この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、RCMD の設定および診断に使用するコマンドについて説明します。
RCMD の概念、設定タスクおよび例に関する詳細については、 『』『』『』『』『Routing Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』『』で「Implementing RCMD module」を参照してください。
ルート収束モニタリングを設定し、ルータ収束モニタリング/診断(rcmd)コンフィギュレーション モードを開始するには、 XR コンフィギュレーション モード で router-convergence コマンドを使用します。ルータ収束モニタリング コンフィギュレーションをすべて削除して rcmd モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
router-convergence [disable]
no router-convergence
disable | (任意)ルータ全体のルート収束のモニタリングをディセーブルにします。 |
RCMD はディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
次の例では、router-convergence コマンドを設定して rcmd コンフィギュレーション モードをイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#
IS-IS プロトコルのルート収束モニタリングをイネーブルにするには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで monitor-convergence コマンドを使用します。ルート収束モニタリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor-convergence
no monitor-convergence
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ルート収束モニタリングはディセーブルです。
アドレス ファミリ IPv4 ユニキャスト
アドレス ファミリ IPv6 ユニキャスト
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次の例では、IPv6 ユニキャスト SAFI の下で IS-IS のルート収束モニタリングを設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)#address-family ipv6 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)#monitor-convergence
OSPF ルート収束モニタリングをイネーブルにするには、ルータ OSPF コンフィギュレーション モードで monitor-convergence コマンドを使用します。OSPF ルート収束モニタリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor-convergence
no monitor-convergence
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
収束モニタはディセーブルです。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ospf |
読み取り、書き込み |
次の例では、OSPF プロセスのルート収束モニタリングをイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router ospf 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf)#monitor-convergence
指定されたノードの診断情報を収集するには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで collect-diagnostic コマンドを使用します。診断情報の収集をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
collect-diagnostics location
no collect-diagnostics location
location | ラインカードの場所を指定します。 |
診断情報の収集はディセーブルです。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
タスク ID | 動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
次の例では、ノード 0/3/CPU0 に対する RCMD 診断情報収集をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#collect-diagnostics 0/3/CPU0
イベント トレースを保存するイベント バッファ サイズ(単位はイベント数)を指定するには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで event-buffer-size コマンドを使用します。バッファ サイズのコンフィギュレーションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
event-buffer-size number
no event-buffer-size
number | イベント数を指定します。指定できる範囲は 100 ~ 500 です。 |
100 のイベント。
ルータ収束コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
event-buffer-size コンフィギュレーションは、ltrace バッファ サイズを制御します。ltrace は、設定されたイベント数まで保存されます。デフォルトは 100 のイベントで、ネットワークに予期されるチャーンに基づいて設定できます。イベント バッファの値は、すべての RP およびモニタリング対象 LC のメモリ使用量に影響を与えます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#event-buffer-size 500
RCMD サーバに保存されるイベントの最大数を設定するには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで max-events-stored コマンドを使用します。保存されるイベントの数を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
max-events-stored number
number | 保存されるイベントの最大数を指定します。指定できる範囲は 10 ~ 500 です。 |
100 のイベント。
ルータ収束コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
