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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco NCS 5000 シリーズ ルータで Cisco IOS XR ソフトウェアを使用している場合に、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の設定やモニタに使用するコマンドについて説明します。このモジュールのコマンドでは、IP Version 4(IPv4)、IP Version 6(IPv6)、バーチャル プライベート ネットワーク バージョン 4(VPNv4)ルーティング セッションを設定することができます。
(注) |
現在、デフォルトの VRF のみがサポートされています。VPNv4、VPNv6、および VPN ルーティング/転送(VRF)アドレス ファミリは、今後のリリースでサポートされます。 |
自身を起点とする VPN ルートに ACCEPT_OWN コミュニティ属性が含まれる場合の処理をイネーブルにするには、ネイバー VPNv4 または VPNv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで、accept-own コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用するか、このコマンドとともに inheritance-disable キーワードを使用します。
accept-own [inheritance-disable]
no accept-own
inheritance-disable | 自身を起点とする VPN ルートに ACCEPT_OWN コミュニティ属性が含まれる場合の処理をディセーブルにします。親コンフィギュレーションから Accept Own が継承されなくなります。 |
ディセーブル
ネイバー アドレス ファミリ VPNv4
ネイバー アドレス ファミリ VPNv6
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、accept-own コミュニティの処理をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#accept-own
バックアップ パスをフォワーディング テーブルにインストールし、PE-CE リンク障害の場合にプレフィックス独立コンバージェンス(PIC)を提供するには、適切なアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで additional-paths install backup コマンドを使用します。バックアップ パスがインストールされないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。プレフィックス独立コンバージェンスをディセーブルにするには、disable キーワードを使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
additional-paths install backup [ disable ]
no additional-paths install backup
disable |
フォワーディング テーブルへのバックアップ パスのインストールをディセーブルにします。 |
なし
VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VPNv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VPNv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、VPNv4 アドレス ファミリ モードでフォワーディング テーブルへのバックアップ パスのインストールをイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#additional-paths install backup
有効なピアとの間で 1 つのプレフィックスに対して複数のパスを受信する機能を設定するには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで additional-paths receive コマンドを、使用します。受信機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。特定の VRF アドレス ファミリに属するすべてのネイバーに対して追加パス受信機能をディセーブルにするには、disable オプションを使用します。
additional-paths receive [disable]
no additional-paths receive
disable |
|
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
なし
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
additional-paths receive コマンドは、追加パス受信機能のネゴシエートを、指定したアドレス ファミリに対して許可するときに使用します。additional-paths receive コマンドを設定すると、指定したアドレス ファミリのすべての内部 BGP ネイバーに対して受信機能が自動的にイネーブルになります。このコマンドが設定されていないか、明示的にディセーブルにされた場合は、どのネイバーも、そのアドレス ファミリについては受信機能のネゴシエーションを許可されません。
受信機能をイネーブルにした後は、コンフィギュレーションを有効にするためにセッションをリセットする必要があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、VPNv4 ユニキャスト アドレス ファミリの下で追加パス受信機能をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:routerconfig)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# additional-paths receive
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#vrf vrf1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)#additional-paths receive disable
additional-paths selection { route-policy route-policy-name | disable }
no additional-paths selection route-policy route-policy-name
route-policyroute-policy-name | 追加パス選択に使用するルート ポリシーの名前を指定します。 |
disable | 特定の VRF アドレス ファミリに対する追加パス選択をディセーブルにします。 |
なし
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
一部またはすべてのプレフィックスに対して追加パス選択モードを設定するには、ルート ポリシーを指定して additional-paths selection コマンドを使用します。
additional-path selection コマンドを適切なルート ポリシーとともに使用すると、バックアップ パスを計算したり、プレフィックス独立コンバージェンス(PIC)機能をイネーブルにすることができます。PIC 機能の詳細については、『 BGP Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』の「BGP Prefix Independent Convergence Unipath Primary/Backup」の項を参照してください。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、追加パスの選択をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# additional-paths selection route-policy ap1
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#vrf vrf1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)#additional-paths selection disable
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#vrf vrf2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)#additional-paths selection route-policy ap2
有効なピアとの間で 1 つのプレフィックスに対して複数のパスを送信する機能を設定するには、additional-paths send コマンドを、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで使用します。送信機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
additional-paths send [disable]
no additional-paths send
disable |
|
なし
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
additional-paths send コマンドは、追加パス送信機能のネゴシエートを、指定したアドレス ファミリに対して許可するときに使用します。additional-paths send コマンドを設定すると、指定したアドレス ファミリのすべての内部 BGP ネイバーに対して送信機能が自動的にイネーブルになります。このコマンドが設定されていないか、明示的にディセーブルにされた場合は、どのネイバーも、そのアドレス ファミリについては送信機能のネゴシエーションを許可されません。
送信機能をイネーブルにした後は、コンフィギュレーションを有効にするためにセッションをリセットする必要があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、VPNv4 4 ユニキャスト アドレス ファミリの下で追加パス送信機能をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:routerconfig)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# additional-paths send
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#vrf vrf1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)#additional-paths send disable
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の設定時に、さまざまなアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始するには、適切なコンフィギュレーション モードで address-family コマンドを使用します。アドレス ファミリのサポートをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
address-family { ipv4 { unicast } | ipv6 { unicast } }
no address-family
ipv4 unicast |
IP Version 4(IPv4)ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
IP Version 6(IPv6)ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
アドレス ファミリを BGP でアクティブにするには、このアドレス ファミリをルータ コンフィギュレーション モードで明示的に設定する必要があります。同様に、アドレス ファミリは、そのアドレス ファミリのために確立される BGP セッションのネイバーで設定する必要があります。アドレス ファミリをネイバーで設定できるようにするには、このアドレス ファミリをルータ コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。
ルータ コンフィギュレーション
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
address-family コマンドは、BGP ルーティング セッションの設定時にさまざまなアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始するために使用します。ルータ コンフィギュレーション モードで address-family コマンドを入力すると、アドレス ファミリがイネーブルになり、グローバル アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードが開始します。
ネイバーの IPv4 ラベル付きユニキャスト アドレス ファミリをネイバー コンフィギュレーション モードで設定する前に、IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリをルータ コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。
ネイバーの IPv4 ラベル付きユニキャスト アドレス ファミリをネイバー コンフィギュレーション モードで設定する前に、IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリをルータ コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。ネイバーの IPv6 ラベル付きユニキャスト アドレス ファミリをネイバー コンフィギュレーション モードで設定する前に、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリをルータ コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。
アドレス ファミリ |
ルータ サブモードでのサポート |
ネイバー サブモードでのサポート |
注 |
---|---|---|---|
ipv4 unicast |
yes |
yes |
— |
ipv6 unicast |
yes |
yes |
— |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ルータを IPv4 アドレス ファミリのグローバル アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードに切り替える方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 12 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 tunnel RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#
次の例は、ルータをグローバル アドレス ファミリ リンクステート コンフィギュレーション モードに切り替える方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family link-state link-state RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#
次の例は、リンクステート情報を BGP ネイバーと交換する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family link-state link-state RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 flowspec RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#
ローカルに選択された最適パスが内部ピアからのパスである場合に、最適外部パスを iBGP ピアとルート リフレクタ ピアにアドバタイズするには、適切なアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで advertise best-external コマンドを使用します。最適外部パスがアドバタイズされないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。最適外部パスのアドバタイズをディセーブルにするには、disable キーワードを使用します。
advertise best-external [disable]
no advertise best-external
disable |
VRF の最適外部コンフィギュレーションをディセーブルにします。 |
なし
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、最適外部パス VPNv4 ユニキャスト アドレス ファミリ モードのアドバタイズをイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# advertise best-external
固定パスをアドバタイズする必要があるピアを特定するには、ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで advertise permanent-network コマンドを使用します。固定パスがアドバタイズされないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。他の最適パスを使用できる場合でも、固定パスは常に、advertise permanent-network が設定されているピアにアドバタイズされます。固定パスは、固定パスを受信するように設定されていないピアにはアドバタイズされません。
固定パスは、デフォルトの仮想ルーティングおよび転送(VRF)で IPv4 ユニキャストおよび IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリのプレフィックスだけをサポートします。
advertise permanent-network
no advertise permanent-network
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ネイバー アドレスファミリ コンフィギュレーション.
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、固定パスのアドバタイズ方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.1.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 4713 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# advertise permanent-network
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング アップデートの最小送信間隔を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで advertisement-interval コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから advertisement-interval コマンドを削除し、システムの間隔をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
advertisement-interval seconds
no advertisement-interval [seconds]
seconds |
BGP ルーティング アップデートの最小送信間隔(単位は秒)。範囲は 0 ~ 600 です。 |
デフォルトの最小間隔:
内部 BGP(iBGP)ピアに対しては 0 秒
外部 BGP(eBGP)ピアに対しては 30 秒
カスタマー エッジ(CE)ピアに対しては 0 秒
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドで、ネイバー グループ、またはセッション グループが設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP ルーティング アップデートの最小間隔を 10 秒に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 5 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.1.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# advertisement-interval 10
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのアドレス ファミリ グループを作成して、アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション モードに入るには、 XR コンフィギュレーション モードで af-group コマンドを使用します。アドレス ファミリ グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
af-group af-group-name address-family
no af-group
af-group-name |
アドレス ファミリ グループの名前。 |
address-family |
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ipv4 unicast |
IP Version 4(IPv4)ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
IP Version 6(IPv6)ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
BGP アドレス ファミリ グループは設定されていません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
af-group コマンドは、アドレス ファミリ固有のネイバー コマンドを IPv4 または IPv6 アドレス ファミリ内でグループ化するために使用します。アドレス ファミリ コンフィギュレーションを持つネイバーは、アドレス ファミリ グループを使用できます。さらに、ネイバーは、アドレス ファミリ グループ全体のコンフィギュレーション パラメータを継承します。
異なるアドレス ファミリに同じ名前を持つ 2 つのアドレス ファミリ グループを定義できません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、アドレス ファミリ グループ group1 を作成し、IPv4 ユニキャストのためにアドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション モードに切り替える方法を示しています。group1 に next-hop-self 機能が含まれています。これは、アドレス ファミリ group1 を使用するネイバーにより継承されます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# next-hop-self
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング テーブル内に集約エントリを作成するには、適切なコンフィギュレーション モードで aggregate-address コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから aggregate-address コマンドを削除し、システムをデフォルト状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
aggregate-address address/mask-length [as-set] [as-confed-set] [summary-only] [route-policy route-policy-name ]
no aggregate-address
address |
集約アドレス。 |
/mask-length |
集約アドレス マスクの長さ。 |
as-set |
(任意)関与するパスから、自律システム セット パス情報、およびコミュニティ情報を生成します。 |
as-confed-set |
(任意)関与するパスから、自律システム コンフェデレーション セット パス情報を生成します。 |
summary-only |
(任意)アップデートからのすべてのより具体的なルートをフィルタ処理します。 |
route-policyroute-policy-name |
(任意)集約ルートの属性を設定するために使用されるルート ポリシーの名前を指定します。 |
このコマンドを指定しなかった場合、BGP ルーティング テーブルには集約エントリは作成されません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP に集約ルーティングを実装するには、network コマンドまたは aggregate-address コマンドを使用して、集約ルートを BGP に再配布します。
オプションの引数を指定せずに aggregate-address コマンドを使用すると、指定範囲内にさらに具体的な BGP ルートがある場合は、BGP ルーティング テーブルに集約エントリが作成されます。集約ルートは自律システムからの着信であるとアドバタイズされ、情報が失われている可能性があることを示すようにアトミック集約属性が設定されています(as-set キーワードを指定しない場合は、アトミック集約属性がデフォルトで設定されます)。
as-set キーワードによって作成される集約エントリでは、このキーワードを指定しない場合にコマンドが従うルールと同じルールが使用されます。しかし、このルートに対してアドバタイズされたパスは、集約中のすべてのパスに含まれるすべての自律システムのセット AS_SET です。
このルートは、集約されたルート変更に関する自律システム パス到達可能性情報として、継続的に取り消したりアップデートする必要があるため、多くのパスを集約する場合はこの形式で aggregate-address コマンドを使用しないでください。
as-confed-set キーワードを使用すると、集約対象のパス内のコンフェデレーション セグメントから、この集約の自律システム パス内に AS_CONFED_SET が作成されます。このキーワードが効果を持つのは、as-set キーワードも指定した場合だけです。
summary-only キーワードを使用すると、集約エントリ(例:10.0.0.0/8)が作成されますが、すべてのネイバーに対するより具体的なルートのアドバタイズが抑制されます。特定のネイバーに対するアドバタイズだけを抑制する必要がある場合は、ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで route-policy(BGP)コマンドを慎重に使用します。より具体的なルートがリークした場合、すべての BGP スピーカー(ローカル ルータ)は、生成されたより具体的でない集約を(最長一致ルーティングを使用して)ルートします。
集約エントリのルーティング ポリシーを指定するには、route-policy キーワードを使用します。route-policy キーワードは、どの具体情報に基づいて集約エントリを作成し、どの具体情報を抑制するかを選択するために使用します。また、集約エントリの属性を修正するために、このキーワードを使用することもできます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、集約アドレスの作成方法を示しています。このルートにアドバタイズされたパスは、集約されるすべてのパスに含まれるすべての要素で構成された自律システム セットです。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# aggregate-address 10.0.0.0/8 as-set
eBGP ネイバーごとの Accumulated interior Gateway Protocol(AiGP)属性の送受信をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで aigp を使用します。この機能をディセーブルにするには、disable キーワードを使用するか、このコマンドの no 形式を使用します。
aigp [ disable ]
no aigp
disable | AiGP 属性の送受信をディセーブルにします。 |
eBGP ネイバーについては、AiGP 属性の送受信はディセーブルです
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp | 読み取り、書き込み |
次の例では、ネイバー アドレス ファミリ(IPv4 ユニキャスト)の下で AiGP 送受信機能をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# aigp
コスト コミュニティの Accumulated Interior Gateway Protocol(AiGP)値を送信するには、適切なコンフィギュレーション モードで aigp send-cost-community コマンドを使用します。コスト コミュニティの AiGP 値の送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式または disable キーワードを使用します。
aigp send-cost-community { cost-id | disable } poi { igp-cost | pre-bestpath } [ transitive ]
no aigp send-cost-community
cost-comm-id | コスト コミュニティ ID を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 255 です。 |
poi | 最良パス計算の挿入のポイント。 |
igp-cost | コスト コミュニティがネクスト ホップへの iGP 距離の後に使用されるように設定します。 |
pre-bestpath | 最良パス計算の最初の手順としてコスト コミュニティを設定します。 |
transitive | (任意)過渡的なコスト コミュニティをイネーブルにします |
disable | コスト コミュニティの AiGP 値の送信をディセーブルにします。 |
コスト コミュニティの AiGP 値の送信はディセーブルです
ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
コスト コミュニティ挿入ポイントは、最良パスの前または iGP コストの後として設定できます。transitive キーワードは、iBGP セッションには必須ではありません。ただし、eBGP セッションでは、AiGP メトリックをコスト コミュニティに変換して eBGP ネイバーにアドバタイズするために、transitive キーワードが必要です。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp | 読み取り、書き込み |
次の例では、ネイバー アドレス ファミリ(IPv4 ユニキャスト)の下でコスト コミュニティ ID 254 の AiGP 値の送信をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# aigp send-cost-community 254
ラベル付きまたは VPN ルーティングおよび転送(VRF)IPv6 ユニキャスト セッション用に設定された隣接ルータに BGP ルータから BGP ルートのラベルを送信できるようにするために、特定の IPv4 ユニキャストまたは IPv6 ユニキャストまたは VPN ルーティングおよび転送(VRF)IPv4 ユニキャスト ルートに対してマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベルを割り当てるには、適切なコンフィギュレーション モードで allocate-label コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
allocate-label { route-policy route-policy-name | all }
no allocate-label { route-policy route-policy-name | all }
all |
すべてのプレフィックスに対してラベルを割り当てます |
route-policyroute-policy-name |
ルート ポリシーを使用して、ラベル割り当てのプレフィックスを選択します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP をトリガーして、(ルート ポリシーに指定されているとおりに)すべての(またはフィルタされた)グローバル IPv4 ルート セットにラベルを割り当てるには、ルート ポリシーを指定して allocate-label コマンドを使用します。このコマンドを使用すると、IPv4 ユニキャスト セッションというラベルの付いた自律システム ボーダー ルータ(ASBR)は、レイヤ 3 バーチャル プライベート ネットワーク(L3VPN)inter-AS 展開内の他の自律システム(AS)への IPv4 ルートを示すマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベルを交換できるようになります。
(注) |
ルート ポリシーが pass-all ポリシーである場合、allocate-label all コマンドは、機能的には allocate-label route-policyroute-policy-name コマンドと同等です。 |
allocate-label コマンドを L3VPN inter-AS 展開およびキャリアサポートキャリア IPv4 BGP ラベル配布に使用する方法については、『MPLS Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、IPv4 ルートに対するラベルの割り当てをイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# allocate-label route-policy policy_A
AS パスにおけるプロバイダー エッジ(PE)自律システム番号(ASN)の出現を指定した回数だけ許可するには、適切なコンフィギュレーション モードで allowas-in コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
allowas-in [as-occurrence-number]
no allowas-in [as-occurrence-number]
as-occurrence-number |
(任意)PE ASN が許可される回数を指定します。範囲は 1 ~ 10 です。 |
デフォルトの動作または値はありません。
アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ハブ & スポーク VPN ネットワークは、ハブ カスタマー エッジ(CE)を通じて、ハブ PE へのルーティング情報のループ バックを必要とします。ハブ アンド スポーク VPN ネットワークの詳細については、『MPLS Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。PE ASN の存在に加えて、このループ バックが原因で、ループ バックされた情報がハブ PE により破棄されます。
allowas-in コマンドは、AS パスのネイバー自律システム番号(ASN)を PE ASN に置き換えることによって、ループ バックされた情報がドロップされないようにします。これにより、VPN カスタマーは AS パスで PE ASN を指定された回数、発生させることができます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、PE ASN を 5 回発生させる方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group_1 address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# allowas-in 5
ルータの自律システム番号(ASN)の表記を asdot 形式に設定するには、 XR コンフィギュレーション モードで as-format コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
as-format asdot
no
asdot |
自律システム番号(ASN)の表記を asdot 形式に設定します。 |
as-format コマンドが設定されていない場合のデフォルト値は asplain です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、ASN の表記を asdot 形式に設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# as-format asdot
サイトの自律システム番号(ASN)をプロバイダーの ASN で上書きするように、プロバイダー エッジ(PE)ルータを設定するには、as-override コマンドを使用します。このコマンドは、VRF と VRF 以外のどちらのネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードでも動作します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
as-override [inheritance-disable]
no as-override [inheritance-disable]
inheritance-disable |
(任意)as-override コマンドが親グループから継承されないようにします。 |
ASN の自動上書きはディセーブルにされています。
VRF と VRF 以外のネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
as-override コマンドは Site-of-Origin(SoO)機能と連携して、ルートの起点であるサイトを特定し、VPN 内のルータ間でのルーティング ループを防止します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ASN 上書きの設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# vrf vrf_A RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)# neighbor 192.168.70.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# remote-as 10 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# as-override
アウトバウンド アップデートに対する AS PATH ループ チェックをディセーブルにするには、適切なアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで as-path-loopcheck out disable コマンドを使用します。デフォルトの AS PATH ループ チェックを再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
as-path-loopcheck out disable
no as-path-loopcheck out disable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
アウトバウンド アップデートの AS PATH ループ チェックは、アップデート グループ内にネイバーが 1 つだけ存在する場合はイネーブルになり、複数のネイバーが存在する場合はディセーブルになります。
IPv4 アドレス ファミリ
IPv6 アドレス ファミリ
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
as-path-loopcheck out disable コマンドを設定すると、PE ルータのデフォルト動作がディセーブルになります。つまり、BGP ルートに含まれている AS 番号が受信側 CE ルータの AS 番号と一致した場合に CE ルータに BGP ルートを通知する動作がディセーブルになります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリで as-path-loopcheck out disable を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family ipv6 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#as-path-loopcheck out disable
属性フィルタ グループ コマンド モードを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで attribute-filter group コマンドを使用します。属性フィルタ グループ コマンド モードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
attribute-filter group group-name
no attribute-filter group group-name
group-name | 属性フィルタ グループの名前を指定します。 |
属性フィルタ グループ コマンド モードはディセーブルです。
ルータ コンフィギュレーション
ネイバー コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
attribute-filter group コマンドは、ネイバー コンフィギュレーション モードで、BGP ネイバーに対する特定の属性フィルタ グループを設定するときに使用します。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、属性フィルタ グループ コマンド モードを設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#attribute-filter group ag_discard_med RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-attrfg)#
次の例では、BGP ネイバーの属性フィルタ グループを設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.0.1.101 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#remote-as 6461 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#update in filtering RP/0/RP0/CPU0:router(config-nbr-upd-filter)#attribute-filter group ag_discard_med
ネイバーごとに Bidirectional Forwarding Detection(BFD)の multiplier と minimum-interval 引数を指定するには、ネイバー アドレス ファミリに依存しないコンフィギュレーション モードで bfd コマンドを使用します。システムのデフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
この機能拡張以前は、BFD は BGP のグローバル スコープ以外では設定できませんでした。この変更により、ネイバー アドレス ファミリに依存しないコンフィギュレーションで、2 つの新しいコマンドライン引数が使用できるようになりました。
bfd { multiplier | | minimum-interval } value
no bfd { multiplier | | minimum-interval } value
multipliervalue |
このネイバーに対する BFD セッションの乗数値を指定します。 |
minimum-intervalvalue |
このネイバーに対する BFD セッションの最小間隔値を指定します。 |
ネイバー パラメータごとのデフォルトは設定されていません。
ネイバー アドレス ファミリに依存しないコンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
bfd minimum-interval コマンドを使用して最小間隔を変更すると、最小間隔が変更されたコマンド モードにおいて影響を受ける BFD セッションのすべてが新しいパラメータによってがアップデートされます。
bfd multiplier コマンドを使用して乗数を変更した場合、新しいパラメータは、影響を受けるネイバーと関連する BFD セッションのアップデートにのみ使用されます。
前提として、ネイバー アドレス ファミリに依存しないコンフィギュレーションで BFD fast-detect がイネーブルになっているときに、ネイバーごとに値が設定されている場合は、常にその値から multiplier と minimum-interval の値が取得されます。それ以外の場合は、グローバル BGP コンフィギュレーション モードから取得されます。これが明示的に示されていない場合、これらの値にはデフォルト値が取得されます。また、bfd 引数はネイバー グループおよびセッショングループの下で設定可能で、継承では標準の BGP コンフィギュレーション方法が遵守されます。
したがって、bfd fast-detect をイネーブルにするケースは 4 種類あります。
下の表はこれをまとめたものです。この表で、BFD 値は multiplier または minimum-interval です。「ローカル」は NBR あたりの値であること、「グローバル」は BGP グローバル値であることを示します。
BFD 値(グローバル) |
BFD 値(ローカル) |
結果 |
---|---|---|
Yes |
Yes |
BFD 値(ローカル) |
Yes |
No |
BFD 値(グローバル) |
No |
Yes |
BFD 値(ローカル) |
No |
No |
BFD 値(デフォルト) |
内部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(iBGP)ピアによりアドバタイズされたプレフィックスの自律システム パスでループ チェックをイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp as-path-loopcheck コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp as-path-loopcheck
no bgp as-path-loopcheck
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
このコマンドを指定していない場合、ループ チェックは外部ピアに対してだけ実行されます。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ループ チェック iBGP ピアのために、自律システム パスを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp as-path-loopcheck
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)属性のダウンロードをイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp attribute-download コマンドを使用します。BGP 属性のダウンロードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp attribute-download
no bgp attribute-download
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
BGP 属性のダウンロードはイネーブルにされません。
IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
bgp attribute-download コマンドを使用して BGP 属性のダウンロードをイネーブルにすると、その時点で RIB に存在しない属性を持つすべてのルートが BGP によって再インストールされます。同様に、ユーザがこのコマンドの no 形式を使用して BGP 属性をディセーブルにした場合、BGP はヌル キーを使用して、以前にインストールしたルートを再インストールし、RIB からこの属性を削除します。
Netflow BGP データ エクスポート機能をイネーブルにするには、bgp attribute-download コマンドを使用します。属性のダウンロードがイネーブルにされている場合、BGP はプレフィックスの属性情報(community、extended community、および as-path)をルーティング情報ベース(RIB)および転送情報ベース(FIB)にダウンロードします。これにより、FIB はこのプレフィックスを属性と関連付け、関連する属性とともに Netflow 統計情報を送信できるようになります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP 属性のダウンロードがイネーブルにされる前および後の BGP ルート、および BGP ルータ 50 で BGP 属性ダウンロードをイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show route bgp B 100.0.1.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:37 B 100.0.2.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:37 B 100.0.3.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:37 B 100.0.4.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:37 B 100.0.5.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:37 RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 50 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# bgp attribute-download ! ! ! RP/0/RP0/CPU0:router# show route bgp B 100.0.1.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:01 Attribute ID 0x2 B 100.0.2.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:01 Attribute ID 0x2 B 100.0.3.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:01 Attribute ID 0x2 B 100.0.4.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:01 Attribute ID 0x2 B 100.0.5.0/24 [200/0] via 10.0.101.1, 00:00:01 Attribute ID 0x2
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ピアの設定済みルート ポリシーが修正された場合のピアの自動ソフト リセットをディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp auto-policy-soft-reset disable コマンドを使用します。BGP ピアの自動ソフト リセットを再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp auto-policy-soft-reset disable
no bgp auto-policy-soft-reset disable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ピアノ自動ソフト リセットはイネーブルにされています。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
インバウンド ポリシーが変更されている場合、必ずしもソフト リセットを実行できるとは限りません。ネイバーがルートのリフレッシュをサポートしておらず、このネイバーについて、ソフト再コンフィギュレーション インバウンドが設定されていない場合がこれに該当します。このような場合、手動によるハード リセットが必要であることを示すメッセージがシステム ログに記録されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP ピアに対して設定されているルート ポリシーが変更されているときに、これらのピアの自動ソフト リセットをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp auto-policy-soft-reset disable
優先パスの計算時に自律システム パスの長さを無視するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp bestpath as-path ignore コマンドを使用します。ソフトウェアをデフォルトの状態に戻して、優先パスの計算時に自律システム パスの長さが考慮されるようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp bestpath as-path ignore
no bgp bestpath as-path ignore
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
最良のパスが選択されたときに、自律システム パスの長さが使用されます(無視されません)。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ソフトウェアでの優先パスの選択時に、自律システム パスの長さが無視されるようにするには、bgp bestpath as-path ignore コマンドを使用します。最良のパスが選択されているときに、このコマンドを指定した場合、候補となる複数のパスの間での自律パスの長さの比較を除いて、通常の手順がすべて実行されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、最良のパスを選択するときに、自律システム パスの長さが無視されるようにソフトウェアを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65000 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp bestpath as-path ignore
最適パスの選択時に、外部 BGP(eBGP)ピアから受信した複数の同一ルートを比較し、ルータ ID が最も小さいルートを選択するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp bestpath compare-routerid コマンドを使用します。最適パスの選択時に eBGP ピアから受信した同一ルートの比較をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp bestpath compare-routerid
no bgp bestpath compare-routerid
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ルータ ID を除き、(BGP 選択アルゴリズムによれば)新しい最適パスが現在の最適パスと同じである場合は、ソフトウェアは新しい最適パスを選択しません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP 選択アルゴリズムの結果として等コストのパスが 2 つ存在する場合、bgp bestpath compare-routerid を使用すると、ソフトウェアによる最適パスの選択方法に影響します。ソフトウェアに、最も小さいルータ ID を持つパスを最適パスとして選択させるにはこのコマンドを使用します。このコマンドを使用しなかった場合、ルータ ID が一番小さいパスはどれであるかに関係なく、その時点での最適パスが引き続き使用されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、類似するパスのルータ ID を比較するために、自律システム 500 の BGP スピーカーを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 500 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp bestpath compare-routerid
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)を実行しているルータが最適パスの選択時にコスト コミュニティ属性を評価しないように設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp bestpath cost-community ignore コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp bestpath cost-community ignore
no bgp bestpath cost-community ignore
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
デフォルトでは、コスト コミュニティ属性が手動設定されるまで、このコマンドの動作はイネーブルになっています。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
bgp bestpath cost-community ignore コマンドを使用してコスト コミュニティ属性の評価をディセーブルにすると、BGP パスの選択に関連する問題を割り出して解決する上で役立ちます。また、このコマンドは、同時に大規模なネットワークにコスト コミュニティ フィルタリングを導入できるように、コスト コミュニティ属性評価のアクティベーションを遅らせるために使用することもできます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、最適パスの選択中に、コスト コミュニティ属性を評価しないようにルータを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 500 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp bestpath cost-community ignore
異なる自律システム内のネイバーからのパスに対して Multi Exit Discriminator(MED)を比較できるようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp bestpath med always コマンドを使用します。パスの比較において MED 属性が考慮されないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp bestpath med always
no bgp bestpath med always
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ソフトウェアは、異なる自律システムにあるネイバーから、パスの MED を比較しません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
MED は、多数のパスの選択肢の中から、最良のパスを選択するときに、ソフトウェアによる検討の対象となるパラメータの 1 つです。ソフトウェアは、最も小さい MED を持つパスを選択します。
デフォルトでは、最適パスの選択中、MED 比較は同じ自律システムからのパスの間でだけ行われます。このコマンドは、パスがどの自律システムから受信されたかに関係なく、パスの MED が比較されるように、ソフトウェアのデフォルトの動作を変更します。
bgp bestpath med always コマンドがイネーブルになっておらず、分散 BGP が設定されている場合、スピーカーは最適パスの計算を一部だけ実行し(最適パスの選択手順を MED 比較の直前まで実行)、そのパスを BGP Routing Information Base(bRIB)に送信します。bRIB は最終的な最適パスを計算します(最適パスの計算手順をすべて実行)。bgp bestpath med always コマンドがイネーブルになっており、分散 BGP が設定されている場合、スピーカーはすべての AS の MED を比較できるので、最適パスを 1 つだけ算出して bRIB に送信できます。bRIB は最終的な最適パスを計算する最終プロセスですが、bgp bestpath med always コマンドがイネーブルになっている場合、スピーカーは部分的に計算した複数の最適パスではなく、1 つの最適パスを送信できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、パスがどの自律システムから受信されたかに関係なく、パスの選択肢の間で MED を比較するために、自律システム 100 でボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)スピーカーを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp bestpath med always
コンフェデレーション ピアから学習した複数のパスの Multi Exit Discriminator(MED)を比較できるようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp bestpath med confed コマンドを使用します。パスの比較において、このソフトウェアで MED 属性が考慮されないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp bestpath med confed
no bgp bestpath med confed
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
このソフトウェアは、コンフェデレーション セグメントだけを含むパス、または末尾に AS_SET が続くコンフェデレーション セグメントを含むパスの MED を他のパスの MED と比較しません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、次のパスの MED は、その他のいかなるパスの MED とも比較されません。
bgp bestpath med confed コマンドを使用すると、BGP 最適パス アルゴリズムでの下記のパスの扱い方に影響します。
AS_SEQUENCE で始まるパスや、末尾に AS_SEQUENCE だけが続くコンフェデレーション セグメントで始まるパスの MED は、自律システム番号シーケンスで同じ先頭の自律システム番号(ネイバー自律システム番号)を共有するその他のパスの MED と比較されます。この動作は、bgp bestpath med confed コマンドによる影響は受けません。
例として、自律システム 65000、65001、65002、および 65004 はコンフェデレーションの一部ではあるが、自律システム 1 は一部ではないとします。また、あるルートについて、次のパスが存在するとします。
bgp bestpath med confed コマンドがイネーブルになっている場合は、ソフトウェアによって最適パスとしてパス 1 が選択されます。理由は次のとおりです。
MED はパス 3 とは比較されません。これは、パスに外部自律システム番号(つまり、AS_SEQUENCE)が含まれているからです。bgp bestpath med confed コマンドがイネーブルになっていない場合、MED はこれらのパスのいずれの間でも比較されません。したがって、このソフトウェアは最適パスとして、IGP メトリックが最も小さい パス 2 を選択します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次のコマンドは、コンフェデレーション ピアから学習したパスの MED 値を比較するために、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ソフトウェアをイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 210 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp bestpath med confed
パス内に Multi Exit Discriminator(MED)属性がない場合に値が無制限であると見なして、その MED 値を持たないパスを最も望ましくないパスとするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp bestpath med missing-as-worst コマンドを使用します。パスの比較において MED 属性が考慮されないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp bestpath med missing-as-worst
no bgp bestpath med missing-as-worst
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ソフトウェアは不明な MED に値 0 を割り当てます。これにより、この不明 MED 属性を持つパスが最良の MED であると見なされるようになります。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、パスを最も必要のないパスにするために、このパス内の不明 MED 属性の値は無限であると見なすように、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ソフトウェアに指示する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 210 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp bestpath med missing-as-worst
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルート リフレクタによるルート リフレクション クライアント間のルートのリフレクションをディセーブルにするには、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで bgp client-to-client reflection disable コマンドを使用します。client-to-client reflection を再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp client-to-client reflection [cluster-id cluster-id] disable
no bgp client-to-client reflection [cluster-id cluster-id] disable
cluster-idcluster-id |
(任意)クラスタ内ルート リフレクションをディセーブルにするクラスタ ID。最大 4 バイトです。クラスタ ID は、IP アドレス、または値として入力できます。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
client-to-client reflection はイネーブルにされています。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、ルート リフレクタのクライアントは完全メッシュ化されている必要はなく、クライアントからのルートは他のクライアントに反映されます。ただし、クライアントが完全にメッシュ化されている場合、ルート リフレクションは必要ありません。
デフォルトでは、ルート リフレクタのクライアントがすべて同じクラスタに属している場合は、完全メッシュ化は必要なく、あるクライアントからのルートは他のクライアントに反映されます。ただし、クライアントが完全にメッシュ化されている場合、ルート リフレクションは必要ありません。このコマンドでクラスタ ID が指定されていない場合は、すべてのクラスタでクラスタ内ルート リフレクションがディセーブルになります。
この例では、3 つのネイバーは完全にメッシュ化されているため、client-to-client reflection は無効化されています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp cluster-id 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# bgp client-to-client reflection cluster-id 2 disable RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor-group rrclients RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# remote-as 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# bgp cluster-id 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# route-reflector-client RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.253.21 use neighbor-group rrclients RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.253.22 use neighbor-group rrclients RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.253.23 use neighbor-group rrclients
この例では、3 つのネイバーは完全にメッシュ化されているため、client-to-client reflection は無効化されています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# bgp client-to-client reflection disable RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor-group rrclients RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# remote-as 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# route-reflector-client RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.253.21 use neighbor-group rrclients RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.253.22 use neighbor-group rrclients
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)クラスタに複数のルート リフレクタがある場合にクラスタ ID を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp cluster-id コマンドを使用します。クラスタ ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp cluster-id cluster-id
no bgp cluster-id [cluster-id]
cluster-id |
ルート リフレクタとして動作するこのルータのクラスタ ID。最大 4 バイト。クラスタ ID は、IP アドレス、または値として入力できます。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
クラスタ ID は設定されていません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルート リフレクタは、そのクライアントとあわせてクラスタを形成します。クライアントからなるクラスタには通常、ルート リフレクタが 1 つ存在します。このようなインスタンスでは、クラスタはソフトウェアにより、ルート リフレクタのルータ ID と認識されます。冗長性を上げ、ネットワークでのシングル ポイント障害を回避するために、クラスタが複数のリフレクタを持つ可能性もあります。この場合、このクラスタのルート リフレクタはすべて、同じ 4 バイトのクラスタ ID を使って設定する必要があります。これはルート リフレクタが、同じクラスタに属する別のルート リフレクタからのアップデートを認識できるようにするためです。
単一のルート リフレクタで複数のクラスタをサポートすることもできます。各クラスタは固有のクラスタ ID によって識別されます。bgp cluster-id コマンドで設定されたクラスタ ID はデフォルトとして使用されます。bgp cluster-id が設定されていない場合は、デフォルト VRF のルータ ID がデフォルト クラスタを指定します。1 つのネイバーは 1 つのクラスタだけに関連付けることが可能で、対応するクラスタ ID はネイバー コンフィギュレーション モードで設定されます。ネイバーに対してクラスタ ID が設定されておらず、そのネイバーがルート リフレクタ クライアントの場合は、ネイバーはデフォルトのクラスタに割り当てられます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ローカル ルータを、クラスタにサービスを提供するルート リフレクタの 1 つとして設定する方法を示しています。ネイバー 192.168.70.24 は、クラスタ ID 1 を持つデフォルトのクラスタに割り当てられます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp cluster-id 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.70.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# route-reflector-client
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コンフェデレーション ID を指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp confederation identifier コマンドを使用します。コンフェデレーション ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp confederation identifier as-number
no bgp confederation identifier [as-number]
as-number |
自律システム(AS)番号。初期状態では、内部的に複数の自律システムが含まれます。 |
コンフェデレーション ID は設定されていません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
内部 BGP(iBGP)メッシュを削減する方法の 1 つは、1 つの自律システムを複数の自律システムに分割し、これらを 1 つのコンフェデレーションにグループ化することです。それぞれの自律システムは、そのシステム自身内で完全にメッシュ化されていて、同じコンフェデレーションの別の自律システムとの接続を数個持ちます。異なる自律システムのピアは外部 BGP(eBGP)セッションを持ちますが、iBGP ピアであるかのようにルーティング情報を交換します。具体的には、このコンフェデレーションによりネクスト ホップおよびローカル プリファレンス情報が維持され、これにより、すべての自律システムに対して Interior Gateway Protocol(IGP)を 1 つ維持できるようになります。外部からは、このコンフェデレーションは単一の自律システムであるかのように見えます。
このコンフェデレーションに対して自律システム番号を指定するには、bgp confederation identifier コマンドを使用します。この自律システム番号は、コンフェデレーションの一部ではない自律システムの外部ピアを使って BGP セッションを確立するときに使用されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、コンフェデレーション ID 5 を使用して、1 つの自律システムを複数の自律システム、4001、4002、4003、4004、4005、4006、および 4007 に分割する方法を示しています。ネイバー 10.2.3.4 は、コンフェデレーション内のルータです。ネイバー 172.20.16.6 は、ルーティング ドメイン コンフェデレーションの外部にあります。外部からは、これらは 5 という番号を持つ 1 つの自律システムに見えます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 4001 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation identifier 5 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 4002 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 4003 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 4004 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 4005 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 4006 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 4007 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 4002 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# neighbor 172.20.16.6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 4009
コンフェデレーションに属する自律システムを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp confederation peers コマンドを使用します。コンフェデレーションから自律システムを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp confederation peers [as-number]
no bgp confederation peers [as-number]
as-number |
コンフェデレーションに属するボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ピアの自律システム(AS)番号。 |
コンフェデレーションに属する BGP ピアは識別されていません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドで指定された自律システムは、コンフェデレーションから内部的に確認できます。それぞれの自律システムは、そのシステム自身内で完全にメッシュ化されています。bgp confederation identifier コマンドは、この自律システムが属するコンフェデレーションを指定します。
複数の自律システムを指定するには、BGP コンフェデレーション ピア コンフィギュレーション モードに切り替えてから、各コマンド行に autonomous-system-number を 1 つずつ入力します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1090 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers 1093
次の例は、1 つのコンフェデレーションに属する自律システム、1095、1096、1097、および 1098 を表示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1095 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp confederation peers RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-confed-peers)# 1096 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-confed-peers)# 1097 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-confed-peers)# 1098
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルートのダンプニングをイネーブルにする、またはさまざまな BGP ルート ダンプニング係数を変更するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp dampening コマンドを使用します。ルート ダンプニングをディセーブルにし、デフォルト値をリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp dampening [ half-life [ reuse suppress max-suppress-time ] | route-policy route-policy-name ]
no bgp dampening [ half-life [ reuse suppress max-suppress-time ] | route-policy route-policy-name ]
half-life |
(任意)この時間の経過後にペナルティが減少します(分単位)。いったんルートにペナルティが割り当てられると、ペナルティは半減期(デフォルトでは 15 分)後に半分に減少します。ペナルティの軽減は 5 秒おきに行われます。ハーフライフ期間の範囲は 1 ~ 45 分です。 |
reuse |
(任意)フラッピング ルート ペナルティの値が減少し、reuse の値を下回った場合のルート再利用の値。これが起こった場合、ルートは抑制されません。ルートの抑制中止プロセスは、10 秒経過ごとに発生します。範囲は 1 ~ 20000 です。 |
suppress |
(任意)ペナルティの最大値。ルートのペナルティが指定された値を超えたときに、このルートを抑制します。これが起こった場合、ルートは抑制されます。範囲は 1 ~ 20000 です。 |
max-suppress-time |
(任意)ルートの最長抑制時間(分単位)。値の範囲は 1 ~ 255 です。half-life の値をデフォルトに設定できる場合、最大抑制時間はデフォルトの 60 分になります。 |
route-policyroute-policy-name |
(任意)ダンプニング パラメータの設定に使用されるルート ポリシーを指定します。 |
ルート ダンプニングはディセーブルです。
half-life:15 分
reuse:750
suppress:2000
max-suppress-time:half-life 値の 4 倍
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトのパラメータを使用して BGP ルート ダンプニングをイネーブルにするには、引数を付けずに bgp dampening コマンドを使用します。これらのパラメータを変更するには、コマンドラインを使用して設定するか、またはルーティング ポリシーで指定します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、half-life の値を 30 分、reuse の値を 1500、suppress の値を 10000、max-suppress-time を 120 分に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 50 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# bgp dampening 30 1500 10000 120
デフォルトのローカル プリファレンス値を変更するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp default local-preference コマンドを使用します。ローカル プリファレンスの値をデフォルトの 100 にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp default local-preference value
no bgp default local-preference [value]
value |
ローカル プリファレンス値。範囲は 0 ~ 4294967295 です。大きめの値が推奨されます。 |
値 100 でイネーブルにされています。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
通常、デフォルト値の 100 で、ローカル プリファレンス属性を持たないパスよりも推奨度がやや低いパスを簡単に定義することができます。このプリファレンスは、ローカル自律システムのネットワーキング デバイスすべてに送信されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 200 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp default local-preference 200
外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ピアから受信したルートの先頭の自律システム パス(AS パス)を、設定済みのリモート自律システムと強制的に同じにする機能をディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp enforce-first-as disable コマンドを使用します。eBGP ピアから受信したルートの先頭の AS パスを、リモート自律システムと強制的に同じにする機能を再度、イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp enforce-first-as disable
no bgp enforce-first-as disable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
デフォルトでは、eBGP ピアから受信したルートの先頭の自律システム(AS パスにある)は、設定済みのリモート自律システムと必ず同じでなければなりません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、このソフトウェアは、AS パスの初めに、そのネイバーについて設定された自律システムを持たない eBGP ネイバーから受信したすべてのアップデートを無視します。設定されている場合、このコマンドはルータの eBGP ピアすべてに適用されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例が示す設定では、AS パスの先頭 AS 番号が、ネイバーに対して設定された AS 番号と同じであることを保証するために、eBGP ネイバーから受信したアップデートの確認は行われません。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp enforce-first-as disable
直接隣接する外部ピアにアクセスするためのリンクがダウンしたときに、それらのピアのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)セッションが即座にリセットされないようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp fast-external-fallover disable を使用します。この機能をディセーブルにし、ピア間のリンクが失われたときに BGP セッションを即座にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp fast-external-fallover disable
no bgp fast-external-fallover disable
disable |
BGP 高速外部フェールオーバーをディセーブルにします。 |
直接隣接外部ピアへのアクセスに使用されているリンクがダウンした場合、これらのピアの BGP セッションがリセットされます。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、直接隣接外部ピアの BGP セッションは即座にリセットされます。これにより、BGP ピアの間のリンクがダウンしたときに、ネットワークを高速に復旧させることができます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP セッションの自動リセットをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp fast-external-fallover disable
グレースフル リスタートのサポートをイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp graceful-restart コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp graceful-restart
no bgp graceful-restart
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
グレースフル リスタートのサポートはイネーブルにされていません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルータでグレースフル リスタート機能をイネーブルにするには、bgp graceful-restart コマンドを使用します。また、隣接ルータにグレースフル リスタートをアドバタイズすることもできます。
(注) |
bgp graceful-restart purge-time、bgp graceful-restart restart-time、bgp graceful-restart stalepath-time、または bgp graceful-restart graceful-reset コマンドを使用する前に、オプションを指定せずに bgp graceful-restart コマンドを使用してグレースフルリスタートをイネーブルにする必要があります。 |
グレースフル リスタートがイネーブルになっている場合、セッションが確立されたときに、BGP グレースフル リスタート機能と、BGP OPEN メッセージ内のネイバーとの間でネゴシエートが行われます。ネイバーが、グレースフル リスタートのサポートもアドバタイズしている場合、このネイバー セッションに対して、グレースフル リスタートがアクティブ化されます。ネイバーが、グレースフル リスタートのサポートをアドバタイズしていない場合、グレースフル リスタートがローカルでイネーブルにされていたとしても、このネイバー セッションに対してグレースフル リスタートはアクティブ化されません。
一部の BGP セッションの確立後に bgp graceful-restart コマンドを入力する場合は、グレースフル リスタートを有効にするために、それらのセッションを再起動する必要があります。セッションを再起動するには、clear bgp コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、グレースフル リスタートをイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#bgp graceful-restart
設定変更により強制的にピアがリセットされたときに、グレースフル リスタートを呼び出すには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp graceful-restart graceful-reset コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp graceful-restart graceful-reset
no bgp graceful-restart graceful-reset
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
設定変更により、強制的にピアがリセットされない場合は、グレースフル リスタートは呼び出されません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
必ず、bgp graceful-restart コマンドを使用して BGP グレースフル リスタートをイネーブルにしてから、bgp graceful-restart graceful-reset コマンドを使用してグレースフル リセットをイネーブルにしてください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、グレースフル リセットをイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp graceful-restart graceful-reset
ローカル BGP プロセスが再起動されたときに、ルーティング情報ベース(RIB)から古いルートが破棄されるまでの最長時間を指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp graceful-restart purge-time コマンドを使用します。破棄タイマーの時間をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp graceful-restart purge-time seconds
no bgp graceful-restart purge-time seconds
seconds |
古いルートが破棄されるまでの最長時間。秒単位の時間。値の範囲は、0 ~ 6000 です。 |
seconds:600
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
必ず、bgp graceful-restart コマンドを使用して BGP グレースフル リスタートをイネーブルにしてから、bgp graceful-restart purge-time コマンドを使用して破棄時間を設定してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP 破棄時間を 800 秒に変更する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp graceful-restart purge-time 800
