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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールは、Cisco NCS 5000 シリーズ ルータで Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルの設定およびモニタに使用するコマンドについて説明します。
IS-IS の概念、設定タスクおよび例に関する詳細については、Cisco NCS 5000 シリーズ ルータのルーティング設定ガイドの「Implementing IS-IS on Routing Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers module」を参照してください。
(注) |
現在は、デフォルトの VRF のみがサポートされています。VPNv4、VPNv6 および VPN ルーティング/転送(VRF)のアドレス ファミリは、今後のリリースでサポートされる予定です。 |
標準 IP Version 4(IPv4)および IP Version 6(IPv6)アドレス プレフィックスを使用する Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルーティングを設定するためにアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始するには、 XR コンフィギュレーション モード またはインターフェイス コンフィギュレーション モードで、address-family コマンドを使用します。アドレス ファミリのサポートをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
address-family { ipv4 | ipv6 } { unicast }
no address-family { ipv4 | ipv6 } { unicast }
ipv4 |
IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
アドレス ファミリは指定されません。デフォルトの Subsequent Address Family Identifier(SAFI)はユニキャストです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードでルータまたはインターフェイスを配置するには、address family コマンドを使用します。ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで、標準 IPv4 または IPv6 アドレス プレフィックスを使用するルーティングを設定できます。アドレス ファミリは、インターフェイス コンフィギュレーション モードで指定する必要があります。インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで、IPv4 または IPv6 のインターフェイス パラメータを変更できます。
アドレス ファミリは、単一のアドレス ファミリを対象とするパラメータを設定するために指定する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IPv4 ユニキャスト アドレス プレフィックスで IS-IS ルータ プロセスを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface HundredGigE 0/1/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#
hello パケットで隣接の形成前に実行される Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)IP Version 4(IPv4)または IP Version 6(IPv6)プロトコル サポートの整合性検査を抑制するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで adjacency-check disable コマンドを使用します。この機能を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
adjacency-check disable
no adjacency-check disable
隣接チェックはイネーブルです。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS は hello パケットで一貫性チェックを実行し、同じプロトコルのセットをサポートするネイバー ルータとだけ隣接を形成します。IPv4 と IPv6 の両方で IS-IS を実行するルータは、IPv4 対応 IS-IS だけを実行するルータとは隣接を形成しません。
IPv6 IS-IS の整合性検査を抑制し、IPv4 IS-IS ルータが IPv4 IS-IS および IPv6 を実行するルータと隣接を形成できるようにするには、adjacency-check disable コマンドを使用します。IS-IS は、IPv4 IS-IS だけを実行するルータと IPv6 だけを実行するルータとの間で隣接を形成することはありません。
また、adjacency-check disable コマンドは、IPv4 または IPv6 サブネットの整合性検査を抑制し、IPv4 または IPv6 サブネットを共通して持っているかに関係なく、IS-IS が他のルータと隣接を形成できるようにします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、隣接チェックをディセーブルにするコマンド例を示します。
次に、ネットワーク管理者が既存の IPv4 IS-IS ネットワークに IPv6 を導入し、すべての隣接ルータが IPv6 を使用するように設定されるまで、隣接ネイバーからチェックする hello パケットのチェックをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv6 |ipv4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# adjacency-check disable
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルに使用される隣接のタイプを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで circuit-type コマンドを使用します。回線タイプをレベル 1 とレベル 2 にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
circuit-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }
no circuit-type
level-1 |
インターフェイスを介して、レベル 1 の隣接だけを確立します。 |
level-1-2 |
可能な場合、レベル 1 とレベル 2 の両方の隣接を確立します。 |
level-2-only |
インターフェイスを介して、レベル 2 の隣接だけを確立します。 |
デフォルトの隣接タイプは、レベル 1 とレベル 2 の隣接です。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
circuit-type コマンドによって許容された場合でも、隣接は確立できません。隣接を確立するための適切な方法は、is-type コマンドを使用して、ルータをレベル 1、レベル 1 とレベル 2、またはレベル 2 だけのシステムとして設定することです。エリア(レベル 1 とレベル 2 のネットワーキング デバイス)間にあるネットワーキング デバイスに限り、一部のインターフェイスをレベル 2 だけに設定し、未使用のレベル 1 hello パケットを送信することで帯域幅の無駄遣いを防止する必要があります。ポイントツーポイント インターフェイスでは、レベル 1 とレベル 2 hello パケットが同じパケット内にあることを忘れないでください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 の隣接を tenGigE インターフェイス 0/2/0/0 のネイバーに、レベル 2 の隣接を tenGigE インターフェイス 0/5/0/2 上のすべてのレベル 2 対応ルータに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# is-type level-1-2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# circuit-type level-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/5/0/2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# circuit-type level-2-only
次の例では、is-type コマンドが設定されているため、レベル 2 の隣接だけが確立されます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# is-type level-2-only RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# circuit-type level-1-2
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インスタンスまたはすべての IS-IS インスタンスに対するリンクステート パケット(LSP)データベースと隣接データベース セッションをクリアするには、 XR EXEC モード で clear isis process コマンドを使用します。
clear isis [ instance instance-id ] process
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスだけに IS-IS セッションを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
すべての IS-IS インスタンスをクリアするには、キーワードを指定しないで clear isis process コマンドを使用します。指定された IS-IS インスタンスをクリアするには、instanceinstance-id キーワードおよび引数を追加します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、インスタンス 1 でクリアされる IS-IS LSP データベースと隣接セッションの例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear isis instance 1 process
トポロジ内の Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルートをクリアするには、 XR EXEC モード で clear isis route コマンドを使用します。
clear isis [ instance instance-id ] { afi-all | ipv4 | ipv6 } { unicast | safi-all } [ topology topo-name ] route
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスだけに IS-IS セッションを指定します。 |
afi-all |
IP Version 4(IPv4)アドレス プレフィックスおよび IP Version 6(IPv6)アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4 |
IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
safi-all |
すべてのセカンダリ アドレス プレフィックスを指定します。 |
topologytopo-name |
(任意)トポロジ テーブル情報およびトポロジ テーブル名を指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
指定されたトポロジからルートをクリアするか、トポロジが指定されていない場合にすべてのトポロジ内のすべてのルートをクリアするには、clear isis route コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
実行 |
rib |
読み取り、書き込み |
basic-services |
読み取り、書き込み |
次に、IPv4 ユニキャスト アドレス プレフィックスを持つルートをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear isis ipv4 unicast route
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)統計情報をクリアするには、 XR EXEC モード で clear isis statistics コマンドを使用します。
clear isis [ instance instance-id ] statistics [ type interface-path-id ]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS セッションをクリアします。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show isis statistics コマンドによって表示される情報をクリアするには、clear isis statistics コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
実行 |
rib |
読み取り、書き込み |
basic-services |
読み取り、書き込み |
次に、クリアされる、指定されたインターフェイスの IS-IS 統計情報の例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear isis instance 23 statistics
Complete Sequence Number PDU(CSNP)パケットがブロードキャスト インターフェイスに定期的に送信される間隔を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで csnp-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
csnp-interval seconds [ level { 1 | 2 } ]
no csnp-interval seconds [ level { 1 | 2 } ]
seconds |
マルチアクセス ネットワーク上の CSNP の伝送の間隔(秒単位)。この間隔は指定ルータだけに適用されます。範囲は 0 ~ 65535 秒です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 とレベル 2 に対して個別に CSNP の伝送間隔を指定します。 |
seconds:10 秒
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
csnp-interval コマンドは、指定されたインターフェイスの指定ルータ(DR)だけに適用されます。DR だけがデータベースの同期を維持するために CSNP パケットを送信します。CSNP インターバルはレベル 1 とレベル 2 で別々に設定できます。
ポイントツーポイント サブインターフェイスでの csnp-interval コマンドの使用は、IS-IS メッシュグループ機能と組み合わせた場合に限り意味があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
実行 |
rib |
読み取り、書き込み |
basic-services |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 の CSNP 間隔を 30 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/0/2/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# csnp-interval 30 level 1
デフォルトのルートを Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルーティング ドメインに生成するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで default-information originate コマンドを使用します。default-information originate コマンドを設定ファイルから削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-information originate [ external | route-policy route-policy-name ]
no default-information originate [ external | route-policy route-policy-name ]
external |
(任意)外部ルートとして開発されたデフォルト ルートをイネーブルにします。 |
route-policy |
(任意)デフォルト ルートの状態を定義します。 |
route-policy-name |
(任意)ルート ポリシーの名前。 |
デフォルト ルートは IS-IS ルーティング ドメインには生成されません。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
default-information originate コマンドを使用して設定されたルータがルーティング テーブルに 0.0.0.0 へのルートを持っている場合、IS-IS はリンクステート パケット(LSP)で 0.0.0.0 に対するアドバタイズメントを発信します。
ルート ポリシーが設定されていない場合、デフォルトでレベル 2 LSP 内だけにアドバタイズされます。レベル 1 ルーティングの場合、デフォルト ルートを検索する別のプロセスがあります。このプロセスは、最も近いレベル 1 とレベル 2 ルータを検索します。最も近いレベル 1 とレベル 2 ルータは、レベル 1 LSP 内の Attach ビット(ATT)を調べることで見つけることができます。
ルート ポリシーは次の 2 つの目的で使用できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、デフォルト外部ルートを IS-IS ドメインに生成する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# default-information originate
指定されたインターフェイス上の Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)トポロジをディセーブルにするには、インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで disable コマンドを使用します。この機能を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
disable
no disable
IS-IS プロトコルはイネーブルです。
インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、tenGigE インターフェイス 0/1/0/1 上で IPv4 ユニキャストの IS-IS プロトコルをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# disable
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルによって検出されたルートに割り当てられるアドミニストレーティブ ディスタンスを定義するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで distance コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから distance コマンドを削除して、ソフトウェアがディスタンス定義を削除するようにシステムをデフォルト状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
distance weight [ prefix mask | prefix/length | | [ prefix-list-name ] ]
no distance [ weight ] [ prefix mask | prefix/length | | [ prefix-list-name ] ]
weight |
IS-IS ルートに割り当てられるアドミニストレーティブ ディスタンス。値の範囲は 1 ~ 255 です。 |
prefix |
(任意)prefix 引数は、IP アドレスを 4 分割ドット付き 10 進表記で指定します。 |
mask |
(任意)IP アドレス マスク。 |
/length |
(任意)IP プレフィックスの長さ。これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。10 進数値の前にスラッシュを付ける必要があります。IPv4 アドレスの場合の範囲は 0 ~ 32、IPv6 アドレスの場合の範囲は 0 ~ 128 です。 |
prefix-list-name |
(任意)アドミニストレーティブ ディスタンスが適用されるルートのリスト。 |
weight:115
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
アドミニストレーティブ ディスタンスは 1 ~ 255 の整数です。通常は、値が大きいほど、信頼性の格付けが下がります。255 のアドミニストレーティブ ディスタンスは、ルーティング情報源がまったく信頼できないため、無視すべきであることを意味します。重み値は主観的に選択します。重み値を選択するための定量的方法はありません。
distance コマンドは、IS-IS ルートがルーティング情報ベース(RIB)に挿入されるときに適用されるアドミニストレーティブ ディスタンスを設定し、他のプロトコルによって検出された同じ宛先アドレスへのルートよりもこれらのルートが優先される可能性に影響を与えるために使用します。
address/prefix-length 引数は、距離を適用する送信元ルータを定義します。つまり、各 IS-IS ルートは、他のルータによってアドバタイズされ、このルータが IS-IS ルートを識別するアドレスをアドバタイズします。この送信元アドレスは、show isis route detail コマンドの出力に表示されます。
distance コマンドは、指定されたプレフィックスにアドレスが一致するルータによってアドバタイズされるルートに適用されます。その後、prefix-list-name 引数を使用して、distance コマンドが特定のルートだけに影響を及ぼすように改良できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、ID が 1.0.0.0/8 に含まれるルータによってアドバタイズされる 2.0.0.0/8 および 3.0.0.0/8(または、より具体的なプレフィックス)へのすべてのルートに距離 10 を割り当てる例を示します。他のすべてのルートには、距離 80 が割り当てられます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# ipv4 prefix-list target_routes RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# permit 2.0.0.0/8 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# permit 3.0.0.0/8 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# deny 0.0.0.0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# distance 10 1.0.0.0/8 target_routes RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# distance 80
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコル ソフトウェアによって送信される連続 hello パケット間の間隔を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hello-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello-interval seconds [ level { 1 | 2 } ]
no hello-interval [seconds] [ level { 1 | 2 } ]
seconds |
連続 hello パケット間の間隔を表す整数(秒単位)。デフォルトでは、hello インターバル seconds の 3 倍の値が、送信される hello パケットの hold time としてアドバタイズされます。(この乗数 3 は hello-multiplier コマンドを使用して変更できます)。hello インターバルが狭まると、トポロジ変更の検出も速くなりますが、ルーティング トラフィック量は増大します。範囲は 1 ~ 65535 秒です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 とレベル 2 の hello 間隔を個別に指定します。ブロードキャスト インターフェイスだけに指定されます。 |
seconds:10 秒
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
hello 間隔は、シリアル ポイントツーポイント インターフェイスを除き、レベル 1 およびレベル 2 について個別に設定できます(1 つのタイプの hello パケットのみがシリアル リンクで送信されるため、そのパケットはレベル 1 またはレベル 2 に依存しません)。レベル 1 およびレベル 2 を個別に設定すると、LAN インターフェイスで使用されます。
(注) |
hello 間隔が短いほどコンバージェンスがすばやく行われますが、帯域幅と CPU の使用が増加します。また、ネットワークが不安定になることもあります。 |
hello 間隔が長いほど帯域幅と CPU が節約されます。特に、より大きい hello 乗数と組み合わせて使用する場合、この戦略によりネットワークの全体的な安定性が増加します。
ポイントツーポイント リンクの場合、IS-IS はレベル 1 とレベル 2 に対して単一の hello だけを送信し、ポイントツーポイント リンクでの level キーワードを無意味なものにします。ポイントツーポイント インターフェイスの hello パラメータを変更するには、level キーワードを省略します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、tenGigE 0/6/0/0 を設定して、レベル 1 トポロジ ルートに対して 5 秒ごとに hello パケットをアドバタイズする例を示します。この状況では、より長い間隔を設定する場合よりもトラフィックが増加しますが、トポロジの変更がよりすばやく検出されます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/6/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-interval 5 level 1
ルータが隣接をダウンしていると宣言する前にネイバーが受信に失敗する必要がある Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)hello パケットの数を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hello-multiplier コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello-multiplier multiplier [ level { 1 | 2 } ]
no hello-multiplier [multiplier] [ level { 1 | 2 } ]
multiplier |
IS-IS hello パケットのアドバタイズされる hold time は、hello 間隔の hello 乗数倍に設定されます。範囲は 3 ~ 1000 です。ネイバーは、アドバタイズされた hold time 中に IS-IS hello パケットを受信しなかった場合に、このダウンしているルータに隣接を宣言します。hold time(つまり hello 乗数と hello 間隔)は個別のインターフェイスごとに設定し、1 つのエリア内の異なるネットワーキング装置間で異なるように設定できます。 小さい hello 乗数を使用するとコンバージェンスが迅速になりますが、ルーティングの不安定性が増加する可能性があります。必要に応じて hello 乗数を大きくすることで、ネットワークの安定性を確保できます。hello 乗数を、デフォルト値の 3 より小さい値に設定しないでください。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の隣接に対して個別に hello 乗数を指定します。 |
multiplier:3
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS hello パケットで伝送される「保持時間」によって、ネイバーがダウンとして宣言される前に次の hello パケットを待機する時間が決定されます。この値によって、障害状態のリンクやネイバーの検出とルート再計算にかかる時間が決まります。
hello パケットが頻繁に失われ、IS-IS 隣接が不必要に失敗する場合は、hello-multiplier コマンドを使用します。hello 乗数を増やし、それに応じて hello 間隔を短くすることで(hello-interval(IS-IS) コマンド)、リンク障害を検出するのに必要な時間を増やすことなく hello プロトコルの信頼性を向上させることができます。
ポイントツーポイント リンクでは、レベル 1 とレベル 2 の両方に対して 1 つの hello だけが存在します。X.25、Frame Relay、ATM などのマルチポイント モードの非ブロードキャスト マルチアクセス(NBMA)ネットワークでは、レベル 1 とレベル 2 に別々の hello パケットも送信されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、多数(10 個)の hello パケットが失われたときに限り、隣接がダウンしていることを確認することで、ネットワーク管理者がネットワークの安定性を向上させる例を示します。リンク障害の検出にかかる総時間は 60 秒です。この戦略は、リンクが完全に輻輳しているときでも、ネットワークが安定した状態で置かれていることを確認します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-interval 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-multiplier 10
ルータ上のすべての IS-IS インターフェイスの Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)hello プロトコル データ ユニット(IIH PDU)上にパディングを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hello-padding コマンドを使用します。パディングを抑制するには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello-padding { disable | sometimes } [ level { 1 | 2 } ]
no hello-padding { disable | sometimes } [ level { 1 | 2 } ]
disable |
hello パディングを抑制します。 |
sometimes |
隣接の形成時に限り hello パディングをイネーブルにします。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の hello パディングを個別に指定します。 |
hello パディングはイネーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
hello パディングを抑制して、ネットワーク リソースを保存することが必要な場合もあります。回線の速度が低いほど、パディング オーバーヘッドの割合(パーセンテージ)が高くなります。hello パディングを抑制する前に、物理およびデータリンク層のコンフィギュレーションを認識してこれらを制御し、ネットワーク層でのルータ コンフィギュレーションも認識する必要があります。
ポイントツーポイント リンクの場合、IS-IS はレベル 1 とレベル 2 に対して単一の hello だけを送信し、ポイントツーポイント リンクでの level キーワードを無意味なものにします。ポイントツーポイント インターフェイスの hello パラメータを変更するには、level キーワードを省略します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、インターフェイス tenGigE 0/2/0/1 のローカルエリア ネットワーク(LAN)回線上で IS-IS hello パディングを抑制する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-padding disable
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイスの認証パスワードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hello-password コマンドを使用します。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello-password [ hmac-md5 | text ] [ clear | encrypted ] password [ level { 1 | 2 } ] [send-only]
no hello-password [ hmac-md5 | text ] [ clear | encrypted ] password [ level { 1 | 2 } ] [send-only]
hmac-md5 |
(任意)パスワードが HMAC-MD5 認証を使用するように指定します。 |
text |
(任意)パスワードがクリア テキスト パスワード認証を使用するように指定します。 |
clear |
(任意)パスワードが暗号化されないように指定します。 |
encrypted |
(任意)双方向アルゴリズムを使用してパスワードを暗号化することを指定します。 |
password |
インターフェイスに割り当てられる認証パスワード。 |
level {1 | 2} |
(任意)パスワードが、レベル 1 プロトコル データ ユニット(PDU)用であるか、レベル 2 PDU 用であるかを指定します。 |
send-only |
(任意)パスワードが、送信されるプロトコル データ ユニット(PDU)だけに適用され、受信される PDU には適用されないように指定します。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