max-events-stored コンフィギュレーションは、RCMD サーバに保存されるイベントの数を制御します。この数に達すると、古いイベントが削除されます。デフォルトは 100 のイベントで、ネットワークに予期されるチャーンに基づいて設定できます。保存されるイベントの値は、RCMD サーバによるメモリ使用量に影響を与えます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#max-events-stored 500
ログを収集する間隔(分単位)を設定するには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで monitoring-interval コマンドを使用します。モニタリング間隔のコンフィギュレーションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitoring-interval minutes
no monitoring-interval minutes
minutes | ログを収集する間隔(分)を指定します。指定できる範囲は 5 ~ 120 分です。 |
モニタリング間隔は 15 分です。
ルータ収束コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
monitoring-interval タイマーは、RCMD サーバによる収束データの収集、処理、およびアーカイブ(任意)を制御します。
データ損失を防止するために、検出されたイベントの数が設定済みのサイジング パラメータを超えたときに間欠的処理をトリガーすることができます。ただし、このことは保証されません。このメカニズムはスロットリングされるからです。
ログを手動で収集するには、rcmd trigger-data-collect コマンドを使用します。syslog が生成されるのは、高いチャーンが検出されて収集メカニズムがスロットリングされるときです。これは、一部のイベントのデータが失われた可能性があることを示します。スロットリング メカニズムは、毎分 1 処理です。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#monitoring-interval 5
指定した場所でのルート収束のモニタリングをディセーブルにするには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで node disable コマンドを使用します。再び指定の場所でモニタリングするには、このコマンドの no 形式を使用します。
node node-id disable
no node node-id disable
node-id | RCMD モニタリングをディセーブルにするラインカードの場所を指定します。指定されたノードでの RCMD モニタリングをディセーブルにします。このノードからのデータは、生成されるレポートには表示されません。特定の LC を入力することも、ワイルドカードを使用することもできます。 |
すべての LC の更新時間が収集され、報告されます。診断モードはすべての LC でディセーブルです。
ルータ収束コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
拡張性を高めるために、特定の LC またはラックでのモニタリングをディセーブルにします。LC の更新時間が、RCMD による測定対象のコア IGP/LDP 収束に影響を与えることがない場合に、その LC でのモニタリングをディセーブルにします。
モニタリングをイネーブルにした LC では、診断モードをイネーブルにすることができます(しきい値も指定)。EEM インフラを使用して、ルータからのデバッグ データ収集のためのスクリプトをトリガーできるようになります。診断モードを使用するのは、デバッグ目的に限定してください。通常の RCMD モニタリングと比較すると、CPU への負荷が高いためです。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#node 0/*/* disable
IS-IS プレフィックスの個々のプレフィックスのモニタリングを有効にするには、ルータ IS-IS モニタ収束コンフィギュレーション モードで prefix-list コマンドを使用します。個々のプレフィックス モニタリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
prefix-list prefix-list-name
no prefix-list prefix-list-name
prefix-list-name |
|
プレフィックス リストが設定されていない場合は、すべての IS-IS プレフィックスがモニタリング用にマークされます。
ルータ IS-IS モニタ収束
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
個々のプレフィックスのモニタリングをイネーブルにするには、最初に {ipv4 | ipv6} prefix-list コマンドを使用して、プレフィックスのリストを作成します。次に、prefix-list(monitor-convergence IS-IS)でこのプレフィックス リストを使用します。
タスク ID | 動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次に、IS-IS プレフィックス モニタリングをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#ipv4 prefix-list isis_monitor RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)#10 permit 35.0.0.0/8 eq 32 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)#commit RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)#exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router isis isp RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af)#monitor-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis-af-rcmd)#prefix-list isis_monitor
OSPF プレフィックスの個々のプレフィックスのモニタリングを有効にするには、ルータ OSPF モニタ収束コンフィギュレーション モードで prefix-list コマンドを使用します。個々のプレフィックス モニタリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
prefix-list prefix-list-name
no prefix-list prefix-list-name
prefix-list-name |
|
プレフィックス リストが設定されていない場合は、すべての OSPF プレフィックスがモニタリング用にマークされます。
ルータ OSPF モニタ収束
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
個々のプレフィックスのモニタリングをイネーブルにするには、最初に {ipv4 | ipv6} prefix-list コマンドを使用して、プレフィックスのリストを作成します。次に、prefix-list(monitor-convergence OSPF)でこのプレフィックス リストを使用します。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ospf |