ユーザが予測したローカル BGP プロセスの最長再起動時間を指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp graceful-restart restart-time コマンドを使用します。この時間は、セッションの確立時にネイバーにアドバタイズされます。この再起動時間をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp graceful-restart restart-time seconds
no bgp graceful-restart restart-time seconds
seconds |
ネイバーにアドバタイズされる最長時間。秒単位の時間。範囲は 1 ~ 4095 です。 |
seconds:120
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
必ず、bgp graceful-restart コマンドを使用して BGP グレースフル リスタートをイネーブルにしてから、bgp graceful-restart restart-time コマンドを使用して再起動タイマーを設定してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP グレースフル リスタート時間を 400 秒に変更する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp graceful-restart restart-time 400
ネイバーの再起動後に End-of-RIB メッセージを待つ最長時間を指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp graceful-restart stalepath-time コマンドを使用します。stalepath タイマーの時間をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp graceful-restart stalepath-time seconds
no bgp graceful-restart stalepath-time seconds
seconds |
最長待機時間。秒単位の時間。範囲は 1 ~ 4095 です。 |
seconds:360
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
必ず、bgp graceful-restart コマンドを使用して BGP グレースフル リスタートをイネーブルにしてから、bgp graceful-restart stalepath-time コマンドを使用して stalepath 時間を設定してください。
ネイバーから End-of-RIB メッセージを受信する前に stalepath 時間が経過してしまった場合、ネイバーから学習したパスは、BGP ルーティング テーブルから破棄されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、stalepath 時間を 750 秒に変更する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp graceful-restart stalepath-time 750
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)バッチ インポート処理の遅延をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp import delay コマンドを使用します。バッチ インポート処理の遅延をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp import-delay seconds milliseconds
no bgp import-delay
seconds | バッチ インポート処理の遅延を秒単位で指定します。範囲は 0 ~ 10 秒です。 |
milliseconds | バッチ インポート処理の遅延をミリ秒単位で指定します。範囲は 0 ~ 999 秒です。 |
遅延は設定されません。
アドレス ファミリ VPNv4 ユニキャスト
アドレス ファミリ VPNv6 ユニキャスト
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、バッチ インポート処理の遅延を 2 秒 0 ミリ秒として設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#bgp import-delay 2 0
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)バッチ ラベル処理の遅延をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp label-delay コマンドを使用します。バッチ インポート処理の遅延をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp label-delay seconds milliseconds
no bgp label-delay
seconds | バッチ ラベル処理の遅延を秒単位で指定します。範囲は 0 ~ 10 秒です。 |
milliseconds | バッチ ラベル処理の遅延をミリ秒単位で指定します。範囲は 0 ~ 999 秒です。 |
遅延は設定されません。
アドレス ファミリ IPv4 ユニキャスト
アドレス ファミリ IPv6 ユニキャスト
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、バッチ インポート処理の遅延を 2 秒 0 ミリ秒として設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#bgp label-delay 2 0
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバー リセットのロギングをディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp log neighbor changes disable コマンドを使用します。BGP ネイバー リセットのロギングを再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp log neighbor changes disable
no bgp log neighbor changes disable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
BGP ネイバーの変更はログに記録されます。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP ネイバー ステータスの変化(アップまたはダウン)およびリセットのロギングは、ネットワークの接続の問題のトラブルシューティングや、ネットワークの安定性評価に使用されます。ネイバーの突然のリセットは、ネットワークのエラー率の高さや、パケット損失の多さを示している可能性があるため、必ず調査してください。
BGP ごとのアップデート デバッグをイネーブルにする場合などとは異なり、ステータスの変化に関するメッセージをロギングしても、パフォーマンスに大きい影響はありません。UNIX の syslog ファシリティがイネーブルの場合、メッセージは syslog デーモンが稼働する UNIX ホストに送信され、ディスクに格納、およびアーカイブされます。UNIX syslog ファシリティがイネーブルではない場合、ステータスの変化に関するメッセージは、ディスクではなく、ルータの内部バッファに保持されます。
bgp log neighbor changes disabled コマンドがディセーブルの場合は、最後に実行されたリセットの理由を除き、ネイバー ステータスの変化に関するメッセージは追跡されません。リセットの理由は、show bgp neighbors コマンドの出力としていつでも参照できます。
BGP ネイバーに対するアップ メッセージおよびダウン メッセージは、デフォルトでログに記録されます。BGP ネイバーの変化に関するロギングを停止するには、bgp log neighbor changes disable コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP に対するネイバーの変化がログに記録されないようにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65530 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp log neighbor changes disable
ルータで設定できるネイバーの最大数を制御するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp maximum neighbor コマンドを使用します。ネイバー数の上限(limit)をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp maximum neighbor limit
no maximum neighbor [limit]
limit |
ネイバーの最大数。範囲は 1 ~ 15000 です。 |
上限値のデフォルトは 4000 です
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーの上限を 1 より小さい、または 15000 より大きい値に設定しようとすると失敗します。同様に、現在、設定されているネイバーの数よりも少ない値を上限に設定しようとした場合も失敗に終わります。たとえば、3250 個のネイバーが設定されている場合に、limit を 3250 未満の値に設定することはできません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
書き込み |
次の例は、ネイバーの上限のデフォルト値を変更し、1200 に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 65530 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp maximum neighbor 1200
マルチパスの計算時に as-path 以降を無視するには、 XR コンフィギュレーション モードで bgp multipath as-path コマンドを使用します。
bgp multipath as-path ignore onwards
ignore |
マルチパスの選択において as-path 関連のチェックを無視します。 |
onwards |
マルチパスの選択において as-path 以降のすべてを無視します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、マルチパスの計算時に as-path を無視する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp multipath as-path ignore onwards
着信ソース、宛先 IP アドレス、またはアクション(リダイレクト、ドロップ、PBTS など)に基づいてパケットを照合し、特定の VRF にリダイレクトするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで bgp policy propagation input flow-tag コマンドを使用します。
bgp policy propagation input flow-tag { destination | source}
bgp policy propagation input flow-tag | 特定のインターフェイスへのフロータグ ポリシーの伝播をイネーブルにします。 |
destination | パケットは着信の宛先 IP アドレスに基づいて照合され、特定の VRF にリダイレクトされます。 |
source | パケットは着信の送信元 IP アドレスに基づいて照合され、特定の VRF にリダイレクトされます。 |
なし
ルータ コンフィギュレーション
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用して、指定したインターフェイスにフロータグを適用します。パケットは着信ソース、宛先 IP アドレス、またはアクション(リダイレクト、ドロップ、PBTS など)に基づいて照合され、特定の VRF にリダイレクトされます。
(注) |
インターフェイスで QPPB とフロータグ機能の両方を同時にイネーブルにすることはできません。 |
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp | 読み取り、書き込み |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)や Open Shortest Path First(OSPF)など、Interior Gateway Protocol(IGP)への内部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(iBGP)ルートの再配布を許可するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp redistribute-internal コマンドを使用します。IGP への iBGP ルートの再配布をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp redistribute-internal
no bgp redistribute-internal
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
デフォルトでは、iBGP ルートは IGP に再配布されません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
bgp redistribute-internal コマンドを使用するには、clear route * コマンドを発行して、すべての BGP ルートを IP ルーティング テーブルに再インストールする必要があります。
(注) |
IGP への iBGP ルートの再配布は、自律システム内にルーティング ループが作成される原因となる可能性があります。このコマンドの使用には注意が必要です。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp redistribute-internal RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router ospf area1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-router)# redistribute bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-router)# end RP/0/RP0/CPU0:router# clear route *
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)スピーキング ルータの固定ルータ ID を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp router-id コマンドを使用します。固定ルータ ID をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp router-id ip-address
no bgp router-id [ ip-address ]
ip-address |
ルータ ID として使用する IP Version 4(IPv4)アドレス。通常、これは、ルータに割り当てられた IPv4 アドレスです。 |
BGP でルータ ID が設定されていない場合、グローバル ルータ ID が設定されていて、使用可能であれば、BGP はこの ID を使用しようとします。それ以外の場合、ループバック インターフェイスで設定されている最大 IP アドレスが使用されます。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
bgp router-id コマンドを使用してルータ ID が設定されておらず、どのループバック インターフェイスにも IP アドレスが設定されておらず、グローバル ルータ ID も設定されていない場合、BGP ネイバーはダウンしたままになります。
ルータ ID の詳細については、『 BGP Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ルータ ID 192.168.70.24 を使用して、ローカル ルータを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#bgp router-id 192.168.70.24
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)スピーキング ネットワーキング デバイスのスキャン間隔を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp scan-time コマンドを使用します。スキャン間隔をデフォルトの値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp scan-time seconds
no bgp scan-time seconds
seconds |
BGP ルーティング情報のスキャン間隔(単位は秒)。範囲は 5 ~ 3600 秒です。 |
デフォルトのスキャン間隔は 60 秒です。
ルータ コンフィギュレーション
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
条件付きアドバタイズメント、ダイナミック MED 変更、定期的メンテナンスなど、スキャナ タスクの処理頻度を変更するには bgp scan-time コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、IPv4 ユニキャストのスキャン間隔を 20 秒に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 64500 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# bgp scan-time 20
次の例では、スキャン間隔を 20 秒に設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 64500 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# bgp scan-time 20
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)スピーキング ルータが最初のアップデートを送信するときの最大初期遅延を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp update-delay コマンドを使用します。初期遅延をデフォルトの値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp update-delay seconds [always]
nobgp update-delay [ seconds ] [ always ]
seconds |
最初のアップデートを送信するためのルータの遅延(単位は秒)。範囲は 0 ~ 3600 です。 |
always |
(任意)すべてのネイバーが初期アップデートの送信を完了していたとしても、ルータは常にアップデート遅延時間のあいだ、待機するように指定します。 |
120 秒
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
開始された BGP は、ネイバーがピアリング セッションを確立し、初期アップデートの送信を完了するまで、指定された期間、待機します。すべてのネイバーが初期アップデートを完了するか、またはアップデート遅延期間を満了した後で、各ルートについて最適パスが計算され、ピアに対するアドバタイズメントの送信が開始されます。これにより、コンバージェンス タイムが改善されます。ソフトウェアがルートを学習すると同時にアドバタイズした場合、それ以前に学習したパスよりも推奨されるパスを新たに学習するたびに、ルートを再アドバタイズしなければなりません。
最初のネイバーが確立されてから、ソフトウェアが最適パスの計算とアドバタイズメントの送信を開始するまでの最長時間を調整するには、bgp update-delay コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、最大初期遅延を 240 秒に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 64530 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# bgp update-delay 240
アップデート メッセージ キューの長さの上限を変更する、または非同期化をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで bgp write-limit コマンドを使用します。上下限をデフォルト値に戻す、または非同期化をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bgp write-limit group-limit global-limit [desynchronize]
no bgp write-limit [ group-limit global-limit ] [desynchronize]
group-limit |
アップデート グループ 1 つにつき、ソフトウェアによりキューに入れられるアップデート メッセージの数の制限値。範囲は 500 ~ 100000000 です。グループ制限値がグローバル制限値を上回ってはいけません。 |
global-limit |
ソフトウェアによりキューに入れられるアップデート メッセージの数のグローバルな制限値。範囲は 500 ~ 100000000 です。 |
desynchronize |
(任意)非同期化をイネーブルにします。 |
group-limit:50,000
global-limit:250,000
非同期化はオフです。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ピアのアップデート時にキューに格納されるメッセージの数に対して、アップデート グループごとの制限値とグローバル制限値の両方を設定するには、bgp write-limit コマンドを使用します。これらの制限値を大きくすると、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コンバージェンスがより早くなりますが、コンバージェンス中に使用されるメモリの量が増える可能性もあります。さらに、このコマンドを使用して、非同期化をイネーブルにすることもできます。アップデート グループ プロセスに含まれる 1 つ以上のネイバーのアップデートが、同じグループ内のその他のネイバーと比べて非常に遅い場合、非同期化により、メモリの使用量を減らし、最高速のネイバーに合わせてコンバージェンスの速度を上げることができます。ただし、非同期化をイネーブルにすることにより、全体的なコンバージェンス時間は大幅に低下します。これは特にルータで CPU が過度に使用されている場合に顕著です。したがって、非同期化をイネーブルにすることはお勧めできません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、アップグレード グループ単位の制限値に 9,000 メッセージ、グローバル制限値に 27,000 メッセージを指定して、BGP を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65000 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#bgp write-limit 9000 27000
ネイバーに対するボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)モニタリング プロトコル(BMP)のロギングをイネーブルにするには、ネイバー コンフィギュレーション モードで bmp-activate server コマンドを使用します。BMP ロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bmp-activate server server-id
serverserver-id |
server-id 変数で指定された BMP サーバによるモニタリングをイネーブルにします。異なるサーバ ID を持つ同じネイバーで複数の bmp-activate コマンドを設定すると、複数の BMP サーバによるモニタリングをイネーブルにできます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ネイバー コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、IP アドレスが 1.1.1.1 のネイバーで BMP をアクティブにする方法を示しています。ネイバーはサーバ ID が 4 の BMP サーバによってモニタされます。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 1.1.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# bmp-activate server 4
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)モニタリング プロトコル(BMP)サーバを設定して、BMP サーバ コンフィギュレーション モードを開始するには、 XR コンフィギュレーション モードで bmp server コマンドを使用します。特定の BMP サーバの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bmp server server-id
server-id |
BMP サーバ ID を指定します。サーバ ID の範囲は 1 ~ 8 です。 |
||
description LINE |
BMP サーバの説明を指定します。最大 250 文字の英数字を指定できます。 |
||
dscp |
IP DiffServ コード ポイント(DSCP)を設定します。 DSCP 値は 0 ~ 63 の数字、または次のいずれかのキーワードを指定できます。default、ef、af11、af12、af13、af21、af22、af23、af31、af32、af33、af41、af42、af43、cs1、cs2、cs3、cs4、cs5、cs6、cs7。 |
||
host host-name |
BMP サーバのホスト名を指定します。 BMP サーバのホスト名は、IP アドレス形式(IPv4 の場合は標準のドット付き 10 進表記、IPv6 の場合はコロン付き 16 進表記)で指定するか、ルータによって IP アドレスに解決できる文字列名を指定できます。 |
||
initial-delay delay-time |
最初の接続要求を BMP サーバに送信するまでの遅延を秒単位で設定します。設定可能な遅延は 1 ~ 3600 秒です。デフォルト値は 7 秒です。 |
||
initial-refresh {delay | skip} |
BMP 対応ネイバーに対してルート リフレッシュ要求を開始するまでの遅延。 ルータから BMP 対応ネイバーに送信されるリフレッシュ要求を処理するには、initial refresh オプションを設定します。 ルータから BMP 対応ネイバーに最初のリフレッシュ要求が送信されるまでの遅延を秒単位で設定します。遅延の有効範囲は 1 ~ 3600 秒、デフォルトは 1 秒です。デフォルトでは、リフレッシュ要求はスキップされません。 BMP 対応ネイバーへのリフレッシュ要求の送信をスキップするようにルータを設定します。 |
||
precedence |
IP ヘッダーに優先順位値を設定します。precedence 値には 0 ~ 7 の数値、または次のキーワードのいずれかを指定できます。 critical:パケットの優先レベルを critical(5)に設定します。 flash:パケットの優先レベルを flash(3)に設定します。 flash-override:パケットの優先レベルを flash override(4)に設定します。 immediate:パケットの優先レベルを immediate(2)に設定します。 internet:パケットの優先レベルを internetwork control(6)に設定します。 network:パケットの優先レベルを network control(7)に設定します。 priority:パケットの優先レベルを priority(1)に設定します。 routine:パケットの優先レベルを routine(0)に設定します。 デフォルトは internet(6)です。 |
||
シャットダウン |
BMP サーバへの TCP 接続をシャットダウンします。 |
||
stats-reporting-period |
BMP サーバへの統計情報のレポート間隔を秒単位で指定します。設定可能なレポート間隔は1 ~ 3600 秒です。 デフォルトは 0 です。 |
||
update-source type interface-path-id |
BMP サーバに到達するためのソース(物理または仮想インターフェイス)を指定します。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
vrf vrf-name | VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
デフォルト値については構文説明の表を参照してください。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、BGP ネイバーに対する 30 秒の初回リフレッシュ遅延を、サーバ ID が 4 の BMP サーバに設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# bmp server 4 initial-refresh delay 30
次の例は、BMP サーバのホスト名として 192.168.10.1 を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# bmp server 8 host 192.168.10.1 port 56
次の例は、BMP サーバに到達する送信元インターフェイスとして、ロケーション 0/0/0/1 に tenGigE を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# bmp server 5 update-source tenGigE 0/0/0/1
追加パス受信機能をピアにアドバタイズするには、ネイバー、ネイバー グループ、またはセッション グループ コンフィギュレーション モードで、capability additional-paths receive コマンドを使用します。追加パス受信機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
capability additional-paths receive [disable]
no capability additional-paths receive
disable | 追加パス受信機能のアドバタイズはディセーブルです。 |
機能はディセーブルになります。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
capability additional-paths receive コマンドは、特定のネイバー、ネイバー グループ、またはセッション グループに対して、追加パス受信機能のネゴシエートを選択的にイネーブルまたはディセーブルにするときに使用します。追加パス受信機能をピアとネゴシエートするための前提条件として、additional-paths receive コマンドをグローバル アドレス ファミリ モードで設定する必要があります。
一部の BGP セッションの確立後に capability additional-paths receive コマンドを入力する場合は、新しいコンフィギュレーションを有効にするために、それのセッションを再起動する必要があります。セッションを再起動するには、clear bgp コマンドを使用します。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、追加パス受信機能をアドバタイズする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#capability additional-paths receive
追加パス送信機能をピアにアドバタイズするには、ネイバー、ネイバー グループ、またはセッション グループ コンフィギュレーション モードで、capability additional-paths send コマンドを使用します。追加パス送信機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
capability additional paths send [ disable ]
no capability additional paths send
disable | 追加パス送信機能のアドバタイズをディセーブルにします |
機能はディセーブルになります。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
capability additional paths send コマンドは、特定のネイバーまたはネイバー グループまたはセッション グループに対して追加パス送信機能のネゴシエートを選択的にイネーブルまたはディセーブルにするときに使用します。追加パス送信機能をピアとネゴシエートするための前提条件として、additional-paths send コマンドをグローバル アドレス ファミリ モードで設定する必要があります。
新しいコンフィギュレーションを有効にするために BGP セッションを再起動する必要があります。セッションを再起動するには、clear bgp コマンドを使用します。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、追加パス送信機能をピアにアドバタイズする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# capability additional-paths send
プレフィックス リストベースの発信ルート フィルタ(ORF)機能をボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ピアにアドバタイズするには、適切なコンフィギュレーション モードで capability orf prefix コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから capability orf prefix コマンドを削除してシステムをデフォルト状態に戻し、ソフトウェアがこの機能をアドバタイズしないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
capability orf prefix { receive | send | both | none }
no capability orf prefix [ receive | send | both | none ]
receive |
指定されたネイバーから ORF を受信する機能を設定します。 |
send |
指定されたネイバーに ORF を送信する機能を設定します。 |
both |
指定されたネイバーとの間で ORF を送受信する機能を設定します。 |
none |
指定されたネイバーとの間で ORF を送受信する機能を no に設定します。 |
ルーティング デバイスは、ルート プレフィックス フィルタ リストの送受信を行いません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP スピーカーによるプレフィックス リスト ORF 機能のアドバタイズメントは、このスピーカーが指定されたネイバーにプレフィックス リストを送信できるかどうか、およびそのネイバーからのプレフィックス リストを受け入れるかどうかを示します。スピーカーがプレフィックス リストを送信できると示し、ネイバーがそれらを受け入れる意思のあることを示した場合、このスピーカーはプレフィックス リストを送信します。同様に、ネイバーがプレフィックス リストを送信できると示し、スピーカーがそれらを受け入れる意思のあることを示した場合、このネイバーはスピーカーにプレフィックス リストを送信します。
(注) |
orf ルートポリシーにより指定された capability orf およびプレフィックス リスト フィルタは明示的に設定する必要があります。 |
ネイバーがプレフィックス リストを送信し、スピーカーがこれを受け入れる場合、このスピーカーは受信したプレフィックス リスト、およびローカルに設定したアウトバウンド フィルタすべてを適用し、ネイバーへのアウトバウンド ルーティング アップデートを制限します。フィルタリングを強化すると、ネイバー間での不必要なルーティング アップデートが阻止され、ルーティング アップデートの生成および処理に必要なリソースが削減されます。
特定のネイバーに送受信機能をアドバタイズするかどうかを設定するには、capability orf prefix コマンドを使用します。
(注) |
受信機能の送信は、パフォーマンスに悪影響を与えます。これはそのネイバーに送信されたアップデートは、他のネイバーのために複製できないからです。 |
このコマンドがネイバー グループ、またはネイバー アドレス ファミリ グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、capability orf prefix コマンドの設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# route-policy orfqq RP/0/RP0/CPU0:router:(config-rpl)# if orf prefix in (10.0.0.0/8 ge 20) then RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# endif RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# if orf prefix in (1910::16 ge 120) then RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# endif RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# end-policy RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65530 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.101.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# route-policy pass-all out RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# capability orf prefix both RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# orf route-policy orfqq
BGP ピアへの 4 バイト AS 機能のアドバタイズを抑制するには、適切なコンフィギュレーション モードで capability suppress 4-byte-as コマンドを使用します。コンフィギュレーションから capability suppress 4-byte-as コマンドを削除してシステムをデフォルト状態に戻し、ソフトウェアが機能をアドバタイズするようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
capability suppress 4-byte-as [ inheritance-disable ]
no capability suppress 4-byte-as
inheritance-disable |
capability suppress 4-type-as を親から継承しないように設定します。 |
4-byte-as 機能は BGP ピアにアドバタイズされます。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、4 バイト AS 機能は BGP ピアにアドバタイズされます。このデフォルト動作を無効にするには、「コマンド モード」の項に記載されているコマンド モードで capability suppress 4-byte-as コマンドを使用します。ネイバー グループ、またはセッション グループの下で設定されている場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。コマンドを削除するには、no オプションを使用します。
注意 |
capability suppress 4-byte-as または capability suppress 4-byte-asinheritance-disable の設定によって既存の BGP セッションの 4 バイト AS 機能が変更されると、BGP セッションは自動的にリセットされます。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、capability suppress 4-byte-as コマンドの設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp nei 10.3.3.3 conf neighbor 10.3.3.3 remote-as 65000 [n:internal] description PE3 [] update-source Loopback0 [n:internal] address-family ipv4 unicast [n:internal] RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp nei 10.3.3.3 BGP neighbor is 10.3.3.3 Remote AS 65000, local AS 65000, internal link Description: PE3 Remote router ID 10.3.3.3 BGP state = Established, up for 1w0d Last read 00:00:17, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Precedence: internet Neighbor capabilities: Route refresh: advertised and received 4-byte AS: advertised and received Address family IPv4 Unicast: advertised and received Received 25962 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 25968 messages, 1 notifications, 0 in queue Minimum time between advertisement runs is 0 seconds For Address Family: IPv4 Unicast BGP neighbor version 1 Update group: 0.3 Route refresh request: received 0, sent 0 0 accepted prefixes, 0 are bestpaths Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 524288 Threshold for warning message 75% An EoR was received during read-only mode Connections established 2; dropped 1 Last reset 1w0d, due to BGP Notification sent: hold time expired Time since last notification sent to neighbor: 1w0d Error Code: hold time expired Notification data sent: None RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 65000 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.3.3.3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#capability suppress 4-byte-as RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#commit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#end RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp nei 10.3.3.3 BGP neighbor is 10.3.3.3 Remote AS 65000, local AS 65000, internal link Description: PE3 Remote router ID 10.3.3.3 BGP state = Established, up for 00:00:16 Last read 00:00:11, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Precedence: internet Neighbor capabilities: Route refresh: advertised and received Address family IPv4 Unicast: advertised and received Capability 4-byte-as suppress is configured Received 25966 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 25972 messages, 1 notifications, 0 in queue Minimum time between advertisement runs is 0 seconds For Address Family: IPv4 Unicast BGP neighbor version 1 Update group: 0.2 Route refresh request: received 0, sent 0 0 accepted prefixes, 0 are bestpaths Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 524288 Threshold for warning message 75% An EoR was received during read-only mode Connections established 3; dropped 2 Last reset 00:00:43, due to Capabilty 4-byte-as configuration changed Time since last notification sent to neighbor: 1w0d Error Code: hold time expired Notification data sent: None
inheritance-disable キーワードを指定した場合:
RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.101.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# capability suppress 4-byte-as inheritance-disable RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbor 10.0.101.1 config neighbor 10.0.101.1 remote-as 1 [] address-family ipv4 unicast [] RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbor 10.0.101.1 BGP neighbor is 10.0.101.1 Remote AS 1, local AS 100, external link Remote router ID 0.0.0.0 BGP state = Idle Last read 00:00:00, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Precedence: internet Received 0 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 0 messages, 0 notifications, 0 in queue Minimum time between advertisement runs is 30 seconds
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのグループをリセットするには、 XR EXEC モードで clear bgp コマンドを使用します。
clear bgp [ ipv4 { unicast } | ipv6 { unicast | multicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
mdt |
(任意)IPv4 マルチキャスト配信ツリー(MDT)アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
指定したネイバー グループのセッションをリセット(ハード リセット)するには、clear bgp コマンドを使用します。これによりネイバーへの TCP 接続が削除され、ネイバーから受信したすべてのルートが BGP テーブルから削除され、その後でネイバーとのセッションが再確立されます。
graceful キーワードが指定されている場合、ネイバーからのルートは BGP テーブルから即座に削除されず、古い(stale)ルートとしてマークされます。セッションの再確立後、ネイバーから再受信されなかった古いルートはすべて削除されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp 10.0.0.1
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルート ダンプニング情報をクリアし、抑制されたルートの抑制を解除するには、 XR EXEC モードで clear bgp dampening コマンドを使用します。
clear bgp dampening
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ip-address |
(任意)ダンプニング情報をクリアするネットワークの IP アドレス。 |
/mask-length |
(任意)IP アドレスに適用されるネットワーク マスク。 |
IP アドレスが指定されていない場合、すべてのルートに対するダンプニング情報がクリアされます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
clear bgp ipv4 unicast dampening prefix x.x.x./y
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
次の例は、172.20.0.0/16 IPv4 ユニキャスト パスすべてに対するルート ダンプニング情報をクリアする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp ipv4 unicast dampening 172.20.0.0/16
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)外部ピアをすべてクリアするには、 XR EXEC モードで clear bgp external コマンドを使用します。
clear bgp external
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
graceful |
(任意)ハード リセットとグレースフル リスタートを使用して、外部ピアすべてをクリアします。このオプションは、アドレス ファミリが指定されていない場合に使用できます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp external
特定のグループまたはルートのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)フラップ カウントをクリアするには、 XR EXEC モードで clear bgp flap-statistics コマンドを使用します。
clear bgp flap-statistics
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
network |
(任意)フラップ カウントがクリアされるネットワーク。 |
/mask-length |
(任意)フラップ カウントがクリアされるネットワークのネットワーク マスク。 |
ip-address |
(任意)ネイバー アドレス。このネイバーから受信したルートのフラップ統計情報だけクリアされます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router#clear bgp all all flap-statistics regexp _1$
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp ipv4 unicast flap-statistics 172.20.1.1
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネクストホップの受信通知数と累積処理時間をリセットするには、 XR EXEC モードで clear bgp nexthop performance-statistics コマンドを使用します。
clear bgp nexthop performance-statistics
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
mdt |
IPv4 マルチキャスト配信ツリー(MDT)アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4{unicast | labeled-unicast} |
VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルーティング情報ベース(RIB)から受信した通知の総数、およびネクストホップの累積処理時間をリセットするには、clear bgp nexthop performance-statistics コマンドを使用します。show bgp nexthops コマンドの出力から、次の情報がクリアされます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp vrf vrf_A nexthop performance statistics
特定のネクスト ホップをルーティング情報ベース(RIB)に再登録するには、 XR EXEC モードで clear bgp nexthop registration コマンドを使用します。
clear bgp nexthop registration nexthop-address nexthop-address
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4{unicast | labeled-unicast} |
VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
nexthop-address |
ネクスト ホップのアドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネクスト ホップを RIB に非同期的に登録するには、clear bgp nexthop registration コマンドを使用します。clear bgp nexthop registration コマンドを使用した場合、show bgp nexthops コマンドの出力には、ネクスト ホップに対する LastRIBEvent として重要な通知が表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp nexthop registration 10.1.1.1
ドロップされた接続のカウンタをクリアするには、 XR EXEC モードで clear bgp peer-drops コマンドを使用します。
clear bgp peer-drops { * | ip-address }
* |
すべての BGP ネイバーを指定します。 |
ip-address |
特定のネットワーク ネイバーの IP アドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp peer-drops *
すべてのアドレス ファミリのパフォーマンス統計情報をクリアするには、clear bgp performance-statistics コマンドを使用します。
clear bgp performance-statistics
vrf |
VPN ルーティング/転送(VRF)を指定します。 |
vrf-name |
VRF の名前。 |
all |
VRF に対して、すべての VRF を指定します。 |
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp performance-statistics
自身を起点とするボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルートをクリアするには、 XR EXEC モードで clear bgp self-originated コマンドを使用します。
clear bgp { ipv4 { unicast | } | | ipv6 { unicast | } } self-originated
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
all |
VRF に対して、すべての VRF を指定します。 |
ipv4 {unicast | labeled-unicast} |
VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
自身を起点とするルートとは、network コマンド、redistribute コマンド、または aggregate-address コマンドによってローカルに作成されたルートです。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
次の例は、自身を起点とする IPv4 ルートをクリアする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp ipv4 unicast self-originated
メモリ不足によりシャットダウンされたボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーをすべてクリアするには、 XR EXEC モードで clear bgp shutdown コマンドを使用します。
clear bgp { ipv4 { unicast | } | ipv6 { unicast } }
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4 {unicast | labeled-unicast} |
VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
次の例は、シャットダウン BGP ネイバーをすべてクリアする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp shutdown
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのグループをソフト リセットするには、 XR EXEC モードで clear bgp soft コマンドを使用します。
clear bgp { ipv4 { unicast | } | ipv6 | | all { unicast } } soft
ipv4 |
IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4 {unicast |labeled-unicast} |
VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
vpnv6 unicast |
VPNv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
特定のネイバー グループに対して特定のアドレス ファミリのソフト リセットをトリガーするには、clear bgp soft コマンドを使用します。ネイバーのインバウンド ポリシー、またはアウトバウンド ポリシーを変更する場合、またはルーティング アップデートの送信または受信に影響を与えるその他の設定を変更する場合には、このコマンドが便利です。
アウトバウンド ソフト リセットがトリガーされると、BGP は、このアドレス ファミリに対するルートをすべて、指定されたネイバーに再送信します。
インバウンド ソフト リセットがトリガーされた場合、ネイバーが ROUTE_REFRESH 機能をアドバタイズしていれば、BGP は、このネイバーに REFRESH 要求を送信します(デフォルト)。ネイバーが ROUTE_REFRESH 機能をアドバタイズ済みかどうかを確認するには、show bgp neighbors コマンドを使用し、その出力から次の行を探します。
Received route refresh capability from peer.
ネイバーがルートのリフレッシュをサポートしていないが、ネイバーに対して soft-reconfiguration inbound コマンドが設定されている場合、BGP は soft-reconfiguration inbound コマンドの結果としてキャッシュされているルートを使用してソフト リセットを実行します。
ネイバーがルートのリフレッシュをサポートしている場合でも、キャッシュされているルートを BGP で使用したい場合は、soft-reconfiguration inbound コマンドを設定するときに always キーワードを使用します。
ネイバーがルートのリフレッシュをサポートしておらず、soft-reconfiguration inbound コマンドも設定されていない場合は、インバウンド ソフト リセットを使用できません。この場合、エラーが出力されます。
(注) |
デフォルトでは、インバウンドまたは発信ルート ポリシーの設定が変更された場合、BGP は自動ソフト リセットを実行します。この動作をディセーブルにするには、bgp auto-policy-soft-reset disable コマンドを使用します。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
実行 |
次の例は、ネイバー 10.0.0.1 から受信した IPv4 ユニキャスト ルートに対してインバウンド ソフト クリアをトリガーする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear bgp ipv4 unicast 10.0.0.1 soft in
作成されたデフォルト ルートを別のプロトコルからボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)に再配布することを許可するには、適切なコンフィギュレーション モードで default-information originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-information originate
no default-information originate
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
BGP では、BGP へのデフォルト ルートの再配布は許可されていません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
別のプロトコルから BGP にルートを再配布するには、redistribute コマンドを使用します。デフォルトでは、これらのルートにデフォルト ルート(IPv4 では 0.0.0.0/0、IPv6 では ::/0)が含まれている場合、デフォルト ルートは無視されます。この動作を変更して、デフォルト ルートを無視せず、再配布されるプロトコルの他のルートとともに BGP に再配布するには、default-information originate コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、デフォルト ルートが BGP に再配布されるように BGP を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 164 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# default-information originate
IPv4 および IPv6 プレフィックスに対する Martian チェックをディセーブルにするには、アドレスファミリ コンフィギュレーション モードで default-martian-check disable コマンドを使用します。IPv4 および IPv6 プレフィックスに対する Martian チェックをイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-martian-check disable
no default-martian-check disable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
なし
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、IPv4 アドレス プレフィックスの Martian チェックをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# default-martian-check disable
次の例は、IPv6 アドレス プレフィックスの Martian チェックをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv6 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# default-martian-check disable
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)のデフォルトのメトリック値を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで default-metric コマンドを使用します。メトリック値をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-metric value
no default-metric [ value ]
value |
指定されたルーティング プロトコルに適したデフォルト メトリック値。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
メトリックは設定されていません。
ルータ コンフィギュレーション
VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
メトリックが未設定のルート(MED 属性を持たない受信済みルート)をピアにアドバタイズするように Multi Exit Discriminator(MED)を設定するには、default-metric コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP デフォルト メトリックの設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# default-metric 10
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)スピーカー(ローカル ルータ)からネイバーにデフォルト ルート 0.0.0.0/0 を送信し、デフォルト ルートとして使用されるようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで default-originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-originate [ inheritance-disable | route-policy route-policy-name ]
no default-originate [ inheritance-disable | route-policy route-policy-name ]
inheritance-disable |
(任意)default-originate コマンドの特性が親グループから継承されないようにします。 |
route-policyroute-policy-name |
(任意)ルート ポリシーの名前を指定します。ルート ポリシーでは、条件に応じてルート 0.0.0.0 を挿入できます。IPv6 アドレス ファミリがサポートされています。 |
デフォルト ルートは BGP ネイバーにアドバタイズされません。
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
default-originate コマンドを使用するときに、ローカル ルータにデフォルト ルート(IPv4 では 0.0.0.0/0、IPv6 では ::/0)が存在していなくてもかまいません。ルート ポリシーを指定して default-originate コマンドを使用すると、このポリシーに一致するルートが BGP テーブルに存在する場合にデフォルト ルートがアドバタイズされます。
L2VPN EVPN アドレスファミリ グループ コンフィギュレーション モードで、default-originate または default-originate inheritance-disable コマンドを設定できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.2.3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 200 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# default-originate
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.2.3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 200 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# default-originate route-policy default-default-policy
ネイバー、ネイバー グループ、VPN ルーティングおよび転送(VRF)ネイバー、またはセッション グループに注釈を付けるには、適切なコンフィギュレーション モードで description コマンドを使用します。注釈を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
description text
no description [ text ]
text |
わかりやすい説明やコメント。最大 80 文字で記入します。 |
コメント、または説明は存在しません。
ネイバー グループ コンフィギュレーション
ネイバー コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバー、ネイバー グループ、VRF ネイバー、またはセッション グループの説明を設定するには、description コマンドを使用します。description は、ユーザのコメントを保存するために使用されます。ソフトウェアの機能には影響しません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ネイバー 192.168.13.4 に「Our best customer」という説明を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 65000 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 192.168.13.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#description Our best customer
あるルート クラスよりも別のルート クラスを優先するために、アドミニストレーティブ ディスタンス(外部、内部、ローカル)を使用できるようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで distance bgp コマンドを使用します。アドミニストレーティブ ディスタンスの使用をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
distance bgp external-distance internal-distance local-distance
no distance bgp [ external-distance internal-distance local-distance ]
external-distance |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)外部ルートのアドミニストレーティブ ディスタンス。外部ルートは、自律システムの外部にあるネイバーから学習されたパスを最適パスとするルートです。値の範囲は 1 ~ 255 です。アドミニストレーティブ ディスタンスが 255 のルートはルーティング テーブルに格納されません。 |
internal-distance |
BGP 内部ルートのアドミニストレーティブ ディスタンス。内部ルートは、同じ自律システム内の別の BGP エンティティから学習されたルートです。値の範囲は 1 ~ 255 です。アドミニストレーティブ ディスタンスが 255 のルートはルーティング テーブルに格納されません。 |
local-distance |
BGP ローカル ルートのアドミニストレーティブ ディスタンス。local-distance 引数は、ローカルに生成された集約ルート(aggregate-address コマンドによって生成されたルートなど)およびルーティング テーブルにインストールされたバックドア ルートに適用されます。値の範囲は 1 ~ 255 です。アドミニストレーティブ ディスタンスが 255 のルートはルーティング テーブルに格納されません。 |
external-distance:20
internal-distance:200
local-distance:200
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
外部 BGP を使用して実際に学習したルートよりも別のプロトコルの方が、ノードへのよりよいルートを提供できることがわかっている場合、または BGP で他の内部ルートを優先する必要がある場合は、distance bgp コマンドを使用します。
(注) |
BGP 内部ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスの変更はリスクが伴うため、お勧めできません。たとえば、ルーティング テーブルの不整合が蓄積し、これがルーティングに干渉するという問題が発生する可能性があります。 |
アドミニストレーティブ ディスタンスは、ルーティング情報源の信頼性を示す評価基準です。数字で表すと、アドミニストレーティブ ディスタンスは 1 から 255 の範囲の整数です。通常は、値が大きいほど、信頼性の格付けが下がります。アドミニストレーティブ ディスタンスが 255 の場合はルーティング情報の送信元をまったく信頼できないため、無視する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ローカルに生成されたルートよりも、iBGP ルートの方が優先されるため、これに従って、アドミニストレーティブ ディスタンスの値が設定されることを示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#distance bgp 20 20 200
BGP を使用して ISIS リンクステート データを配布するには、 XR コンフィギュレーション モードで distribute bgp-ls コマンドを使用します。リンクステートの配布を停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
distribute bgp-ls [instance-id value] [level { 1 | 2 } ] [throttle time]
no distribute bgp-ls
instance-id value |
(任意)router isis コマンドで定義されたインスタンス ID を指定します。指定できる値の範囲は 1 ~ 65535 です。 インスタンス ID が設定されていない場合は、システムによって割り当てられた ISIS プロセスのインスタンス ID が使用されます。 |
level 1 | 2 |
(任意)レベル 1 またはレベル 2 の IS-IS リンクステート データベースを個別に表示します。 |
throttle |
(任意)スロットル アップデートを秒単位で指定します。範囲は 5 ~ 20 秒です。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
isis |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP LS を使用して ISIS リンクステート情報を配布する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router isis foo RP/0/RP0/CPU0:router(config-isis)# distribute bgp-ls instance-id 32 level 2 throttle 5
BGP LS を使用して OSPFv2 および OSPFv3 リンクステート データを配布するには、 XR コンフィギュレーション モードで distribute bgp-ls コマンドを使用します。リンクステートの配布を停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
distribute bgp-ls [instance-id value] [throttle time]
no distribute bgp-ls
instance-id value |
(任意)router ospf コマンドで定義されたインスタンス ID を指定します。指定できる値の範囲は 1 ~ 65535 です。 インスタンス ID が設定されていない場合は、システムによって割り当てられた OSPF プロセスのインスタンス ID が使用されます。 |
throttle |
(任意)連続するリンクステート アドバタイズメント(LSA)アップデート間のスロットル時間を指定します。範囲は 0 ~ 3600 です。 |
BGP の配布はディセーブルになります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
ospf |
読み取り、書き込み |
次の例は、BGP LS を使用して OSPF リンクステート情報を配布する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router ospf 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-ospf)# distribute bgp-ls instance-id 32 throttle 10
IGP ドメインのグローバル固有識別子 ASN を設定するには、アドレスファミリ リンクステート コンフィギュレーション モードで domain-distinguisher コマンドを使用します。固有識別子を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
domain-distinguisher unique-id
no domain-distinguisher
unique-id |
4 オクテットの固有識別子 ASN を指定します。範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
なし
アドレスファミリ リンクステート コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、固有識別子 ASN の設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family link-state link-state RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# domain-distinguisher 1234
eBGP または iBGP ネイバーへのリンクに対して非武装地帯(DMZ)リンク帯域幅拡張コミュニティを開始するには、ネイバー コンフィギュレーション モードで dmz-link-bandwidth コマンドを使用します。DMZ リンク帯域幅拡張コミュニケーションの開始を中止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
dmz-link-bandwidth [ inheritance-disable ]
no dmz-link-bandwidth
inheritance-disable |
(任意)dmz-link-bandwidth コマンドが親グループから継承されないようにします。 |
BGP は DMZ リンク帯域幅拡張コミュニティを開始しません。
ネイバー コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
自律システムの終了に使用されるリンクの帯域幅をアドバタイズするには、dmz-link-bandwidth コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ルータ bgp 1 から eBGP ネイバーにリンクの帯域幅をアドバタイズする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 45.67.89.01 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#dmz-link-bandwidth
DiffServ コード ポイント(DSCP)の値を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで dscp コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから dscp コマンドを削除し、システムのインターバルをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
dscp value
no dscp [ value ]
value |
DSCP の値。DSCP 値は 0 ~ 63 の数字、または次のいずれかのキーワードを指定できます。default、ef、af11、af12、af13、af21、af22、af23、af31、af32、af33、af41、af42、af43、cs1、cs2、cs3、cs4、cs5、cs6、cs7。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー セッション グループ コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
DSCP 値の最小および最大パケットしきい値を変更するには、dscp コマンドを使用します。
表 1 に、dscp コマンドで使用される DSCP デフォルト設定を示します。DSCP 値、対応する最小しきい値、最大しきい値、マーク確率がリストされています。表の最後の行(「デフォルト」というラベルが付いている行)は、この表には登場しない DSCP 値すべてで使用されるデフォルト設定を表します。
DSCP(優先順位) |
最小しきい値 |
最大しきい値 |
マーク確率 |
---|---|---|---|
af11 |
32 |
40 |
1/10 |
af12 |
28 |
40 |
1/10 |
af13 |
24 |
40 |
1/10 |
af21 |
32 |
40 |
1/10 |
af22 |
28 |
40 |
1/10 |
af23 |
24 |
40 |
1/10 |
af31 |
32 |
40 |
1/10 |
af32 |
28 |
40 |
1/10 |
af33 |
24 |
40 |
1/10 |
af41 |
32 |
40 |
1/10 |
af42 |
28 |
40 |
1/10 |
af43 |
24 |
40 |
1/10 |
cs1 |
22 |
40 |
1/10 |
cs1 |
24 |
40 |
1/10 |
cs3 |
26 |
40 |
1/10 |
cs4 |
28 |
40 |
1/10 |
cs5 |
30 |
40 |
1/10 |
cs6 |
32 |
40 |
1/10 |
cs7 |
34 |
40 |
1/10 |
ef |
36 |
40 |
1/10 |
デフォルト |
20 |
40 |
1/10 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、DSCP 値を af32 に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 5 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.1.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#remote-as 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# dscp af32
直接接続されていないネットワークに存在する外部ピアへのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)接続を許可して試行するには、適切なコンフィギュレーション モードで ebgp-multihop コマンドを使用します。外部ピアへの接続をディセーブルにして、ネイバー間の直接接続だけを許可するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ebgp-multihop [ ttl-value ] [ mpls ]
no ebgp-multihop [ ttl-value ] [ mpls ]
ttl-value |
(任意)存続可能時間(TTL)の値。範囲は 1 ~ 255 ホップです。 |
mpls |
(任意)BGP ラベルの書き換えをディセーブルにします。 |
デフォルトの TTL 値は 255 です。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
外部 BGP ネイバーとのマルチホップ ピアリングをイネーブルにするには、ebgp-multihop コマンドを使用します。BGP プロトコルでは外部ネイバーは直接接続する(1 ホップ先にする)ことと明記されています。本ソフトウェアではこの動作はデフォルトで実行されますが、ebgp-multihop コマンドを使用して無効にすることもできます。
ebgp-multihop コマンドで mpls オプションを使用すると、BGP によってピアリング インターフェイスで MPLS がイネーブルになることを回避できます。また、ピアから学習したネクスト ホップのアドレスに対する暗黙的ヌル書き換えラベル割り当てを防ぐこともできます。これが役立つのは、ネクスト ホップへの MPLS 転送ラベルが BGP ラベル付きユニキャストまたは LDP 経由で学習済みである場合です。
このコマンドがネイバー グループ、またはセッション グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ネイバー 172.20.16.6(最大 255 ホップ先)への BGP 接続を許可する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.16.6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# ebgp-multihop
エクスポート ルート ポリシーを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで export route-policy コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
export route-policy policy-name
no export route-policy [ policy-name ]
policy-name |
設定されたルート ポリシーの名前。 |
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
グローバル VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
指定したルートに特定のルートターゲットをタグ付けする条件を定義するには、export route-policy コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次の例は、エクスポート ルート ポリシーの設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# vrf vrf-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf-af)# export route-policy policy-A
VPN ルーティングおよび転送(VRF)エクスポート ルートターゲット拡張コミュニティを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで export route-target コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
export route-target [ as-number:nn | | ip-address:nn ]
no export route-target [ as-number:nn | | ip-address:nn ]
as-number:nn |
(任意)as-number:ルート ターゲット拡張コミュニティの自律システム(AS)番号。 |
ip-address:nn |
(任意)ルートターゲット拡張コミュニティの IP アドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
グローバル VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
エクスポート ルートターゲット拡張コミュニティは、リモート プロバイダー エッジ(PE)ルータにアドバタイズされたとき、プレフィックスと関連付けられます。リモート PE ルータは、ルートターゲット拡張コミュニティを、エクスポートされたルートターゲット拡張コミュニティと一致するインポート ルートターゲットを持つ VRF インスタンスにインポートします。
複数のルート ターゲットを指定するには、エクスポート ルート ターゲット コンフィギュレーション モードに切り替えてから、各コマンド ラインにルート ターゲットを 1 つずつ入力します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次の例は、エクスポート ルートターゲットの指定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# vrf vrf-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf-af)# export route-target 500:1
iBGP(内部 BGP)ルートを他の iBGP ピアに送信する場合にのみ(ルート リフレクタでのみ)、iBGP ピアのアウトバウンド ルーティング ポリシーによりすべての BGP ルート属性を変更できるようにするには、 XR コンフィギュレーション モードで ibgp policy out enforce-modifications コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ibgp policy out enforce-modifications
no ibgp policy out enforce-modifications
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ibgp policy out enforce-modifications はディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ibgp policy out enforce-modifications コマンドは、iBGP ピア宛てのアップデートの BGP ルート属性を設定したり変更するときに使用します。
ibgp policy out enforce-modifications コマンドをルータ BGP コンフィギュレーションで設定した場合、iBGP ピアに送信されるアップデート メッセージには、そのピア用のアウトバウンド ポリシーによって行われたすべての変更が含まれます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、ibgp policy out enforce-modifications を設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6500 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# ibgp policy out enforce-modifications
インポート ルート ポリシーを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで import route-policy コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
import route-policy policy-name
no import route-policy [ policy-name ]
policy-name |
設定されたルート ポリシーの名前。 |
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
グローバル VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
指定したルートに特定のルートターゲットがタグ付けされている場合に、VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスにこのルートをインポートできる条件を定義するには、import route-policy コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# vrf vrf-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf-af)# import route-policy policy-B
VPN ルーティングおよび転送(VRF)インポート ルートターゲット拡張コミュニティを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで import route-target コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
