot, 'p' - premature termination of LSP,
'R' - transit router, 'I' - unknown upstream index,
'X' - unknown return code, 'x' - return code 0
Type escape sequence to abort.
! size 100, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 115, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 130, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 145, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 160, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 175, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 190, reply addr 178.0.0.1, return code 3
Success rate is 100 percent (7/7), round-trip min/avg/max = 2/2/4 ms
次に、Label Distribution Protocol(LDP)のプレフィックスとしての宛先タイプと、汎用および詳細オプションとして FEC タイプを指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# ping mpls ipv4 7.7.7.7/32 fec-type generic output interface TenGigE 0/0/0/11 nexthop 79.1.0.2 verbose
Sending 5, 100-byte MPLS Echos to 7.7.7.7/32,
timeout is 2 seconds, send interval is 0 msec:
Codes: '!' - success, 'Q' - request not sent, '.' - timeout,
'L' - labeled output interface, 'B' - unlabeled output interface,
'D' - DS Map mismatch, 'F' - no FEC mapping, 'f' - FEC mismatch,
'M' - malformed request, 'm' - unsupported tlvs, 'N' - no rx label,
'P' - no rx intf label prot, 'p' - premature termination of LSP,
'R' - transit router, 'I' - unknown upstream index,
'X' - unknown return code, 'x' - return code 0
Type escape sequence to abort.
! size 100, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 100, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 100, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 100, reply addr 178.0.0.1, return code 3
! size 100, reply addr 178.0.0.1, return code 3
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 2/2/3 ms
show mpls oam { client | counters { global | packet } | interface type interface-path-id }
client |
LSPV サーバに登録されているクライアントを表示します。 |
||
counters global |
LSP 検証グローバル カウンタを表示します。 |
||
counters packet |
LSP 検証パケット カウンタを表示します。 |
||
interface |
特定のインターフェイスの LSP 検証情報を表示します。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り |
mpls-static |
読み取り |
次に、MPLS OAM クライアント情報を表示する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show mpls oam client
Client Process: l2vpn_mgr Node: 0/RP0/CPU0 Pid: 7200 Service: 3
Client Process: mpls_ldp Node: 0/RP0/CPU0 Pid: 7201 Service: 2
Client Process: bgp Node: 0/RP0/CPU0 Pid: 7488 Service: 5
フィールド |
説明 |
---|---|
Client Process |
クライアントのプロセス。 |
MPLS OAM データベース情報を表示するには、 XR EXEC モードで show mpls oam database コマンドを使用します。
show mpls oam database { requests | tt-requests } [detail] [ handle handle-value ]
requests |
要求データベースを表示します。 |
tt-requests |
ツリー トレース要求データベースを表示します。 |
detail |
(任意)表示情報を表示します。 |
handle |
(任意)ハンドル情報を処理します。 |
handle-value |
汎用ハンドル値。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り |
mpls-static |
読み取り |
次に、MPLS OAM データベースの詳細情報を表示する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show mpls oam database request detail
Label Distribution Protocol(LDP)IPv4 宛先への移動時にパケットがたどるルートを調べるには、 XR EXEC モードで traceroute mpls コマンドを使用します。
traceroute mpls ipv4address/mask [ destination start-address end-address address-increment ] [ exp exp-bits ] [flags fec] [force-explicit-null] [ output { interface type interface-path-id [ nexthop nexthop-address ] | | [ nexthop nexthop-address ] } ] [ reply { dscp dscp-value | reply mode { ipv4 | router-alert } } ] [ source source-address ] [ timeout timeout ] [ ttl value ] [verbose] [ fec-type { bgp | generic | ldp } ]
address/mask |
ラベル配布プロトコル(LDP)プレフィックスとして宛先タイプを指定します。宛先のアドレス プレフィックスおよび宛先アドレス ネットワーク マスクのビット数。 |
||
destinationstart-addressend-addressaddress-increment |
|
||
expexp-bits |
(任意)エコー応答に対する MPLS ヘッダーの MPLS 試験フィールド値を指定します。指定できる範囲は、0 ~ 7 です。デフォルトは 0 です。 |
||
flags fec |
(任意)転送等価クラス(FEC)スタック検証が、中継ルータで実行されるように指定します。 |
||
force-explicit-null |
(任意)非送信請求の明示的なヌル ラベルを強制的に MPLS ラベル スタックに追加し、最後から 2 番目のホップでの LSP の破損の検出に LSP ping を使用することを許可します。 |
||
Output Interface |
(任意)エコー要求パケットが送信される出力インターフェイスを指定します。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
nexthop |
(任意)ネクスト ホップの IP アドレスを指定します。 |
||
nexthop-address |
(任意)ネクスト ホップの IP アドレス。 |
||
reply dscpdscp-value |
(任意)MPLS エコー応答の DiffServ コード ポイント値を指定します。 |
||
reply mode {ipv4 | router-alert} |
|
||
sourcesource-address |
(任意)エコー要求パケットで使用される送信元アドレスを指定します。 |
||
timeouttimeoutt |
(任意)タイムアウト間隔を秒単位で指定します。範囲は 0 ~ 3600 です。デフォルト値は 2 です。 |
||
ttlvalue |
(任意)ホップの最大数を指定します(範囲は 1~ 255 です)。 |
||
verbose |
(任意)MPLS エコー応答、パケット送信者のアドレス、および戻りコードを含む、詳細出力情報をイネーブルにします。 |
||
fec-type |
(任意)使用する FEC タイプを指定します。
|
expexp-bits: 0
reply mode: IPv4
timeouttimeout: 2
