ASA 5500、ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540 プラットフォームにおけるインターフェイス ケーブルの接続
(注) 本章の内容は、ASA 5550 には適用されません。
本章では、コンソール ポート、補助ポート、管理ポート4GE SSM、および SSM ポートへのケーブルの接続方法について説明します。このマニュアルでは、SSM とは、インテリジェント SSM、AIP SSM、または CSC SSM を指します。
(注) 4GE SSM、AIP SSM、および CSC SSM は、オプションのセキュリティ サービス モジュールです。ご使用の適応型セキュリティ アプライアンスに、これらのモジュールがない場合は、「適応型セキュリティ アプライアンスの設定」を参照してください。
警告 この装置の 設置、交換、保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 49
注意 これらの手順を実行するときは、『
Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ASA 5500 Series』の安全に関する警告を読み、適切な安全手順に従ってください。
この章は、次の項で構成されています。
• 「インターフェイス ケーブルの接続」
• 「SSM への接続」
• 「4GE SSM への接続」
• 「適応型セキュリティ アプライアンスの電源投入」
• 「次の作業」
インターフェイス ケーブルの接続
この項では、コンソール ポート、補助ポート、管理ポート、銅線イーサネット ポート、およびファイバ イーサネット ポートへの適切なケーブルの接続方法について説明します。
ネットワーク インターフェイスにケーブルを接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 安定した平らな面か、またはラック内(ラックマウントする場合)にシャーシを置きます。
ステップ 2 管理ポートに接続します。
適応型セキュリティ アプライアンスには、Management0/0 ポートと呼ばれるデバイス管理専用のインターフェイスがあります。Management0/0 ポートは、ファスト イーサネット インターフェイスです。このポートはコンソール ポートに似ていますが、適応型セキュリティ アプライアンスへの着信トラフィックを受け入れるのは Management0/0 ポートだけです。
(注) management-only コマンドを使用することで、任意のインターフェイスを管理専用インターフェイスとして設定できます。管理インターフェイスの管理専用モードをディセーブルにすることもできます。このコマンドの詳細については、『Cisco ASA 5500 Series Command Reference』の management-only コマンドの説明を参照してください。
a. 両端に RJ-45 コネクタがついているイーサネット ケーブルを用意します。
b. RJ-45 コネクタの一方を管理 0/0 ポートに接続します(図 6-1 を参照)。
c. イーサネット ケーブルの逆側の端子をコンピュータまたは管理ネットワークのイーサネット ポートに接続します。
(注) 適応型セキュリティ アプライアンス上の管理ポートにコンピュータを直接接続する場合は、クロスオーバ イーサネット ケーブルを使用してください。ハブやスイッチを経由して適応型セキュリティ アプライアンスにコンピュータを接続する場合は、ストレート スルー イーサネット ケーブルを使用して、そのハブやスイッチを管理ポートに接続してください。
図 6-1 管理ポートへの接続
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管理ポート |
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RJ-45/RJ-45 イーサネット ケーブル |
ステップ 3 コンソール ポートへ接続します。
a. コンピュータまたはターミナルをポートに接続する前に、シリアル ポートのボー レートを確認し、判断します。ボー レートは、適応型セキュリティ アプライアンスのコンソール ポートのデフォルト ボー レート(9600 ボー)と一致している必要があります。
ターミナルを次のように設定します。9600 ボー(デフォルト)、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、Flow Control(FC; フロー制御)=ハードウェア。
b. シリアル コンソール ケーブルを見つけてください。このケーブルは、一方の端が RJ-45 コネクタで、もう一方の端が、ご使用のコンピュータのシリアル ポートに接続するための DB-9 コネクタとなっています。
c. 図 6-2 に示すように、RJ-45 コネクタを適応型セキュリティ アプライアンスのコンソール ポートに接続します。
d. DB-9 コネクタを、ご使用のコンピュータのコンソール ポートに接続します。
図 6-2 コンソール ケーブルの接続
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RJ-45 コンソール ポート |
