この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このリリースでは、頻繁に使用される電子メール セキュリティ プラグインを 2 つ(Cisco Encryption Plug-in および Cisco Reporting Plug-in)を組み合わせて使用します。Cisco Encryption Plug-in は電子メール プログラムからのメッセージの暗号化を、Cisco Reporting Plug-in はスパム、ウイルス、または誤って分類された電子メールの報告を可能にします。この 2 つのプラグインを組み合わせることにより、電子メール セキュリティ プラグインに簡単にアクセスして変更できるようになります。また、電子メール セキュリティ プラグインのインストールおよび更新プロセスが合理化されます。さらに、Cisco IronPort Email Security Plug-in には、Windows インストーラをベースにした標準インストーラが用意されています。このインストーラは、応答ファイルを使用したサイレント インストールなど、標準 Windows インストーラのコマンドライン オプションをサポートします。
(注) Cisco IronPort Email Security Plug-in には、Windows Installer 2.0 以降が必要です。
Encryption Plug-in を使用するには、Cisco IronPort Encryption アプライアンスを実行し、Encryption Plug-in と連携するよう正しく設定する必要があります。Cisco IronPort Encryption アプライアンスの設定方法の詳細については、次のマニュアルを参照してください。
• 『 IronPort AsyncOS for Email Encryption User Guide 』。このマニュアルでは、電子メールの暗号化の設定について説明しています。設定したプラグイン設定と連携する暗号化アプライアンスの設定方法を理解するのに役立ちます。
Cisco IronPort Email Security の動作についての理解を深めるために、電子メールをスパム、ウイルス、または非スパムとして分類する方法に関する基本情報を確認することを推奨します。詳細については、次のマニュアルを参照してください。
• 『 Cisco IronPort AsyncOS for Email Configuration Guide 』。このマニュアルでは、スパムおよびウイルスからの保護について説明しています。スパムおよびウイルス対策プラグインを採用することにより、SenderBase ネットワークの有効性を高めることができます。電子メールに「スパム」、「ウイルス」、または「非スパム」のマークを付けると、フィルタの有効性を高め、すべての Cisco IronPort アプライアンスのパフォーマンスを向上させることができます。
このマニュアルは、Cisco IronPort Email Security Plug-in の機能について理解するためのリソースとしてご使用ください。マニュアルの内容は論理的な順序で構成されていますが、すべての章を読む必要はありません。目次および「このマニュアルの構成」を読んで、ご使用の設定に関連する章を確認してください。
このマニュアルは、PDF 形式で電子的に配布されます。このマニュアルの電子バージョンは、Cisco IronPort カスタマー サポート ポータルで入手できます。また、アプライアンスの GUI で [Help] ボタンをクリックすると HTML オンライン ヘルプ ツールにアクセスできます。
「Cisco IronPort Email Security Plug-in の準備」では、IronPort セキュリティ プラグインの概要について説明し、ネットワーク セキュリティ設定で主要機能および役割を定義します。最新リリースの新機能、その他の情報リソース、およびサポート問い合わせ情報について説明します。
「概要」では、Reporting Plug-in および Encryption Plug-in について説明します。ここでは、各ツールの概要を示します。
「一括インストールの実行」では、一括インストールの実行方法について説明します。応答ファイルの作成、インストールの実行、インストール前のファイルの変更の手順を示します。
「Cisco IronPort Email Security Plug-in for Outlook の設定および使用方法」では、Cisco IronPort Email Security Plug-in for Outlook の設定手順について説明します。レポート プラグインおよび暗号化プラグインの設定手順も示します。
「Cisco IronPort Email Security Plug-in for Lotus Notes の設定および使用方法」では、Cisco IronPort Email Security Plug-in for Lotus Notes の設定手順について説明します。レポート プラグインおよび暗号化プラグインの設定手順、Lotus Notes メール プログラムからプラグインを使用する方法も示します。
付録 A「Cisco IronPort Systems, LLC ソフトウェア使用許諾契約書」 では、Cisco IronPort 製品のライセンス契約について詳しく説明します。
IronPort では、Cisco IronPort Email Security Plug-in について理解を深めるために次のリソースを用意しています。
Cisco IronPort Systems 技術トレーニング サービスは、Cisco IronPort セキュリティ製品およびソリューションの評価、統合、導入、保守、およびサポートに必要な知識とスキルを得られるよう支援します。
次のいずれかの方法で Cisco IronPort 技術トレーニング サービスにお問い合わせください。
トレーニング: 登録およびトレーニング全般に関するお問い合わせ先は次のとおりです。