import route-target [ as-number:nn | | ip-address:nn ]
no import route-target [ as-number:nn | | ip-address:nn ]
as-number:nn |
(任意)ルートターゲット拡張コミュニティの自律システム(AS)番号。 |
ip-address:nn |
(任意)ルートターゲット拡張コミュニティの IP アドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
グローバル VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
設定済みインポート ルートターゲット拡張コミュニティに関連付けられているプレフィックスを VRF インスタンスにインポートするように指定するには、import route-target コマンドを使用します。
複数のルート ターゲットを指定するには、インポート ルート ターゲット コンフィギュレーション モードに切り替えてから、各コマンド ラインにルート ターゲットを 1 つずつ入力します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次の例は、ルートターゲットのインポートを指定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#vrf vrf-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-vrf-af)# import route-target 500:99
直接接続ネクスト ホップのチェックをシングル ホップの eBGP ピアリングに対してバイパスする機能をイネーブルにするには、ignore-connected-check コマンドを適切なコンフィギュレーション モードで使用します。直接接続ネクスト ホップのチェックを再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ignore-connected-check [ inheritance-disable ]
no ignore-connected-check
inheritance-disable |
ignore-connected-check コマンドが親から継承されないように設定します。 |
直接接続されるネクスト ホップのチェックをバイパスする機能はディセーブルです。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、ignore-connected check コンフィギュレーションをネイバー 10.2.3.4 に対してイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# ignore-connected-check
2 つのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバー間の TCP 接続にキーチェーン ベースの認証を適用するには、適切なコンフィギュレーション モードで keychain コマンドを使用します。キーチェーン認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
keychain name
no keychain [ name ]
name |
keychain コマンドを使用して設定されたキーチェーン名。name には、最大 32 字の英数字を指定できます。 |
適切なコンフィギュレーション モードでこのコマンドが指定されていない場合、2 つの BGP ネイバーの間での TCP 接続でキーチェーン認証はイネーブルにされません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
2 つの BGP ピアの間でキーチェーン認証をイネーブルにするには、キーチェーンを指定します。認証用にヒットレス キー ロールオーバーを実装するには、keychain コマンドを使用します。
(注) |
BGP は HMAC-MD5 と HMAC-SHA1-12 暗号化アルゴリズムだけをサポートします。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# keychain keychain_A
(注) |
リリース 3.9.0 で、keychain-disable コマンドは keychain inheritance-disable コマンドに置き換えられました。詳細については、keychain inheritance-disable コマンドを参照してください。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのネイバー グループまたはセッション グループから継承したキーチェーン設定をすべて上書きするには、適切なコンフィギュレーション モードで keychain-disable コマンドを使用します。継承されたキーチェーン コマンドの上書きをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
keychain-disable
no keychain-disable
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ネイバーおよびセッション グループに対して設定されたキーチェーンは継承されます。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバー グループまたはセッション グループでキーチェーンを指定した場合、このグループのすべてのユーザはこのキーチェーンを継承します。このグループを使用するネイバーに対して異なる keychain コマンドを明示的に指定すると、継承した値が上書きされます。このグループを使用するネイバーに対して keychain-disable を指定すると、そのネイバーに対するキーチェーン認証がディセーブルになります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ネイバー 172.20.1.1 がセッション グループ group1 からキーチェーン keychain_A を継承しないように、このネイバーに対するキーチェーン認証をディセーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# keychain keychain_A RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#use session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# keychain-disable
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのネイバー グループまたはセッション グループから継承したキーチェーン設定をすべて上書きするには、適切なコンフィギュレーション モードで keychain inheritance-disable コマンドを使用します。継承されたキーチェーン コマンドの上書きをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
keychain inheritance-disable
no keychain inheritance-disable
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ネイバーおよびセッション グループに対して設定されたキーチェーンは継承されます。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバー グループまたはセッション グループでキーチェーンを指定した場合、このグループのすべてのユーザはこのキーチェーンを継承します。このグループを使用するネイバーに対して異なる keychain コマンドを明示的に指定すると、継承した値が上書きされます。このグループを使用するネイバーに対して keychain inheritance-disable を指定すると、そのネイバーに対するキーチェーン認証がディセーブルになります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# keychain keychain_A RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# keychain inheritance-disable
外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ネイバー ピアリングの自律システム番号をカスタマイズできるようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで local-as コマンドを使用します。eBGP ネイバー ピアリングについて、ローカル自律システム値のカスタマイゼーションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
local-as { as-number [ no-prepend [ replace-as [dual-as] ] ] | inheritance-disable }
no local-as [ as-number [ no-prepend [ replace-as [dual-as] ] ] | inheritance-disable ]
as-number |
有効な自律システム番号。 2 バイト自律システム番号(ASN)の範囲は 1 ~ 65535 です。 asplain 形式の 4 バイト自律システム番号(ASN)の範囲は、1 ~ 4294967295 です。 asdot 形式の 4 バイト自律システム番号(ASN)の範囲は、1.0 ~ 65535.65535 です。 ネイバーが属する自律システム番号ではありません。 |
no-prepend |
(任意)ネイバーからのアナウンスの先頭にローカル自律システムの値を付加しないことを指定します。 |
replace-as |
(任意)ネイバーへのアナウンスの先頭にローカル自律システムの値だけを付加することを指定します。 |
dual-as |
(任意)Dual-AS モード。 |
inheritance-disable |
ローカル AS を親から継承しないように設定します。 |
コンフェデレーションの使用時を除き、router bgp コマンドで指定された BGP 自律システム番号が使用されます。コンフェデレーションの一部ではない自律システムの外部ネイバーについては、このコンフェデレーション自律システムが使用されます。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ローカル BGP で各ネイバーとのピアに使用される自律システム番号を指定できます。このコマンドで指定する自律システム番号には、ローカル BGP 自律システム番号(router bgp コマンドで指定)やネイバーの自律システム番号(remote-as コマンドで指定)は使用できません。ただし、リリース 5.2.2 以降、local-as と remote-as に対して同じローカル自律システム番号を使用できるようになりました。同じ番号を使用すると、結果のネイバー ピアリングは iBGP として扱われます。このコマンドを、内部ネイバー、またはコンフェデレーションの一部である自律システムの外部ネイバーに対して指定できません。
このコマンドがネイバー グループ、またはセッション グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 300 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# local-as 30
クラスマップの一致基準に従って特定のフロータグを識別するには、クラスマップ コンフィギュレーション モードで match flow-tag コマンドを使用します。特定のフロータグ値をクラスマップの一致基準から削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match flow-tag { flow-tag number }
no match flow-tag { flow-tag number }
flow-tag number |
フロータグ番号指定できる値の範囲は 1 ~ 63 です。 |
一致基準は指定されていません。
クラスマップ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
class-map | 読み取り、書き込み |
次の例では、show route コマンドを使用して特定のルートのフロータグを表示しています。
RP/0/0/CPU0:ios-xr# RP/0/0/CPU0:ios-xr#show route 4.4.4.0/24 detail Thu Nov 14 15:32:21.010 PST Routing entry for 4.4.4.0/24 Known via "bgp 200", distance 20, metric 0 Tag 300, type external Installed Nov 14 09:36:55.066 for 05:55:26 Routing Descriptor Blocks 3.3.3.3, from 3.3.3.3, BGP external Route metric is 0 Label: None Tunnel ID: None Extended communities count: 0 NHID:0x0(Ref:0) Route version is 0x1 (1) No local label IP Precedence: Not Set QoS Group ID: Not Set Flow-tag: 220 Route Priority: RIB_PRIORITY_RECURSIVE (12) SVD Type RIB_SVD_TYPE_LOCAL Download Priority 4, Download Version 7 No advertising protos. RP/0/0/CPU0:ios-xr#
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)によりルーティング テーブルにインストールされるパラレル ルートの最大数を制御するには、適切なコンフィギュレーション モードで maximum-paths コマンドを使用します。このソフトウェアによりインストールされるパラレル ルートの最大数をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum-paths { ebgp | ibgp | eibgp } maximum [ unequal-cost ]
no maximum-paths { ebgp | ibgp | eibgp } [ maximum ] [ unequal-cost ]
ebgp |
外部 BGP マルチパス ピアを指定します。 |
ibgp |
内部 BGP マルチパス ピアを指定します。 |
eibgp |
内部および外部の BGP マルチパス ピアを指定します。eiBGP では内部パスと外部パスを同時に使用できます。 |
maximum |
BGP によりルーティング テーブルにインストールされるパラレル ルートの最大数。範囲は 2 ~ 8 です。 |
unequal-cost |
(任意)iBGP マルチパスによる、さまざまな BGP ネクストホップ Interior Gateway Protocol(IGP)メトリックの使用を可能にします。このオプションは、ibgp キーワードを使用するときに使用できます。 |
ルーティング テーブルにはパスが 1 つインストールされています。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP プロトコルが各プレフィックスごとにルーティング テーブルにマルチ パスをインストールできるようにするには、maximum-paths コマンドを使用します。マルチ パスは、同じ自律システムを起点とし、BGP 最適パス アルゴリズムによるとコストが等しいとされる外部ピアのためにインストールされます。同様に、マルチ パスは、BGP 最適パス アルゴリズムに基づいて等コストとされる内部ピアのためにもインストールされます。ルータが不等コスト iBGP マルチ パスまたは eiBGP マルチ パス用に設定されていない限り、BGP ネクストホップへの IGP メトリックは、最適パス IGP メトリックと同じです。BGP 最適パス アルゴリズムの詳細については、『 BGP Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』の「Implementing BGP」を参照してください。
(注) |
eibgp キーワードは ibgp または ebgp キーワードのスーパーセットであるため、ibgp または ebgp キーワードが設定されている場合は、eibgp キーワードを指定して maximum-paths コマンドを設定できません。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# maximum-paths ebgp 4
ネイバーから受信できるプレフィックスの数を制御するには、適切なコンフィギュレーション モードで maximum-prefix コマンドを使用します。プレフィックス数の上限にデフォルト値を設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum-prefix maximum [ threshold ] [ discard-extra-paths ] [ warning-only ] [ restart time-interval ]
no maximum-prefix maximum [ threshold ] [ discard-extra-paths ] [ warning-only ] [ restart time-interval ]
maximum |
|
||
discard-extra-paths |
(任意)ネイバーから受信するプレフィックスの数が設定されている最大値を超えた場合、超過分のプレフィックスをすべてドロップします。 |
||
threshold |
(任意)警告メッセージの生成を開始する maximum 引数値のパーセンテージを指定する整数。値の範囲は 1 ~ 100 です。 |
||
warning-only |
(任意)maximum 引数値を超過した場合にログ メッセージの生成だけを行い、ピアリングを終了させないようソフトウェアに指示します。 |
||
restarttime-interval | (任意)間隔を分単位で設定します。この時間が経過したらピアリング セッションが回復されます。 再開間隔を分単位で設定します。指定できる値の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
このコマンドが指定されていないときは、次のデフォルト値が適用されます。
警告メッセージが生成されるデフォルトのしきい値は 75% です。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
BGP ルータがネイバーから受信できる最大プレフィックス数を設定するには、maximum-prefix コマンドを使用します。これにより、ルーティング ポリシーのほかに、ピアから受信されるプレフィックスを制御するためのメカニズムがさらに追加されます。
受信されたプレフィックスの数が設定された最大数を超える場合、デフォルトでは、ネイバーに中止通知を送信した後で、ピアリングは終了されます。ただし、warning-only キーワードを設定した場合は、ログ メッセージが書き込まれるだけで、送信元とのピアリングは続行されます。ピアが終了された場合は、clear bgp コマンドが発行されるか restarttime-interval オプションが使用されるまで、そのピアはダウンしたままになります。
ネイバーから受信したプレフィックスの数が設定された上限値を超えていない場合は、確立されたネイバーにこのコマンドを設定すると、コマンドは即座に有効になります。
このコマンドがネイバー グループ、またはネイバー アドレス ファミリ グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 192.168.40.25 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#address-family ipv6 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#maximum-prefix 5000 80 restart 20
RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# maximum-prefix 1000
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 10 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.0.0.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#maximum-prefix 5000 discard-extra-paths
bgp コンフェデレーション コンフィギュレーションが使用されるときには必ず、ASBR および CSC コンフィギュレーションについて、インターフェイス ベースでマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)をイネーブルにするには、bgp コンフィギュレーション モードで mpls activate コマンドを使用します。これは、コンフェデレーションを使った InterAS(オプション B および C)および Carrier Supporting Carrier(CSC)コンフィギュレーションで必要です。
コンフェデレーションを使用していない、通常の InterAS および CSC コンフィギュレーションでは、これをイネーブルにする必要はありません。
システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mpls activate interface id
no mpls activate interface id
interface id |
インターフェイスの名前。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ルータ コンフィギュレーション
ネイバー コンフィギュレーション
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
mpls activate コマンドは、指定されたインターフェイスで MPLS をイネーブルにし、さらに、このインターフェイスに関連付けられたピアに対応する黙示的 null リライトを追加します。指定するインターフェイスは、inter-AS ASBR または CSC ピアに対応するものでなければなりません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、コンフェデレーションを使用して、CSC の MPLS をアクティブ化する方法を示しています。
router bgp 2002 bgp confederation peers 1 ! bgp confederation identifier 4589 bgp router-id 4.4.4.4 address-family ipv4 unicast allocate-label all ! address-family vpnv4 unicast retain route-target all ! vrf foo rd 1:1 mpls activate interface GigabitEthernet0/1/0/2 ! address-family ipv4 unicast redistribute connected allocate-label all ! neighbor 10.0.0.1 remote-as 1 address-family ipv4 unicast ! address-family ipv4 labeled-unicast route-policy pass in route-policy pass out ! ! ! ! RP/0/RP0/CPU0:router#show mpls forwarding Local Outgoing Prefix Outgoing Next Hop Bytes Label Label or ID Interface Switched ------ ----------- ------------------ ------------ --------------- ------------ 16000 Aggregate foo: Per-VRF Aggr[V] \ foo 0 16001 Pop 10.0.0.0/16[V] Gi0/1/0/2 10.0.0.1 44 RP/0/RP0/CPU0:router#show mpls interfaces Interface LDP Tunnel Enabled -------------------------- -------- -------- -------- GigabitEthernet0/1/0/2 No No Yes
BGP インスタンスと PIM/PIM6 との接続をイネーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モードで mvpn コマンドを使用します。BGP インスタンスと PIM/PIM6 との接続をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mvpn
no mvpn
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
PIM/PIM 接続はディセーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、mvpn を設定して PIM/PIM6 接続をイネーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#mvpn
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング セッションを設定するためにネイバー コンフィギュレーション モードに入るには、適切なコンフィギュレーション モードで neighbor コマンドを使用します。ネイバーに対するコンフィギュレーションをすべて削除し、ネイバーとのピアリング セッションを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
neighbor ip-address
no neighbor ip-address
ip-address |
BGP スピーキング ネイバーの IPv4 または IPv6 IP アドレス。 |
ネイバー モードは指定されていません。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用して、ルータ コンフィギュレーション モードから、ネイバー コンフィギュレーション モードに入ることができます。
ネイバー コンフィギュレーション モードでネイバーのアドレス ファミリ コンフィギュレーションを入力するには、address-family コマンドを使用します。これにより、IP バージョン 4 および IP バージョン 6 アドレス プレフィックスのルーティング セッションを設定できるようになります。
neighbor コマンドを使用してもネイバーが設定されるわけではなく、ネイバーとのピアリングは確立されません。ネイバーを作成するには、remote-as コマンドを入力してリモート自律システム番号を設定します。また、use コマンドが適用されている場合、ネイバーはネイバー グループまたはセッション グループからリモート自律システムを継承することができます。
(注) |
ネイバーにはリモート自律システム番号が必要です。また、IP アドレス、およびアドレス ファミリをイネーブルにしておくことも必要です。 |
IPv4 とは異なり、IPv6 では IPv6 をイネーブルにしておかなければ、ネイバーを定義できません。ルータ コンフィギュレーション モードで address-family コマンドを使用して、IPv6 をイネーブルにします。
(注) |
ネイバーにリモート as-number と、ネイバー アドレスを指定しない限り、ネイバーの設定は行われません(ピアリングは確立されません)。 |
このコマンドの no 形式を使用すると、ネイバーとのピアリングが終了し、ネイバーに関連するすべての設定が削除されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65000
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv6 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 3000::1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 2002 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv6 unicast
ネイバー グループを作成し、ネイバー グループ コンフィギュレーション モードに入るには、 XR コンフィギュレーション モードで neighbor-group コマンドを使用します。ネイバー グループを削除して、そのグループに関連付けられているコンフィギュレーションをすべて削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
neighbor-group name
no neighbor-group name
name |
ネイバー グループ名。 |
ネイバー グループ モードは指定されていません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
neighbor-group コマンドは、ルータをネイバー グループ コンフィギュレーション モードに切り替え、ネイバー グループを作成します。
ネイバー グループにより、1 つ以上のネイバーに同一の設定を適用しやすくなります。ネイバー グループを設定すると、各ネイバーは use コマンドを介して設定を継承できるようになります。あるネイバーが、ネイバー グループを使用するように設定されている場合、このネイバーはデフォルトで、アドレス ファミリに依存しない設定や、アドレス ファミリ固有の設定を含め、ネイバー グループの設定すべてを継承します。継承された設定を上書きするには、ネイバーに対して直接コマンドを設定するか、use コマンドを使用して、セッション グループまたはアドレス ファミリ グループを設定します。
ネイバー グループ コンフィギュレーション モードでは、ネイバー グループについて、アドレス ファミリに依存しないパラメータを設定できます。ネイバー グループに対してアドレス ファミリ固有の設定を入力するには、ネイバー グループ コンフィギュレーション モードで、address-family コマンドを使用します。
(注) |
ネイバー グループに対してアドレス ファミリが設定されている場合、このネイバー グループを使用するネイバーは、そのアドレス ファミリでルートの交換を試みます。 |
このコマンドの no 形式を使用すると、通常、このネイバー グループの設定がすべて削除されます。no 形式を使用するとネイバーのリモート自律システム番号が失われてしまう場合、その設定は拒否されます。このシナリオでは、ネイバー グループ コンフィギュレーションを削除できるようにするには、ネイバー コンフィギュレーションを削除するか、リモート自律システム番号を使用して設定する必要があります。
(注) |
IPv4 アドレス ファミリと IPv6 アドレス ファミリが混在する状態でネイバー グループを設定してはいけません。このようなネイバー グループを使用できるネイバーはありません。Cisco IOS XR システム設定アーキテクチャでは、このようなネイバー グループを作成することはできますが、このグループを使用としても、必ず拒否されます。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、さまざまな設定機能とともにアクティブ化された IP Version 4(IPv4)ユニキャスト、および IPv4 マルチキャストを持つ、ネイバー グループ group1 を作成する方法を示しています。このネイバー グループはネイバー 10.0.0.1 およびネイバー 10.0.0.2 により使用されます。したがって、これらのネイバーは group1 の設定すべてを継承することができます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65530 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# remote-as 65535 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# advertisement-interval 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# send-community-ebgp RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# next-hop-self RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.0.0.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use neighbor-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use neighbor-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
VPN 属性セット(ATTR-SET)内部に iBGP-CE(カスタマー エッジ)属性を保持してコアに送信するには、VRF ネイバー コンフィギュレーション モードで neighbor internal-vpn-client コマンドを使用します。このコマンドをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
neighbor ip-address internal-vpn-client
no neighbor ip-address internal-vpn-client
neighborip-address |
隣接デバイスの IP アドレス。 |
internal-vpn-client |
VPN 属性セット内に iBGP CE ネイバー パスをスタックします。 |
なし
VRF ネイバー コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
neighbor ip-address internal-vpn-client コマンドを使用すると、PE デバイスは、内部接続 CE デバイスに対して VPN クラウド全体を内部 VPN クライアントとして動作させることができるようになります。このコマンドは、既存の内部 BGP VRF-Lite のシナリオに影響しないように使用されます。このコマンドをイネーブルにした後、CE デバイスの自律システムのオーバーライドを設定する必要はありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、L3VPN iBGP PE-CE の設定方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# vrf blue neighbor 10.10.10.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# internal-vpn-client
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング プロセスを開始し、ローカルで既知のネットワークをそのネイバーにアドバタイズするように指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで network コマンドを使用します。ネットワークの開始やネイバーへのアドバタイズをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
network { ip-address/prefix-length | | ip-address mask } [ route-policy route-policy-name ]
no network { ip-address/prefix-length | | ip-address mask } [ route-policy route-policy-name ]
ip-address |
BGP によりアドバタイズされるネットワーク。 |
/prefix-length |
IP アドレス プレフィックスの長さ。これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。10 進数値の前にスラッシュ記号(/)を付ける必要があります。 |
ip-address mask |
ip-address 引数に適用されるネットワーク マスク。 |
route-policyroute-policy-name |
(任意)ネットワークの属性を修正するために使用するルート ポリシーを指定します。 |
ネットワークは指定されていません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドで指定されたネットワークは、ルーティング テーブルにそのネットワークへのルートが存在する場合に限り、作成され、ネイバーにアドバタイズされます。つまり、ローカルまたは接続されたネットワーク、静的なルーティング、または IS-IS や OSPF などの動的な IGP を使用して学習されたルートが必要です。
ルータで使用可能なシステム リソース以外、設定できるネットワーク コマンドの数に制限はありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 120 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# network 172.20.0.0/16
外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスを、ローカル ソース BGP ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスに設定する、つまり Interior Gateway Protocol(IGP)ルートよりも推奨度を低くするには、適切なコンフィギュレーション モードで network backdoor コマンドを使用します。アドミニストレーティブ ディスタンスをローカル ソース BGP ルートの値に設定することをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
network { ip-address/prefix-length | | ip-address mask } backdoor
no network { ip-address/prefix-length | | ip-address mask } backdoor
ip-address |
バックドア ルートを提供するネットワーク。 |
/prefix-length |
IP アドレス プレフィックスの長さ。これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。10 進数値の前にスラッシュ記号(/)を付ける必要があります。 |
mask |
ip-address 引数に適用されるネットワーク マスク。 |
バックドア ルートはインストールされていません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
network backdoor コマンドを設定しても、BGP がネットワークを開始することはありません(そのネットワークに対する IGP ルートが存在している場合でも同様です)。通常、バックドア ネットワークは、eBGP および IGP の両方を通じて学習されます。バックドア ネットワークとしてネットワークを設定した場合、BGP 最適パス選択アルゴリズムは変わりません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# network 192.168.40.0/24 backdoor
ネクストホップ計算をディセーブルにし、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)アップデートのネクストホップ フィールドに独自のアドレスを挿入するには、適切なコンフィギュレーション モードで next-hop-self コマンドを使用します。ネクストホップ計算をイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
next-hop-self [ inheritance-disable ]
no next-hop-self [ inheritance-disable ]
inheritance-disable |
(任意)この機能がネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループから継承された可能性がある場合に、ネクストホップ計算を無効にできるようにします。 |
このコマンドが指定されていないときは、ルータが受け付けた BGP アップデートに対してネクスト ホップが計算されます。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
ピアリング セッションを通じてアドバタイズされるルートの BGP ネクスト ホップ属性を、セッションのローカル発信元アドレスに設定するには、next-hop-self コマンドを使用します。
このコマンドは、BGP ネイバーが、同じ IP サブネット上にある、その他のネイバーすべてに直接アクセスできない非メッシュ ネットワークで便利です。
このコマンドがネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループ用に設定されている場合、このグループを使用するネイバーはこの設定を継承します。あるネイバーに対して特別にこのコマンドを設定すると、継承された値はすべて上書きされます。
IPv4 ラベル付きユニキャスト、IPv6 ラベル付きユニキャスト、または VRF ラベル付きユニキャスト アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで next-hop-self コマンドを設定すると、iBGP ピアにアドバタイズされるラベル付きプレフィックスに対して next-hop-self をイネーブルにできます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# next-hop-self
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# next-hop-self RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# use af-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# next-hop-self inheritance-disable
外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ピアにアドバタイズする前のネクスト ホップの上書きをディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで next-hop-unchanged コマンドを使用します。ネクスト ホップの上書きをイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
next-hop-unchanged [ inheritance-disable ]
no next-hop-unchanged [ inheritance-disable | multipath ]
inheritance-disable |
(任意)eBGP ピアにアドバタイズする前のネクスト ホップ上書きを許可します(この機能がネイバー グループまたはアドレス ファミリ グループから継承された可能性がある場合に)。 |
multipath |
(オプション)マルチパス プレフィックスに対するネクストホップ計算の上書きをディセーブルにします。 |
ネクスト ホップの上書きを許可します。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
マルチホップ eBGP ピアリング セッションに対してネクスト ホップを無変更のまま伝達するには、next-hop-unchanged コマンドを使用します。このコマンドは、ルート リフレクタで設定しないでください。また、ルート リフレクタ クライアントに対してこの機能がイネーブルになっているときに、next-hop-self コマンドを使用してルート リフレクタのネクスト ホップ属性を変更しないでください。
(注) |
ルート リフレクタの BGP 属性を誤って設定すると、不整合ルーティング、ルーティング ループ、または接続の損失が発生する可能性があります。ルート リフレクタの BGP 属性の設定は、経験豊富なネットワーク オペレータだけが行う必要があります。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# next-hop-unchanged disable RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# next-hop-unchanged multipath RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit
ネクスト ホップ解決の最小プレフィックス長を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで nexthop resolution prefix-length minimum コマンドを使用します。ネクスト ホップ解決の最小プレフィックス長をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
nexthop resolution prefix-length minimum prefix-length-value
no nexthop resolution prefix-length minimum prefix-length-value
prefix-length-value | プレフィックスの長さの最小値を設定します。範囲は 0 ~ 32 です。 |
最小プレフィックス長に対するネクスト ホップ解決はディセーブルです。
VPNv4 ユニキャスト アドレス ファミリ
VRF IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリ
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ネクスト ホップ解決の最小プレフィックス長を 32 として設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#nexthop resolution prefix-length minimum 32
指定した特性と一致するルートを持つネクストホップのみを BGP ルートの解決に使用するように指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで nexthop route-policy コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから nexthop route-policy コマンドを削除し、システムの動作をデフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nexthop route-policy route-policy-name
no nexthop route-policy route-policy-name
route-policy-name |
ネクストホップに基づくフィルタリングに使用されるルート ポリシー。 |
デフォルトの動作または値はありません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネクスト ホップによるルート ポリシー フィルタリングを設定するには、nexthop route-policy コマンドを使用します。
BGP ネクストホップ トラッキング機能では、次の特性を持つルートを持つネクスト ホップだけを BGP ルートの解決に使用するように指定することができます。
このルート ポリシーのフィルタリングが可能なのは、RIB により、ネクスト ホップを解決するルートのソース プロトコル、およびこのルートに関連付けられているマスクの長さが特定されるからです。
ネクストホップのアタッチ ポイントでは、プロトコル名やマスクの長さを使用した一致がサポートされています。BGP は、ルート ポリシーにより無効であるとして拒否されたネクスト ホップをすべてマークします。無効なネクスト ホップを使用するルートについては最適パスは計算されません。無効なネクスト ホップはアクティブ キャッシュにそのまま残り、show bgp nexthop コマンドの一部として表示できますが、そのステータスは無効になっています。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ルート ポリシー nexthop_A をネクスト ホップのフィルタに使用するポリシーとして指定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# nexthop route-policy nexthop_A
ネクストホップ計算をトリガーするときの遅延を指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで nexthop trigger-delay コマンドを使用します。トリガー遅延をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
nexthop trigger-delay { critical delay | non-critical delay }
no nexthop trigger-delay { critical delay | non-critical delay }
critical |
重要なネクストホップ イベントを指定します。たとえば、ネクストホップが到達不能であるときです。 |
delay |
トリガーの遅延(単位はミリ秒)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
non-critical |
重要ではないネクストホップ イベントを指定します。例:Interior Gateway Protocol(IGP)メトリックの変更。 |
critical:3000 ミリ秒(IPv4 アドレス ファミリおよび IPv6 アドレス ファミリの場合)
critical:0 ミリ秒(VPNv4 アドレス ファミリおよび VPNv6 アドレス ファミリの場合)
non-critical:10000 ミリ秒(IPv4、IPv6、VPNv4、および VPNv6 アドレス ファミリの場合)
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
Pv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
Interior Gateway Protocol(IGP)の収束(コンバージェンス)に対して動的な方法を許可するには、nexthop trigger-delay コマンドを使用します。このコンバージェンスにより、BGP ではすべての通知が蓄積され、トリガーされるウォークの数が少なくなります。その結果、ルートの追加、削除、および変更のためにルーティング情報ベース(RIB)へプロセス間通信(IPC)する回数、およびピアへのアップデート回数が減ります。
(注) |
ネクストホップ トラッキングを実質的にオフにするには、delay に大きい値を設定します。 |
non-critical delay には、必ず、critical delay value 以上の値を設定する必要があります。
delay は、なんらかのイベントの後、IGP が安定した状態になるまでにかかる時間(IGP コンバージェンス タイム)よりもやや大きい値でなければなりません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# nexthop trigger-delay critical 3500
発信ルート フィルタ(ORF)およびインバウンド フィルタリング基準を指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで orf route-policy コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
orf route-policy route-policy-name
no orf route-policy route-policy-name
route-policy-name |
ルート ポリシーの名前。 |
ORF ルート ポリシーは定義されていません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、アウトバウンドおよびインバウンド フィルタリング基準を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#orf route-policy policy_A
2 つのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバー間の TCP 接続に Message Digest 5(MD5)認証を適用するには、適切なコンフィギュレーション モードで password コマンドを使用します。MD5 認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
password { clear | encrypted } password
no password [ clear password | encrypted password ]
clear |
暗号化されていないパスワードが続くことを示します。このパスワードはクリアテキストで、暗号化されておらず、大文字と小文字が区別されます。 |
encrypted |
暗号化パスワードが続くことを指定します。このパスワードは暗号化され、大文字と小文字が区別されます。 |
password |
最高 80 文字のパスワード。このパスワードでは、どのような英数字でも使用できます。ただし、先頭文字が数字である場合、またはパスワードにスペースが含まれる場合は、このパスワードを二重引用符で囲む必要があります(例:"2 password")。 |
適切なコンフィギュレーション モードでこのコマンドが指定されていない場合、2 つの BGP ネイバーの間での TCP 接続で MD5 認証はイネーブルにされません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
2 つの BGP ピアの間で認証をイネーブルにするには、パスワードを設定します。ピア間の TCP 接続で送信されるセグメントを個別に検証するには、password コマンドを使用します。両方のネットワーキング デバイスに同じパスワードを設定する必要があります。同じではない場合、接続できません。この認証機能では、MD5 アルゴリズムが使用されます。このコマンドを指定すると、TCP 接続上に送信されたすべてのセグメントで MD5 ダイジェストが生成され、チェックされるようになります。
ネイバー パスワードを設定しても、ネイバーの既存のセッションが終了することはありません。ただし、リモート ルータで新しいパスワードが設定されない限り、ローカル BGP プロセスはリモート デバイスからのキープアライブ メッセージを受信できません。ホールド タイムが終了するまでに、このパスワードがリモート デバイスでアップデートされなかった場合、このセッションは終了します。ホールド タイムは、timers コマンドまたは timers bgp コマンドを使用して変更できます。
このコマンドがネイバー グループ、またはネイバー アドレス ファミリ グループ用に設定されている場合、このグループを使用するネイバーはこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値よりも優先されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、パスワード password1 を使った MD5 認証を使用するためにネイバー 172.20.1.1 を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#password clear password1
RPKI キャッシュ サーバの SSH パスワードを指定するには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで password コマンドを使用します。SSH パスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
password password
no password password
password | SSH トランスポート メカニズムで使用されるパスワードを入力します。 |
パスワードは設定されていません。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
SSH では、リモート サーバへの接続に何らかの認証方式を使用することになっています。RPKI サーバに接続するための SSH 認証方式は、パスワード ベースです。したがって、RPKI キャッシュ サーバにユーザ名とパスワードが設定されている必要があります。ユーザ名とパスワードは、BGP の下で SSH トランスポートを使用するサーバごとに設定する必要があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、RPKI キャッシュ サーバ SSH トランスポート メカニズムに対してユーザ名(rpki-user)とパスワード(rpki-ssh-pass)を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#password rpki-ssh-pass
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのネイバー グループまたはセッション グループから継承したパスワード設定を上書きするには、適切なコンフィギュレーション モードで password-disable コマンドを使用します。継承したパスワード コマンドの上書きをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
password-disable
no password-disable
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ネイバーおよびセッション グループに対して設定されたパスワードは継承されます。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバー グループまたはセッション グループでパスワードを指定した場合、このグループのすべてのユーザはこのパスワードを継承します。このグループを使用するネイバーに対して異なる password コマンドを明示的に指定すると、継承した値が上書きされます。このグループを使用するネイバーに対して password-disable を指定すると、そのネイバーに対するパスワード認証がディセーブルになります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ネイバー 172.20.1.1 がセッション グループ group1 からパスワード password1 を継承しないように、このネイバーに対する MD5 認証をディセーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# password clear password1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# password-disable
プレフィックスを固定として設定するように定義するには、グローバル アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで permanent-network コマンドを使用します。固定として設定されたプレフィックスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。permanent-network コマンドはルート ポリシーを使用して、固定パスを作成する必要があるプレフィックス セット(ネットワーク)を特定します。
固定ネットワーク機能は、デフォルトの仮想ルーティングおよび転送(VRF)で IPv4 ユニキャストおよび IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリのプレフィックスだけをサポートします。
permanent-network route-policy route-policy-name
no permanent-network
route-policy route-policy-name |
設定済みのルーティング ポリシーを指定します。 |
なし
アドレスファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、POLICY-PERMANENT-NETWORK-IPv4 というルート ポリシーに対して固定パスを定義する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-af)# permanent-network route-policy POLICY-PERMANENT-NETWORK-IPv4
優先レベルを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで precedence コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから precedence コマンドを削除し、システムのインターバルをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
precedence value
no precedence [ value ]
value |
precedence の値。precedence 値には 0 ~ 7 の数値、または次のキーワードのいずれかを指定できます。 routine:パケットの優先レベルを routine(0)に設定します。 priority:パケットの優先レベルを priority(1)に設定します。 immediate:パケットの優先レベルを immediate(2)に設定します。 flash:パケットの優先レベルを flash(3)に設定します。 flash-override:パケットの優先レベルを flash override(4)に設定します。 critical:パケットの優先レベルを critical(5)に設定します。 internet:パケットの優先レベルを internetwork control(6)に設定します。 network:パケットの優先レベルを network control(7)に設定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー セッション グループ コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
優先順位値を設定するには、precedence コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 5 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.1.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# precedence 2
RPKI キャッシュ サーバのプリファレンス値を指定するには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで preference コマンドを使用します。プリファレンス値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
preference preference-value
no preference preference-value
preference-value |
|
プリファレンス値は設定されていません。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、RPKI コンフィギュレーションのプリファレンス値を 1 と設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#password rpki-ssh-pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#preference 1
RPKI キャッシュ サーバからのルートを、キャッシュ セッションがドロップした後も BGP で保持する時間の長さを設定するには、purge-time コマンドを RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで使用します。purge-time コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
purge-time time-in-seconds
no purge-time time-in-seconds
time-in-seconds | パージ時間を秒単位で設定します。範囲は 30 ~ 360 秒です。 |
パージ時間は設定されていません。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
キャッシュ セッションがドロップされると、そのキャッシュの「パージ タイマー」が開始します。タイマーの時間内にセッションが再確立された場合は、パージ タイマーが停止し、それ以上のアクションは行われません。タイマーの時間内にキャッシュ セッションが再確立されなかった場合にのみ、すべての ROA がキャッシュから削除されます。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、RPKI キャッシュのパージ時間を 30 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki cache 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#password rpki-ssh-pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#preference 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#purge-time 30
ルート識別子を設定するには、VRF コンフィギュレーション モードで rd コマンドを使用します。ルート識別子をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
rd { as-number : nn | ip-address : nn | auto }
no rd { as-number : nn | ip-address : nn | auto }
as-number:nn |
|
ip-address:nn |
ルート識別子の IP アドレス。 |
auto |
一意のルート識別子を自動的に割り当てます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
複数の VRF の間でプレフィックスが一意となるようにするには、rd コマンドを使用します。
ルート識別子の自動割り当ては、BGP ルータ コンフィギュレーション モードで bgp router-id コマンドを使用してルータ ID が割り当てられている場合にのみ実行できます。自動ルート識別子生成では、一意のルータ ID が使用されます。
ルート識別子の設定には、次の制約事項があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、一意のルート識別子を VRF インスタンス vrf-1 に自動的に割り当てる方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# vrf vrf-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)# rd auto
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーの受信バッファのサイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで receive-buffer-size コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから receive-buffer-size コマンドを削除してシステムをデフォルト状態に戻し、デフォルト サイズが使用されるようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
receive-buffer-size socket-size [ bgp-size ]
no receive-buffer-size [ socket-size ] [ bgp-size ]
socket-size |
受信側ソケット バッファのサイズ(単位はバイト)。範囲は 512 ~ 131072 です。 |
bgp-size |
(任意)BGP の受信バッファのサイズ(単位はバイト)。範囲は 512 ~ 131072 です。 |
socket-size:32,768 バイト
bgp-size:4,032 バイト
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーからアップデートを受信するときのバッファ サイズを増加させるには、receive-buffer-size コマンドを使用します。バッファが大きければ大きいほど、コンバージェンス タイムが短縮されます。これは、同時に処理できるパケットの数が増えるからです。ただし、大きいバッファを割り当てると、ルータで消費されるメモリの量も増えます。
(注) |
ソケット バッファ サイズを増やした結果、メモリの使用量が増えるのは、ソフトウェアによる処理を待機するメッセージの数が多い場合だけです。対照的に、BGP バッファ サイズを増やすと、メモリが無制限に使用されるようになります。 |
このコマンドがネイバー グループ、またはセッション グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# receive-buffer-size 65536 8192
あるルーティング ドメインからボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)にルートを再配布するには、適切なコンフィギュレーション モードで redistribute コマンドを使用します。ルートの再配布をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
redistribute connected [ metric metric-value ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute connected [ metric metric-value ] [ route-policy route-policy-name ]
redistribute isis process-id [ level | | { 1 | | 1-inter-area | | 2 } ] [ metric metric-value ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute isis process-id [ level | | { 1 | | 1-inter-area | | 2 } ] [ metric metric-value ] [ route-policy route-policy-name ]
redistribute ospf process-id
no redistribute ospf process-id
redistribute ospf process-id
no redistribute ospf process-id
redistribute static [ metric metric-value ] [ route-policy route-policy-name ]
no redistribute static [ metric metric-value ] [ route-policy route-policy-name ]
ルートの再配布はディセーブルです。
IS-IS の場合のデフォルトは、レベル 1 およびレベル 2 ルートを再配布することです。
OSPF の場合のデフォルトは、タイプ 1 とタイプ 2 の内部、外部、および NSSA 外部ルートを再配布することです。
OSPFv3 の場合のデフォルトは、タイプ 1 とタイプ 2 の内部、外部、および NSSA 外部ルートを再配布することです。
デフォルトでは、Interior Gateway Protocol(IGP)メトリックはこのルートに割り当てられます。接続ルート、およびスタティック ルートについてのデフォルト メトリックは 0 です
metricmetric-value:0
match {internal | external[1 | 2] | nssa-external [1 | 2]}:match が未指定の場合、デフォルトではすべてのルートが対象になります。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション、ユニキャストとマルチキャストの両方(connected、isis、ospf、static がサポートされます)
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション、ユニキャストとマルチキャストの両方(connected、isis、ospfv3、static がサポートされます)
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
属性およびルート ポリシーの設定やマッチングに使用されるコマンド キーワードの両方を使用して(BGP に)ルートを再配布する場合、ルートは、まず、ルート ポリシーを実行し、次にキーワードのマッチングおよび設定を行います。 |
プロトコルの個々のインスタンスは、その他のインスタンスとは関係なく再配布されます。特定のインスタンスの再配布を変更または削除しても、その他のプロトコルや、同じプロトコルの別のインスタンスの再配布機能には影響ありません。
network コマンドを使用して指定されたネットワークは、redistribute コマンドによる影響を受けません。つまり、network コマンドで指定されたルーティング ポリシーは、redistribute コマンドで指定されたポリシーよりも優先されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# redistribute ospf 110
RPKI サーバに定期的なシリアル クエリーを送信してから次の送信までの BGP 待機時間を設定するには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで refresh-time コマンドを使用します。refresh-time コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
refresh-time { time-in-seconds | off }
no refresh-time { time-in-seconds | off }
off | シリアル クエリーを定期的に送信しないことを指定します。 |
time-in-seconds | リフレッシュ時間を秒単位で設定します。範囲は 30 ~ 3600 秒です。 |
リフレッシュ時間は設定されていません。
RPKI キャッシュ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、BGP のリフレッシュ時間(サーバに定期的なシリアル クエリーを送信してから次の送信まで待つ時間)を 30 秒として設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#password rpki-ssh-pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#preference 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#purge-time 30 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#refresh-time 30
RPKI キャッシュ サーバにシリアルまたはリセット クエリーを送信した後にサーバからの応答を待つ時間の長さを設定するには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで response-time コマンドを使用します。response-time コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
response-time { time-in-seconds | off }
no response-time { time-in-seconds | off }
off | RPKI キャッシュからの応答を無期限に待つことを指定します。 |
time-in-seconds | 応答時間を秒単位で指定します。範囲は 30 ~ 3600 秒です。 |
応答時間は設定されていません。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、RPKI サーバにシリアルまたはリセット クエリーを送信した後に応答を待つ時間を 30 秒として設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 72.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#password rpki-ssh-pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#preference 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#purge-time 30 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#refresh-time 30 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#response-time 30
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーを作成して、ルーティング情報の交換を開始するには、適切なコンフィギュレーション モードで remote-as コマンドを使用します。BGP ネイバーのエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
remote-as as-number
no remote-as [ as-number ]
as-number |
ネイバーが属する自律システム(AS)。 |
BGP ネイバーは存在しません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーを作成してリモート自律システム番号を割り当てるには、remote-as コマンドを使用します。リモート自律システム番号がなければ、ネイバーに対してこれ以外のコマンドを設定できません。ネイバーからリモート自律システムを削除すると、このネイバーは削除されます。ネイバーにその他の設定がなされている場合、その自律システム番号を削除できません。
(注) |
ネイバーの削除には、no remote-as コマンドではなく、no neighbor コマンドを使用することをお勧めします。 |
ネイバーに対して指定されているリモート自律システム番号が、router bgp コマンドで指定された自律システム番号と一致する場合、そのネイバーはローカル自律システムにとって内部であると見なされます。それ以外の場合は、ネイバーは外部にあると認識されます。
neighbor-group コマンドまたは session-group コマンドを使用して、ネイバー グループまたはセッション グループに remote-as コマンドを設定した場合、このコマンドで設定された特性はグループを使用するすべてのネイバーによって継承されます。このネイバーに対してこのコマンドを直接設定すると、このグループから継承された値が上書きされます。
ネイバー コンフィギュレーション サブモードで、remote-as が設定されているセッション グループまたはネイバー グループを使用するように設定すると、ネイバーが作成されていない場合は、ネイバーが作成され、そのネイバーに自律システム番号が割り当てられます。
(注) |
同一の設定コミットで、remote-as コマンドと no use neighbor-group コマンドの組み合わせ、または remote-as コマンドと no use session-group コマンドの組み合わせを指定しないでください。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、ネイバー 10.0.0.1(内部)とネイバー 192.168.0.1(外部)の 2 つのネイバーに自律システム番号を割り当て、このルータ、およびこれらのネイバーそれぞれの間でルーティング情報を共有するピアリング セッションを設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)#exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#use session-group group2
次の例は、自律システム番号 1 を使用して、group2 というセッション グループを設定する方法を示しています。ネイバー 10.0.0.1 が作成され、セッション グループ group2 から自律システム番号 1 が継承されます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group2
外部ネイバーへのアップデートの生成時に、自律システム パスからプライベート自律システム番号を削除するには、適切なコンフィギュレーション モードで remove-private-as コマンドを使用します。ルータをデフォルトの状態に設定して、プライベート自律システム番号の削除されないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
remove-private-as [ inheritance-disable ] [entire-aspath]
no remove-private-as [ inheritance-disable ] [entire-aspath]
inheritance-disable |
(任意)継承する代わりに、ネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループから機能をディセーブルにできるようにします。 |
entire-aspath |
(任意)パス内のすべての AS がプライベートである場合にのみ、自律システム パスからプライベート自律システム番号全体を削除します。 |
このコマンドが適切なコンフィギュレーション モードで指定されていない場合、プライベート自律システム番号は、外部ネイバーに送信されるアップデートから削除されません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
この機能は、外部 BGP(eBGP)ネイバーでだけ使用できます。
アップデートを外部ネイバーに渡したとき、自律システム パスに含まれる先行自律システム シーケンスにプライベート自律システム番号だけが含まれ、ネイバーの自律システム番号が含まれていない場合、このシーケンスはすべて削除されます。
このコマンドを BGP コンフェデレーションで使用した場合、自律システム パスのコンフェデレーション部分に続く要素がシーケンスであれば、これが先行シーケンスと見なされます。
プライベート自律システムの値の範囲は 64512 ~ 65535 です。
このコマンドがネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
自律システム パス内のすべての AS がプライベートである場合にのみ、entire-aspath を使用して、プライベート自律システム番号全体をパスから削除します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# remove-private-as
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# remove-private-as RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# use af-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# remove-private-as inheritance-disable
ネットワークが収束するまでローカル ラベルを保持するには、適切なアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで retain local-label コマンドを使用します。ローカル ラベルの保持をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
retain local-label minutes
no retain local-label
minutes |
ローカル保持期間(分)。指定できる範囲は 3 ~ 60 分です。デフォルトの保持時間は 5 分です。 |
minutes: 5
L2VPN アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VPNv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VPNv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、ローカル ラベルが 5 分間保持されるように設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# retain local-label 5
特定のルート ターゲットが付いた受信済みアップデートを受け入れるには、適切なコンフィギュレーション モードで retain route-target コマンドを使用します。指定したルート ターゲットがタグ付けされたルートの保持をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
retain route-target { all | route-policy route-policy-name }
no retain route-target [ all | route-policy route-policy-name ]
all |
少なくとも 1 つのルート ターゲットを含む、受信したアップデートを受け入れます。 |
route-policyrouter-policy-name |
指定されたルート フィルタ ポリシーにより受け入れられた、受信したアップデートを受け入れます。 |
デフォルトではすべてのルート ターゲットが受け入れられます。
VPNv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VPNv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
特定のルート ターゲット(RT)のタグが付いているルートを保持するようにルート リフレクタ(RR)を設定するには、retain route-target コマンドを使用します。
retain route-target は、Inter-AS オプション B ASBR の必須コマンドです。Inter-AS オプション B ASBR の場合、デフォルトでは、VPNv4 BGP テーブルを PE ルータから取得するように retain route-target が設定されている必要があります(all または route-policy オプションを使用)。
すべての VPNv4 ルートを保持するために、プロバイダー エッジ(PE)は必要ありません。PE ルータでは、そのルータ上で設定された VPN のインポート RT と一致するルートだけを維持しますが、RR はすべての VPNv4 ルートを維持する必要があります。これは、RR が PE ルータとピアになり、その他の PE では、RT タグ付けされた異なる VPNv4 ルートが必要かもしれないからです。RR にスケーラビリティを与えるには、定義された RT コミュニティ セットを持つルートだけを保持するように RR を設定し、別の VPN セットにサービスを提供するようにこれらの RR の一部を設定します。PE で設定された VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスにサービスを提供するすべての RR とピアになるように PE を設定できます。PE がまだルートを保持していない RT を使用して、新しい VRF を設定すると、この PE は RR に対してルート リフレッシュ要求を発行し、関連する VPN ルートを取得します。
route-policy route-policy-name キーワードと引数にはポリシー名を指定します。このポリシーで規定される拡張コミュニティをパスが持っていれば、そのパスは RR によって保持されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# retain route-target route-filter ft-policy-A
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーにアドバタイズされるアップデート、またはこのネイバーから受信するアップデートにルーティング ポリシーを適用するには、適切なコンフィギュレーション モードで route-policy コマンドを使用します。アップデートへのルーティング ポリシーの適用をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
route-policy route-policy-name [ parameter1, parameter2, ..., parametern ] { in | | out }
no route-policy route-policy-name [ parameter1, parameter2, ..., parametern ] { in | | out }
route-policy-name |
ルート ポリシーの名前。route-policy-name に続けて、最高 16 個のパラメータを指定できます。これらのパラメータは角カッコ([ ])で囲みます。 |
in |
ポリシーを着信ルートに適用します。 |
out |
ポリシーを発信ルートに適用します。 |
ポリシーは適用されません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
着信ルートまたは発信ルートのルーティング ポリシーを指定するには、route-policy コマンドを使用します。ポリシーを使用すると、ルートのフィルタリングやルート属性の変更ができます。route-policy コマンドは、ポリシーの定義に使用されます。
(注) |
一意の名前を持つアウトバウンド ネイバー ポリシーを多数設定すると、パフォーマンスに悪影響がおよびます。これは、一意の名前を持つルート ポリシーが機能的に同一である場合にもあてはまります。このコマンドで使用するために、同じ機能を持つルート ポリシーを複数設定することはお勧めできません。たとえば、Policy A および Policy B は異なるネイバーに指定されているが、機能的にはまったく同じである場合、これら 2 つのポリシーは 1 つのポリシーとして設定する必要があります。 |
ネイバー グループまたはネイバー アドレス ファミリ グループに対して route-policy コマンドを設定すると、そのグループを使用するすべてのネイバーが設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# route-policy In-Ipv4 in
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング プロセスを設定するには、 XR コンフィギュレーション モードで router bgp コマンドを使用します。すべての BGP 設定を削除し、BGP ルーティング プロセスを終了させるには、このコマンドの no 形式を使用します。
router bgp as-number [ instance instance-name ]
no router bgp [ as-number ]
as-number |
ルータが常駐する自律システム(AS)を特定する番号。 |
instance instance-name |
インスタンスとインスタンス名を指定します。インスタンス名の最大長は 32 文字です。 distributed speaker コマンドは、router bgp instanceinstance-name コマンドに置き換えられました。 |
BGP ルーティング プロセスはイネーブルにされません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ループが発生することなく自律システム間のルーティング情報が交換されることを自動的に保証する分散ルーティング コアを設定するには、router bgp コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
rib |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 120
リソース公開キー インフラストラクチャ(RPKI)キャッシュ サーバ(rpki-server)コンフィギュレーション モードを開始して、RPKI パラメータ コンフィギュレーションをイネーブルにするには、ルータ BGP コンフィギュレーション モードで rpki server コマンドを使用します。RPKI サーバ コンフィギュレーション モードを解除し、キャッシュ サーバへのリンクをキャッシュ リストから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
rpki server { host-name | ip-address }
no rpki server { host-name | ip-address }
host-name | RPKI キャッシュ データベースのホスト名。 |
ip-address | RPKI キャッシュ データベースの IP アドレス。 |
RPKI サーバ コンフィギュレーションはディセーブルです。
ルータ BGP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例では、RPKI キャッシュ サーバ データベースを設定し、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#
特定のラインカードで選択的 VRF ダウンロード(SVD)をディセーブルにして、すべてのプレフィックスとラベルをそのラインカードにダウンロードできるようにするには、 XR コンフィギュレーション モードで selective-vrf-download disable コマンドを使用します。SVD をイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
selective-vrf-download disable
no selective-vrf-download disable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
SVD はイネーブルです。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
SVD をディセーブルにした後でコンフィギュレーション変更をアクティブにするために、アクティブ RP をフェールオーバーするか、ルータをリロードする必要があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ip-services |
読み取り、書き込み |
