この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco MDS 9250i スイッチとそのコンポーネントを設置する方法について説明し、次の情報が含まれます。
• 「設置の準備」
• 「ラックへの Cisco MDS 9250i スイッチ シャーシの設置」
(注) システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco MDS 9000 Family』を参照し、安全に関する重要な情報を確認してください。
警告 安全上の重要な注意事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。ステートメント 1071
これらの注意事項を保管しておいてください。
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
• 「必要な工具」
警告 シャーシは必ず 2 人で持ち上げてください。シャーシの枠を下から両手で持ち上げます。けがをしないように、背中はまっすぐにして、背中ではなく足に力を入れて持ち上げます。シャーシやコンポーネントの損傷を防ぐため、電源装置やインターフェイス プロセッサのハンドル、またはシャーシ前面のプラスチック パネルを持ってシャーシを持ち上げないでください。これらのハンドルには、シャーシの重量を支える強度はありません。ステートメント 5
ヒント シャーシの移動または輸送の際に使用するので、輸送用の箱は保管しておきます。輸送用ボックスは平らにしてパレットと一緒に保存できます。
(注) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品を Cisco Systems から直接ご購入された場合は、次の URL にある Technical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
(注) スイッチは、厳密に検査した上で出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。
ステップ 1 カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。
ステップ 2 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。
• トルク調整可能な #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ
• アクセサリ キットに含まれる静電気防止用器具に加えて、次のものが必要です。
– アース線(6 AWG を推奨)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、Cisco MDS 9250i スイッチから適切なアース場所までの距離に応じて異なります。
Cisco MDS 9250i スイッチは、次の方法で設置することができます。
– スイッチと共に出荷されるラックマウント キットに加えて、Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(オプション、別途購入)
• 次のものを使用して、穴あき型または一枚壁型 EIA キャビネットに設置する
– スイッチと共に出荷されるラックマウント キットに加えて、Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(オプション、別途購入)
• 2 支柱 Telco ラックの場合、次のものを使用します。
– Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(オプション、別途購入)
スイッチに付属のマウント キットを使用したスイッチの設置手順については、「ラックへの Cisco MDS 9250i スイッチ シャーシの設置」を参照してください。
オプションの Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(別途購入)を使用したスイッチの設置手順については、「ラックマウントに関する注意事項」を参照してください。
Cisco MDS 9250i スイッチを設置する場合は、次のガイドラインに従ってください。
• シャーシを取り付ける前に、設置場所を検討して準備します。シスコでは、 付録 D「設置場所の準備およびメンテナンス記録」 に記載された設置場所の準備作業を使用することを推奨します。
• スイッチの作業に支障がないように、また適切なエアーフローが確保されるように、スイッチ周辺に十分なスペースを確保できることを確認してください(エアーフローの要件は Appendix B, "Technical Specifications" に記載されています)。
• 空調が、 Appendix B, "Technical Specifications." に記載されている熱放散の要件に適合していることを確認してください。
• ラックが 付録 A「ラックの取り付け」 に記載された要件を満たしていることを確認してください。
• 設置場所の電力が Appendix B, "Technical Specifications." に記載されている電力要件を満たしていることを確認します。電力障害から保護するために、無停電電源装置(UPS)を使用できます。
• 回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。北米
– 300W AC 電源装置には 20-A 回路が必要です。
北米で 200/240 VAC 電源を使用する場合、回線は 2 極回路ブレーカーで保護する必要があります。スイッチと共に出荷されるラックマウント キットに加えて、Telco および EIA シェルフ ブラケット キット(オプション、別途購入)。
• 作業をしながら設置と設定の情報を記録します。 付録 D「設置場所の準備およびメンテナンス記録」 を参照してください。
• スイッチを取り付ける場合、締め付けトルクを次のように調整してください。
ここでは、スイッチに付属の取り付けキットを使用して、このマニュアルで説明する要件を満たすラックに Cisco MDS 9250i スイッチを設置する方法について説明します。
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
110-VAC 入力を選択する場合、110-VAC の電源コード(CAB-7513AC=)を別に購入する必要があります。
表 2-1 に、スイッチの設置に使用される Cisco MDS 9250i 取り付けキットの内容を示します。
