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イーサネット管理ポートのデバッグをイネーブルにするには、EXEC モードで debug fastethernet コマンドを使用します。 デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug fastethernet { af | events | packets }
no debug fastethernet { af | events | packets }
af |
イーサネット管理ポートのソフトウェア アドレス フィルタ デバッグ メッセージを表示します。 |
events |
イーサネット管理ポートのイベント デバッグ メッセージを表示します。 |
packets |
イーサネット管理ポートのパケット デバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
ユーザ EXEC
特権 EXEC
このコマンドが導入されました。 |
The undebug fastethernet { af | events | packets} コマンドは、no debug fastethernet{af| events | packets} コマンドと同じです。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、スタック マスターでのみイネーブルになります。 スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドでスタック マスターからセッションを開始してください。 次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。 最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター スイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
コマンド |
説明 |
---|---|
show debugging |
イネーブルになっているデバッグ タイプに関する情報を表示します。 |
電源コントローラおよび Power over Ethernet(PoE)システムのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug ilpower コマンドを使用します。 デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug ilpower { cdp | controller | event | ha | port | powerman | registries | sense }
no debug ilpower { cdp | controller | event | ha | port | powerman | registries | sense }
cdp |
PoE Cisco Discovery Protocol(CDP)デバッグ メッセージを表示します。 |
controller |
PoE コントローラ デバッグ メッセージを表示します。 |
event |
PoE イベント デバッグ メッセージを表示します。 |
ha |
PoE ハイ アベイラビリティ メッセージを表示します。 |
police |
PoE police デバッグ メッセージを表示します。 |
port |
PoE ポート マネージャ デバッグ メッセージを表示します。 |
powerman |
PoE 電力管理デバッグ メッセージを表示します。 |
registries |
PoE レジストリ デバッグ メッセージを表示します。 |
scp |
PoE SCP デバッグ メッセージを表示します。 |
sense |
PoE sense デバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 またはこの機能が導入されました。 |
このコマンドは、PoE 対応スイッチだけでサポートされています。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、スタック マスターでのみイネーブルになります。 スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、スタック マスターからのセッションを開始できます。 次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。 最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター スイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
インターフェイス関連アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug interface コマンドを使用します。 デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug interface { interface-id | counters { exceptions | protocol memory } | null interface-number | port-channel port-channel-number | states| vlan vlan-id }
no debug interface { interface-id | counters { exceptions | protocol memory } | null interface-number | port-channel port-channel-number | states| vlan vlan-id }
interface-id |
物理インターフェイスの ID。 タイプ スイッチ番号/モジュール番号/ポート(例:gigabitethernet 1/0/2)によって識別される指定された物理ポートのデバッグ メッセージを表示します。 |
null interface-number |
ヌル インターフェイスのデバッグ メッセージを表示します。 インターフェイス番号は常に 0 です。 |
port-channel port-channel-number |
指定された EtherChannel ポートチャネル インターフェイスのデバッグ メッセージを表示します。 port-channel-number は 1 ~ 48 です。 |
vlan vlan-id |
指定した VLAN のデバッグ メッセージを表示します。 指定できる VLAN 範囲は 1 ~ 4094 です。 |
counters |
カウンタ デバッグ情報を表示します。 |
exceptions |
インターフェイス パケットおよびデータ レート統計情報の計算中に回復可能な例外条件が発生したときにデバッグ メッセージを表示します。 |
protocol memory |
プロトコル カウンタのメモリ操作のデバッグ メッセージを表示します。 |
states |
インターフェイスの状態が移行するときに中間のデバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
キーワードを指定しない場合は、すべてのデバッグ メッセージが表示されます。
undebug interface コマンドは、no debug interface コマンドと同じです。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、スタック マスターでのみイネーブルになります。 スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、スタック マスターからのセッションを開始できます。 次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。 最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター スイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
リンク層検出プロトコル(LLDP)パケットのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug lldp packets コマンドを使用します。 デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug lldp packets
no debug lldp packets
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
undebug lldp packets コマンドは、no debug lldp packets コマンドと同じです。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。 スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブ スイッチからのセッションを開始できます。
スイッチのネットワーク モビリティ サービス プロトコル(NMSP)のデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug nmsp コマンドを使用します。 デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug nmsp { all | connection | error | event | message | packet | rx | tx }
no debug nmsp { all | connection | error | event | message | packet | rx | tx }
all |
すべての NMSP デバッグ メッセージを表示します。 |
connection |
NMSP 接続イベントのデバッグ メッセージを表示します。 |
error |
NMSP エラー メッセージのデバッグ情報を表示します。 |
event |
NMSP イベントのデバッグ メッセージを表示します。 |
message |
NMSP メッセージのデバッグ情報を表示します。 |
rx |
NMSP 受信メッセージのデバッグ情報を表示します。 |
tx |
NMSP 送信メッセージのデバッグ情報を表示します。 |
packet |
NMSP パケット イベントのデバッグ メッセージを表示します。 |
デバッグはディセーブルです。
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
undebug nmsp コマンドは、no debug nmsp コマンドと同じです。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、スタック マスターでのみイネーブルになります。 スタック メンバのデバッグをイネーブルにする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、スタック マスターからのセッションを開始できます。 次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。 最初にセッションを開始せずにメンバ スイッチのデバッグをイネーブルにするには、スタック マスター スイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。
ポートのデュプレックス モードで動作するように指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで duplex コマンドを使用します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
duplex { auto | full | half }
no duplex { auto | full | half }
auto |
自動によるデュプレックス設定をイネーブルにします。 接続されたデバイス モードにより、ポートが自動的に全二重モードか半二重モードで動作すべきかを判断します。 |
full |
全二重モードをイネーブルにします。 |
half |
半二重モードをイネーブルにします(10 または 100 Mb/s で動作するインターフェイスに限る)。 1000 または 10,000 Mb/s で動作するインターフェイスに対して半二重モードを設定できません。 |
ファスト イーサネット ポートおよびギガビット イーサネット ポートに対するデフォルトは auto です。
100BASE-x(-x は -BX、-FX、-FX-FE、または -LX)Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールのデフォルトは half です。
二重オプションは、1000BASE-x または 10GBASE-x(-x は -BX、-CWDM、-LX、-SX、または -ZX)SFP モジュールではサポートされていません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
ファスト イーサネット ポートでは、接続された装置がデュプレックス パラメータの自動ネゴシエーションを行わない場合にポートを auto に設定すると、half を指定するのと同じ効果があります。
ギガビット イーサネット ポートでは、接続装置がデュプレックス パラメータを自動ネゴシエートしないときにポートを auto に設定すると、full を指定する場合と同じ効果があります。
(注) |
デュプレックス モードが auto で接続されている装置が半二重で動作している場合、半二重モードはギガビット イーサネット インターフェイスでサポートされます。 ただし、これらのインターフェイスを半二重モードで動作するように設定することはできません。 |
特定のポートを全二重または半二重のいずれかに設定できます。 このコマンドの適用可能性は、スイッチが接続されているデバイスによって異なります。
両方のラインの終端が自動ネゴシエーションをサポートしている場合、デフォルトの自動ネゴシエーションを使用することを強く推奨します。 片方のインターフェイスが自動ネゴシエーションをサポートし、もう片方がサポートしていない場合、両方のインターフェイス上でデュプレックスと速度を設定し、サポートされている側で auto の設定を使用してください。
速度が auto に設定されている場合、スイッチはもう一方のリンクの終端にあるデバイスと速度設定についてネゴシエートし、速度をネゴシエートされた値に強制的に設定します。 デュプレックス設定はリンクの両端での設定が引き継がれますが、これにより、デュプレックス設定に矛盾が生じることがあります。
デュプレックス設定を行うことができるのは、速度が auto に設定されている場合です。
注意 |
インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。 |
設定を確認するには、show interfaces 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、インターフェイスを全二重動作に設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# duplex full
特定の原因またはすべての原因に対して errdisable 検出をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable detect cause コマンドを使用します。 errdisable 検出機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable detect cause { all | arp-inspection | bpduguard shutdown vlan | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | pagp-flap | pppoe-ia-rate-limit | psp shutdown vlan | security-violation shutdown vlan | sfp-config-mismatch }
no errdisable detect cause { all | arp-inspection | bpduguard shutdown vlan | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | pagp-flap | pppoe-ia-rate-limit | psp shutdown vlan | security-violation shutdown vlan | sfp-config-mismatch }
all | すべての errdisable の原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。 |
||
arp-inspection | ダイナミック アドレス解決プロトコル(ARP)インスペクションのエラー検出をイネーブルにします。 |
||
bpduguard shutdown vlan | BPDU ガードで VLAN ごとに errdisable をイネーブルにします。 |
||
dhcp-rate-limit | Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)スヌーピング用のエラー検出をイネーブルにします。 |
||
dtp-flap | ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップのエラー検出をイネーブルにします。 |
||
gbic-invalid | 無効なギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュール用のエラー検出をイネーブルにします。
|
||
inline-power | Power over Ethernet(PoE)の errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。
|
||
l2ptguard | レイヤ 2 プロトコル トンネルの errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。 |
||
link-flap | リンクステートのフラップに対して、エラー検出をイネーブルにします。 |
||
loopback | 検出されたループバックに対して、エラー検出をイネーブルにします。 |
||
pagp-flap | ポート集約プロトコル(PAgP)フラップの errdisable 原因のエラー検出をイネーブルにします。 |
||
pppoe-ia-rate-limit | PPPoE 中継エージェントのレート制限 errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。 |
||
psp shutdown vlan | プロトコル ストーム プロテクション(PSP)のエラー検出をイネーブルにします。 |
||
security-violation shutdown vlan | 音声認識 IEEE 802.1x セキュリティをイネーブルにします。 |
||
sfp-config-mismatch | SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。 |
検出はすべての原因に対してイネーブルです。 VLAN ごとの errdisable を除くすべての原因について、ポート全体をシャットダウンするように設定されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
原因(link-flap、dhcp-rate-limit など)は、errdisable ステートが発生した理由です。 原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステートとなり、リンクダウン ステートに類似した動作ステートとなります。
ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。 ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード、音声認識 802.1x セキュリティ、およびポート セキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN のみをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。
errdisable recovery グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力して、原因の回復メカニズムを設定する場合は、すべての原因がタイムアウトになった時点で、インターフェイスは errdisable ステートから抜け出して、処理を再試行できるようになります。 回復メカニズムを設定しない場合は、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、インターフェイスを手動で errdisable ステートから回復させる必要があります。
プロトコル ストーム プロテクションでは、最大 2 個の仮想ポートについて過剰なパケットがドロップされます。 psp キーワードを使用した仮想ポート エラーのディセーブル化は、EtherChannel インターフェイスおよび Flexlink インターフェイスでサポートされません。
設定を確認するには、show errdisable detect 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、リンクフラップ errdisable 原因に対して errdisable 検出をイネーブルにする方法を示します。
Switch(config)# errdisable detect cause link-flap
次のコマンドでは、VLAN ごとの errdisable ステートで BPDU ガードをグローバルに設定する方法を示します。
Switch(config)# errdisable detect cause bpduguard shutdown vlan
次のコマンドでは、VLAN ごとの errdisable ステートで音声認識 802.1x セキュリティをグローバルに設定する方法を示します。
Switch(config)# errdisable detect cause security-violation shutdown vlan
設定を確認するには、
show errdisable detect 特権 EXEC コマンドを入力します。
着信 VLAN タグ付きパケットのフレームが小さく(67 バイト以下)、設定された最低速度(しきい値)で到着する場合に、任意のスイッチ ポートを errdisable にできるようにするには、スイッチ スタックまたはスタンドアロン スイッチ上で errdisable detect cause small-frame グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable detect cause small-frame
no errdisable detect cause small-frame
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、小さいフレームの着信機能をグローバルにイネーブルにします。 各ポートのしきい値を設定するには、 small violation-rate インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
ポートが自動的に再びイネーブルになるように設定するには、 errdisable recovery cause small-frame グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 回復時間を設定するには、errdisable recovery interval interval グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次の例では、小さい着信フレームが設定されたしきい値で到着すると errdisable モードになるスイッチ ポートをイネーブルにする方法を示します。