password:暗号化テキスト
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
text パスワードが設定される場合、パスワードはクリア テキストとして交換されます。したがって、hello-password コマンドは、制限されたパスワードを提供します。
hmac-md5 パスワードが設定されている場合、パスワードはネットワークを介して送信されず、代わりに交換データの完全性を確認するための暗号化チェックサムを計算するために使用されます。
ポイントツーポイント リンクの場合、IS-IS はレベル 1 とレベル 2 に対して単一の hello だけを送信し、ポイントツーポイント リンクでの level キーワードを無意味なものにします。ポイントツーポイント インターフェイスの hello パラメータを変更するには、level キーワードを省略します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、tenGigE 0/2/0/3 インターフェイス上で動作する hello パケットの HMAC-MD5 認証によってパスワードを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-password hmac-md5 clear mypassword
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイスの認証パスワード キーチェーンを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hello-passwordkeychain コマンドを使用します。認証パスワード キーチェーンをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello-password keychain keychain-name [ level { 1 | 2 } ] [send-only]
no hello-password keychain keychain-name [ level { 1 | 2 } ] [send-only]
keychain |
設定するキーチェーンを指定するキーワード。認証パスワード キーチェーンは、一括管理され、ピアツーピア グループの認証に使用されるキーのシーケンスです。 |
keychain-name |
キーチェーンの名前を指定します。 |
level {1 | 2} |
(任意)キーチェーンが、レベル 1 プロトコル データ ユニット(PDU)用であるか、レベル 2 PDU 用であるかを指定します。 |
send-only |
(任意)キーチェーンが、送信されるプロトコル データ ユニット(PDU)だけに適用され、受信される PDU には適用されないように指定します。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
password:暗号化テキスト
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
キーチェーンを指定して、2 つの IS-IS ピア間のキーチェーン認証をイネーブルにします。認証のヒットレス キー ロールオーバーを実装するには、keychainkeychain-name キーワードおよび引数を使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 のパスワード キーチェーンを設定し、tenGigE で認証のみを送信する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/1/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-password keychain mykeychain level 1 send-only
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイスの追加認証パスワードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hello-password accept コマンドを使用します。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello-password accept { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 } ]
no hello-password accept { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 } ]
clear |
パスワードを暗号化しないことを指定します。 |
encrypted |
双方向アルゴリズムを使用してパスワードを暗号化することを指定します。 |
password |
割り当てる認証パスワード。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のパスワードを個別に指定します。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS インターフェイスの追加パスワードを設定するには、hello-password accept コマンドを使用します。認証パスワードは、受け入れるパスワードが対応するレベルに設定可能になる前に、hello-password コマンドを使用して設定する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、パスワードを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# hello-password accept encrypted 111D1C1603
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルーティング プロトコルのダイナミック ホスト名マッピングをディセーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モード で hostname dynamic コマンドを使用します。指定したコマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hostname dynamic disable
no hostname dynamic disable
disable |
ダイナミック ホスト命名をディセーブルにします。 |
ルータ名は、システム ID に動的にマッピングされます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS ルーティング ドメインでは、各ルータは 6 バイト 16 進数表記のシステム ID によって表されます。ネットワーク管理者がネットワーキング デバイスを保守およびトラブルシューティングする場合、ルータ名と対応するシステム ID を知っている必要があります。
リンクステート パケット(LSP)には、ドメイン全体にわたりマッピング情報を伝送するタイプ、長さ、値(TLV)の中にダイナミック ホスト名が含まれています。ネットワーク内のすべてのルータは、LSP から TLV を受信すると、それをマッピング テーブルに導入しようとします。次に、ルータは、システム ID をルータ名に変換する必要があるときにマッピング テーブルを使用します。
マッピング テーブル内のエントリを表示するには、show isis hostname コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、システム ID へのホスト名のダイナミック マッピングをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# hostname dynamic disable
ルータのデフォルト設定を上書きして、内部チェックサム エラーとなる受信された Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)リンクステート パケット(LSP)を無視するには、 XR コンフィギュレーション モード で ignore-lsp-errorsdisable コマンドを使用します。IS-IS LSP エラー無視をイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ignore-lsp-errors disable
no ignore-lsp-errors disable
disable |
コマンドの機能をディセーブルにします。 |
システムは、発信側に LSP を再生成させる壊れた LSP を除去します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS プロトコル定義では、データリンク チェックサムが不正な受信 LSP を受信側が除去することになっています。これにより、パケットの発信側は LSP を再生成します。ただし、データの破損を引き起こすリンクがネットワークに含まれており、同時に、正しいデータリンク チェックサムによって LSP を配信している場合、大量のパケットの除去と再生成を繰り返す連続サイクルが発生する可能性があります。この状況によりネットワークが機能しなくなる可能性があるため、このコマンドを使用して、パケットを除去するのではなく、これらの LSP を無視します。
受信ネットワーク デバイスは、リンクステート パケットを使用してルーティング テーブルを保守します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、内部チェックサム エラーがある LSP を無視するようにルータに指示する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# ignore-lsp-errors disable
インターフェイス上で Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で interface コマンドを使用します。インターフェイスの IS-IS ルーティングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface type interface-path-id
no interface type interface-path-id
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
インターフェイスは指定されません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
インターフェイスで IS-IS プロトコル操作がイネーブルになる前に、IS-IS インターフェイス上でアドレス ファミリが確立される必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、tenGigE インターフェイス 0/3/0/0 上の IPv4 に対する IS-IS マルチトポロジ設定をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.0000.0000.0001.00 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# metric-style wide level 1 ! RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface tenGigE 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 2001::1/64
ネットワーク トポロジを計算するために、incremental Shortest Path First(iSPF)アルゴリズムを設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで ispf コマンドを使用します。このアルゴリズム機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ispf [ level { 1 | 2 } ]
no ispf [ level { 1 | 2 } ]
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の iSPF アルゴリズムを個別に設定します。 |
iSPF アルゴリズムは設定されません。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
iSPF アルゴリズムは、IS-IS が軽微な変更後にトポロジを再計算する必要がある場合に、プロセッサ負荷を減らすために使用する場合があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 で IPv4 ユニキャスト トポロジに対して iSPF を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# ispf level 1
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)エリアのルーティング レベルを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で is-type コマンドを使用します。ルーティング レベルをデフォルト レベルに設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
is-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }
no is-type [ level-1 | level-1-2 | level-2-only ]
level-1 |
ルータが、レベル 1(エリア内)ルーティングだけを実行するように指定します。このルータが学習するのはそのエリア内の宛先だけです。レベル 2(エリア間)ルーティングは、最も近いレベル 1 ~ 2 ルータによって実行されます。 |
level-1-2 |
ルータが、レベル 1 とレベル 2 の両方のルーティングを実行するように指定します。 |
level-2-only |
ルーティング プロセスが、レベル 2(エリア間)ルータとして動作することだけを指定します。このルータは、バックボーンの一部であり、それ自身のエリア内のレベル 1 だけのルータとは通信しません。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルータがレベル 1 ルーティングだけで設定される場合、このルータは、そのエリア内の宛先だけを学習します。レベル 2(エリア間)ルーティングは、最も近いレベル 1-2 ルータにより実行されます。
ルータがレベル 2 のルーティングだけで設定される場合、このルータはバックボーンの一部であり、それ自身のエリア内のレベル 1 ルータとは通信しません。
ルータは、エリア(レベル 1 ルーティング)内の宛先に対して 1 つのリンクステート パケット データベース(LSDB)を持ち、Shortest Path First(SPF)計算を実行して、エリア トポロジを検出します。また、他のすべてのバックボーン(レベル 2)ルータのリンクステート パケット(LSP)による別のリンクステート データベース(LSDB)を持ち、別の SPF 計算を実行して、バックボーンのトポロジと他のすべてのエリアの存在を検出します。
IS-IS ルーティング プロセスのタイプを設定して、隣接の適切なレベルを確立することを強く推奨します。ネットワーク内に 1 つのエリアだけが存在する場合、レベル 1 ルーティング アルゴリズムとレベル 2 ルーティング アルゴリズムの両方を実行する必要はありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、ルータがバックボーンの一部であり、レベル 1 だけのルータと通信しないことを指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# is-type level-2-only
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)隣接の状態が変化したときに(アップまたはダウン)、IS-IS インスタンスにログ メッセージを生成させるには、 XR コンフィギュレーション モード で log adjacency changes コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
log adjacency changes
no log adjacency changes
IS-IS インスタンスのログ メッセージは生成されません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS 隣接状態の変更をモニタするには、log adjacency changes コマンドを使用します。これは、大規模ネットワークをモニタする場合に非常に役立つ場合があります。メッセージは、システム エラー メッセージ機能を使用してロギングされます。メッセージは、次の 2 つの形式のいずれかにすることができます。
%ISIS-4-ADJCHANGE: Adjacency to 0001.0000.0008 (tenGigE 0/2/1/0) (L2) Up, new adjacency %ISIS-4-ADJCHANGE: Adjacency to router-gsr8 (tenGigE 0/2/1/0) (L1) Down, Holdtime expired
コマンドの no 形式を使用して、指定されたコマンドを設定ファイルから削除し、システムをコマンドに関してデフォルトの状態に戻します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、ルータを設定して、隣接変更を記録する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# log adjacency changes
ドロップされる Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコル データ ユニット(PDU)を記録するには、 XR コンフィギュレーション モード で log pdu drops コマンドを使用します。この機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
log pdu drops
no log pdu drops
PDU ロギングはディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS PDU がドロップされていると疑われる場合にネットワークをモニタするには、log pdu drops コマンドを使用します。PDU がドロップされた理由と現在の PDU ドロップ統計情報が記録されます。
次に、PDU ロギングの出力例を示します。
%ISIS-4-ERR_IIH_INPUT_Q_OVERFLOW: IIH input queue overflow: 86 total drops; 19 IIH drops, 44 LSP drops, 23 SNP drops %ISIS-4-ERR_LSP_INPUT_Q_OVERFLOW: LSP input queue overflow: 17 total drops; 9 IIH drops, 3 LSP drops, 5 SNP drops
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、PDU ロギングをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# log pdu drops
リンクステート パケット(LSP)の高速フラッディングしきい値を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lsp fast-flood threshold コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp fast-flood threshold lsp-number [ level { 1 | 2 } ]
no lsp fast-flood threshold [lsp-number] [ level { 1 | 2 } ]
lsp-number |
バックツーバックで送信する LSP の数。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
level {1|2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の LSP のしきい値を個別に指定します。 |
10 個の LSP がバックツーバック ウィンドウで許可されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
LSP データベースのコンバージェンスを加速するには、lsp fast-flood threshold コマンドを使用します。LSP は、インターフェイスを介して、指定された限度までバックツーバックで送信されます。限度を過ぎると、LSP は、LSP ペーシング間隔で決められたとおり、次のバッチ ウィンドウで送信されます。
バックツーバック ウィンドウの期間 = LSP 間隔 * LSP 高速フラッディングしきい値の限度。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、LSP しきい値を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# lsp fast-flood threshold 234 level 1
リンクステート パケット(LSP)生成の IS-IS スロットリングをカスタマイズするには、 XR コンフィギュレーション モード で lsp-gen-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp-gen-interval [ initial-wait initial ] [ secondary-wait secondary ] [ maximum-wait maximum ] [ level { 1 | 2 } ]
no lsp-gen-interval [ [ initial-wait initial ] [ secondary-wait secondary ] [ maximum-wait maximum ] ] [ level { 1 | 2 } ]
initial-waitinitial |
最初の LSP 生成の遅延(ミリ秒単位)を指定します。範囲は 0 ~ 120000 ミリ秒です。 |
secondary-waitsecondary |
最初と 2 番目の LSP 生成間のホールド タイム(ミリ秒単位)を指定します。範囲は 1 ~ 120000 ミリ秒です。 |
maximum-waitmaximum |
連続する 2 回の LSP 生成の間の最大間隔を指定します(ミリ秒単位)。範囲は 1 ~ 120000 ミリ秒です。 |
level {1|2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の LSP 間隔を個別に指定します。 |
initial-waitinitial:50 ミリ秒
secondary-waitsecondary:200 ミリ秒
maximum-waitmaximum:5000 ミリ秒
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネットワークの不安定性が長引いている期間中に LSP の再計算を繰り返すと、ローカル ルータの CPU 負荷が増加する可能性があります。さらに、これらの再計算された LSP をネットワーク内の他の中継システムにフラッディングすると、トラフィックが増加し、他のルータがルート計算を実行するために費やす時間が増加する可能性があります。
ネットワークの不安定性が続いている間の LSP の生成速度を下げるには、lsp-gen-interval コマンドを使用します。このコマンドは、ルータの CPU 負荷を軽減し、IS-IS ネイバーへの LSP の伝送数を低減するのに役立ちます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、連続する 2 回の LSP 生成の間の最大間隔を 15 ミリ秒に設定し、初期 LSP 生成の増分を 5 ミリ秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-gen-interval maximum-wait 15 initial-wait 5
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイス上で送信される連続リンクステート パケット(LSP)間の時間を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lsp-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp-interval milliseconds [ level { 1 | 2 } ]
no lsp-interval [milliseconds] [ level { 1 | 2 } ]
milliseconds |
連続する LSP 間の遅延時間(ミリ秒)。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の LSP 遅延時間を個別に設定します。 |
milliseconds:33 ミリ秒
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 およびレベル 2 で 100 ミリ秒ごとに(10 パケット/秒)LSP を送信するようにシステムを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# lsp-interval 100
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)リンクステート パケット(LSP)の最大伝送単位(MTU)のサイズを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で lsp-mtu コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp-mtu bytes [ level { 1 | 2 } ]
no lsp-mtu [bytes] [ level { 1 | 2 } ]
bytes |
最大パケット サイズ(バイト数)。バイト数は、ネットワーク内の任意のリンクの最小 MTU 以下の値に設定する必要があります。範囲は 128 ~ 4352 バイトです。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
通常の状態では、デフォルト MTU サイズで十分です。ただし、リンクの MTU サイズが 1500 バイト未満の場合、ネットワーク内の各ルータでも同様に LSP MTU サイズを小さくする必要があります。この処理を行わない場合、ルーティングは予測不能になります。
このガイドラインは、ネットワーク内のすべてのシスコ ネットワーキング デバイスに適用されます。ネットワーク内の任意のリンクで MTU サイズが減らされた場合、直接リンクに接続されたデバイスだけではなく、すべてのデバイスを変更する必要があります。
(注) |
lsp-mtu コマンド(ネットワーク層)を mtu コマンド(物理層)で設定したリンク MTU サイズより大きい値に設定しないでください。 |
リンク MTU サイズを確認するには、show isis interface コマンドを使用して値を表示します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、MTU サイズを 1300 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-mtu 1300
リンクステート パケット(LSP)認証パスワードを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で lsp-password コマンドを使用します。lsp-password コマンドを設定ファイルから削除し、リンクステート パケット認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp-password [ [ hmac-md5 | text ] [ clear | encrypted ] password | keychain keychain-name ] [ level { 1 | 2 } ] [send-only] [ snp send-only ]
no lsp-password [ [ hmac-md5 | text ] [ clear | encrypted ] password | keychain keychain-name ] [ level { 1 | 2 } ] [send-only] [ snp send-only ]
hmac-md5 |
パスワードが HMAC-MD5 認証を使用するように指定します。 |
text |
パスワードがクリア テキスト パスワード認証を使用するように指定します。 |
clear |
パスワードを暗号化しないことを指定します。 |
encrypted |
双方向アルゴリズムを使用してパスワードを暗号化することを指定します。 |
password |
割り当てる認証パスワード。 |
keychain |
(任意)キーチェーンを指定します。 |
keychain-name |
キーチェーンの名前。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のパスワードを個別に指定します。 |
send-only |
(任意)LSP と Sequence Number Protocol(SNP)データ ユニットが送信されるときにパスワードを追加します。受信 LSP またはシーケンス番号 PDU(SNP)では認証は行われません。 |
snp send-only |
(任意)SNP データ ユニットが送信されるときにパスワードを追加します。受信 SNP では認証は行われません。このオプションは、text キーワードが指定されている場合に利用できます。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
text パスワードが設定される場合、パスワードはクリア テキストとして交換されます。したがって、lsp-password コマンドは、限定的なセキュリティを提供します。
HMAC-MD5 パスワードが設定されている場合、パスワードはネットワークを介して送信されず、代わりに交換データの完全性を確認するための暗号化チェックサムを計算するために使用されます。
推奨されるパスワード設定は、受信および送信 SNP を認証することです。
(注) |
SNP パスワード チェックをディセーブルにするには、snp send-only キーワードを lsp-password コマンドで指定する必要があります。 |
追加パスワードを設定するには、lsp-password accept コマンドを使用します。
キーチェーンを指定して、2 つの IS-IS ピア間のキーチェーン認証をイネーブルにします。認証のヒットレス キー ロールオーバーを実装するには、keychainkeychain-name キーワードおよび引数を使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 とレベル 2 の LSP と SNP パスワードを、1 つは HMAC-MD5 認証と暗号化、1 つはクリア テキスト パスワードと非暗号化を使用して別個に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-password hmac-md5 clear password1 level 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-password text clear password2 level 2
追加のリンクステート パケット(LSP)認証パスワードを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で lsp-password accept コマンドを使用します。lsp-password accept コマンドを設定ファイルから削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp-password accept { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 } ]
no lsp-password accept [ { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 } ] ]
clear |
パスワードを暗号化しないことを指定します。 |
encrypted |
双方向アルゴリズムを使用してパスワードを暗号化することを指定します。 |
password |
割り当てる認証パスワード。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のパスワードを個別に指定します。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
lsp-password accept コマンドは、システムでの受信 LSP とシーケンス番号 PDU(SNP)の検証時に使用する追加パスワードを設定します。LSP パスワードは、受け入れるパスワードが対応するレベルに設定可能になる前に、lsp-password コマンドを使用して設定する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、受け入れるレベル 1 LSP と SNP パスワードを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-password encrypted password1 level 1
異なるシーケンス番号(LSP)を含むリンクステート パケットの再生成間の時間を設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で lsp-refresh-interval コマンドを使用します。デフォルトのリフレッシュ間隔に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lsp-refresh-interval seconds [ level { 1 | 2 } ]
no lsp-refresh-interval [ seconds [ level { 1 | 2 } ] ]
seconds |
更新間隔(秒単位)。範囲は 1 ~ 65535 秒です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
seconds:900 秒(15 分)
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
更新間隔によって、ソフトウェアが発信するルート トポロジ情報を定期的に送信する速度が決まります。この動作を実行して情報の陳腐化を防止します。デフォルトでは、更新間隔は 900 秒(15 分)です。
LSP は、有効期間が切れる前に、定期的に更新する必要があります。更新間隔は、このルータ コマンドで指定された LSP の有効期間未満である必要があります。更新間隔を短くすると、リンク利用率の上昇と引き換えに、未検出のリンクステート データベースの破損が続く時間が短縮されます(破損に対する他の予防措置があるため、このイベントが発生する可能性は極めて低いです)。間隔を長くすると、更新されたパケットのフラッディングによるリンク使用率が低下します(ただしこの使用率は非常に低いです)。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、LSP の更新間隔を 10,800 秒(3 時間)に変更する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-refresh-interval 10800