次の例では、選択的 VRF ダウンロードをディセーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#selective-vrf-download disable
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーの送信バッファのサイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで send-buffer-size コマンドを使用します。送信バッファのサイズをデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
send-buffer-size socket-size [ bgp-size ]
no send-buffer-size [ socket-size ] [ bgp-size ]
socket-size |
送信側ソケット バッファのサイズ(単位はバイト)。範囲は 4096 ~ 131072 です。 |
bgp-size |
(任意)BGP プロセス送信バッファのサイズ(単位はバイト)。範囲は 4096 ~ 131072 です。 |
socket-size:10240 バイト
bgp-size:4096 バイト
デフォルトを変更するには、socket send-buffer-size コマンドを使用します。
ネイバー コンフィギュレーション
VRF ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
アップデートをネイバーに送信するときに使用するバッファ サイズを増やすには、send-buffer-size コマンドを使用します。バッファが大きければ大きいほど、コンバージェンス タイムが短縮されます。これは、同時に処理できるパケットの数が増えるからです。ただし、大きいバッファを割り当てると、ルータで使用されるメモリの量も増えます。
(注) |
ソケット バッファ サイズを増やした結果、メモリの使用量が増えるのは、ソフトウェアによる処理を待機するメッセージの数が多い場合だけです。対照的に、BGP バッファ サイズを増やすと、メモリが無制限に使用されるようになります。 |
このコマンドがネイバー グループ、またはセッション グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# send-buffer-size 8192 8192
コミュニティ属性を外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ネイバーに送信するように指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで send-community-ebgp コマンドを使用します。eBGP ネイバーへのコミュニティ属性の送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
send-community-ebgp [ inheritance-disable ]
no send-community-ebgp [ inheritance-disable ]
inheritance-disable |
(任意)ネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループから継承された設定の上書きを許可します。 |
コミュニティ(COMM)属性は、eBGP ピア(PE-CE ピアも含まれます)には送信されません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
コミュニティ属性を eBGP ネイバーに送信するかどうかを制御するには、send-community-ebgp コマンドを使用します。このコマンドは、iBGP ネイバーに対しては設定できません。コミュニティ属性は常に iBGP ネイバーに送信されるからです。
IOS XR BGP により eBGP VPN ピア(VPNv4 または VPNv6)のコミュニティ属性を更新する場合は、send-community-ebgp コマンドを別途設定する必要はありません。コミュニティ属性はデフォルトで更新されます。
このコマンドがネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーに対して特別にこのコマンドを設定すると、継承された値が上書きされます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、IP Version 4(IPv4)マルチキャスト ルートのネイバー 172.20.1.1 にコミュニティ属性を送信するルータをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# send-community-ebgp
次の例は、ネイバー 172.20.1.1 に対するコミュニティ属性の配信をディセーブルにし、この機能がアドレス ファミリ グループ group1 から継承することを回避する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# send-community-ebgp RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# use af-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# send-community-ebgp inheritance-disable
拡張コミュニティ属性を外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ネイバーに送信するように指定するには、適切なコンフィギュレーション モードで send-extended-community-ebgp コマンドを使用します。eBGP ネイバーへの拡張コミュニティ属性の送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
send-extended-community-ebgp [ inheritance-disable ]
no send-extended-community-ebgp [ inheritance-disable ]
inheritance-disable |
(任意)ネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループから継承された設定の上書きを許可します。 |
拡張コミュニティ(EXTCOMM)属性は、eBGP ピア(PE-CE ピアも含まれます)には送信されません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
拡張コミュニティ属性を eBGP ネイバーに送信するかどうかを制御するには、send-extended-community-ebgp コマンドを使用します。このコマンドは、iBGP ネイバーに対しては使用できません。拡張コミュニティ属性は常に iBGP ネイバーに送信されるからです。
IOS XR BGP が eBGP VPN ピア(VPNv4 または VPNv6)のコミュニティ属性を更新するときは、send-extended-community-ebgp コマンドを別途設定する必要はありません。コミュニティ属性はデフォルトで更新されます。
このコマンドがネイバー グループ、またはネイバー アドレス ファミリ グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# send-extended-community-ebgp
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 140 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group group1 address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# send-extended-community-ebgp RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# use af-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# send-extended-community-ebgp inheritance-disable
セッション グループを作成し、セッション グループ コンフィギュレーション モードに入るには、 XR コンフィギュレーション モードで session-group コマンドを使用します。セッション グループ、およびこれに関連付けられているコンフィギュレーションをすべて削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
session-group name
no session-group name
name |
セッション グループの名前。 |
セッション グループは作成されません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
セッション グループを作成するには、session-group コマンドを使用します。ネイバーはこのグループから、アドレス ファミリに依存しないコンフィギュレーションを継承できます。つまり、セッション グループは、アドレス ファミリ固有のコンフィギュレーションを持つことはできません。このコマンドにより、セッション グループ コンフィギュレーション モードに入ります。このモードでは、セッション グループに対する設定を入力できます。
セッション グループ コンフィギュレーション モード、およびネイバー コンフィギュレーション モードの両方で、多数のコマンドを設定できます。
セッション グループを使用すると、時間が短縮され、ルータ コンフィギュレーション サイズが削減されます。セッション グループの設定を継承できるネイバーの数に制限はないため、グループを使用することにより、多数のネイバーそれぞれに長い設定や複雑な設定をコピーする必要がなくなります。use コマンドを設定するだけで、ネイバーはセッション グループからすべての設定を継承できます。継承された特定のセッション グループ コンフィギュレーション コマンドは、特定のネイバーに対して明示的にコマンドを設定することにより、このネイバーについては上書きすることができます。
このコマンドの no 形式を使用すると、このセッション グループの設定がすべて削除されます。グループを削除すると、1 つ以上のネイバーでリモート自律システム番号が未設定のままになる場合は、このコマンドの no 形式は使用できません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group1 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# remote-as 1 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# advertisement-interval 2 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.2 RP/0/RSP0RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# advertisement-interval 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# password password1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# password-disable
特定の TCP オープン モードを使ってボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)セッションを確立するには、適切なコンフィギュレーション モードで session-open-mode コマンドを使用します。デフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
session-open-mode { active-only | both | passive-only }
no session-open-mode [ active-only | both | passive-only ]
active-only |
BGP セッションは、要求がローカル エンドにより開始され(アクティブオープン要求)、相手側からのすべてのパッシブオープン要求がローカル BGP により拒否された場合にだけ確立されるようにします。 |
both |
着信および発信 TCP 接続要求の両方から BGP セッションを確立できるようにします。要求が衝突したときは 1 つが拒否されます。 |
passive-only |
ローカル BGP により開始される TCP オープン要求はなく、セッションは、要求がリモート エンドから送信された場合だけ確立されるようにします。 |
デフォルトは both です。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、BGP は、新しいネイバーが設定されたときには必ず、アクティブ TCP 接続の開始を試行します。また、リモート ネイバーは ローカル BGP 画接続を開始する前に、TCP 接続を開始することもできます。このようなリモート ネイバーによる TCP 接続の開始は、パッシブオープン要求と見なされ、ローカル BGP でも受け付けられます。このデフォルト動作を変更するには session-open-mode コマンドを使用します。
(注) |
ピアリング ネイバーの両方が同じ、デフォルト以外の TCP セッション オープン モード(アクティブだけ、またはパッシブだけ)を使用している場合、BGP 接続は開かれず、また、BGP セッションの結果、BGP 接続は確立されません。両方のエンドがアクティブだけで設定されている場合、どちらのネイバーも相手エンドから TCP オープン要求を拒否します。1 つのネイバーを、パッシブだけ、またはアクティブとパッシブの両方として設定する必要があります。同様に、ネイバーの両方がパッシブだけで設定されている場合、どちらのネイバーも TCP オープン要求を開始せず、BGP セッションは確立されません。この場合も、ネイバーの 1 つを、アクティブだけ、またはアクティブとパッシブの両方として設定する必要があります。ただし、例外が 1 つあります。TCP セッション オープン モードがパッシブだけとなるように設定されたネイバーからの接続オープン要求は、要求を拒否する前に、接続の衝突の有無を検知するために処理されます。この例外により、ローカル BGP は、リモート ネイバーがダウンし、ローカル ルータにより検知されなかった場合に、セッションをリセットできるようになります。 |
存在しないネイバーを事前設定する必要がある場合は、session-open-mode コマンドを使用します。BGP が、ネイバーとの TCP セッションのセットアップを積極的に試行しないことを確認してください。このコマンドに対して、2 つのネイバーの両方に同一の非デフォルト値(active-only または passive-only キーワード)が設定されている場合、そのネイバーの間では BGP セッションは発生しません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 45.67.89.01 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# session-open-mode active-only
PBR BGP のフロータグ値を設定するには、ルート ポリシー コンフィギュレーション モードで set flow-tag コマンドを使用します。
set flow-tag { number | parameter }
number |
フロータグの値。指定できる値の範囲は 1 ~ 63 です。 |
parameter |
パラメータ名。パラメータ名の前に「$」を付ける必要があります。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ルート ポリシー コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
フロータグを設定してパケットを分類するには、set flow-tag コマンドを使用します。
このコマンドは、BGP テーブル ポリシー付加ポイントでサポートされます。プレフィックスは、フォワーディング プレーンでの後続の処理のためにマーキングされます。ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)を介してフロータグが伝播されると、インターフェイスでフロータグがイネーブルになり、フロータグの値に基づくパケット分類を使用してトラフィック シェーピングとポリシングが完了します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
route-policy |
読み取り、書き込み |
次の例は、set flow-tag コマンドの使用方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# route-policy policy_1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# set flow-tag 12 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rpl)# end-policy
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング テーブル内のエントリを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } | ipv6 { unicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4 {unicast | labeled-unicast} |
(任意)VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、設定されたアドレス ファミリとサブアドレス ファミリの組み合わせそれぞれについて、ルーティング テーブルが 1 つずつ含まれます。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
(注) |
大規模で複雑なルート ポリシーを設定した直後に show bgp コマンドを実行すると、システム データベースのタイムアウトが発生してエラー メッセージ(SYSDB-SYSDB-6-TIMEOUT_EDM)が表示されることがあります。show コマンドは、新しいルーティング ポリシーが有効になった後に実行することを推奨します。 |
特定のルートに関する詳細情報を表示するには、show bgpip-address {mask | /prefix-length} コマンドを使用します。マスクおよびプレフィックスの長さを指定しなかった場合、この IP アドレスに対する最長の照合プレフィックスの詳細が表示されます。
指定した BGP ルーティング テーブル内の全ルートを表示するには、show bgp コマンドを使用します。特定のプレフィックスよりも詳しいルートを表示するには、show bgpip-address {mask | /prefix-length} longer-prefixes コマンドを使用します。
特定のルートに関連付けられている、ローカル システムでは解釈できない一時的な属性の詳細を表示するには、unknown-attributes キーワードを使用します。
指定したプレフィックスの詳細を表示するには、show bgpip-address/prefix-lengthdetail コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp vpnv4 uni rd 2:1 3.0.0.0/24
[KBGP routing table entry for 3.0.0.0/24, Route Distinguisher: 2:1
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 350584 350584
Local Label: 16010
Last Modified: Jun 23 06:22:12.821 for 00:03:27
Paths: (1 available, best #1)
Not advertised to any peer
Path #1: Received by speaker 0
Not advertised to any peer
6913, (Received from a RR-client), (long-lived stale)
4.4.4.4 (metric 3) from 3.3.3.3 (4.4.4.4)
Received Label 16000
Origin EGP, localpref 100, valid, internal, best, group-best, import-candidate, not-in-vrf
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 350584
Extended community: RT:2:1
Originator: 4.4.4.4, Cluster list: 3.3.3.3
次の例は、BGP グレースフル メンテナンス機能がアクティブになっている場合の show bgp<IP address> コマンドの出力を示しており、グレースフル シャットダウン コミュニティとグレースフル シャット パス属性が表示されます。
RP/0/0/CPU0:R4#show bgp 5.5.5.5 ... 10.10.10.1 from 10.10.10.1 (192.168.0.5) Received Label 24000 Origin incomplete, metric 0, localpref 100, valid, internal, best, group-best, import-candidate Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 4 Community: graceful-shutdown Originator: 192.168.0.5, Cluster list: 192.168.0.1 ...
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820 BGP generic scan interval 60 secs BGP table state: Active Table ID: 0xe0000000 BGP main routing table version 3 Dampening enabled BGP scan interval 60 secs Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best i - internal, S stale Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path * i10.3.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 1239 ? *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 1239 ? * i10.6.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 690 568 ? *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 690 568 ? * i10.7.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 701 35 ? *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 701 35 ? * 192.168.40.24 0 1878 704 701 35 ? * i10.8.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 690 560 ? *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 690 560 ? * 192.168.40.24 0 1878 704 701 560 ? * i10.13.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 690 200 ? *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 690 200 ? * 192.168.40.24 0 1878 704 701 200 ? * i10.15.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 174 ? *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 174 ? * i10.16.0.0/16 172.20.22.1 0 100 0 1800 701 i *>i 172.20.16.1 0 100 0 1800 701 i * 192.168.40.24 0 1878 704 701 i Processed 8 prefixes, 8 paths
次の例は、ネットワークを指定した場合の show bgp コマンドからの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp 11.0.0.0/24 BGP router table entry for 11.0.0.0/24 Versions: Process bRIB/RIB SendTblVer Speaker 2 2 Last Modified: Mar 3 16:12:07.147 for 2d21h Paths: (3 available, best #1) Advertised to update-groups (with more than one peer): 0.1 Advertised to peers (in unique update groups): 10.4.101.1 Received by speaker 0 Local 0.0.0.0 from 0.0.0.0 (10.4.0.1) Origin IGP, metric 0, localpref 100, weight 32768, valid, local, best Received by speaker 0 2 3 4 10.4.101.1 from 10.4.101.1 (10.4.101.1) Origin IGP, localpref 100, valid, external Received by speaker 0 Local 10.4.101.2 from 10.4.101.2 (10.4.101.2) Origin IGP, localpref 100, valid, internal
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router table entry |
表示されているネットワーク。 |
Versions |
各 BGP プロセスのネットワーク バージョンのリスト。 |
Process |
BGP プロセスの名前。 |
bRIB/RIB |
RIB に送信するためのネットワークのバージョン。このバージョンとプロセスの bRIB/RIB バージョン(show bgp summary の先頭)を比較することにより、ネットワークが RIB に送信されたかどうかを確認することができます。 |
SendTblVer |
ネイバーにアドバタイズするためのネットワークのバージョン。これを、ネイバーのバージョンと比較し、このネットワークが特定のネイバーにアドバタイズされているかどうかを判断することができます。 |
Last Modified |
このルートが最後に変更されたときのタイムスタンプ。 |
Paths |
ネットワークのパスのリスト(つまり、ネットワークに到達するためのルート)。パスの数、および最適パスのインデックスは指定されます。 |
not advertised to any peer |
最適パスは NO_ADVERTISE コミュニティとともに受信されたもので、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
not advertised to EBGP peer |
最適パスは NO_EXPORT コミュニティとともに受信されたもので、eBGP ネイバーにはアドバタイズされません。 |
not advertised outside local AS |
最適パスは LOCAL_AS コミュニティとともに受信されたもので、ローカル AS の外部にあるピアにはアドバタイズされません。 |
Advertisements of this net are suppressed by an aggregate |
ネットワークは設定された集約の、より具体的なプレフィックスで、抑制されています。抑制解除マップを設定していない限り、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Advertised to update-groups |
ネットがアドバタイズされたアップデート グループのリスト。1 ピアだけのアップデート グループはここにリストされません。 |
Advertised to peers |
ネットがアドバタイズされたネイバーのリスト。上記にリストされたアップデート グループのいずれかにあるネイバーは、個別にリストされません。アップデート グループ内で一意のネイバーだけがリストされます。 |
Received by speaker 0 |
パスが発信された BGP プロセス。これは、スタンドアロン モードの場合は常に「speaker 0」となります。BGP が分散モードの場合、これはスピーカー ID になります。 |
AS Path |
パスで受信された自律システム(AS)パス。AS パスが空白の場合は、「Local」が表示されます。これは、このルータ上または同一 AS 内のネイバー ルータ上でローカルに生成されたパスの場合です。 |
aggregated by |
パスが集約パスの場合、集約を実行したルータのルータ ID。 |
suppressed due to dampening |
設定されたパスのダンプニングによってパスが抑制されました。 |
history entry |
パスは取り消されますが、ダンプニング情報を格納するためにコピーが保持されます。 |
Received from a RR-client |
ルータ リフレクタ クライアントからパスが受信されました。 |
received-only |
ソフト再設定インバウンドが設定されている場合、パスは受信されましたが、インバウンド ポリシーによってドロップされるか、受け入れられて変更されました。いずれの場合も、received-only 値は元の変更されていないパスのコピーです。 |
received & used |
ソフトウェア再設定インバウンドが設定されている場合、パスは受信されてインバウンド ポリシーによって受け入れられましたが、変更されませんでした。 |
stale |
パスを受信したネイバーがダウンしていて、グレースフル リスタートをサポートするためにパスが保持され、ステイルとマークされます。 |
<nexthop> from <neighbor> (<router-id>) |
パスのネクスト ホップ。ネクスト ホップが、BGP 外のメカニズム(たとえば再配布されたパスなど)によって既知となったものである場合は、0.0.0.0 が表示されます。 ネクスト ホップの後に、パスの起点であるネイバーとそのルータ ID が表示されます。パスがローカルに生成された場合は(集約パス、再配布パスなど)、ネイバーアドレスとして 0.0.0.0 が表示されます。 |
Origin |
IGP:IGP から発信されたパス EGP:EGP から発信されたパス incomplete:パスの発信元が不明です。 |
metric |
パスの MED 値。 |
localpref |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
weight |
(0 ではない場合)ローカルに割り当てられたパスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
valid |
パスが有効で、最良パス計算で考慮することができます。 |
redistributed |
パスは redistribute コマンドによって再配布されます。 |
aggregated |
パスは、aggregate-address コマンドによってローカルに作成された集約パスです。 |
local |
パスは、network コマンドによるローカル ネットワーク ソースです。 |
internal |
パスが iBGP ネイバーから受信されました。 |
external |
パスが eBGP ネイバーから受信されました。 |
atomic-aggregate |
atomic-aggregate フラグが設定されたパスが受信されました。集約時に削除されたパス情報がいくつかあります。 |
best |
パスがネットワークの最良パスで、ルーティングに使用され、ピアへアドバタイズされます。 |
multipath |
パスがマルチパスで、最良パスとともに RIB にインストールされます。 |
Community |
パスに添付されるコミュニティのリスト。 |
Extended community |
パスに添付される拡張コミュニティのリスト。 |
Originator |
パスが反映される場合の AS Cluster list 内にあるパスのオリジネータ。 |
AS Cluster list |
パスが反映される場合パスが通過した RR クラスタのリスト。 |
Dampinfo |
パスがダンプされた場合のペナルティおよび再利用情報。 |
penalty |
パスの現在のペナルティ。 |
flapped |
パスがフラップする回数と最初のフラップからの時間。 |
reuse in |
パスが再利用されるまでの時間(未ダンプ)。 |
half life |
設定されたパスのハーフライフ。 |
suppress value |
パスが抑制されるペナルティ。 |
reuse value |
パスが再利用されるペナルティ。 |
Maximum suppress time |
パスを抑制できる最長時間。 |
次の例は、ip-address/prefix-lengthdetail オプションを指定した場合の show bgp の出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp 51.0.0.0/24 detail
Sat Mar 14 00:37:14.109 PST PDT
BGP routing table entry for 51.0.0.0/24
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 3 3
Flags: 0x3e1000, label_retention: not enabled
Last Modified: Mar 13 19:32:17.976 for 05:04:56
Paths: (1 available, best #1)
Advertised to update-groups (with more than one peer):
0.3 0.4 0.7 0.8
Advertised to peers (in unique update groups):
201.48.20.1
Path #1: Received by speaker 0
Flags: 0x1000003
200 201
213.0.0.6 from 213.0.0.6 (200.200.3.1)
Origin IGP, localpref 100, valid, external, best
次に示す show bgp コマンドからの出力例は、受信した追加パスも表示されています。
BGP routing table entry for 51.0.1.0/24, Route Distinguisher: 2:1 Versions: Process bRIB/RIB SendTblVer Speaker 63 63 Flags: 0x040630f2 Last Modified: Nov 11 12:44:05.811 for 00:00:16 Paths: (3 available, best #2) Advertised to CE peers (in unique update groups): 10.51.0.10 Path #1: Received by speaker 0 Flags: 0x3 Not advertised to any peer 111 111 111 111 111 111 111 111 10.51.0.10 from 10.51.0.10 (11.11.11.11) Origin IGP, metric 0, localpref 100, valid, external Received Path ID 0, Local Path ID 0, version 0 Extended community: RT:55:1 Path #2: Received by speaker 0 Flags: 0x5060007 Advertised to CE peers (in unique update groups): 10.51.0.10 561 562 563 564 565 13.0.6.50 from 13.0.6.50 (13.0.6.50) Received Label 16 Origin IGP, localpref 100, valid, internal, best, group-best, import-candidate, imported Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 63 Extended community: RT:55:1 Path #3: Received by speaker 0 Flags: 0x4060007 Not advertised to any peer 591 592 593 594 595 13.0.9.50 from 13.0.9.50 (13.0.9.50) Received Label 16 Origin IGP, localpref 100, valid, internal, backup, add-path, import-candidate, imported Received Path ID 0, Local Path ID 4, version 63 Extended community: RT:22:232 RT:55:1
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp vpnv4 unicast rd 11:111 100.16.11.0/24
BGP routing table entry for 100.16.11.0/24, Route Distinguisher: 11:111
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 1834195 1834195
Paths: (2 available, best #1)
Advertised to update-groups (with more than one peer):
0.1
Path #1: Received by speaker 0
11
1:16.16.16.16 (metric 30) from 55.55.55.55 (16.16.16.16)
Received Label 19602
Origin incomplete, localpref 100, valid, internal, best, import-candidate, not-in-vrf, import suspect
Extended community: RT:11:11
Originator: 16.16.16.16, Cluster list: 55.55.55.55
Path #2: Received by speaker 0
11
1:16.16.16.16 (metric 30) from 88.88.88.88 (16.16.16.16)
Received Label 19602
Origin incomplete, localpref 100, valid, internal, not-in-vrf, import suspect
Extended community: RT:11:11
Originator: 16.16.16.16, Cluster list: 88.88.88.88
show bgp コマンドの出力に「import suspect」が表示されるのは、プレフィックスに対してインポート振動の可能性が検出された場合です。このようなプレフィックスのインポートが影響を受けることはありません。ただし、将来も振動が続いた場合は、そのプレフィックスのインポートをダンプニングさせることができます。次回のインポート実行中に振動が終了した場合は、そのプレフィックスの「import supect」が解除されます。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp summary
BGP router identifier 10.1.1.2, local AS number 100
BGP generic scan interval 60 secs
BGP table state: Active
Table ID: 0xe0000000 RD version: 5
BGP main routing table version 5
BGP scan interval 60 secs
BGP is operating in STANDALONE mode.
Process RcvTblVer RIBVer/RIBAckVer LabelVer ImportVer SendTblVer StandbyVer
Speaker 5 5/5 5 5 5 5
Neighbor Spk AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down St/PfxRcd
10.1.1.1 0 500 0 0 0 0 0 00:00:00 Idle
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp vpnv4 unicast rd 10.10.10.10:1 110.1.1.1/32 detail
BGP routing table entry for 110.1.1.1/32, Route Distinguisher: 10.10.10.10:1
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 1412487 1412487
Local Label: 137742 (no rewrite);
Flags: 0x04043001+0x00000000;
Last Modified: Jul 19 14:42:43.690 for 00:56:34
Paths: (2 available, best #1)
Advertised to peers (in unique update groups):
45.1.1.1
Path #1: Received by speaker 0
Flags: 0xd040003, import: 0x1f
Advertised to peers (in unique update groups):
45.1.1.1
101
10.5.1.2 from 10.5.1.2 (10.5.1.2)
Origin incomplete, localpref 100, valid, external, best, group-best, import-candidate
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 1412487
Extended community: RT:100:1
Path #2: Received by speaker 0
Flags: 0x324020005, import: 0x01
Not advertised to any peer
101
15.1.1.1 from 55.1.1.1 (15.1.1.1)
Received Label 137742
Origin incomplete, localpref 100, valid, internal, import-candidate, not-in-vrf, accept-own-self
Received Path ID 0, Local Path ID 0, version 0
Community: accept-own
Extended community: RT:100:1 RT:1000:1
Originator: 15.1.1.1, Cluster list: 55.1.1.1, 75.1.1.1, 45.1.1.1
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp vrf customer1 ipv4 uni 110.1.1.1/32
BGP routing table entry for 110.1.1.1/32, Route Distinguisher: 10.10.10.10:1
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 1412487 1412487
Local Label: 137742
Last Modified: Jul 19 14:42:43.690 for 01:01:22
Paths: (2 available, best #1)
Advertised to PE peers (in unique update groups):
45.1.1.1
Path #1: Received by speaker 0
Advertised to PE peers (in unique update groups):
45.1.1.1
101
10.5.1.2 from 10.5.1.2 (10.5.1.2)
Origin incomplete, localpref 100, valid, external, best, group-best, import-candidate
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 1412487
Extended community: RT:100:1
Path #2: Received by speaker 0
Not advertised to any peer
101
15.1.1.1 from 55.1.1.1 (15.1.1.1)
Received Label 137742
Origin incomplete, localpref 100, valid, internal, import-candidate, not-in-vrf, accept-own-self
Received Path ID 0, Local Path ID 0, version 0
Community: accept-own
Extended community: RT:100:1 RT:1000:1
Originator: 15.1.1.1, Cluster list: 55.1.1.1, 75.1.1.1, 45.1.1.1
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp vrf service1 ipv4 uni 110.1.1.1/32
BGP routing table entry for 110.1.1.1/32, Route Distinguisher: 11.11.11.11:1
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 1412497 1412497
Last Modified: Jul 19 14:43:08.690 for 01:39:22
Paths: (1 available, best #1)
Advertised to CE peers (in unique update groups):
10.8.1.2
Path #1: Received by speaker 0
Advertised to CE peers (in unique update groups):
10.8.1.2
101
10.5.1.2 from 55.1.1.1 (15.1.1.1)
Origin incomplete, localpref 100, valid, internal, best, group-best, import-candidate, imported, accept-own
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 1412497
Community: accept-own
Extended community: RT:100:1 RT:1000:1
Originator: 15.1.1.1, Cluster list: 55.1.1.1, 75.1.1.1, 45.1.1.1
フィールド | 説明 |
---|---|
accept-own-self |
カスタマー VRF の Accept Own パスに「accept-own-self」キーワード/フラグが含まれています。 |
accept-own |
Accept Own パスに「accept-own」キーワード/フラグが含まれています。 |
Community:accept-own |
パスに添付されるコミュニティのリスト:accept-own。 |
Extended community |
パスに添付される拡張コミュニティのリスト。 |
Cluster list |
ルートが渡された全ルート リフレクタのルータ ID またはクラスタ ID。 |
not-in-vrf net が設定されている場合は、パスが VRF に属していないことを示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp ipv4 unicast 1.0.0.0/24
BGP routing table entry for 1.0.0.0/24
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 90113 90113
Last Modified: Sep 6 04:46:03.650 for 00:14:19
Permanent Network
Paths: (2 available, best #2)
Advertised to peers (in unique update groups):
2.2.2.2
Path #1: Received by speaker 0
Advertised to peers (in unique update groups):
3.3.3.3
Local
0.0.0.0 from 0.0.0.0 (1.1.1.1)
Origin incomplete, metric 0, localpref 100, local, permanent-path
Received Path ID 0, Local Path ID 4, version 90113
Origin-AS validity: not-found
Path #2: Received by speaker 0
Advertised to peers (in unique update groups):
2.2.2.2
7813 7814
11.11.22.22 from 11.11.22.22 (192.1.1.1)
Origin EGP, localpref 100, valid, external, best, group-best, import-candidate
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 4
Origin-AS validity: not-found
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)モニタリング プロトコル(BMP)情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp bmp コマンドを使用します。
show bgp bmp { server server-id [detail] | summary }
serverserver-id |
server-id 変数で指定された BMP サーバに関する情報を表示します。 |
detail |
(任意)BMP サーバに関する詳細情報を表示します。 |
summary |
設定されているすべての BMP サーバのサマリー情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、summary キーワードを使用した場合の show bgp bmp コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp bmp summary
ID Host Port State Time NBRs
1 10.0.101.1 16666 ESTAB 00:29:52 1
2 10.0.101.2 16667 ESTAB 00:29:52 0
3 fed0::1001 26666 ESTAB 00:29:52 0
4 fed0::1002 26667 ESTAB 00:29:52 0
5 10.0.101.1 16666 ESTAB 00:21:49 0
6 10.0.101.1 16666 ESTAB 00:29:52 0
7 fed0::1001 26666 ESTAB 00:29:52 0
8 fed0::1001 26666 ESTAB 00:29:52 0
次の例は、server キーワードにサーバ ID として 4 を指定した場合の show bgp bmp コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp bmp server 4
BMP server 4
Host 10.0.101.1 Port 16666
Connected for 00:25:07
Precedence: internet
BGP neighbors: 1
VRF: - (0x60000000)
Update Source: 9.9.9.9 (Lo9)
Update Source Vrf ID: 0x60000000
Message Stats:
Total messages sent: 60
INITIATION: 1
TERMINATION: 0
STATS-REPORT: 0
PER-PEER messages: 59
Neighbor 20.0.101.11
Messages pending: 0
Messages sent: 59
PEER-UP: 1
PEER-DOWN: 0
ROUTE-MON: 58
アドレス ファミリ レベルのアップデート生成情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update out コマンドを使用します
show bgp [ afi safi ] update out [ brief | detail ]
aft | (任意)アドレス ファミリ識別子を表示します。 |
saft | (任意)後続のアドレス ファミリ識別子を表示します。 |
brief | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する概要情報を表示します。 |
detail | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する詳細情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp update out
Address-family "IPv4 Unicast"
Update generation status: Normal
Update OutQ: 0 bytes (0 messages)
AF update limit: 268435456 bytes (configured 268435456 bytes)
EBGP Sub-group update limit: 33554432 bytes (configured 33554432 bytes)
IBGP Sub-group update limit: 33554432 bytes (configured 33554432 bytes)
Main routing table version: 2
RIB version: 2
Minimum neighbor version: 2
AF Flags: 0x00000000
Update-groups: 1
Sub-groups: 1 (0 throttled)
Refresh sub-groups: 0 (0 throttled)
Filter-groups: 1
Neighbors: 3
History:
Update OutQ Hi: 300 bytes (1 messages)
Update OutQ Cumulative: 600 bytes (2 messages)
Update OutQ Discarded: 0 bytes (0 messages)
Update OutQ Cleared: 0 bytes (0 messages)
Last discarded from OutQ: --- (never)
Last cleared from OutQ: --- (never)
Update generation throttled 0 times, last event --- (never)
Update generation recovered 0 times, last event --- (never)
Update generation mem alloc failed 0 times, last event --- (never)
VRF "default", Address-family "IPv4 Unicast"
RD flags: 0x00000001
RD Version: 2
Table flags: 0x00000021
RIB version: 2
Update-groups: 1
Sub-groups: 1 (0 throttled)
Refresh sub-groups: 0 (0 throttled)
Filter-groups: 1
Neighbors: 3
RP/0/RSP0/CPU0:PE51_ASR-9010#
RP/0/RSP0/CPU0:PE51_ASR-9010#
RP/0/RSP0/CPU0:PE51_ASR-9010#show bgp update out filter-group
Thu Sep 13 01:43:48.183 DST
プロセス レベルのアップデート着信エラー処理情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update in error process を使用します。
show bgp update in error process [ brief | detail ]
brief | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する概要情報を表示します。 |
detail | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する詳細情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp update in error process
Basic Update error-handling:
EBGP: [Enabled]
IBGP: [Enabled]
Extended Update error-handling:
EBGP: [Disabled]
IBGP: [Disabled]
Malformed Update messages: 0
Neighbors that received malformed Update messages: 0
Last malformed Update received: --- (never)
フィルタグループ レベルでアップデート生成情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update out filter-group コマンドを使用します。
show bgp [ afi safi ] update out filter-group [fg-process-id] [ brief | detail ]
afisafi | アドレス ファミリと後続のアドレス ファミリ識別子を指定します。 |
fg-process-id | <x.y> 形式でフィルタグループ プロセス ID を指定します。範囲は <0-15>.<0-4294967295> です。 |
brief | (任意)フィルタグループ レベルのアップデート生成に関する概要情報を表示します。 |
detail | (任意)フィルタグループ レベルのアップデート生成に関する詳細情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
以下は、show bgp update out filter-group コマンドの出力例です。
プロセス レベルのアップデート生成情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update out process コマンドを使用します。
show bgp update out process [ brief | detail ]
brief | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する概要情報を表示します。 |
detail | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する詳細情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp update out process Wed Sep 12 08:26:04.308 DST Update generation status: Normal Update OutQ: 0 bytes (0 messages) Update limit: 536870912 bytes (configured 536870912 bytes) Update generation logging: [Disabled] Address-family Status Limit OutQ UG SG(Thr) SG-R(Thr) Nbrs IPv4 Unicast Normal 268435456 0 1 1(0) 0(0) 3 L2VPN VPLS Normal 268435456 0 1 1(0) 0(0) 3 History: Update OutQ Hi: 300 bytes (1 messages) Update OutQ Cumulative: 1200 bytes (4 messages) Update OutQ Discarded: 0 bytes (0 messages) Update OutQ Cleared: 0 bytes (0 messages) Last discarded from OutQ: --- (never) Last cleared from OutQ: --- (never) Update generation throttled 0 times, last event --- (never) Update generation recovered 0 times, last event --- (never) Update generation mem alloc failed 0 times, last event --- (never)
サブグループのアップデート生成情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update out sub-group コマンドを使用します。
show bgp [ afi safi ] update out [ update-group ug-index ] sub-group [sg-index] [ brief | detail ]
aft | (任意)アドレス ファミリ識別子を表示します。 |
saft | (任意)後続のアドレス ファミリ識別子を表示します。 |
brief | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する概要情報を表示します。 |
detail | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する詳細情報を表示します。 |
ug-index | (任意)<x.y> 形式でアップデートグループ プロセス ID を指定します。 |
sg-index | (任意)<x.y> 形式でサブグループ プロセス ID を指定します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
以下は、show bgp update out sub-group コマンドの出力例です。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp update out sub-group
VRF "default", Address-family "IPv4 Unicast"
Main routing table version: 2
RIB version: 2
SG UG Status Limit OutQ SG-R Nbrs Version ()
0.2 0.2 Normal 33554432 0 0 3 2 ()
RP/0/RSP0/CPU0:PE51_ASR-9010#
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドについて説明します。
アップデートグループのアップデート生成情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update out update-group コマンドを使用します。
show bgp [ afi safi ] update out update-group [ug-index] [ brief | detail ]
aft | (任意)アドレス ファミリ識別子を表示します。 |
saft | (任意)後続のアドレス ファミリ識別子を表示します。 |
brief | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する概要情報を表示します。 |
detail | (任意)プロセス レベルのアップデート生成に関する詳細情報を表示します。 |
ug-index | (任意)<x.y> 形式でアップデートグループ プロセス ID を指定します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
以下の例は、show bgp update out update-group コマンドの表示形式において重要なフィールドを示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp update out sub-group
VRF "default", Address-family "IPv4 Unicast"
Main routing table version: 2
RIB version: 2
SG UG Status Limit OutQ SG-R Nbrs Version ()
0.2 0.2 Normal 33554432 0 0 3 2 ()
RP/0/RSP0/CPU0:PE51_ASR-9010#show bgp update ou update-group
Wed Sep 12 08:37:24.756 DST
VRF "default", Address-family "IPv4 Unicast"
UG OutQ SG(Thr) SG-R(Thr) FG Nbrs
0.2 0 1(0) 0(0) 1 3
VRF レベルのアップデート着信エラー処理情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp vrf update in error を使用します。
show bgp [ vrf vrf-name ] update in error [ brief | detail ]
vrfvrf-name | (任意)デフォルト以外の VRF を表示します。 |
brief | (任意)概要情報を表示します。 |
detail | (任意)詳細情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp update in error
VRF "default"
Malformed Update messages: 0
Neighbors that received malformed Update messages: 0
Last malformed update received: --- (never)
複数または単一のネイバーのアドバタイズメントを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp advertised コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { all | labeled-unicast | mdt | multicast | tunnel | unicast } ] advertised [ neighbor ip-address ] [ standby ] [ summary ]
show bgp [ ipv6 { all | labeled-unicast | multicast | unicast } ] advertised [ neighbor ip-address ] [ standby ] [ summary ]
show bgp [ all { all | labeled-unicast | multicast | tunnel | unicast } ] advertised [ neighbor ip-address ] [ standby ] [ summary ]
show bgp [ vpnv4 unicast [ rd rd-address ] ] advertised [ neighbor ip-address ] [ standby ] [ summary ]
show bgp [ vpnv6 unicast [ rd rd-address ] ] advertised [ neighbor ip-address ] [ standby ] [ summary ]
show bgp [ vrf { vrf-name | all } [ ipv4 | { labeled-unicast | unicast } | ipv6 unicast ] ] advertised [ neighbor ip-address ] [ standby ] [ summary ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、設定されたアドレス ファミリとサブアドレス ファミリの組み合わせそれぞれについて、ルーティング テーブルが 1 つずつ含まれます。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
複数のピアまたは特定のピアにアドバタイズされたルートを表示するには、show bgp advertised コマンドを使用します。特定のポリシーによってピアに送信される可能性があるアドバタイズメントをプレビューするには(対応するアップデート メッセージがまだ生成されていない場合でも)、show bgp policy コマンドを使用します。
(注) |
ルートのアドバタイズメントがまだ送信されていない(かつ取り消されていない)場合、show bgp advertised コマンドを発行しても、そのルートは出力に表示されません。ルートのアドバタイズメントがまだ送信されていない場合、ルートは表示されません。 |
アドバタイズされたルートの要約を表示するには、summary キーワードを使用します。summary キーワードを指定しない場合は、アドバタイズされたルートの詳細情報が表示されます。
(注) |
show bgp advertised コマンドの出力に表示されるルートの詳細には、アウトバウンド ポリシーの適用は表示されません。したがって、このコマンドは、特定のルートがアドバタイズされたかどうかを示すだけで、アドバタイズされた属性の詳細は示しません。アドバタイズされた属性を表示するには、show bgp policy sent-advertisements コマンドを使用します。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードにおける show bgp advertised コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp advertised neighbor 10.0.101.4 summary
Network Next Hop From AS Path
1.1.1.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 2 3 222 333 444 555 i
1.1.2.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 3 4 5 6 7 i
1.1.3.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 77 88 33 44 55 99 99 99 i
1.1.4.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 2 5 6 7 8 i
1.1.7.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 3 5 i
1.1.8.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 77 88 99 99 99 i
フィールド |
説明 |
---|---|
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
From |
このルートをアドバタイズしたピアの IP アドレス。 |
AS Path |
このルートをアドバタイズしたピアの AS パス。 |
Local |
ローカル システムで発信されたルートを示します。 |
Local Aggregate |
ルートがローカル システムで作成された集約であることを示します。 |
Advertised to |
このエントリがアドバタイズされたピアを示します。全ネイバーへのアドバタイズメントの要約を表示する際にこのフィールドが出力で使用されます。 |
次の show bgp advertised コマンドの出力例は、詳細なアドバタイズメント情報を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp advertised neighbor 172.72.77.1
172.16.0.0/24 is advertised to 172.72.77.1
Path info:
neighbor: Local neighbor router id: 172.74.84.1
valid redistributed best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 0.0.0.0
MET ORG AS
origin: incomplete metric: 0
aspath:
10.52.0.0/16 is advertised to 172.72.77.1
Path info:
neighbor: Local Aggregate neighbor router id: 172.74.84.1
valid aggregated best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 0.0.0.0
ORG AGG ATOM
origin: IGP aggregator: 172.74.84.1 (1)
aspath:
フィールド |
説明 |
---|---|
is advertised to |
このルートがアドバタイズされたピアの IP アドレス。ルートが複数のピアにアドバタイズされた場合、各ピアについて情報が個別に表示されます。 |
neighbor |
このルートをアドバタイズしたピア、または次のいずれかの IP アドレス。 Local:ローカル システムで発信されたルート。 Local Aggregate:ルートはローカル システムで作成された集約です。 |
neighbor router id |
ピアの BGP ID、またはルートがローカル システムで発信された場合はローカル システムの BGP ID。 |
Not advertised to any peer |
アドバタイズされない well-known コミュニティがこのルートに関連付けられていることを示します。このコミュニティを持つルートは、どの BGP ピアにもアドバタイズされません。 |
Not advertised to any EBGP peer |
エクスポートされない well-known コミュニティがこのルートに関連付けられていることを示します。これらの外部ピアがローカル ルータと同じコンフェデレーションの一部であっても、このコミュニティを持つルートは外部 BGP ピアにアドバタイズされません。 |
Not advertised outside the local AS |
ローカル AS の well-known コミュニティがこのルートに関連付けられていることを示します。このコミュニティ値を持つルートは、ローカル自律システムやコンフェデレーション境界の外にアドバタイズされません。 |
(Received from a RR-client) |
ルータ リフレクタ クライアントからパスが受信されました。 |
(received-only) |
このパスは、ルーティング用に使用されません。これは、ソフト再構成をサポートするために使用され、インバウンド ポリシーがピアから受信されるパスへ適用される前にパス属性を記録します。「received-only」とマークされたパスは、インバウンド ポリシーによってパスがドロップされたか、インバウンド ポリシーによってパス情報が変更されてそのパスの別のコピーがルーティングに使用されることを示します。 |
(received & used) |
パスがソフト再設定とルーティング目的に両方で使用されることを示します。「received and used」とマークされたパスは、パス情報がインバウンド ポリシーによって変更されていないことを意味します。 |
valid |
パスが有効です。 |
redistributed |
再配布を通じてパスがローカルでソースされています。 |
aggregated |
集約を通じてパスがローカルでソースされています。 |
local |
network コマンドによりパスがローカルにソースされています。 |
confed |
コンフェデレーション ピアからパスが受信されました。 |
best |
パスが最良として選択されています。 |
multipath |
パスは、負荷分散のために選択された複数のパスの 1 つです。 |
dampinfo |
ダンプニング情報を示します。 Penalty:このパスの現在のペナルティ Flapped:ルートがフラップした回数 In:ルータが最初のフラップを認識してから経過した時間(時:分:秒)。 Reuse in:パスが使用可能になった後から経過した時間(時:分:秒)。このフィールドは、パスが現在抑制されている場合だけ表示されます。 |
Attributes after inbound policy was applied |
何らかのインバウンド ポリシーが適用された後の、受信されたルートに関連した属性を表示します。 AGG:アグリゲータ属性があります。 AS:AS パス属性があります。 ATOM:アトミック集約属性があります。 COMM:コミュニティ属性があります。 EXTCOMM:拡張コミュニティ属性があります。 LOCAL:ローカル プリファレンス属性があります。 MET:Multi Exit Discriminator(MED)属性があります。 next-hop:パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、その次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 ORG:発信元属性があります。 |
origin |
パスの発信元 IGP:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用して BGP によりソースされたパス。 EGP:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス incomplete:パスの発信元が明確ではありません。たとえば、IGP から BGP へ再配布されたルートなどです。 |
neighbor as |
自律システム(AS)内の最初の AS 番号 |
aggregator |
パスがアグリゲータ属性で受信されたことを示します。集約を実行する自律システム番号およびシステムのルータ ID が表示されます。 |
metric |
相互自律システム間メトリック(または MED メトリック)の値。 |
localpref |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
aspath |
ルートに関連付けられた AS パス。 |
community |
パスに関連付けられたコミュニティ属性。次の well-known コミュニティを除き、コミュニティ値は AA:NN 形式で表示されます。 Local-AS:値 4294967043 または 16 進数 0xFFFFFF03 を持つコミュニティ。このコミュニティ値を持つルートは、ローカル自律システムやコンフェデレーション境界の外にアドバタイズされません。 no-advertise:値 4294967042 または 16 進数 0xFFFFFF02 を持つコミュニティ。このコミュニティ値を持つルートは、どの BGP ピアにもアドバタイズされません。 no-export:値 4294967041 または 16 進数 0xFFFFFF01 を持つコミュニティ。これらのピアがローカル ルータと同じコンフェデレーションにあっても、このコミュニティを持つルートは外部 BGP ピアにアドバタイズされません。 |
Extended community |
パスに関連付けられた外部コミュニティ属性。well-known 拡張コミュニティ タイプの場合、次のコードが表示される可能性があります。 RT:ルート ターゲット コミュニティ SoO:Site of Origin コミュニティ LB:リンク帯域幅コミュニティ |
Originator |
ルート リフレクションが使用される際の送信元ルータのルータ ID。 |
Cluster lists |
ルートが渡された全ルート リフレクタのルータ ID またはクラスタ ID。 |
アドレス ファミリ グループに対するボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の設定について情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp af-group コマンドを使用します。
show bgp af-group group-name { configuration [ defaults ] [ nvgen ] | inheritance | users }
group-name |
表示するアドレス ファミリ グループ名。 |
configuration |
(任意)このアドレス ファミリ グループによって使用されるアドレス ファミリ グループから継承される設定を含む、アドレス ファミリ グループの有効な設定を表示します。 |
defaults |
(任意)デフォルト設定を含むすべての設定を表示します。 |
nvgen |
(任意)show running-config の出力形式で出力を表示します。 defaults キーワードも指定した場合、出力は設定セッションへのカット アンド ペーストには適していません。 |
inheritance |
このアドレス ファミリ グループが設定を継承するこのアドレス ファミリ グループ を表示します。 |
users |
このアドレス ファミリ グループから設定を継承したネイバー、ネイバー グループ、およびアドレス ファミリ グループを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
use af-group コマンドにより他のアドレス ファミリ グループから継承した可能がある設定も考慮に入れて、アドレス ファミリ グループの有効な設定を表示するには、group-nameconfiguration 引数とキーワードを指定して show bgp af-group コマンドを使用します。各コマンドの発信元が表示されます。
defaults キーワードを指定すると、デフォルト値を含むアドレス ファミリ グループのすべての設定が表示されます。デフォルト設定は、show 出力で特定されます。show running-config コマンドのスタイルでフォーマットされた設定を表示するには、nvgen キーワードを使用します。この出力は、設定セッションへのカット アンド ペーストに適しています。
特定のアドレス ファミリ グループが設定を継承するアドレス ファミリ グループを表示するには、group-nameinheritance 引数を指定して show bgp af-group コマンドを使用します。
指定したアドレス ファミリ グループから設定を継承するネイバー、ネイバー グループ、アドレス ファミリ グループを表示するには、group-nameusers 引数とキーワードを指定して show bgp af-group コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次のアドレス ファミリ グループ コンフィギュレーションが例で使用されています。
af-group group3 address-family ipv4 unicast remove-private-AS soft-reconfiguration inbound ! af-group group1 address-family ipv4 unicast use af-group group2 maximum-prefix 2500 75 warning-only default-originate soft-reconfiguration inbound disable ! af-group group2 address-family ipv4 unicast use af-group group3 send-community-ebgp send-extended-community-ebgp capability orf prefix both
次の例は、 XR EXEC モードで configuration キーワードを指定した場合の show bgp af-group コマンドの出力を示しています。各コマンドの発信元は右列に表示されます。たとえば、default-originate は af-group group1 に直接設定され、remove-private-AS コマンドは af-group group2 から継承され、このグループはコマンドを af-group group3 から継承します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp af-group group1 configuration
af-group group1 address-family ipv4 unicast
capability orf prefix both [a:group2]
default-originate []
maximum-prefix 2500 75 warning-only []
remove-private-AS [a:group2 a:group3]
send-community [a:group2]
send-extended-community [a:group2
次の例は、users キーワードを指定した場合の show bgp af-group コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp af-group group2 users
IPv4 Unicast: a:group1
次の例は、inheritance キーワードを指定した場合の show bgp af-group コマンドの出力を示しています。この例では、指定されたアドレス ファミリ グループ group1 が直接アドレス ファミリ グループ group2 を使用し、次にアドレス ファミリ グループ group3 を使用することを示しています。
RP/0/RSP0RP0/CPU0:router# show bgp af-group group1 inheritance IPv4 Unicast: a:group2 a:group3
表 1 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
[ ] |
指定されたアドレス ファミリ グループに直接コマンドを設定します。 |
a. |
後に続く名前がアドレス ファミリ グループであることを示します。 |
n: |
後に続く名前がネイバー グループであることを示します。 |
[dflt] |
設定が明示的に設定または継承されておらず、設定のデフォルト値が使用されています。defaults キーワードが指定されている場合にこのフィールドが表示される場合があります。 |
<not set> |
設定がデフォルトで無効であることを示します。defaults キーワードが指定されている場合にこのフィールドが表示される場合があります。 |
すべての既存の属性キーを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp attribute-key コマンドを使用します。
show bgp { ipv4 | ipv6 | all | vpnv4 unicast | }
attribute-key [ standby ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
all |
(任意)アドレス ファミリに対して、すべてのアドレス ファミリで使用されるプレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv4{unicast |labeled-unicast} |
(任意)VRF に対して、IPv4 ユニキャスト、またはラベル付きユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp attribute-key コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp all all attribute-key Address Family: IPv4 Unicast ============================ BGP router identifier 10.0.0.1, local AS number 1 BGP generic scan interval 60 secs BGP main routing table version 109 BGP scan interval 60 secs Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best i - internal, S stale Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop AttrKey *> 1.1.0.0/16 0.0.0.0 0x00000002 *> 10.0.0.0/16 0.0.0.0 0x00000002 *> 12.21.0.0/16 0.0.0.0 0x00000002 *> 194.3.192.1/32 10.0.101.1 0x00000009 *> 194.3.192.2/32 10.0.101.1 0x00000009 *> 194.3.192.3/32 10.0.101.1 0x00000009 *> 194.3.192.4/32 10.0.101.1 0x00000009 *> 194.3.192.5/32 10.0.101.1 0x00000009 Processed 8 prefixes, 8 paths Address Family: IPv4 Multicast ============================== BGP router identifier 10.0.0.1, local AS number 1 BGP generic scan interval 60 secs BGP main routing table version 15 BGP scan interval 60 secs Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best i - internal, S stale Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop AttrKey *> 194.3.193.2/32 10.0.101.1 0x00000009 *> 194.3.193.3/32 10.0.101.1 0x00000009 Processed 2 prefixes, 2 paths Address Family: IPv6 Unicast ============================ BGP router identifier 10.0.0.1, local AS number 1 BGP generic scan interval 60 secs BGP main routing table version 19 BGP scan interval 60 secs Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best i - internal, S stale Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop AttrKey *> 2222::1111/128 2222::2 0x00000009 *> 2222::1112/128 2222::2 0x00000009 Processed 2 prefixes, 2 paths
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP generic scan interval |
汎用スキャナによる BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
BGP scan interval |
スキャンの間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用して BGP によりソースされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたエントリ。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
AttrKey |
ルート属性に関連付けられたキー。 |
Processed n prefixes, n paths |
テーブル用に処理されるプレフィックスの数とパスの数。 |
不自然なネットワーク マスクを持つルート(クラスレス ドメイン間ルーティング(CIDR)ルート)を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp cidr-only コマンドを使用します。
show bgp cidr-only [ standby ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス ファミリを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。このコマンドは IPv4 プレフィックスに対してだけ適用できます。デフォルトのアドレス ファミリが IPv4 ではない場合は、ipv4 キーワードを使用する必要があります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)には、設定されたアドレス ファミリとサブアドレス ファミリの組み合わせそれぞれについて、ルーティング テーブルが 1 つずつ含まれます。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。all キーワードがサブアドレス ファミリに対して指定されている場合は、すべてのサブアドレス ファミリ ルーティング テーブルが検査されます。
show bgp cidr-only コマンドは IPv4 プレフィックスにだけ適用されます。ipv4 キーワードが指定されておらずデフォルト アドレス ファミリが IPv4 ではない場合、このコマンドを使用できません。
CIDR ルートを表示するには、show bgp cidr-only コマンドを使用します。正しいクラス(クラス A、B、または C)プレフィックス長のあるルートは表示されません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp cidr-only コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp cidr-only
BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820
BGP main routing table version 2589
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
*> 192.0.0.0/8 192.168.72.24 0 1878 ?