Switch(config)# errdisable detect cause small-frame
特定の原因から回復するように errdisable メカニズムをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable recovery cause コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable recovery cause { all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | psp | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld | vmps }
no errdisable recovery cause { all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | l2ptguard | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | psp | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld | vmps }
all |
すべての errdisable の原因から回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
arp-inspection |
アドレス解決プロトコル(ARP)検査による errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにします。 |
||
bpduguard |
ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
channel-misconfig |
EtherChannel 設定の矛盾による errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
dhcp-rate-limit |
DHCP スヌーピング errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
dtp-flap |
ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
gbic-invalid |
ギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュールを無効な errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。
|
||
inline-power |
Power over Ethernet(PoE)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 このキーワードは、PoE ポートを備えたスイッチでのみサポートされています。 |
||
l2ptguard |
レイヤ 2 プロトコル トンネルによる errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにします。 |
||
link-flap |
リンクフラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
loopback |
ループバック errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
mac-limit |
MAC 制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
pagp-flap |
ポート集約プロトコル(PAgP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
port-mode-failure |
ポート モードの変更失敗の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
pppoe-ia-rate-limit |
PPPoE IA レート制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
psecure-violation |
ポート セキュリティ違反ディセーブル ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
psp |
プロトコル ストーム プロテクション(PSP)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
security-violation |
IEEE 802.1x 違反ディセーブル ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
sfp-config-mismatch |
SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。 |
||
storm-control |
ストーム制御エラーから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
udld |
単方向リンク検出(UDLD)errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
||
vmps |
VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。 |
すべての原因に対して回復はディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
原因(all、BDPU ガードなど)は、errdisable ステートが発生した理由として定義されます。 原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステート(リンクダウン ステートに類似した動作ステート)となります。
ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。 BPDU ガード機能およびポートセキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN だけをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。
原因の回復をイネーブルにしない場合、インターフェイスは、shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが入力されるまで errdisable ステートのままです。 原因の回復をイネーブルにした場合、インターフェイスは errdisable ステートから回復し、すべての原因がタイムアウトになったときに処理を再開できるようになります。
原因の回復をイネーブルにしない場合、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、手動でインターフェイスを errdisable ステートから回復させる必要があります。
設定を確認するには、show errdisable recovery 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、BPDU ガード errdisable 原因に対して回復タイマーをイネーブルにする方法を示します。
Switch(config)# errdisable recovery cause bpduguard
小さいフレームが着信してポートが errdisable となった後でポートを自動で再度イネーブルにするための回復タイマーをイネーブルにするには、スイッチ上で errdisable recovery cause small-frame グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable recovery cause small-frame
no errdisable recovery cause small-frame
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
この機能はディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、errdisable ポートの回復タイマーをイネーブルにします。 回復時間を設定するには、errdisable recovery interval インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次の例では、回復タイマーを設定する方法を示します。
Switch(config)# errdisable recovery cause small-frame
errdisable ステートから回復する時間を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable recovery interval コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable recovery interval timer-interval
no errdisable recovery interval timer-interval
timer-interval |
errdisable ステートから回復する時間。 指定できる範囲は 30 ~ 86400 秒です。 すべての原因に同じ間隔が適用されます。 デフォルトの interval は 300 秒です。 |
デフォルトの回復間隔は 300 秒です。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
errdisable recovery のタイマーは、設定された間隔値からランダムな差で初期化されます。 実際のタイムアウト値と設定された値の差は、設定された間隔の 15% まで認められます。
設定を確認するには、show errdisable recovery 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、タイマーを 500 秒に設定する方法を示します。
Switch(config)# errdisable recovery interval 500
インターフェイスの LLDP をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lldp コマンドを使用します。 インターフェイスで LLDP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
lldp { med-tlv-select tlv | receive | tlv-select { 4-wire-power-management | power-management} | transmit }
no lldp { med-tlv-select tlv | receive | tlv-select { 4-wire-power-management | power-management} | transmit }
med-tlv-select | LLDP Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)の Time Length Value(TLV)要素を送信するように選択します。 |
tlv | TLV 要素を特定するストリング。 有効な値は次のとおりです。 |
receive | LLDP 伝送を受信するようにインターフェイスをイネーブルにします。 |
tlv-select | 送信する LLDP TLV を選択します。 |
4-wire-power-management | Cisco 4-wire 電源管理 TLV を送信します。 |
power-management | LLDP 電源管理 TLV を送信します。 |
transmit | インターフェイスで LLDP 伝送をイネーブルにします。 |
サポート対象のインターフェイスで LLDP がイネーブルになっています。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、802.1 メディア タイプでサポートされています。
インターフェイスがトンネル ポートに設定されていると、LLDP は自動的にディセーブルになります。
インターフェイスの LLDP 伝送をディセーブルにする例を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# no lldp transmit
インターフェイスの LLDP 伝送をイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# lldp transmit
インターフェイスで Automatic Medium-Dependent Interface Crossover(Auto MDIX)機能をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで mdix auto コマンドを使用します。 Auto MDIX をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mdix auto
no mdix auto
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
Auto MDIX は、イネーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
Auto MDIX がイネーブルな場合、インターフェイスは自動的に必要なケーブル接続タイプ(ストレートまたはクロス)を検出し、接続を適切に設定します。
インターフェイスの Auto MDIX をイネーブルにする場合は、機能が正常に動作するように、インターフェイス速度とデュプレックスも auto に設定する必要があります。
Auto MDIX が(速度とデュプレックスの自動ネゴシエーションとともに)接続するインターフェイスの一方または両方でイネーブルの場合は、ケーブル タイプ(ストレートまたはクロス)が不正でもリンクがアップします。
Auto-MDIX は、すべての 10/100 および 10/100/1000 Mbps インターフェイス上および 10/100/1000BASE-T/TX Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール インターフェイス上でサポートされます。 1000BASE-SX または 1000BASE-LX SFP モジュール インターフェイスではサポートされません。
インターフェイスの Auto MDIX の動作ステートを確認するにはshow controllers ethernet-controller interface-id phy 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、ポートの Auto MDIX をイネーブルにする方法を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# speed auto Switch(config-if)# duplex auto Switch(config-if)# mdix auto Switch(config-if)# end
インターフェイスにネットワークポリシー プロファイルを適用するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで network-policy コマンドを使用します。 ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
network-policy profile-number
no network-policy
profile-number |
インターフェイスに適用するネットワークポリシー プロファイル番号 |
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
インターフェイスにプロファイルを適用するには、 network-policy profile number インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
最初にネットワークポリシー プロファイルを設定する場合、インターフェイスに switchport voice vlan コマンドを適用できません。 ただし、switchport voice vlan vlan-id がすでにインターフェイス上に設定されている場合、ネットワークポリシー プロファイルをインターフェイス上に適用できます。 その後、インターフェイスは、適用された音声または音声シグナリング VLAN ネットワークポリシー プロファイルを使用します。
次の例では、インターフェイスにネットワークポリシー プロファイル 60 を適用する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# network-policy 60
ネットワークポリシー プロファイルを作成し、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで network-policy profile コマンドを使用します。 ポリシーを削除して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、このコマンドの no 形式を使用します。
network-policy profile profile-number
no network-policy profile profile-number
profile-number |
ネットワークポリシー プロファイル番号。 指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードに入るには、 network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声および音声シグナリング用のプロファイルを作成することができます。
これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。
次の例では、ネットワークポリシー プロファイル 60 を作成する方法を示します。
Switch(config)# network-policy profile 60 Switch(config-network-policy)#
指定したインターフェイスからの接続情報の報告を抑制するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで nmsp attachment suppress コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nmsp attachment suppress
no nmsp attachment suppress
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
ロケーションおよびアタッチメント通知を Cisco Mobility Services Engine(MSE)に送信しないようにインターフェイスを設定するには、nmsp attachment suppress インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次の例では、アタッチメント情報を MSE に送信しないようにインターフェイスを設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# nmsp attachment suppress
インターフェイスの EEE をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power efficient-ethernet auto コマンドを使用します。 インターフェイスで EEE をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
power efficient-ethernet auto
no power efficient-ethernet auto
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
EEE は、ディセーブルにされています。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
低電力アイドル(LPI)モードをサポートするデバイスで EEE をイネーブルにできます。 このようなデバイスは、低い使用率のときに LPI モードを開始して、電力を節約できます。 LPI モードでは、リンクの両端にあるシステムは、特定のサービスをシャット ダウンして、電力を節約できます。 EEE は上位層プロトコルおよびアプリケーションに対して透過的であるように、LPI モードに移行したり、LPI モードから移行する必要があるプロトコルを提供します。
インターフェイスが EEE に対応している場合にのみ、power efficient-ethernet auto コマンドを使用できます。 インターフェイスが EEE に対応しているかどうかを確認するには、show eee capabilities EXEC コマンドを使用します。
EEE がイネーブルの場合、スイッチはリンク パートナーに EEE をアドバタイズし、自動ネゴシエートします。 インターフェイスの現在の EEE ステータスを表示するには、show eee status EXEC コマンドを使用します。
このコマンドにライセンスは必要ありません。
次に、インターフェイスで EEE をイネーブルにする例を示します。
Switch(config-if)# power efficient-ethernet auto Switch(config-if)#
次に、インターフェイスで EEE をディセーブルにする例を示します。
Switch(config-if)# no power efficient-ethernet auto Switch(config-if)#
Power over Ethernet(PoE)ポートで電源管理モードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power inline コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
power inline { auto [ max max-wattage ] | never | static [ max max-wattage ] }
power inline { auto | never | static [ max max-wattage ] }
auto |
受電装置の検出をイネーブルにします。 十分な電力がある場合は、装置の検出後に PoE ポートに電力を自動的に割り当てます。 割り当ては、検出された順序で行われます。 |
max max-wattage |
(任意)ポートに供給される電力を制限します。 指定できる範囲は 4000 ~ 30000 mW です。 値を指定しない場合は、最大電力が供給されます。 |
never |
装置の検出とポートへの電力供給をディセーブルにします。 |
static |
受電装置の検出をイネーブルにします。 スイッチが受電デバイスを検出する前に、ポートへの電力を事前に割り当てます(確保します)。 このアクションによって、インターフェイスに接続されたデバイスで十分な電力を受け取ることができます。 |
デフォルトの設定は auto(イネーブル)です。
最大ワット数は、30,000 mW です。
デフォルトのポート プライオリティは低です。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、LAN Base イメージのみでサポートされています。
このコマンドは、PoE 対応ポートだけでサポートされています。 PoE がサポートされていないポートでこのコマンドを入力すると、次のエラー メッセージが表示されます。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# power inline auto ^ % Invalid input detected at '^' marker.