IP ルーティング プロトコルがルーティング テーブルに導入するパラレル ルートの最大数を設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで maximum-paths コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから maximum-paths コマンドを除去して、ルーティング プロトコルに関してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum-paths maximum
no maximum-paths
maximum |
IS-IS がルーティング テーブルに導入できるパラレル ルートの最大数。範囲は1 ~ 32 です |
1 ~ 8 のルート
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、1 つの宛先に最大 16 個のパスを許可する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# maximum-paths 16
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルがアドバタイズする再配布プレフィックス数(集約の対象になる)の上限を指定するには、アドレス ファミリ モードで maximum-redistributed-prefixes コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum-redistributed-prefixes maximum [ level { 1 | 2 } ]
no maximum-redistributed-prefixes [ maximum [ level { 1 | 2 } ] ]
maximum |
アドバタイズされる再配布されるプレフィックスの最大数。範囲は 1 ~ 28000 です。 |
level{1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のプレフィックスの最大数を指定します。 |
maximum:10000
level:1 ~ 2
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
超過プレフィックスの再配布をもたらす設定ミスを防止するには、maximum-redistributed-prefixes コマンドを使用します。IS-IS は、プレフィックスの最大数を超えたことを検知した場合、バイステート アラームを設定します。再配布されるプレフィックスの数が最大数以下に下がった場合(再設定または再配布ソース内の変更のいずれかにより)、IS-IS はアラームをクリアします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 2 で再配布されるプレフィックスの数を 5000 に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# maximum-redistributed-prefixes 5000 level 2
リンクステート パケット(LSP)が更新されずに保持される最大時間を設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で max-lsp-lifetime コマンドを使用します。デフォルト時間に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
max-lsp-lifetime seconds [ level { 1 | 2 } ]
no max-lsp-lifetime [ seconds [ level { 1 | 2 } ] ]
seconds |
LSP の有効期間(秒単位)。範囲は 1 ~ 65535 秒です。 |
level {1| 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
seconds:1200 秒(20 分)
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
lsp-refresh-interval コマンドを使用して LSP の更新間隔を変更する場合、LSP の最大有効期間の調整が必要になることがあります。LSP の最大ライフタイムは、LSP のリフレッシュ間隔よりも大きな値にする必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、LSP が 11,000 秒(3 時間超)保持される最大時間を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# max-lsp-lifetime 11000
高度にメッシュ化されたネットワーク内のリンクステート パケット(LSP)フラッディングを最適化するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで mesh-group コマンドを使用します。メッシュ グループからサブインターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mesh-group { number | blocked }
no mesh-group
number |
このインターフェイスがメンバーとして属しているメッシュグループの識別番号。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
blocked |
このインターフェイス上で LSP フラッディングが発生しないように指定します。 |
メッシュ グループの設定はありません(標準 LSP フラッディング)。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
メッシュ グループの一部ではないサブインターフェイスで最初に受信された LSP は、通常どおりの方法で、他のすべてのサブインターフェイスにフラッディングされます。
メッシュ グループの一部であるサブインターフェイスで最初に受信された LSP は、同じメッシュ グループのサブインターフェイス以外のすべてのインスタンスにフラッディングされます。blocked キーワードがサブインターフェイスに設定されている場合、新規に受信した LSP は、そのインターフェイスからフラッディングすることはありません。
不完全なフラッディングの可能性を最小限に抑えるためには、無制限のフラッディングを許可するのはメッシュ内の最小限のリンクだけにする必要があります。すべての物理パスをカバーするような論理リンクの最小セットを選択すると、フラッディングは非常に少なくなりますが、ロバストネスが低下します。理想的には、LSP フラッディングがスケーリング パフォーマンスに悪影響を与えず、障害発生シナリオのほとんどでルータが残りのネットワークから論理的に切断されることのない、必要最低限のリンクを選択する必要があります。つまり、すべてのリンクのフラッディングをブロックすれば、スケーリング パフォーマンスは最高になりますが、フラッディングはまったく生じなくなります。すべてのリンクでフラッディングを許可すると、スケーリング パフォーマンスが大きく低下します。
(注) |
メッシュ グループの仕様の詳細については、RFC 2973 を参照してください。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次の例では、6 つのインターフェイスが 3 つのメッシュ グループに設定されます。受信された LSP は次のように処理されます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group 10 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group 10 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/2/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group 11 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/2/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group 11 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# exit RP/0/RP0/CPU0:routerconfig-isis)# interface GigabitEthernet 0/3/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group 12 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group blocked
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイスのメトリックを設定するには、アドレス ファイミリ コンフィギュレーション モードまたはインターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで metric コマンドを使用します。デフォルトのメトリック値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
metric { default-metric | maximum } [ level { 1 | 2 } ]
no metric [ { default-metric | maximum } [ level { 1 | 2 } ] ]
default-metric |
|
||
maximum |
ワイド メトリックの最大値を指定します。すべてのルータが、Shortest Path First(SPF)からこのリンクを除外します。 |
||
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の SPF 計算を個別に指定します。 |
default-metric:デフォルトは 10 です。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
level キーワードを指定すると、指定したレベルのメトリックだけがリセットされます。メトリックはすべてのインターフェイスで設定することを強くお勧めします。
アドレス ファミリでデフォルト メトリックを設定すると、そのアドレス ファミリに関連付けられているすべてのインターフェイスに同じメトリックが設定されます。インターフェイスでメトリック値を設定すると、デフォルトのメトリックが上書きされます。
メトリックはすべてのインターフェイスで設定することを強くお勧めします。
63 を超えるメトリックは、ナロー メトリック スタイルでは使用できません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 のデフォルト リンクステート メトリックのコスト 15 を使用して、Packet-over-SONET/SDH 0/1/0/1 インターフェイスを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# metric 15 level 1
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric 15 level 2
古いスタイルのタイプ、長さ、値(TLV)のオブジェクトを生成し、受け入れるように、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ソフトウェアを設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで metric-style narrow コマンドを使用します。metric-style narrow コマンドを設定ファイルから削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
metric-style narrow [transition] [ level { 1 | 2 } ]
no metric-style narrow [transition] [ level { 1 | 2 } ]
transition |
(任意)古いスタイルと新しいスタイルの両方の TLV オブジェクトを生成し、受け入れるように、ルータに指示します。古いスタイルの TLV オブジェクトだけを生成します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
古いスタイルの TLV が生成されます。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS トラフィック エンジニアリングの拡張には、古いスタイルの TLV オブジェクトより幅の広いメトリック フィールドを持つ新しいスタイルの TLV オブジェクトが含まれています。デフォルトでは、ルータは古いスタイルの TLV オブジェクトだけを生成します。マルチプロトコル ラベル スイッチング トラフィック エンジニアリング(MPLS TE)を実行するには、ルータは新しいスタイルの TLV オブジェクトを生成する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 で古いスタイルの TLV オブジェクトだけを生成し、受け入れるように、ルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style narrow level 1
古いスタイルと新しいスタイルの両方のタイプ、長さ、値(TLV)のオブジェクトを生成し、受け入れるように、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ソフトウェアを設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで metric-style transition コマンドを使用します。metric-style transition コマンドを設定ファイルから削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
metric-style transition [ level { 1 | 2 } ]
no metric-style transition [ level { 1 | 2 } ]
transition |
古いスタイルと新しいスタイルの両方の TLV オブジェクトを生成し、受け入れるように、ルータに指示します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
このコマンドを設定しない場合、古いスタイルの TLV が生成されます。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS トラフィック エンジニアリングの拡張には、古いスタイルの TLV オブジェクトより幅の広いメトリック フィールドを持つ新しいスタイルの TLV オブジェクトが含まれています。デフォルトでは、ルータは古いスタイルの TLV オブジェクトだけを生成します。マルチプロトコル ラベル スイッチング トラフィック エンジニアリング(MPLS TE)を実行するには、ルータは新しいスタイルの TLV オブジェクトを生成する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 2 で古いスタイルと新しいスタイルの両方の TLV オブジェクトを生成し、受け入れるように、ルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style transition level 2
新しいスタイルのタイプ、長さ、値(TLV)のオブジェクトだけを生成し、受け入れるように、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ソフトウェアを設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで metric-style wide コマンドを使用します。metric-style wide コマンドを設定ファイルから削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
metric-style wide [transition] [ level { 1 | 2 } ]
no metric-style wide [transition] [ level { 1 | 2 } ]
transition |
(任意)古いスタイルと新しいスタイルの両方の TLV オブジェクトを生成し、受け入れるように、ルータに指示します。新しいスタイルの TLV オブジェクトだけを生成します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
このコマンドを設定しない場合、古いスタイルの TLV の長さが生成されます。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS トラフィック エンジニアリングの拡張には、古いスタイルの TLV オブジェクトより幅の広いメトリック フィールドを持つ新しいスタイルの TLV オブジェクトが含まれています。metric-style wide コマンドを入力すると、ルータは新しいスタイルの TLV オブジェクトだけを生成し、受け入れます。このため、古いスタイルと新しいスタイルの両方の TLV オブジェクトを生成する場合よりも、ルータが使用するメモリと他のリソースは減少します。
MPLS トラフィック エンジニアリングを実行するには、ルータは新しいスタイルの TLV オブジェクトを生成する必要があります。
(注) |
メトリック スタイルおよび移行戦略に関するこの説明は、トラフィック エンジニアリングの展開に向けたものです。新しいスタイルの TLV オブジェクトが他の理由で必要になる場合、他のコマンドとモデルが適切な場合があります。たとえば、ネットワークがより幅の広いメトリックを要求するが、トラフィック エンジニアリングを使用できない場合があります。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 に新しいスタイルの TLV オブジェクトだけを生成し、受け入れるように、ルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style wide level 1
受信 LSP(リンクステート パケット)のレートを制御するには、 XR コンフィギュレーション モード で min-lsp-arrivaltime コマンドを使用します。この機能を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
min-lsp-arrivaltime [ initial-wait initial ] [ secondary-wait secondary ] [ maximum-wait maximum ] [ level { 1 | 2 } ]
no min-lsp-arrivaltime [ initial-wait initial ] [ secondary-wait secondary ] [ maximum-wait maximum ] [ level { 1 | 2 } ]
initial-waitinitial |
最初の LSP 計算遅延(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 120000 です。 |
secondary-waitsecondary |
1 回目と 2 回目の LSP 計算の間のホールドタイム(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 120000 です。 |
maximum-waitmaximum |
2 つの連続した LSP 計算の間の最小時間(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 120000 です。 |
level{1 | 2} |
(任意)レベル 1 とレベル 2 の LSP 間隔設定を独立してイネーブルにします。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用して、ネイバーの LSP の可能な不安定性からルータを保護できます。
コマンド パラメータは、lsp-gen-interval コマンドと似ており、ネイバーの lsp-gen-interval 値を使用して min-lsp-arrivaltime を設定できます。
(注) |
minimum-lsp-arrival の initial-wait は、LSP 到着時間パラメータの最大カウントおよび最大ウィンドウ サイズの計算には役立ちません。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、min-lsp-arrival time コマンドを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp min-lsp-arrivaltime RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis 1 min- lsp-arrivaltime initial-wait RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router isis 1 min-lsp-arrivaltime maximum-wait RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router isis 1 min-lsp-arrivaltime secondary-wait
ラベル配布プロトコル(LDP)Interior Gateway Protocol(IGP)インターフェイスの自動設定をイネーブルにするには、IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで mpls ldp auto-config コマンドを使用します。LDP IGP 自動設定をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mpls ldp auto-config
no mpls ldp auto-config
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
LDP IGP 自動設定はディセーブルです。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
mpls ldp auto-config コマンドを使用して、指定した IGP インスタンスに関連付けられた一連のインターフェイス上で LDP を自動的に設定します。さらに、LDP IGP 自動設定は、LDP が指定されたインターフェイス上でイネーブルにならないようブロックする手段を提供します。IS-IS インターフェイスで LDP をイネーブルにしない場合は、igp auto-config disable コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、LDP IGP 自動設定をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# mpls ldp auto-config
ラベル配布プロトコル(LDP)IS-IS 同期を設定するには、インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで mpls ldp sync コマンドを使用します。LDP 同期をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mpls ldp sync [ level { 1 | 2 } ]
no mpls ldp sync [ level { 1 | 2 } ]
level {1 | 2} |
(任意)指定したレベルの LDP 同期を設定します。 |
レベルを指定しない場合、LDP 同期は両方のレベルに設定されます。
インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
最大ワイド メトリックは特に Shortest Path First(SPF)アルゴリズムからリンクを除外するために使用されるので(RFC 3784)、ワイド メトリックが設定されている場合、IS-IS は最大メトリック -1(16777214)をアドバタイズします。ただし、最大ナロー メトリックは、この定義の影響を受けません。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、LDP IS-IS 同期をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# mpls ldp sync
ルーティング インスタンスの Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)Network Entity Title(NET)を設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で net コマンドを使用します。net コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
net network-entity-title
no net network-entity-title
network-entity-title |
ISIS ルーティング プロセスのエリア アドレスとシステム ID を指定する NET。 |
NET は設定されていません。NET は必須であるため、IS-IS インスタンスは動作しません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ほとんどの場合、NET を 1 つだけ設定する必要があります。
NET は、最終バイトが常にゼロ(0)であるネットワーク サービス アクセス ポイント(NSAP)です。IS-IS を実行するシスコ ルータでは、NET の長さは 8 ~ 20 バイトにすることができます。最終バイトは、必ず n セレクタで、常にゼロ(0)である必要があります。n セレクタは、パケットが送信されるトランスポート エンティティを指定します。n セレクタがゼロ(0)の場合、トランスポート エンティティが指定されず、パケットがシステムのルーティング ソフトウェア用であることを意味します。
n セレクタのすぐ前に表示される 6 バイトはシステム ID です。システム ID の長さは、固定されたサイズで、変更できません。システム ID は、個々のエリア(レベル 1)全体を通じ、かつバックボーン(レベル 2)全体を通じて一意でなければなりません。
システム ID の前に表示される全バイトはエリア ID です。
ルータごとに最大 3 つの NET が許可されます。まれに、2 つまたは 3 つの NET が設定可能な場合があります。このような場合、このルータが属するエリアは 3 つのエリア アドレスを持ちます。1 つのエリアだけが引き続き存在しますが、複数のエリア アドレスを持っています。
複数のエリアが結合される場合、または 1 つのエリアが複数のエリアに分割される場合、複数の NET を設定するとネットワークの再設定に一時的に役立つ場合があります。複数のエリア アドレスがある場合は、必要に応じてエリアごとに番号を付け直すことができます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、NET エリア ID が 47.0004.004d.0001、システム ID が 0001.0c11.1110 であるルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 47.0004.004d.0001.0001.0c11.1110.00
次回の再開でノンストップ フォワーディング(NSF)をイネーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モード で nsf コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nsf { cisco | ietf }
no nsf { cisco | ietf }
cisco |
シスコ独自の NSF の再開を指定します。 |
ietf |
インターネット技術特別調査委員会(IETF)NSF の再開を指定します。 |
NSF はディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
NSF では、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インスタンスがチェックポイントされた隣接とリンクステート パケット(LSP)情報を使用して再開し、ネイバー ルータに影響を与えずに再開することができます。つまり、隣接の破損と再生成およびシステム LSP によって、ネットワーク内の他のルータに影響を与えることはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、シスコ独自の NSF をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf cisco
確認されたノンストップ フォワーディング(NSF)の再開確認応答を再送信する回数を設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で nsf interface-expires コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nsf interface-expires number
no nsf interface-expires
number |
再送信する回数。範囲は 1 ~ 3 です。 |
number:3 回
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
NSF 再開フラグ セットによって送信された hello パケットが確認されない場合、再送信されます。NSF hello が再送信される回数を制御するには、nsf interface-expires コマンドを使用します。インターフェイス上でこの限度に到達した場合、このインターフェイスで以前に認識されたネイバーはダウンしていると見なされ、必要な他のすべての条件が満たされている場合、最初の Shortest Path First(SPF)計算が許可されます。
隣接の再確立(インターフェイス タイマー * インターフェイス期限切れ)に利用可能な総時間間隔は、予想される合計 NSF 再開時間よりも長い必要があります。
nsf interface-expires コマンドは、インターネット技術特別調査委員会(IETF)スタイルの NSF だけに適用されます。シスコ独自の NSF が設定されている場合は無効です。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IETF NSF 再開信号が確認されない場合、各インターフェイスで 1 回だけ再試行を許可する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf ietf RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf interface-expires 1
確認されないインターネット技術特別調査委員会(IETF)ノンストップ フォワーディング(NSF)の再開試行を繰り返してからの間隔を設定するには、ルータ コンフィギュレーション モードで nsf interface-timer コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nsf interface-timer seconds
no nsf interface-timer
seconds |
NSF 再開間隔(秒単位)。範囲は 3 ~ 20 秒です。 |
seconds:10 秒
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IETF NSF 再開処理が開始されると、hello パケットはルータのネイバーによって確認される必要がある NSF 再開フラグを送信します。hello パケットが再送信されてからの再開間隔を制御するには、nsf interface-timer コマンドを使用します。再開間隔は hello 間隔に一致する必要はありません。
nsf interface-timer コマンドは、IETF スタイルの NSF だけに適用されます。シスコ独自の NSF が設定されている場合は無効です。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、フラグが確認されるまで、NSF 再開フラグ セットを持つ hello パケットが 5 秒ごとに再送信されることを確認する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf ietf RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf interface-timer 5
ノンストップ フォワーディング(NSF)再開に続くルートの最大有効期間を設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で nsf lifetime コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nsf lifetime seconds
no nsf lifetime
seconds |
NSF 再開に続くルートの最大有効期間(秒単位)。範囲は 5 ~ 300 秒です。 |
seconds:60 秒(1 分)
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
シスコ独自の NSF の再開中に、チェックポイントされた隣接とリンクステート パケット(LSP)情報の再取得に利用可能な最大時間を設定するには、nsf lifetime コマンドを使用します。この間隔中に回復されない LSP と隣接は放棄されるため、ネットワーク トポロジの変更が発生します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、NSF プロセス全体に 20 秒だけ使用できるようにルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf cisco RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# nsf lifetime 20
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)パケットがインターフェイスに転送され、受信したパケットがインターフェイス上で処理されないよう抑制するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで passive コマンドを使用します。インターフェイスに着信する IS-IS パケットを元に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
passive
no passive
インターフェイスはアクティブです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/0/1 上の IS-IS パケットを抑制するようにルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# passive
