この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、正常に Cisco ISA 3000 を設置するための機器および手順を説明します。この章の内容は次のとおりです。
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 装置は、必ず、IEC 60950 に基づいた安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に準拠する DC 電源に接続してください。ステートメント 1033
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 カバーは製品の安全設計のために不可欠な部品です。カバーを装着しない状態でユニットを操作しないでください。ステートメント 1077
警告 この装置は、接地させる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
(注) 外部表面をクリーニングする場合は、静電気が発生しない乾いた布を使用してください。
このセクションでは、Cisco ISA 3000 の設置に必要な機器、工具、接続手段について説明します。次の項目について説明します。
梱包箱を開けて、Cisco ISA 3000 に付属の納品書に記載されているすべての品目が揃っているかどうか確認してください。
デバイスと接続するイーサネット機器の種類(ワークステーション、PC、ハブ、サーバ)を確認するとともに、その機器にイーサネット ポート接続用のネットワーク インターフェイス カード(NIC)があるかどうかを確認してください。
コンソール ポートからソフトウェアを設定する場合は、端末エミュレーション ソフトウェアが動作している ASCII 端末または PC をコンソール ポートに接続してください。
ここでは、Cisco ISA 3000 の取り付け方法について説明します。このデバイスは卓上や、壁面または DIN レールに取り付けて他の水平面に設置できます。
デバイスをインストールする際に、次のガイドラインに従っていることを確認します。
(注) デバイスを産業用ラックに設置すると、ラック内の温度はラック外の室温よりも高くなります。
ラック内の温度は、デバイスの最大温度である 60 °C(140 °F)を超えないようにする必要があります。
Cisco ISA 3000 には 7.5 mm または 15 mm 厚の DIN レールを使用できます。取り付け面に DIN レールを約 7.8 インチ(200 mm)間隔で固定し、終端アンカーを適切に使用します。
DIN レールへの取り付け用として、デバイスの背面パネルにはバネ付きのラッチが付属しています。図 2-1 を参照してください。
DIN レールに Cisco ISA 3000 を取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 DIN レールがデバイス上部付近の 2 つのフックと底面付近のバネ付きラッチの間のスペースに収まることを確認し、DIN レールの前面に直接、デバイスの背面パネルを配置します。
ステップ 2 DIN レールから離してデバイスの底面を持ち、デバイスの背面にある 2 つのフック(#1)を DIN レールの一番上に掛けます。
ステップ 3 DIN レールに向かってデバイスを押し付けると、デバイス底面後部のバネ付きラッチが下向きに移動し、はめ込まれます。
DIN レールからデバイスを取り外すには、次の手順に従います。
ステップ 1 デバイスの電源が切断されたことを確認し、デバイスの前面パネルからすべてのケーブルおよびコネクタを取り外します。
ステップ 2 フラットヘッド ドライバなどをバネ付きラッチ(#3)の下部のスロットに挿入し、DIN レールからラッチを解除します。
ステップ 3 デバイスの底部を引き下げ、DIN レールからフックを離します。
ISA 3000 は オプション キット部品番号 STK-RACKMNT-2955 を取り付けた 19 インチ キャビネットまたはラックに設置できます。このキットにはブラケットと取り付けネジが含まれています(図 2-2 を参照)。
キャビネットまたはラックに ISA 3000 を設置するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 キットに付属の 4 本の前面ネジを使用して、キャビネットまたはラックにブラケットを取り付けます。取り付け穴(#1)にネジを入れます。
ステップ 2 DIN レールの取り付けの説明とほぼ同じ方法で、取り付けブラケット(#2)に取り付けられた DIN レールにデバイスを接続します。
必ずデバイスを適切なアースに接続してください。アース線は、地域の安全基準に従って取り付ける必要があります。
警告 この機器にはアース接続が必要です。一般的な使い方では、ホストとアースの接続に、グリーンとイエローの 14 ~ 16 AWG アース線を使用します。ステートメント 242
警告 この装置は、接地させる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。 ステートメント 1024
警告 装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 ステートメント 1046
ステップ 1 標準のプラス ドライバまたはプラスのラチェット トルク ドライバを使用して、デバイスの前面パネルからアース ネジを取り外します。
ステップ 2 ワイヤ ストリッパを使用して、14 ~ 16 AWG のアース線を 5.56 mm(0.22 インチ)だけ剥がします。
ステップ 3 ワイヤ クリンパを使用してリング端子にアース線を圧着します。図 2-3 を参照してください。
ステップ 5 前面パネルのアース ネジ用の開口部にアース ネジを差し込みます。
ステップ 6 ステップ 1 でとっておいたネジセットを使用して、シャーシにリング端子を取り付けます。ラチェット トルク ドライバを使用して、デバイスの前面パネルにアース ネジとリング端子を 3.5 インチポンド(0.4 N-m)で締め付けます。図 2-4 を参照してください。
ステップ 7 アース線の反対側の端を、確実にアースできる接地点に接続します。
ステップ 8 イーサネット デバイスおよびネットワークを接続する手順については、次の章で確認してください。