max max-wattage オプションを使用して、受電デバイスの電力が制限を超えないようにします。 この設定によって、受電デバイスが最大ワット数より多い電力を要求する Cisco Discovery Protocol(CDP)メッセージを送信すると、スイッチはポートへ電力を供給しません。 受電装置の IEEE クラスの最大値が最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。 電力は、グローバル電力バジェットに送られます。
(注) |
power inline max max-wattage コマンドが 30 W 未満に設定されている場合、スイッチは Class 0 または Class 3 装置に電力を供給しません。 |
スイッチが受電デバイスへの電力供給を拒否する場合(受電デバイスが CDP メッセージを通じて制限を超えた電力を要求する場合、または IEEE クラスの最大値が最大ワット数を超えている場合)、PoE ポートは power-deny ステートになります。 スイッチはシステム メッセージを生成し、show power inline 特権 EXEC コマンド出力の Oper カラムに power-deny が表示されます。
ポートに高いプライオリティを与えるには、power inline static max max-wattage コマンドを使用します。 スイッチは、auto モードに設定されたポートに電力を割り当てる前に、static モードに設定されたポートに PoE を割り当てます。 スイッチは、装置検出より優先的に設定されている場合に、スタティック ポートの電力を確保します。 接続された装置がない場合は、ポートがシャットダウン状態か否かに関係なく、スタティック ポートの電力が確保されます。 スイッチは、設定された最大ワット数をポートに割り当てます。その値は、IEEE クラスまたは受電デバイスからの CDP メッセージによって調節されることはありません。 電力が事前割り当てされているので、最大ワット数以下の電力を使用する受電デバイスは、スタティック ポートに接続されていれば電力が保証されます。 ただし、受電デバイスの IEEE クラスが最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。 CDP メッセージを通じて受電デバイスが最大ワット数を超えた量を要求していることをスイッチが認識すると、受電デバイスがシャットダウンします。
ポートが static モードの場合にスイッチが電力を事前割り当てできない場合(たとえば、電力バジェット全体がすでに別の自動ポートまたはスタティック ポートに割り当てられているなど)、次のメッセージが表示されます。Command rejected: power inline static: pwr not available。 ポートの設定は、そのまま変更されません。
power inline auto または power inline static インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してポートを設定すると、ポートは設定された速度とデュプレックス設定を使用して自動ネゴシエーションします。 これは、受電デバイスであるかどうかに関係なく、接続された装置の電力要件を判別するのに必要です。 電力要件が判別された後、スイッチはインターフェイスをリセットすることなく、設定された速度とデュプレックス設定を使用してインターフェイスをハードコードします。
power inline never コマンドを使用してポートを設定する場合、ポートは設定された速度とデュプレックス設定に戻ります。
ポートにシスコ製の受電デバイスが接続されている場合は、power inline never コマンドでポートを設定しないでください。 不正なリンクアップが生じ、ポートが errdisable ステートになる可能性があります。
設定を確認するには、show power inline EXEC コマンドを入力します。
次の例では、スイッチ上で受電デバイスの検出をイネーブルにし、PoE ポートに自動的に電力を供給する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# power inline auto
次の例では、Class 1 または Class 2 の受電デバイスを受け入れるように、スイッチ上で PoE ポートを設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# power inline auto max 7000
次の例では、受電装置の検出をディセーブルにし、スイッチ上で PoE ポートへの電力供給を停止する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# power inline never
電力を供給されているデバイスについて、IEEE 分類で指定された電力量を無効にするには、グローバルまたはインターフェイス コンフィギュレーションで power inline consumption コマンドを使用して、各デバイスで使用されるワット数を指定します。 デフォルトの電力設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
power inline consumption [default] wattage
no power inline consumption [default]
default |
default キーワードは、グローバル コンフィギュレーションでだけ表示されます。 コマンドはキーワードの有無にかかわらず、同じ結果が得られます。 |
wattage |
スイッチがポート用に確保する電力を指定します。 指定できる範囲は 4000 ~ 15400 mW です。 |
Power over Ethernet(PoE)ポートのデフォルトの電力は 15400 mW です。
グローバル コンフィギュレーション
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、LAN Base イメージのみでサポートされています。
シスコの受電デバイスが PoE ポートに接続されている場合、スイッチは Cisco Discovery Protocol(CDP)を使用して装置が消費する CDP 独自の電力量を決定し、CDP メッセージに基づいて電力バジェットを調整します。 これに従って、スイッチは電力バジェットを調整します。 この機能は、IEEE サードパーティの受電デバイスには適用されません。 この装置の場合、スイッチが電力要求を許可したときに、受電装置の IEEE 分類に応じて電力バジェットを調整します。 受電デバイスが Class 0(クラス ステータスは不明)または Class 3 である場合、CDP 独自で必要な電力量に関係なく、スイッチはポート用に 15400 mW の電力を確保します。
受電デバイスが CDP 固有の消費よりも高いクラスを報告してきたり、または電力分類(デフォルトはクラス 0)をサポートしていない場合、スイッチは IEEE クラス情報を使用してグローバル電力バジェットを追跡するため、電力供給できるデバイスが少なくなります。
PoE+ では、受電デバイスが最大 30 W の電力ネゴシエーションのために、Media Dependent Interface(MDI)の Type, Length, and Value description(TLV)、Power-via-MDA TLV で IEEE 802.3at および LLDP 電源を使用します。 シスコの先行標準受電デバイスおよび IEEE 受電デバイスでは、CDP または IEEE 802.3at power-via-MDI 電力ネゴシエーション メカニズムにより最大 30 W の電力レベルを要求できます。
(注) |
クラス 0、クラス 3、およびクラス 4 の受電デバイスの初期割り当ては 15.4 W です。 装置が起動し、CDP または LLDP を使用して 15.4 W を超える要求を送信する場合、最大 30 W を割り当てることができます。 |
power inline consumption wattage コンフィギュレーション コマンドを使用することで、IEEE 分類のデフォルトの電力要件を無効にできます。 IEEE 分類で指定された電力と実際に装置が必要とする電力の差は、追加の装置が使用するためグローバル電力バジェットに入れられます。 したがって、スイッチの電力バジェットを拡張してもっと効率的に使用できます。
power inline consumption wattage コンフィギュレーション コマンドを入力する前に、power inline police [action log] インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してリアルタイムの電力消費のポリシングをイネーブルにすることを推奨します。
注意 |
慎重にスイッチの電力バジェットを計画し、電源装置がオーバーサブスクライブ状態にならないようにしてください。 |
power inline consumption default wattage または no power inline consumption default グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力する、あるいは power inline consumption wattage または no power inline consumption インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力すると、次の注意メッセージが表示されます。
%CAUTION: Interface Gi1/0/1: Misconfiguring the 'power inline consumption/allocation' command may cause damage to the switch and void your warranty. Take precaution not to oversubscribe the power supply. It is recommended to enable power policing if the switch supports it. Refer to documentation.