ブロードキャスト リンクの代わりにポイントツーポイント リンクとして機能するように、ブロードキャスト メディアと統合された Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルーティング プロトコルを使用する 2 つのネットワーキング デバイスだけのネットワークを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで point-to-point コマンドを使用します。ポイントツーポイントとしての使用をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
point-to-point
no point-to-point
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ブロードキャスト メディアに接続されている場合、インターフェイスはブロードキャストとして扱われます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
2 つのネットワーキング デバイスがあるネットワーク内のブロードキャスト メディア上だけで、point-to-point コマンドを使用します。このコマンドにより、システムは、ブロードキャストとしてではなくポイントツーポイントとしてパケットを発行します。このコマンドは、ネットワークにある両方のネットワーキング デバイスで設定します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、ポイントツーポイント インターフェイスとして動作するように、10 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface TenGigE 0/6/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# point-to-point
すべてのルータでプレフィックス(ノード)セグメント ID(SID)を指定またはアドバタイズするには、IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで prefix-sid index コマンドを使用します。プレフィックス SID のアドバタイジングを停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
プレフィックス SID 値を設定する前に、セグメント ルーティングを ISIS インスタンスで設定する必要があります。
prefix-sid index sid-value
no prefix-sid index sid-value
sid-value |
プレフィックス SID 値を指定します。値の範囲は 0 ~ 1048575 です。 |
デフォルトの動作や値はありません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、プレフィックス SID をアドバタイズする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface loopback0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# prefix-sid index 16041
指定ルータのプライオリティを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで priority コマンドを使用します。デフォルトのプライオリティにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority value [ level { 1 | 2 } ]
no priority [value] [ level { 1 | 2 } ]
value |
ルータのプライオリティ。範囲は 0 ~ 127 です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
value:64
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
プライオリティはレベル 1 とレベル 2 で別々に設定できます。レベル 1 またはレベル 2 を指定すると、レベル 1 またはレベル 2 のルーティングのプライオリティだけがそれぞれリセットされます。レベルを指定しない場合、すべてのレベルに対して設定できます。
プライオリティは、LAN 上のどのルータが指定ルータであるか、または指定中間システム(DIS)であるかを決定するのに使用されます。プライオリティは hello パケットでアドバタイズされます。最高のプライオリティを持つルータが DIS になります。
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルでは、バックアップ指定ルータはありません。プライオリティを 0 に設定すると、そのシステムが DIS になる可能性は低くなりますが、完全には回避できません。より高いプライオリティを持つルータがオンライン上に配置されると、現在の DIS のロールを引き継ぎます。同等のプライオリティ場合、より高い MAC アドレスの方が引き継ぎます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 1 のルーティング プライオリティにプライオリティ レベル 80 を設定する例を示します。このルータが DIS になる可能性が高くなります。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface TenGigE 0/6/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# priority 80 level 1
ある Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)レベルから別のレベルにルートを伝播するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで propagate level コマンドを使用します。伝播をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
propagate level { 1 | 2 } into level { 1 | 2 } route-policy route-policy-name
no propagate level { 1 | 2 } into level { 1 | 2 }
level{1 | 2} |
ルーティング レベル 1 またはレベル 2 ルートから伝播します。 |
into |
レベル 1 またはレベル 2 ルートからレベル 1 またはレベル 2 ルートに伝播します。 |
route-policyroute-policy-name |
設定済みのルート ポリシーを指定します。 |
ルート リーキング(レベルから 2 からレベル 1)はディセーブルです。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
通常、レベルから 1 からレベル 2 へのルートの伝播は自動的に行われます。レベル 1 ルートをレベル 2 に伝播できるように適切に制御する必要がある場合は、このコマンドを使用します。
レベル 2 ルートをレベル 1 に伝播する場合を ルート リーキング と呼びます。デフォルトでは、ルート リークはディセーブルです。つまり、レベル 2 ルートは、レベル 1 リンクステート パケット(LSP)に自動的に取り込まれません。レベル 2 ルートをレベル 1 ルートにリークさせるには、このコマンドを使用してその動作をイネーブルにする必要があります。
レベル 1 からレベル 1 の伝播およびレベル 2 からレベル 2 の伝播は許可されません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 2 ルートをレベル 1 に再配布する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list 101 permit ip 10.0.0.0 255.0.0.0 10.1.0.1 0.255.255.255 RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.1234.2222.2222.2222.00 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# propagate level 2 into level 1 route-policy policy_a
あるルーティング プロトコルから Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)にルートを再配布するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで redistribute コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから redistribute コマンドを削除し、ルートの再配布をしないデフォルトの状態にシステムを戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
redistribute bgp process-id [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ metric metric-value ] [ metric-type { internal | external | rib-metric-as-external | rib-metric-as-internal } ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute
redistribute connected [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ metric metric-value ] [ metric-type { internal | external | rib-metric-as-external | rib-metric-as-internal } ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute
redistribute isis process-id [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ metric metric-value ] [ metric-type { internal | external | rib-metric-as-external | rib-metric-as-internal } ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute
redistribute ospf process-id [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ match { external [ 1 | 2 ] | internal | nssa-external [ 1 | 2 ] } ] [ metric metric-value ] [ metric-type { internal | external | rib-metric-as-external | rib-metric-as-internal } ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute
redistribute ospfv3 process-id [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ match { external [ 1 | 2 ] | internal | nssa-external [ 1 | 2 ] } ] [ metric metric-value ] [ metric-type { internal | external | rib-metric-as-external | rib-metric-as-internal } ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute
redistribute static [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ metric metric-value ] [ metric-type { 1 { internal | external | rib-metric-as-external } | 2 rib-metric-as-internal } ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute
レベルを指定しない場合、レベル 2 が設定されます。
metric-type:internal
match:match キーワードを指定しない場合、すべての OSPF ルートが再配布されます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
属性とルート ポリシーの設定または照合のために両方のコマンド キーワードを使用してルートを(IS-IS に)再配布する場合、ルートは最初にルート ポリシーを調べ、その後キーワードの照合と設定を調べます。 |
別個の IS-IS インスタンス間のルートの再配布を制御するには、redistribute コマンドを使用します。1 つの IS-IS インスタンスのレベル間の伝播を制御するには、propagate level コマンドを使用します。
IPv4 OSPF アドレスだけが IS-IS IPv4 アドレス ファミリに再配布でき、IPv6 OSPFv3 プレフィックスだけが IS-IS IPv6 アドレス ファミリに配信できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次の例では、IS-IS インスタンス isp_A が、レベル 2 LSP 内の IS-IS インスタンス isp_B のすべてのルートを再アドバタイズします。level-2 キーワードは、どのレベルのインスタンス isp_A がルートをアドバタイズするかに影響を与え、どのインスタンス isp_B からのルートがアドバタイズされるかには影響を与えないことに注意してください(IS-IS インスタンス isp_B からのレベル 1 ルートは再配布に含まれます)。
RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config)# router isis isp_A RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.1234.2222.2222.2222.00 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis-af)# redistribute isis isp_B level-2 ! RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config)# router isis isp_B RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis)# is-type level 1 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.4567.2222.2222.2222.00 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast
ポイントツーポイント上の各 Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)リンクステート パケット(LSP)の再伝送間の時間を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで retransmit-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
retransmit-interval seconds [ level { 1 | 2 } ]
no retransmit-interval [ seconds [ level { 1 | 2 } ] ]
seconds |
各 LSP の連続再送信間隔(秒単位)。これは、接続されたネットワーク間の 2 つのネットワーキング デバイス間の予想されるラウンドトリップ遅延より大きい整数です。範囲は 0 ~ 65535 秒です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
seconds:5 秒
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
不必要な伝送結果が生じないようにするには、seconds 引数を控えめにする必要があります。
retransmit-interval コマンドは LAN(マルチポイント)インターフェイス上では無効です。ポイントツーポイント リンクでは、この値を増やしてネットワークの安定性を強化できます。
再伝送は LSP がドロップされた場合に限り発生するため、このコマンドで高い値を設定しても、再コンバージェンスにはほとんど影響はありません。ネイバー ネットワーキング デバイスが多くなるほど、LSP がフラッディングできるパスが多くなり、この値をより高く設定できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、大規模なシリアル ラインに対して 60 秒ごとに IS-IS LSP を再伝送する GigabitEthernet インターフェイス 0/2/0/1 を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# retransmit-interval 60
ポイントツーポイント インターフェイス上の異なる Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)リンクステート パケット(LSP)の再送信間の最小間隔を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで retransmit-throttle-interval コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルからコマンドを削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
retransmit-throttle-interval milliseconds [ level { 1 | 2 } ]
no retransmit-throttle-interval [ milliseconds [ level { 1 | 2 } ] ]
milliseconds |
インターフェイス上の LSP 再送信間の最小遅延(ミリ秒単位)です。範囲は 0 ~ 65535 です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のルーティングを個別に指定します。 |
デフォルトは 0 です。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
インターフェイス上の任意の 2 つの連続 LSP の再送信間で待機する必要がある最小間隔を定義するには、retransmit-throttle-interval コマンドを使用します。retransmit-throttle-interval コマンドは、多くの LSP と多くのインターフェイスを持つ大規模なネットワークで LSP 再送信トラフィックを制御する方法として役立つ場合があります。このコマンドは、インターフェイスで LSP を再送信できるレートを制御します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、LSP 伝送の速度を 300 ミリ秒ごとに 1 回に制限するように tenGigE インターフェイス 0/2/0/1 を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/2/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# retransmit-throttle-interval 300
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルーティング プロトコルをイネーブルにし、IS-IS インスタンスを指定するには、 XR コンフィギュレーション モード で router isis コマンドを使用します。IS-IS ルーティングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
router isis instance-id
no router isis instance-id
instance-id |
ルーティング プロセスの名前。文字の最大数は 40 です。 |
IS-IS ルーティング プロトコルはディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS ルーティング プロセスを作成するには、router isis コマンドを使用します。エリア(レベル 1)のアドレスとルータのシステム ID を指定するには、適切な Network Entity Title(NET)を設定する必要があります。隣接関係が確立されてダイナミック ルーティングが可能になる前に、1 つ以上のインターフェイスでルーティングをイネーブルにする必要があります。
複数の IS-IS プロセスを設定できます。最大 8 個のプロセスを設定できます。システムでは、最大 5 個の IS-IS インスタンスがサポートされます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IP ルーティングに対する IS-IS を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.0001.0000.0001.00
MPLS データ プレーンによる IPv4 アドレスのセグメント ルーティングを有効にするには、IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで segment-routing コマンドを使用します。セグメント ルーティングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
segment-routing mpls
no segment-routing
mpls |
MPLS データ プレーンによる IPv4 アドレスのセグメント ルーティングを有効にします。 |
デフォルトの動作または値はありません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
プレフィックス SID 値は、セグメント ルーティングを無効にする前に同じ ISIS インスタンス下のすべてのインターフェイスから削除する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次の例では、MPLS データ プレーンによるセグメント ルーティングを有効にする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# segment-routing mpls
レベル 1 リンクステート パケット(LSP)内の Attach ビットを持つ Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インスタンスを設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで set-attached-bit コマンドを使用します。set-attached-bit コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
set-attached-bit
no set-attached-bit
Attach ビットは LSP 内では設定されません。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
別の IS-IS インスタンスがレベル 2 トポロジを再配布できるようにするレベル 1 LSP 内の Attach ビットを持つ IS-IS インスタンスを設定するには、set-attached bit コマンドを使用します。Attach ビットは、別の IS-IS インスタンスからのレベル 2 の接続が、レベル 1 の Attach ビットによってアドバタイズされるときに使用されます。
Cisco IOS XR ソフトウェア は、1 つの IS-IS ルーティング インスタンス内の複数のレベル 1 エリアをサポートしません。ただし、redistribute(IS-IS) コマンドを使用した 2 つの IS-IS インスタンス間のルートの再配布によって、同等の機能を実現できます。
single-topology コマンドが設定されていない場合に限り、Attach ビットは特定のアドレス ファミリに対して設定されます。
(注) |
レベル 2 インスタンスの接続が失われた場合、レベル 1 インスタンス LSP 内の Attach ビットがレベル 2 インスタンスへのトラフィックの送信を続け、トラフィックのドロップを発生させます。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、レベル 2 インスタンスがレベル 1 インスタンスからのルートを再配布できるようにする、レベル 1 インスタンスの Attach ビットを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.0001.0001.0001.0001.00 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# redistribute isis 2 level 2 ! RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# interface tenGigE 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af-if)# address-family ipv4 unicast ! ! RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# is-type level-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.0002.0001.0001.0002.00 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# set-attachedbit send always-bitset ! RP/0/RP0/CPU0:routerfig-isis-af)# interface tenGigE 0/1/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af-if)# address-family ipv4 unicast
Shortest Path First(SPF)計算で自身を中間ホップとして使用しないよう、他のルータに通知するようルータを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で set-overload-bit コマンドを使用します。指定を除去するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set-overload-bit [ on-startup { delay | wait-for-bgp } ] [ level { 1 | 2 } ] [ advertise { external | interlevel } ]
no set-overload-bit [ on-startup { delay | wait-for-bgp } ] [ level { 1 | 2 } ] [ advertise { external | interlevel } ]
on-startup |
(任意)再起動後、過負荷ビットだけを一時的に設定します。 |
delay |
(任意)再起動後、ルータが過負荷状態になるときをアドバタイズする間隔(秒単位)。範囲は 5 ~ 86400 秒(86400 秒 = 1 日)です。 |
wait-for-bgp |
(任意)ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)信号が収束またはタイムアウトするまで、スタートアップで過負荷ビットを設定します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の過負荷ビットを個別に指定します。 |
advertise { external | interlevel |
|
過負荷ビットは設定されません。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルータが nonpseudonode リンクステート パケット(LSP)内に過負荷ビットを設定することを強制するには、set-overload-bit コマンドを使用します。通常、過負荷ビットの設定はルータに問題が発生した場合に限り許可されます。たとえば、ルータにメモリ不足が発生している場合、リンクステート データベースが不完全になり、その結果不完全または不正確なルーティング テーブルが生成されている可能性があります。信頼できないルータの LSP に過負荷ビットを設定すると、ルータが問題から回復するまで、他のルータは SPF 計算でルータを無視することができます。その結果、信頼できないルータを経由するパスは Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)エリア内の他のルータには見えなくなります。ただし、このルータに直接接続された IP プレフィックスは引き続き到達可能です。
ルータを IS-IS ネットワークに接続し、どのような場合でも実際のトラフィックが流れないようにする場合、set-overload-bit コマンドが役立つ場合があります。
過負荷ビットが設定されたルータには、次のものがあります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、過負荷ビットを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# set-overload-bit
show isis [ instance instance-id ]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS 隣接を表示します。
|
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS 隣接を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
インスタンスごとに、出力の最初の行に IS-IS インスタンス ID がリストされ、以降の行では、IS-IS システム ID、サポート レベル(レベル 1、レベル 2、またはレベル 1 ~ 2)、設定されたエリア アドレス、アクティブなエリア アドレス、ノンストップ フォワーディング(NSF)のステータス(イネーブルまたはディセーブル)とタイプ(Cisco または IETF)、および最終 IS-IS プロセスのスタートアップが実行されたモードが特定されます。
次に、各設定済みアドレス ファミリのステータス(または設定されていない場合は単に IPv4 ユニキャスト)が要約されます。各レベル(レベル 1 またはレベル 2)では、生成され受け入れられたメトリック形式(ナローまたはワイド)が incremental shortest path first(iSPF)計算のステータス(有効かどうか)とともに示されます。その後、再配布されるプロトコルおよび再配布されるルートに適用されるアドミニストレーティブ ディスタンスがリストされます。
最後に、各 IS-IS インターフェイスの稼働状態(アクティブ、パッシブ、またはディセーブル)および設定状態(アクティブまたはディセーブルに)がリストされます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis
Wed Aug 20 23:54:55.043 PST DST
IS-IS Router: lab
System Id: 0000.0000.0002
IS Levels: level-2-only
Manual area address(es):
49.1122
Routing for area address(es):
49.1122
Non-stop forwarding: Disabled
Most recent startup mode: Cold Restart
Topologies supported by IS-IS:
IPv4 Unicast
Level-2
Metric style (generate/accept): Narrow/Narrow
Metric: 10
ISPF status: Disabled
No protocols redistributed
Distance: 115
Interfaces supported by IS-IS:
Loopback0 is running passively (passive in configuration)
POS0/1/0/2 is running actively (active in configuration)
POS0/1/0/3 is running actively (active in configuration
フィールド |
説明 |
---|---|
IS-IS Router |
IS-IS インスタンス ID。 |
System Id |
IS-IS システム ID。 |
IS Levels |
インスタンスのサポート レベル。 |
Manual area address(es) |
ドメインおよびエリア。 |
Routing for area address(es): |
設定済みのエリア アドレスおよびアクティブなエリア アドレス。 |
Non-stop forwarding |
ノンストップ フォワーディング(NSF)のステータス(イネーブルまたはディセーブル)とタイプ(Cisco または IETF)。 |
Most recent startup mode |
最終 IS-IS プロセスのスタートアップが実行されたモード。 |
Topologies supported by IS-IS |
各設定済みアドレス ファミリのステータス(または設定されていない場合は単に IPv4 ユニキャスト)の要約。 |
Redistributed protocols |
再配布されるプロトコルおよび再配布されるルートに適用されるアドミニストレーティブ ディスタンスのリスト。 |
Metric style (generate/accept) |
各設定済みアドレス ファミリのステータス(または設定されていない場合は単に IPv4 ユニキャスト)の要約。各レベル(レベル 1 またはレベル 2)では、生成され受け入れられたメトリック形式(ナローまたはワイド)が incremental shortest path first(iSPF)計算のステータス(有効かどうか)とともに示されます。 |
Interfaces supported by IS-IS |
各 IS-IS インターフェイスの稼働状態(アクティブ、パッシブ、またはディセーブル)および設定状態(アクティブまたはディセーブルに)。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)隣接を表示するには、 XR EXEC モード で show isis adjacency コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] adjacency [ level { 1 | 2 } ] [ type interface-path-id ] [detail] [ systemid system-id ]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS 隣接を表示します。 |
||