読み取り、書き込み |
次に、OSPF プレフィックス モニタリングをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#ipv4 prefix-list ospf_monitor RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)#10 permit 35.0.0.0/8 eq 32 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)#commit RP/0/RP0/CPU0:router(config-ipv4_pfx)#exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router ospf 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf)#monitor-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf-af-rcmd)#prefix-list ospf_monitor
low/high/critical/medium プライオリティの更新に関する RCMD レポーティング パラメータを設定するには、RCMD プロトコル コンフィギュレーション モードで priority コマンドを使用します。プライオリティの設定をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority { Critical | High | Low | Medium } [disable] [ leaf-network leaf-network-number ] [ threshold value ]
no priority { Critical | High | Low | Medium }
Critical | critical ルートのルート収束のモニタリングを設定します。 |
High | high プライオリティ ルートのルート収束のモニタリングを設定します。 |
Low | low プライオリティ ルートのルート収束のモニタリングを設定します。 |
Medium | medium プライオリティ ルートのルート収束のモニタリングを設定します。 |
disable | 指定したプライオリティのルート コンバージェンスのモニタリングをディセーブルにします。 |
leaf-network | リーフ ネットワークのルート収束のモニタリングを設定します。SPF の一部として追加または削除されたリーフ ネットワークを 100 個までリストします。 |
leaf-network-number | モニタされるリーフ ネットワークの最大数を指定します。指定できる範囲は 10 ~ 100 です。 |
threshold | 収束のしきい値をミリ秒単位で設定します。収束時間がこの設定値を超えた場合に、診断情報の収集がトリガーされます。 |
value | しきい値を指定します(ミリ秒単位)。指定できる範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
なし
ルータ収束プロトコル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
priority コマンドは、特定のプロトコルおよびプレフィックス プライオリティのデータを収集してしきい値を適用するために使用します。
拡張性が理由で、記録できるリーフ ネットワークは最大 100 個となっています。しきい値のデフォルト値はありません。この値は、実際のネットワークでの経験に基づいて決定する必要があります。しきい値の指定は、診断情報の収集をトリガーするために必要です。medium または low プライオリティのルートに対するモニタリングをディセーブルにすると、拡張性の向上に役立ちます。リーフ ネットワークについては具体的な順序は保証されず、変更されたプレフィックスのうち最初の N 個が記録されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#protocol OSPF RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-proto)#priority high RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#leaf-network 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#threshold 1
どのプロトコルに対して RCMD パラメータを設定するかを指定するには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで protocol コマンドを使用します。そのプロトコルを RCMD から削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
protocol { ISIS | OSPF }
no protocol { ISIS | OSPF }
ISIS | RCMD 内の OSPF プロトコルに関連するパラメータを設定します |
OSPF | RCMD 内の IS-IS プロトコルに関連するパラメータを設定します |
なし
ルータ収束コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
RCMD のモニタリングは、特定の OSPF または ISIS プロトコル インスタンスに対してイネーブルにする必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#protocol OSPF RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-proto)#priority high RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#leaf-network 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#threshold 1
個々の IS-IS プレフィックス イベントの詳細を表示するには、 XR EXEC モード で show rcmd isis event prefix コマンドを使用します。
show rcmd isis isis-instance event prefix [ event-number | prefix | after event_number | last event_number | priority { critical | high | low | medium } | threshold-exceeded ] [detail] [xml]
isis-instance | IS-IS インスタンスの名前を指定します。 |
event-number | (任意)実行する特定のイベントの数を指定します。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
prefix | (任意)プレフィックス付きのイベントを指定します。ip-address/length 形式でプレフィックスを指定します。 |
after | (任意)特定のイベント番号後のイベントを指定します。 |