*> 192.168.0.0/16 192.168.72.30 0 108 ?
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用して BGP によりソースされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたエントリ。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
指定されたボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コミュニティがあるルートを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp community コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } ]
show bgp [ ipv6 { unicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
7 つを超えるコミュニティが必要な場合、ルート ポリシーを設定して show bgp route-policyコマンドを使用する必要があります。
指定したコミュニティのリストと完全に一致するコミュニティ セットを持つルートだけを表示するには、exact-match キーワードを使用します。exact-match キーワードを省略した場合は、少なくとも指定されたコミュニティを含むルートが表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
RP/0/0/CPU0:R4#show bgp community graceful-shutdown Tue Jan 27 13:36:25.006 PST BGP router identifier 192.168.0.4, local AS number 4 BGP generic scan interval 60 secs BGP table state: Active Table ID: 0xe0000000 RD version: 18 BGP main routing table version 18 BGP scan interval 60 secs Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best i - internal, r RIB-failure, S stale, N Nexthop-discard Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path * 5.5.5.5/32 10.10.10.1 88 0 1 ? Processed 1 prefixes, 1 paths
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp community コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp community 1820:1 exact-match
BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820
BGP main routing table version 55
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
* 10.13.0.0/16 192.168.40.24 0 1878 704 701 200 ?
* 10.16.0.0/16 192.168.40.24 0 1878 704 701 i
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
特定のアドレス ファミリがコンバージェンスに達したかどうかを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp convergence コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } ]
show bgp [ ipv6 { unicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス ファミリを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
実行する BGP の保留作業があるかどうかを確認するには、show bgp convergence コマンドを使用します。ソフトウェアでは、指定されたアドレス ファミリがコンバージしたかどうかを判断するために次の条件をチェックします。すべての条件が真の場合、アドレス ファミリはコンバージされたと見なされます。
選択されたすべてのルートがピアにアドバタイズされたことをテストするときに、show bgp convergence コマンドは各ネイバーの書き込みキューのサイズをチェックします。このキューがすべてのアドレス ファミリで共有されているため、アドレス ファミリが実際にコンバージした場合にコンバージしなかったとコマンドが示す可能性もわずかにあります。これは、ネイバー書き込みキューにその他のアドレス ファミリからのメッセージが含まれていた場合に発生することがあります。
指定されたアドレス ファミリがコンバージしていない場合、show bgp convergence コマンドの出力には保留中の作業の量は示されません。この情報を表示するには、show bgp summary コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、コンバージしたアドレス ファミリに対して show bgp convergence コマンドを使用した結果を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp convergence
Converged.
All received routes in RIB, all neighbors updated.
All neighbors have empty write queues.
次の例は、コンバージしなかったアドレス ファミリに対して show bgp convergence コマンドを使用した結果を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp convergence
Not converged.
Received routes may not be entered in RIB.
One or more neighbors may need updating.
フィールド |
説明 |
---|---|
Converged/Not converged |
すべてのルータが RIB にインストールされ、アップデートが生成されてすべてのネイバーに送信されたかどうかを指定します。 |
[All] Received routes... |
コンバージェンスの場合、すべてのルータが RIB にインストールされ、すべてのアップデートが作成される必要があります。非コンバージェンスの場合、いくつかのルートが RIB にインストールされない可能性があるか、取り消されたルートのいくつかがまだ RIB から削除されていないか、RIB 内の最新のルートのいくつかがすべてのネイバーにアドバタイズされていません。 |
[All | One or more] neighbors... |
ネイバー アップデートのステータスを指定します。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)でダンプニングされたルートを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp dampened-paths コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } ]
show bgp [ ipv6 { unicast | multicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp dampened-paths コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp dampened-paths
BGP router identifier 10.2.0.1, local AS number 3
BGP generic scan interval 60 secs
BGP main routing table version 7
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes:s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes:i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network From Reuse Path
*d 10.0.0.0 10.0.101.35 00:01:20 35 i
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP generic scan interval |
汎用スキャナによる BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
From |
ルートが受信されたネイバー。 |
Reuse |
パスが使用できるようになった後の時間(時:分:秒)。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
フラップしたボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)パスに関する情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp flap-statistics コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } ] flap-statistics
show bgp [ ipv6 { unicast } ] flap-statistics
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
bgp dampening コマンドによってダンプニングがイネーブルになっている場合は、パスのフラップ統計だけが更新されます。ダンプニングがイネーブルではない場合、show bgp flap-statistics コマンドはパスを表示しません。
引数やキーワードが指定されていない場合、ソフトウェアは指定したアドレス ファミリの全パスのフラップ統計を表示します。regexp、filter-list、cidr-only、longer-prefixes オプションを使用すると、表示されるパスのセットを制限できます。
マスクまたはプレフィックス長のないネットワーク アドレスを指定する場合、ネットワーク アドレスの最長の照合プレフィックスが表示されます。単一ルートのフラップ統計を表示するときは、detail キーワードを使用してルートのダンプニング パラメータを表示します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp flap-statistics コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp flap-statistics
BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820
BGP main routing table version 26180
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network From Flaps Duration Reuse Path
*d 10.0.0.0 172.20.16.177 4 00:13:31 00:18:10 100
*d 10.10.0.0 172.20.16.177 4 00:02:45 00:28:20 100
次の例は、 XR EXEC モードで detail キーワードを指定した場合の show bgp flap-statistics コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp flap-statistics 172.31.12.166 detail
BGP router identifier 10.0.0.5, local AS number 1
BGP main routing table version 738
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network From Flaps Duration Reuse Path
h 172.31.12.166 10.0.101.1 6 00:03:28 2 2000 3000
Half life Suppress Reuse penalty Max. supp. time
00:15:00 2000 750 01:00:00
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP route identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートでイネーブルになった場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ダンプされたネットワークの IP プレフィックスおよびプレフィックス長。 |
From |
このルートをアドバタイズしたピアの IP アドレス。 |
Flaps |
ルートがフラップした回数。 |
Duration |
最初フラップから経過した時間(時:分:秒)。 |
Reuse |
パスが使用できるようになった後の時間(時:分:秒)。 |
Path |
ダンプされているルートの自律システム パス。 |
Half life |
このルートをダンプする際に使用されるハーフライフ値。ハーフライフは、再利用ペナルティを半分に減らすために経過する必要のある時間のことです。ハーフライフ値は、bgp dampening コマンドを使用して指定されます。 |
Suppress |
このルートをダンプするのに使用される抑制値。抑制値は、抑制されるルートでペナルティが超過する必要のある値です。抑制値は bgp dampening コマンドを使用して設定できます。 |
Reuse penalty |
このルートをダンプするのに使用される再利用ペナルティ。このペナルティは、抑制解除されるルートの再利用ペナルティを下回らなければいけません。再利用ペナルティは、bgp dampening コマンドを使用して設定できます。 |
Max supp. time |
ダンプニングによってルートが抑制される可能性のある最長時間。最長抑制時間は、bgp dampening コマンドを使用して設定できます。 |
複数の自律システムから発信されたボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルートを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp inconsistent-as コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } ]
show bgp [ ipv6 { unicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
指定された BGP ルーティング テーブル内の全プレフィックスを検索し、一貫性のない発信自律システム番号を持つプレフィックスのパスを表示するには、show bgp inconsistent-as コマンドを使用します。発信自律システムは、パス フィールドに表示されている最後の自律システム番号で、全パスで同一です。
プレフィックスに異なる自律システムから発信している 1 つ以上のパスがある場合、そのプレフィックスの全パスが表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp inconsistent-as コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp inconsistent-as
BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820
BGP main routing table version 1129
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
* 10.0.0.0 172.16.232.55 0 0 300 88 90 99 ?
*> 172.16.232.52 2222 0 400 ?
* 172.16.0.0 172.16.232.55 0 0 300 90 99 88 200 ?
*> 172.16.232.52 2222 0 400 ?
* 192.168.199.0 172.16.232.55 0 0 300 88 90 99 ?
*> 172.16.232.52 2222 0 400 ?
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルートとその入ラベルおよび出ラベルを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp labels コマンドを使用します。
show bgp labels
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp labels コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp vrf BAR ipv4 unicast labels
BGP VRF BAR, state: Active BGP Route Distinguisher: 100:1 BGP router identifier 10.1.1.1, local AS number 100
BGP table state: Active BGP main routing table version 12
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Rcvd Label Local Label
Route Distinguisher: 100:1 (default for vrf BAR)
*> 20.1.1.1/32 10.0.101.1 16 nolabel
*> 20.1.1.2/32 10.0.101.1 16 nolabel
*> 20.1.1.3/32 10.0.101.1 16 nolabel
*> 20.1.1.4/32 10.0.101.1 16 nolabel
*> 20.1.1.5/32 10.0.101.1 16 nolabel
Processed 5 prefixes, 5 paths
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP Route Distinguisher |
BGP ルート識別子。 |
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP table state |
BGP ルーティング テーブルのステート。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用して BGP によりソースされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Rcvd Label |
受信ラベル。 |
Local Label |
ローカル ラベル。 |
L2VPN アドレス ファミリに属する VPLS、VPWS、または EVPN に関連付けられている BGP ルートを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp l2vpn コマンドを使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
show bgp l2vpn { vpls | vpws | evpn } rd rd _value bgp_prefix [detail ]
vpls |
バーチャル プライベート LAN サービス(VPLS)を指定します。 |
vpws |
バーチャル プライベート ワイヤ サービス(VPWS)を指定します。 |
evpn |
イーサネット仮想プライベート ネットワーク(EVPN)を指定します。 |
rd _value |
ルート識別子の値。 |
bgp_prefix |
BGP プレフィックスを指定します。 |
detail |
指定されたルート区分と BGP プレフィックスの詳細を出力します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp | 読み取り |
次の例は、ルート識別子 1:1 に対する show bgp l2vpn vpls の出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls rd 1:1 2:1
BGP routing table entry for 2:1/32, Route Distinguisher: 1:1
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 2 2
Local Label: 16000
Paths: (1 available, best #1)
Advertised to update-groups (with more than one peer):
0.1
Advertised to peers (in unique update groups):
100.100.100.1
Path #1: Received by speaker 0
Local
0.0.0.0 from 0.0.0.0 (200.200.200.1)
Origin IGP, localpref 100, valid, redistributed, best, import-candidate
Extended community: RT:4:4 L2VPN:19:0:1500
Block Size:10
次の例は、ルート識別子 200:200 に対する show bgp l2vpn vpws の出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpws rd 200:200 3:1
BGP routing table entry for 3:1/32, Route Distinguisher: 200:200
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 6 6
Local Label: 16015
Paths: (1 available, best #1)
Advertised to update-groups (with more than one peer):
0.1
Advertised to peers (in unique update groups):
100.100.100.1
Path #1: Received by speaker 0
Local
0.0.0.0 from 0.0.0.0 (200.200.200.1)
Origin IGP, localpref 100, valid, redistributed, best, import-candidate
Extended community: RT:2:2 L2VPN:4:0:1500
Circuit Vector:0xfd 0xff
Block Size:10
次の例は、ローカル NLRI に対する show bgp l2vpn vpls の出力を示しています。
RD は 3.3.3.3:3276、NH アドレスは 100.0.0.1、VPLS ID は 150:200 です。RT は200:100 です。
(注) |
RT と VPLS-ID は、同じ VPLS インスタンスに対しては常に同じです。 |
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls
Sat Jun 6 17:01:18.610 PST
BGP router identifier 3.3.3.3, local AS number 101
BGP generic scan interval 60 secs
BGP table state: Active
Table ID: 0x0
BGP main routing table version 5
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop
Route Distinguisher: 3.3.3.3:3276 (default for vrf g1:b1)
*>i200.0.0.1 30.0.0.2
*>i100.0.0.1 0.0.0.0
Route Distinguisher: 2.2.2.2:3435
*>i200.0.0.1 30.0.0.2
Processed 3 prefixes, 3 paths
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls rd 3.3.3.3:3276 100.0.0.1
Sat Jun 6 16:40:03.191 PST
BGP routing table entry for 100.0.0.1, Route Distinguisher: 3.3.3.3:3276
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 3 3
Last Modified: Jun 6 11:20:57.944 for 05:19:05
Paths: (1 available, best #1)
Advertised to peers (in unique update groups):
30.0.0.2
Path #1: Received by speaker 0
Local
0.0.0.0 from 0.0.0.0 (3.3.3.3)
Origin IGP, localpref 100, valid, redistributed, best, import-candidate
Extended community: RT:200:100 VPLS-ID:150:200
次の例では、リモート NLRI の show bgp l2vpn vpls の出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls rd 2.2.2.2:3435 200.0.0.1
Sat Jun 6 16:53:55.726 PST
BGP routing table entry for 200.0.0.1, Route Distinguisher: 2.2.2.2:3435
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 5 5
Last Modified: Jun 6 11:20:57.944 for 05:32:58
Paths: (1 available, best #1)
Not advertised to any peer
Path #1: Received by speaker 0
Local
30.0.0.2 from 30.0.0.2 (133.133.133.133)
Origin IGP, localpref 100, valid, internal, best, import-candidate, imported
Extended community: RT:200:50 VPLS-ID:150:200
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn evpn
Fri Aug 21 00:24:10.773 PDT
BGP router identifier 30.30.30.30, local AS number 100
BGP generic scan interval 60 secs
Non-stop routing is enabled
BGP table state: Active
Table ID: 0x0 RD version: 0
BGP main routing table version 16
BGP NSR Initial initsync version 1 (Reached)
BGP NSR/ISSU Sync-Group versions 16/0
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, r RIB-failure, S stale, N Nexthop-discard
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
Route Distinguisher: 100:1
*>i[2][10000][48][0226.51bd.c81c][32][200::1001]/232
11.0.0.1 100 0 i
*>i[2][10000][48][0226.51bd.c81c][32][200:1::1001]/232
11.0.0.1 100 0 i
*>i[2][10000][48][0226.51bd.c81c][32][200.1.1.1]/136
11.0.0.1 100 0 i
*>i[2][10000][48][0226.51bd.c81c][32][200.1.1.2]/136
11.0.0.1 100 0 i
*>i[5][4231][32][100.1.1.1]/80
11.0.0.1 100 0 i
*>i[5][4231][32][100.1.1.2]/80
11.0.0.1 100 0 i
*>i[5][4231][112][fec0::1001]/176
11.0.0.1 100 0 i
*>i[5][4232][112][fec0::1:1001]/176
11.0.0.1 100 0 i
Processed 8 prefixes, 8 paths
次の例は、Data Center Interconnect レイヤ 3 ゲートウェイに対する
show bgp l2vpn evpn rd コマンドの出力を示しています。この出力例には、指定されたルート識別子とプレフィックスの詳細が含まれています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp l2vpn evpn rd 100:1 [5][4231][112][fec0::1001]/176 detail
Fri Aug 21 00:34:43.747 PDT
BGP routing table entry for [5][4231][112][fec0::1001]/176, Route Distinguisher: 100:1
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 5 5
Flags: 0x04040001+0x00000000;
Last Modified: Aug 21 00:16:58.000 for 00:17:46
Paths: (1 available, best #1)
Not advertised to any peer
Path #1: Received by speaker 0
Flags: 0x4000600025060005, import: 0x3f
Not advertised to any peer
Local
11.0.0.1 (metric 2) from 20.0.0.1 (11.0.0.1)
Received Label 16001
Origin IGP, localpref 100, valid, internal, best, group-best, import-candidate, reoriginate, not-in-vrf
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 5
Extended community: Flags 0x2: Encapsulation Type:8 Router MAC:aabb.ccdd.eeff RT:65540:1 RT:40.40.40.40:1 RT:100:1
Originator: 11.0.0.1, Cluster list: 20.20.20.20
EVPN ESI: ffff.ffff.ffff.ffff.ff01, Gateway Address : fec0::254
L2VPN 情報(BGP 要約、指定したブリッジ グループ ドメインのルート、アドバタイズされたルート、特定のルート識別子を持つルート、BGP ネイバー接続、ネクスト ホップ、および BGP プロセス)を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp l2vpn vpls コマンドを使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
show bgp l2vpn vpls { summary | rd | neighbors | nexthops | bdomain | advertised | process }
summary | BGP ネイバー ステータスの要約を表示します。 |
rd | 特定のルート識別子を持つルートを表示します。 |
neighbors | TCP および BGP ネイバー接続に関する詳細情報を表示します。 |
nexthops | ネクスト ホップ関連の情報を表示します。 |
bdomain | 指定したブリッジ グループ ドメインのルートを表示します |
advertised | アドバタイズされたルートを表示します。 |
process | BGP プロセス情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp | 読み取り |
次の例は、show bgp l2vpn vpls コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls
Wed Mar 17 15:26:29.433 EDT
BGP router identifier 60.60.60.60, local AS number 1
BGP generic scan interval 60 secs
Non-stop routing is enabled
BGP table state: Active
Table ID: 0x0
BGP main routing table version 24001
BGP NSR Initial initsync version 1 (Reached)
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Rcvd Label Local Label
Route Distinguisher: 101:1 (default for vrf bg1:bg1_bd1)
*>i10.10.10.10/32 10.10.10.10 nolabel nolabel
*> 60.60.60.60/32 0.0.0.0 nolabel nolabel
Route Distinguisher: 102:1 (default for vrf bg1:bg1_bd2)
*>i10.10.10.10/32 10.10.10.10 nolabel nolabel
*> 60.60.60.60/32 0.0.0.0 nolabel nolabel
次の例は、summary キーワードを指定した場合の show bgp l2vpn vpls コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls summary
Wed Mar 17 15:27:09.502 EDT
BGP router identifier 60.60.60.60, local AS number 1
BGP generic scan interval 60 secs
Non-stop routing is enabled
BGP table state: Active
Table ID: 0x0
BGP main routing table version 24001
BGP NSR Initial initsync version 1 (Reached)
BGP scan interval 60 secs
BGP is operating in STANDALONE mode.
Process RcvTblVer bRIB/RIB LabelVer ImportVer SendTblVer StandbyVer
Speaker 24001 24001 24001 24001 24001 0
Neighbor Spk AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down St/PfxRcd
10.10.10.10 0 1 45532 8392 24001 0 0 03:06:25 8000
次の例は、ルート識別子 101:1 に対する show bgp l2vpn vpls の出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls rd 101:1
Wed Mar 17 15:27:31.347 EDT
BGP router identifier 60.60.60.60, local AS number 1
BGP generic scan interval 60 secs
Non-stop routing is enabled
BGP table state: Active
Table ID: 0x0
BGP main routing table version 24001
BGP NSR Initial initsync version 1 (Reached)
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Rcvd Label Local Label
Route Distinguisher: 101:1 (default for vrf bg1:bg1_bd1)
*>i10.10.10.10/32 10.10.10.10 nolabel nolabel
*> 60.60.60.60/32 0.0.0.0 nolabel nolabel
Processed 2 prefixes, 2 paths
次の例は、BGP ネイバー 10.10.10.10 に対する show bgp l2vpn vpls の出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls neighbors 10.10.10.10
Wed Mar 17 15:28:28.766 EDT
BGP neighbor is 10.10.10.10
Remote AS 1, local AS 1, internal link
Remote router ID 10.10.10.10
BGP state = Established, up for 03:07:44
NSR State: None
Last read 00:00:31, Last read before reset 00:00:00
Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3
Last write 00:00:45, attempted 19, written 19
Second last write 00:01:45, attempted 19, written 19
Last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0
Second last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0
Last write pulse rcvd Mar 17 15:27:57.362 last full not set pulse count 847
Last write pulse rcvd before reset 00:00:00
Socket not armed for io, armed for read, armed for write
Last write thread event before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Last KA expiry before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Last KA error before reset 00:00:00, KA not sent 00:00:00
Last KA start before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Precedence: internet
Non-stop routing is enabled
Graceful restart is enabled
Restart time is 300 seconds
Stale path timeout time is 1200 seconds
Neighbor capabilities:
Route refresh: advertised and received
Graceful Restart (GR Awareness): received
4-byte AS: advertised and received
Address family IPv4 Unicast: advertised and received
Address family VPNv4 Unicast: advertised and received
Address family L2VPN VPLS: advertised and received
Received 45533 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 8393 messages, 0 notifications, 0 in queue
Minimum time between advertisement runs is 0 secs
For Address Family: IPv4 Unicast
BGP neighbor version 1
Update group: 0.2
AF-dependant capabilities:
Graceful Restart Capability advertised and received
Local restart time is 300, RIB purge time is 900 seconds
Maximum stalepath time is 1200 seconds
Remote Restart time is 300 seconds
Route refresh request: received 0, sent 0
0 accepted prefixes, 0 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 524288
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
An EoR was received during read-only mode
Last ack version 1, Last synced ack version 0
Outstanding version objects: current 0, max 0
For Address Family: VPNv4 Unicast
BGP neighbor version 1
Update group: 0.2
AF-dependant capabilities:
Graceful Restart Capability advertised and received
Local restart time is 300, RIB purge time is 900 seconds
Maximum stalepath time is 1200 seconds
Remote Restart time is 300 seconds
Route refresh request: received 0, sent 0
0 accepted prefixes, 0 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 524288
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
An EoR was received during read-only mode
Last ack version 1, Last synced ack version 0
Outstanding version objects: current 0, max 0
For Address Family: L2VPN VPLS
BGP neighbor version 24001
Update group: 0.2
AF-dependant capabilities:
Graceful Restart Capability advertised and received
Local restart time is 300, RIB purge time is 900 seconds
Maximum stalepath time is 1200 seconds
Remote Restart time is 300 seconds
Route refresh request: received 0, sent 203
8000 accepted prefixes, 8000 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 18172.
No policy: 0, Failed RT match: 18172
By ORF policy: 0, By policy: 0
Prefix advertised 8000, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 524288
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
An EoR was received during read-only mode
Last ack version 24001, Last synced ack version 0
Outstanding version objects: current 0, max 2
Connections established 1; dropped 0
Local host: 60.60.60.60, Local port: 179
Foreign host: 10.10.10.10, Foreign port: 50472
Last reset 00:00:00
次の例は、advertised キーワードを指定した場合の show bgp l2vpn vpls コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls advertised
Wed Mar 17 15:29:13.787 EDT
Route Distinguisher: 101:1
60.60.60.60/32 is advertised to 10.10.10.10
Path info:
neighbor: Local neighbor router id: 60.60.60.60
valid redistributed best import-candidate
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 0.0.0.0
EXTCOMM
origin: IGP
aspath:
extended community: RT:101:1 L2VPN AGI:1:101
次の例は、nexthops キーワードを指定した場合の show bgp l2vpn vpls コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls nexthops
Wed Mar 17 15:29:36.357 EDT
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y46w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 03:10:50
Time Spent: 0.000 secs
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000000
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 3000msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.10.10.10 [R][NC][NL] 2 1/0 03:10:50 (Cri) 8000/8003
次に、process キーワードを指定した show bgp l2vpn vpls コマンドの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp l2vpn vpls process
Wed Mar 17 15:29:56.086 EDT
BGP Process Information:
BGP is operating in STANDALONE mode
Autonomous System number format: ASPLAIN
Autonomous System: 1
Router ID: 60.60.60.60 (manually configured)
Default Cluster ID: 60.60.60.60
Active Cluster IDs: 60.60.60.60
Fast external fallover enabled
Neighbor logging is enabled
Enforce first AS enabled
Default local preference: 100
Default keepalive: 60
Graceful restart enabled
Restart time: 180
Stale path timeout time: 1200
RIB purge timeout time: 900
Non-stop routing is enabled
Update delay: 600
Generic scan interval: 60
Address family: L2VPN VPLS
Dampening is not enabled
Client reflection is enabled in global config
Scan interval: 60
Main Table Version: 24001
Table version synced to RIB: 1
RIB has not converged: version 0
Node Process Nbrs Estb Rst Upd-Rcvd Upd-Sent Nfn-Rcv Nfn-Snt
node0_RSP0_CPU0 Speaker 1 1 2 45347 237 0 0
ネイバー グループに対するボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の設定情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp neighbor-group コマンドを使用します。
show bgp neighbor-group group-name { configuration [defaults] [nvgen] | inheritance | users }
group-name |
表示するアドレス ファミリ グループ名。 |
configuration |
(任意)このネイバー グループによって継承された設定を含む、ネイバー グループの有効な設定を表示します。 |
defaults |
(任意)デフォルト設定を含むすべての設定を表示します。 |
nvgen |
(任意)show running-config コマンドの出力を表示します。 defaults キーワードも指定した場合、出力は設定セッションへのカット アンド ペーストには適していません。 |
inheritance |
このネイバー グループが設定を継承したアドレス ファミリ グループ、セッション グループ、およびネイバー グループを表示します。 |
users |
このネイバー グループから設定を継承したネイバーとネイバー グループを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
use コマンドの適用によりセッション グループ、アドレス ファミリ グループ、ネイバー グループから継承した設定を含めて、ネイバー グループの有効な設定を表示するには、group-nameconfiguration 引数とキーワードを指定して show bgp neighbor-group コマンドを使用します。各設定済みコマンドの発信元も表示されます。
デフォルト設定を含めて、ネイバー グループの全設定を表示するには、defaults キーワードを使用します。コマンド出力では、デフォルトの設定が明示されます。nvgen キーワードを使用すると、設定が show running-config コマンドの出力形式で表示されます。このフォームの出力は、設定セッションへのカット アンド ペーストに適しています。
group-nameinheritance 引数とキーワードを指定して show bgp neighbor-group コマンドを実行すると、指定したネイバー グループの設定の継承元であるセッション グループ、アドレス ファミリ グループ、およびネイバー グループが表示されます。
show bgp neighbor-groupgroup-name コマンドは、指定されたネイバー グループから設定を継承したネイバーおよびネイバー グループを表示します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
例では、次の設定を使用します。
af-group group3 address-family ipv4 unicast remove-private-AS soft-reconfiguration inbound ! af-group group2 address-family ipv4 unicast use af-group group3 send-community-ebgp send-extended-community-ebgp capability orf prefix both ! session-group group3 dmzlink-bw ! neighbor-group group3 use session-group group3 timers 30 90 ! neighbor-group group1 remote-as 1982 use neighbor-group group2 address-family ipv4 unicast ! ! neighbor-group group2 use neighbor-group group3 address-family ipv4 unicast use af-group group2 weight 100 !
次の例は、configuration キーワードを指定した場合の show bgp neighbor-group コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbor-group group1 configuration
neighbor-group group1
remote-as 1982 []
timers 30 90 [n:group2 n:group3]
dmzlink-bw [n:group2 n:group3 s:group3]
address-family ipv4 unicast []
capability orf prefix both [n:group2 a:group2]
remove-private-AS [n:group2 a:group2 a:group3]
send-community-ebgp [n:group2 a:group2]
send-extended-community-ebgp [n:group2 a:group2]
soft-reconfiguration inbound [n:group2 a:group2 a:group3]
weight 100 [n:group2]
設定ソースが各コマンドの右側に表示されます。この出力では、remote-as コマンドがネイバー グループ group1 に直接設定され、send-community-ebgp コマンドがネイバー グループ group2 から継承され、ネイバー グループ group2 はアドレス ファミリ グループ group2 から設定を継承します。
次の例は、users キーワードを指定した場合の show bgp neighbor-group コマンドの出力を示しています。この出力は、group1 ネイバー グループが group2 ネイバー グループからセッション(アドレス ファミリ独立設定パラメータ)を継承していることを示しています。group1 ネイバー グループは group2 ネイバー グループから IPv4 ユニキャスト設定パラメータも継承しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbor-group group2 users
Session: n:group1
IPv4 Unicast: n:group1
次の例は、inheritance キーワードを指定した場合の show bgp neighbor-group コマンドの出力を示しています。この出力は、指定したネイバー グループ group1 がセッション(アドレス ファミリ独立設定)をネイバー グループ group2 から継承し、group2 が自セッションをネイバー グループ group3 から継承していることを示しています。ネイバー グループ group3 はセッション グループ group3 からセッションを継承しました。また、group1 ネイバー グループは group2 ネイバー グループから IPv4 ユニキャスト設定パラメータを継承し、さらに group2 ネイバー グループが group2 アドレス ファミリ グループから継承し、group2 アドレス ファミリ グループ自体は group3 af-group から継承していることも示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbor-group group1 inheritance
Session: n:group2 n:group3 s:group3
IPv4 Unicast: n:group2 a:group2 a:group3
フィールド |
説明 |
---|---|
[ ] |
指定されたアドレス ファミリ グループに直接コマンドを設定します。 |
s: |
後に続く名前がセッション グループであることを示します。 |
a. |
後に続く名前がアドレス ファミリ グループであることを示します。 |
n: |
後に続く名前がネイバー グループであることを示します。 |
[dflt] |
設定が明示的に設定または継承されておらず、設定のデフォルト値が使用されています。 defaults キーワードが指定されている場合にこのフィールドが表示される場合があります。 |
<not set> |
デフォルトが無効にすべき設定であることを示します。 defaults キーワードが指定されている場合にこのフィールドが表示される場合があります。 |
ネイバーへのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)接続に関する情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp neighbors コマンドを使用します。
show bgp neighbors [ performance-statistics | missing-eor ] [ standby ]
show bgp neighbors ip-address [ advertised-routes | dampened-routes | flap-statistics | performance-statistics | received | | { prefix-filter | routes } | routes ] [ standby ]
show bgp neighbors ip-address [ configuration | [ defaults ] | | nvgen | inheritance ] [ standby ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリ オプションは、検査されるルーティング テーブルを指定します。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
すべてのネイバーまたは特定のネイバーに関する詳細情報を表示するには、show bgp neighbors コマンドを使用します。BGP プロセスによって実行された特定のネイバーに関連する作業の情報を表示するには、performance-statistics キーワードを使用します。
ネイバーから受信した発信ルート フィルタ(ORF)を表示するには、ip-addressreceivedprefix-filter 引数とキーワードを指定して show bgp neighbors コマンドを使用します。
特定のネイバーにアドバタイズされたルートの要約を表示するには、advertised-routes キーワードを使用します。
特定のネイバーから受信したルートのうち、ダンプニングによって抑制されたルートを表示するには、dampened-routes キーワードを使用します。詳細については、show bgp dampened-paths コマンドを参照してください。
ネイバーから受信したルートのフラッピングに関する情報を表示するには、flap-statistics キーワードを使用します。詳細については、show bgp flap-statistics コマンドを参照してください。
ネイバーから受信したルートを表示するには、routes キーワードを使用します。詳細については、show bgp コマンドを参照してください。
use コマンドの適用によりセッション グループ、ネイバー グループ、またはアドレス ファミリ グループから継承した設定を含めて、ネイバーの有効な設定を表示するには、ip-addressconfiguration 引数とキーワードを指定して show bgp neighbor コマンドを使用します。デフォルト設定を含めて、ネイバーの全設定の値を表示するには、defaults キーワードを使用します。nvgen キーワードを使用すると、設定が show running-config コマンドの出力形式で表示されます。このフォーマットの出力は、設定セッションへのカット アンド ペーストに適しています。特定のネイバーが設定を継承したセッション グループ、ネイバー グループ、アドレス ファミリ グループを表示するには、ip-addressinheritance 引数とキーワードを指定して show bgp neighbors コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
************************************************************************** RP/0/0/CPU0:R1#show bgp neighbor 12.12.12.5 ... Graceful Maintenance locally active, Local Pref=45, AS prepends=3 ... For Address Family: IPv4 Unicast ... GSHUT Community attribute sent to this neighbor ... ************************************************************************** RP/0/0/CPU0:R1#show bgp neighbor 12.12.12.5 configuration Mon Feb 2 14:30:41.042 PST neighbor 12.12.12.5 remote-as 1 [] graceful-maintenance 1 [] gr-maint local-preference 45 [] gr-maint as-prepends 3 [] gr-maint activate [] **************************************************************************
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 3.3.3.3
BGP neighbor is 3.3.3.3
Remote AS 30813, local AS 30813, internal link
Remote router ID 3.3.3.3
BGP state = Established, up for 2d19h
NSR State: NSR Ready
BFD enabled (initializing)
Last read 00:00:01, Last read before reset 2d19h
Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3
Last write 00:00:03, attempted 19, written 19
Second last write 00:01:03, attempted 19, written 19
Last write before reset 2d19h, attempted 19, written 19
Second last write before reset 2d19h, attempted 19, written 19
Last write pulse rcvd Nov 19 09:24:38.035 last full not set pulse count 66013
Last write pulse rcvd before reset 2d19h
Socket not armed for io, armed for read, armed for write
Last write thread event before reset 2d19h, second last 2d19h
Last KA expiry before reset 2d19h, second last 2d19h
Last KA error before reset 00:00:00, KA not sent 00:00:00
Last KA start before reset 2d19h, second last 2d19h
Precedence: internet
Non-stop routing is enabled
Graceful restart is enabled
Restart time is 120 seconds
Stale path timeout time is 150 seconds
Multi-protocol capability received
Neighbor capabilities:
Route refresh: advertised (old + new) and received (old + new)
Graceful Restart (GR Awareness): advertised and received
4-byte AS: advertised and received
Address family IPv4 Unicast: advertised and received
Address family VPNv4 Unicast: advertised and received
Address family VPNv6 Unicast: advertised and received
Address family RT Constraint: advertised and received
Received 51634 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 33017 messages, 2 notifications, 0 in queue
Minimum time between advertisement runs is 0 secs
For Address Family: IPv4 Unicast
BGP neighbor version 204
Update group: 0.2 Filter-group: 0.2 No Refresh request being processed
AF-dependent capabilities:
Graceful Restart capability advertised
Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds
Maximum stalepath time is 150 seconds
Graceful Restart capability received
Remote Restart time is 120 seconds
Neighbor preserved the forwarding state during latest restart
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is pass
Policy for outgoing advertisements is pass
0 accepted prefixes, 0 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 1048576
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
AIGP is enabled
An EoR was not received during read-only mode
Last ack version 204, Last synced ack version 204
Outstanding version objects: current 0, max 0
Additional-paths operation: None
Send Multicast Attributes
For Address Family: VPNv4 Unicast
BGP neighbor version 8309
Update group: 0.2 Filter-group: 0.2 No Refresh request being processed
Inbound soft reconfiguration allowed
AF-dependent capabilities:
Graceful Restart capability advertised
Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds
Maximum stalepath time is 150 seconds
Graceful Restart capability received
Remote Restart time is 120 seconds
Neighbor preserved the forwarding state during latest restart
Long-lived Graceful Restart Capability advertised
Advertised Long-lived Stale time 3000 seconds
Maximum acceptable long-lived stale time from this neighbor is 3000
Long-lived Graceful Restart Capability received
Received long-lived stale time is 3000 seconds
Neighbor preserved the forwarding state during latest restart
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is pass
Policy for outgoing advertisements is pass
250 accepted prefixes, 250 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 100, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 2097152
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
Peer will hold long-lived stale routes for 3000 seconds
AIGP is enabled
An EoR was not received during read-only mode
Last ack version 8309, Last synced ack version 8309
Outstanding version objects: current 0, max 1
Additional-paths operation: None
Send Multicast Attributes
For Address Family: VPNv6 Unicast
BGP neighbor version 5
Update group: 0.2 Filter-group: 0.2 No Refresh request being processed
Inbound soft reconfiguration allowed
AF-dependent capabilities:
Graceful Restart capability advertised
Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds
Maximum stalepath time is 150 seconds
Graceful Restart capability received
Remote Restart time is 120 seconds
Neighbor preserved the forwarding state during latest restart
Long-lived Graceful Restart Capability advertised
Advertised Long-lived Stale time 3000 seconds
Maximum acceptable long-lived stale time from this neighbor is 3000
Long-lived Graceful Restart Capability received
Received long-lived stale time is 3000 seconds
Neighbor preserved the forwarding state during latest restart
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is pass
Policy for outgoing advertisements is pass
0 accepted prefixes, 0 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 1048576
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
Peer will hold long-lived stale routes for 3000 seconds
AIGP is enabled
An EoR was not received during read-only mode
Last ack version 5, Last synced ack version 5
Outstanding version objects: current 0, max 0
Additional-paths operation: None
Send Multicast Attributes
For Address Family: RT Constraint
BGP neighbor version 8
Update group: 0.1 Filter-group: 0.1 No Refresh request being processed RT constraint nbr enabled for VPN updates:
AF-dependent capabilities:
Graceful Restart capability advertised
Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds
Maximum stalepath time is 150 seconds
Graceful Restart capability received
Remote Restart time is 120 seconds
Neighbor preserved the forwarding state during latest restart
Long-lived Graceful Restart Capability advertised
Advertised Long-lived Stale time 3000 seconds
Maximum acceptable long-lived stale time from this neighbor is 3000
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is pass
Policy for outgoing advertisements is pass
1 accepted prefixes, 1 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 2, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 1048576
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
Peer will hold long-lived stale routes for 3000 seconds
AIGP is enabled
An EoR was not received during read-only mode
Last ack version 8, Last synced ack version 8
Outstanding version objects: current 0, max 1
Additional-paths operation: None
Send Multicast Attributes
Connections established 3; dropped 2
Local host: 1.1.1.1, Local port: 179, IF Handle: 0x00000000
Foreign host: 3.3.3.3, Foreign port: 62747
Last reset 2d19h, due to BGP Notification sent: hold time expired
Time since last notification sent to neighbor: 2d19h
Error Code: hold time expired
Notification data sent:
None
次の例は、show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.0.101.1 BGP neighbor is 10.0.101.1, remote AS 2, local AS 1, external link Description: routem neighbor Remote router ID 10.0.101.1 BGP state = Established, up for 00:00:56 TCP open mode: passive only BGP neighbor is 1.1.1.2 Remote AS 300, local AS 100, external link Remote router ID 0.0.0.0 BGP state = Idle (LC/FIB for the neighbor in reloading) Last read 00:00:00, Last read before reset 00:05:12 Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3 BFD enabled (session initializing) Last read 00:00:55, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds DMZ-link bandwidth is 1000 Mb/s Neighbor capabilities: Route refresh: advertised 4-byte AS: advertised and received Address family IPv4 Unicast: advertised and received Address family IPv4 Multicast: advertised and received Received 119 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 119 messages, 22 notifications, 0 in queue Minimum time between advertisement runs is 60 seconds For Address Family: IPv4 Unicast BGP neighbor version 137 Update group: 1.3 Community attribute sent to this neighbor AF-dependant capabilities: Outbound Route Filter (ORF) type (128) Prefix-list: Send-mode: advertised Receive-mode: advertised Route refresh request: received 0, sent 0 Policy for incoming advertisements is pass-all Policy for outgoing advertisements is pass-all 5 accepted prefixes, 5 are bestpaths Prefix advertised 3, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 1000000 Threshold for warning message 75% For Address Family: IPv4 Multicast BGP neighbor version 23 Update group: 1.2 Route refresh request: received 0, sent 0 Policy for incoming advertisements is pass-all Policy for outgoing advertisements is pass-all 2 accepted prefixes, 2 are bestpaths Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 131072 Threshold for warning message 75% Connections established 9; dropped 8 Last reset 00:02:10, due to User clear requested (CEASE notification sent - administrative reset) Time since last notification sent to neighbor: 00:02:10 Error Code: administrative reset Notification data sent: None
次の例は、advertised-routes キーワードを指定した場合の show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 172.20.16.178 routes
BGP router identifier 172.20.16.181, local AS number 1
BGP main routing table version 27
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
*> 10.0.0.0 172.20.16.178 40 0 10 ?