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スイッチに付属する取り付けキットを使用して Cisco MDS 9250i シャーシをラックに設置するには、次の手順に従ってください:
ステップ 1 次の手順に従って、前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。
a. 図 2-1 に示すように、スイッチの側面に前面ラックマウント ブラケットをあて、ネジ穴を合わせます。
図 2-1 Cisco MDS 9250i マルチサービス スイッチへのラックマウント ブラケットの取り付け
b. もともとブラケットに付属する 4 本の M4 ネジを使用してスイッチにブラケットを取り付けます。
c. 同様に、スイッチの反対側にも前面ラックマウント ガイドを取り付けます。
ステップ 2 次の手順に従って、C ブラケットを取り付けます。
a. 図 2-2 に示すように、スイッチの側面に C ブラケットをあて、ネジ穴を合わせます。
図 2-2 Cisco MDS 9250i マルチサービス スイッチへの C ブラケットの取り付け
b. もともとブラケットに付属する 2 本の M3 ネジを使用してスイッチにブラケットを取り付けます。
c. 同様に、スイッチの反対側にも C ブラケットを取り付けます。
ステップ 3 ラックにスライダ レールを取り付けます。図 2-3 に示すように、ラック マウント レールにスライダ レールの 1 つをあて、ネジ穴を合わせます。
ステップ 4 ラック レールのスレッド タイプに応じて、4 本の 12-24 ネジまたは 4 本の 10-32 ネジを使用して、スライダ レールを取り付けます。角穴のラックの場合は、スライダ レールの取り付け穴の後ろに 12-24 ケージ ナットを差し込みます。
a. 同様に、ラックの反対側にもスライダ レールを取り付けます。
b. メジャーおよび水準器を使用して、レールが水平で同じ高さになっているか確認します。
a. 両手を使用して、図 2-4に示されているように、スイッチの背面が前面ラックマウント レールの間に来るようスイッチを配置します。
b. ラックに取り付けたスライダ レールにスイッチの両側の 2 つの C ブラケットを合わせます。C ブラケットをスライダ レールに滑り込ませ、スイッチをラックの奥までゆっくりスライドさせます。スイッチをスムーズにスライドできないときは、C ブラケットとスライダ レールの位置を合わせ直します。
ステップ 6 前面ラックマウント ブラケットを前面のラック取り付けレールに取り付けて、スイッチをラックに固定します。
a. 図 2-5 に示されているように、ケージ ナット、前面ラックマウント ブラケットの穴、ラックの取り付けレールのネジ穴を通るように 4 本のネジ(ラックのタイプに応じて 12-24 または 10-32)を差し込みます。
b. スイッチの反対側の前面ラックマウント ブラケットについても、これを繰り返します。
オプションのケーブル ガイドを取り付ける場合は、前面ラックマウント ブラケットの前にケーブル ガイドを配置して、ケーブル ガイド、前面ラックマウント ブラケットおよび取り付けレールにネジを通します。一方または両方のケーブル ガイドを取り付けることができます。単一のケーブル ガイドを取り付ける場合、どちらの側にも取り付けられます。
ここでは、システムのアース接続の必要性と、静電放電による損傷を防ぐ方法について説明します。
(注) どの場合も、アース方法は、National Electric Code(NEC)の要件または各地域の法および規制に準ずる必要があります。
(注) すべてのモジュールが完全に取り付けられ、非脱落型ネジが完全に締められていることを必ず確認してください。さらに、すべての I/O ケーブルと電源コードが適切に接続されていることを確認してください。これらの方法は、すべての設置時に従う必要がある標準的な設置方法です。
(注) このシステム アースは、NEBS(Network Equipment Building System)アースとも呼ばれます。
• シャーシにシステム アースが取り付けられていない場合には、システム アース ラグを取り付ける必要があります。シャーシ システムのアース パッドの取り付け手順および取り付け場所については、「システム アースの確立」を参照してください。
(注) 付属のシステム アース線をシステムのアース ラグに接続する必要はありません。このアース ラグは、シャーシの塗装されていない金属部への直通路を提供します。
システムのアース ラグを取り付けたら、次の手順で、静電気防止用リスト ストラップを適切に取り付けます。
ステップ 1 次のように静電気防止用リスト ストラップをしっかりと肌に密着させて着用してください。
c. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、リスト ストラップのパッケージを開き、静電気防止用リスト ストラップの包装を開けます。手首に黒の導体ループを巻き、肌にしっかりと密着するように、ストラップを締めます。
d. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、パッケージを開いて、静電気防止用リスト ストラップを取り出します。リスト ストラップを巻く位置を決めて、肌にしっかりと密着させてください。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップのバネ クリップまたはワニ口クリップをつかんで、ラックの塗装されていない金属部分に一瞬クリップを接触させます。蓄積された静電気をラック全体に安全に散逸させるために、クリップを塗装されていないラック レールに接触させることを推奨します。
ステップ 3 図 2-6 に示されているように、アース ラグ ネジにバネ クリップまたはワニ口クリップを接続して、ポートにストラップをプラグします(または、アース ラグ ネジにワニ口クリップを留めます)。
a. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、バネ クリップを強くつかんであごを開き、システムのアース ラグのネジ頭の側面に取り付け、バネ クリップのあごがラグのネジ頭の後ろで閉じるように、バネ クリップをラグのネジ頭上でスライドさせます。
(注) バネ クリップのあごは、直接ラグのネジ頭またはラグのバレルをはさみ込めるほど広くは開きません。
b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用している場合は、システムのアース ラグのネジ頭、またはシステムのアース ラグ バレルに直接ワニ口クリップを取り付けます。
