この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
警告 この装置の設置、交換、保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
この章では、ASA 5500 適応型セキュリティ アプライアンス、ラックマウント、および設置の手順について説明します。この章には、次の項があります。
• 「次の手順」
梱包箱の内容が 図 3-1 と同じかどうかを調べて、Cisco ASA 5550 の設置に必要なすべての品目を受領したことを確認します。
ここでは、適応型セキュリティ アプライアンスのラックマウントおよび設置の方法について説明します。適応型セキュリティ アプライアンスは、19 インチ ラック(17.5 インチまたは 17.75 インチ(約 45 cm)の開口部)にマウントできます。
警告 ラックにこの装置をマウントしたり、ラック上の装置の作業を行うときは、ケガをしないように、装置が安定した状態に置かれていることを十分に確認してください。安全のために、次のガイドラインに従ってください。
次の情報は、ラックへの機器の取り付けを計画する場合に役立ちます。
• 閉鎖型ラックに装置をマウントする場合は、換気が十分に行われるようにします。閉鎖型ラックに装置を詰め込みすぎないようにしてください。 各装置で熱が発生するため、ラック内に装置を詰め込みすぎないように注意が必要です。
• 開放型ラックに装置をマウントする場合は、ラックのフレームで吸気口や排気口をふさがないように注意します。
• ラックに装置を 1 つしか取り付けない場合は、ラックの一番下に装置をマウントします。
• すでに別の装置がこのラックに取り付けられている場合は、最も重い装置をラックの一番下に取り付け、重い順に下から上へと設置するようにします。
• ラックにスタビライザが付属している場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックへの装置の取り付けまたはラックでの作業を行います。
警告 次の手順を実行する前に、電源が切れていることを確認してください。(AC または DC)。電源が DC 回路から切断されていることを確認するには、パネル ボード上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを確認して、回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。
ステップ 1 付属のネジを使用して、シャーシにラックマウント ブラケットを取り付けます。ブラケットを穴に取り付けます(図 3-2 を参照してください)。ブラケットをシャーシに固定すると、ラックマウントできるようになります。
ステップ 2 付属のネジを使用して、シャーシをラックに取り付けます(図 3-3 を参照してください)。
ラックからシャーシを取り外すには、シャーシをラックに取り付けているネジを外してから、シャーシを取り外します。
適応型セキュリティ アプライアンスは、現場交換可能な SFP モジュールを使用して、ファイバ ギガビット イーサネット接続を確立します。
この項では、適応型セキュリティ アプライアンスの SFP モジュールの取り付けと取り外しの方法について説明します。次のトピックについて取り上げます。
SFP(着脱可能小型フォーム ファクタ)モジュールは、ホットスワップ可能な入力/出力デバイスで、ファイバ ポートに接続されます。
(注) スイッチの電源を入れた後で SFP モジュールを取り付ける場合は、適応型セキュリティ アプライアンスをリロードして、SFP モジュールをイネーブルにする必要があります。
表3-1 に、適応型セキュリティ アプライアンスによってサポートされる SFP モジュールを示します。
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1000BASE-LX/LH と 1000BASE-SX の SFP モジュールは、ファイバ接続の確立に使用されます。SFP モジュールに接続するには、LC コネクタにファイバ ケーブルを使用します。SFP モジュールは、850 ~ 1550 nm の公称波長をサポートします。ケーブルの長さは、信頼できる通信の要件であるケーブル長を超えることはできません。 表3-2 に、ケーブル長の要件を示します。
モジュール |
850 nm ファイバ |
マルチモード 850 nm ファイバ |
1310 nm ファイバ |
マルチモード 1310 nm ファイバ |
シングルモード 1310 nm ファイバ |
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適応型セキュリティ アプライアンスには、シスコ認定の SFP モジュールのみを使用します。SFP モジュールにはそれぞれ、セキュリティ情報で符号化された内部シリアル EEPROM があります。この符号化によって、SFP モジュールが適応型セキュリティ アプライアンスの要件を満たしていることを、シスコが識別して検証できます。
(注) 適応型セキュリティ アプライアンスでサポートされるのは、シスコによって認定された SFP モジュールのみです。
警告 ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部からは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光に当たらないようにし、開口部をのぞきこまないでください。ステートメント 70
SFP モジュールをスロット 1 のファイバ ポートに取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 SFP モジュールをポートの位置に合せ、ロックする位置までポート スロット内にスライドさせます(図 3-4 を参照してください)。
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ステップ 2 ポート プラグを取り外し、ネットワーク ケーブルを SFP モジュールに接続します。
ステップ 3 ケーブルのもう一方の端をネットワークに接続します。ケーブル接続の詳細については、 第4章「ネットワーク インターフェイスへのケーブルの接続」 を参照してください。
ここでは、前面パネルと背面パネルについて説明します。図 3-5 に前面パネルの LED を示します。次のトピックについて取り上げます。
図 3-5 に適応型セキュリティ アプライアンスの前面パネルの LED を示します。
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図 3-6 に、背面パネルの LED とスロット 0 のポートを示します。
図 3-6 背面パネルの LED とスロット 0 のポート(AC 電源モジュール モデルの場合)
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管理ポート1 |
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USB 2.0 インターフェイス2 |
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ネットワーク インターフェイス3 |
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1.管理 0/0 インターフェイスは、管理トラフィックのためだけに設計されたファースト イーサネット インターフェイスです。 3.ギガビット イーサネット インターフェイス。右から左に、ギガビット イーサネット 0/0、ギガビット イーサネット 0/1、ギガビット イーサネット 0/2、ギガビット イーサネット 0/3 です。 |
管理ポートの詳細については、『 Cisco Security Appliance Command Reference 』の management-only コマンドの説明を参照してください。
図 3-7 に適応型セキュリティ アプライアンスの背面パネルの LED を示します。
図 3-7 背面パネルのリンクおよび速度のインジケータ LED
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表3-3 に、背面の MGMT およびネットワーク インターフェイスの LED を示します。
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図 3-8 に、スロット 1 のポートと LED を示します。
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(注) 図 3-8 は、イーサネット ポートに取り付けられている SFP モジュールを示しています。ファイバ イーサネット接続を確立する場合は、SFP モジュールを注文し、取り付ける必要があります。ファイバ ポートと SFP モジュールの詳細については、「SFP モジュールの取り付け」を参照してください。
表3-4 に、スロット 1 の LED を示します。
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