*> 10.22.0.0 172.20.16.178 40 0 10 ?
次の例は、routes キーワードを指定した場合の show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.0.101.1 dampened-routes
BGP router identifier 10.0.0.5, local AS number 1
BGP main routing table version 48
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network From Reuse Path
*d 10.0.0.0 10.0.101.1 00:59:30 2 100 1000 i
*d 11.0.0.0 10.0.101.1 00:59:30 2 100 1000 i
*d 12.0.0.0 10.0.101.1 00:59:30 2 100 1000 i
*d 13.0.0.0 10.0.101.1 00:59:30 2 100 1000 i
*d 14.0.0.0 10.0.101.1 00:59:30 2 100 1000 i
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
次の例は、dampened-routes キーワードを指定した場合の show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.0.101.1 flap-statistics
BGP router identifier 10.0.0.5, local AS number 1
BGP main routing table version 48
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network From Flaps Duration Reuse Path
h 10.1.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 2 5000 1000
h 10.2.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 2 2000 3000
h 10.2.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 2 9000 6000
*d 10.0.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 00:59:30 2 100 1000
h 10.0.0.0/16 10.0.101.1 5008 2d02h 2 100 102
*d 10.11.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 00:59:30 2 100 1000
*d 10.12.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 00:59:30 2 100 1000
*d 10.13.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 00:59:30 2 100 1000
*d 10.14.0.0 10.0.101.1 5008 2d02h 00:59:30 2 100 1000
h 192.168.0.0/16 10.0.101.1 5008 2d02h 2 100 101
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
From |
ルートが受信されたネイバー。 |
Reuse |
パスが使用できるようになった後の時間(時:分:秒)。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
次の例は、flap-statistics キーワードを指定した場合の show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.0.101.2 performance-statistics
BGP neighbor is 10.0.101.2, remote AS 1
Read 3023 messages (58639 bytes) in 3019 calls (time spent: 1.312 secs)
Read throttled 0 times
Processed 3023 inbound messages (time spent: 0.198 secs)
Wrote 58410 bytes in 6062 calls (time spent: 3.041 secs)
Processing write list: wrote 0 messages in 0 calls (time spent: 0.000 secs)
Processing write queue: wrote 3040 messages in 3040 calls (time spent: 0.055 secs)
Received 3023 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 3040 messages, 0 notifications, 0 in queue
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP route identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートでイネーブルになった場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
BGP プロセス が指定されたアドレス ファミリとサブアドレス ファミリをスキャンする間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
From |
このルートをアドバタイズしたピアの IP アドレス。 |
Flaps |
ルートがフラップした回数。 |
Duration |
ルータが最初のフラップを認識してから経過した時間(時:分:秒)。 |
Reuse |
パスが使用できるようになった後の時間(時:分:秒)。 |
Path |
宛先ネットワークに到達した自律システム パス。 |
次の例は、performance-statistics キーワードを指定した場合の show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.0.101.2 performance-statistics
BGP neighbor is 10.0.101.2, remote AS 1
Read 3023 messages (58639 bytes) in 3019 calls (time spent: 1.312 secs)
Read throttled 0 times
Processed 3023 inbound messages (time spent: 0.198 secs)
Wrote 58410 bytes in 6062 calls (time spent: 3.041 secs)
Processing write list: wrote 0 messages in 0 calls (time spent: 0.000 secs)
Processing write queue: wrote 3040 messages in 3040 calls (time spent: 0.055 secs)
Received 3023 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 3040 messages, 0 notifications, 0 in queue
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Read |
ネイバーから受信されたメッセージ数、受信されたメッセージの合計サイズ、実行された読み取り動作の数、このネイバーの読み取り動作を実行するプロセスで経過した実際の時間(秒数)を示します。 |
||
Read throttled |
このネイバーとの TCP 接続からの読み取りがスロットリングされた回数。スロットリングは、読み取られたものの処理されないメッセージのバックログによるものです。 |
||
inbound messages |
処理された読み取りメッセージの数、およびこのネイバーのインバウンド メッセージの処理にかかった実際の時間。 |
||
Wrote |
このネイバーに送信されたデータ量、実行された書き込み動作の数、およびこのネイバーの書き込み動作の処理にかかった実際の時間。 |
||
Processing write list |
このネイバーへの書き込みリストから書き込まれたメッセージ数、書き込みリストが処理された回数、および書き込みリストの処理にかかった実際の時間。
|
||
Processing write queue |
このネイバーへの書き込みキューから書き込まれたメッセージ数、書き込みキューが処理された回数、および書き込みキューの処理にかかった実際の時間。 |
||
Received |
このネイバーから受信されたメッセージ数、このネイバーから受信され処理される通知メッセージ数、および受信されたものの処理されていないメッセージ数。 |
||
Sent |
このネイバーに送信されたメッセージ数、このネイバーに送信するために生成された通知メッセージ数、およびこれに送信するためにキューされたメッセージ数。 |
次の例は、configuration キーワードを指定した場合の show bgp neighbors コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.0.101.1 configuration neighbor 10.0.101.1 remote-as 2 [] bfd fast-detect [] address-family ipv4 unicast [] policy pass-all in [] policy pass-all out [] address-family ipv4 multicast [] policy pass-all in [] policy pass-all out []
フィールド |
説明 |
---|---|
neighbor |
ネイバーの IP アドレス設定。 |
remote-as |
ネイバーに設定されたリモート自律システム。 |
bfd fast-detect |
ネイバーに設定された BFD パラメータ。 |
address-family |
ルータに設定されたアドレス ファミリおよび後続のファミリ。 |
route-policy pass-all in |
インバウンド アップデートに設定されたルート ポリシー。 |
route-policy pass-all out |
アウトバウンド アップデートに設定されたルート ポリシー。 |
BGP neighbor is 80.0.0.30 Remote AS 100, local AS 100, internal link Remote router ID 33.33.33.33 BGP state = Established, up for 19:54:12 NSR State: None Last read 00:00:25, Last read before reset 19:54:54 Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3 Last write 00:00:02, attempted 19, written 19 Second last write 00:01:02, attempted 19, written 19 Last write before reset 19:54:54, attempted 29, written 29 Second last write before reset 19:54:59, attempted 19, written 19 Last write pulse rcvd Nov 11 12:58:03.838 last full not set pulse count 2407 Last write pulse rcvd before reset 19:54:54 Socket not armed for io, armed for read, armed for write Last write thread event before reset 19:54:54, second last 19:54:54 Last KA expiry before reset 00:00:00, second last 00:00:00 Last KA error before reset 00:00:00, KA not sent 00:00:00 Last KA start before reset 19:54:54, second last 19:54:59 Precedence: internet Non-stop routing is enabled Graceful restart is enabled Restart time is 120 seconds Stale path timeout time is 360 seconds Neighbor capabilities: Adv Rcvd Route refresh: Yes Yes 4-byte AS: Yes Yes Address family IPv4 Unicast: Yes Yes Address family IPv4 Labeled-unicast: Yes Yes Address family VPNv4 Unicast: Yes Yes Address family IPv6 Unicast: Yes Yes Address family VPNv6 Unicast: Yes Yes Address family IPv4 MDT: Yes Yes Message stats: InQ depth: 0, OutQ depth: 0 Last_Sent Sent Last_Rcvd Rcvd Open: Nov 10 17:03:52.731 2 Nov 10 17:03:52.730 2 Notification: --- 0 --- 0 Update: Nov 10 17:05:02.435 20 Nov 10 17:04:58.812 12 Keepalive: Nov 11 12:58:03.632 1197 Nov 11 12:57:40.458 1196 Route_Refresh: --- 0 --- 0 Total: 1219 1210 Minimum time between advertisement runs is 0 secs For Address Family: IPv4 Unicast BGP neighbor version 13 Update group: 0.9 NEXT_HOP is always this router AF-dependant capabilities: Graceful Restart capability advertised and received Neighbor preserved the forwarding state during latest restart Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds Maximum stalepath time is 360 seconds Remote Restart time is 120 seconds Additional-paths Send: advertised and received Additional-paths Receive: advertised and received Route refresh request: received 0, sent 0 0 accepted prefixes, 0 are bestpaths Prefix advertised 10, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 524288 Threshold for warning message 75% AIGP is enabled An EoR was received during read-only mode Last ack version 13, Last synced ack version 0 Outstanding version objects: current 0, max 1 Additional-paths operation: Send and Receive For Address Family: IPv4 Labeled-unicast BGP neighbor version 13 Update group: 0.4 (Update Generation Throttled) AF-dependant capabilities: Graceful Restart capability advertised and received Neighbor preserved the forwarding state during latest restart Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds Maximum stalepath time is 360 seconds Remote Restart time is 120 seconds Additional-paths Send: received Additional-paths Receive: received Route refresh request: received 0, sent 0 0 accepted prefixes, 0 are bestpaths Prefix advertised 2, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 131072 Threshold for warning message 75% AIGP is enabled An EoR was received during read-only mode Last ack version 13, Last synced ack version 0 Outstanding version objects: current 0, max 1 Additional-paths operation: None
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp neighbors 1.1.1.2
BGP neighbor is 1.1.1.2
Remote AS 300, local AS 100, external link
Remote router ID 0.0.0.0
BGP state = Idle (LC/FIB for the neighbor in reloading)
Last read 00:00:00, Last read before reset 00:05:12
Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp neighbors 45.1.1.1
BGP neighbor is 45.1.1.1
Remote AS 100, local AS 100, internal link
Remote router ID 45.1.1.1
BGP state = Established, up for 00:19:54
NSR State: None
Last read 00:00:55, Last read before reset 00:00:00
Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3
Last write 00:00:54, attempted 19, written 19
Second last write 00:01:54, attempted 19, written 19
Last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0
Second last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0
Last write pulse rcvd Jul 19 11:45:38.776 last full not set pulse count 43
Last write pulse rcvd before reset 00:00:00
Socket not armed for io, armed for read, armed for write
Last write thread event before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Last KA expiry before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Last KA error before reset 00:00:00, KA not sent 00:00:00
Last KA start before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Precedence: internet
Non-stop routing is enabled
Neighbor capabilities:
Route refresh: advertised and received
4-byte AS: advertised and received
Address family VPNv4 Unicast: advertised and received
Address family VPNv6 Unicast: advertised and received
Received 22 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 22 messages, 0 notifications, 0 in queue
Minimum time between advertisement runs is 0 secs
For Address Family: VPNv4 Unicast
BGP neighbor version 549
Update group: 0.3 Filter-group: 0.1 No Refresh request being processed
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is pass-all
Policy for outgoing advertisements is drop_111.x.x.x
0 accepted prefixes, 0 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 524288
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
AIGP is enabled
Accept-own is enabled
An EoR was received during read-only mode
Last ack version 549, Last synced ack version 0
Outstanding version objects: current 0, max 0
Additional-paths operation: None
For Address Family: VPNv6 Unicast
BGP neighbor version 549
Update group: 0.3 Filter-group: 0.1 No Refresh request being processed
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is pass-all
Policy for outgoing advertisements is drop_111.x.x.x
0 accepted prefixes, 0 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 524288
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
AIGP is enabled
Accept-own is enabled
An EoR was received during read-only mode
Last ack version 549, Last synced ack version 0
Outstanding version objects: current 0, max 0
Additional-paths operation: None
Connections established 1; dropped 0
Local host: 15.1.1.1, Local port: 179
Foreign host: 45.1.1.1, Foreign port: 56391
Last reset 00:00:00
RP/0/0/CPU0:BGP1-6#
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp neighbors 3.3.3.3
BGP neighbor is 3.3.3.3
Remote AS 30813, local AS 30813, internal link
Remote router ID 3.3.3.3
BGP state = Established, up for 01:39:14
Last read 00:00:58, Last read before reset 00:00:00
Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3
Last write 00:00:53, attempted 2054, written 2054
Second last write 00:00:53, attempted 45, written 45
Last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0
Second last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0
Last write pulse rcvd Aug 14 07:53:56.846 last full not set pulse count 226
Last write pulse rcvd before reset 00:00:00
Socket not armed for io, armed for read, armed for write
Last write thread event before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Last KA expiry before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Last KA error before reset 00:00:00, KA not sent 00:00:00
Last KA start before reset 00:00:00, second last 00:00:00
Precedence: internet
Multi-protocol capability received
Neighbor capabilities: Adv Rcvd
Route refresh: Yes Yes
4-byte AS: Yes Yes
Address family IPv4 Unicast: Yes Yes
For Address Family: IPv4 Unicast
BGP neighbor version 1111
Update group: 0.3 Filter-group: 0.5 No Refresh request being processed
NEXT_HOP is always this router
Default information originate: default sent
AF-dependent capabilities:
Additional-paths Send: received
Additional-paths Receive: received
Route refresh request: received 0, sent 0
Policy for incoming advertisements is PASS
Policy for outgoing advertisements is PASS
100 accepted prefixes, 100 are bestpaths
Cumulative no. of prefixes denied: 0.
Prefix advertised 5500, suppressed 0, withdrawn 0
Maximum prefixes allowed 1048576
Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min
AIGP is enabled
An EoR was received during read-only mode
Last ack version 0, Last synced ack version 0
Outstanding version objects: current 1, max 1
Additional-paths operation: None
Advertise Permanent-Network enabled
Connections established 1; dropped 0
Local host: 1.1.1.1, Local port: 179
Foreign host: 3.3.3.3, Foreign port: 64742
Last reset 00:00:00
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 10.1.1.2
Fri Sep 15 11:38:34.470 PST
BGP neighbor is 10.1.1.2
[...]
Precedence: internet
BGP Monitoring(BMP) activated for servers:
2, 3
Multi-protocol capability not received
[...]
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp neighbors 3.3.3.3
For Address Family: VPNv4 Unicast
BGP neighbor version 0
Update group: 0.4 Filter-group: 0.0 No Refresh request being processed
Inbound soft reconfiguration allowed
Community attribute sent to this neighbor
AF-dependent capabilities:
Graceful Restart capability advertised
Local restart time is 120, RIB purge time is 600 seconds
Maximum stalepath time is 120 seconds
Long-lived Graceful Restart Capability advertised
Advertised Long-lived Stale time 16777215 seconds
Maximum acceptable long-lived stale time from this neighbor is 16777215
Treat neighbor as LLGR capable
Remaining LLGR stalepath time 16776942
Route refresh request: received 0, sent 0
次の show bgp neighbor コマンドの出力例には、特定のネイバーの TCP MSS 情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp neighbor 10.0.0.2 BGP neighbor is 10.0.0.2 Remote AS 1, local AS 1, internal link Remote router ID 10.0.0.2 BGP state = Established, up for 00:09:17 Last read 00:00:16, Last read before reset 00:00:00 Hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Configured hold time: 180, keepalive: 60, min acceptable hold time: 3 Last write 00:00:16, attempted 19, written 19 Second last write 00:01:16, attempted 19, written 19 Last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0 Second last write before reset 00:00:00, attempted 0, written 0 Last write pulse rcvd Dec 7 11:58:42.411 last full not set pulse count 23 Last write pulse rcvd before reset 00:00:00 Socket not armed for io, armed for read, armed for write Last write thread event before reset 00:00:00, second last 00:00:00 Last KA expiry before reset 00:00:00, second last 00:00:00 Last KA error before reset 00:00:00, KA not sent 00:00:00 Last KA start before reset 00:00:00, second last 00:00:00 Precedence: internet Multi-protocol capability received Neighbor capabilities: Route refresh: advertised (old + new) and received (old + new) Graceful Restart (GR Awareness): advertised and received 4-byte AS: advertised and received Address family IPv4 Unicast: advertised and received Received 12 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 12 messages, 0 notifications, 0 in queue Minimum time between advertisement runs is 0 secs TCP Maximum Segment Size 500 For Address Family: IPv4 Unicast BGP neighbor version 4 Update group: 0.2 Filter-group: 0.1 No Refresh request being processed Route refresh request: received 0, sent 0 0 accepted prefixes, 0 are bestpaths Cumulative no. of prefixes denied: 0. Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0 Maximum prefixes allowed 1048576 Threshold for warning message 75%, restart interval 0 min AIGP is enabled An EoR was received during read-only mode Last ack version 4, Last synced ack version 0 Outstanding version objects: current 0, max 0 Additional-paths operation: None Send Multicast Attributes
次の例は、configuration キーワードを指定した場合の show bgp neighbor の出力を示しており、TCP MSS 設定が含まれています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp neighbor 10.0.0.2 configuration
neighbor 10.0.0.2
remote-as 1 []
tcp-mss 400 [n:n1]
address-family IPv4 Unicast []
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネクスト ホップに関する情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp nexthops コマンドを使用します。
show bgp nexthops A.B.C.D. aigp-value [ statistics ] [ speaker speaker-id ] [ standby ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show bgp nexthops コマンドは、ネクストホップ通知に関する統計情報、通知の処理にかかった時間、およびルーティング情報ベース(RIB)に登録されている各ネクストホップの詳細を表示します。
分散モードにあるすべての有効なスピーカー プロセスのネクストホップ情報が表示されます。各スピーカーは、スピーカーによって受信されたプレフィックスに属するネクスト ホップと、別のスピーカー プロセスで受信された最良パスに属するネクスト ホップのセットを表示します。指定したスピーカー プロセスの情報だけを表示するには、speakerspeaker-id キーワードと引数を使用します。speaker キーワードを使用可能にするには、distributed speaker コマンドを使用して、分散モードを定義する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、VRF を指定した場合の show bgp nexthops コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp vrf all nexthops
Fri Mar 13 17:05:40.656 UTC
VRF: 900
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000001
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
90.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 20/23
VRF: 901
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000002
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
91.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 902
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000003
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
92.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 903
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000004
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
93.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 904
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000005
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
94.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 905
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000006
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
95.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 906
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000007
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
96.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 907
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000008
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
97.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 908
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe0000009
Nexthop Count: 2
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
10.0.101.201 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
98.0.0.2 [R][C][NL] 0 1/0 1d22h (Cri) 10/13
VRF: 909
========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 1d22h
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe000000a
Nexthop Count: 1
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
Status codes: R/UR Reachable/Unreachable
C/NC Connected/Not-connected
L/NL Local/Non-local
I Invalid (Policy Match Failed)
Next Hop Status Metric Notf LastRIBEvent RefCount
99.0.0.2 [UR] 4294967295 0/0 1d22h (Reg) 0/3
VRF: yellow
===========
Total Nexthop Processing
Time Spent: 0.000 secs
Maximum Nexthop Processing
Received: 82y48w
Bestpaths Deleted: 0
Bestpaths Changed: 0
Time Spent: 0.000 secs
Last Notification Processing
Received: 82y48w
Time Spent: 0.000 secs
IPv4 Unicast is active
Gateway Address Family: IPv4 Unicast
Table ID: 0xe000000e
Nexthop Count: 0
Critical Trigger Delay: 0msec
Non-critical Trigger Delay: 10000msec
Nexthop Version: 1, RIB version: 1
フィールド |
説明 |
---|---|
VRF |
VRF の名前。 |
Total Nexthop Processing Time Spent |
VRF またはアドレス ファミリの重大および重大ではないイベントのトリガー遅延を処理するのにかかる時間。時間は秒数で指定されます。 |
Maximum Nexthop Processing |
すべての通知の最大処理時間を使用することとなる、ネクストホップ通知が受信されてから経過した時間。 |
Last Notification Processing |
最後のネクストホップ通知が受信されてから経過した時間。 |
IPv4 Unicast is active. |
IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリが VRF で有効であることを示す VRF 指定出力。 |
Nexthop Count |
VRF またはアドレス ファミリのネクスト ホップ カウント。 |
Critical Trigger Delay |
設定された重大なトリガー遅延。 |
Non-critical Trigger Delay |
設定された重大ではないトリガー遅延。 |
Total Critical Notifications Received |
受信された重大通知数。 |
Total Non-critical Notifications Received |
受信された非重大通知数。 |
Bestpaths Deleted After Last Walk |
最後の通知によって削除された最良パスの数。 |
Bestpaths Changed After Last Walk |
最後の通知によって変更された最良パスの数。 |
Next Hop |
ネクスト ホップの IP アドレス。 |
Status |
ネクスト ホップのステータス。 |
Metric |
ネクスト ホップの IGP メトリック。 |
Notf |
受信された重大および非重大通知の数。 |
LastRIBEvent |
RIB から最後の通知が受信されたとき。 |
RefCount |
ネクスト ホップを参照するネイバーまたはプレフィックスの数(「アドレス ファミリ/すべて」形式)。 |
Address Family |
アドレス ファミリの名前。 |
データベース内のすべてのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)パスを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp paths コマンドを使用します。
show bgp paths [detail] [debug] [ regexp regular-expression ]
detail |
(任意)詳細な属性情報を表示します。 |
debug |
(任意)属性プロセス ID、ハッシュ バケット、およびハッシュ チェーン ID 属性情報を表示します。 |
regexpregular-expression |
(任意)正規表現と一致する自律システム パスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
AS パスおよびパスとともに受信した関連属性について情報を表示するには、show bgp paths コマンドを使用します。
オプションが指定されていない場合、格納されたすべての AS パスが各パスを使用するルート数とともに表示されます。
(注) |
AS パス情報はアドレス ファミリとは別に格納されていて、異なるアドレス ファミリからのルートを同じパスで使用できるようになっています。 |
指定した正規表現と一致するパスだけを出力するように制限するには、regular-expression 引数を使用します。正規表現の詳細については、を参照してください。
AS パスに格納されている属性の詳細情報を表示するには、detail キーワードを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp paths コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp paths detail
Proc Attributes Refcount Metric Path
Spk 0 ORG AS LOCAL 7 0 i
Spk 0 ORG AS LOCAL COMM EXTCOMM 3 0 21 i
Spk 0 MET ORG AS 3 55 2 i
Spk 0 ORG AS 3 0 2 10 11 i
Spk 0 ORG AS COMM 3 0 2 10 11 i
Spk 0 MET ORG AS ATOM 3 2 2 3 4 ?
Spk 0 MET ORG AS 3 1 2 3 4 e
Spk 0 MET ORG AS 3 0 2 3 4 i
フィールド |
説明 |
---|---|
Proc |
パスが格納されているプロセスの ID。これは常に「Spk 0」です。 |
Attributes |
存在する属性。次のものが表示される可能性があります。 MET:Multi Exit Discriminator(MED)属性があります。 ORG:発信元属性があります。 AS:AS パス属性があります。 LOCAL:ローカル プリファレンス属性があります。 AGG:アグリゲータ属性があります。 COMM:コミュニティ属性があります。 ATOM:アトミック集約属性があります。 EXTCOMM:拡張コミュニティ属性があります。 |
NeighborAS |
ネイバーの自律システム番号、またはパス情報がローカルに発信された場合は 0。 |
Refcount |
パスを使用しているルートの数。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(または MED メトリック)の値。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終わりは、パスの発信元コードです。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
提示されたポリシーに基づくボーダーゲートウェイプロトコル(BGP)アドバタイズメントの情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp policy コマンドを使用します。
show bgp policy
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
neighborip-address キーワードと引数が指定されていない場合は、すべてのネイバーに対するアドバタイズメントが表示されます。アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
提示されたポリシー基づいてネイバーにアドバタイズされるルートを表示するには、show bgp policy コマンドを使用します。show bgp advertised コマンドとは異なり、表示される情報は、指定されたポリシーの実行時にルートに対して行われた変更を反映しています。
特定のネイバーにアドバタイズされたルートだけを出力させるには、neighbor キーワードを使用します。出力方法を次のいずれかに変更するには、sent-advertisements キーワードを使用します。
出力を簡略化して表示するには、summary キーワードを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードで summary キーワードを指定した場合の show bgp policy コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp policy summary
Network Next Hop From Advertised to
172.16.1.0/24 10.0.101.1 10.0.101.1 10.0.101.2
10.0.101.3
172.17.0.0/16 0.0.0.0 Local 10.0.101.1
10.0.101.2
10.0.101.3
フィールド |
説明 |
---|---|
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
From |
このルートをアドバタイズしたピアの IP アドレス。 |
Local |
ローカル システムで発信されたルートを示します。 |
Local Aggregate |
ルートがローカル システムで作成された集約であることを示します。 |
Advertised to |
このルートがアドバタイズされたネイバーを示します。 |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp policy コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp policy
11.0.0.0/24 is advertised to 10.4.101.1
Path info:
neighbor: Local neighbor router id: 10.4.0.1
valid local best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 0.0.0.0
MET ORG AS
origin: IGP metric: 0
aspath:
Attributes after outbound policy was applied:
next hop: 10.4.0.1
MET ORG AS
origin: IGP metric: 0
aspath: 1
11.0.0.0/24 is advertised to 10.4.101.2
Path info:
neighbor: Local neighbor router id: 10.4.0.1
valid local best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 0.0.0.0
MET ORG AS
origin: IGP metric: 0
aspath:
Attributes after outbound policy was applied:
next hop: 10.4.0.1
MET ORG AS
origin: IGP metric: 0
aspath:
11.0.0.0/24 is advertised to 10.4.101.3
Path info:
neighbor: Local neighbor router id: 10.4.0.1
valid local best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 0.0.0.0
MET ORG AS
origin: IGP metric: 0
aspath:
Attributes after outbound policy was applied:
next hop: 10.4.0.1
MET ORG AS
origin: IGP metric: 0
aspath:
12.0.0.0/24 is advertised to 10.4.101.2
Path info:
neighbor: 10.4.101.1 neighbor router id: 10.4.101.1
valid external best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 10.4.101.1
ORG AS
origin: IGP neighbor as: 2
aspath: 2 3 4
Attributes after outbound policy was applied:
next hop: 10.4.101.1
ORG AS
origin: IGP neighbor as: 2
aspath:2 3 4
12.0.0.0/24 is advertised to 10.4.101.3
Path info:
neighbor: 10.4.101.1 neighbor router id: 10.4.101.1
valid external best
Attributes after inbound policy was applied:
next hop: 10.4.101.1
ORG AS
origin: IGP neighbor as: 2
aspath: 2 3 4
Attributes after outbound policy was applied:
next hop: 10.4.101.1
ORG AS
origin: IGP neighbor as: 2
aspath:2 3 4
フィールド |
説明 |
---|---|
Is advertised to |
このルートがアドバタイズされるピアの IP アドレス。ルートが複数のピアにアドバタイズされる場合、情報が各ピアに個別に表示されます。 |
neighbor |
このルートをアドバタイズしたピア、または次のいずれかの IP アドレス。 Local:ローカル システムで発信されたルート。 Local Aggregate:ルートはローカル システムで作成された集約です。 |
neighbor router id |
ピアの BGP ID、またはルートがローカル システムで発信された場合はローカル システムの BGP ID。 |
Not advertised to any peer |
アドバタイズされない well-known コミュニティがこのルートに関連付けられていることを示します。このコミュニティを持つルートは、どの BGP ピアにもアドバタイズされません。 |
Not advertised to any EBGP peer |
エクスポートされない well-known コミュニティがこのルートに関連付けられていることを示します。これらのピアがローカル ルータと同じコンフェデレーションにあっても、このコミュニティを持つルートは外部 BGP ピアにアドバタイズされません。 |
Not advertised outside the local AS |
ローカル AS の well-known コミュニティがこのルートに関連付けられていることを示します。このコミュニティ値を持つルートは、ローカル自律システムやコンフェデレーション境界の外にアドバタイズされません。 |
(Received from a RR-client) |
ルータ リフレクタ クライアントからパスが受信されました。 |
(received-only) |
パスは、ルーティング用に使用されません。これは、ソフト再構成をサポートするために使用され、インバウンド ポリシーがピアから受信されるパスへ適用される前にパス属性を記録します。「received-only」とマークされたパスは、インバウンド ポリシーによってパスがドロップされたか、パス情報のコピーが作成されてからルーティング用に変更されたことを示します。 |
(received & used) |
パスがソフト再設定とルーティング目的に両方で使用されることを示します。「(received & used)」とマークされたパスは、パス情報がインバウンド ポリシーによって変更されていないことを意味します。 |
valid |
パスが有効です。 |
redistributed |
再配布を通じてパスがローカルでソースされています。 |
aggregated |
集約を通じてパスがローカルでソースされています。 |
local |
network コマンドによりパスがローカルにソースされています。 |
confed |
コンフェデレーション ピアからパスが受信されました。 |
best |
パスが最良として選択されています。 |
multipath |
パスは、負荷分散のために選択された複数のパスの 1 つです。 |
dampinfo |
ダンプニング情報を示します。 Penalty:このパスの現在のペナルティ Flapped:ルートがフラップした回数 In:ネットワークが最初にフラップしてから経過した時間(時:分:秒) Reuse in:パスが使用可能になった後の時間(時:分:秒)このフィールドは、パスが現在抑制されている場合だけ表示されます。 |
Attributes after inbound policy was applied |
何らかのインバウンド ポリシーが適用された後の、受信されたルートに関連した属性を表示します。 AGG:アグリゲータ属性があります。 AS:AS パス属性があります。 ATOM:アトミック集約属性があります。 COMM:コミュニティ属性があります。 EXTCOMM:拡張コミュニティ属性があります。 LOCAL:ローカル プリファレンス属性があります。 MET:Multi Exit Discriminator(MED)属性があります。 next-hop:パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、その次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 ORG:発信元属性があります。 |
origin |
パスの発信元 IGP:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用して BGP によりソースされたパス。 EGP:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス incomplete:IGP から BGP へ再配布されるルートなど、パスの発信元が明確でありません。 |
neighbor as |
自律システム(AS)内の最初の AS 番号 |
aggregator |
パスがアグリゲータ属性で受信されたことを示します。集約を実行した AS 番号およびシステムのルータ ID が表示されます。 |
metric |
相互自律システム間メトリック(または MED メトリック)の値。 |
localpref |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
aspath |
ルートに関連付けられた AS パス。 |
community |
パスに関連付けられたコミュニティ属性。次の well-known コミュニティを除き、コミュニティ値は AA:NN 形式で表示されます。 Local-AS:値 4294967043 または 16 進数 0xFFFFFF03 を持つコミュニティ。このコミュニティ値を持つルートは、ローカル自律システムやコンフェデレーション境界の外にアドバタイズされません。 no-advertise:値 4294967042 または 16 進数 0xFFFFFF02 を持つコミュニティ。このコミュニティ値を持つルートは、どの BGP ピアにもアドバタイズされません。 no-export:値 4294967041 または 16 進数 0xFFFFFF01 を持つコミュニティ。これらのピアがローカル ルータと同じコンフェデレーションにあっても、このコミュニティを持つルートは外部 BGP ピアにアドバタイズされません。 |
Extended community |
パスに関連付けられた外部コミュニティ属性。well-known 拡張コミュニティ タイプの場合、次のコードが表示される可能性があります。 RT:ルート ターゲット コミュニティ SoO:Site of Origin コミュニティ LB:リンク帯域幅コミュニティ |
Originator |
ルート リフレクションが使用される際の送信元ルータのルータ ID。 |
Cluster lists |
ルートが渡された全ルート リフレクタのルータ ID またはクラスタ ID。 |
Attributes after outbound policy was applied |
何らかのアウトバウンド ポリシーが適用された後の、受信されたルートに関連した属性を表示します。 AGG:アグリゲータ属性があります。 AS:AS パス属性があります。 ATOM:アトミック集約属性があります。 COMM:コミュニティ属性があります。 EXTCOMM:拡張コミュニティ属性があります。 LOCAL:ローカル プリファレンス属性があります。 MET:Multi Exit Discriminator(MED)属性があります。 next-hop:パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、その次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 ORG:発信元属性があります。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)プロセス情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp process コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 | { unicast } | ipv6 | { unicast } | { unicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 を指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャスト サブアドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 を指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)プロセスのステータスおよびサマリー情報を表示するには、show bgp process コマンドを使用します。出力には、さまざまなグローバルおよびアドレス ファミリ固有の BGP 設定が表示されます。プロセスによって送受信されたネイバー、アップデート メッセージ、および通知メッセージの数の要約も表示されます。
詳細なプロセス情報を表示するには、detail キーワードを使用します。詳細なプロセス情報には、さまざまな内部構造タイプによって使用されたメモリが表示されます
BGP プロセスによって実行された作業の要約または詳細を表示するには、performance-statistics キーワードを使用します。要約表示には、特定の動作を実行するのにかかった実際の時間と、初期コンバージェンス中のステート移行についてのタイム スタンプが表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp process コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp process
BGP Process Information
BGP is operating in STANDALONE mode
Autonomous System: 1
Router ID: 10.0.0.5 (manually configured)
Cluster ID: 10.0.0.5
Fast external fallover enabled
Neighbor logging is enabled
Enforce first AS enabled
Default local preference: 100
Default keepalive: 60
Update delay: 120
Generic scan interval: 60
Address family: IPv4 Unicast
Dampening is enabled
Client reflection is enabled
Scan interval: 60
Main Table Version: 150
IGP notification: IGPs notified
Node Process Nbrs Estab Rst Upd-Rcvd Upd-Sent Nfn-Rcvd Nfn-Sent
node0_0_CPU0 Speaker 3 2 1 20 10 0 0
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP is operating in |
スタンドアロン モードで BGP が動作していることを示します。これは、唯一のサポート モードです。 |
Autonomous System |
ローカル システムの自律システム番号。 |
Router ID |
ローカル システムに割り当てられた BGP ID。これが bgp router-id コマンドを使用して明示的に設定されている場合は、「manually configured」と表示されます。ルータ ID がマニュアルで設定されていない場合、グローバル ルータ ID から決定されます。グローバル ID が使用できない場合、ルータ ID は 0.0.0.0 と表示されます。 |
Confederation ID |
ローカル システムのコンフェデレーション ID。 |
Cluster ID |
ローカル システムのクラスタ ID。これが bgp cluster-id コマンドを使用して手動で設定された場合は、「manually configured」と表示されます。 |
Default metric |
デフォルト メトリック。これは default-metric コマンドによって制御されます。 |
Fast external fallover enabled |
高速外部フォールオーバーがイネーブルかどうかを示します。これは bgp fast-external-fallover disable コマンドによって制御されます。 |
Neighbor logging enabled |
ピア接続のアップまたはダウン移行のロギングがイネーブルかどうかを示します。これは bgp log neighbor changes disable コマンドによって制御されます。 |
Enforce first AS enabled |
外部 BGP ピアから受信した最初の AS 番号の厳格なチェックがイネーブルであることを示します。これは bgp enforce-first-as disable コマンドによって制御されます。 |
iBGP to IGP redistribution |
bgp redistribution-internal コマンドによって内部再配布がイネーブルになっていることを示します。 |
Treating missing MED as worst |
Multi Exit Discriminator(MED)メトリック値が不足していることはルート選択アルゴリズムで最悪として取り扱われることを示します。これは bgp bestpath med missing-as-worst コマンドによって制御されます。 |
Always compare MED is enabled |
パスが別の自律システム内にある外部 BGP ネイバーから受信された場合でも、ルート選択アルゴリズムで MED が常に使用されていることを示します。これは bgp bestpath med always コマンドによって制御されます。 |
AS Path ignore is enabled |
AS パス長がルート選択アルゴリズムによって無視されていることを示します。これは bgp bestpath as-pathignore コマンドによって制御されます。 |
Comparing MED from confederation peers |
コンフェデレーション ピアから受信されたルートの比較時にルート選択アルゴリズムによって MED 値が使用されていることを示します。これは bgp bestpath med confed コマンドによって制御されます。 |
Comparing router ID for eBGP paths |
別の外部 BGP ネイバーから受信された同一ルートの比較時に、ルート選択アルゴリズムによってルータ ID がタイブレーカーとして使用されることを示します。これは bgp bestpath compare-routerid コマンドによって制御されます。 |
Default local preference |
BGP ルートで使用されるデフォルト ローカル プリファレンス値。これは bgp default local-preference コマンドによって制御されます。 |
Default keepalive |
デフォルトのキープアライブ インターバル。これは timers bgp コマンドによって制御されます。 |
Graceful restart enabled |
グレースフル リスタート機能がイネーブルであることを示します。グレースフル リスタート動作に影響するコンフィギュレーション コマンドは次のとおりです。 |
Update delay |
BGP プロセスが読み取り専用モードのままになる最長時間。 |
Generic scan interval |
アドレス ファミリ独立タスクの BGP スキャンの間隔(秒数)。これは bgp scan-time コマンドによって制御されます。 |
Dampening |
指定したアドレス ファミリでダンプニングがイネーブルであるかどうかを示します。これは dampening コマンドによって制御されます。 |
Client reflection |
指定したアドレス ファミリでクライアント間ルート リフレクションがイネーブルであるかどうかを示します。これは bgp client-to-client reflection disable コマンドによって制御されます。 |
Scan interval |
指定したアドレス ファミリの BGP スキャンの間隔(秒数)。これは、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで bgp scan-time コマンドによって制御されます。 |
Main Table Version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
IGP notification |
Interior Gateway Protocol(IGP)に、指定されたアドレス ファミリの BGP コンバージェンスが通知されるかどうかを示します。 |
Node |
プロセスが実行されるノード。 |
Process |
BGP プロセスのタイプ。 |
Speaker |
スピーカー プロセス。スピーカー プロセスには、設定されたネイバーに対する BGP メッセージを受信、処理、送信する役割があります。 |
Nbrs |
プロセスの担当するネイバーの数。 |
Estab |
このプロセスの確立されたステートの接続を持つネイバーの数。 |
Rst |
このプロセスが再起動する回数。 |
Upd-Rcvd |
プロセスによって受信されたアップデート メッセージの数。 |
Upd-Sent |
プロセスによって送信されたアップデート メッセージの数。 |
Nfn-Rcvd |
プロセスによって受信された通知メッセージの数。 |
Nfn-Sent |
プロセスによって送信された通知メッセージの数。 |
次の例は、グレースフル メンテナンス機能がイネーブルになっている場合の show bgp process コマンドの出力を示しています。
RP/0/0/CPU0:R1#show bgp process ... Graceful Maintenance active. Retaining routes in RIB during BGP shutdown ... Or Graceful Maintenance active for all neighbors. Retaining routes in RIB during BGP shutdown ************************************************************************** RP/0/0/CPU0:Jan 28 22:01:36.356 : bgp[1056]: %ROUTING-BGP-5-ADJCHANGE : neighbor 10.10.10.4 Up (VRF: default) (AS: 4) WARNING: Graceful Maintenance is Active
次の例は、detail キーワードを指定した場合の show bgp process コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp all all process detail
BGP Process Information
BGP is operating in STANDALONE mode
Autonomous System: 1
Router ID: 10.0.0.5 (manually configured)
Cluster ID: 10.0.0.5
Fast external fallover enabled
Neighbor logging is enabled
Enforce first AS enabled
Default local preference: 100
Default keepalive: 60
Update delay: 120
Generic scan interval: 60
BGP Speaker process: 0, location node0_0_0
Neighbors: 3, established: 2
Sent Received
Updates: 3 15
Notifications: 0 0
Number Memory Used
Attributes: 12 1104
AS Paths: 10 400
Communities: 2 1080
Extended communities: 1 40
Route Reflector Entries: 0 0
Route-map Cache Entries: 0 0
Filter-list Cache Entries: 0 0
Next Hop Cache Entries: 2 80
Update messages queued: 0
Address family: IPv4 Unicast
Dampening is enabled
Client reflection is enabled
Main Table Version: 12
IGP notification: IGPs notified
State: normal mode.