図 2-6 静電気防止用リスト ストラップのシステム アース ラグ ネジへの取り付け
c. モジュールを処理する場合には、次の追加ガイドラインに従ってください。
– フレームを取り扱うときは、ハンドルまたは端の部分だけを持ち、プリント基板またはコネクタには手を触れないでください。
– 取り外したコンポーネントは基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に収めます。コンポーネントを返却する場合には、取り外したコンポーネントをただちに静電気防止用容器に入れてください。
– 金属製フレームからプリント基板を取り外さないでください。
ここでは、システム アースを Cisco MDS 9250i スイッチに接続する方法を説明します。
(注) このシステム アースは、NEBS アースとも呼ばれます。
この装置を米国に設置する場合は、AC および DC 電源システムの両方で、システム(NEBS)アースを使用する必要があります。システム(NEBS)のアース接続を行う必要があります。
このシステム(NEBS)アースは、EMI(電磁波干渉)シールド要件に対する追加のアース、およびモジュール上の低電圧装置(DC-DC コンバータ)に対するアースを提供し、補助的なボンディングおよびアース接続に関する Telcordia Technologies NEBS 要件を満たすことを目的としています。シャーシのシステム アースについては、次の注意事項に従う必要があります。
• システム(NEBS)アースは、すでに電力アース接続が確立されているその他のラックまたはシステムに接続する必要があります。この装置を、米国または欧州に設置している場合は、システム アース接続が必須となります。システム(NEBS)のアース接続を行う必要があります。
• システム(NEBS)アース接続と電源アース接続の両方をアースにつなぐ必要があります。この装置を、米国または欧州の CO に設置している場合は、システム(NEBS)アース接続が必須となります。システム(NEBS)のアース接続を行う必要があります。
(注) システム(NEBS)アースは、DC 入力 PEM を搭載した MDS 9250i シャーシのプライマリ保護アースとして機能します。これらのシャーシの DC 入力電源装置には、個別のアースはありません。
• アース ラグ:2 つのネジ穴がある標準のバレル ラグ。最大 6 AWG のアース線をサポートします。アクセサリ キットに同梱されています。
• アース用ネジ:M4 X 8 mm(メトリック)なべネジ X 2。アクセサリ キットに同梱されています。
• アース線:アクセサリ キットには同梱されていません。アース線のサイズは、地域および国内の設置要件に従ってください。米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。一般に入手可能な 6 AWG 線を推奨します。アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。
• 「スイッチの電源を投入してコンポーネントの設置を確認する」
警告 システムの稼働時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。 ステートメント 1034
Cisco MDS 9250i スイッチで AC 電源装置に電力を供給するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 すべての電源装置の電源スイッチがオフになっていることを確認します。
ステップ 2 電源コードを電源装置に接続し、ケーブルを引き抜けないように、電源コード保持器のネジを締めます。
ステップ 3 電源装置およびファン モジュールの両方が取り付けられていることを確認してから、緩んでいる非脱落型ネジを締めます。
(注) 配電ユニットのコンセントの種類によっては、Cisco MDS 9250i スイッチをコンセントに接続するために、オプションのジャンパ電源コードが必要となる場合もあります。
ステップ 5 スイッチが適切にアースされていること、および電源コードが要件に適合する AC 電圧のコンセントに接続されていることを確認します。
(注) スイッチの初期設定が完了するまでは、MGMT 10/100 イーサネット ポートを LAN に接続しないでください。スイッチを設定する手順については、『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。
コンソール ポートの接続手順については、「コンソール ポートとの接続」を参照してください。
スイッチの電源を投入し、ハードウェアの動作状態を確認する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 スイッチの電源を投入するには、電源装置の電源スイッチまたは PEM をオンの位置(|)に切り替えます。スイッチが自動的に起動します。
ステップ 2 ファンの音を聞きます。スイッチの電源を投入すると、ただちに動作を開始します。
ステップ 3 スイッチの起動が完了したら、LED の動作が次のようであることを確認します。
• スイッチ ステータス LED がグリーンに点灯。システム LED がオレンジまたはレッドに点灯している場合、1 つまたは複数の環境モニタが問題を検出しています。
• ケーブルが接続されていない場合、イーサネット ポートのリンク LED は点灯しません。
(注) ファイバ チャネル ポートの LED は、ポートがイネーブルになるまでオレンジのままです。また、MGMT 10/100 イーサネット ポートの LED は、ポートが接続されるまで消灯しています。
初期起動プロセスの完了後、ファイバ チャネル ポート LED 以外のいずれかの LED がオレンジまたはレッドに点灯している場合、 Appendix B, "Technical Specifications." を参照してください。
ステップ 4 コンポーネントが正しく動作していない場合、それを取り外し、取り付け直してみます。それでも正常に動作しない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡し、製品を交換してください。
(注) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品を Cisco Systems から直接ご購入された場合は、次の URL にある Technical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html 。