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS 隣接を個別に指定します。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
detail |
(任意)ネイバー IP アドレスとアクティブなトポロジを表示します。 |
||
systemidsystem-id |
(任意)指定されたルータに限り情報を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS 隣接を表示します。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis adjacency コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis adjacency
IS-IS p Level-1 adjacencies:
System Id Interface SNPA State Hold Changed NSF BFD
12a4 PO0/1/0/1 *PtoP* Up 23 00:00:06 Capable Init
12a4 Gi0/6/0/2 0004.2893.f2f6 Up 56 00:04:01 Capable Up
Total adjacency count: 2
IS-IS p Level-2 adjacencies:
System Id Interface SNPA State Hold Changed NSF BFD
12a4 PO0/1/0/1 *PtoP* Up 23 00:00:06 Capable None
12a4 Gi0/6/0/2 0004.2893.f2f6 Up 26 00:00:13 Capable Init
Total adjacency count: 2
フィールド |
説明 |
---|---|
Level-1 |
レベル 1 の隣接。 |
Level-2 |
レベル 2 の隣接。 |
System ID |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
Interface |
ネイバーに到達するために使用されるインターフェイス。 |
SNPA |
ネイバーのデータ リンク アドレス(サブネットワーク接続点 [SNPA] とも呼ばれます)。 |
State |
ネイバー インターフェイスの隣接状態。有効な状態は、Down、Init、および Up です。 |
Holdtime |
ネイバーのホールドタイム。 |
Changed |
ネイバーがアップされている時間(時間:分:秒)。 |
NSF |
ネイバーが IETF-NSF 再開メカニズムに追随できるかどうかを指定します。 |
BFD |
インターフェイスに Bidirectional Forwarding Detection(BFD)ステータスを指定します。有効な状態は次のとおりです。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)隣接ログを表示するには、 XR EXEC モード で show isis adjacency-log コマンドを使用します。
show isis adjacency-log [ level { 1 | 2 } ] [ last number | first number ]
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS 隣接ログを個別に表示します。 |
lastnumber |
(任意)出力がエントリの最後の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 100 です。 |
firstnumber |
(任意)出力がエントリの最初の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 100 です。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis adjacency-log コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis adjacency-log
IS-IS 10 Level 1 Adjacency log
When System Interface State Details
4d00h 12a1 PO0/5/0/0 d -> i
4d00h 12a1 PO0/5/0/0 i -> u New adjacency
IPv4 Unicast Up
4d00h 12a1 Gi0/6/0/0 d -> u New adjacency
4d00h 12a1 Gi0/6/0/0 u -> d Interface state
down
3d17h 12a1 Gi0/6/0/0 d -> u New adjacency
3d17h 12a1 Gi0/6/0/0 u -> d Interface state
down
01:44:07 12a1 Gi0/6/0/0 d -> u New adjacency
IS-IS 10 Level 2 Adjacency log
When System Interface State Details
4d00h 12a1 PO0/5/0/0 d -> i
4d00h 12a1 PO0/5/0/0 i -> u New adjacency
IPv4 Unicast Up
4d00h 12a1 Gi0/6/0/0 d -> u New adjacency
4d00h 12a1 Gi0/6/0/0 u -> d Interface state
down
3d17h 12a1 Gi0/6/0/0 d -> u New adjacency
3d17h 12a1 Gi0/6/0/0 u -> d Interface state
down
01:44:07 12a1 Gi0/6/0/0 d -> u New adjacency
フィールド |
説明 |
---|---|
When |
イベントが記録されてからの経過時間(時間:分:秒)。 |
System |
隣接ルータのシステム ID。 |
Interface |
隣接変更に関係するインターフェイスを指定します。 |
State |
記録されたイベントの状態の移行。 |
Details |
隣接変更の説明。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)チェックポイント隣接データベースを表示するには、 XR EXEC モード で show isis checkpoint adjacency コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] checkpoint adjacency
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS チェックポイント隣接を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS チェックポイント隣接を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
チェックポイントされた隣接を表示するには、show isis checkpoint adjacency コマンドを使用します。この情報によって、シスコ独自のノンストップ フォワーディング(NSF)の再開中に隣接データベースを格納できます。このコマンドは、show isis adjacency コマンドとともに、2 つのデータベースの一貫性を確認するために使用できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis checkpoint adjacency コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis checkpoint adjacency Interface Level System ID State Circuit ID Chkpt ID Gi3/0/0/1 1 router-gsr8 Up 0001.0000.0008.04 80011fec Gi0/4/0/1 1 router-gsr9 Up 0001.0000.0006.01 80011fd8 Gi3/0/0/1 2 router-gsr8 Up 0001.0000.0008.04 80011fc4
フィールド |
説明 |
---|---|
Interface |
ネイバーに到達するために使用されるインターフェイス。 |
Level |
設定済みのレベル 1 またはレベル 2 隣接を持つルータのいずれかをリストします。 |
System ID |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
State |
ネイバー インターフェイスの状態。 |
Circuit ID |
回線の作成時に回線に対して発行された一意の ID。 |
Chkpt ID |
チェックポイントの作成時にチェックポイントに対して発行された一意の ID。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)チェックポイント インターフェイスを表示するには、 XR EXEC モード で show isis checkpoint interface コマンドを使用します。
show isis checkpoint interface
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis checkpoint interface コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis checkpoint interface
IS-IS 10 checkpoint interface
Interface Index CircNum DIS Areas Chkpt ID
PO0/5/0/0 0 0 NONE 80002fe8
Gi0/6/0/0 1 3 L1L2 80002fd0
フィールド |
説明 |
---|---|
Interface |
ネイバーに到達するために使用されるインターフェイス。 |
Index |
インターフェイスの作成時にインターフェイスに割り当てられたインターフェイス インデックス。 |
CircNum |
回線に対して内部的に発行された一意の ID。 |
DIS Areas |
指定中間システム(DIS)エリア。 |
Chkpt ID |
チェックポイントの作成時にチェックポイントに対して発行された一意の ID。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)チェックポイント リンクステート パケット(LSP)プロトコル データ ユニット(PDU)ID データベースを表示するには、 XR EXEC モード で show isis checkpoint lsp コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] checkpoint lsp
instanceinstance-id |
(任意)指定されたインスタンスに限り IS-IS チェックポイント LSP を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS チェックポイント LSP を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドによって表示されるチェックポイントされた LSP は、シスコ独自のノンストップ フォワーディング(NSF)の再開中に LSP データベースを格納するために使用されます。show isis checkpoint lsp コマンドは、show isis database コマンドとともに、2 つのデータベースの一貫性を確認するために使用できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis checkpoint lsp コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis checkpoint lsp Level LSPID Chkpt ID 1 router-gsr6.00-00 80011f9c 1 router-gsr6.01-00 80011f88 1 router-gsr8.00-00 80011f74 1 router-gsr9.00-00 80011f60 2 router-gsr6.00-00 80011f4c 2 router-gsr6.01-00 80011f38 2 router-gsr8.00-00 80011f24 2 router-gsr9.00-00 80011f10 Total LSP count: 8 (L1: 4, L2 4, local L1: 2, local L2 2)
フィールド |
説明 |
---|---|
Level |
設定済みのレベル 1 またはレベル 2 隣接を持つルータ。 |
LSPID |
LSP ID。最初の 6 オクテットは、LSP を生成したルータのシステム ID を形成します。 次のオクテットは疑似ノード ID です。このバイトが 0 ゼロの場合は、LSP はシステムからのリンクを記述します。ゼロでない場合は、LSP は、いわゆる非疑似ノード LSP です。これは、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルのルータ リンクステート アドバタイズメント(LSA)に類似しています。LSP は発信元ルータの状態について記述します。 各 LAN では、その LAN の指定ルータは、その LAN に接続されたすべてのシステムについて記述する pseudonode LSP を作成し、フラッディングします。 最後のオクテットは LSP 番号です。1 つの LSP 内に収まるデータを超えるデータが存在する場合、LSP は複数の LSP フラグメントに分割されます。各フラグメントには、異なる LSP 番号が割り当てられます。アスタリスク(*)は、その LSP が、このコマンドの送信元のシステムによって生成されたことを示します。 |
Chkpt ID |
チェックポイントの作成時にチェックポイントに対して発行された一意の ID。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)リンクステート パケット(LSP)データベースを表示するには、 XR EXEC モード で show isis database コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] database [ level { 1 | 2 } ] [update] [summary] [detail] [verbose] [ * | lsp-id ]
instanceinstance-id |
(任意)指定されたインスタンスに限り IS-IS LSP データベースを表示します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS LSP データベースを個別に表示します。 |
update |
(任意)アップデート スレッドによって管理された LSP データベースの内容を表示します。 |
summary |
(任意)LSP ID 番号、シーケンス番号、チェックサム、ホールドタイム、およびビット情報を表示します。 |
detail |
(任意)各 LSP の内容を表示します。 |
verbose |
(任意)各 LSP の内容を表示します。 |
*| lsp-id |
(任意)LSP プロトコル データ ユニット(PDU)識別子。ID 番号によって 1 つの LSP の内容を表示するか、* をワイルドカード文字として含めることができます。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS LSP データベースを表示します。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show isis database コマンドの各オプションは同じコマンド エントリ内の任意のストリングに入力できます。たとえば、次の構文はどちらも有効なコマンドを指定し、同じ結果を出力します:show isis database detail level 2 および show isis database level 2 detail。
このコマンドで使用される summary キーワードは、大規模な IS-IS データベースをフィルタリングし、問題のあるエリアをすばやく特定できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、キーワードを指定しない場合の show isis database コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis database
IS-IS Area a1 (Level-1) Link State Database
LSPID LSP Seq Num LSP Checksum LSP Holdtime ATT/P/OL
router-gsr6.00-00 * 0x00000016 0x62c8 896 0/0/0
router-gsr6.01-00 * 0x0000000f 0x56d9 902 0/0/0
router-gsr8.00-00 0x00000019 0x4b6d 1015 0/0/0
router-gsr9.00-00 0x00000016 0x33b7 957 0/0/0
Total LSP count: 4 (L1: 4, L2 0, local L1: 2, local L2 0)
フィールド |
説明 |
---|---|
LSPID |
LSP ID。最初の 6 オクテットは、LSP を生成したルータのシステム ID を形成します。 次のオクテットは疑似ノード ID です。このバイトが 0 の場合、LSP はシステムからのリンクを記述します。ゼロでない場合は、LSP は、いわゆる非疑似ノード LSP です。これは、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルのルータ リンクステート アドバタイズメント(LSA)に類似しています。LSP は発信元ルータの状態について記述します。 各 LAN では、その LAN の指定ルータは、その LAN に接続されたすべてのシステムについて記述する pseudonode LSP を作成し、フラッディングします。 最後のオクテットは LSP 番号です。1 つの LSP 内に収まるデータを超えるデータが存在する場合、LSP は複数の LSP フラグメントに分割されます。各フラグメントには、異なる LSP 番号が割り当てられます。アスタリスク(*)は、その LSP が、このコマンドの送信元のシステムによって生成されたことを示します。 |
LSP Seq Num |
他のシステムが発信元から最新情報を受信しているか判断できる、LSP のシーケンス番号。 |
LSP Checksum |
LSP パケットのチェックサム。 |
LSP Holdtime |
LSP が有効になっている時間(秒数)。LSP Holdtime が 0 である場合は、LSP がパージされて、すべてのルータのリンクステート データベース(LSDB)から削除されていることを示します。値は、除去された LSP が完全に削除されるまでに LSDB 内に存続する時間を示します。 |
ATT/P/OL |
ATT:Attach ビット。このビットは、そのルータがレベル 2 ルータでもあるため、他のエリアに到達できることを示します。他のレベル 2 ルータへの接続が失われたレベル 1 だけのルータとレベル 1 ~ 2 ルータは、Attach ビットを使用して最も近いレベル 2 ルータを見つけます。これらは、最も近いレベル 2 ルータへのデフォルト ルートを指定します。 P:P ビット。中継システムがエリア パーティションの修復ケーブルであるかどうかを検出します。シスコおよび他のベンダーは、エリア パーティション修復をサポートしません。 OL:過負荷ビット。IS が混雑しているかどうかを判断します。過負荷ビットが設定されると、他のルータはルータの計算時にこのシステムを中継ルータとして使用しません。過負荷になっているルータに直接接続された宛先のパケットだけが、このルータに送信されます。 |
次に、show isis database コマンドで summary キーワードを指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis database summary
IS-IS 10 Database Summary for all LSPs
Active Purged All
L1 L2 Total L1 L2 Total L1 L2 Total
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- -----
Fragment 0 Counts
Router LSPs: 1 1 2 0 0 0 1 1 2
Pseudo-node LSPs: 0 0 0 0 0 0 0 0 0
All LSPs: 1 1 2 0 0 0 1 1 2
Per Topology
IPv4 Unicast
ATT bit set LSPs: 0 0 0 0 0 0 0 0 0
OVL bit set LSPs: 0 0 0 0 0 0 0 0 0
All Fragment Counts
Router LSPs: 1 1 2 0 0 0 1 1 2
Pseudo-node LSPs: 0 0 0 0 0 0 0 0 0
All LSPs: 1 1 2 0 0 0 1 1 2
フィールド |
説明 |
---|---|
Router LSPs |
ルータに関連付けられたアクティブな LSP、除去された LSP、および合計 LSP。 |
Pseudo-node LSPs: |
pseudonode に関連付けられたアクティブな LSP、除去された LSP、および合計 LSP。 |
All LSPs: |
アクティブな LSP と除去された LSP の合計。 |
ATT bit set LSPs |
Attach ビット(ATT)。ルータがレベル 2 ルータでもあり、他のエリアに到達できることを示します。他のレベル 2 ルータへの接続が失われたレベル 1 だけのルータとレベル 1 ~ 2 ルータは、Attach ビットを使用して最も近いレベル 2 ルータを見つけます。これらは、最も近いレベル 2 ルータへのデフォルト ルートを指定します。 |
OVL bit set LSPs |
過負荷ビット。IS が輻輳しているかどうかを指定します。過負荷ビットが設定されると、他のルータはルータの計算時にこのシステムを中継ルータとして使用しません。過負荷になっているルータに直接接続された宛先のパケットだけが、このルータに送信されます。 |
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis instance isp database detail verbose IS-IS isp test (Level-1) Link State Database LSPID LSP Seq Num LSP Checksum LSP Holdtime ATT/P/OL router-5router1.00-00 0x00000003 * 0x00000d44 0x8074460 0x7e2c 457 535 0/0/0 Area Address: 4900 Area Address: 01 NLPID: 0xcc NLPID: Hostname: router-50x8e IP Address: 172.1.1.5 MetricMT: 0 IP 172.3.55.0/24Standard (IPv4 Unicast) Metric: 10 IP 172.6.1.0/24 MT: IPv6 Unicast 0/0/0 MT: IPv4 Multicast Metric: 10 IP 172.7.0./0/240 Metric: 10 IS router-11.00 Metric: 10 IS router-11.01 MT: IPv6 Multicast router-11.00-00 * 0x0000000b 0x8074460 1161 0/0/0 Hostname: Area Address: 49router1 NLPID: 0xcc Hostname: router-11 IP Address: 192.168.0.145 IP IPv6 Address: 172.1.11.11192:168::145 MetricRouter ID: 0 IP 172192.1168.1110.0/24145 Metric: 10 IP 172IS-Extended router1.016.1.0/24 Metric: 10 IP 172IS-Extended router2.007.0.0/24 Metric: 10 IS routerIS-11Extended router2.0100 Metric: 10 IS router-5.00 router-11.01-00 * 0x00000001 0x80770ec 457 0/0/0 Metric: 0 IS router-11.00 Metric: 0 IS router-5.00 Affinity: 0x00000000 Interface IP Address: 10.3.11.145 Neighbor IP Address: 10.3.11.143 Physical BW: 155520 kbits/sec Total LSP count: 3 (L1: 3, L2 0, local L1: 2, local L2 0) Reservable Global pool BW: 0 kbits/sec Global Pool BW Unreserved: IS-IS isp (Level-2) Link State Database LSPID LSP Seq Num LSP Checksum LSP Holdtime ATT/P/OL router-5.00-00 0x00000005 0x807997c 457 0/0/0 [0]: 0 kbits/sec [1]: 0 kbits/sec [2]: 0 kbits/sec [3]: 0 kbits/sec [4]: 0 kbits/sec [5]: 0 kbits/sec [6]: 0 kbits/sec [7]: 0 kbits/sec MPLS SRLG: Area Address: 49router2.00 Interface IP Address: 10.3.11.145 Neighbor IP Address: 10.3.11.143 NLPIDFlags: 0xcc0x1 HostnameSRLGs: router-5IP Address[0]: 172.6.10, [1.5]: 20 Metric: 0 10 IP 172IP-Extended 10.3.5511.0/24 Metric: 10 IP 172IP-Extended 192.1686.10.0145/2432 Metric: 10 IS routerMT (IPv6 Unicast) IS-11Extended router1.0001 Metric: 10 IP 172.1.0.0MT (IPv6 Unicast) IPv6 192:168::145/24128 Metric: 10 IS routerMT (IPv4 Multicast) IS-11Extended router1.01 Metric: 10 IP 172.8.111.0/24 router-11.00-00 * 0x0000000d 0x807997c 1184 0/0/0 Area Address: 49 NLPID: 0xcc Hostname: router-11 IP Address: 172.28.111.111 Metric: 0 IP 172.8.111.0/24 Metric: 10 IP 172.6.1.0/24 Metric: 10 IP 172MT (IPv4 Multicast) IP-Extended 192.7168.0./ Metric: 10 IS router-11.01 Metric: 10 IS router-5.00 Metric: 10 IP 172.3.55.0MT (IPv6 Multicast) IPv6 192:168::145/24.01-00 0x0000013e 0x80770ec 0x3309 457 1159 0/0/0 Metric: 0 IS routerIS-11Extended router1.00 Metric: 0 IS routerIS-5Extended router2.00 Total LSP count: 3 (L1: 0, L2 3, local L1: 0, local L2 2)
出力に示されるように、show isis database コマンドによって表示された情報の横に、detailverbose キーワードを指定したコマンドによって各 LSP の内容が表示されます。
フィールド |
説明 |
---|---|
LSPID |
LSP ID。最初の 6 オクテットは、LSP を生成したルータのシステム ID を形成します。 次のオクテットは疑似ノード ID です。このバイトが 0 の場合、LSP はシステムからのリンクを記述します。ゼロでない場合は、LSP は、いわゆる非疑似ノード LSP です。これは、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルのルータ リンクステート アドバタイズメント(LSA)に類似しています。LSP は発信元ルータの状態について記述します。 各 LAN では、その LAN の指定ルータは、その LAN に接続されたすべてのシステムについて記述する pseudonode LSP を作成し、フラッディングします。 最後のオクテットは LSP 番号です。1 つの LSP 内に収まるデータを超えるデータが存在する場合、LSP は複数の LSP フラグメントに分割されます。各フラグメントには、異なる LSP 番号が割り当てられます。アスタリスク(*)は、その LSP が、このコマンドの送信元のシステムによって生成されたことを示します。 |
LSP Seq Num |
他のシステムが発信元から最新情報を受信しているか判断できる、LSP のシーケンス番号。 |
LSP Checksum |
LSP パケットのチェックサム。 |
LSP Holdtime |
LSP が有効である時間(秒単位)。LSP Holdtime が 0 である場合は、LSP がパージされて、すべてのルータのリンクステート データベース(LSDB)から削除されていることを示します。値は、除去された LSP が完全に削除されるまでに LSDB 内に存続する時間を示します。 |
ATT/P/OL |
ATT:Attach ビット。このビットは、そのルータがレベル 2 ルータでもあるため、他のエリアに到達できることを示します。他のレベル 2 ルータへの接続が失われたレベル 1 だけのルータとレベル 1 ~ 2 ルータは、Attach ビットを使用して最も近いレベル 2 ルータを見つけます。これらは、最も近いレベル 2 ルータへのデフォルト ルートを指定します。 P:P ビット。中継システムがエリア パーティションの修復ケーブルであるかどうかを検出します。シスコおよび他のベンダーは、エリア パーティション修復をサポートしません。 OL:過負荷ビット。IS が混雑しているかどうかを判断します。過負荷ビットが設定されると、他のルータはルータの計算時にこのシステムを中継ルータとして使用しません。過負荷になっているルータに直接接続された宛先のパケットだけが、このルータに送信されます。 |
Area Address |
ルータから到達可能なエリア アドレス。レベル 1 LSP の場合は、送信元ルータ上で手動により設定されるエリア アドレスになります。レベル 2 LSP の場合、このルートが属しているエリアのすべてのエリア アドレスです。 |
NLPID |
ネットワーク層プロトコル識別子(NLPID)。 |
Hostname |
ノードのホスト名。 |
IP Address: |
ノードのアドレス。 |
Metric |
発信元ルータとアドバタイズされるネイバー間の隣接のコストの IS-IS メトリック、またはアドバタイズするルータからアドバタイズされる宛先までにかかるコストのメトリック(IP アドレス、エンド システム(ES)、またはコネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)のプレフィックスを指定できます)。 |
次に、show isis databasedetail コマンドの、別の出力例を示します。これはレベル 2 LSP です。エリア アドレス 39.0001 は、ルータが存在するエリアのアドレスです。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis database level 2 detail IS-IS Level-2 Link State Database LSPID LSP Seq Num LSP Checksum LSP Holdtime ATT/P/OL 0000.0C00.1111.00-00* 0x00000006 0x4DB3 1194 0/0/0 Area Address: 39.0001 NLPID: 0x81 0xCC IP Address: 172.18.1.17 Metric: 10 IS 0000.0C00.1111.09 Metric: 10 IS 0000.0C00.1111.08 Metric: 10 IP 172.17.4.0 255.255.255.0 Metric: 10 IP 172.18.8.0 255.255.255.0 Metric: 0 IP-External 10.0.0.0 255.0.0.0
IP エントリは、ルータがアドバタイズする、直接接続された IP サブネット(関連メトリックを含む)です。IP-External エントリは再配布されるルートです。
フィールド |
説明 |
---|---|
LSPID |
LSP ID。最初の 6 オクテットは、LSP を生成したルータのシステム ID を形成します。 次のオクテットは疑似ノード ID です。このバイトが 0 の場合、LSP はシステムからのリンクを記述します。ゼロでない場合は、LSP は、いわゆる非疑似ノード LSP です。これは、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルのルータ リンクステート アドバタイズメント(LSA)に類似しています。LSP は発信元ルータの状態について記述します。 各 LAN では、その LAN の指定ルータは、その LAN に接続されたすべてのシステムについて記述する pseudonode LSP を作成し、フラッディングします。 最後のオクテットは LSP 番号です。1 つの LSP 内に収まるデータを超えるデータが存在する場合、LSP は複数の LSP フラグメントに分割されます。各フラグメントには、異なる LSP 番号が割り当てられます。アスタリスク(*)は、その LSP が、このコマンドの送信元のシステムによって生成されたことを示します。 |
LSP Seq Num |
他のシステムが発信元から最新情報を受信しているか判断できる、LSP のシーケンス番号。 |
LSP Checksum |
LSP パケットのチェックサム。 |
LSP Holdtime |
LSP が有効になっている時間(秒数)。LSP Holdtime が 0 である場合は、LSP がパージされて、すべてのルータのリンクステート データベース(LSDB)から削除されていることを示します。値は、除去された LSP が完全に削除されるまでに LSDB 内に存続する時間を示します。 |
ATT/P/OL |
ATT:Attach ビット。このビットは、そのルータがレベル 2 ルータでもあるため、他のエリアに到達できることを示します。他のレベル 2 ルータへの接続が失われたレベル 1 だけのルータとレベル 1 ~ 2 ルータは、Attach ビットを使用して最も近いレベル 2 ルータを見つけます。これらは、最も近いレベル 2 ルータへのデフォルト ルートを指定します。 P:P ビット。中継システムがエリア パーティションの修復ケーブルであるかどうかを検出します。シスコおよび他のベンダーは、エリア パーティション修復をサポートしません。 OL:過負荷ビット。IS が混雑しているかどうかを判断します。過負荷ビットが設定されると、他のルータはルータの計算時にこのシステムを中継ルータとして使用しません。過負荷になっているルータに直接接続された宛先のパケットだけが、このルータに送信されます。 |