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
光 LSP では、traceroute mpls コマンドはサポートされていません。LSP パスで光 LSP が検出された場合は、物理インターフェイスとして処理されます。 |
MPLS LSP トレースの動作に関する設定の詳細は、『System Monitoring Configuration Guide』を参照してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り、書き込み |
次に、宛先をトレースする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# traceroute mpls ipv4 7.7.7.7/32 destination 127.0.0.10 127.0.0.15 1
Tracing MPLS Label Switched Path to 7.7.7.7/32, timeout is 2 seconds
Codes: '!' - success, 'Q' - request not sent, '.' - timeout,
'L' - labeled output interface, 'B' - unlabeled output interface,
'D' - DS Map mismatch, 'F' - no FEC mapping, 'f' - FEC mismatch,
'M' - malformed request, 'm' - unsupported tlvs, 'N' - no rx label,
'P' - no rx intf label prot, 'p' - premature termination of LSP,
'R' - transit router, 'I' - unknown upstream index,
'X' - unknown return code, 'x' - return code 0
Type escape sequence to abort.
Destination address 127.0.0.10
0 79.4.0.1 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.4.0.2 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 5 ms
! 2 178.0.0.1 4 ms
Destination address 127.0.0.11
0 79.5.0.1 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.5.0.2 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 3 ms
! 2 178.0.0.1 2 ms
Destination address 127.0.0.12
0 79.1.0.1 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.1.0.2 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 3 ms
! 2 178.0.0.1 2 ms
Destination address 127.0.0.13
0 79.2.0.1 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.2.0.2 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 3 ms
! 2 178.0.0.1 2 ms
Destination address 127.0.0.14
0 79.4.0.1 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.4.0.2 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 3 ms
! 2 178.0.0.1 2 ms
Destination address 127.0.0.15
0 79.5.0.1 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.5.0.2 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 3 ms
! 2 178.0.0.1 3 ms
次に、generic および verbose オプションで指定した FEC タイプの宛先をトレースする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# router#traceroute mpls ipv4 7.7.7.7/32 fec-type generic output interface TenGigE 0/0/0/11.1 nexthop 79.1.0.2 verbose
Tracing MPLS Label Switched Path to 7.7.7.7/32, timeout is 2 seconds
Codes: '!' - success, 'Q' - request not sent, '.' - timeout,
'L' - labeled output interface, 'B' - unlabeled output interface,
'D' - DS Map mismatch, 'F' - no FEC mapping, 'f' - FEC mismatch,
'M' - malformed request, 'm' - unsupported tlvs, 'N' - no rx label,
'P' - no rx intf label prot, 'p' - premature termination of LSP,
'R' - transit router, 'I' - unknown upstream index,
'X' - unknown return code, 'x' - return code 0
Type escape sequence to abort.
0 79.1.0.1 79.1.0.2 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0]
L 1 79.1.0.2 178.0.0.1 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] 4 ms, ret code 8
! 2 178.0.0.1 3 ms, ret code 3
入力ルータと出力ルータ間で LSP がたどることができるすべてのパスを検出するには、 XR EXEC モードモードで raceroute mpls multipath コマンドを使用します。
traceroute mpls multipath ipv4 address/mask [ destination start-address/ end-address ] [ exp exp-bits ] [flags fec] [force-explicit-null] [ hashkey ipv4 bitmap bit-size ] [ interval min-send-delay ] [ output { interface type interface-path-id [ nexthop nexthop-address ] | | [ nexthop nexthop-address ] } ] [ reply { dscp dscp-value | reply mode { ipv4 | router-alert } } ] [ retry-count count ] [ source source-address ] [ timeout timeout ] [ ttl value ] [verbose] [ fec-type { bgp | generic | ldp } ]
expexp-bits: 0
hashkey ipv4 bitmapbit-size: 4
intervalmin-send-delay: 0
reply mode: IPv4
retry-count: 3
timeouttimeout: 2
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
hashkey ipv4 bitmap キーワードと bit-size 値で DSMAP マルチパス フィールドで符号化されるアドレスの数を制御します。値が大きいほど、ネットワーク全体での等価マルチパスの対象範囲が広がりますが、ヘッド、ミッド、テールの各ルータでの処理量が増加します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-ldp |
読み取り、書き込み |
次に、LDP IPv4 プレフィックスとして宛先タイプを指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# traceroute mpls multipath ipv4 7.7.7.7/32 verbose force-explicit-null
Starting LSP Path Discovery for 7.7.7.7/32
Codes: '!' - success, 'Q' - request not sent, '.' - timeout,
'L' - labeled output interface, 'B' - unlabeled output interface,
'D' - DS Map mismatch, 'F' - no FEC mapping, 'f' - FEC mismatch,
'M' - malformed request, 'm' - unsupported tlvs, 'N' - no rx label,
'P' - no rx intf label prot, 'p' - premature termination of LSP,
'R' - transit router, 'I' - unknown upstream index,
'X' - unknown return code, 'x' - return code 0
Type escape sequence to abort.
