Secure Malware Analytics アプライアンスでのプライバシーと可視性
「CSA 統合」から送信されたサンプルの場合、Secure Malware Analytics アプライアンスでのプライバシーおよびサンプルの可視性モデルは変更されます。CSA 統合とは、CSA API によって Secure Malware Analytics アプライアンスと統合されたシスコ製品(ESA/WSA アプライアンスやその他のデバイスまたはサービス)のことです。
Secure Malware Analytics アプライアンスに対するすべてのサンプル送信は、デフォルトでパブリックとして設定されるため、どの組織に所属しているかに関わらず、CSA 統合を含む他のあらゆるアプライアンスユーザーが表示できます。
アプライアンスのすべてのユーザーが、他のすべてのユーザーが送信したサンプルのあらゆる詳細を確認できるということです。
非 CSA Secure Malware Analytics ユーザーは、サンプルをプライベートとして Secure Malware Analytics アプライアンスに送信できます。この場合、サンプルが可視になるのは、送信者と同じ組織に所属する Secure Malware Analytics アプライアンス(CSA 統合を含む)のユーザーだけです。
以下の表で、Secure Malware Analytics アプライアンスでのプライバシーおよびサンプルの可視性モデルを説明します。この表では、次の用語を使用します。
CSA 統合 |
CSA 統合とは、CSA API を介して Secure Malware Analytics アプライアンスに登録されている、ESA/WSA アプライアンスおよびその他のシスコ デバイスまたはサービスのことです。CSA 統合から Secure Malware Analytics アプライアンスに送信されるサンプルは、デフォルトでパブリックとして設定されます。 |
その他の統合 |
FireAMP プライベートクラウドなどの他の統合に同様の基本的なプライバシールールが適用されます。 |
Secure Malware Analytics ユーザー:Public |
Secure Malware Analytics アプライアンスにパブリックサンプルを送信する、Secure Malware Analytics の一般ユーザー(つまり、非 CSA 統合ユーザー)。 たとえば、Secure Malware Analytics Portal UI または Secure Malware Analytics ネイティブ API を使用してサンプルを送信するアプライアンス管理者またはマルウェアアナリストがこれに該当します。 |
Secure Malware Analytics ユーザー:Private |
通常の Secure Malware Analytics ユーザーによって Secure Malware Analytics アプライアンスに送信されたプライベートサンプル。 この場合、プライベート サンプルは、送信者の組織に所属しない、アプライアンスの他のどのユーザに対しても可視になりません。(送信者と同じ組織内の CSA 統合には可視になります) |
アクセス時のサンプルの可視性: |
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サンプルの送信元 |
同じ組織の Secure Malware Analytics ユーザー |
別の組織の Secure Malware Analytics ユーザー |
同じ組織からの CSA 統合 |
別の組織からの CSA 統合 |
Secure Malware Analytics ユーザー:Public |
完全 |
完全 |
完全 |
完全 |
Secure Malware Analytics ユーザー:Private |
完全 |
なし |
完全 |
なし |
CSA 統合(ESA/WSA アプライアンスなど) CSA が Secure Malware Analytics アプライアンスに送信したサンプルはすべてデフォルトではパブリックです |
完全 |
完全 |
完全 |
完全 |
同じ基本的なプライバシールールが FireAMP プライベートクラウドと Secure Malware Analytics アプライアンスの統合に適用されます。