Area Address |
ルータから到達可能なエリア アドレス。レベル 1 LSP の場合は、送信元ルータ上で手動により設定されるエリア アドレスになります。レベル 2 LSP の場合は、このルータが属するエリアのすべてのエリア アドレスになります。 |
NLPID |
ネットワーク層プロトコル識別子(NLPID)。 |
Hostname |
ノードのホスト名。 |
IP Address: |
ノードの IP アドレス。 |
Metric: |
発信元ルータとアドバタイズされるネイバー間の隣接のコストの IS-IS メトリック、またはアドバタイズするルータからアドバタイズされる宛先までにかかるコストのメトリック(IP アドレス、エンド システム(ES)、またはコネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)のプレフィックスを指定できます)。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
LSPID |
LSP ID。最初の 6 オクテットは、LSP を生成したルータのシステム ID を形成します。 次のオクテットは疑似ノード ID です。このバイトがゼロの場合は、LSP はシステムからのリンクを記述します。ゼロでない場合は、LSP は、いわゆる非疑似ノード LSP です。これは、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルのルータ リンクステート アドバタイズメント(LSA)に類似しています。LSP は発信元ルータの状態について記述します。 各 LAN では、その LAN の指定ルータは、その LAN に接続されたすべてのシステムについて記述する pseudonode LSP を作成し、フラッディングします。 最後のオクテットは LSP 番号です。1 つの LSP 内に収まるデータを超えるデータが存在する場合、LSP は複数の LSP フラグメントに分割されます。各フラグメントには、異なる LSP 番号が割り当てられます。アスタリスク(*)は、その LSP が、このコマンドの送信元のシステムによって生成されたことを示します。 |
LSP Seq Num |
他のシステムが発信元から最新情報を受信しているか判断できる、LSP のシーケンス番号。 |
LSP Checksum |
LSP パケットのチェックサム。 |
LSP Holdtime |
LSP が有効になっている時間(秒数)。LSP Holdtime がゼロである場合は、LSP がパージされて、すべてのルータのリンクステート データベース(LSDB)から削除されていることを示します。値は、除去された LSP が完全に削除されるまでに LSDB 内に存続する時間を示します。 |
ATT/P/OL |
ATT:Attach ビット。このビットは、そのルータがレベル 2 ルータでもあるため、他のエリアに到達できることを示します。他のレベル 2 ルータへの接続が失われたレベル 1 だけのルータとレベル 1 ~ 2 ルータは、Attach ビットを使用して最も近いレベル 2 ルータを見つけます。これらは、最も近いレベル 2 ルータへのデフォルト ルートを指定します。 P:P ビット。中継システムがエリア パーティションの修復ケーブルであるかどうかを検出します。シスコおよび他のベンダーは、エリア パーティション修復をサポートしません。 OL:過負荷ビット。IS が混雑しているかどうかを判断します。過負荷ビットが設定されると、他のルータはルータの計算時にこのシステムを中継ルータとして使用しません。過負荷になっているルータに直接接続された宛先のパケットだけが、このルータに送信されます。 |
Area Address |
ルータから到達可能なエリア アドレス。レベル 1 LSP の場合は、送信元ルータ上で手動により設定されるエリア アドレスになります。レベル 2 LSP の場合は、このルータが属するエリアのすべてのエリア アドレスになります。 |
NLPID |
ネットワーク層プロトコル識別子(NLPID)。 |
Hostname |
ノードのホスト名。 |
IP Address |
ノードの IP アドレス。 |
Metric |
発信元ルータとアドバタイズされるネイバー間の隣接のコストの IS-IS メトリック、またはアドバタイズするルータからアドバタイズされる宛先までにかかるコストのメトリック(IP アドレス、エンド システム(ES)、またはコネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)のプレフィックスを指定できます)。 |
MPLS SRLG |
ホスト名またはシステム ID によって識別されるネイバーごとの MPLS SRLG TLV 情報。 |
Interface IP Address |
ローカル インターフェイス IP アドレス。 |
Neighbor IP Address |
リモート インターフェイス IP アドレス。 |
Flags |
SRLG TLV で伝達されるフラグ。インターフェイスに番号が付けられている場合は、最下位ビット(LSB)が設定されます。 |
SRLG |
SRLG 値。 |
RP/0/RP0/CPU0:router show isis database verbose
Fri May 2 17:53:44.575 PDT
IS-IS DEFAULT (Level-1) Link State Database
LSPID LSP Seq Num LSP Checksum LSP Holdtime ATT/P/OL
p1.00-00 0x00000080 0x4780 1044 1/0/0
Area Address: 49.0001
NLPID: 0xcc
NLPID: 0x8e
MT: Standard (IPv4 Unicast)
MT: IPv6 Unicast 1/0/0
Hostname: p1
IP Address: 172.16.255.101
IPv6 Address: 2001:db8::ff:101
Router Cap: 172.16.255.101, D:0, S:0
Segment Routing: I:1 V:0, SRGB Base: 16000 Range: 7999
Metric: 10 IS-Extended p2.00
Interface IP Address: 172.16.2.4
Neighbor IP Address: 172.16.2.5
ADJ-SID: F:0 B:0 weight:0 Adjacency-sid:24002
Metric: 10 IS-Extended pe1.00
Interface IP Address: 172.16.1.1
Neighbor IP Address: 172.16.1.0
ADJ-SID: F:0 B:0 weight:0 Adjacency-sid:24003
Metric: 10 IP-Extended 172.16.1.0/31
Metric: 10 IP-Extended 172.16.2.2/31
Metric: 10 IP-Extended 172.16.2.4/31
Metric: 10 IP-Extended-Interarea 172.16.255.2/32
Admin. Tag: 255
Prefix-SID Index: 42, R:1 N:0 P:1
Metric: 0 IP-Extended 172.16.255.101/32
Prefix-SID Index: 141, R:0 N:0 P:0
Metric: 10 MT (IPv6 Unicast) IS-Extended p2.00
Metric: 10 MT (IPv6 Unicast) IS-Extended pe1.00
Metric: 10 MT (IPv6 Unicast) IPv6 2001:db8::1:0/127
Metric: 10 MT (IPv6 Unicast) IPv6 2001:db8::2:2/127
Metric: 10 MT (IPv6 Unicast) IPv6 2001:db8::2:4/127
Metric: 10 MT (IPv6 Unicast) IPv6-Interarea 2001:db8::ff:2/128
Admin. Tag: 255
Metric: 0 MT (IPv6 Unicast) IPv6 2001:db8::ff:101/128
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)データベース ログ内のエントリを表示するには、 XR EXEC モード で show isis database-log コマンドを使用します。
show isis database-log [ level { 1 | 2 } ] [ last number | first number ]
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 のデータベース ログを個別に表示します。 |
lastnumber |
(任意)出力がエントリの最後の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 1000 です。 |
firstnumber |
(任意)出力がエントリの最初の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 1000 です。 |
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis database-log コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis database-log
IS-IS 10 Level 1 Link State Database Log
New LSP Old LSP
WHEN LSPID Op Seq Num Holdtime OL Seq Num Holdtime OL
01:17:19 12b1.03-00 REP 0x00000003 1200 0 0x00000002 340 0
001:06:20 12b1.00-00 REP 0x000001d8 1200 0 0x000001d7 375 0
01:06:00 12b1.03-00 REP 0x00000004 1200 0 0x00000003 520 0
01:05:46 12a1.00-00 REP 0x000001fc 1200 0 0x000001fb 425 0
00:55:01 12b1.00-00 REP 0x000001d9 1200 0 0x000001d8 520 0
00:53:39 12b1.03-00 REP 0x00000005 1200 0 0x00000004 459 0
00:53:19 12a1.00-00 REP 0x000001fd 1200 0 0x000001fc 453 0
00:42:12 12b1.00-00 REP 0x000001da 1200 0 0x000001d9 431 0
00:39:56 12b1.03-00 REP 0x00000006 1200 0 0x00000005 376 0
00:38:54 12a1.00-00 REP 0x000001fe 1200 0 0x000001fd 334 0
00:29:10 12b1.00-00 REP 0x000001db 1200 0 0x000001da 418 0
00:27:22 12b1.03-00 REP 0x00000007 1200 0 0x00000006 446 0
00:25:10 12a1.00-00 REP 0x000001ff 1200 0 0x000001fe 375 0
00:17:04 12b1.00-00 REP 0x000001dc 1200 0 0x000001db 473
フィールド |
説明 |
---|---|
WHEN |
イベントが記録されてからの経過時間(時間:分:秒)。 |
LSPID |
LSP ID。最初の 6 オクテットは、LSP を生成したルータのシステム ID を形成します。 次のオクテットは疑似ノード ID です。このバイトが 0 ゼロの場合は、LSP はシステムからのリンクを記述します。ゼロでない場合は、LSP は、いわゆる非疑似ノード LSP です。これは、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルのルータ リンクステート アドバタイズメント(LSA)に類似しています。LSP は発信元ルータの状態について記述します。 各 LAN では、その LAN の指定ルータは、その LAN に接続されたすべてのシステムについて記述する pseudonode LSP を作成し、フラッディングします。 最後のオクテットは LSP 番号です。1 つの LSP 内に収まるデータを超えるデータが存在する場合、LSP は複数の LSP フラグメントに分割されます。各フラグメントには、異なる LSP 番号が割り当てられます。アスタリスク(*)は、その LSP が、このコマンドの送信元のシステムによって生成されたことを示します。 |
New LSP |
トポロジに追加される新しいルータまたは pseudonode。 |
Old LSP |
トポロジから消去される古いルータまたは pseudonode。 |
Op |
データベース上の動作:挿入(INS)または置き換え(REP)。 |
Seq Num |
他のシステムが発信元から最新情報を受信しているか判断できる、LSP のシーケンス番号。 |
Holdtime |
LSP が有効になっている時間(秒数)。LSP Holdtime が 0 である場合は、LSP がパージされて、すべてのルータのリンクステート データベース(LSDB)から削除されていることを示します。値は、除去された LSP が完全に削除されるまでに LSDB 内に存続する時間を示します。 |
OL |
過負荷ビット。IS が混雑しているかどうかを判断します。過負荷ビットが設定されると、他のルータはルータの計算時にこのシステムを中継ルータとして使用しません。過負荷になっているルータに直接接続された宛先のパケットだけが、このルータに送信されます。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルータ name-to-system ID マッピング テーブル内のエントリを表示するには、 XR EXEC モード で show isis hostname コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] hostname
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り、IS-IS ルータ name-to-system ID マッピング テーブルを表示します。 instance-id 引数は router isis コマンドによって定義されたインスタンス ID(英数字)です。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS ルータ name-to-system ID マッピング テーブルを表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ダイナミック ホスト名がディセーブルの場合、show isis hostname コマンドはエントリを表示しません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis hostname コマンドで instance と instance-id 値を指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis instance isp hostname
ISIS isp hostnames
Level System ID Dynamic Hostname
1 0001.0000.0005 router
2 * 0001.0000.0011 router-11
フィールド |
説明 |
---|---|
Level |
ルータの IS-IS レベル。 |
System ID |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
Dynamic Hostname |
ルータのホスト名。 |
* | ローカル ルータ。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイスに関する情報を表示するには、 XR EXEC モード で show isis interface コマンドを使用します。
show isis interface [ type interface-path-id | level { 1 | 2 } ] [brief]
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS インターフェイス情報を個別に指定します。 |
||
brief |
(任意)簡単なインターフェイス出力を表示します。 |
すべての IS-IS インターフェイスを表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis interface コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#show isis interface tenGigE 0/3/0/2 tenGigE 0/3/0/2 Enabled Adjacency Formation: Enabled Prefix Advertisement: Enabled BFD: Disabled BFD Min Interval: 150 BFD Multiplier: 3 Circuit Type: level-2-only Media Type: P2P Circuit Number: 0 Extended Circuit Number: 67111168 Next P2P IIH in: 4 s LSP Rexmit Queue Size: 0 Level-2 Adjacency Count: 1 LSP Pacing Interval: 33 ms PSNP Entry Queue Size: 0 CLNS I/O Protocol State: Up MTU: 4469 IPv4 Unicast Topology: Enabled Adjacency Formation: Running Prefix Advertisement: Running Metric (L1/L2): 10/100 MPLS LDP Sync (L1/L2): Disabled/Disabled IPv6 Unicast Topology: Disabled (Not cfg on the intf) IPv4 Address Family: Enabled Protocol State: Up Forwarding Address(es): 10.3.10.143 Global Prefix(es): 10.3.10.0/24 IPv6 Address Family: Disabled (No topology enabled which uses IPv6) LSP transmit timer expires in 0 ms LSP transmission is idle Can send up to 9 back-to-back LSPs in the next 0 ms
フィールド |
説明 |
---|---|
tenGigE0/6/0/0 |
インターフェイスのステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
Adjacency formation: |
隣接の形成のステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
Prefix Advertisement: |
接続されたプレフィックスのアドバタイジングのステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
BFD: |
Bidirectional Forwarding Detection(BFD)のステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
BFD Min Interval: |
BFD の最小間隔。 |
BFD Multiplier: |
BFD の乗数。 |
Circuit Type: |
インターフェイスが実行されるレベル(circuit-type の設定)。ルータ上のレベルのサブセットとなる可能性があります。 |
Media Type: |
IS-IS が実行されるメディア タイプ。 |
Circuit Number: |
回線に内部的に割り当てられた一意の ID(8 ビットの整数)。 |
Extended Circuit Number: |
ポイントツーポイント インターフェイスに限り有効(32 ビットの整数)。 |
LSP Rexmit Queue Size: |
インターフェイス上の保留中の LSP 再伝送の数。 |
Adjacency Count: |
同じプロトコルのセットをサポートするネイバー ルータによって形成された隣接の数。 |
PSNP Entry Queue Size: |
次の PSNP 内への取り込みが保留中の SNP エントリの数。 |
LAN ID: |
LAN の ID。 |
Priority (Local/DIS): |
このインターフェイスのプライオリティまたは指定中間システムのプライオリティ。 |
Next LAN IIH in: |
次の LAN hello メッセージが送信される間隔(秒単位)。 |
LSP Pacing Interval: |
リンクステート パケット(LSP)伝送レート(および他のシステムの受信レートを推定することにより)を短縮する間隔。 |
Protocol State: |
プロトコルの稼働状態(アップまたはダウン)。 |
MTU: |
リンクの最大伝送単位(MTU)。 |
SNPA: |
ネイバーのデータ リンク アドレス(サブネットワーク接続点 [SNPA] とも呼ばれます)。 |
All Level-n ISs: |
レイヤ 2 マルチキャスト グループ内のインターフェイス メンバーシップのステータス。ステータスのオプションは Yes またはマルチキャスト グループのメンバではない理由です。 |
IPv4 Unicast Topology: |
トポロジのステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
Adjacency Formation: |
隣接情報のステータス。ステータスのオプションは Running または隣接を形成する準備ができていない理由です。 |
Prefix Advertisement: |
プレフィックスのアドバタイジングのステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
Metric (L1/L2): |
発信元ルータとアドバタイズされるネイバー間の隣接のコストの IS-IS メトリック、またはアドバタイズするルータからアドバタイズされる宛先までにかかるコストのメトリック(IP アドレス、エンド システム(ES)、またはコネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)のプレフィックスを指定できます)。 |
MPLS LDP Sync (L1/L2) |
LDP IS-IS 同期のステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。イネーブルの場合、同期の状態(Sync Status)が、実現しているか、実現していないかのいずれかで追加表示されます。 |
IPv4 Address Family: |
アドレス ファミリのステータス(イネーブル/ディセーブルのいずれか)。 |
Protocol State: |
プロトコルの状態。 |
Forwarding Address(es): |
ネクストホップ フォワーディングに対するネイバーとして使用される、このインターフェイス上のアドレス |
Global Prefix(es): |
LSP 内に含まれる、このインターフェイスのプレフィックス |
LSP transmit timer expires in |
LSP 伝送の有効期間の間隔(ミリ秒単位)。 |
LSP transmission is |
LSP 伝送の状態。有効な状態は次のとおりです。 |
次に、show isis interface コマンドで brief キーワードを指定した場合の出力例を示します。
RP/0/0/CPU0:router# show isis interface brief Interface All Adjs Adj Topos Adv Topos CLNS MTU Prio OK L1 L2 Run/Cfg Run/Cfg L1 L2 ----------------- --- --------- --------- --------- ---- ---- -------- PO0/5/0/0 Yes 1 1 1/1 1/1 Up 4469 - - Gi0/6/0/0 Yes 1* 1* 1/1 1/1 Up 1497 64 64
フィールド |
説明 |
---|---|
Interface |
インターフェイスの名前。 |
All OK |
このインターフェイスでは、すべてが正常に動作しています。 |
Adjs L1 L2 |
このインターフェイス上の L1 および L2 隣接の数。 |
Adj Topos Run/Cfg |
隣接の形成に参加するトポロジの数。隣接の形成に参加するように設定されたトポロジの数。 |
Adv Topos Run/Cfg |
プレフィックスのアドバタイジングに参加するトポロジの数。プレフィックスのアドバタイジングに参加するように設定されたトポロジの数。 |
CLNS |
コネクションレス型ネットワーク サービスのステータス。ステータスのオプションは Up または Down です。 |
MTU |
インターフェイスの最大伝送単位のサイズ。 |
Prio L1 L2 |
インターフェイス L1 のプライオリティ。インターフェイス L2 のプライオリティ。 |
リンクステート パケット(LSP)ログ情報を表示するには、 XR EXEC モード で show isis lsp-log コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] lsp-log [ level { 1 | 2 } ] [ last number | first number ]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り、LSP ログ情報を表示します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)リンクステート データベースを個別に表示します。 |
lastnumber |
(任意)出力がエントリの最後の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 20 です。 |
firstnumber |
(任意)出力がエントリの最初の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 20 です。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する LSP ログ情報を表示します。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis lsp-log コマンドで instance と instance-id 値を指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis instance isp lsp-log
ISIS isp Level 1 LSP log
When Count Interface Triggers
00:02:36 1
00:02:31 1 LSPREGEN
00:02:26 1 PO4/1 DELADJ
00:02:24 1 PO4/1 NEWADJ
00:02:23 1 Gi5/0 DIS
00:01:27 1 Lo0 IPDOWN
00:01:12 1 Lo0 IPUP
ISIS isp Level 2 LSP log
When Count Interface Triggers
00:02:36 1
00:02:30 1 LSPREGEN
00:02:26 1 PO4/1 DELADJ
00:02:24 1 PO4/1 NEWADJ
00:02:23 1 Gi5/0 DIS
00:02:21 1 AREASET
00:01:27 1 Lo0 IPDOWN
00:01:12 1 Lo0 IPUP
フィールド |
説明 |
---|---|
Level |
ルータの IS-IS レベル。 |
When |
以前に LSP の再構築が行われた時刻(時:分:秒)。直近 20 回分の発生内容が記録されます。 |
Count |
この LSP の実行をトリガーしたイベントの数。トポロジの変更がある場合、短時間に複数の LSP が受信されることがあります。ルータは、すべての LSP を実行する前に 5 秒間待機するため、すべての新しい情報を取り込むことができます。この数は、ルータがすべての LSP を実行する前に 5 秒間待機している間に発生したイベントの数(新しい LSP の受信など)を意味します。 |
Interface |
トリガーされた LSP 再構築の理由に対応するインターフェイス。 |
Triggers |
LSP 再構築をトリガーしたすべての理由を示すリスト。トリガーは次のとおりです。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)メッシュ グループ情報を表示するには、 XR EXEC モード で show isis mesh-group コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] mesh-group
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り、メッシュ グループ情報を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS メッシュ グループ情報を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis mesh-group コマンドで instance と instance-id 値を指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis instance isp mesh-group
ISIS isp Mesh Groups
Mesh group 6:
tenGigE 0/4/0/1
フィールド |
説明 |
---|---|
Mesh group |
このインターフェイスがメンバであるメッシュ グループの番号。メッシュ グループは、高度にメッシュされたポイントツーポイント トポロジを持つ、非ブロードキャスト マルチアクセス(NBMA)ネットワーク内のリンクステート パケット(LSP)フラッディングを最適化します。メッシュ グループの一部であるインターフェイスで最初に受信された LSP は、同じメッシュ グループのインターフェイス以外のすべてのインスタンスにフラッディングされます。 |
GigabitEthernet0/4/0/1 |
メッシュ グループ 6 に属するインターフェイス。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ネイバーに関する情報を表示するには、 XR EXEC モード で show isis neighbors コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] neighbors [ type interface-path-id | summary ] [detail] [ systemid system-id ]
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対するネイバー情報を表示します。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis neighbors コマンドで instance と instance-id 値を指定した場合の出力例を示します。
Total neighbor count: 3 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router# show isis instance isp neighbors detail IS-IS isp neighbors: System Id Interface SNPA State Holdtime Type IETF-NSF e222e Gi0/1/0/0 *PtoP* Up 23 L1 Capable Area Address(es): 00 IPv4 Address(es): 10.1.0.45* IPv6 Address(es): fe80::212:daff:fe6b:68a8* Topologies: 'IPv4 Unicast' 'IPv6 Unicast' Uptime: 01:09:44 IPFRR: LFA Neighbor: elise LFA IPv4 address: 10.100.1.2 LFA Router address: 192.168.0.45 e333e LFA Interface: Gi0/1/0/0.1 0012.da6b.68a8 Up 8 L1 Capable 1 e333e Gi0/1/0/0.1 0012.da6b.68a8 Up 8 L1 Capable Area Address(es): 00 IPv4 Address(es): 10.100.1.2* Topologies: 'IPv4 Unicast' Uptime: 01:09:46 IPFRR: LFA Neighbor: elise LFA IPv4 address: 10.1.0.45 LFA Router address: 192.168.0.45 LFA Interface: Gi0/1/0/0 m44i Gi0/1/0/1 0012.da62.e0a8 Up 7 L1 Capable Area Address(es): 00 11 IPv4 Address(es): 10.1.2.47* IPv6 Address(es): fe80::212:daff:fe62:e0a8* Topologies: 'IPv4 Unicast' 'IPv6 Unicast' Uptime: 01:09:33 Total neighbor count: 3
フィールド |
説明 |
---|---|
System ID |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
Interface |
ネイバーが到達可能なインターフェイス |
SNPA |
ネイバーのデータ リンク アドレス(サブネットワーク接続点 [SNPA] とも呼ばれます)。 |
State |
ネイバー インターフェイスの隣接状態。有効な状態は、Down、Init、および Up です。 |
Holdtime |
ネイバーのホールドタイム。 |
Type |
隣接のタイプ。 |
IETF-NSF |
ネイバーが IETF-NSF 再開メカニズムに追随できるかどうかを指定します。有効な状態は Capable と Unable です。 |
Area Address(es) |
このルータのエリア アドレス数。 |
IPv4 Address(es) |
このルータで設定された IPv4 アドレス。 |
Topologies |
IS-IS が設定されるアドレスおよびサブアドレス ファミリ。 |
Uptime |
ネイバーがアップ状態になっている期間(時:分:秒)。 |
IPFRR: LFA Neighbor |
IP 高速再ルーティング(IPFRR)ループ フリー代替(LFA)ネイバー。 |
LFA IPv4 address: |
LFA のアドレス。 |
LFA Interface: |
LFA インターフェイス。 |
次に、show isis neighbors コマンドで summary キーワードを指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis instance isp neighbors summary
ISIS isp neighbor summary:
State L1 L2 L1L2
Up 0 0 2