• http://training.ironport.com
認定: 証明書および認定試験に関するお問い合わせ先は次のとおりです。
次の URL から Cisco IronPort カスタマー サポート サイトの Cisco IronPort ナレッジ ベースにアクセスできます。
http://www.cisco.com/web/ironport/knowledgebase.html
(注) サイトにアクセスするには Cisco.com のユーザ ID が必要です。Cisco.com のユーザ ID をお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
で登録できます。
ナレッジ ベースには、Cisco IronPort 製品に関するトピックについて豊富な情報が用意されています。
• 手順: 手順の項目では、Cisco IronPort 製品を使用して何かを実行する方法について説明します。たとえば、アプライアンスのデータベースをバックアップおよび復元する手順を示します。
• 問題と解決策: 問題と解決策の項目では、Cisco IronPort 製品の使用時に発生する可能性があるエラーや問題に対処します。たとえば、製品の新バージョンにアップグレードしたときにエラー メッセージが表示された場合の対処方法を示します。
• 参考資料: 参考資料の項目では、特定のハードウェアに関連するエラー コードなどの情報を一覧表示します。
• トラブルシューティング: トラブルシューティングの項目では、Cisco IronPort 製品に関連する一般的な問題を分析し、解決する方法について説明します。たとえば、DNS で問題が発生した場合に実行する手順を示します。
シスコ サポート コミュニティは、シスコのお客様、パートナー、および従業員のオンライン フォーラムです。電子メールおよび Web セキュリティに関する一般的な問題や、特定のシスコ製品に関する技術情報について話し合う場を提供します。フォーラムにトピックを投稿して質問したり、他のシスコ ユーザや Cisco IronPort ユーザと情報を共有したりできます。
本サポートは、1 年中いつでも電話、電子メール、またはオンラインで請求できます。Cisco IronPort カスタマー サポートのサービス レベル契約の詳細については、サポート ポータルをご覧ください。
カスタマー サポートの営業時間外に緊急のサポートを必要とする重大な問題を報告する場合は、次のいずれかの方法で Cisco IronPort にご連絡ください。
サポート サイト: http://www.cisco.com/web/ironport/index.html
サポートをリセラーまたは別のサプライヤから購入された場合、製品のサポートについてはそのリセラーまたはサプライヤに直接お問い合わせください。
IronPort AsyncOS に含まれているソフトウェアの中には、FreeBSD, Inc.、Stichting Mathematisch Centrum、Corporation for National Research Initiatives, Inc.、およびその他のサード パーティ コントリビュータのソフトウェア使用許諾契約の条件および通知に基づいて配布されているものがあり、これらの条件はすべて IronPort ライセンス契約に組み込まれています。
https://support.ironport.com/3rdparty/AsyncOS_User_Guide-1-1.html
IronPort AsyncOS 内のソフトウェアの一部は、Tobi Oetiker 氏の書面による明示的な同意を得て、RRDtool をベースにしています。
このマニュアルの一部は、Dell Computer Corporation の許可を受けて複製されています。このマニュアルの一部は、McAfee, Inc. の許可を受けて複製されています。このマニュアルの一部は、Sophos Plc の許可を受けて複製されています。
Cisco IronPort Email Security Plug-in は、Outlook または Lotus Notes 電子メール プログラムにレポートと暗号化のメニューをインストールします。レポート プラグインを使用すると、受信したメールのタイプについてフィードバックできます(スパム、フィッシング、ウイルス メールの報告など)。暗号化プラグインを使用すると、ツールバーに [Encrypt Message] ボタンが表示されます。このボタンにより、電子メール プログラムから暗号化された電子メールを送信できます。
Cisco Security Plug-in をインストールすると、Outlook メール クライアントまたは Lotus Notes メール クライアントのコンポーネントがイネーブルになります。この単一のインターフェイスにより、エンドユーザはシームレスに問題のある電子メールを報告したり、電子メール プログラムから暗号化された電子メールを送信したりできます。これらのプラグインを組み合わせると、インストールが簡単になり、ユーザが変更できる単一のインターフェイスが提供されます。
レポート プラグインおよび暗号化プラグインは、ツールバー ボタンと右クリック コンテキスト メニューを使用してフィードバックおよび暗号化されたメッセージを送信できる便利なインターフェイスです。レポート プラグインを使用してメッセージを報告すると、メッセージが送信されたことを示すダイアログボックスが表示されます。暗号化プラグインを使用すると、電子メール メッセージのメニュー バーに [Encrypt Message] ボタンが表示されます。送信者はこのボタンを使用して、メッセージが企業から送信される前に、暗号化されてセキュリティ保護されるメッセージに簡単にマークを付けることができます。暗号化プラグインの機能は、暗号化ライセンスがある Cisco IronPort Email Security アプライアンスがあり、正しく設定されているかどうかによって異なります。