(注) |
手動で電力バジェットを設定する場合、スイッチと受電デバイスの間のケーブルでの電力消失を考慮する必要があります。 |
IEEE 分類に関する詳細については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring Interface Characteristics」の章を参照してください。
このコマンドは、PoE 対応ポートだけでサポートされています。 PoE をサポートしていないスイッチまたはポートでこのコマンドを入力すると、エラー メッセージが表示されます。
スイッチ スタックでは、このコマンドは PoE をサポートしているスタックの全スイッチまたはポートでサポートされます。
設定を確認するには、show power inline consumption 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、グローバル コンフィギュレーション モードでコマンドを使用して、各 PoE ポートに 5000 mW の電力を確保するようスイッチを設定する方法を示します。
Switch(config)# power inline consumption default 5000
%CAUTION: Interface Gi1/0/1: Misconfiguring the 'power inline consumption/allocation' command may cause damage to the switch and void your warranty. Take precaution not to oversubscribe the power supply.
It is recommended to enable power policing if the switch supports it.
Refer to documentation.
次の例では、インターフェイス コンフィギュレーション モードでコマンドを使用して、特定の PoE ポートに接続されている受電デバイスに 12000 mW の電力を確保するようスイッチを設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# power inline consumption 12000 %CAUTION: Interface Gi1/0/2: Misconfiguring the 'power inline consumption/allocation' command may cause damage to the switch and void your warranty. Take precaution not to oversubscribe the power supply. It is recommended to enable power policing if the switch supports it. Refer to documentation.
受電デバイスでリアルタイム電力消費のポリシングをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power inline police コマンドを使用します。 この設定をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
power inline police [ action { errdisable | log } ]
no power inline police
action errdisable |
(任意)リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、ポートへの電力をオフにするよう、スイッチを設定します。 これがデフォルトのアクションになります。 |
action log |
(任意)リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、接続されているデバイスへの電力を供給しながら、スイッチが Syslog メッセージを生成するように設定します。 |
受電デバイスのリアルタイムの電力消費のポリシングは、ディセーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、LAN Base イメージのみでサポートされています。
このコマンドは、Power of Ethernet(PoE)対応ポートのみでサポートされています。 PoE をサポートしていないスイッチまたはポートでこのコマンドを入力すると、エラー メッセージが表示されます。
スイッチ スタックでは、このコマンドは、PoE およびリアルタイム電力消費モニタリングをサポートしているスタックの全スイッチまたはポートでサポートされます。
リアルタイムの電力消費のポリシングがイネーブルである場合、受電デバイスが割り当てられた最大電力より多くの量を消費すると、スイッチが対処します。
PoE がイネーブルである場合、スイッチは受電デバイスのリアルタイムの電力消費を検知します。 この機能は、パワー モニタリングまたはパワー センシングといわれます。 また、スイッチはパワー ポリシング機能を使用して消費電力をポリシングします。
パワー ポリシングがイネーブルである場合、スイッチは次の順のいずれかの方式で PoE ポートのカットオフ電力として、これらの値の 1 つを使用します。
カットオフ電力量の値を手動で設定しない場合、スイッチは、CDP 電力ネゴシエーションまたはデバイスの IEEE 分類と LLDP 電力ネゴシエーションを使用して自動的に値を決定します。 CDP または LLDP がイネーブルでない場合は、デフォルト値の 30 W が適用されます。 ただし、CDP または LLDP がない場合は、15400 ~ 30000 mW の値が CDP 要求または LLDP 要求だけに基づいて割り当てられるため、装置で 15.4 W を超える電力の消費がスイッチから許可されません。 受電デバイスが CDP または LLDP のネゴシエーションなしに 15.4 W を超える電力を消費する場合、装置は最大電流 Imax の制限に違反し、最大値を超える電流が供給されるという Icut 障害が発生する可能性があります。 再び電源を入れるまで、ポートは障害状態のままになります。 ポートで継続的に 15.4 W を超える電力が給電される場合、このサイクルが繰り返されます。
PoE+ ポートに接続されている受電デバイスが再起動し、電力 TLV で CDP パケットまたは LLDP パケットが送信される場合、スイッチは最初のパケットの電力ネゴシエーション プロトコルをロックし、その他のプロトコルからの電力要求に応答しません。 たとえば、スイッチが CDP にロックされている場合、LLDP 要求を送信する装置に電力を供給しません。 スイッチが CDP にロックされた後で CDP がディセーブルになった場合、スイッチは LLDP 電源要求に応答せず、アクセサリの電源がオンにならなくなります。 この場合、受電デバイスを再起動する必要があります。
パワー ポリシングがイネーブルである場合、スイッチはリアルタイムの電力消費を PoE ポートに割り当てられた最大電力と比較して、消費電力をポリシングします。 装置が最大電力割り当て(またはカットオフ電力)を超える電力をポートで使用している場合、スイッチでは、ポートへの電力供給がオフにされるか、または装置に電力を供給しながらスイッチは Syslog メッセージが生成して LED(ポート LED はオレンジ色に点滅)を更新します。
action log キーワードを入力しない場合のデフォルトのアクションは、ポートのシャット ダウン、ポートへの電力供給のオフ、およびポートを PoE errdisable ステートに移行、になります。 PoE ポートを errdisable ステートから自動的に回復するよう設定するには、errdisable detect cause inline-power グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、PoE 原因に対する errdisable 検出をイネーブルにして、errdisable recovery cause inline-power interval interval グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、PoE errdisable 原因の回復タイマーをイネーブルにします。
注意 |
ポリシングがディセーブルである場合、受電デバイスがポートに割り当てられた最大電力より多くの量を消費しても対処されないため、スイッチに悪影響を与える場合があります。 |
設定を確認するには、show power inline police 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、電力消費のポリシングをイネーブルにして、スイッチの PoE ポートで Syslog メッセージを生成するようスイッチを設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# power inline police action log
インターフェイスの EEE 情報を表示するには、EXEC モードで show eee コマンドを使用します。
show eee { counters | capabilities interface interface-id | status interface interface-id }
counters | EEE カウンタを表示します。 |
capabilities | 指定インターフェイスの EEE 機能を表示します。 |
status | 指定したインターフェイスの EEE ステータス情報を表示します。 |
interface interface-id | EEE 機能またはステータス情報を表示するためのインターフェイスを指定します。 |
なし
ユーザ EXEC
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
低電力アイドル(LPI)モードをサポートするデバイスで EEE をイネーブルにできます。 このようなデバイスは、低い電力使用率のときに LPI モードを開始して、電力を節約できます。 LPI モードでは、リンクの両端にあるシステムは、特定のサービスをシャット ダウンして、電力を節約できます。 EEE は上位層プロトコルおよびアプリケーションに対して透過的であるように、LPI モードに移行したり、LPI モードから移行する必要があるプロトコルを提供します。
インターフェイスが EEE に対応しているかどうかを確認するには、show eee capabilities コマンドを使用します。 power efficient-ethernet auto インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、EEE に対応しているインターフェイスで EEE をイネーブルにできます。
インターフェイスの EEE ステータス、LPI ステータス、および wake エラー カウント情報を表示するには、show eee status コマンドを使用します。
次の例では、show eee counters コマンドの出力を示します。
Switch# show eee counters
ASIC #0
---- ---
LP Active 1G : 0
LP Transitioning 1G : 0
LP Active Tx 100M : 0
LP Transitioning Tx 100M : 0
LP Active Rx 100M : 0
LP Transitioning Rx 100M : 0
ASIC #1
---- ---
LP Active 1G : 0
LP Transitioning 1G : 0
LP Active Tx 100M : 0
LP Transitioning Tx 100M : 0
LP Active Rx 100M : 0
LP Transitioning Rx 100M : 0
次の例では、EEE がイネーブルのインターフェイスの show eee capabilities コマンドの出力を示します。
Switch# show eee capabilities interface gigabitethernet1/0/1
Gi1/0/1
EEE(efficient-ethernet): yes (100-Tx and 1000T auto)
Link Partner : yes (100-Tx and 1000T auto)
次の例では、EEE がイネーブルでないインターフェイスの show eee capabilities コマンドの出力を示します。
Switch# show eee capabilities interface gigabitethernet2/0/1
Gi2/0/1
EEE(efficient-ethernet): no
Link Partner : n/a
次の例では、EEE がイネーブルで機能しているインターフェイスの show eee status コマンドの出力を示します。 次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
Switch# show eee status interface gigabitethernet1/0/4
Gi1/0/4 is up
EEE(efficient-ethernet): Operational
Rx LPI Status : Received
Tx LPI Status : Received
次の例では、EEE が機能していて、ポートが節電モードであるインターフェイスの show eee status コマンドの出力を示します。
Switch# show eee status interface gigabitethernet1/0/3
Gi1/0/3 is up
EEE(efficient-ethernet): Operational
Rx LPI Status : Low Power
Tx LPI Status : Low Power
Wake Error Count : 0
次の例では、リモート リンク パートナーが EEE と互換性がないために、EEE がイネーブルでないインターフェイスの show eee status コマンドの出力を示します。
Switch# show eee status interface gigabitethernet1/0/3
Gi1/0/3 is down
EEE(efficient-ethernet): Disagreed
Rx LPI Status : None
Tx LPI Status : None
Wake Error Count : 0
EEE Enabled (ASIC) : no
Tx LPI Active (ASIC) : no
Rx LPI Detected (ASIC) : no
ファン、温度、冗長電源システム(RPS)の可用性、および電源情報を表示するには、EXEC モードで show env コマンドを使用します。
show env { all | fan | power [ all | switch [ stack-member-number ] ] | rps | stack [ stack-member-number ] | temperature [ status ] }
all |
ファンと温度環境の状態、および、内部電源と RPS の状態を表示します。 |
fan |
スイッチのファンの状態を表示します。 |
power |
アクティブ スイッチの内部電源の状態を表示します。 |
all |
(任意)スイッチでコマンドが入力された場合、スタンドアロン スイッチのすべての内部電源の状態が表示されます。スタック マスターでコマンドが入力された場合は、すべてのスタック メンバのすべての内部電源の状態が表示されます。 |
switch |
(任意)スタック内の各スイッチまたは指定したスイッチの内部電源装置のステータスを表示します。 このキーワードは、スタック構成対応スイッチでだけ使用できます。 |
stack-member-number |
(任意)内部電源または環境ステータスの状態を表示するスタック メンバの数。 指定できる範囲は 1 ~ 8 です。 |
rps |
RPS のステータスを表示します。 |
stack |
スタックの各スイッチまたは指定されたスイッチのすべての環境ステータスを表示します。 このキーワードは、スタック構成対応スイッチでだけ使用できます。 |
temperature |
スイッチの温度ステータスを表示します。 |
status |
(任意)スイッチの内部温度(外部温度ではなく)およびしきい値を表示します。 |
なし
ユーザ EXEC
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
アクセスされているスイッチ(スタンドアロン スイッチまたはスタック マスター)の情報を表示するには、show env EXEC コマンドを使用します。 stack および switch キーワードとともにこのコマンドを使用すると、スタックまたは指定されたスタック メンバのすべての情報が表示されます。
show env temperature status コマンドを入力する場合、コマンド出力はスイッチ温度ステートおよびしきい値レベルを示します。
スイッチ温度状態を表示するためには、show env temperature コマンドも使用できます。 コマンド出力では、GREEN および YELLOW ステートを OK と表示し、RED ステートを FAULTY と表示します。 show env all コマンドを入力する場合、コマンド出力は show env temperature status コマンド出力と同じです。
次の例では、show env all コマンドの出力を示します。
Switch# show env all
FAN PS-1 is OK