Init 0 0 0
Failed 0 0 0
フィールド |
説明 |
---|---|
State |
ネイバーの状態はアップ、初期化済み、または失敗です。 |
L1 |
レベル 1 ネイバーの数。 |
L2 |
レベル 2 ネイバーの数。 |
L1L2 |
レベル 1 およびレベル 2 ネイバーの数。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インスタンスに関するサマリー情報を表示するには、 XR EXEC モード で show isis protocol コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] protocol
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS 隣接を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS 隣接を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis protocol コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis protocol
IS-IS Router: isp
System Id: 0001.0000.0011
IS Levels: level-1-2
Manual area address(es):
49
Routing for area address(es):
49
Non-stop forwarding: Cisco Proprietary NSF Restart enabled
Process startup mode: Cold Restart
Topologies supported by IS-IS:
IPv4 Unicast
Level-1 iSPF status: Dormant (awaiting initial convergence)
Level-2 iSPF status: Dormant (awaiting initial convergence)
No protocols redistributed
Distance: 115
Interfaces supported by IS-IS:
Loopback0 is running passively (passive in configuration)
GigabitEthernet 0/4/0/1 is running actively (active in configuration)
GigabitEthernet 0/5/0/1 is running actively (active in configuration)
フィールド |
説明 |
---|---|
System ID: |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
IS Levels: |
ルータの IS-IS レベル。 |
Manual area address(es) |
手動で設定されるエリア アドレス。 |
Routing for areaaddress(es) |
このルータによって提供されるルーティングのエリア アドレス。 |
Non-stop forwarding: |
ノンストップ フォワーディング(NSF)のステータスと名前。 |
Process startup mode: |
最終プロセスのスタートアップが実行されたモード。有効なモードは次のとおりです。 |
iSPF status: |
この IS-IS インスタンスの incremental Shortest Path First(iSPF)設定の状態。次の 4 つの状態があります。 Disabled:iSPF は設定されていませんが、iSPF アルゴリズムで使用するトポロジが Full SPF によって構築されるのを待っています。 Dormant:iSPF は設定されていますが、初期化の前に初期コンバージェンスを待っています。 Awake:iSPF は設定されていますが、iSPF アルゴリズムで使用するトポロジが Full SPF によって構築されるのを待っています。 Active:IS-IS は、新しいルート計算を実行する必要がある場合に、iSPF アルゴリズムの使用を考慮する準備ができています。 |
No protocols redistributed: |
表示すべき再配布されるプロトコル情報は存在しません。 |
Distance: |
このプロトコルのアドミニストレーティブ ディスタンス。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インスタンスの IP 到着可能性情報を表示するには、 XR EXEC モード で show isis route コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] [ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | [ topology { all | topo-name } ] | safi-all ] route [ ip-address mask | ip-address /length [longer-prefixes] ] [summary] [backup] [detail]
instanceinstance-id |
(任意)指定した IS-IS インスタンスに限り、IP 到達可能性情報を表示します。 |
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
afi-all |
(任意)すべてのアドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
topology |
(任意)中継システムへの IS-IS パスを指定します。 |
all |
(任意)すべてのトポロジを指定します。 |
topologytopo-name |
(任意)トポロジ テーブル情報およびトポロジ テーブル名を指定します。 |
safi-all |
(任意)すべてのセカンダリ アドレス プレフィックスを指定します。 |
ip-address |
(任意)ルーティング情報が表示されるネットワーク IP アドレス。 |
mask |
(任意)次の 2 つの方法のうちいずれかで指定されるネットワーク マスク。 |
/length |
(任意)IP プレフィックスの長さ。これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。10 進数値の前にスラッシュを付ける必要があります。範囲は 0 ~ 32 です。 |
longer-prefixes |
(任意)ルートおよびより詳細なルートを表示します。 |
summary |
(任意)トポロジのサマリー情報を表示します。 |
systemid |
(任意)システム ID に対するマルチキャスト情報を表示します。 |
backup |
(任意)このエントリのバックアップ情報を表示します。 |
detail |
(任意)リンクステート パケット(LSP)の詳細情報を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IP 到達可能性情報を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis route コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0RP0/CPU0:router# show isis route IS-IS isp IPv4 Unicast routes Codes: L1 - level 1, L2 - level 2, ia - interarea (leaked into level 1) df - level 1 default (closest attached router), su - summary null C - connected, S - static, R - RIP, B - BGP, O - OSPF i - IS-IS (redistributed from another instance) Maximum parallel path count: 8 L2 10.76.240.6/32 [4/115] via 10.76.245.252, SRP0/1/0/2, isp2 via 10.76.246.252, SRP0/1/0/0, isp2 C 10.76.240.7/32 is directly connected, Loopback0 L2 10.76.240.9/32 [256/115] via 10.76.249.2, tenGigE 0/3/0/0, isp3 L2 10.76.240.10/32 [296/115] via 10.76.249.2, tenGigE 0/3/0/0, isp3 C 10.76.245.0/24 is directly connected, SRP0/1/0/2 C 10.76.246.0/24 is directly connected, SRP0/1/0/0 C 10.76.249.0/26 is directly connected, tenGigE 0/3/0/0 L2 10.101.10.0/24 [296/115] via 10.76.249.2, tenGigE 0/3/0/0, isp3
フィールド |
説明 |
---|---|
C172.18.0.0/24 |
tenGigE インターフェイス 0/5/0/0 用に接続されたルート。 |
C 172.19.1.0/24 |
tenGigE インターフェイス 0/4/0/1 用に接続されたルート。 |
L1 172.35.0.0/24 [10] |
ネットワーク 172.35.0.0/24 へのレベル 1 ルート |
C 172.18.0/24 |
ループバック インターフェイス 0 の接続されたルート |
Sun May 4 13:05:11.073 PDT L2 172.16.255.2/32 [10/115] medium priority via 172.16.2.2, tenGigE 0/0/0/1, pe2 tag 255, SRGB Base: 16000, Weight: 0 src pe2.00-00, 172.16.255.2, tag 255, prefix-SID index 42, R:0 N:0 P:0 L1 adv [10] native, propagated, interarea, tag 255, prefix-SID index 42, R:0 N:0 P:0
ルータが Full Shortest Path First(SPF)計算を実行した頻度と理由を表示するには、 XR EXEC モード で show isis spf-log コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] [ [ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | [ topology { all | topo-name } ] | safi-all ] ] spf-log [ level { 1 | 2 } ] [ ispf | fspf | prc | nhc ] [ detail | verbose ] [ last number | first number ]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り、IS-IS SPF ログを表示します。 |
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
afi-all |
(任意)すべてのアドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
multicast |
(任意)マルチキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
topologyall |topo-name |
(任意)すべてのトポロジまたは指定したトポロジ テーブル のトポロジ テーブル情報を指定します。 |
safi-all |
(任意)すべてのセカンダリ アドレス プレフィックスを指定します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS SPF ログを個別に表示します。 |
ispf |
(任意)incremental SPF エントリだけを指定します。 |
fspf |
(任意)Full SPF エントリだけを指定します。 |
prc |
(任意)部分的なルート計算だけを指定します。 |
nhc |
(任意)ネクストホップ ルート計算だけを指定します。 |
detail |
(任意)詳細出力を指定します。計算に要した時間と、計算結果による変更の詳細が表示されます。 |
verbose |
(任意)詳細な出力を指定します。 |
lastnumber |
(任意)出力がエントリの最後の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 210 です。 |
firstnumber |
(任意)出力がエントリの最初の number に制限されるように指定します。範囲は 1 ~ 210 です。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS 隣接を表示します。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
すべてのタイプのルート計算(fspf、ispf、および prc だけではなく)を表示します。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis spf-log コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis spf-log
IS-IS 1 Level 1 IPv4 Unicast Route Calculation Log
Time Total Trig
Timestamp Type (ms) Nodes Count First Trigger LSP Triggers
----------- ---- ---- ----- ----- ----- ------- --- --------
--- Thurs Aug 19 2004 ---
12:00:50.787 FSPF 1 1 3 ensoft-grs7.00-00 LSPHEADER TLVCODE
12:00:52.846 FSPF 1 1 1 ensoft-grs7.00-00 LSPHEADER
12:00:56.049 FSPF 1 1 1 ensoft-grs7.00-00 TLVCODE
12:01:02.620 FSPF 1 1 2 ensoft-grs7.00-00 NEWADJ LINKTLV
IS-IS 1 Level 1 IPv4 Unicast Route Calculation Log
Time Total Trig
Timestamp Type (ms) Nodes Count First Trigger LSP Triggers
----------- ---- ---- ----- ----- ----- ------- --- --------
--- Mon Aug 19 2004 ---
12:00:50.790 FSPF 0 1 4 ensoft-grs7.00-00 LSPHEADER TLVCODE
12:00:54.043 FSPF 1 1 2 ensoft-grs7.00-00 NEWADJ LSPHEADER
12:00:55.922 FSPF 1 2 1 ensoft-grs7.00-00 NEWLSPO
12:00:56.724 FSPF 1 13 1 ensoft-grs7.00-00 NEWLSPO
フィールド |
説明 |
---|---|
Level |
ルータの IS-IS レベル。 |
Timestamp |
SPF 計算が開始された時刻。 |
Duration |
この SPF の実行を完了するために要した時間(ミリ秒単位)。経過時間は実経過時間であり、CPU 時間ではありません。 |
Nodes |
今回の SPF 実行で計算されるトポロジを生成するルータおよび疑似ノード(LAN)の数。 |
Trig Count |
今回の SPF 実行をトリガーしたイベントの数。トポロジが変更されると、複数のリンクステート パケット(LSP)が短時間で受信されます。ルータは、spf-interval コマンドの設定に応じて、ルート計算を実行する前に一定の時間待機する場合があります。この値は、ルータが計算の実行まで待っている間に発生したトリガー イベントの数を表します。トリガー イベントの詳細については、「トリガーの一覧」を参照してください。 |
First Trigger LSP |
新しい LSP の到着によって Full SPF 計算がトリガーされた場合にルータに保存される LSP ID。LSP ID は、あるエリアにおけるルーティングの不安定性の原因を示す場合があります。複数の LSP によって SPF が 1 回実行された場合、最初に受信した LSP の LSP ID だけが記録されます。 |
Triggers |
Full SPF 計算をトリガーしたすべての理由の一覧。可能性のあるトリガーの一覧については、「トリガーの一覧」を参照してください。 |
トリガー |
説明 |
---|---|
PERIODIC |
15 分ごとの Full SPF 計算の実行。 |
NEWLEVEL |
このルータで新しいレベルが設定されました(is-type を使用)。 |
RTCLEARED |
ルータで IS-IS トポロジがクリアされました。 |
MAXPATHCHANGE |
IP 最大パラレル パスが変更されました。 |
NEWMETRIC |
リンク メトリックが変更されました。 |
ATTACHFLAG |
レベル 2 Attach ビットが変更されました。 |
ADMINDIST |
このルータで IS-IS インスタンスに対し別のアドミニストレーティブ ディスタンスが設定されました。 |
NEWADJ |
別のルータへの新しい隣接が作成されました。 |
DELADJ |
隣接が削除されました。 |
BACKUP |
バックアップ ルートが導入されました。 |
SEEDISPF |
incremental SPF のシード。 |
NEXTHOP |
IP ネクストホップ アドレスが変更されました。 |
NEWLSP0 |
新しい LSP 0 がトポロジに出現しました。 |
LSPEXPIRED |
リンクステート データベース(LSDB)内のいくつかの LSP の期限が切れました。 |
LSPHEADER |
重要な LSP ヘッダー フィールドが変更されました。 |
TLVCODE |
タイプ、長さ、値(TLV)オブジェクト コードの不一致。新しいバージョンの LSP に異なる TLV オブジェクトが含まれていることを示します。 |
LINKTV |
リンク TLV の内容が変更されました。 |
PREFIXTLV |
プレフィックス TLV の内容が変更されました。 |
AREAADDRTLV |
エリア アドレスの TLV の内容が変更されました。 |
IP ADDRTLV |
IP アドレスの TLV の内容が変更されました。 |
TUNNEL |
RRR トンネルが変更されました。 |
次に、show isis spf-log コマンドで first キーワードを指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis spf-log first 2
IISIS isp Level 1 IPv4 Unicast Route Calculation Log
Time Total Trig
Timestamp Type (ms) Nodes Count First Trigger LSP Triggers
Mon Aug 16 2004
19:25:35.140 FSPF 1 1 1 12a5.00-00 NEWLSP0
19:25:35.646 FSPF 1 1 1 NEWADJ
IISIS isp Level 2 IPv4 Unicast Route Calculation Log
Time Total Trig
Timestamp Type (ms) Nodes Count First Trigger LSP Triggers
Mon Aug 16 2004
19:25:35.139 FSPF 1 1 1 12a5.00-00 NEWLSP0
19:25:35.347 FSPF 1 1 2 12a5.00-00 NEWSADJ TLVCODE
フィールド |
説明 |
---|---|
Level |
ルータの IS-IS レベル。 |
Timestamp |
SPF 計算が開始された時刻。 |
Type |
ルート計算の種類。種類としては、incremental SPF(iSPF)、Full SPF(FSPF)、部分的なルート計算(PRC)があります。 |
Time (ms) |
この SPF の実行を完了するために要した時間(ミリ秒単位)。経過時間は実経過時間であり、CPU 時間ではありません。 |
Nodes |
今回の SPF 実行で計算されるトポロジを生成するルータおよび疑似ノード(LAN)の数。 |
Trig Count |
今回の SPF 実行をトリガーしたイベントの数。トポロジが変更されると、複数のリンクステート パケット(LSP)が短時間で受信されます。ルータは、spf-interval コマンドの設定に応じて、ルート計算を実行する前に一定の時間待機する場合があります。この値は、ルータが計算の実行まで待っている間に発生したトリガー イベントの数を表します。トリガー イベントの詳細については、「トリガーの一覧」を参照してください。 |
First Trigger LSP |
新しい LSP の到着によって Full SPF 計算がトリガーされた場合にルータに保存される LSP ID。LSP ID は、あるエリアにおけるルーティングの不安定性の原因を示す場合があります。複数の LSP によって SPF が 1 回実行された場合、最初に受信した LSP の LSP ID だけが記録されます。 |
Triggers |
Full SPF 計算をトリガーしたすべての理由の一覧。可能性のあるトリガーの一覧については、「トリガーの一覧」を参照してください。 |
次に、show isis spf-log コマンドで detail キーワードを指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis spf-log detail
IISIS isp Level 1 IPv4 Unicast Route Calculation Log
Time Total Trig
Timestamp Type (ms) Nodes Count First Trigger LSP Triggers
Mon Aug 16 2004
19:25:35.140 FSPF 1 1 1 12a5.00-00 NEWLSP0
Delay: 51ms (since first trigger)
SPT Calculation
CPU Time: 0ms
Real Time: 0ms
Prefix Updates
CPU Time: 1ms
Real Time: 1ms
New LSP Arrivals: 0
Next Wait Interval: 200ms
Results
Reach Unreach Total
Nodes: 1 0 1
Prefixes (Items)
Critical Priority: 0 0 0
High Priority: 0 0 0
Medium Priority 0 0 0
Low Priority 0 0 0
All Priorities 0 0 0
Prefixes (Routes)
Critical Priority: 0 - 0
High Priority: 0 - 0
Medium Priority 0 - 0
Low Priority: 0 - 0
All Priorities 0 - 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Level |
ルータの IS-IS レベル。 |
Timestamp |
SPF 計算が開始された時刻。 |
Type |
ルート計算の種類。種類としては、incremental SPF(iSPF)、Full SPF(FSPF)、部分的なルート計算(PRC)があります。 |
Time (ms) |
この SPF の実行を完了するために要した時間(ミリ秒単位)。経過時間は実経過時間であり、CPU 時間ではありません。 |
Nodes |
今回の SPF 実行で計算されるトポロジを生成するルータおよび疑似ノード(LAN)の数。 |
Trig Count |
今回の SPF 実行をトリガーしたイベントの数。トポロジが変更されると、複数のリンクステート パケット(LSP)が短時間で受信されます。ルータは、spf-interval コマンドの設定に応じて、ルート計算を実行する前に一定の時間待機する場合があります。この値は、ルータが計算の実行まで待っている間に発生したトリガー イベントの数を表します。トリガー イベントの詳細については、「トリガーの一覧」を参照してください。 |
First Trigger LSP |
新しい LSP の到着によって Full SPF 計算がトリガーされた場合にルータに保存される LSP ID。LSP ID は、あるエリアにおけるルーティングの不安定性の原因を示す場合があります。複数の LSP によって SPF が 1 回実行された場合、最初に受信した LSP の LSP ID だけが記録されます。 |
Triggers |
Full SPF 計算をトリガーしたすべての理由の一覧。可能性のあるトリガーの一覧については、「トリガーの一覧」を参照してください。 |
遅延 |
遅延には次の 2 種類があります。 |
CPU Time |
CPU 時間には次の 2 種類があります。 |
Real Time |
実時間には次の 2 種類があります。 |
New LSP Arrivals |
このルート計算を開始してから到着した LSP の数。 |
Next Wait Interval |
次のルート計算を実行できるまでの遅延。spf-interval コマンドの設定に基づきます。 |
Reach |
到達可能ノードまたはプレフィックスの数。 |
Unreach |
到達不能ノードまたはプレフィックスの数。 |
Total |
さまざまなプライオリティのノードまたはプレフィックスの総数。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)トラフィック カウンタを表示するには、 XR EXEC モード で show isis statistics コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] statistics [ type interface-path-id ]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS トラフィック統計情報を表示します。 |
||
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対する IS-IS トラフィック統計情報を表示します。
IS-IS トラフィック統計情報は、すべてのインターフェイスに対して表示されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show isis statistics コマンドは、指定したインターフェイスの IS-IS トラフィック カウンタを表示します。インターフェイスが指定されていない場合は、すべてのトラフィック カウンタを表示します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、すべてのトラフィック カウンタを表示する show isis statistics コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#show isis statistics IS-IS isp statistics: Fast PSNP cache (hits/tries): 164115/301454 Fast CSNP cache (hits/tries): 41828/43302 Fast CSNP cache updates: 2750 LSP checksum errors received: 0 LSP Dropped: 1441 SNP Dropped: 1958 UPD Max Queue size: 2431 Average transmit times and rate: Hello: 0 s, 987947 ns, 4/s CSNP: 0 s, 1452987 ns, 0/s PSNP: 0 s, 1331690 ns, 0/s LSP: 0 s, 1530018 ns, 1/s Average process times and rate: Hello: 0 s, 874584 ns, 41/s CSNP: 0 s, 917925 ns, 29/s PSNP: 0 s, 1405458 ns, 0/s LSP: 0 s, 4352850 ns, 0/s Level-1: LSPs sourced (new/refresh): 3376/2754 Level-1::LSPs sourced (new/refresh)SPF calculations : 3376/2754520 ISPF calculations IPv4 Unicast: 0SPF calculations Next Hop Calculations : 5200ISPF calculations Partial Route Calculations : 0 NextIPFRR R-hop Calculations SPF calculations : 0 Partial Route Calculations IPFRR Parallel calculations: 0 IPv6 Unicast SPF calculations : 527 ISPF calculations : 0 Next Hop Calculations : 13 Partial Route Calculations : 1 Level-2: LSPs sourced (new/refresh): 4255/3332 IPv4 Unicast SPF calculations : 432 ISPF calculations : 0 Next Hop Calculations : 8 LSPs sourced (new/refresh)Partial Route Calculations: 4255/33320LSPs sourced (new/refresh)IPFRR R-SPF calculations : 4255/33320 IPFRR Parallel calculations: 0 IPv4 IPv6 Unicast SPF calculations : 432444 ISPF calculations : 0 Next-hop Next Hop Calculations : 882 Partial Route Calculations : 01 Interface GigabitEthernet0/1/0/1.1: Level-1 Hellos (sent/rcvd): 22398/25633 Level-1 DR Elections : 66 Level-1 LSPs (sent/rcvd) : 246/7077 Level-1 CSNPs (sent/rcvd) : 0/33269 Level-1 PSNPs (sent/rcvd) : 22/0 Level-1 LSP Flooding Duplicates : 25129 Level-2 Hellos (sent/rcvd): 22393/67043 Level-2 DR Elections : 55 Level-2 LSPs (sent/rcvd) : 265/437 Level-2 CSNPs (sent/rcvd) : 0/86750 Level-2 PSNPs (sent/rcvd) : 0/0 Level-2 LSP Flooding Duplicates : 78690
フィールド |
説明 |
---|---|
Fast PSNP cache (hits/tries) |
ルックアップが成功した回数(hits)と、ルックアップの試行回数(tries)。同じ LSP を複数回受信した場合の時間と処理能力を節約するために、IS-IS は受信 LSP をルックアップし、最近受信したかどうかを確認します。 |
Fast CSNP cache (hits/tries): |
ルックアップが成功した回数(hits)と、ルックアップの試行回数(tries)。CSNP の構築時間を短縮するため、IS-IS は CSNP のキャッシュを保持しており、インターフェイス上で送信する前に、このキャッシュ内の CSNP をルックアップします。 |
Fast CSNP cache updates: |
最後に統計情報をクリアしてから CSNP キャッシュが更新された回数。キャッシュは、データベースに対して LSP を追加または削除すると更新されます。 |
LSP checksum errors received: |
LSP で受信した内部チェックサム エラーの数。 |
IIH (LSP/SNP) dropped: |
ドロップされた hello、LSP、SNP メッセージの数。 |
IIH (UPD) Max Queue size: |
キューに格納された最大パケット数。 |
Average transmit times and rate: |
pdu タイプを送信するために要した時間のすべてのインターフェイスでの平均と、それに対応する pdu タイプの送信速度。 |
Average process times and rate: |
受信 pdu タイプを処理するために要した時間のすべてのインターフェイスでの平均と、それに対応する pdu タイプの受信速度。 |
LSPs sourced (new/refresh): |
この IS-IS インスタンスが作成または更新した LSP の数。これらの LSP の詳細を検索するには、show isis lsp-log コマンドを使用します。 |
SPF calculations: |
Shortest Path First(SPF)計算の回数。SPF 計算が実行されるのは、トポロジが変更されたときだけです。外部ルートが変更された場合は実行されません。SPF 計算を実行する間隔は、spf-interval コマンドを使用して設定します。 |
iSPF calculations: |
incremental shortest path first(iSPF)計算の数。iSPF 計算は、ISPF が isis アドレス ファミリ コンフィギュレーション サブモードで設定されている場合にのみ実行されます。 |
Partial Route Calculations: |
部分的なルート計算(PRC)の回数。PRC はプロセッサを大量に消費します。そのため、特に低速なネットワーキング デバイスでは、特に PRC の実行頻度を制限することをお勧めします。PRC の間隔を長くすることで、ルータ上のプロセッサ負荷が減りますが、コンバージェンスの速度が遅くなる可能性があります。PRC 計算を実行する間隔は、spf-interval コマンドを使用して設定します。 |
Level-(1/2) (LSPs/CSNPs/PSNPs/Hellos) (sent/rcvd): |
このインターフェイス上で送受信された、LSP、Complete Sequence Number Packet(CSNP)、Partial Sequence Number Packet(PSNP)、および hello パケットの数。 |
PTP Hellos (sent/rcvd): |
送受信されたポイントツーポイント(PTP)hello。 |
LSP Retransmissions: |
ポイントツーポイント インターフェイス上での各 IS-IS LSP 上の再伝送の合計数。LSP 再伝送間隔は、retransmit-throttle-interval コマンドを使用して設定できます。 |
Level-(1.2) DRElections: |
実行された指定中間システム選出の合計数。これらの数は、レベルごとに保持されます。 |
LSP Flooding Duplicates: |