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RJ-45/DB-9 コンソール ケーブル |
ステップ 4 (AUX というラベルが付いた)補助ポートに接続します。
a. シリアル コンソール ケーブルを見つけてください。このケーブルは、一方の端が RJ-45 コネクタで、もう一方の端が、ご使用のコンピュータのシリアル ポートに接続するための DB-9 コネクタとなっています。
b. 図 6-3 に示すように、ケーブルの RJ-45 コネクタを適応型セキュリティ アプライアンスの(AUX というラベルが付いた)補助ポートに接続します。
c. ケーブルのもう一方の端(DB-9 コネクタ)をコンピュータのシリアル ポートに接続します。
図 6-3 補助ポートへの接続
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RJ-45 補助ポート |
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RJ-45/DB-9 コンソール ケーブル |
SSM への接続
SSM はオプションです。この手順は、適応型セキュリティ アプライアンスに SSM を取り付けた場合にだけ必要となります。
(注) この手順は、4GE SSM には適用されません。4GE SSM への接続の詳細については、「4GE SSM への接続」を参照してください。
SSM に接続するには、次の手順に従います。
ステップ 1 図 6-4 に示すように、RJ-45 コネクタを SSM の管理ポートに接続します。
ステップ 2 RJ-45 ケーブルのもう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。
図 6-4 SSM 管理ポート への接続
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SSM 管理ポート |
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RJ-45/RJ-45 ケーブル |
ステップ 3 ネットワーク接続に使用されるイーサネット ポートに接続します。
a. RJ-45 コネクタをイーサネット ポートに接続します。
b. イーサネット ケーブルのもう一方の端をネットワーク デバイス(ルータ、スイッチ、ハブなど)に接続します。
(注) 装置上のイーサネット インターフェイスは、使用されていなければどれでも、フェールオーバー リンクとして使用できます。フェールオーバー リンク インターフェイスは、通常のネットワーク インターフェイスとしては設定されません。フェールオーバー リンクとしてのみ使用されます。LAN ベースのフェールオーバー リンクを接続するには、そのリンク上にホストもルータもない専用スイッチを使用することも、装置を直接リンクするクロスオーバー イーサネット ケーブルを使用することもできます。詳細については、『Cisco ASA 5500 Series Configuration Guide using the CLI』の「Configuring Failover」の章を参照してください。また、イーサネット インターフェイスについては、「ポートおよび LED」も参照してください。
図 6-5 ネットワーク インターフェイスへのケーブルの接続
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RJ-45 イーサネット ポート |
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RJ-45 コネクタ |
4GE SSM への接続
4GE SSM はオプションです。そのため、この手順は、適応型セキュリティ アプライアンスに 4GE SSM を取り付けた場合にだけ必要となります。
4GE SSM に接続するには、次の手順に従います。
ステップ 1 ネットワーク接続に使用する銅線イーサネット ポートに接続します。
a. イーサネット ケーブルの一方の端を、銅線イーサネット ポートに接続します。
b. イーサネット ケーブルのもう一方の端を、ルータ、スイッチ、またはハブなどのネットワーク デバイスに接続します。
ステップ 2 ネットワーク接続に使用するファイバ イーサネット ポートに接続します。使用するファイバ ポートごとに、次の手順に従います。
a. SFP モジュールを取り付けます。
– SFP モジュールを、カチッという音が聞こえるまでファイバ ポートに差し込み、スライドさせます。カチッという音がすれば、SFP モジュールがポートにロックされています。
– 図 6-6 に示すように、取り付けた SFP からポート プラグを取り外します。
図 6-6 ファイバ ポート プラグの取り外し
– LC コネクタを SFP モジュールに接続します(図 6-7 を参照)。
図 6-7 LC コネクタの接続
b. ケーブルのもう一方の端を、ルータ、スイッチ、またはハブなどのネットワーク デバイスに接続します。
適応型セキュリティ アプライアンスの電源投入
適応型セキュリティ アプライアンス の電源を入れるには、次の手順に従います。
ステップ 1 電源コードを適応型セキュリティ アプライアンスに接続し、もう一方の端を電源に差し込みます。
ステップ 2 シャーシの電源を入れます。