BGP Table Version: 12
Network Entries: 15, Soft Reconfig Entries: 0
Dampened Paths: 0, History Paths: 9
Allocated Freed
Prefixes: 15 0
Paths: 19 0
Number Memory Used
Prefixes: 15 1230
Paths: 19 760
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP is operating in |
BGP がスタンドアロン モードで動作しているかどうかを示します。 |
Autonomous System |
ローカル システムの自律システム番号。 |
Router ID |
ローカル システムに割り当てられた BGP ID。これが bgp router-id コマンドを使用して明示的に設定されている場合は、「manually configured」と表示されます。ルータ ID がマニュアルで設定されていない場合、グローバル ルータ ID から決定されます。グローバル ID が使用できない場合、ルータ ID は 0.0.0.0 と表示されます。 |
Confederation ID |
ローカル システムのコンフェデレーション ID。 |
Cluster ID |
ローカル システムのクラスタ ID。これが bgp cluster-id コマンドを使用して手動で設定された場合は、「manually configured」と表示されます。 |
Default metric |
デフォルト メトリック。 |
Fast external fallover enabled |
高速外部フォールオーバーがイネーブルかどうかを示します。 |
Neighbor logging enabled |
ピア接続のアップまたはダウン移行のロギングがイネーブルかどうかを示します。 |
Enforce first AS enabled |
外部 BGP ピアから受信した最初の自律システム(AS)番号の厳格なチェックがイネーブルであることを示します。 |
iBGP to IGP redistribution |
bgp redistribution-internal コマンドによって内部再配布がイネーブルになっていることを示します。 |
Treating missing MED as worst |
MED メトリック値が不足していることはルート選択アルゴリズムで最悪として取り扱われることを示します。これは bgp bestpath med missing-as-worst コマンドによって制御されます。 |
Always compare MED is enabled |
パスが別の自律システム内にある外部 BGP ネイバーから受信された場合でも、ルート選択アルゴリズムで MED が常に使用されていることを示します。これは bgp bestpath med always コマンドによって制御されます。 |
AS Path ignore is enabled |
AS パス長がルート選択アルゴリズムによって無視されていることを示します。これは bgp bestpath as-pathignore コマンドによって制御されます。 |
Comparing MED from confederation peers |
コンフェデレーション ピアから受信されたルートの比較時にルート選択アルゴリズムによって MED 値が使用されていることを示します。これは bgp bestpath med confed コマンドによって制御されます。 |
Comparing router ID for eBGP paths |
別の外部 BGP ネイバーから受信された同一ルートの比較時に、ルート選択アルゴリズムによってルータ ID がタイブレーカーとして使用されることを示します。これは bgp bestpath compare-routerid コマンドによって制御されます。 |
Default local preference |
BGP ルートで使用されるデフォルト ローカル プリファレンス値。 |
Default keepalive |
デフォルトのキープアライブ インターバル。これは timers bgp コマンドによって制御されます。 |
Graceful restart enabled |
グレースフル リスタート機能がイネーブルであることを示します。グレースフル リスタート動作に影響するコンフィギュレーション コマンドは次のとおりです。 |
Update delay |
BGP プロセスが読み取り専用モードのままになる最長時間。 |
Generic scan interval |
アドレス ファミリ独立タスクの BGP スキャンの間隔(秒数)。これは bgp scan-time コマンドによって制御されます。 |
BGP Speaker Process |
スピーカー プロセスは、BGP メッセージの受信、処理、および送信を担当します。 |
Node |
指定されたプロセスが実行されているノード。 |
Neighbors |
指定されたプロセスが担当するネイバーの数。 |
established |
指定されたプロセスの確立済みステートの接続を持つネイバーの数。 |
Updates |
指定されたプロセスで送受信されるアップデート メッセージの数。 |
Notifications |
指定されたプロセスで送受信される通知メッセージの数。 |
Attributes |
指定されたプロセスに格納されている属性情報の独自セット数と、属性情報に使用されているメモリ量。 |
AS Paths |
指定されたプロセスに格納されている一意の自律システム パスの数と、AS パス情報で使用されるメモリ量。 |
Communities |
指定されたプロセスに格納されているコミュニティ情報の独自セット数と、コミュニティ情報に使用されているメモリ量。 |
Extended communities |
指定されたプロセスに格納されている拡張コミュニティ情報の独自セット数と、拡張コミュニティ情報に使用されているメモリ量。 |
Route Reflector Entries |
指定されたプロセスに格納されているルート リフレクタ情報の独自セット数と、その情報に使用されているメモリ量。 |
Nexthop Entries |
キャッシュ済みネクストホップ情報のエントリ数およびメモリ使用状況。 |
Update messages queued |
指定されたプロセスが担当する全ネイバーにわたって送信するためにキューイングされているアップデート メッセージの合計数。 |
Address family |
指定されたアドレス ファミリ。 |
Dampening |
指定したアドレス ファミリでダンプニングがイネーブルであるかどうかを示します。 |
Client reflection |
指定したアドレス ファミリでクライアント間ルート リフレクションがイネーブルであるかどうかを示します。これは bgp client-to-client reflection disable コマンドによって制御されます。 |
Scan interval |
指定したアドレス ファミリの BGP スキャンの間隔(秒数)。これは bgp scan-time コマンドによって制御されます。 |
Main Table Version |
メイン ルーティング テーブルに付与された指定アドレス ファミリのローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
IGP notification |
指定されたアドレス ファミリの BGP コンバージェンスが IGP に通知されたかどうかを示します。 |
RIB has converged |
メイン ルーティング テーブル バージョンがコンバージされたどうかと、コンバージされたバージョンを示します。 |
State |
指定されたアドレス ファミリおよびプロセスの BGP システム状態。これは、次のいずれかです。 read-only mode:アップデートの初期セットが復元されます。このモードでは、ルート選択が実行されず、ルートはグローバル RIB にインストールされず、アップデートはピアにアドバタイズされません。 best-path calculation mode:read-only mode で受信されたルートに対してルート選択が実行されます。 import mode:最良パスが計算されると、ある VRF から別の VRF にルートがインポートされます。このモードは VPNv4 ユニキャスト アドレス ファミリ モードでサポートされています。 RIB update mode:best-path calculation mode で選択されたルートがグローバル RIB にインストールされます。 label allocation mode:要件に基づいてラベルが受信されたプレフィックスに割り当てられます。 normal mode:最良パスが RIB に存在するルートのピアに送信されます。新規アップデートが受信されると、ルート選択、インポート処理、RIB アップデート、およびラベル割り当てが実行されます。 |
BGP Table Version |
受信されたルートについて BGP データベースで使用された最後のバージョン。 |
Attribute download |
RIB 属性ダウンロードがイネーブルかどうかを示します。 |
Network Entries |
指定されたアドレス ファミリの指定された BGP プロセスで保持されるプレフィックス情報のセット数。 |
Soft Reconfig Entries |
ソフト再設定をサポートするためにだけ存在しているプレフィックス情報のセット数。 |
Dampened Paths |
指定されたアドレス ファミリのダンプニングによって抑制されているルート数。 |
History Paths |
現在取り消されているものの、ダンプニング情報を保持するために維持されているルートの数。 |
Prefixes (Allocated/Freed) |
割り当てられ、プロセスのライフタイム中に解放された指定アドレス ファミリのプレフィックス情報のセット数。 |
Paths (Allocated/Freed) |
割り当てられ、プロセスのライフタイム中に解放された指定アドレス ファミリのルート情報のセット数。 |
Prefixes (Number/Memory Used) |
指定アドレス ファミリに現在割り当てられているプレフィックス情報のセット数と、これによって使用されているメモリ量。 |
Paths (Number/Memory Used) |
指定アドレス ファミリに現在割り当てられているルート情報のセット数と、これによって使用されているメモリ量。 |
次の例は、performance-statistics キーワードを指定した場合の show bgp process コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp process performance-statistics detail BGP Speaker process: 0, Node: node0_0_CPU0 Restart count: 2 Neighbors: 3, established: 2 Sent Received Updates: 20 20 Notifications: 0 0 Number Memory Used Attributes: 2 184 AS Paths: 2 48 Communities: 0 0 Extended communities: 0 0 Route Reflector Entries: 0 0 Route-map Cache Entries: 0 0 Filter-list Cache Entries: 0 0 Next Hop Cache Entries: 2 80 Update messages queued: 0 Read 14 messages (1142 bytes) in 12 calls (time spent: 0.024 secs) Read throttled 0 times Processed 14 inbound messages (time spent: 0.132 secs) Wrote 2186 bytes in 24 calls (time spent: 0.024 secs) Processing write list: wrote 18 messages in 4 calls (time spent: 0.000 secs) Processing write queue: wrote 10 messages in 20 calls (time spent: 0.000 secs) Socket setup (LPTS): 4 calls (time spent: 0.010 secs) Configuration: 1 requests (time spent: 0.002 secs) Operational data: 9 requests (time spent: 0.026 secs) State: normal mode. BGP Table Version: 150 Network Entries: 149, Soft Reconfig Entries: 0 Allocated Freed Prefixes: 149 0 Paths: 200 0 Number Memory Used Prefixes: 149 12516 Paths: 200 8000 Updates generated: 149 prefixes in 8 messages from 2 calls (time spent: 0.046 secs) Scanner: 2 scanner runs (time spent: 0.008 secs) RIB update: 1 rib update runs, 149 prefixes installed (time spent: 0.024 secs) Process has converged for IPv4 Unicast. Update wait-install enabled: ack request 2, ack rcvd 2, slow ack 0 Max time for batched RIB update: update time 0 secs, 1752000 nsecs install time 0 secs, 36391000 nsecs routes installed 6, modified 0, withdrawn 2 start version 1, target version 15 First neighbor established: 1082604050s Entered DO_BESTPATH mode: 1082604055s Entered DO_RIBUPD mode: 1082604055s Entered Normal mode: 1082604055s Latest UPDATE sent: 1082604056s
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP is operating in |
BGP がスタンドアロン モードで動作しているかどうかを示します。 |
Autonomous system |
ローカル システムの自律システム番号。 |
Router ID |
ローカル システムに割り当てられた BGP ID。これが bgp router-id コマンドを使用して明示的に設定されている場合は、「manually configured」と表示されます。ルータ ID がマニュアルで設定されていない場合、グローバル ルータ ID から決定されます。グローバル ID が使用できない場合、ルータ ID は 0.0.0.0 と表示されます。 |
Confederation ID |
ローカル システムのコンフェデレーション ID。 |
Cluster ID |
ローカル システムのクラスタ ID。これが bgp cluster-id コマンドを使用して手動で設定された場合は、「manually configured」と表示されます。 |
Default metric |
デフォルト メトリック。 |
Fast external fallover enabled |
高速外部フォールオーバーがイネーブルかどうかを示します。 |
Neighbor logging enabled |
ピア接続のアップまたはダウン移行のロギングがイネーブルかどうかを示します。これは bgp log neighbor changes disable コマンドによって制御されます。 |
Enforce first AS enabled |
外部 BGP ピアから受信した最初の AS 番号の厳格なチェックがイネーブルであることを示します。 |
iBGP to IGP redistribution |
bgp redistribution-internal コマンドによって内部再配布がイネーブルになっていることを示します。 |
Treating missing MED as worst |
MED メトリック値が不足していることはルート選択アルゴリズムで最悪として取り扱われることを示します。これは bgp bestpath med missing-as-worst コマンドを使用して制御されます。 |
Always compare MED is enabled |
パスが別の自律システム内にある外部 BGP ネイバーから受信された場合でも、ルート選択アルゴリズムで MED が常に使用されていることを示します。この設定は bgp bestpath med always コマンドによって制御されます。 |
AS Path ignore is enabled |
AS パス長がルート選択アルゴリズムによって無視されていることを示します。これは bgp bestpath as-pathignore コマンドによって制御されます。 |
Comparing MED from confederation peers |
コンフェデレーション ピアから受信されたルートの比較時にルート選択アルゴリズムによって MED 値が使用されていることを示します。これは bgp bestpath med confed コマンドによって制御されます。 |
Comparing router ID for eBGP paths |
別の外部 BGP ネイバーから受信された同一ルートの比較時に、ルート選択アルゴリズムによってルータ ID がタイブレーカーとして使用されることを示します。これは bgp bestpath compare-routerid コマンドによって制御されます。 |
Default local preference |
BGP ルートで使用されるデフォルト ローカル プリファレンス値。 |
Default keepalive |
デフォルトのキープアライブ インターバル。この設定は、timers bgp コマンドによって制御されます。 |
Graceful restart enabled |
グレースフル リスタート機能がイネーブルであることを示します。グレースフル リスタート動作に影響するコンフィギュレーション コマンドは、bgp graceful-restart、bgp graceful-restart purge-time、bgp graceful-restart stalepath-time、bgp graceful-restart restart-time、bgp graceful-restart graceful-reset です。 |
Update delay |
BGP プロセスが読み取り専用モードのままになる最長時間。 |
Generic scan interval |
アドレス ファミリ独立タスクの BGP スキャンの間隔(秒数)。この設定は、ルータ コンフィギュレーション モードで bgp scan-time コマンドによって制御されます。 |
Address family |
指定されたアドレス ファミリ。 |
Dampening |
指定したアドレス ファミリでダンプニングがイネーブルであるかどうかを示します。 |
Client reflection |
指定したアドレス ファミリでクライアント間ルート リフレクションがイネーブルであるかどうかを示します。これは bgp client-to-client reflection disable コマンドによって制御されます。 |
Scan interval |
指定したアドレス ファミリの BGP スキャンの間隔(秒数)。これは bgp scan-time コマンドによって制御されます。 |
Main Table Version |
メイン ルーティング テーブルに付与された指定アドレス ファミリのローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
IGP notification |
指定されたアドレス ファミリの BGP コンバージェンスが IGP に通知されたかどうかを示します。 |
Node |
プロセスが実行されるノード。 |
Process |
BGP プロセス。 |
Speaker |
スピーカー プロセス。スピーカー プロセスは、BGP メッセージの受信、処理、および送信を担当します。 |
Read |
このプロセスによってピアからメッセージを読み取るのにかかる実時間(秒数)。 |
Write |
このプロセスによってピアにメッセージを書き込むのにかかる実時間(秒数)。 |
Inbound |
このプロセスによってピアから読み取られるメッセージの処理にかかる実時間(秒数)。 |
Config |
このプロセスによってコンフィギュレーション コマンドを処理するのにかかる実時間(秒数)。 |
Data |
このプロセスによって処理データを提供するのにかかる実時間(秒数)。 |
Conv |
初期アップデート後にプロセスがコンバージされたかどうかを示します。 |
Nbr Estab |
最初のネイバーが確立されたときに時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
Bestpath |
best-path calculation mode が入力された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
RIB Inst |
RIB update mode が入力された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
Read/Write |
time normal mode が入力された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
Last Upd |
最後のアップデートがネイバーに送信された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
Address Family IPv4 Unicast converged in n seconds |
BGP が IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリの初期コンバージェンスに到達したことを示します。コンバージェンスにかかった時間が表示されます。 |
Update wait-install enabled |
update wait-install が設定されていることを示します。 |
次の例は、performance-statistics と detail キーワードを指定した場合の show bgp process コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp process performance-statistics detail
BGP Speaker process: 0, Node: node0_0_CPU0
Restart count: 2
Neighbors: 3, established: 2
Sent Received
Updates: 20 20
Notifications: 0 0
Number Memory Used
Attributes: 2 184
AS Paths: 2 48
Communities: 0 0
Extended communities: 0 0
Route Reflector Entries: 0 0
Route-map Cache Entries: 0 0
Filter-list Cache Entries: 0 0
Next Hop Cache Entries: 2 80
Update messages queued: 0
Read 14 messages (1142 bytes) in 12 calls (time spent: 0.024 secs)
Read throttled 0 times
Processed 14 inbound messages (time spent: 0.132 secs)
Wrote 2186 bytes in 24 calls (time spent: 0.024 secs)
Processing write list: wrote 18 messages in 4 calls (time spent: 0.000 secs)
Processing write queue: wrote 10 messages in 20 calls (time spent: 0.000 secs)
Socket setup (LPTS): 4 calls (time spent: 0.010 secs)
Configuration: 1 requests (time spent: 0.002 secs)
Operational data: 9 requests (time spent: 0.026 secs)
State: normal mode.
BGP Table Version: 150
Network Entries: 149, Soft Reconfig Entries: 0
Allocated Freed
Prefixes: 149 0
Paths: 200 0
Number Memory Used
Prefixes: 149 12516
Paths: 200 8000
Updates generated: 149 prefixes in 8 messages from 2 calls (time spent: 0.046 secs)
Scanner: 2 scanner runs (time spent: 0.008 secs)
RIB update: 1 rib update runs, 149 prefixes installed (time spent: 0.024 secs)
Process has converged for IPv4 Unicast.
First neighbor established: 1082604050s
Entered DO_BESTPATH mode: 1082604055s
Entered DO_RIBUPD mode: 1082604055s
Entered Normal mode: 1082604055s
Latest UPDATE sent: 1082604056s
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Process |
指定されたプロセス。 |
||
Location |
指定されたプロセスが実行されているノード。 |
||
Neighbors |
指定されたプロセスが担当するネイバーの数。 |
||
established |
指定されたプロセスの確立済みステートの接続を持つネイバーの数。 |
||
Updates |
指定されたプロセスで送受信されるアップデート メッセージの数。 |
||
Notifications |
指定されたプロセスで送受信される通知メッセージの数。 |
||
Attributes |
指定されたプロセスに格納されている属性情報の独自セット数と、属性情報に使用されているメモリ量。 |
||
AS Paths |
指定されたプロセスに格納されている一意の自律システム パスの数と、AS パス情報で使用されるメモリ量。 |
||
Communities |
指定されたプロセスに格納されているコミュニティ情報の独自セット数と、コミュニティ情報に使用されているメモリ量。 |
||
Extended communities |
指定されたプロセスに格納されている拡張コミュニティ情報の独自セット数と、拡張コミュニティ情報に使用されているメモリ量。 |
||
Route Reflector Entries |
指定されたプロセスに格納されているルート リフレクタ情報の独自セット数と、その情報に使用されているメモリ量。 |
||
Route-map Cache Entries |
ルート マップを適用するためのキャッシュ結果のエントリ数とメモリ使用状況。 |
||
Filter-list Cache Entries |
AS パス フィルタ リストを適用するためのキャッシュ結果のエントリ数とメモリ使用状況。 |
||
Next Hop Cache Entries |
キャッシュ済みネクストホップ情報のエントリ数およびメモリ使用状況。 |
||
Update messages queued |
指定されたプロセスが担当する全ネイバーにわたって送信されるためにキューイングされているアップデート メッセージの数。 |
||
Read |
プロセスによって読み取られるメッセージの数、読み取られたメッセージの合計サイズ、実行された読み取り動作の数、読み取り動作を実行するプロセスにかかった実時間を示します。 |
||
Read throttled |
読み取られたものの処理されなかったメッセージのバックログのために、TCP からの読み取りがスロットリングされた回数。 |
||
inbound messages |
処理された読み取りメッセージの数、およびインバウンド メッセージの処理にかかった実際の時間。 |
||
Wrote |
プロセスによって書き込まれたデータ量、実行された書き込み動作の数、書き込み動作を実行するプロセスにかかった実時間。 |
||
Processing write list |
書き込みリストから書き込まれたメッセージの数、書き込みリストが処理された回数、書き込みリストの処理にかかる実時間。
|
||
Processing write queue |
書き込みキューから書き込まれたメッセージ数、書き込みキューが処理された回数、書き込みキューを処理するのにかかる実時間。 |
||
Socket setup |
実行されたソケット設定の数と、ソケット設定にかかった実時間。 |
||
Configuration |
プロセスによって受信された設定要求の数と、構成要求の処理にかかった実時間。 |
||
Operational data |
プロセスが受信した(show コマンドの)運用データの要求数と、運用データ要求の処理にかかった実時間。 |
||
State |
指定されたアドレス ファミリおよびプロセスの BGP システム状態。これは、次のいずれかです。 read-only mode:アップデートの初期セットが復元されます。このモードでは、ルート選択が実行されず、ルートはグローバル RIB にインストールされず、アップデートはピアにアドバタイズされません。 best-path calculation mode:read-only mode で受信されたルートに対してルート選択が実行されます。 import mode:最良パスが計算されると、ある VRF から別の VRF にルートがインポートされます。このモードは VPNv4 ユニキャスト アドレス ファミリ モードでサポートされています。 RIB update mode:best-path calculation mode で選択されたルートがグローバル RIB にインストールされます。 label allocation mode:要件に基づいてラベルが受信されたプレフィックスに割り当てられます。 normal mode:最良パスが RIB に存在するルートのピアに送信されます。新規アップデートが受信されると、ルート選択、インポート処理、RIB アップデート、およびラベル割り当てが実行されます。 |
||
BGP Table Version |
受信されたルートについて BGP データベースで使用された最後のバージョン。 |
||
Network Entries |
指定されたアドレス ファミリの指定された BGP プロセスで保持されるプレフィックス情報のセット数。 |
||
Soft Reconfig Entries |
ソフト再設定をサポートするためにだけ存在しているプレフィックス情報のセット数。 |
||
Dampened Paths |
指定されたアドレス ファミリのダンプニングによって抑制されているルート数。 |
||
History Paths |
現在取り消されているものの、ダンプニング情報を保持するために維持されているルートの数。 |
||
Prefixes (Allocated/Freed) |
割り当てられ、プロセスのライフタイム中に解放された指定アドレス ファミリのプレフィックス情報のセット数。 |
||
Paths (Allocated/Freed) |
割り当てられ、プロセスのライフタイム中に解放された指定アドレス ファミリのルート情報のセット数。 |
||
Prefixes (Number/Memory Used) |
指定アドレス ファミリに現在割り当てられているプレフィックス情報のセット数と、これによって使用されているメモリ量。 |
||
Paths (Number/Memory Used) |
指定アドレス ファミリに現在割り当てられているルート情報のセット数と、これによって使用されているメモリ量。 |
||
Updates generated |
アップデートが生成されたプレフィックスの数、アップデートをアドバタイズするのに使用されるメッセージの数、アップデート生成実行が実行された数、指定アドレス ファミリのアップデートを生成するのにかかった実時間。 |
||
Scanner |
指定さアドレス ファミリで実行されたスキャナの回数と、スキャナ処理にかかった実時間。 |
||
RIB Update |
指定アドレス ファミリに対して実行されたグローバル ルーティング情報ベース アップデート実行の数、これらの実行中にグローバル RIB でインストール、取消、または変更されたプレフィックスの数、これらの実行で実行にかかった実時間。 |
||
Process has converged |
プロセスが指定されたアドレス ファミリの初期コンバージェンスに到達したかどうかを示します。 |
||
First neighbor established |
プロセスが確立した最初のネイバーの時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
||
Entered DO_BESTPATH mode |
best-path calculation mode が入力された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
||
Entered DO_RIBUPD mode |
RIB update mode が入力された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
||
Entered Normal mode |
time normal mode が入力された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
||
Last UPDATE sent |
最後のアップデートがネイバーに送信された時間を記録するタイム スタンプ(秒数)。 |
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp vpnv4 unicast process performance-statistics detail
BGP Speaker process: 0, Node: node0_8_CPU0 Restart count: 1
Total Nbrs Estab/Cfg
Default VRFs: 1 4/12
Non-Default VRFs: 1009 1082/1337
Sent Received
Updates: 362259 5688505
Notifications: 14 0
Number Memory Used
Attributes: 14896 2979200
AS Paths: 17 1100
Communities: 3 120
Extended communities: 1849 124440
Route Reflector Entries: 417 25020
Nexthop Entries: 2941 539572
Update messages queued: 0
Alloc Free
Pool 210: 28955629 28955628
Pool 310: 363103 363103
Pool 600: 4931162 4931162
Pool 1100: 104693 104693
Pool 4300: 799374 799374
Read 34755745 messages (3542094326 bytes) in 30528983 calls (time spent: 6427.769 secs) Read partly throttled 1506 times
Read 14 times after crossing lower threshold Processed 5836892 inbound update messages (time spent: 6229.512 secs)
Wrote 825719955 bytes in 29272669 calls (time spent: 2318.472 secs)
Processing sub-group: wrote 861402 messages in 1113810 calls (time spent: 145.446 secs)
Processing write queue: wrote 6288 messages in 20498 calls (time spent: 0.039 secs)
Socket setup (LPTS): 0 calls (time spent: 0.000 secs)
event_file_attach calls: Input 8769, Output 2810, Input-output 0
Configuration: 989 requests (time spent: 0.046 secs) Operational data: 92396 requests (time spent: 98.864 secs)
Current Clock Time: not set Update Generation master timer:
id: 0, time left: 0.0 sec, last processed: not set
expiry time of parent node: not set
IO master timer:
id: 0, time left: 0.0 sec, last processed: not set
expiry time of parent node: not set
Address Family: VPNv4 Unicast
State: Normal mode.
BGP Table Version: 23211188
Attribute download: Disabled
Soft Reconfig Entries: 0
Last 8 Triggers Ver Tbl Ver
Label Thread Jun 18 05:31:39.120 23211188 23211188
Jun 18 05:31:35.274 23211188 23211188
Jun 18 05:31:34.340 23211187 23211188
Jun 18 05:31:34.189 23211186 23211187
Jun 18 05:31:29.120 23211186 23211186
Jun 18 05:31:28.861 23211186 23211186
Jun 18 05:31:19.640 23211186 23211186
Jun 18 05:31:19.272 23211186 23211186
Total triggers: 639526
Import Thread Jun 18 05:31:39.120 23211188 23211188
Jun 18 05:31:35.274 23211188 23211188
Jun 18 05:31:34.340 23211187 23211188
Jun 18 05:31:34.189 23211186 23211187
Jun 18 05:31:29.120 23211186 23211186
Jun 18 05:31:28.861 23211186 23211186
Jun 18 05:31:19.640 23211186 23211186
Jun 18 05:31:19.272 23211186 23211186
Total triggers: 689177
RIB Thread Jun 18 05:31:39.146 23211188 23211188
Jun 18 05:31:35.299 23211188 23211188
Jun 18 05:31:34.525 23211187 23211188
Jun 18 05:31:34.494 23211186 23211188
Jun 18 05:31:34.340 23211186 23211188
Jun 18 05:31:34.255 23211186 23211188
Jun 18 05:31:29.146 23211186 23211186
Jun 18 05:31:28.886 23211186 23211186
Total triggers: 668084
Update Thread Jun 18 05:31:39.171 --- 23211188
Jun 18 05:31:35.324 --- 23211188
Jun 18 05:31:34.558 --- 23211188
Jun 18 05:31:34.521 --- 23211188
Jun 18 05:31:34.327 --- 23211188
Jun 18 05:31:29.170 --- 23211186
Jun 18 05:31:28.910 --- 23211186
Jun 18 05:31:19.690 --- 23211186
Total triggers: 660143
Allocated Freed
Remote Prefixes: 3150972 2885064
Remote Paths: 7639074 7118286
Local Prefixes: 3760870 3425614
Local Paths: 7892100 7595657
Number Mem Used
Remote Prefixes: 265908 29781696
Remote Paths: 520788 24997824
Remote RDs: 12424 2832672
Local Prefixes: 335256 37548672
Local Paths: 296443 14229264
Local RDs: 1009 230052
Total Prefixes: 601164 67330368
Total Paths: 817231 39227088
Imported Paths: 265675 12752400
Total RDs: 13433 3062724
Same RDs: 0 0
Update Groups: 3 Subgroups: 2
Updates generated: 1438448 prefixes in 67375 messages from 181564 calls (time spent: 6779.576 secs)
Scanner: 0 scanner runs (time spent: 0.000 secs) RIB update: 0 rib update runs, 0 prefixes installed, 0 modified,
0 prefixes removed (time spent: 0.000 secs) RIB table update: 0 table deletes, 0 table invalid, 3526736604 table skip,
0 no local label, 0 rib retries Process has not converged for VPNv4 Unicast.
First neighbor established: Jun 11 08:32:10
Entered DO_BESTPATH mode: Jun 11 08:52:10
Entered DO_IMPORT mode: Jun 11 08:52:12
Entered DO_LABEL_ALLOC mode: Jun 11 08:52:16
Entered DO_RIBUPD mode: Jun 11 08:52:19
Entered Normal mode: Jun 11 08:52:23
Latest UPDATE sent: Jun 18 05:31:34
BGP Process Information: BGP is operating in STANDALONE mode Autonomous System number format: ASDOT Autonomous System: 100 Router ID: 22.22.22.22 (manually configured) Default Cluster ID: 2.2.2.2 (manually configured) Active Cluster IDs: 2.2.2.2 Fast external fallover enabled Neighbor logging is enabled Enforce first AS enabled AS Path multipath-relax is enabled Default local preference: 100 Default keepalive: 60 Graceful restart enabled Restart time: 120 Stale path timeout time: 360 RIB purge timeout time: 600 Non-stop routing is enabled Update delay: 120 Generic scan interval: 60 …… …… Allocated Freed Prefixes: 12 0 Paths: 60 0 Path-elems: 12 0 Number Mem Used Prefixes: 12 1200 Paths: 60 3120 Path-elems: 12 624
自律システム パスの正規表現と一致するルートを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp regexp コマンドを使用します。
show bgp regexp regular-expression
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
regular-expression |
BGP 自律システム パスと一致する正規表現。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、各設定済みアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの組み合わせ向けの個別のルーティング テーブルが含まれています。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ順番に検査されます。
特定の BGP テーブルにあるルートの内、自律システム パスが指定された正規表現と一致するルートをすべて表示するには、show bgp regexp コマンドを使用します。
(注) |
正規表現にスペースやカッコが含まれている場合、引用符で指定し囲む必要があります。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
以下の例は、show bgp regexp コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp regexp "^3 "
BGP router identifier 10.0.0.5, local AS number 1
BGP main routing table version 64
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
*>i172.20.17.121 10.0.101.2 100 0 3 2000 3000 i
*>i10.0.0.0 10.0.101.2 100 0 3 100 1000 i
*>i172.5.23.0/24 10.0.101.2 100 0 3 4 60 4378 i
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートでイネーブルになった場合に表示されます。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。作成元のコードはテーブルの各行の終わりにあります。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワーク エンティティの IP アドレス |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
発信ルート ポリシーと一致するネットワークに関するボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp route-policy コマンドを使用します。
show bgp route-policy route-policy-name [ standby ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
all |
(任意)アドレス ファミリに対して、すべてのアドレス ファミリで使用されるプレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。 |
BGP には、設定されたアドレス ファミリとサブアドレス ファミリの組み合わせそれぞれについて、ルーティング テーブルが 1 つずつ含まれます。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ検査されます。
このコマンドを使用するためにルート ポリシーが設定されている必要があります。show bgp route-policy コマンドを入力すると、指定した BGP テーブル内のルートが指定したルート ポリシーと照合され、ルート ポリシーで許可されたルートがすべて表示されます。
ルート ポリシーがルートに適用されているときにパスが検知され、ルート ポリシー処理がドロップ句にヒットせずに完了した場合、ルートが表示されます。ドロップ句が検出された場合、ルート ポリシー処理がパス句にヒットせずに完了した場合、または指定されたルート ポリシーが存在しない場合、ルートが表示されません。
表示される情報は、ポリシーがルートに対して実行した変更は反映しません。そのような変更を表示するには、show bgp policy コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp route-policy コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp route-policy p1
BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820
BGP main routing table version 729
Dampening enabled
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
* 10.13.0.0/16 192.168.40.24 0 1878 704 701 200 ?
* 10.16.0.0/16 192.168.40.24 0 1878 704 701 i
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
セッション グループのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の設定に関する情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp session-group コマンドを使用します。
show bgp session-group group-name { configuration [defaults] [nvgen] | inheritance | users }
group-name |
表示するセッション ファミリ グループ名。 |
configuration |
(任意)継承された設定を含む、セッション グループの有効設定を表示します。 |
defaults |
(任意)デフォルト設定を含むすべての設定を表示します。 |
nvgen |
(任意)show running-config コマンドの形式で出力を表示します。 defaults キーワードも指定した場合、出力は設定セッションへのカット アンド ペーストには適していません。 |
inheritance |
(任意)このセッション グループが設定を継承するセッション グループを表示します。 |
users |
(任意)このセッション グループから設定を継承するセッション グループ、ネイバー グループ、およびネイバーを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
use コマンドの適用によって他のセッション グループから継承した設定を含めて、セッション グループの有効な設定を表示するには、group-nameconfiguration 引数とキーワードを指定して show bgp session-group コマンドを使用します。設定された各コマンドの発信元も表示されます。
デフォルト設定を含むすべての設定の値を表示するには、defaults キーワードを使用します。show running-config コマンドの出力形式で設定を表示するには、nvgen キーワードを使用します。このフォームの出力は、設定セッションへのカット アンド ペーストに適しています。
特定のセッション グループが設定を継承するセッション グループを表示するには、group-nameinheritance 引数を指定して show bgp session-group コマンドを使用します。
指定したセッション グループから設定を継承するネイバー、ネイバー グループ、セッション グループを表示するには、group-nameusers 引数とキーワードを指定して show bgp session-group コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
ここで表示されている例の場合、次の設定を使用します。
session-group group3 advertisement-interval 5 dmzlink-bw ! session-group group1 use session-group group2 update-source Loopback0 ! session-group group2 use session-group group3 ebgp-multihop 2
次の例は、configuration キーワードを指定した場合の show bgp session-group コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp session-group group1 configuration
session-group group1
advertisement-interval 5[s:group2 s:group3]
ebgp-multihop 2 [s:group2]
update-source Loopback0 []
dmzlink-bandwidth [s:group2 s:group3]
各コマンドの発信元は、コマンドの右側に表示されます。たとえば、update-source がセッション グループ group1 に直接設定されます。dmzlink-bandwidth コマンドはセッション グループ group2 から継承され、group2 はこのコマンドをセッション グループ group3 から継承します。
次の例は、users キーワードを指定した場合の show bgp session-group コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp session-group group2 users
IPv4 Unicast:a:group1
次の例は、inheritance キーワードを指定した場合の show bgp session-group コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp session-group group1 inheritance
Session:s:group2 s:group3
コマンド出力は、セッション グループ group1 が直接 group2 セッション グループを使用することを示します。group2 セッション グループは group3 セッション グループを使用します。
フィールド |
説明 |
---|---|
[ ] |
指定されたセッション グループに直接コマンドを設定します。 |
s: |
後に続く名前がセッション グループであることを示します。 |
a. |
後に続く名前がアドレス ファミリ グループであることを示します。 |
n: |
後に続く名前がネイバー グループであることを示します。 |
[dflt] |
コマンドが明示的に設定または継承されておらず、コマンドのデフォルト値が使用されていることを示します。defaults キーワードが指定されている場合にこのフィールドが表示される場合があります。 |
<not set> |
デフォルトが無効にすべきコマンドであることを示します。 defaults キーワードが指定されている場合にこのフィールドが表示される場合があります。 |
BGP ネイバーに関する概要情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp sessions コマンドを使用します。
show bgp sessions [not-established] [not-nsr-ready]
not-established |
(任意)確立状態でないネイバーをすべて表示します |
not-nsr-ready |
(任意)ノンストップ ルーティング(NSR)の準備が完了していないネイバーをすべて表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
キーワードを指定しないで show bgp sessions コマンドを実行すると、アドレス ファミリや VRF に関係なく、設定されているすべての BGP ネイバーに関する概要情報が表示されます。
show bgp sessions コマンドに not-established キーワードを指定すると、ピアリング関係をまだ確立していない BGP ピアが表示されます。
show bgp sessions コマンドに not-nsr-ready キーワードを指定すると、NSR の準備が完了していない BGP ピアが表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、 XR EXEC モードでの show bgp sessions コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp sessions
Thu Jan 15 17:41:45.277 UTC
Neighbor VRF Spk AS InQ OutQ NBRState NSRState
2.2.2.2 default 0 1 0 0 Active None
10.0.101.1 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.2 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.3 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.4 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.5 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.6 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.7 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.8 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.0.101.9 default 0 1 0 0 Established NSR Ready
10.11.12.2 default 0 100 0 0 Established NSR Ready
90.0.0.2 900 0 2 0 0 Established NSR Ready
9000::1001 900 0 2 0 0 Established NSR Ready
91.0.0.2 901 0 2 0 0 Established NSR Ready
9100::1001 901 0 2 0 0 Established NSR Ready
92.0.0.2 902 0 2 0 0 Established NSR Ready
9200::1001 902 0 2 0 0 Established NSR Ready
93.0.0.2 903 0 2 0 0 Established NSR Ready
9300::1001 903 0 2 0 0 Established NSR Ready
94.0.0.2 904 0 2 0 0 Established NSR Ready
9400::1001 904 0 2 0 0 Established NSR Ready
95.0.0.2 905 0 2 0 0 Established NSR Ready
9500::1001 905 0 2 0 0 Established NSR Ready
96.0.0.2 906 0 2 0 0 Established NSR Ready
9600::1001 906 0 2 0 0 Established NSR Ready
97.0.0.2 907 0 2 0 0 Established NSR Ready
9700::1001 907 0 2 0 0 Established NSR Ready
98.0.0.2 908 0 2 0 0 Established NSR Ready
9800::1001 908 0 2 0 0 Established NSR Ready
99.0.0.2 909 0 2 0 0 Idle None
9900::1001 909 0 2 0 0 Idle None
12.13.14.16 red 0 2 0 0 Idle None
20.0.101.1 red 0 2 0 0 Active None
1234:5678:9876::1111
red 0 3 0 0 Idle None
2020::1002 red 0 2 0 0 Established NSR Ready
1.2.3.4 this-is-a-long-vrf-name
0 5 0 0 Idle None
1111:2222:3333:4444:5555::6789
this-is-a-long-vrf-name
0 7 0 0 Idle None
次の例は、not-established キーワードを指定した場合の show bgp sessions コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp sessions not-established
Fri Jan 30 11:30:42.720 PST PDT
Neighbor VRF Spk AS InQ OutQ NBRState NSRState
10.0.101.5 default 0 100 0 0 Active None
2.2.2.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
2.101.1.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
2.102.1.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
2.103.1.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
4.4.4.2 vrf1_1 0 304 0 0 Idle None
2008:2:2:2::2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
11.16.1.2 vrf2_1 0 302 0 0 Idle None
次の例は、not-nsr-ready キーワードを指定した場合の show bgp sessions コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp sessions not-nsr-ready
Fri Jan 30 11:30:52.301 PST PDT
Neighbor VRF Spk AS InQ OutQ NBRState NSRState
10.0.101.5 default 0 100 0 0 Active None
2.2.2.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
2.101.1.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
2.102.1.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
2.103.1.2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
4.4.4.2 vrf1_1 0 304 0 0 Idle None
2008:2:2:2::2 vrf1_1 0 302 0 0 Idle None
11.16.1.2 vrf2_1 0 302 0 0 Idle None
フィールド |
説明 |
---|---|
Neighbor |
ネイバー IP アドレスを表示します。 |
VRF |
VRF に関する情報を表示します。 |
Spk |
ネイバーを担当するスピーカー プロセス。常に 0 です。 |
AS |
自律システム。 |
InQ |
処理を待機しているネイバーからのメッセージの数。 |
OutQ |
ネイバーへの送信を待機しているメッセージの数。 |
NBRState |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバー セッションのステート。 |
NSRState |
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ノンストップ ルーティング(NSR)のステート。 |
全ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)接続のステータスを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp summary コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } | ipv6 { unicast } | [ ipv4 { unicast } | ipv6 unicast ] ] summary
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
all |
(任意)アドレス ファミリに対して、すべてのアドレス ファミリで使用されるプレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。 set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。 デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。
指定したアドレス ファミリとサブアドレス ファミリがイネーブルになっているネイバーのサマリーを表示するには、show bgp summary コマンドを使用します。指定したアドレス ファミリとサブアドレス ファミリがイネーブルになっていないネイバーは、show コマンドの出力に含まれません。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、アドレス ファミリとサブアドレス ファミリの各組み合わせに関するサマリーが順番に表示されます。
出力(RcvTblVer、bRIB/RIB、SendTblVer、および TblVer)に表示されているテーブル バージョンは、指定されたアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリ固有のものです。その他のすべての情報はグローバルです。
テーブル バージョンは、BGP が指定されたアドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリの全動作で最新であるかどうかを示します
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp summary コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show bgp summary
BGP router identifier 10.0.0.0, local AS number 2
BGP generic scan interval 60 secs
BGP table state: Active
Table ID: 0xe0000000
BGP main routing table version 1
BGP scan interval 60 secs
BGP is operating in STANDALONE mode.
Process RecvTblVer bRIB/RIB LabelVer ImportVer SendTblVer
Speaker 1 0 1 1 0
Neighbor Spk AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down St/PfxRcd
10.0.101.0 0 2 0 0 0 0 0 00:00:00 Idle
10.0.101.1 0 2 0 0 0 0 0 00:00:00 Idle
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ルータの IP アドレス |
local AS number |
router bgp コマンドによって設定された自律システム番号。 |
BGP generic scan interval |
汎用スキャナによる BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
BGP table state |
BGP データベースの状態。 |
Table ID |
BGP データベース ID。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルに付与された BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートでイネーブルになった場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
BGP is operating in |
BGP がスタンドアロン モードで動作することを指定します。 |
Process |
BGP プロセス。 |
RecvTblVer |
受信されたルートについて BGP データベースで使用された最後のバージョン。 |
bRIB/RIB |
メイン ルーティング テーブルに付与されたローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
LabelVer |
ラベル割り当て用に BGP データベースで使用されるラベル バージョン。 |
ImportVer |
ルートをインポートするためのローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
SendTblVer |
ネイバーへのアドバタイズの準備ができているローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
Some configured eBGP neighbors do not have any policy |
route-policy(BGP)コマンドを使用して、すべてのアドレス ファミリに対してインバウンドとアウトバウンドの両方のポリシーが設定されていない外部ネイバーが存在します。この場合、これらのネイバーに受け入れられアドバタイズされるプレフィックスはありません。 |
Neighbor |
ネイバーの IP アドレス。 |
Spr |
ネイバーを担当するスピーカー プロセス。常に 0 です。 |
AS |
自律システム。 |
MsgRcvd |
ネイバーから受信された BGP メッセージの数。 |
MsgSent |
ネイバーに送信された BGP メッセージの数。 |
TblVer |
ネイバーに送信された BGP データベースの最後のバージョン。 |
InQ |
処理を待機しているネイバーからのメッセージの数。 |
OutQ |
ネイバーへの送信を待機しているメッセージの数。 |
Up/Down |
BGP セッションが確立状態になっている期間(hh:mm:ss)、または確立されていない場合セッションが確立状態から外れてからの時間 |
St/PfxRcd |
BGP セッションが確立していない場合、セッションの現在の状態。セッションが確立している場合、ルータがネイバーから受信したプレフィックス数。 受信したプレフィックス数が(maximum-prefix コマンドで設定された)最大許容数を超過している場合は、「(PfxRcd)」と表示されます。 接続が shutdown コマンドを使用してシャット ダウンされた場合は、「(Admin)」と表示されます。 ネイバーが外部にあり、そのネイバーにすべてのアドレス ファミリに対するインバウンドとアウトバウンド ポリシーが設定されていない場合は、route-policy(BGP)コマンドを使用すると、ステータスの後ろに感嘆符(!)が挿入されます。 メモリ不足(OOM)によって接続がシャットダウンされた場合は、「(OOM)」と表示されます。 |
インバウンド ポリシーまたは集約が接続可能な最大コミュニティ数を超過している、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング テーブル内のルートを表示するには、 XR EXEC モードで show bgp truncated-communities コマンドを使用します。
show bgptruncated-communities standby
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャストのアドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。
BGP には、設定されたアドレス ファミリとサブアドレス ファミリの組み合わせそれぞれについて、ルーティング テーブルが 1 つずつ含まれます。アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリのオプションによって、検査するルーティング テーブルが指定されます。アドレス ファミリまたはサブアドレス ファミリに対して all キーワードが指定されている場合は、一致するルーティング テーブルが 1 つずつ検査されます。
コミュニティまたは拡張コミュニティを格納するために使用するバッファがオーバーフローした指定 BGP ルーティング テーブル内のルートを表示するには、show bgp truncated-communities コマンドを使用します。オーバーフローは、BGP アップデート メッセージに組み込むものよりも多くのルートを持つコミュニティまたは拡張コミュニティと関連付けようとした場合に発生します。これは、集約中またはインバウンド ポリシーの適用時にコミュニティや拡張コミュニティを変更することによって発生する可能性があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp truncated-communities コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp truncated-communities
BGP router identifier 172.20.1.1, local AS number 1820
BGP main routing table version 3042
BGP scan interval 60 secs
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
* 10.13.0.0/16 192.168.40.24 0 1878 704 701 200 ?
*> 10.16.0.0/16 192.168.40.24 0 1878 704 701 i
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ローカル システムの BGP ID。 |
local AS number |
ローカル システムの自律システム番号。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルにインストールされた BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートで有効な場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
Status codes |
テーブル エントリのステータス。ステータスは、テーブルの各行の最初に 3 文字のフィールドとして表示されます。先頭文字の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 S:パスが古い。このルートが学習されたピアを使って、グレースフル リスタートが進行中であることを示します。 s:パスはローカルにソースされた集約ルートよりも具体的で、抑制されています。 *:パスは有効です。 2 文字目の意味は次のとおりです(優先レベル順)。 >:パスは、このネットワークで使用するには最適なパスです。 d:パスはダンプされています。 h:パスは履歴エントリです。これは、現在は取り消されているルートですが、ダンプニング情報を保持するために残されています。このようなルートは有効とマークしないでください。 3 文字目の意味は次のとおりです。 i:パスは内部 BGP(iBGP)セッションにより学習されました。 |
Origin codes |
パスの起点。起点コードは、テーブル内の各行の末尾に表示されます。次のいずれかの値を指定できます。 i:Interior Gateway Protocol(IGP)から発信され、network または aggregate-address コマンドを使用してアドバタイズされたパス。 e:エクステリア ゲートウェイ プロトコル(EGP)から発信されたパス。 ?:パスの発信元はクリアされません。通常、これは、IGP から BGP に再配布されたルートです。 |
Network |
ネットワークの IP プレフィックス、およびプレフィックスの長さ。 |
Next Hop |
パケットを宛先ネットワークに転送するときに使用される、次のシステムの IP アドレス。0.0.0.0 のエントリは、ルータにこのネットワークへの 非 BGP ルートがあることを示します。 |
Metric |
相互自律システム間メトリック(別名 Multi Exit Discriminator(MED)メトリック)の値。 |
LocPrf |
ローカル プリファレンス値。これは、ローカル自律システムからの優先出力点を決定するのに使用されます。これは、ローカル自律システム全体に伝播されます。 |
Weight |
パスの重み。重みは、ルートへの優先パスを選択する際に使用されます。これは、ネイバーにはアドバタイズされません。 |
Path |
宛先ネットワークへの自律システム パス。パスの終端は、パスの発信元コードです。 |
アップデート グループのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp update-group コマンドを使用します。
show bgp [ ipv4 { unicast } | ipv6 { unicast } ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アップデート グループを指定します。 |
unicast |
(任意)ユニキャスト アップデート グループを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アップデート グループを指定します |
ipv6 unicast |
(任意)VRF に対して、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリを指定します。 |
アドレス ファミリもサブアドレス ファミリも指定されていない場合は、set default-afi コマンドと set default-safi コマンドにより指定されたデフォルトのアドレス ファミリとサブアドレス ファミリが使用されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
セッションのデフォルト アドレス ファミリを指定するには set default-afi コマンドを使用し、セッションのデフォルト サブアドレス ファミリを指定するには set default-safi コマンドを使用します。set default-afi と set default-safi コマンドの詳細および構文については、『System Management Command Reference for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。デフォルト アドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト アドレス ファミリは IPv4 になります。デフォルト サブアドレス ファミリを指定しない場合、デフォルト サブアドレス ファミリはユニキャストになります。
すべての BGP ネイバーが自動的にネイバーでイネーブルになっている各アドレス ファミリのアップデート グループに割り当てられます。同じアップデートが送信されるような、類似のアウトバウンド ポリシーのあるネイバーが同じアップデート グループに配置されます。
アップデート グループとそのアップデート グループに属するネイバーのリストを表示するには、show bgp update-group コマンドを使用します。
特定のアドレス ファミリのネイバーが属するアップデート グループの詳細を表示するには、show bgp update-group neighbor コマンドを使用します。
特定のアップデート グループに属するネイバーのサマリーを表示するには、summary キーワードを使用します。表示フォーマットは show bgp summaryコマンドと同じです。
処理されたプレフィックスの数に関する情報と、特定のアップデート グループに対するアップデート生成時間を表示するには、performance-statistics キーワードを使用します。
(注) |
アップデート グループ インデックスはプロセス リスタートをまたいで永続的である必要はありません。BGP プロセスがリスタートする際に、アップデート グループに属するネイバーのセットが同じであっても、特定のネイバーが割り当てられているアップデート グループのインデックスが異なっている可能性があります。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp update-group コマンドの出力例です。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp update-group
Update group for IPv4 Unicast, index 0.1:
Attributes:
Internal
Common admin
Send communities
Send extended communities
Minimum advertisement interval: 300
Update group desynchronized: 0
Sub-groups merged: 0
Messages formatted: 0, replicated: 0
Neighbors not in any sub-group:
10.0.101.1
フィールド |
説明 |
---|---|
Update group for |
このアップデート グループ内のアップデートが適用されるアドレス ファミリ。 |
index |
アップデート グループ インデックス。 |
Attributes |
アップデート グループの全メンバに共通の属性。 |
Unsuppress map |
このアップデート グループのメンバのローカル生成集約のより限定されたルートを選択的に抑制解除するために使用する、抑制解除ルート マップ。 |
Outbound policy |
このアップデート グループのメンバ用に生成されたアウトバウンド アップデートに適用されるルート ポリシー。 |
Internal |
アップデート グループのメンバが内部ピアです。 |
ORF Receive enabled |
このアップデート グループのメンバが発信ルート フィルタを受信することができます。 |
Route Reflector Client |
ローカル システムが、このアップデート グループのメンバのルート リフレクタとして機能します。 |
Remove private AS numbers |
このアップデート グループのメンバにアウトバウンド アップデートから取り除かれるプライベート AS 番号があります。 |
Next-hop-self enabled |
Next-:アップデート グループのメンバーのネクスト ホップがローカル ルータに設定されています。 |
Directly connected IPv6 EBGP |
このアップデート グループのメンバが直接外部 BGP IPv6 ベースのピアに接続されています。 |
Configured Local AS |
このアップデート グループのメンバに使用されているローカル自律システム(AS)。 |
Common admin |
このアップデート グループ内のピアが共通の管理下にあります(内部またはコンフェデレーション ピア)。 |
Send communities |
コミュニティがこのアップデート グループ内のネイバーに送信されます。 |
Send extended communities |
拡張コミュニティがこのアップデート グループ内のネイバーに送信されます。 |
Minimum advertisement interval |
このアップデート グループのメンバの最小アドバタイズメント間隔。 |
replicated |
このアップデート グループにレプリケートされたアップデート メッセージの数。 |
Messages formatted |
このアップデート グループで生成されたアップデート メッセージの数。 |
Neighbors in this update group |
指定されたアドレス ファミリに対してこのアップデート グループを使用するネイバーのリスト。 |
Update group desynchronized |
低速なピアを収容するためにアップデート グループが分割される回数。このオプションは無効です。 |
Sub-groups merged |
アップデート グループが分割され結合された回数。 |
Neighbors not in any sub-group |
サブグループに属していない BGP ネイバー。 |
次の例は、ipv4、unicast、summary キーワードと process id.index 引数を指定した場合の show bgp update-group コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp ipv4 unicast update-group 0.1 summary
BGP router identifier 10.140.140.1, local AS number 1.1
BGP generic scan interval 60 secs
BGP table state: Active
Table ID: 0xe0000000
BGP main routing table version 1
BGP scan interval 60 secs
BGP is operating in STANDALONE mode.
