SSL 証明書と Threat Grid アプライアンスの概要
Threat Grid アプライアンスを通過するネットワーク トラフィックは、SSL を使用してすべて暗号化されます。次の情報は、E メール セキュリティ アプライアンス(ESA)、Web セキュリティアプライアンス(WSA)、AMP for Endpoints プライベートクラウドといった統合先との Threat Grid アプライアンスの接続をサポートするように SSL 証明書を設定する手順の実行に役立ちます。
(注) |
SSL 証明書を管理する方法の詳細は、このガイドの説明範囲に含まれていません。 |
SSL を使用するインターフェイス
SSL を使用する Threat Grid アプライアンスには、次の 2 つのインターフェイスがあります。
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Threat Grid ポータルの UI と API、および統合先(ESA/WSA アプライアンス、AMP for Endpoints プライベートクラウド配置更新サービス)用のクリーンインターフェイス。
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OpAdmin ポータル用の管理インターフェイス。
サポートされている SSL/TLS バージョン
Threat Grid アプライアンスでは、次のバージョンの SSL/TLS がサポートされています。
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TLS v1.0:管理インターフェイスでは無効(v2.7 以降)
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TLS v3.0:管理インターフェイスでは無効(v2.7 以降)
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TLS v1.2
(注) |
TLS v1.0 と TLS v3.0 は、管理インターフェイスでは無効になっており(v2.7 以降)、メインアプリケーションでもデフォルトでは無効になっています。これらのプロトコルのいずれかが統合の互換性のために必要な場合は、TGSH から再有効化できます(メインアプリケーションに対してのみ)。 |
サポートされているお客様提供の CA 証明書
お客様提供の CA 証明書がサポートされており(v2.0.3 以降)、お客様独自の信頼できる証明書または CA 証明書をインポートすることができます。
自己署名デフォルト SSL 証明書
Threat Grid アプライアンスは、自己署名 SSL 証明書とキーのセットがインストールされて出荷されます。1 つのセットがクリーン インターフェイス用で、もう一つのセットが管理インターフェイス用です。管理者はこれらの SSL 証明書を置き換えることができます。
Threat Grid アプライアンスのデフォルト SSL 証明書のホスト名(共通名)は pandem で、10 年間有効です。設定時に別のホスト名が Threat Grid アプライアンスに割り当てられた場合、証明書内のホスト名と共通名は一致しなくなります。
証明書内のホスト名は、接続先の ESA アプライアンスや WSA アプライアンス、または他の統合先のシスコデバイスやサービスによって想定されるホスト名とも一致している必要があります。多くのクライアントアプリケーションは、証明書で使用される共通名がアプライアンスのホスト名と一致する SSL 証明書を必要とするためです。