FAN PS-2 is NOT PRESENT
SYSTEM TEMPERATURE is OK
System Temperature Value: 41 Degree Celsius
System Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 66 Degree Celsius
Red Threshold : 76 Degree Celsius
POWER SUPPLY 1A TEMPERATURE: OK
POWER SUPPLY 1B TEMPERATURE: Not Present
SW PID Serial# Status Sys Pwr PoE Pwr Watts
--- ------------------ ---------- --------------- ------- ------- -----
1A PWR-1RUC2-1025WAC DCB1636C003 OK Good Good 250/775
1B Not Present
SW Status RPS Name RPS Serial# RPS Port#
-- ------------- ---------------- ----------- ---------
1 Not Present <>
次の例では、show env fan コマンドの出力を示します。
Switch# show env fan
FAN PS-1 is OK
FAN PS-2 is NOT PRESENT
次の例では、スタック マスターでの show env power all コマンドの出力を示します。
Switch# show env power all
SW PID Serial# Status Sys Pwr PoE Pwr Watts
--- ------------------ ---------- --------------- ------- ------- -----
1A PWR-1RUC2-1025WAC DCB1636C003 OK Good Good 250/775
1B Not Present
次の例では、スタック マスターでの show env stack コマンドの出力を示します。
Switch# show env stack
SWITCH: 1
PS-FAN1 is OK
PS-FAN2 is NOT PRESENT
TEMPERATURE is OK
Temperature Value: 41 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 66 Degree Celsius
Red Threshold : 76 Degree Celsius
POWER is OK
RPS is NOT PRESENT
次の例では、スタンドアロン スイッチで温度値、ステート、およびしきい値を表示する方法を示します。 表に、コマンド出力での温度ステートの説明を示します。
Switch# show env stack
System Temperature Value: 41 Degree Celsius
System Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 66 Degree Celsius
Red Threshold : 76 Degree Celsius
状態 |
説明 |
---|---|
GREEN |
スイッチの温度が正常な動作範囲にあります。 |
YELLOW |
温度が警告範囲にあります。 スイッチの外の周辺温度を確認する必要があります。 |
RED |
温度がクリティカル範囲にあります。 温度がこの範囲にある場合、スイッチが正常に実行されない可能性があります。 |
errdisable 検出ステータスを表示するには、EXEC モードで show errdisable detect コマンドを使用します。
show errdisable detect
なし
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
gbic-invalid エラーの理由は、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを意味します。
コマンド出力内の errdisable の理由がアルファベット順に表示されます。 Mode 列は、errdisable が機能ごとにどのように設定されているかを示します。
次の例では、 show errdisable detect コマンドの出力を示します。
Switch> show errdisable detect
ErrDisable Reason Detection Mode
----------------- --------- ----
arp-inspection Enabled port
bpduguard Enabled port
channel-misconfig (STP) Enabled port
community-limit Enabled port
dhcp-rate-limit Enabled port
dtp-flap Enabled port
gbic-invalid Enabled port
iif-reg-failure Enabled port
inline-power Enabled port
invalid-policy Enabled port
l2ptguard Enabled port
link-flap Enabled port
loopback Enabled port
lsgroup Enabled port
mac-limit Enabled port
pagp-flap Enabled port
port-mode-failure Enabled port
pppoe-ia-rate-limit Enabled port
psecure-violation Enabled port/vlan
security-violation Enabled port
sfp-config-mismatch Enabled port
sgacl_limitation Enabled port
small-frame Enabled port
storm-control Enabled port
udld Enabled port
vmps Enabled port
psp Enabled port
errdisable 回復タイマー情報を表示するには、EXEC モードで show errdisable recovery コマンドを使用します。
show errdisable recovery
なし
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
gbic-invalid error-disable の理由は、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)インターフェイスを意味します。
(注) |
unicast-flood フィールドは、出力に表示はされますが無効です。 |
次の例では、 show errdisable recovery コマンドの出力を示します。
Switch> show errdisable recovery
ErrDisable Reason Timer Status
----------------- --------------
arp-inspection Disabled
bpduguard Disabled
channel-misconfig (STP) Disabled
dhcp-rate-limit Disabled
dtp-flap Disabled
gbic-invalid Disabled
inline-power Disabled
l2ptguard Disabled
link-flap Disabled
mac-limit Disabled
loopback Disabled
pagp-flap Disabled
port-mode-failure Disabled
pppoe-ia-rate-limit Disabled
psecure-violation Disabled
security-violation Disabled
sfp-config-mismatch Disabled
small-frame Disabled
storm-control Disabled
udld Disabled
vmps Disabled
psp Disabled
Timer interval: 300 seconds
Interfaces that will be enabled at the next timeout:
すべてのインターフェイスまたは指定したインターフェイスの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id | vlan vlan-id ] [ accounting | capabilities [ module number ] | debounce | description | etherchannel | flowcontrol | pruning | stats | status [ err-disabled ] | trunk ]
interface-id | (任意)インターフェイスの ID です。 有効なインターフェイスには、物理ポート(タイプ、スタック構成可能なスイッチのスタック メンバ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルが含まれます。 指定できるポート チャネルは 1 ~ 48 です。 |
||
vlan vlan-id | (任意)VLAN ID です。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
||
accounting | (任意)インターフェイスのアカウント情報(アクティブ プロトコル、入出力のパケット、オクテットを含む)を表示します。
|
||
capabilities | (任意)すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの性能(機能、インターフェイス上で設定可能なオプションを含む)を表示します。 このオプションはコマンドラインのヘルプに表示されますが、VLAN ID に使用できません。 |
||
module number | (任意)スイッチまたは指定されたスタック メンバーのすべてのインターフェイスの機能を表示します。 指定できる範囲は 1 ~ 8 です。 このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。 |
||
debounce | (任意)インターフェイスのポート デバウンス タイマー情報を表示します。 |
||
description | (任意)特定のインターフェイスに設定された管理ステータスおよび説明を表示します。 |
||
etherchannel | (任意)インターフェイス EtherChannel 情報を表示します。 |
||
flowcontrol | (任意)インターフェイスのフロー制御情報を表示します。 |
||
mtu | (任意)各インターフェイスまたは指定されたインターフェイスに対応する MTU を表示します。 |
||
pruning | (任意)インターフェイスのトランク VTP プルーニング情報を表示します。 |
||
stats | (任意)インターフェイスのパスを切り替えることによる入出力パケットを表示します。 |
||
status | (任意)インターフェイスのステータスを表示します。 Type フィールドの unsupported のステータスは、他社製の Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールがモジュール スロットに装着されていることを示しています。 |
||
err-disabled | (任意)errdisable ステートのインターフェイスを表示します。 |
||
trunk | (任意)インターフェイス トランク情報を表示します。 インターフェイスを指定しない場合は、アクティブなトランキング ポートの情報だけが表示されます。 |
(注) |
crb、fair-queue、irb、mac-accounting、precedence、random-detect、および rate-limit、 キーワードはサポートされていません。 |
なし
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、スタック メンバ 3 のインターフェイスに対する show interfaces コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet3/0/2
GigabitEthernet3/0/2 is down, line protocol is down (notconnect)
Hardware is Gigabit Ethernet, address is 2037.064d.4381 (bia 2037.064d.4381)
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit/sec, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Auto-duplex, Auto-speed, media type is 10/100/1000BaseTX
input flow-control is off, output flow-control is unsupported
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/2000/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 multicasts)
0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 watchdog, 0 multicast, 0 pause input
0 input packets with dribble condition detected
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 1 interface resets
0 unknown protocol drops
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier, 0 pause output
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
次の例では、show interfaces accounting コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces accounting
Vlan1
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
IP 382021 29073978 41157 20408734
ARP 981 58860 179 10740
FastEthernet0
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Other 4 276 0 0
Spanning Tree 41 2132 0 0
CDP 5 2270 10 4318
GigabitEthernet1/0/1
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
GigabitEthernet1/0/2
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
GigabitEthernet1/0/3
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Other 0 0 226505 14949330
Spanning Tree 679120 40747200 0 0
CDP 22623 10248219 22656 10670858
DTP 45226 2713560 0 0
GigabitEthernet1/0/4
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
GigabitEthernet1/0/5
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
GigabitEthernet1/0/6
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
<output truncated>
次の例では、インターフェイスの show interfaces capabilities コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/1 capabilities
GigabitEthernet1/0/1
Model: WS-C2960XR-24PD-I
Type: 10/100/1000BaseTX
Speed: 10,100,1000,auto
Duplex: half,full,auto
Trunk encap. type: 802.1Q
Trunk mode: on,off,desirable,nonegotiate
Channel: yes
Broadcast suppression: percentage(0-100)
Flowcontrol: rx-(off,on,desired),tx-(none)
Fast Start: yes
QoS scheduling: rx-(not configurable on per port basis),
tx-(4q3t) (3t: Two configurable values and one fixed.)