last | (任意)イベントの最後の番号を指定します。指定できる値の範囲は 1 ~ 500 です。 |
priority |
|
threshold-exceeded | (任意)しきい値を超えているイベントを指定します。 |
detail | (任意)詳細な出力データを提供します。 |
xml | (任意)XML 形式で出力を提供します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show rcmd isis event prefix コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#show rcmd isis isp event prefix
show rcmd ospf ospf-instance event prefix [ event_number | prefix | after event_number | last event_number | priority { critical | high | low | medium } | threshold-exceeded ] [detail] [xml]
ospf-instance | OSPF インスタンスの名前を指定します。 |
event-number | (任意)実行する特定のイベントの数を指定します。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
prefix | (任意)プレフィックス付きのイベントを指定します。ip-address/length 形式でプレフィックスを指定します。 |
after | (任意)特定のイベント番号後のイベントを指定します。 |
last | (任意)イベントの最後の番号を指定します。指定できる値の範囲は 1 ~ 500 です。 |
priority |
|
threshold-exceeded | (任意)しきい値を超えているイベントを指定します。 |
detail | (任意)詳細な出力データを提供します。 |
xml | (任意)XML 形式で出力を提供します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ospf |
読み取り、書き込み |
次に、show rcmd ospf event prefix コマンドの出力例を示します。
OSPF process: 1 Event: 1 Prefix: 255.255.255.255/32 Cost: 10 Priority: High SPF Event No: 0 Route-Type: Intra Change-Type: Add Nexthop: tenGigE-2/0/0/1 Neighbor: 2.2.2.2 Change-Type: Add tenGigE-2/0/0/2 Neighbor: 1.1.1.1 Change-Type: Delete Start time: Jan 1 05:32:22.118 Timeline: IP Route Program Time: Min: 40(0/2/CPU0) Max: 66(0/1/CPU0) MPLS Label Program Time: Min: 173(0/1/CPU0) Max: 197(0/3/CPU0) Details: RIBv4-Enter 6 <offset from Start time> RIBv4-Exit 12 RIBv4-Redist 8 LDP Enter 10 LDP Exit 16 LSD Enter 27 LSD Exit 42 LC Details(IP Path): S 0/1/CPU0 66 F 0/2/CPU0 40 0/3/CPU0 56 LC Details(MPLS Path): F 0/1/CPU0 173 0/2/CPU0 174 S 0/3/CPU0 197
OSPF Shortest Path First イベントのルート収束モニタリングおよび診断の情報を表示するには、 XR EXEC モード で show rcmd ospf event spf コマンドを使用します。
show rcmd ospf ospf-instance event spf [ spf-run | after | last | no-route-change | pending | route-change | threshold-exceeded ] [detail] [xml]
ospf-instance | OSPF インスタンス番号を指定します。 |
spf-run | (任意)実行する特定の OSPF SPF を指定します。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
after | (任意)特定の数のイベント後のイベントを指定します。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
last | (任意)最後の「N」イベントを指定します。「N」の範囲は 1 ~ 500 です。 |
no-route-change | (任意)ルート変更が発生しないイベントに関する情報を表示します。 |
pending | (任意)後処理のために保留中のイベントを表示します。 |
route-change | (任意)ルート変更があるイベントを表示します。 |
threshold-exceed | (任意)しきい値を超えていることを表示します。 |
detail | (任意)SPF イベントに関する詳細情報を表示します。 |
xml | (任意)XML 形式で情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
次に、show rcmd ospf event spf コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#show rcmd ospf 1 event spf last 1 detail
Event Status:
^ no route change # threshold exceeded ~ incomplete data * collection pending
OSPF process: 1
SPF run: 16
Trigger: Apr 10 23:07:01.614 Start: 0 Duration: 2
Dijkstra Statistics: Runs: 1 LSA changes: 0
IA/Ext Statistics: Runs: 4 LSA processed: 36
Timeline Summary:
Priority: Critical
Route Count: Added: 18 Deleted: 0 Modified: 0
FRR Coverage: Routes: 9/9(100%) Paths: 18/18(100%)
IP Route Program Time: Min: 9(0/2/CPU0) Max: 11(0/3/CPU0)
MPLS Label Program Time: Min: 18(0/1/CPU0) Max: 22(0/3/CPU0)
Priority: High
Route Count: Added: 18 Deleted: 0 Modified: 0
FRR Coverage: Routes: 9/9(100%) Paths: 18/18(100%)
IP Route Program Time: Min: 11(0/1/CPU0) Max: 12(0/2/CPU0)
MPLS Label Program Time: Min: 21(0/2/CPU0) Max: 25(0/3/CPU0)