Process RecvTblVer bRIB/RIB LabelVer ImportVer SendTblVer
Speaker 1 0 1 1 0
Neighbor Spr AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down St/PfxRcd
172.25.11.8 0 1 0 0 0 0 0 00:00:00 Idle
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp ipv4 unicast update-group
Update group for IPv4 Unicast, index 0.2:
Attributes:
Neighbor sessions are IPv4
Outbound policy: PASS
Internal
Common admin
First neighbor AS: 30813
Send communities
Send extended communities
Next-hop-self enabled
4-byte AS capable
Non-labeled address-family capable
Advertise Permanent-Network capable
Send AIGP
Minimum advertisement interval: 0 secs
Update group desynchronized: 0
Sub-groups merged: 4
Number of refresh subgroups: 0
Messages formatted: 42, replicated: 68
Neighbors not in any sub-group:
100.12.13.3 100.13.13.3
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP router identifier |
ルータの IP アドレス |
local AS number |
router bgpコマンドによって設定された自律システム番号。 |
BGP generic scan interval |
汎用スキャナによる BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
BGP table state |
BGP データベースの状態。 |
Table ID |
BGP データベース ID。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルに付与された BGP データベースの最後のバージョン。 |
Dampening enabled |
ダンプニングがこの BGP ルーティング テーブルのルートでイネーブルになった場合に表示されます。 |
BGP scan interval |
アドレス ファミリおよびサブアドレス ファミリによって指定された BGP テーブルのスキャン間隔(秒数)。 |
BGP is operating in |
BGP がスタンドアロン モードで動作します。 |
Process |
BGP プロセス。 |
RecvTblVer |
受信されたルートについて BGP データベースで使用された最後のバージョン。 |
bRIB/RIB |
メイン ルーティング テーブルに付与されたローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
LabelVer |
ラベル割り当て用に BGP データベースで使用されるラベル バージョン。 |
ImportVer |
ルートをインポートするためのローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
SendTblVer |
ネイバーへのアドバタイズの準備ができているローカル BGP データベースの最後のバージョン。 |
Some configured eBGP neighbors do not have any policy |
route-policy(BGP)コマンドを使用して、すべてのアドレス ファミリに対してインバウンドとアウトバウンドの両方のポリシーを設定されていない外部ネイバーが存在します。この場合、これらのネイバーに受け入れられるかアドバタイズされるプレフィックスはありません。 |
Neighbor |
ネイバーの IP アドレス。 |
Spr |
ネイバーを担当するスピーカー プロセス。常に 0 です。 |
AS |
自律システム。 |
MsgRcvd |
ネイバーから受信された BGP メッセージの数。 |
MsgSent |
ネイバーに送信された BGP メッセージの数。 |
TblVer |
ネイバーに送信された BGP データベースの最後のバージョン。 |
InQ |
処理を待機しているネイバーからのメッセージの数。 |
OutQ |
ネイバーへの送信を待機しているメッセージの数。 |
Up/Down |
BGP セッションが確立状態になっている期間(hh:mm:s)、または確立されていない場合セッションが確立状態から外れてからの時間。 |
St/PfxRcd |
BGP セッションが確立していない場合、セッションの現在の状態。セッションが確立している場合、ルータがネイバーから受信したプレフィックス数。 受信したプレフィックス数が(maximum-prefix コマンドで設定された)最大許容数を超過している場合は、「(PfxRcd)」と表示されます。 接続が shutdown コマンドを使用してシャット ダウンされた場合は、「(Admin)」と表示されます。 ネイバーが外部にあり、そのネイバーにすべてのアドレス ファミリに対するインバウンドとアウトバウンド ポリシーが設定されていない場合は、route-policy(BGP)コマンドを使用すると、ステータスの後ろに感嘆符(!)が挿入されます。 |
VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)プレフィックス情報を表示するには、 XR EXEC モードで show bgp vrf コマンドを使用します。
show bgp vrf { all | vrf-name } { ipv4 { unicast [ipv4-address/length [detail] ] | labeled-unicast } | ipv6 { unicast } | imported-routes { neighbor | standby | vrf vrf-name } }
vrf-name |
特定の VRF のインポートされたルートを表示します。 |
all |
すべての VRF のインポートされたルートを表示します。 |
ipv4 {unicast | labeled-unicast} |
(任意)IP Version 4 ユニキャストまたはラベル付きユニキャスト インポート ルートを指定します。 |
ipv6 unicast |
(任意)IP Version 6 ユニキャスト インポート ルートを指定します。 |
vrfsource-vrf-name |
(任意)指定された発信元 VRF からインポートされたルートを表示します。 |
neighborneighbor-address |
(任意)指定されたネイバーのプレビュー アドバタイズメントを表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイ カードに関する情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルト VRF から指定した VRF にインポートされたすべてのパスを表示するには、show bgp vrf imported-routes コマンドを使用します。すべてのインポートされたパスと特定のネイバーから学習されたパスを表示するには、neighborneighbor-address キーワードと引数を使用します。特定の発信元 VRF に属するインポート済みルートをすべて表示するには、vrfsource-vrf-name キーワードと引数を使用します。neighborneighbor-address と vrfsource-vrf-name を併用することはできません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
次の例は、show bgp vrf imported-routes コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp vrf vrf-1 ipv6 unicast imported-routes
BGP VRF one, state: Active BGP
BGP Route Distinguisher: 100:222
VRF ID: 0x60000001
BGP router identifier 10.2.0.1, local AS number 100
BGP table state: Active
Table ID: 0xe0800001
BGP main routing table version 41534
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best
i - internal, S stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Neighbor Route Distinguisher Source VRF
*>i1234:1052::/32 10.1.0.1 100:111 default
*>i2008:1:1:1::/112 10.1.0.1 100:111 default
*>i2008:111:1:1::1/128
10.1.0.1 100:111 default
Processed 3 prefixes, 3 paths
次の例は、show bgp vrfvrf-name ipv4 unicastipv4-address/length detail コマンドの出力を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show bgp vrf foo ipv4 unicast 100.1.1.1/32 detail
Mon Dec 8 23:24:50.243 PST
BGP routing table entry for 100.1.1.1/32, Route Distinguisher:
30.30.30.30:0
Versions:
Process bRIB/RIB SendTblVer
Speaker 43 43
Local Label: 24001 (with rewrite);
Flags: 0x05081001+0x00000200;
Last Modified: Dec 8 18:04:21.000 for 05:20:30
Paths: (1 available, best #1)
Advertised to PE peers (in unique update groups):
32.0.0.2
Path #1: Received by speaker 0
Flags: 0x400061000d060005, import: 0x80
Advertised to PE peers (in unique update groups):
32.0.0.2
Local
11.0.0.1 (metric 2) from 20.0.0.1 (11.0.0.1)
Received Label 1234
Origin IGP, localpref 100, valid, internal, best, group-best, import-candidate, imported, reoriginated
Received Path ID 0, Local Path ID 1, version 43
Extended community: Encapsulation Type:8 Router MAC:aabb.ccdd.eeff RT:1:2
Originator: 11.0.0.1, Cluster list: 20.20.20.20
RIB RNH: table_id 0xe0000011, Encap 8, VNI 1234, MAC Address: aabb.ccdd.eeff, IP Address: 11.0.0.1, IP table_id 0xe0000000
Source AFI: L2VPN EVPN, Source VRF: default, Source Route
Distinguisher: 100:1
フィールド |
説明 |
---|---|
BGP VRF |
VRF 名。 |
state |
VRF の状態。 |
BGP Route Distinguisher: |
BGP ルーティング インスタンスの一意 ID。 |
VRF Id |
VRF ID。 |
BGP router identifier |
ルータの IP アドレス |
local AS number |
router bgpコマンドによって設定された自律システム番号。 |
BGP table state |
BGP データベースの状態。 |
Table ID |
テーブル ID。 |
BGP main routing table version |
メイン ルーティング テーブルに付与された BGP データベースの最後のバージョン。 |
Network |
ネットワーク アドレス。 |
Neighbor |
ネイバーの IP アドレス。 |
Route Distinguisher |
ルーティング インスタンスの一意 ID。 |
Source VRF |
インポートされたルートの発信元 VRF。 |
ルータで動作しているボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)インスタンスに関する情報を表示するには、 XR EXEC モードで show protocols コマンドを使用し、bgp または all キーワードを指定します。
show protocols [ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ all | protocol ]
ipv4 |
(任意)IP Version 4 アドレス ファミリを指定します。 |
ipv6 |
(任意)IP Version 6 アドレス ファミリを指定します。 |
afi-all |
(任意)すべてのアドレス ファミリを指定します。 |
all |
(任意)指定されたアドレス ファミリのすべてのプロトコルを指定します。 |
protocol |
(任意)ルーティング プロトコルを指定します。 IPv4 アドレス ファミリの場合、オプションは bgp、isis、rip、eigrp、ospf です。 IPv6 アドレス ファミリの場合、オプションは bgp、eigrp、isis、ospfv3 です。 |
デフォルト値は IPv4 です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルータで実行中のプロトコルに関する情報を取得して、アクティブなプロトコルを簡単に確認するには、show protocols コマンドを使用します。このコマンドは、実行しているプロトコルの重要な特定を要約するために設計されていて、コマンドの出力は選択した特定のプロトコルによって異なります。BGP の場合、このコマンド出力ではプロトコル ID、ピアと最後にリセットされてからの経過時間、外部および内部ローカル ディスタンスとソースされたルートなどのその他の情報がリストされます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り |
rib |
読み取り |
次の例は、bgp キーワードを使用した場合の show protocols コマンドの表示を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show protocols bgp
Routing Protocol "BGP 40"
Address Family IPv4 Unicast:
Distance: external 20 internal 200 local 200
Sourced Networks:
10.100.0.0/16 backdoor
10.100.1.0/24
10.100.2.0/24
Routing Information Sources:
Neighbor State/Last update received
10.5.0.2 Idle
10.9.0.3 Idle
フィールド |
説明 |
---|---|
Routing Protocol: |
動作プロトコルとして BGP を特定し、BGP AS 番号を表示します。 |
Address Family |
アドレス ファミリを指定します。これは、IPv4 ユニキャスト、IPv4 マルチキャストまたは IPv6 ユニキャストのいずれかです。 |
Distance: external |
eBGP ルートを RIB にインストールするときに BGP によって設定する距離を指定します。eBGP ルートは eBGP ピアから受信するルートです。複数のプロトコルが同じプレフィックスのルートをインストールする際に RIB はタイブレークとして距離を使用します。 |
Distance: internal |
iBGP ピアから受信されたルートに対して BGP が設定する距離を指定します。 |
Distance: local |
ローカルに生成される集約およびバックドア ルートに対して BGP が設定する距離を指定します。 |
Sourced Networks |
ローカルにソースされたネットワークのリスト。これらは、network コマンドを使用してソースされたネットワークです。 |
Routing information Sources |
設定された BGP ネイバーのリスト。 |
Neighbor |
BGP ネイバーの IP アドレス。 |
State/Last update received |
各ネイバーの状態と、確立されている場合ネイバーから最後のアップデートが受信されてから経過した時間。 |
選択的 VRF ダウンロード(SVD)ロール情報を表示するには、 XR EXEC モードで show svd role コマンドを使用します。
show svd role
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
なし。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show svd role コマンドの出力では、ラインカードの名前と各アドレス ファミリのロールが表形式で表示されます。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ip-services |
読み取り |
次の例では、ラインカードのさまざまなノードと、対応する IPv4、および IPv6 SVD ロール情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show svd role
Thu Mar 10 10:45:17.886 PST
Node Name IPv4 Role IPv6 Role
-----------------------------------------------------
0/1/CPU0 Core Facing Not Interested
0/2/CPU0 Core Facing Core Facing
0/4/CPU0 Standard Standard
0/5/CPU0 Standard Standard
選択的 VRF ダウンロード(SVD)状態情報を表示するには、 XR EXEC モードで show svd state コマンドを使用します。
show svd state
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
なし。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
ip-services |
読み取り |
この例では、あるラインカードでの SVD 設定状態および SVD 動作状態が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router#show svd state
Thu Mar 10 10:45:32.184 PST
Selective VRF Download (SVD) Feature State:
SVD Configuration State Enabled
SVD Operational State Enabled
設定を削除せずにネイバーをディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。ネイバーを再びイネーブルにしてボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)セッションを再確立するには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown [inheritance-disable]
no shutdown [inheritance-disable]
inheritance-disable |
(任意)ネイバー グループまたはセッション グループから継承した shutdown コマンドの値を無効にします。 |
ネイバーはシャットダウンされません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
指定されたネイバーのアクティブ セッションを終了させて、関連するルーティング情報をすべて削除するには、shutdown コマンドを使用します。ネイバー グループまたはセッション グループとともに shutdown コマンドを使用すると、そのネイバー グループまたはセッション グループを使用しているすべてのネイバーが影響を受け、大量の BGP ネイバー セッションが突然終了することがあります。
BGP ネイバーの要約を表示するには、show bgp summary コマンドを使用します。shutdown コマンドによってアイドルになったネイバーは「Idle (Admin)」状態として表示されます。
このコマンドがネイバー グループ、またはセッション グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、ネイバー 192.168.40.24 のアクティブ セッションがディセーブルである例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# shutdown RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
次の例では、継承した shutdown コマンドが上書きされたため、ネイバー 192.168.40.24 のセッションはアクティブのままになります。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# shutdown RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group group1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# shutdown inheritance-disable RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
RPKI キャッシュ サーバをシャットダウンするには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。RPKI キャッシュがアクティブになるように設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown
no shutdown
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
RPKI キャッシュはアクティブです。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
このコマンドは、他の RPKI キャッシュ パラメータが設定された後で RPKI キャッシュ コンフィギュレーションを no shutdown に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#password rpki-ssh-pass RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#preference 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#purge-time 30 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#refresh-time 30 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#response-time 30 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#no shutdown
ネイバーに対する BGP または LDP シグナリング プロトコルをディセーブルにするには、ネイバー アドレス ファミリ(l2vpn vpls-vpws)コンフィギュレーション モードで signalling disable コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling { bgp | ldp } disable
bgp | BGP シグナリング プロトコルをディセーブルにすることを選択します。 |
ldp | LDP シグナリング プロトコルをディセーブルにすることを選択します。 |
BGP と LDP の両方のシグナリング プロトコルがイネーブルです。
ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp | 読み取り、書き込み |
次の例は、ネイバー 10.2.3.4 に対する BGP シグナリング プロトコルをディセーブルにする方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#neighbor 10.2.3.4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)#address-family l2vpn vpls-vpws RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)#signalling bgp disable
指定したピアから受信した各ルートに Site of Origin 拡張コミュニティ属性を添付するには、VRF ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで site-of-origin コマンドを使用します。システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
site-of-origin [ as-number:nn | ip-address:nn ]
as-number:nn |
|
ip-address:nn |
IP アドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
VRF ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルートがピアにアドバタイズされる際に、拡張コミュニティ リストに Site of Origin(SoO)が含まれるルートがフィルタリングされ、ピアにアドバタイズされません。Site of Origin は、プロバイダー エッジ(PE)ルータがルートを学習したサイトを一意に特定するため、拡張コミュニティに基づくフィルタリングにより、複雑で混合されたネットワーク トポロジで一時的なルーティング ループが発生しないようにすることに役立ちます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、SoO フィルタリングを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# vrf vrf_A RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)# neighbor 192.168.70.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# remote-as 10 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# site-of-origin 10.0.01:20
すべてのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーの受信バッファのサイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで socket receive-buffer-size コマンドを使用します。受信バッファのサイズをデフォルト サイズに設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
socket receive-buffer-size socket-size [ bgp-size ]
no socket receive-buffer-size [ socket-size ] [ bgp-size ]
socket-size |
受信側ソケット バッファのサイズ(バイト)。範囲は 512 ~ 131072 です。 |
bgp-size |
(任意)BGP 内の受信バッファ内のサイズ(バイト)。範囲は 512 ~ 131072 です。 |
socket-size:32,768 バイト
bgp-size:4,032 バイト
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーからアップデートを受信するときのバッファ サイズを増加させるには、socket receive-buffer-size コマンドを使用します。バッファが大きければ大きいほど、コンバージェンス タイムが短縮されます。これは、同時に処理できるパケットの数が増えるからです。ただし、バッファの割り当てを増やすとルータ内でのメモリの使用量が増加します。
(注) |
ソケット バッファ サイズを増やした結果、メモリの使用量が増えるのは、ソフトウェアによる処理を待機するメッセージの数が多い場合だけです。対照的に、BGP バッファ サイズを増やすと、メモリが無制限に使用されるようになります。 |
socket receive-buffer-size コマンドによって設定された値を変更するには、個々のネイバーで receive-buffer-size コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、全ネイバーの受信バッファのサイズについて、ソケット バッファを 65,536 バイト、BGP バッファを 8192 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# socket receive-buffer-size 65536 8192
すべてのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーの送信バッファのサイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで socket send-buffer-size コマンドを使用します。送信バッファのサイズをデフォルト サイズに設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
socket send-buffer-size socket-size [ bgp-size ]
no socket send-buffer-size [ socket-size ] [ bgp-size ]
socket-size |
送信側ソケット バッファのサイズ(バイト)。範囲は 4096 ~ 131072 です。 |
bgp-size |
(任意)BGP 内の送信バッファ内のサイズ(バイト)。範囲は 4096 ~ 131072 です。 |
socket-size:10240 バイト
bgp-size:4096 バイト
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーにアップデートを送信するときのバッファ サイズを増加させるには、socket send-buffer-size コマンドを使用します。バッファが大きければ大きいほど、コンバージェンス タイムが短縮されます。これは、同時に処理できるパケットの数が増えるからです。ただし、バッファの割り当てを増やすとルータ内でのメモリの使用量が増加します。
(注) |
ソケット バッファ サイズを増加させると、ソフトウェアで送信待ちのメッセージが増加する場合にだけ使用するメモリ量が増加します。対照的に、BGP バッファ サイズを増やすと、メモリが無制限に使用されるようになります。 |
socket send-buffer-size コマンドによって設定された値を変更するには、個々のネイバーで send-buffer-size コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、全ネイバーの送信バッファ サイズについて、ソケット バッファと BGP バッファを 8192 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# socket send-buffer-size 8192 8192
ネイバーから受信したアップデートを格納するようにソフトウェアを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで soft-reconfiguration inbound コマンドを使用します。受信したアップデートの格納をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
soft-reconfiguration inbound [ always | inheritance-disable ]
no soft-reconfiguration inbound [ always | inheritance-disable ]
always |
(任意)ネイバーがルータ リフレッシュ機能をサポートしていても、格納されたアップデートを使用したソフト インバウンド クリアを常に実行します。 |
inheritance-disable |
(任意)ネイバー グループまたはアドレス ファミリ グループから継承される可能性のあるこのコマンドの設定を上書きします。 |
ソフト再設定がイネーブルではありません。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーから受信したアップデートの一部をフィルタリングまたは変更するには、route-policy(BGP)コマンドを使用してインバウンド ポリシーを設定します。ソフト再設定インバウンドを設定すると、ソフトウェアは、変更またはフィルタ処理されたルートの他に元の変更されていないルートを格納することになります。これにより、インバウンド ポリシーの変更後に「ソフト クリア」を実行できるようになります。ソフト クリアを実行するには、in キーワードを指定して clear bgpsoft コマンドを使用します。これで、変更されていないルートが新しいポリシーを通して BGP テーブルにインストールされます。
(注) |
アドレス ファミリ グループ、ネイバー グループ、またはセッション グループが設定されている場合、1 つ以上のネイバーに直接または間接的に適用されていない限り、これらの設定 グループの内部にある設定は有効になりません。 |
(注) |
bgp auto-policy-soft-reset がデフォルトでイネーブルです。ソフト クリアは、route-policy(BGP)コマンドで設定したインバウンド ポリシーを変更すると自動的に実行されます。この動作は、bgp auto-policy-soft-reset disable コマンドを使用して auto-policy-soft-reset をディセーブルにすることにより変更できます。 |
ネイバーがルート リフレッシュ機能をサポートしている場合、ルート リフレッシュ要求を通じてネイバーから取得できるため、元のルートが格納されません。ただし、always キーワードを指定した場合は、ネイバーがルート リフレッシュ機能をサポートしている場合でも元のルートが格納されます。
soft-reconfiguration inbound コマンドが設定されておらず、ネイバーがルート リフレッシュ機能をサポートしていない場合、インバウンド ソフト クリアは実行できません。そのような場合、インバウンド ポリシーを再実行する唯一の方法は、clear bgpip-address コマンドを使用してネイバー BGP セッションをリセットすることです。
(注) |
ルート リフレッシュ機能をサポートしないネイバーを持つ既存 BGP セッションがある場合、セッションが終了して新規セッションが開始されます。 |
(注) |
このコマンドを設定することによって格納される追加ルートは、より多くのルータのメモリを使用します。 |
このコマンドをネイバー グループまたはネイバー アドレス グループ用に設定した場合、グループを使用するすべてのネイバーが設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、ネイバー 10.108.1.1 から受信した IP Version 4(IPv4)ユニキャスト ルートに対してインバウンド ソフト再設定をイネーブルにする例を示します。ソフトウェアは、インバウンド ソフト クリアが後で実行されたときに、格納されている情報を使用して新規変更ルート セットを生成できるように、未変更の形で受信されたすべてのルートを格納します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 10.108.1.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# soft-reconfiguration inbound RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# exit
スピーカー プロセスをネイバーに割り当てるには、適切なコンフィギュレーション モードで speaker-id コマンドを使用します。ネイバーからスピーカー プロセスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
speaker-id id
no speaker-id [ id ]
id |
スピーカー プロセスの ID。範囲は 1 ~ 15 です。 |
デフォルトは 0 です。
ネイバー コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、スピーカー プロセス 3 をネイバー 192.168.40.24 に割り当てる例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# speaker-id 3
Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに対する選択的 VRF ダウンロード(SVD)をイネーブルにするには、 システム管理コンフィギュレーション モードで svd platform enable コマンドを使用します。Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに対する選択的 VRF ダウンロードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
svd platform enable
no svd platform enable
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
Cisco IOS XR リリース 4.3.1 以降にアップグレードすると、SVD のデフォルト設定が無効になり、ルートやラベルがラインカードに選択的にダウンロードされなくなります。すべてのルートをすべてのラインカードで使用できます。ただし、このことによって、ラインカードのハードウェアの限界を超えた場合にリソース不足の状態になる可能性があります。以前は、選択的にダウンロードすることによりルート数を一定に保っていたからです。リソース不足の状態を解消するには、svd platform enable コマンドを使用して SVD をオンにします。
Cisco IOS XR リリース 4.3.1 以降にアップグレードする前に、ルートの総数(ラインカードに接しているコアとエッジにある一意のルートの合計)がラインカードのハードウェアに適していることを確認してください。
(注) |
svd platform enable を使用して SVD をイネーブルにした後は、selective-vrf-download disable コマンドを使用して SVD をオフにしないでください。 |
デフォルトでは、選択的 VRF ダウンロードはディセーブルになります。SVD がイネーブルになったら、no svd platform enable を使用した後に、reload location all コマンドによりルータをリロードして SVD をディセーブルにします。
選択的 VRF ダウンロードはディセーブルになります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
config-services |
読み取り、書き込み |
次の例は、Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに対して選択的 VRF ダウンロードをイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#svd platform enable
ルーティング テーブルにインストールされるルートにルーティング ポリシーを適用するには、適切なコンフィギュレーション モードで table-policy コマンドを使用します。ルーティング テーブルにルートをインストールする際にルーティング ポリシーの適用をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
table-policy policy-name
no table-policy [ policy-name ]
policy-name |
適用するルーティング ポリシー名。 |
ルートがルーティング テーブルにインストールされる際にポリシーが適用されません。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VRF IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
VRF IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
テーブル ポリシーは、一致基準に基づいて RIB からのルートをドロップする機能をユーザに提供します。この機能は特定のアプリケーションにおいて有用ですが、BGP がグローバル ルーティングおよびフォワーディング テーブルにインストールしていないネイバーに対して、BGP がルートをアドバタイズするところに、簡単にルーティング「ブラック ホール」が作成されてしまうため、注意して使用する必要があります。 |
ルートはボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)によってルーティング テーブルにインストールされるので、ルート属性を変更するには table-policy コマンドを使用します。一般的に、これはトラフィック インデックス属性を設定するのに使用されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、set-traffic-index ポリシーをルーティング テーブルにインストールされる IPv4 ユニキャスト ルートに適用する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)# table-policy set-traffic-index
特定のボーダーゲートウェイプロトコル(BGP)ネイバーにタイマーを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで timers コマンドを使用します。タイマーをデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
timers keepalive hold-time
no timers [ keepalive hold-time ]
keepalive |
ソフトウェアがキープアライブ メッセージをネイバーに送信する頻度(秒数)範囲は 0 ~ 65535 です。 |
hold-time |
ソフトウェアがネイバーの BGP セッションを終了したネイバーからキープアライブ メッセージを受信しない後の間隔(秒数)。値は 0 または 3 ~ 65535 の範囲の数字です。 |
keepalive:60 秒
hold-time:180 秒
デフォルト値を上書きするには、timers bgp コマンドを使用します。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
実際にネイバーとの関連で使用されているタイマーは、このコマンドで設定されるタイマーとは異なっている場合があります。実際のタイマーは、セッション確立時にネイバーとネゴシエートされます。ネゴシエートされた保持時間は、最小の設定時間とネイバーから受信された保持時間です。ネゴシーとされた保持時間が 0 の場合、キープアライブはディセーブルです。
キープアライブの設定値は、ネゴシエート保持時間の 1/3 を超過してはいけません。超過した場合、ネゴシエートされた保持時間の 1/3 の値が使用されます。
このコマンドがネイバー グループ、またはネイバー アドレス ファミリ グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
より高速にネットワークの変化を検出して反応するための、双方向フォワーディング検出(BFD)、BGP 高速外部フェールオーバーまたはネクストホップ トラッキングなどのメカニズムを使用できない場合は、BGP キープアライブおよびホールド タイマーの値を、デフォルト(60 秒と 180 秒)より小さく設定することができます。アグレッシブな値を使用する場合は、ルータのプロファイルとスケールを考慮してください。特に、デフォルト以外のタイマーを設定したセッションを使用する BGP ネイバーの数です。
非常にアグレッシブな値を使用しているセッションは、ルート プロセッサの CPU 使用率を増加させるイベントの発生時にフラップを受けやすくなります。そのようなイベントとして、コンポーネント OIR、ルート プロセッサのフェールオーバー、ネットワークの不安定、ルーティング プロトコルでの過剰なチャーンなどがあります。そのため、運用ネットワークで値を設定する前に、ルータを CPU 中心イベントの対象として、デフォルト以外のタイマー値によりルータに必要なスケールとプロファイルをテストし、ルータに適したしきい値を決定することを推奨します。
BGP ノンストップ ルーティング(NSR)は BGP グレースフル リスタート(GR)に比べて、タイマー値がよりアグレッシブであるときもセッションを維持できます。ルート プロセッサのフェールオーバーが発生したときに、グレースフル リスタート(GR)は、BGP セッションが行われている TCP セッションの再確立を必要とするからです。ノンストップ ルーティング(NSR)を使用すると、基礎となる TCP と BGP の両方のセッションがルート プロセッサのフェールオーバー時に維持されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、キープアライブ タイマーを 70 秒に変更して、BGP ピア 192.168.40.24 の保持時間タイマーを 210 秒に変更する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 109 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# timers 70 210
ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネイバーのデフォルト タイマーの値を変更するには、適切なコンフィギュレーション モードで timers bgp コマンドを使用します。デフォルト タイマーをデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
timers bgp keepalive hold-time
no timers bgp [ keepalive hold-time ]
keepalive |
ソフトウェアがキープアライブ メッセージをネイバーに送信する頻度(秒数)範囲は 0 ~ 65535 です。 |
hold-time |
ソフトウェアがネイバーの BGP セッションを終了したネイバーからキープアライブ メッセージを受信しない後の間隔(秒数)。値は 0 または 3 ~ 65535 の範囲の数字です。 |
keepalive:60 秒
hold-time:180 秒
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
すべての BGP ネイバーで使用されているデフォルト タイマーの時間を調整するには、timers bgp コマンドを使用します。ネイバー コンフィギュレーション モードで timers コマンドを使用すると、特定のネイバーの値を上書きできます。
実際にネイバーとの関連で使用されているタイマーは、このコマンドで設定されるタイマーとは異なっている場合があります。実際のタイマーは、セッション確立時にネイバーとネゴシエートされます。ネゴシエートされた保持時間は、最小の設定時間とネイバーから受信された保持時間です。ネゴシーとされた保持時間が 0 の場合、キープアライブはディセーブルです。
キープアライブの設定値は、ネゴシエート保持時間の 1/3 を超過してはいけません。超過した場合、ネゴシエートされた保持時間の 1/3 の値が使用されます。
より高速にネットワークの変化を検出して反応するための、双方向フォワーディング検出(BFD)、BGP 高速外部フェールオーバーまたはネクストホップ トラッキングなどのメカニズムを使用できない場合は、BGP キープアライブおよびホールド タイマーの値を、デフォルト(60 秒と 180 秒)より小さく設定することができます。アグレッシブな値を使用する場合は、ルータのプロファイルとスケールを考慮してください。特に、デフォルト以外のタイマーを設定したセッションを使用する BGP ネイバーの数です。
非常にアグレッシブな値を使用しているセッションは、ルート プロセッサの CPU 使用率を増加させるイベントの発生時にフラップを受けやすくなります。そのようなイベントとして、コンポーネント OIR、ルート プロセッサのフェールオーバー、ネットワークの不安定、ルーティング プロトコルでの過剰なチャーンなどがあります。そのため、運用ネットワークで値を設定する前に、ルータを CPU 中心イベントの対象として、デフォルト以外のタイマー値によりルータに必要なスケールとプロファイルをテストし、ルータに適したしきい値を決定することを推奨します。
BGP ノンストップ ルーティング(NSR)は BGP グレースフル リスタート(GR)に比べて、タイマー値がよりアグレッシブであるときもセッションを維持できます。ルート プロセッサのフェールオーバーが発生したときに、グレースフル リスタート(GR)は、BGP セッションが行われている TCP セッションの再確立を必要とするからです。ノンストップ ルーティング(NSR)を使用すると、基礎となる TCP と BGP の両方のセッションがルート プロセッサのフェールオーバー時に維持されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、デフォルトのキープアライブ時間を 30 秒に、デフォルトの保持時間を 90 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# timers bgp 30 90
RPKI キャッシュ サーバ コンフィギュレーションのトランスポート メカニズムを選択し、トランスポート接続を確立して管理し、バイト ストリームを送信またはネットワークから受信するには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで transport コマンドを使用します。トランスポート接続をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
transport { ssh | tcp } port port-number
no transport { ssh | tcp } port port-number
port | RPKI キャッシュ トランスポート用のポート番号を選択することを指定します。 |
port-number | RPKI キャッシュ トランスポート用のポート番号を指定します。有効値の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
トランスポート メカニズムはディセーブルです。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
トランスポートは、TCP または SSH に設定できます。SSH トランスポート セッションは、セキュリティ上の理由から、ルータと RPKI キャッシュの間の推奨トランスポートです。
トランスポート方式(TCP または SSH)は、RPKI サーバごとに設定できます。たとえば、あるサーバは TCP ポート 980、別のサーバは SSH ポート 22 とすることができます。これはコンフィギュレーションで変更できます。トランスポート方式を変更すると、キャッシュ セッションがフラップします(既存のトランスポート関連データをクリーンアップし、新しいトランスポート関連データを初期化する)。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
この例では、SSH をトランスポート メカニズムとして設定し、ポート 1 を SSH 通信に使用するように設定する方法を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1
特定の外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ピアの着信 IP パケットの存続可能時間(TTL)フィールドをチェックするようにルータを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで ttl-security コマンドを使用します。TTL 検証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ttl-security [inheritance-disable]
no ttl-security [inheritance-disable]
inheritance-disable |
(任意)ttl-security コマンドをセッション グループやネイバー グループから継承しないようにします。 |
TTL 検証は eBGP ピアでイネーブルではありません。
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ライトウェイト セキュリティ メカニズムをイネーブルにして、CPU 使用率ベースの攻撃や他のリソース枯渇ベースの攻撃から eBGP ピアリング セッションを保護するには、ttl-security コマンドを使用します。このタイプの攻撃は、一般的にブルートフォース サービス拒絶(DoS)攻撃で、パケット ヘッダーに偽造された送信元および宛先 IP アドレスを含む IP パケットでネットワーク内のデバイスをフラッディングさせることにより、ネットワークをディセーブルにしようとするものです。
このコマンドは、IP パケットの既存の動作を活用します。指定された IP パケットの場合、パケットの TTL カウントが常にパケット発信時の TTL カウント以下になり、想定される動作はこれを回避できません。したがって、最大 TTL 値 255 と等しい TTL カウントで受信されたパケットは、直接隣接するピアにだけ送信できます。直接隣接する eBGP ネイバーに対して ttl-security コマンドを設定すると、ルータは最大 TTL 値と等しい TTL カウントを持つ IP パケットだけを受け入れます。
ttl-security コマンドは、着信方向の eBGP セッションだけを保護します。アウトバウンド方向では、BGP ネイバーも着信パケットの TTL 値を確認できるように、最大 TTL 値でだけパケットが送信されるようになります。このコマンドがイネーブルの場合、IP パケット ヘッダーの TTL 値が最大 TTL 値と等しくなる場合に限り BGP がセッションを確立または維持します。値が最大 TTL 値未満の場合、パケットが廃棄され、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)メッセージは生成されません。偽造されたパケットへの応答が不要であるため、この動作が設計されました。
(注) |
各参加ルータに ttl-security コマンドを設定する必要があります。両端の BGP セッションでこのコマンドの設定に失敗すると、OpenSent または OpenConfirm 状態である限り、保持時間が満了するまで進行中のセッションはそこに残ります。 |
このコマンドの設定には、次の制限が適用されます。
ネイバー グループまたはセッション グループにこのコマンドを設定する場合、グループを使用するすべてのネイバーが設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
(注) |
ルータとの接続が確立済みまたは確立中のネイバーに ttl-security コマンドを設定する場合は、clear bgp コマンドを使用してセッションをクリアする必要があります。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、eBGP ネイバー 192.168.223.7 の TTL セキュリティをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.223.7 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65507 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# ttl-security
次に、セッション グループを使用して複数の eBGP ネイバーの TTL セキュリティをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65534 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group ebgp-nbrs RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# ttl-security RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.223.1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65501 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group ebgp-nbrs RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.223.2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65502 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group ebgp-nbrs RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 192.168.223.3 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 65503 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group ebgp-nbrs RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
アップデート生成に必要な一時メモリの使用量の上限を設定するには、 XR コンフィギュレーション モードで update limit コマンドを使用します。上限をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
update limit update-limit-MB
no update limit
update-limit-MB | アップデートの上限をメガバイト(MB)単位で設定します。範囲は 16 ~ 2,048 MB です。 |
デフォルトのアップデートの上限は 512 MB です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
update limit コマンドは、ピアをアップデートするときにソフトウェアがキューに入れるメッセージのサイズに対して、グローバルな上限を設定するときに使用します。この制限値を大きくすると、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コンバージェンスが速くなりますが、コンバージェンスで使用されるメモリの量が増加する可能性があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、アップデートの上限を 1024 MB に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 65000 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#update limit 1024
アドレス ファミリのアップデート生成に必要な一時メモリの使用量の上限を設定するには、適切なアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで update limit address-family コマンドを使用します。上限をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
update limit address-family update-limit-MB
no update limit address-family
update-limit-MB | アップデートの上限をメガバイト(MB)単位で設定します。範囲は 4 ~ 2,048 MB です。 |
デフォルトのアップデートの上限は 256 MB です。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
update limit address-family コマンドは、ピアをアップデートするときにソフトウェアがキューに入れるメッセージのサイズに対して、グローバルな制限を設定するときに使用します。この制限値を大きくすると、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コンバージェンスが速くなりますが、コンバージェンスで使用されるメモリの量が増加する可能性があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、アドレス ファミリ IPv4 ユニキャストに対する上限を 512 MB に設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#update limit address-family 512
eBGP または iBGP サブグループのアップデート生成に必要な一時メモリの使用量の上限を設定するには、適切なアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで update limit sub-group コマンドを使用します。上限をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
update limit sub-group { ebgp | ibgp } update-limit-MB
no update limit sub-group { ebgp | ibgp }
ebgp | eBGP サブグループのアップデートの上限を指定します。 |
ibgp | iBGP サブグループのアップデートの上限を指定します。 |
update-limit-MB | アップデートの上限をメガバイト(MB)単位で設定します。範囲は 1 ~ 512 MB です。 |
デフォルトのアップデートの上限は 32 MB です。
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
update limit sub-group コマンドは、ピアをアップデートするときにソフトウェアがキューに入れるメッセージのサイズに対して、グローバルな上限を設定するときに使用します。この制限値を大きくすると、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コンバージェンスが速くなりますが、コンバージェンスで使用されるメモリの量が増加する可能性があります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#update limit sub-group ebgp 256
eBGP または iBGP ネイバーに対するインバウンド アップデート メッセージの基本的エラー処理をディセーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モードで update in error-handling basis disable コマンドを使用します。インバウンド アップデート メッセージの基本的エラー処理をイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
update in error-handling basic { ebgp | ibgp } disable
no update in error-handling basic { ebgp | ibgp } disable
ebgp | eBGP ネイバーに対するインバウンド アップデート メッセージの基本的エラー処理を指定します。 |
ibgp | iBGP ネイバーに対するインバウンド アップデート メッセージの基本的エラー処理を指定します。 |
インバウンド アップデート メッセージの基本的エラー処理はイネーブルになります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#update in error-handling basic ebgp disable
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#update in error-handling basic ibgp disable
eBGP または iBGP ネイバーに対するインバウンド アップデート メッセージの拡張エラー処理をイネーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モードで update in error-handling extended コマンドを使用します。インバウンド アップデート メッセージの拡張エラー処理をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
update in error-handling extended { ebgp | ibgp }
no update in error-handling extended { ebgp | ibgp }
ebgp | eBGP ネイバーに対するインバウンド アップデート メッセージの拡張エラー処理をイネーブルにするように指定します。 |
ibgp | iBGP ネイバーに対するインバウンド アップデート メッセージの拡張エラー処理をイネーブルにするように指定します。 |
インバウンド アップデート メッセージの拡張エラー処理はディセーブルになります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#update in error-handling extended ebgp
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#update in error-handling extended ibgp
アップデート生成イベントのロギングをイネーブルにするには、 XR コンフィギュレーション モードで update out logging コマンドを使用します。アップデート生成イベントのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
update out logging
no update out logging
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
アップデート生成イベントのロギングはディセーブルになります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#update out logging
内部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(iBGP)セッションを形成する際に、iBGP セッションで特定のインターフェイスのプライマリ IP アドレスをローカル アドレスとして使用できるようにするには、適切なコンフィギュレーション モードで update-source コマンドを使用します。選択したローカル IP アドレスをネイバーに最も近いインターフェイスに設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
update-source type interface-path-id
no update-source [ type interface-path-id ]
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
最良ローカル アドレス
ネイバー コンフィギュレーション
ネイバー グループ コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
一般的に update-source コマンドは、iBGP セッションのループバック インターフェイス機能とともに使用されます。ループバック インターフェイスが定義され、update-source コマンドを通じてインターフェイス アドレスが BGP セッションのエンドポイントとして使用されます。このメカニズムにより、アウトバウンド インターフェイス がダウンした場合でもネイバーへの別のルートがあれば BGP セッションがアップのままにすることができます。
このコマンドがネイバー グループ、またはセッション グループ用に設定される場合、このグループを使用するネイバーはすべてこの設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、ネイバー 172.20.16.6 のセッションを開こうとするときに Loopback0 インターフェイスからの IP アドレスを使用するようにこのルータを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 110 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.16.6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 110 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# update-source Loopback0
BGP が RIB に組み込んだルートが FIB に組み込こまれたことを示す RIB からのフィードバックを待機してから、BGP がネイバーに更新を送信するように設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで update wait-install コマンドを使用します。
update wait-install
no update wait-install
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
update wait-install 設定はディセーブルになります。
ルータ IPv4 アドレス ファミリ
ルータ IPv6 アドレス ファミリ
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、VPNv4 ユニキャスト アドレス ファミリで update wait-install 設定をイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 65500 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#address-family vpnv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-af)#update wait-install
ネイバー グループ、セッション グループ、またはアドレス ファミリ グループから設定を継承するには、適切なコンフィギュレーション モードで use コマンドを使用します。グループからの継承を停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
use { af-group group-name | neighbor-group group-name | session-group group-nam e }
no use { af-group [ group-name ] | neighbor-group [ group-name ] | session-group [ group-name ] }
af-group |
アドレス ファミリ グループを指定します。 |
group-name |
設定を継承するネイバー グループ、セッション グループ、またはアドレス ファミリ グループの名前。 |
neighbor-group |
ネイバー グループを指定します。 |
session-group |
セッション グループを指定します。 |
グループ特性の継承は発生しません。
use af-group バージョンの場合:
アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
use neighbor-group バージョンの場合:
use session-group バージョンの場合:
ネイバー グループ コンフィギュレーション
ネイバー コンフィギュレーション
セッション グループ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
use コマンドは、アドレス ファミリ グループ、ネイバー グループ、またはセッション グループからの継承を設定します。つまり、グループの設定はそのグループのユーザに対しても有効になります。
継承された設定は、指定されたグループのタイプに依存します。グループ タイプは次の項で説明されています。
アドレス ファミリ グループ
アドレス ファミリ グループは、単一アドレス ファミリだけの設定を指定できます。(af-group コマンドによって)アドレス ファミリ グループを定義した際に指定したアドレス ファミリが、使用するグループが属しているアドレス ファミリと一致している必要があります。
ネイバー グループ
(ネイバーのように)ネイバー グループにはアドレス ファミリから独立した設定とアドレス ファミリ固有の設定を持つことができます。これらの設定はすべて継承可能です。
セッション グループ
セッション グループは、アドレス ファミリから独立した設定だけを持つことができ、したがってアドレス ファミリから独立した設定だけがここから継承されます。
次の規則は、可能性のある競合設定を解決するために継承を決定します。
次のような場合、ネイバー グループ設定が使用されます。
一般的に、ネイバー グループのすべての設定が継承されますが、特性の中にはセッション グループまたはアドレス ファミリ グループでマスキングされている可能性があります。この設定の例については、「例」の項を参照してください。
ネイバーがセッション グループとネイバー グループの両方を使用していて、特定のコマンドがネイバー グループに設定されているもののセッション グループには設定されていない場合、ネイバー グループの設定は有効ではありません。セッション グループは、ネイバー グループのすべてのアドレス ファミリから独立した設定を「隠し」て、これを継承しないようにします。同様に、アドレス ファミリ グループを使用すると、使用しない場合にそのアドレス ファミリのネイバー グループから継承される可能性のあるアドレス ファミリ固有の設定が隠されます。
グループを使用するネイバーの他に、グループに他のグループを使用させるようにすることで階層を構築することができます。次の階層グループが許可されています。
(注) |
Cisco IOS XR システム コンフィギュレーション アーキテクチャ内では、remote-as コマンドと no use neighbor-group コマンドを同じコミットで組み合わせたり、remote-as コマンドと no use session-group コマンドを同じコミットで組み合わせたりしないでください。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、セッション グループ session1 を定義し、session1 を使用するようにネイバー 172.168.40.24 を設定する例を示します。結果として、session1 設定がネイバーでも有効になります。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group session1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# advertisement-interval 40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# timers 30 90 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group session1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
次の例は前の例と似ていますが、この例では、セッション グループに設定されている timers コマンドはネイバーで有効になりません。ネイバーに直接設定されている timers コマンドが優先されるからです。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group session1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# advertisement-interval 40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# timers 30 90 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group session1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# timers 60 180 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# af-group family1 address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# route-policy mcast-in in RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-afgrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor-group neighbor1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# remote-as 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# route-policy policy1 in RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# route-policy policy1 out RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# route-policy policy1 in RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# route-policy policy1 out RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbrgrp-af)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use neighbor-group neighbor1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 multicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# use af-group family1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# exit前の例では、ネイバーはインバウンド およびアウトバウンド IPv4 ユニキャスト ルートに policy1 ルート ポリシーを使用しますが、インバウンド IPv4 マルチキャスト ルートに mcast-in ルート ポリシーを使用し、アウトバウンド IPv4 マルチキャスト ルートにポリシーを使用していません。
次に、同様に別のセッション グループから設定を継承しているセッション グループからネイバーが設定を継承している例を示します。両セッション グループからの設定はネイバーで有効です。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group session1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# advertisement-interval 40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# session-group session2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# use session-group session1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# update-source Loopback0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-sngrp)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.168.40.24 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# use session-group session2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# exit
RPKI キャッシュ サーバに対して SSH username を指定するには、RPKI サーバ コンフィギュレーション モードで username コマンドを使用します。ユーザ名を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
username user-name
no username user-name
user-name | SSH トランスポート メカニズムに使用するユーザ名を入力します。 |
ユーザ名は設定されていません。
RPKI サーバ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ユーザ名コンフィギュレーションは SSH トランスポート メカニズムがアクティブな場合に限り適用されます。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次の例は、RPKI キャッシュ サーバの SSH トランスポート メカニズムに対してユーザ名(rpki-user)を設定する方法を示しています。
RP/0/RP0/CPU0:router#configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)#router bgp 100 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)#rpki server 172.168.35.40 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)# transport ssh port 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-rpki-cache)#username rpki-user
VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを設定して VRF コンフィギュレーション モードを開始するには、 XR コンフィギュレーション モードで vrf コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから VRF インスタンスを削除して、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
(注) |
この機能はサポートされていません。 |
vrf vrf-name
no vrf vrf-name
vrf-name |
VRF インスタンスの名前。all、default、および global を名前に使用できません。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
VRF インスタンスを設定するには、vrf コマンドを使用します。VRF インスタンスは、プロバイダー エッジ(PE)ルータで保持される VPN ルーティング/転送テーブルを収集したものです。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、VRF インスタンスを設定し、VRF コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# vrf vrf-1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)#
ネイバーから受信した重みをルートに割り当てるには、適切なコンフィギュレーション モードで weight コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから weight コマンドを削除してシステムをデフォルト状態に戻し、ソフトウェアによってルートにデフォルトの重みを割り当てるようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
weight weight-value
no weight [weight-value]
weight-value |
割り当てる重み。範囲は 0 ~ 65535 です。 |
別のボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ピアを通じて学習されたルートにはデフォルトの重み 0 があり、ローカル ルータからソースされたルートにはデフォルトの重み 32768 があります。
IPv4 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ グループ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv4 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 ネイバー グループ アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
(注) |
アドレス ファミリ グループ、ネイバー グループ、またはセッション グループが設定されている場合、1 つ以上のネイバーに直接または間接的に適用されていない限り、これらの設定 グループの内部にある設定は有効になりません。 |
set weight コマンドを使用すると、個々のルータに割り当てた重みをネイバーの着信ルート ポリシーでさらに処理することができます。set weight コマンドは、重みを直接設定します。ほとんどのアウトバウンド トラフィックで優先させる特定のネイバーがある場合、そのネイバーから学習したすべてのルートに大きい重みを割り当てることができます。
個別ルートに割り当てられた重みは、インバウンド ルーティング ポリシーを使用して変更できます。
(注) |
重みの変更を有効にする場合、clear bgp softコマンドを使用する必要がある場合があります。 |
コマンドがネイバー グループまたはネイバー アドレス ファミリ グループを設定する場合、グループを使用するすべてのネイバーが設定を継承します。あるネイバーのために特別に設定されたコマンドの値は、継承された値を上書きします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
bgp |
読み取り、書き込み |
次に、重み 50 を、172.20.16.6 を通じて学習されたすべての IP Version 4(IPv4)ユニキャスト ルートに割り当てる例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# router bgp 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp)# neighbor 172.20.16.6 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# remote-as 1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr)# address-family ipv4 unicast RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# weight 50 RP/0/RP0/CPU0:router(config-bgp-nbr-af)# exit