CoS rewrite: yes
ToS rewrite: yes
UDLD: yes
Inline power: yes
SPAN: source/destination
PortSecure: yes
Dot1x: yes
次の例では、description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスを Connects to Marketing として指定した場合の show interfaces interface description コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/2 description
Interface Status Protocol Description
Gi1/0/2 up down Connects to Marketing
次の例では、スイッチにポート チャネルが設定されている場合の show interfaces etherchannel コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces etherchannel
----
Port-channel34:
Age of the Port-channel = 28d:18h:51m:46s
Logical slot/port = 12/34 Number of ports = 0
GC = 0x00000000 HotStandBy port = null
Passive port list =
Port state = Port-channel L3-Ag Ag-Not-Inuse
Protocol = -
Port security = Disabled
次の例では、VTP ドメイン内でプルーニングがイネーブルの場合の show interfaces interface-id pruning コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/2 pruning
Port Vlans pruned for lack of request by neighbor
Gi1/0/2 3,4
Port Vlans traffic requested of neighbor
Gi1/0/2 1-3
次の例では、指定した VLAN インターフェイスの show interfaces stats コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces vlan 1 stats
Switching path Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Processor 1165354 136205310 570800 91731594
Route cache 0 0 0 0
Total 1165354 136205310 570800 91731594
次の例では、show interfaces status コマンドの出力の一部を示します。 すべてのインターフェイスのステータスが表示されます。
Switch# show interfaces status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Gi1/0/1 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/2 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/3 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/4 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/5 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/6 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/7 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi1/0/8 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
<output truncated>
次の例では、show interfaces interface-id status コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/20 status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Gi1/0/20 notconnect 1 auto auto 10/100/1000Ba
seTX
次の例では、show interfaces status err-disabled コマンドの出力を示します。 errdisable ステートのインターフェイスのステータスを表示します。
Switch# show interfaces status err-disabled
Port Name Status Reason
Gi1/0/2 err-disabled gbic-invalid
Gi2/0/3 err-disabled dtp-flap
次の例では、show interfaces interface-id pruning コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/2 pruning
Port Vlans pruned for lack of request by neighbor
次の例では、show interfaces interface-id trunk コマンドの出力を示します。 ポートのトランキング情報が表示されます。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/1 trunk
Port Mode Encapsulation Status Native vlan
Gi1/0/1 on 802.1q other 10
Port Vlans allowed on trunk
Gi1/0/1 none
Port Vlans allowed and active in management domain
Gi1/0/1 none
Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
Gi1/0/1 none
スイッチまたは特定のインターフェイスのさまざまなカウンタを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces counters コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id ] counters [ errors | etherchannel | module stack-member-number | protocol status | trunk ]
interface-id | (任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、スタック メンバ(スタック構成可能なスイッチのみ)、モジュール、ポート番号を含む)。 |
||
errors | (任意)エラー カウンタを表示します。 |
||
etherchannel | (任意)送受信されたオクテット、ブロードキャスト パケット、マルチキャスト パケット、およびユニキャスト パケットなど、EtherChannel カウンタを表示します。 |
||
module stack-member-number | (任意)指定されたスタック メンバのカウンタを表示します。 指定できる範囲は 1 ~ 8 です。
|
||
protocol status | (任意)インターフェイスでイネーブルになっているプロトコルのステータスを表示します。 |
||
trunk | (任意)トランク カウンタを表示します。 |
(注) |
vlan vlan-id キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングには表示されますが、サポートされていません。 |
なし
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
キーワードを入力しない場合は、すべてのインターフェイスのすべてのカウンタが表示されます。
次の例では、show interfaces counters コマンドの出力の一部を示します。 スイッチのすべてのカウンタが表示されます。
Switch# show interfaces counters
Port InOctets InUcastPkts InMcastPkts InBcastPkts
Gi1/0/1 0 0 0 0
Gi1/0/2 0 0 0 0
Gi1/0/3 95285341 43115 1178430 1950
Gi1/0/4 0 0 0 0
<output truncated>
次の例では、スタック メンバ 2 の show interfaces counters module コマンドの出力の一部を示します。 スタック内で指定されたスイッチのすべてのカウンタが表示されます。
Switch# show interfaces counters module 2
Port InOctets InUcastPkts InMcastPkts InBcastPkts
Gi1/0/1 520 2 0 0
Gi1/0/2 520 2 0 0
Gi1/0/3 520 2 0 0
Gi1/0/4 520 2 0 0
<output truncated>
次の例では、すべてのインターフェイスに対する show interfaces counters protocol status コマンドの出力の一部を示します。
Switch# show interfaces counters protocol status
Protocols allocated:
Vlan1: Other, IP
Vlan20: Other, IP, ARP
Vlan30: Other, IP, ARP
Vlan40: Other, IP, ARP
Vlan50: Other, IP, ARP
Vlan60: Other, IP, ARP
Vlan70: Other, IP, ARP
Vlan80: Other, IP, ARP
Vlan90: Other, IP, ARP
Vlan900: Other, IP, ARP
Vlan3000: Other, IP
Vlan3500: Other, IP
GigabitEthernet1/0/1: Other, IP, ARP, CDP
GigabitEthernet1/0/2: Other, IP
GigabitEthernet1/0/3: Other, IP
GigabitEthernet1/0/4: Other, IP
GigabitEthernet1/0/5: Other, IP
GigabitEthernet1/0/6: Other, IP
GigabitEthernet1/0/7: Other, IP
GigabitEthernet1/0/8: Other, IP
GigabitEthernet1/0/9: Other, IP
GigabitEthernet1/0/10: Other, IP, CDP
<output truncated>
次の例では、show interfaces counters trunk コマンドの出力を示します。 すべてのインターフェイスのトランク カウンタが表示されます。
Switch# show interfaces counters trunk
Port TrunkFramesTx TrunkFramesRx WrongEncap
Gi1/0/1 0 0 0
Gi1/0/2 0 0 0
Gi1/0/3 80678 0 0
Gi1/0/4 82320 0 0
Gi1/0/5 0 0 0
<output truncated>
ポート ブロッキング、ポート保護設定など、スイッチング(非ルーティング)ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces switchport コマンドで使用します。
show interfaces [ interface-id ] switchport [ backup [ detail ] | module number ]
interface-id |
(任意)インターフェイスの ID です。 有効なインターフェイスには、物理ポート(タイプ、スタック構成可能なスイッチのスタック メンバ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルが含まれます。 指定できるポート チャネルは 1 ~ 48 です。 |
backup |
(任意)指定したインターフェイスまたはすべてのインターフェイスの Flex Link バックアップ インターフェイス コンフィギュレーションを表示します。 |
detail |
(任意)スイッチまたはスタック上の指定したインターフェイスまたはすべてのインターフェイスの詳細なバックアップ情報を表示します。 |
module number |
(任意)スイッチまたは指定されたスタック メンバのすべてのインターフェイスのスイッチポート設定を表示します。 指定できる範囲は 1 ~ 8 です。 このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。 |
なし
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
スタックのスイッチ上のすべてのインターフェイスのスイッチ ポート特性を表示するには、show interface switchport module number コマンドを使用します。 スタック内に該当するモジュール番号を持つスイッチがない場合、出力はありません。
(注) |
プライベート VLAN はこのリリースではサポートされないので、フィールドは適用されません。 |
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/1 switchport
Name: Gi1/0/1
Switchport: Enabled
Administrative Mode: trunk
Operational Mode: down
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Negotiation of Trunking: On
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 10 (VLAN0010)
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Voice VLAN: none
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk associations: none
Administrative private-vlan trunk mappings: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: 11-20
Pruning VLANs Enabled: 2-1001
Capture Mode Disabled
Capture VLANs Allowed: ALL
Protected: false
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
Appliance trust: none
フィールド |
説明 |
---|---|
Name |
ポート名を表示します。 |
Switchport |
ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。 この出力の場合、ポートはスイッチポート モードです。 |
Administrative Mode Operational Mode |
管理モードおよび動作モードを表示します。 |
Administrative Trunking Encapsulation Operational Trunking Encapsulation Negotiation of Trunking |
管理上および運用上のカプセル化方式、およびトランキング ネゴシエーションがイネーブルかどうかを表示します。 |
Access Mode VLAN |
ポートを設定する VLAN ID を表示します。 |
Trunking Native Mode VLAN Trunking VLANs Enabled Trunking VLANs Active |
ネイティブ モードのトランクの VLAN ID を一覧表示します。 トランク上の許可 VLAN を一覧表示します。 トランク上のアクティブ VLAN を一覧表示します。 |
Pruning VLANs Enabled |
プルーニングに適格な VLAN を一覧表示します。 |
Protected |
インターフェイス上で保護ポートがイネーブル(True)であるかまたはディセーブル(False)であるかを表示します。 |
Unknown unicast blocked Unknown multicast blocked |
不明なマルチキャストおよび不明なユニキャスト トラフィックがインターフェイス上でブロックされているかどうかを表示します。 |
Voice VLAN |
音声 VLAN がイネーブルである VLAN ID を表示します。 |
Appliance trust |
IP Phone のデータ パケットのサービス クラス(CoS)設定を表示します。 |
次の例では、 show interfaces switchport backup コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces switchport backup Switch Backup Interface Pairs: Active Interface Backup Interface State -------------------------------------------------------------- Gi1/0/1 Gi1/0/2 Active Up/Backup Standby Gi3/0/3 Gi4/0/5 Active Down/Backup Up Po1 Po2 Active Standby/Backup Up