Priority: Medium
Route Count: Added: 18 Deleted: 0 Modified: 0
FRR Coverage: Routes: 9/9(100%) Paths: 18/18(100%)
IP Route Program Time: Min: 12(0/3/CPU0) Max: 15(0/2/CPU0)
MPLS Label Program Time: Min: 22(0/2/CPU0) Max: 26(0/3/CPU0)
Priority: Low
Route Count: Added: 21 Deleted: 0 Modified: 0
FRR Coverage: Routes: 10/10(100%) Paths: 21/21(100%)
IP Route Program Time: Min: 14(0/1/CPU0) Max: 19(0/3/CPU0)
MPLS Label Program Time: Min: 28(0/1/CPU0) Max: 33(0/2/CPU0)
Dijkstra Info:
Area: 0.0.0.0 Run: 9
Trigger: Apr 10 23:07:01.562 Wait: 0 Start: 52 Duration: 0
しきい値を超えたときに収集される拡張ルーティング診断情報の保存場所を指定するには、ルータ収束コンフィギュレーション モードで storage-location コマンドを使用します。ルーティング診断情報を特定の場所に保存することをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
storage-location [ diagnostics directory-path | diagnostics-size maximum-directory-size | reports directory-path | reports-size maximum-directory-size ]
no storage-location
diagnostics | 診断レポートを保存するための絶対ディレクトリ パスを指定します。 |
directory-path | 診断レポートを保存するための絶対ディレクトリのパスを指定します。 |
diagnostics-size | 診断ディレクトリの最大サイズを指定します。 |
maximum-directory-size | 診断ディレクトリのサイズを指定します。範囲は 5 ~ 80% です。 |
reports | レポートを保存するための絶対ディレクトリ パスを指定します。 |
directory-path | レポートを保存するための絶対ディレクトリのパスを指定します。 |
reports-size | レポート ディレクトリの最大サイズを指定します。範囲は 5 ~ 80% です。 |
デフォルトの保存場所はありません。メカニズムはディセーブルです。
ルータ収束コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
保存場所は、ローカル ディスクまたはリモート tftp 領域です。
RCMD サーバには、定期的にレポートを保管用に XML 形式でアーカイブする機能があります。このメカニズムがイネーブルになるのは、アーカイブの場所が設定されたときです。診断モードで収集されるデバッグ データは、設定された診断場所にダンプされます(設定されていない場合は破棄されます)。ローカル ディスクを使用するときは、ディスク領域の何パーセントを使用するかを指定できます。RCMD サーバは、この制限に達すると古いレポートを削除します。アーカイブ(特に、ローカル ディスクでのアーカイブ)は、CPU を大量に使用します。リモート XML サーバを使用して定期的にレポートをルータから収集し、サーバのローカル ストレージにアーカイブしてください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
rcmd |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd)#storage-location RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-store)#diagnostics /harddisk:/rcmd_logs RP/0/RP0/CPU0:router(config-rcmd-store)#reports tftp://202.153.144.25/auto/tftp-chanvija-blr/rcmd/dump/reports
外部(タイプ 3/5/7)LSA プレフィックス モニタリングの追跡を有効にするには、ルータ OSPF モニタ収束コンフィギュレーション モードで track-external-routes コマンドを使用します。外部 LSA プレフィックス モニタリングの追跡を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
track-external-routes
no track-external-routes
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ルート OSPF モニタ収束
外部 LSA プレフィックス モニタリングは無効です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ospf |
読み取り、書き込み |
次に、外部 LSA プレフィックス モニタリングの追跡をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router ospf 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf)#monitor-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf-af-rcmd)#track-external-routes
サマリー(エリア間)ルート プレフィックス モニタリングの追跡を有効にするには、ルータ OSPF モニタ収束コンフィギュレーション モードで track-summary-routes コマンドを使用します。サマリー ルータ プレフィックス モニタリングの追跡を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
track-summary-routes
no track-summary-routes
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ルータ OSPF モニタ収束
サマリー ルート プレフィックス モニタリングは無効です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ospf |
読み取り、書き込み |
次に、サマリー ルート プレフィックス モニタリングの追跡をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router ospf 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf)#monitor-convergence RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf-af-rcmd)#track-summary-routes