ステップ 5 システム ソフトウェアが起動し、スイッチが初期化され、エラー メッセージが生成されていないことを確認します。問題が発生したときは、『Cisco MDS 9000 Family System Messages Reference』を参照してください。問題を解決できない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡してください。
ステップ 6 将来の参照用として、 付録 D「設置場所の準備およびメンテナンス記録」 のワークシートに必要事項を記入します。
(注) スイッチの初回アクセス時は、基本的な設定ができるように、セットアップ ユーティリティが自動的に起動します。スイッチの設定方法およびモジュール接続の検査方法については、『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fundamentals Configuration Guide』または『Cisco Fundamentals Configuration Guide for DCNM SAN』を参照してください。
• 「Cisco MDS 9250i スイッチから AC 電源装置を取り外す」
• 「Cisco MDS 9250i スイッチに AC 電源装置を取り付ける」
ここでの作業を行うには、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要です。
警告 システムが稼働しているときは、バックプレーンに電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、電源装置ベイおよびバックプレーンに手や指で触れないようにしてください。ステートメント 166
警告 電源装置の非脱落型ネジは必ずしっかりと締め、保護アースの導通を確保してください。ステートメント 289
警告 システムが稼働しているときは、バックプレーンに電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、電源装置ベイおよびバックプレーンに手や指で触れないようにしてください。ステートメント 166
Cisco MDS 9250i スイッチから AC 電源装置を取り外すには、次の手順に従います。
ステップ 1 電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします。
ステップ 3 ケーブル留めを取り外し、取り外す電源装置から電源コードを外します。
ステップ 4 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。反対の手で電源装置の底面を支え、電源装置をシャーシから完全に引き抜きます。
ステップ 5 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、空いた部分に電源装置フィラー パネルを設置し、8 インチ ポンドまで非脱落型ネジを締めます。
Cisco MDS 9250i スイッチに AC 電源装置を取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。「システムのアース接続」を参照してください。
ステップ 2 フィラー パネルが設置されている場合は、非脱落型ネジを緩めて、電源装置ベイからフィラー パネルを取り外します。
ステップ 3 取り付ける電源装置の電源スイッチがオフ(0)の位置になっていることを確認します。
ステップ 4 片手で電源装置のハンドルをつかみ、もう一方の手で電源装置の底面を支え、電源装置ベイに電源装置を挿入します。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します。
ステップ 5 電源コードを電源装置に接続し、ケーブルを引き抜けないように、ケーブル留めを取り付けます。
ステップ 6 電源コードの反対側を AC 電源コンセントに接続します。
ステップ 7 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源スイッチをオンにすると、ベイの電源装置がロックされます。
ステップ 8 電源装置の正常な動作を確認するために、LED が次の状態になっていることを確認します。
ファン モジュールは、システムの稼働中に取り外しや交換を行っても、感電やシステムの損傷が起きないように設計されています。ただし、交換作業は迅速に行う必要があります。
Cisco MDS 9250i スイッチには、電源が切断されるか、ファン トレイがシャーシから取り外されると、ファンを緊急停止する回転安全機能を備えた 2 台のファン モジュールがあります。
• 「Cisco MDS 9250i スイッチのファン モジュールの取り外し」
• 「Cisco MDS 9250i スイッチのファン モジュールの取り付け」
Cisco MDS 9250i スイッチからファン モジュールを取り外すには、次の手順に従います。
ステップ 1 取り外すモジュールの 4 本の非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 2 両手でファン モジュールをつかみ、バックプレーンから電源コネクタを外すために引き出します。
ステップ 3 ファン モジュールをシャーシから完全に引き抜きます。
警告 ファン トレイを取り外すときは、回転しているファンの羽根に手を近づけないでください。ファン ブレードが完全に停止してからファン トレイを取り外してください。ステートメント 258
Cisco MDS 9250i スイッチにファン モジュールを取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 2 スイッチの電源を投入したら、ファンの音を聞きます。稼動している音がすぐに聞えるはずです。聞こえない場合は、ファン モジュールがシャーシに完全に挿入され、ファン モジュールの外側の面とシャーシの外側の面がぴったり重なっていることを確認します。
ステップ 3 ファンのステータス LED がグリーンに点灯していることを確認します。LED がグリーンに点灯していない場合、1 つまたは複数のファンに障害が発生しています。このような状態が発生した場合は、部品の交換についてカスタマーサービス担当者に連絡してください。
(注) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品を Cisco Systems から直接ご購入された場合は、次の URL にある Technical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html 。