show interfaces switchport backup コマンドからの出力例では、スイッチに VLAN 1 ~ 50、60、および 100 ~ 120 が設定されています。
Switch(config)# interface gigabitethernet 2/0/6 Switch(config-if)# switchport backup interface gigabitethernet 2/0/8 prefer vlan 60,100-120
両方のインターフェイスが動作中の場合は、Gi2/0/8 が VLAN 60 および VLAN 100 ~ 120 のトラフィックを転送し、Gi2/0/6 が VLAN 1 ~ 50 のトラフィックを転送します。
Switch# show interfaces switchport backup Switch Backup Interface Pairs: Active Interface Backup Interface State ------------------------------------------------------------------------ GigabitEthernet2/0/6 GigabitEthernet2/0/8 Active Up/Backup Up Vlans on Interface Gi 2/0/6: 1-50 Vlans on Interface Gi 2/0/8: 60, 100-120
Flex Link インターフェイスがダウンすると(LINK_DOWN)、このインターフェイスで優先される VLAN は、Flex Link ペアのピア インターフェイスに移動します。 この例では、インターフェイス Gi2/0/6 がダウンして、Gi2/0/8 が Flex Link ペアのすべての VLAN を引き継ぎます。
Switch# show interfaces switchport backup Switch Backup Interface Pairs: Active Interface Backup Interface State ------------------------------------------------------------------------ GigabitEthernet2/0/6 GigabitEthernet2/0/8 Active Down/Backup Up Vlans on Interface Gi 2/0/6: Vlans on Interface Gi 2/0/8: 1-50, 60, 100-120
Flex Link インターフェイスがアップになると、このインターフェイスで優先される VLAN はピア インターフェイスでブロックされ、アップしたインターフェイスでフォワーディング ステートになります。 この例では、インターフェイス Gi2/0/6 がアップになると、このインターフェイスで優先される VLAN はピア インターフェイス Gi2/0/8 でブロックされ、Gi2/0/6 で転送されます。
Switch# show interfaces switchport backup Switch Backup Interface Pairs: Active Interface Backup Interface State ------------------------------------------------------------------------ GigabitEthernet2/0/6 GigabitEthernet2/0/8 Active Up/Backup Up Vlans on Interface Gi 2/0/6: 1-50 Vlans on Interface Gi 2/0/8: 60, 100-120
SFP モジュール インターフェイスの物理インターフェイスを表示するには、EXEC モードで show interfaces transceiver コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id ] transceiver [ detail | module number | properties | supported-list | threshold-table ]
interface-id |
(任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、スタック メンバ(スタック構成可能なスイッチのみ)、モジュール、ポート番号を含む)。 |
detail |
(任意)(スイッチにインストールされている場合)Digital Optical Monitoring(DoM)対応トランシーバの高低値やアラーム情報などの、調整プロパティを表示します。 |
module number |
(任意)スイッチのモジュールのインターフェイスへの表示を制限します。 指定できる範囲は 1 ~ 8 です。 このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。 |
properties |
(任意)インターフェイスの速度、デュプレックス、およびインライン パワー設定を表示します。 |
supported-list |
(任意)サポートされるトランシーバをすべて表示します。 |
threshold-table |
(任意)アラームおよび警告しきい値テーブルを表示します。 |
ユーザ EXEC
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 | このコマンドが導入されました。 |
次の例では、show interfaces interface-id transceiver properties コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/1 transceiver properties
Diagnostic Monitoring is not implemented.
Name : Gi1/0/1
Administrative Speed: auto
Administrative Duplex: auto
Administrative Auto-MDIX: on
Administrative Power Inline: N/A
Operational Speed: 1000
Operational Duplex: full
Operational Auto-MDIX: on
Media Type: 10/100/1000BaseTX
次の例では、show interfaces interface-id transceiver detail コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/3 transceiver detail
ITU Channel not available (Wavelength not available),
Transceiver is externally calibrated.
mA:milliamperes, dBm:decibels (milliwatts), N/A:not applicable.
++:high alarm, +:high warning, -:low warning, -- :low alarm.
A2D readouts (if they differ), are reported in parentheses.
The threshold values are uncalibrated.
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Temperature Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (Celsius) (Celsius) (Celsius) (Celsius) (Celsius)
------- ------------------ ---------- --------- --------- ---------
Gi1/0/3 41.5 110.0 103.0 -8.0 -12.0
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Voltage Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (Volts) (Volts) (Volts) (Volts) (Volts)
------- --------------- ---------- --------- --------- ---------
Gi1/0/3 3.20 4.00 3.70 3.00 2.95
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Current Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (milliamperes) (mA) (mA) (mA) (mA)
------- ----------------- ---------- --------- --------- ---------
Gi1/0/3 31.0 84.0 70.0 4.0 2.0
Optical High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Transmit Power Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (dBm) (dBm) (dBm) (dBm) (dBm)
------- ----------------- ---------- --------- --------- ---------
Gi1/0/3 -0.0 ( -0.0) -0.0 -0.0 -0.0 -0.0
Optical High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Receive Power Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (dBm) (dBm) (dBm) (dBm) (dBm)
------- ----------------- ---------- --------- --------- ---------
Gi1/0/3 N/A ( -0.0) -- -0.0 -0.0 -0.0 -0.0
次の例では、show interfaces transceiver threshold-table コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces transceiver threshold-table
Optical Tx Optical Rx Temp Laser Bias Voltage
current
------------- ------------- ------ ------------ ---------
DWDM GBIC
Min1 -4.00 -32.00 -4 N/A 4.65
Min2 0.00 -28.00 0 N/A 4.75
Max2 4.00 -9.00 70 N/A 5.25
Max1 7.00 -5.00 74 N/A 5.40
DWDM SFP
Min1 -4.00 -32.00 -4 N/A 3.00
Min2 0.00 -28.00 0 N/A 3.10
Max2 4.00 -9.00 70 N/A 3.50
Max1 8.00 -5.00 74 N/A 3.60
RX only WDM GBIC
Min1 N/A -32.00 -4 N/A 4.65
Min2 N/A -28.30 0 N/A 4.75
Max2 N/A -9.00 70 N/A 5.25
Max1 N/A -5.00 74 N/A 5.40
DWDM XENPAK
Min1 -5.00 -28.00 -4 N/A N/A
Min2 -1.00 -24.00 0 N/A N/A
Max2 3.00 -7.00 70 N/A N/A
Max1 7.00 -3.00 74 N/A N/A
DWDM X2
Min1 -5.00 -28.00 -4 N/A N/A
Min2 -1.00 -24.00 0 N/A N/A
Max2 3.00 -7.00 70 N/A N/A
Max1 7.00 -3.00 74 N/A N/A
DWDM XFP
Min1 -5.00 -28.00 -4 N/A N/A
Min2 -1.00 -24.00 0 N/A N/A
Max2 3.00 -7.00 70 N/A N/A
Max1 7.00 -3.00 74 N/A N/A
CWDM X2
Min1 N/A N/A 0 N/A N/A
Min2 N/A N/A 0 N/A N/A
Max2 N/A N/A 0 N/A N/A
Max1 N/A N/A 0 N/A N/A
<output truncated>
ネットワークポリシー プロファイルを表示するには、特権 EXEC モードで show network policy profile コマンドを使用します。
show network-policy profile [ profile-number ]
profile-number |
(任意)ネットワークポリシー プロファイル番号を表示します。 プロファイルが入力されていない場合、すべてのネットワーク ポリシー プロファイルが表示されます。 |
なし
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、 show network-policy profile コマンドの出力を示します。
Switch# show network-policy profile Network Policy Profile 60 Interface: none
指定された PoE ポート、指定されたスタック メンバ、またはスイッチ スタックのすべての PoE ポートの PoE ステータスを表示するには、EXEC モードで show power inline コマンドを使用します。
show power inline [ police | priority ] [ interface-id | module stack-member-number ] [detail]
police |
(任意)リアルタイムの電力消費に関するパワー ポリシング情報を表示します。 |
priority |
(任意)各ポートのパワー インライン ポート プライオリティを表示します。 |
interface-id |
(任意)物理インターフェイスの ID です。 |
module stack-member-number |
(任意)指定されたスタック メンバのポートだけを表示します。 指定できる範囲は 1 ~ 8 です。 このキーワードは、スタック対応スイッチでのみサポートされています。 |
detail |
(任意)インターフェイスまたはモジュールの詳細な出力を表示します。 |
ユーザ EXEC
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
次の例では、show power inline コマンドの出力を示します。 次の表に、出力フィールドについて説明します。
Switch> show power inline
Module Available Used Remaining
(Watts) (Watts) (Watts)
------ --------- -------- ---------
1 n/a n/a n/a
2 n/a n/a n/a
3 1440.0 15.4 1424.6
4 720.0 6.3 713.7
Interface Admin Oper Power Device Class Max
(Watts)
--------- ------ ---------- ------- ------------------- ----- ----
Gi3/0/1 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/2 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/3 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/4 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/5 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/6 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/7 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/8 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/9 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/10 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/11 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Gi3/0/12 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
<output truncated>
次の例では、スイッチ ポートに対する show power inline interface-id コマンドの出力を示します。
Switch> show power inline gigabitethernet1/0/1
Interface Admin Oper Power Device Class Max
(Watts)
--------- ------ ---------- ------- ------------------- ----- ----
Gi1/0/1 auto off 0.0 n/a n/a 30.0
Interface AdminPowerMax AdminConsumption