L!
Path 0 found,
output interface TenGigE0/0/0/11.1 nexthop 79.1.0.2
source 79.1.0.1 destination 127.0.0.0
0 79.1.0.1 79.1.0.2 MRU 1500 [Labels: 24008/explicit-null Exp: 0/0] multipaths 0
L 1 79.1.0.2 178.0.0.1 MRU 1500 [Labels: implicit-null/explicit-null Exp: 0/0] ret code 8 multipaths 1
! 2 178.0.0.1, ret code 3 multipaths 0
L!
Path 1 found,
output interface TenGigE0/0/0/11.2 nexthop 79.2.0.2
source 79.2.0.1 destination 127.0.0.0
0 79.2.0.1 79.2.0.2 MRU 1500 [Labels: 24008/explicit-null Exp: 0/0] multipaths 0
L 1 79.2.0.2 178.0.0.1 MRU 1500 [Labels: implicit-null/explicit-null Exp: 0/0] ret code 8 multipaths 1
! 2 178.0.0.1, ret code 3 multipaths 0
L!
Path 2 found,
output interface TenGigE0/0/0/11.4 nexthop 79.4.0.2
source 79.4.0.1 destination 127.0.0.0
0 79.4.0.1 79.4.0.2 MRU 1500 [Labels: 24008/explicit-null Exp: 0/0] multipaths 0
L 1 79.4.0.2 178.0.0.1 MRU 1500 [Labels: implicit-null/explicit-null Exp: 0/0] ret code 8 multipaths 1
! 2 178.0.0.1, ret code 3 multipaths 0
L!
Path 3 found,
output interface TenGigE0/0/0/11.5 nexthop 79.5.0.2
source 79.5.0.1 destination 127.0.0.0
0 79.5.0.1 79.5.0.2 MRU 1500 [Labels: 24008/explicit-null Exp: 0/0] multipaths 0
L 1 79.5.0.2 178.0.0.1 MRU 1500 [Labels: implicit-null/explicit-null Exp: 0/0] ret code 8 multipaths 1
! 2 178.0.0.1, ret code 3 multipaths 0
Paths (found/broken/unexplored) (4/0/0)
Echo Request (sent/fail) (8/0)
Echo Reply (received/timeout) (8/0)
Total Time Elapsed 44 ms
次に、verbose オプションで FEC タイプを LDP として指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# traceroute mpls multipath ipv4 7.7.7.7/32 fec-type ldp output interface TenGigE 0/0/0/11 nexthop 79.1.0.2
Starting LSP Path Discovery for 7.7.7.7/32
Codes: '!' - success, 'Q' - request not sent, '.' - timeout,
'L' - labeled output interface, 'B' - unlabeled output interface,
'D' - DS Map mismatch, 'F' - no FEC mapping, 'f' - FEC mismatch,
'M' - malformed request, 'm' - unsupported tlvs, 'N' - no rx label,
'P' - no rx intf label prot, 'p' - premature termination of LSP,
'R' - transit router, 'I' - unknown upstream index,
'X' - unknown return code, 'x' - return code 0
Type escape sequence to abort.
L!
Path 0 found,
output interface TenGigE0/0/0/11.1 nexthop 79.1.0.2
source 79.1.0.1 destination 127.0.0.0
0 79.1.0.1 79.1.0.2 MRU 1500 [Labels: 24008 Exp: 0] multipaths 0
L 1 79.1.0.2 178.0.0.1 MRU 1500 [Labels: implicit-null Exp: 0] ret code 8 multipaths 1
! 2 178.0.0.1, ret code 3 multipaths 0
Paths (found/broken/unexplored) (1/0/0)
Echo Request (sent/fail) (2/0)
Echo Reply (received/timeout) (2/0)
Total Time Elapsed 10 ms