仮想ルータ
レイヤ 3 展開の管理対象デバイスは、2 つ以上のインターフェイス間のトラフィックをルーティングするように設定できます。トラフィックをルーティングするには、IP アドレスを各インターフェイスに割り当ててから、これらのインターフェイスを仮想ルータに割り当てる必要があります。仮想ルータに割り当てるインターフェイスは、物理インターフェイス、論理インターフェイス、または Link Aggregation Group(LAG)インターフェイスのいずれかにできます。
システムは、宛先アドレスに従ってパケット転送の決定を行うことで、パケットをルーティングするように設定できます。ルーテッド インターフェイスとして設定されたインターフェイスは、レイヤ 3 トラフィックを受信し、転送します。ルータは転送基準に基づいて発信インターフェイスから宛先を取得し、アクセス コントロール ルールが、適用するセキュリティ ポリシーを指定します。
レイヤ 3 展開では、スタティック ルートを定義できます。また、Routing Information Protocol(RIP)および Open Shortest Path First(OSPF)のダイナミック ルーティング プロトコルを設定できます。さらに、スタティック ルートと RIP、またはスタティック ルートと OSPF の組み合わせを設定することもできます。
7000 または 8000 シリーズ デバイス上には、仮想ルータ、物理ルーテッド インターフェイス、または論理ルーテッド インターフェイスしか設定できないことに注意してください。
注意 |
レイヤ 3 展開に何らかの理由で障害が発生した場合、デバイスはトラフィックを転送しなくなります。 |