ネイバーへのフラッディングからフィルタ処理された重複 LSP の数。同じネイバーへのパラレル インターフェイスの場合、IS-IS は同じ LSP のコピーを他のインターフェイス上で送信しないようにすることで、フラッディングを最適化します。 |
すべてのエリアの接続された Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルータの一覧を表示するには、 XR EXEC モード で show isis topology コマンドを使用します。
show isis [ instance instance-id ] [ [ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | [ topology { all | topo-name } ] | safi-all ] ] | summary | level { 1 | 2 } [ systemid system-id ] [detail]
instanceinstance-id |
(任意)指定された IS-IS インスタンスに限り IS-IS トポロジを表示します。 |
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
afi-all |
(任意)すべてのアドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
topologytopo-name |
(任意)トポロジ テーブル情報およびトポロジ テーブル名を指定します。 |
safi-all |
(任意)すべてのセカンダリ アドレス プレフィックスを指定します。 |
summary |
(任意)IS-IS トポロジの簡潔な一覧を表示します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS リンクステート トポロジを個別に表示します。 |
systemidsystem-id |
(任意)指定されたルータに限り情報を表示します。 |
detail |
(任意)IS-IS トポロジの詳細情報を表示します。 |
インスタンス ID を指定しない場合、すべての IS-IS インスタンスに対し、すべてのエリアの接続されたルータの一覧を表示します。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show isis topology コマンドは、すべてのエリアのすべてのルータの存在とその間の接続を確認するために使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show isis topology コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis topology
IS-IS isp paths to (Level-1) routers
System Id Metric Next-hop Interface SNPA
ensoft-5 10 ensoft-5 PO0/4/0/1 *PtoP*
ensoft-5 10 ensoft-5 Gi0/5/0/0 0003.6cff.0680
ensoft-11 --
IS-IS isp paths to (Level-2) routers
System Id Metric Next-hop Interface SNPA
ensoft-5 10 ensoft-5 PO0/4/0/1 *PtoP*
ensoft-5 10 ensoft-5 Gi0/5/0/0 0003.6cff.0680
ensoft-11 --
フィールド |
説明 |
---|---|
System ID |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
Metric |
リンクに割り当てられ、ネットワーク内のリンクを使用する各ルータから他の宛先へのコストを計算するために使用されるメトリック。範囲は 1 ~ 16777214 です。ナロー メトリックの場合、デフォルトは 1 ~ 63、ワイド メトリックの場合、デフォルトは 1 ~ 16777214 です。ユーザがメトリックを指定していない場合は、内部的に 0 が設定されます。 |
Next-hop |
ネクストホップのアドレス。 |
Interface |
ネイバーに到達するために使用されるインターフェイス。 |
SNPA |
ネイバーのデータ リンク アドレス(サブネットワーク接続点 [SNPA] とも呼ばれます)。 |
次に、show isis topology コマンドで summary キーワードを指定した場合の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show isis topology summary
IS-IS 10 IS Topology Summary IPv4 Unicast
L1 L2
Reach UnReach Total Reach UnReach Total
------- ------- ------- ------- ------- -------
Router nodes: 1 1 2 1 1 2
Pseudo nodes: 0 0 0 0 0 0
Total nodes: 1 1 2 1 1 2
フィールド |
説明 |
---|---|
L1/L2 |
ルータの IS-IS レベル。 |
Reach |
到達可能なルータ ノードまたは pseudonode の数。 |
UnReach |
到達不能なルータ ノードまたは pseudonode の数。 |
Total |
到達可能なノードと到達不能なノードの合計数。 |
指定したアドレス ファミリにしたがって複数のプロトコル show コマンドをグループ化するには、 XR EXEC モード で show protocols コマンドを使用します。
show protocols [ afi-all | ipv4 | ipv6 ] [ all | protocol ]
afi-all |
(任意)すべてのアドレス ファミリを指定します。 |
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IPv6 アドレス ファミリを指定します。 |
all |
(任意)指定されたアドレス ファミリのすべてのプロトコルを指定します。 |
protocol |
(任意)ルーティング プロトコルを指定します。IPv4 アドレス ファミリの場合、オプションは次のとおりです。 IPv6 アドレス ファミリの場合、オプションは次のとおりです。 |
アドレス ファミリを指定しない場合のデフォルトは IPv4 です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IS-IS インスタンスで IPv6 がイネーブルの場合、インスタンスは show protocols ipv6 コマンドの出力に表示されます。show protocols ipv4 コマンドの出力では、IPv4 IS-IS インスタンスが表示されます。
show protocols コマンドを ipv6 または ipv4 キーワードとともに使用すると、IS-IS インスタンスだけでなく、その特定のアドレス ファミリ内のすべてのルーティング インスタンスが表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
rib |
読み取り |
次に、show protocols コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show protocols ipv4
IS-IS Router: uut
System Id: 0000.0000.12a8
IS Levels: level-1-2
Manual area address(es):
49.1515.1515
Routing for area address(es):
49.1515.1515
Non-stop forwarding: Disabled
Most recent startup mode: Cold Restart
Topologies supported by IS-IS:
IPv4 Unicast
Level-1
Metric style (generate/accept): Narrow/Narrow
ISPF status: Disabled
Level-2
Metric style (generate/accept): Narrow/Narrow
ISPF status: Disabled
Redistributing:
static
Distance: 115
IPv6 Unicast
Level-1
ISPF status: Disabled
Level-2
ISPF status: Disabled
No protocols redistributed
Distance: 45
Interfaces supported by IS-IS:
GigabitEthernet 0/6/0/0 is running actively (active in configuration)
フィールド |
説明 |
---|---|
System ID |
システムのダイナミック ホスト名。ホスト名は hostname コマンドを使用して指定されます。ダイナミック ホスト名が不明であるか、hostname dynamic disable コマンドが実行されている場合、6 オクテット システム ID が使用されます。 |
IS Levels |
ルータの IS-IS レベル。 |
Manual area address(es) |
発信元ルータで手動で設定されているエリア アドレス。 |
Routing for area address(es) |
このルータによって提供されるルーティングのエリア アドレス。 |
Non-stop forwarding |
NSF のステータスと名前。 |
Most recent startup mode |
最後に起動を行ったモード。 |
Topologies supported by IS-IS |
IS-IS が設定されているアドレスおよびサブアドレス ファミリ。 |
Metric style |
IS-IS が受け付けるタイプ、長さ、値(TLV)オブジェクト。この値を設定するには、コマンド metric-style narrow、metric-style transition、および metric-style wide を参照してください。 |
ISPF status |
この IS-IS インスタンスの iSPF 設定の状態。次の 4 つの状態があります。 |
Redistributing |
IS-IS は、IP スタティック ルートをレベル 1 またはレベル 2 に再配布するように設定されています。redistribute コマンドは、再配布を設定するために使用します。 |
Distance |
アドミニストレーティブ ディスタンス。 |
Interfaces supported by IS-IS |
現在 IS-IS でサポートされているインターフェイスとその状態。運用ステータスと設定ステータスの両方が表示されます。 |
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis uut RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# no address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# commit RP/0/RP0/CPU0:router# show protocols ipv4
特定のインターフェイス上で Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルをディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。IS-IS プロトコルを再びイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown
no shutdown
IS-IS プロトコルはイネーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、tenGigE インターフェイス 0/1/0/1 上で IS-IS プロトコルをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# shutdown
IP Version 6(IPv6)が設定されている場合に IP Version 4(IPv4)のリンク トポロジを設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで single-topology コマンドを使用します。single-topology コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
single-topology
no single-topology
IPv4 および IPv6 用の独立したトポロジが単一のエリアまたはドメインで実行されているマルチトポロジ モードで実行します。
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IPv6 の Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)が IPv4 ネットワーク プロトコルとともにインターフェイスに設定されるようにするには、single-topology コマンドを使用します。すべてのインターフェイスは同一のネットワーク プロトコル セットで構成されている必要があります。また、IS-IS エリア(レベル 1 ルーティング用)またはドメイン(レベル 2 ルーティング用)のすべてのルータは、すべてのインターフェイスで同一のネットワーク層プロトコル セットをサポートする必要があります。
IPv6 のシングルトポロジ サポートが使用されている場合、古いスタイルのタイプ、長さ、値(TLV)オブジェクトが使用され、IPv4(設定されている場合)および IPv6 ルートの計算に単一の Shortest Path First(SPF)個別レベルが使用されます。1 つの SPF が使用されるため、IPv4 IS-IS と IPv6 IS-IS の両方のルーティング プロトコルでネットワーク トポロジを共有する必要があります。
IPv4 および IPv6 でリンク情報が共有されるようにするには、アドレス ファミリに single-topology コマンドを設定する必要があります。シングルトポロジの IPv6 モードでは、設定されたメトリックは IPv4 と IPv6 の両方で常に同じです。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IPv6 のシングル トポロジ モードをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# net 49.0000.0000.0001.00 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv6 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# single-topology
IS-IS で使用可能な簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)サーバ通知(トラップ)をイネーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モード で snmp-server trapsisis コマンドを使用します。使用できるすべての SNMP 通知をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server traps isis { all | traps set }
no snmp-server traps isis { all | traps set }
all |
すべての IS-IS SNMP サーバ トラップを指定します。 |
traps set |
トラップ名のセットを指定します。 |
SNMP サーバのトラップ通知はディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IS-IS に使用できるすべての SNMP サーバ トラップをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# snmp-server traps isis? adjacency-change isisAdjacencyChange all Enable all IS-IS traps area-mismatch isisAreaMismatch attempt-to-exceed-max-sequence isisAttemptToExceedMaxSequence authentication-failure isisAuthenticationFailure authentication-type-failure isisAuthenticationTypeFailure corrupted-lsp-detected isisCorruptedLSPDetected database-overload isisDatabaseOverload id-len-mismatch isisIDLenMismatch lsp-error-detected isisLSPErrorDetected lsp-too-large-to-propagate isisLSPTooLargeToPropagate manual-address-drops isisManualAddressDrops max-area-addresses-mismatch isisMaxAreaAddressesMismatch orig-lsp-buff-size-mismatch isisOrigLSPBuffSizeMismatch own-lsp-purge isisOwnLSPPurge protocols-supported-mismatch isisProtocolsSupportedMismatch rejected-adjacency isisRejectedAdjacency sequence-number-skip isisSequenceNumberSkip version-skew isisVersionSkew RP/0/RP0/CPU0:router(config)#snmp-server traps isis all
次に、area-mismatch lsp-error-detected トラップをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# snmp-server traps isis area-mismatch lsp-error-detected
Shortest Path First(SPF)計算の IS-IS スロットリングをカスタマイズするには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで spf-interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spf-interval [ initial-wait initial | secondary-wait secondary | maximum-wait maximum ] . .. [ level { 1 | 2 } ]
no spf-interval [ [ initial-wait initial | secondary-wait secondary | maximum-wait maximum ] . .. ] [ level { 1 | 2 } ]
initial-waitinitial |
トポロジ変更後の初期 SPF 計算遅延(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 120000 です。 |
secondary-waitsecondary |
1 回目の SPF 計算と 2 回目の SPF 計算の間のホールドタイム(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 120000 です。 |
maximum-waitmaximum |
2 つの 連続した SPF 計算の間の最小時間(ミリ秒単位)。範囲は 0 ~ 120000 です。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 とレベル 2 の SPF 間隔設定を独立してイネーブルにします。 |
initial-waitinitial:50 ミリ秒
secondary-waitsecondary:200 ミリ秒
maximum-waitmaximum:5000 ミリ秒
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
SPF 計算が実行されるのは、トポロジが変更されたときだけです。外部ルートが変更された場合は実行されません。
spf-interval コマンドは、SPF 計算を実行する頻度を制御するために使用します。SPF 計算はプロセッサを大量に消費します。そのため、特にエリアが広くトポロジが頻繁に変わる場合に、この計算を実行する頻度を制限することが有効です。SPF の間隔を長くすることで、ルータのプロセッサ負荷が減りますが、コンバージェンスの速度が遅くなる可能性があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、初期 SPF 計算遅延を 10 ミリ秒に設定し、2 回の連続する SPF 計算の最大間隔を 5000 ミリ秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# spf-interval initial-wait 10 maximum-wait 5000
RIB 更新シーケンスをカスタマイズするために、IS-IS プレフィックスにプライオリティを割り当てるには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで spf prefix-priority コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spf prefix-priority [ level { 1 | 2 } ] { critical | high | medium } { access-list-name | tag tag }
no spf prefix-priority [ level { 1 | 2 } ] { critical | high | medium } [ access-list-name | tag tag ]
level {1 | 2} |
(任意)プライオリティのレベル 1 およびレベル 2 への個別の割り当てをイネーブルにします。 |
critical |
critical プライオリティを割り当てます。 |
high |
high プライオリティを割り当てます。 |
medium |
medium プライオリティを割り当てます。 |
access-list-name |
アクセス リストの名前。 |
tagtag |
プライオリティを示すタグを指定します。tag 引数の範囲は、1 ~ 4294967295 です。 |
デフォルトでは、長さが 32 の IPv4 プレフィックスおよび長さが 128 の IPv6 プレフィックスにはプライオリティ medium が割り当てられます。それ以外のプレフィックスには low プライオリティが割り当てられます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
spf prefix-priority コマンドは、SPF 実行後の RIB に対するプレフィックスの更新シーケンスを変更するために使用します。IS-IS は、次のプライオリティ順序にしたがって RIB にプレフィックスを導入します。
Critical > High > Medium > Low
spf prefix-priority コマンドは、最初の 3 つのプライオリティに対するプレフィックス リストをサポートしています。一致しないプレフィックスは、low プライオリティで更新されます。
spf prefix-priority が指定されている場合、IPv4 または IPv6 のそれぞれ長さが 32 または 128 のプレフィックスに medium のプライオリティを設定するというデフォルトの動作はディセーブルになります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、プレフィックスのプライオリティを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# ipv4 prefix-list isis-critical-acl RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# 10 permit 0.0.0.0/0 eq 32 ! RP/0/RP0/CPU0:router(config)# ipv4 prefix-list isis-med-acl RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# 10 permit 0.0.0.0/0 eq 29 ! RP/0/RP0/CPU0:router(config)# ipv4 prefix-list isis-high-acl RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)# 10 permit 0.0.0.0/0 eq 30 ! RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis ring RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# spf prefix-priority critical isis-critical-acl RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# spf prefix-priority high isis-high-acl RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# spf prefix-priority medium isis-med-acl
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルの集約アドレスを作成するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで summary-prefix コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
address |
ある範囲の IPv4 アドレスに対して指定されたサマリー アドレス。address 引数は、4 分割ドット付き 10 進表記である必要があります。 |
/prefix-length |
IPv4 または IPv6 プレフィックスの長さ。これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。10 進数値の前にスラッシュを付ける必要があります。 |
ipv6-prefix |
IPv6 プレフィックスの範囲に対して指定するサマリー プレフィックスです。ipv6-prefix 引数は、RFC 2373 に記載された形式にする必要があり、16 ビット値をコロンで区切った 16 進でアドレスを指定します。 |
level {1 | 2} |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 にルートを再配布し、設定されているアドレスとマスク値で集約します。 |
tagtag |
タグ値を設定します。値の範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
再配布されるすべてのルートは個別にアドバタイズされます。
レベルを指定しない場合、レベル 1 とレベル 2 の両方が設定されます。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
複数のアドレス グループを特定のレベルに集約できます。他のルーティング プロトコルから学習したルートも集約できます。サマリーをアドバタイズするために使用するメトリックは、より詳細なすべてのルートのうち最も小さいメトリックです。summary-prefix コマンドは、ルーティング テーブルのサイズを小さくするために使用します。
このコマンドは、リンクステート パケット(LSP)のサイズも小さくします。これにより、リンクステート データベースのサイズも小さくなります。また、要約アドバタイズメントは多数の個別のルートに依存するため、安定性を強化するのにも役立ちます。個別のルートの 1 つ以上がフラップしても、このフラップが原因で要約アドバタイズメントがフラップすることはありません。
サマリー アドレスを使用する場合の欠点は、他のルートには、個々の宛先すべてに最適なルーティング テーブルを計算するための情報が少なくなることです。
(注) |
IS-IS がサマリー プレフィックスをアドバタイズするとき、サマリー プレフィックスが IP ルーティング テーブルに自動的に挿入されますが、「廃棄」ルート エントリとしてラベル付けされます。ルーティング ループを防ぐために、エントリに一致するパケットはすべてドロップされます。IS-IS がサマリー プレフィックスのアドバタイズを停止すると、ルーティング テーブル エントリが削除されます。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、Open Shortest Path First(OSPF)ルートを IS-IS に再配布する例を示します。
次に、Open Shortest Path First(OSPF)ルートを IS-IS に再配布する例を示します。OSPF ルーティング テーブルで、IPv6 ルートは 3ffe:f000:0001:0000::/64、3ffe:f000:0002:0000::/64、3ffe:f000:0003:0000::/64 などに対して存在します。次に、3ffe:f000::/24 のみが IPv6 IS-IS レベル 2 にアドバタイズされる例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 ipv6 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# redistribute ospf ospfv3 2 level-2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# summary-prefix 10.10.10.10 3ffe:f000::/24 level-2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# summary-prefix 10.10.10.10 3ffe:f000::/24 tag
IS-IS インターフェイスが、システム リンクステート パケット(LSP)で接続されたプレフィックスをアドバタイズせずに、隣接の形成に参加できるようにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで suppressed コマンドを使用します。接続されたプレフィックスのアドバタイズをイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
suppressed
no suppressed
インターフェイスはアクティブです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
suppressed コマンドは、IS-IS が保持する必要のあるルートの数を減らし、障害が隔離された後のコンバージェンス時間を短縮するために使用します。ネットワーク全体でコマンドを使用することにより、効果が顕著になります。ドメイン内の他のルータは、影響のある接続されたプレフィックスにルートを導入しません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、接続されたプレフィックスの tenGigE インターフェイス 0/1/0/1 上でのアドバタイズをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# suppressed
IS-IS インターフェイスのプレフィックス付きのタグを関連付けてアドバタイズするには、インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで tag コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tag tag
no tag [tag]
tag |
インターフェイス タグ。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
デフォルトでは、タグの関連付けもアドバタイズも行われません。
インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、インターフェイス タグの関連付けとアドバタイズを行う例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# interface tenGigE 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# tag 234
マルチキャスト ルーティング テーブルを設定する際に、ドメイン内の 1 つのトポロジを区別するには、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)アドレス ファミリ コンフィギュレーション サブモードで topology-id コマンドを使用します。トポロジをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
topology-id isis-multicast-topology-id-number
no topology-id isis-multicast-topology-id-number
isis-multicast-topology-id-number |
特定の IS-IS マルチキャスト トポロジの ID 番号。範囲は 6 ~ 4095 です。 |
デフォルトでは、ルーティング テーブルに関連付けられたトポロジはありません。
IS-IS アドレス ファミリ設定
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IS-IS ルーティングのマルチキャスト ルーティング テーブルにおいて、トポロジを区別する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 multicast topology green RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)# topology-id 2666
IS-IS のバッファ サイズを設定するには、 XR コンフィギュレーション モード で trace コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
trace [ detailed | severe | standard ] max-trace-entries
no trace [ detailed | severe | standard ]
detailed | 詳細トレースのためのバッファ サイズを指定します。範囲は % ~ %です。 |
severe | 重大トレースのためのバッファ サイズを指定します。範囲は % ~ %です。 |
standard | 標準トレースのためのバッファ サイズを指定します。範囲は % ~ %です。 |
max-trace-entries | トレース エントリの最大数を設定します。範囲は 1 ~ 20000 です。 |
なし
ルータ IS-IS コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
isis | 読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)#trace sever 1200