(Watts) (Watts)
---------- --------------- --------------------
Gi1/0/1 30.0 30.0
次の例では、スタック メンバ 3 での show power inline module switch-number コマンドの出力を示します。 次の表に、出力フィールドについて説明します。
Switch> show power inline module 3
Module Available Used Remaining
(Watts) (Watts) (Watts)
------ --------- -------- ---------
3 865.0 864.0 1.0
Interface Admin Oper Power Device Class Max
(Watts)
--------- ------ ---------- ------- ------------------- ----- ----
Gi3/0/1 auto power-deny 4.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/2 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/3 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/4 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/5 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/6 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/7 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/8 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/9 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
Gi3/0/10 auto off 0.0 n/a n/a 15.4
<output truncated>
フィールド |
説明 |
---|---|
Available |
PoE スイッチでの設定電力1 の合計で、ワット数(W)です。 |
Used |
PoE ポートに割り当てられている設定電力の合計で、ワット数です。 |
Remaining |
システムで割り当てられていない設定電力の合計(ワット数)です。 (Available - Used = Remaining) |
Admin |
管理モード:auto、off、static |
Oper |
動作モード: |
Power |
受電デバイスに割り当てられている最大電力の合計で、ワット数です。 この値は、show power inline police コマンドの出力の Cutoff Power フィールドの値と同じです。 |
Device |
検出された装置のタイプ:n/a、unknown、Cisco 受電装置、IEEE 受電装置、または CDP からの名前。 |
Class |
IEEE 分類:n/a または 0 ~ 4 の値。 |
Max |
受電デバイスに割り当てられている最大電力の合計で、ワット数です。 |
AdminPowerMax |
スイッチがリアルタイム電力消費をポリシングする場合に、受電デバイスに割り当てられる電力の最大量です(ワット単位)。 この値は、Max フィールドの値と同じです。 |
AdminConsumption |
スイッチがリアルタイム電力消費をポリシングする場合に、受電デバイスに割り当てられる電力の消費量です(ワット単位)。 ポリシングがディセーブルである場合、この値は AdminPowerMax フィールドの値と同じです。 |
次の例では、スタッキング対応スイッチに対する show power inline police コマンドの出力を示します。
Switch> show power inline police
Module Available Used Remaining
(Watts) (Watts) (Watts)
------ --------- -------- ---------
1 370.0 0.0 370.0
3 865.0 864.0 1.0
Admin Oper Admin Oper Cutoff Oper
Interface State State Police Police Power Power
--------- ------ ----------- ---------- ---------- ------ ------
Gi1/0/1 auto off none n/a n/a 0.0
Gi1/0/2 auto off log n/a 5.4 0.0
Gi1/0/3 auto off errdisable n/a 5.4 0.0
Gi1/0/4 off off none n/a n/a 0.0
Gi1/0/5 off off log n/a 5.4 0.0
Gi1/0/6 off off errdisable n/a 5.4 0.0
Gi1/0/7 auto off none n/a n/a 0.0
Gi1/0/8 auto off log n/a 5.4 0.0
Gi1/0/9 auto on none n/a n/a 5.1
Gi1/0/10 auto on log ok 5.4 4.2
Gi1/0/11 auto on log log 5.4 5.9
Gi1/0/12 auto on errdisable ok 5.4 4.2
Gi1/0/13 auto errdisable errdisable n/a 5.4 0.0
<output truncated>
上の例では、次のようになっています。
次の例では、スタンドアロン スイッチに対する show power inline police interface-id コマンドの出力を示します。 次の表に、出力フィールドについて説明します。
Switch> show power inline police gigabitethernet1/0/1
Interface Admin Oper Admin Oper Cutoff Oper
State State Police Police Power Power
--------- ------ ---------- ---------- ---------- ------ -----
Gi1/0/1 auto off none n/a n/a 0.0
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Available |
スイッチでの設定電力2 の合計で、ワット数(W)です。 |
||
Used |
PoE ポートに割り当てられている設定電力の合計で、ワット数です。 |
||
Remaining |
システムで割り当てられていない設定電力の合計(ワット数)です。 (Available - Used = Remaining) |
||
Admin State |
管理モード:auto、off、static |
||
Oper State |
動作モード:
|
||
Admin Police |
リアルタイム電力消費ポリシング機能のステータス: |
||
Oper Police |
ポリシング ステータス: |
||
Cutoff Power |
ポートに割り当てられている最大電力です。 リアルタイム電力消費がこの値を上回ると、スイッチは設定されたポリシング アクションを実行します。 |
||
Oper Power |
受電デバイスのリアルタイム電力消費です。 |
次の例では、スタンドアロン スイッチ上での show power inline priority コマンドの出力を示します。
Switch> show power inline priority
Interface Admin Oper Priority
State State
---------- ------ ---------- --------
Gi1/0/1 auto off low
Gi1/0/2 auto off low
Gi1/0/3 auto off low
Gi1/0/4 auto off low
Gi1/0/5 auto off low
Gi1/0/6 auto off low
Gi1/0/7 auto off low
Gi1/0/8 auto off low
Gi1/0/9 auto off low
グローバル最大伝送単位(MTU)、またはスイッチに設定されている最大パケット サイズを表示するには、特権 EXEC モードで show system mtu コマンドを使用します。
show system mtu
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
なし
特権 EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
MTU 値および MTU 値に影響を与えるスタック設定の詳細については、system mtu コマンドを参照してください。
次の例では、show system mtu コマンドの出力を示します。
Switch# show system mtu
System MTU size is 1500 bytes
System Jumbo MTU size is 1500 bytes
System Alternate MTU size is 1500 bytes
Routing MTU size is 1500 bytes
10/100 Mbps または 10/100/1000 Mb/s ポートの速度を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで speed コマンドを使用します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
speed { 10 | 100 | 1000 | auto [ 10 | 100 | 1000 ] | nonegotiate }
no speed
10 |
ポートが 10 Mb/s で稼働することを指定します。 |
100 |
ポートが 100 Mb/s で稼働することを指定します。 |
1000 |
ポートが 1000 Mb/s で稼働することを指定します。 このオプションは、10/100/1000 Mb/s ポートでだけ有効になって表示されます。 |
auto |
リンクのもう一方の終端のポートを基準にして自動的にポートの速度を検出します。 10、100、または 1000 キーワードと auto キーワードを一緒に使用する場合、ポートは指定した速度で自動ネゴシエーションだけを行います。 |
nonegotiate |
自動ネゴシエーションをディセーブルにし、ポートは 1000 Mb/s で稼働します。 |
デフォルトは auto です。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
10 ギガビット イーサネット ポートでは速度を設定できません。
1000BASE-T Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを除き、SFP モジュール ポートが自動ネゴシエーションをサポートしてないデバイスに接続されている場合、ネゴシエートしないように(nonegotiate)速度を設定できます。
速度が auto に設定されている場合、スイッチはもう一方のリンクの終端にあるデバイスと速度設定についてネゴシエートし、速度をネゴシエートされた値に強制的に設定します。 デュプレックス設定はリンクの両端での設定が引き継がれますが、これにより、デュプレックス設定に矛盾が生じることがあります。
ラインの両端が自動ネゴシエーションをサポートしている場合、デフォルトの自動ネゴシエーション設定を使用することを強く推奨します。 一方のインターフェイスは自動ネゴシエーションをサポートし、もう一方の終端はサポートしていない場合、サポートしている側には auto 設定を使用し、サポートしていない終端にはデュプレックスおよび速度を設定します。
注意 |
インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。 |
スイッチの速度およびデュプレックスのパラメータの設定に関する注意事項は、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring Interface Characteristics」の章を参照してください。
設定を確認するには、show interfaces 特権 EXEC コマンドを入力します。
次の例では、ポートの速度を 100 Mb/s に設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# speed 100
次の例では、10 Mb/s だけで自動ネゴシエートするようにポートを設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# speed auto 10
次の例では、10 Mb/s または 100 Mb/s だけで自動ネゴシエートするようにポートを設定する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config-if)# speed auto 10 100
Flex Link を設定するには、スイッチ スタックまたはスタンドアロン スイッチのレイヤ 2 インターフェイスで、インターフェイス コンフィギュレーション モードの switchport backup interface コマンドを使用します。 Flex Link の設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport backup interface interface-id [ mmu primary vlan vlan-id | multicast fast-convergence | preemption { delay seconds | mode { bandwidth | forced | off } } | prefer vlan vlan-id ]
no switchport backup interface interface-id [ mmu primary vlan | multicast fast-convergence | preemption { delay | mode } | prefer vlan ]
interface-id |
物理インターフェイスの ID。 |
mmu |
(任意)バックアップ インターフェイス ペアの MAC Move Update(MMU)を設定します。 |
primary vlan vlan-id |
(任意)プライマリ VLAN の VLAN ID です。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
multicast fast-convergence |
(任意)バックアップ インターフェイスのマルチキャスト高速コンバージェンスを設定します。 |
preemption |
(任意)バックアップ インターフェイス ペアのプリエンプション スキームを設定します。 |
delay seconds |
プリエンプション遅延を指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 300 秒です。 デフォルト値は 35 秒です。 |
mode |
プリエンプション モードを指定します。 |
bandwidth |
より大きい帯域幅のインターフェイスを優先するように指定します。 |
forced |
アクティブ インターフェイスを優先するように指定します。 |
off |
バックアップからアクティブへのプリエンプションが発生しないことを指定します。 |
prefer vlan vlan-id |
(任意)VLAN が Flex Link ペアのバックアップ インターフェイスで実行されるように指定します。 VLAN ID 範囲は 1 ~ 4094 です。 |
デフォルトは、Flex Link が定義されていません。 プリエンプション モードはオフです。 プリエンプションを行いません。 プリエンプション遅延は 35 秒に設定されています。
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
Flex Link 相互バックアップを提供するインターフェイスのペアです。 Flex Link を設定すると、1 つのリンクがプライマリ インターフェイスとして機能してトラフィックを転送し、もう一方のインターフェイスがスタンバイ モードになり、プライマリ リンクがシャットダウンされた場合に転送を開始できるように準備されます。 設定されるインターフェイスはアクティブ リンクと呼ばれ、指定されたインターフェイスはバックアップ リンクとして識別されます。 この機能はスパニングツリー プロトコル(STP)の代わりに提供され、ユーザが STP をオフにしても基本的なリンク冗長性を維持できます。
このコマンドは、レイヤ 2 インターフェイスに対してだけ使用可能です。
任意のアクティブ リンクに対して設定可能な Flex Link バックアップ リンクは 1 つだけで、アクティブ インターフェイスとは異なるインターフェイスでなければなりません。
次の例では、2 つのインターフェイスを Flex Link として設定する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(conf)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2 Switch(conf-if)# end
次の例では、常にバックアップをプリエンプトするようにギガビット イーサネット インターフェイスを設定する方法を示します。
Switch# configure terminal Switch(conf)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2 preemption forced Switch(conf-if)# end
次の例では、ギガビット イーサネット インターフェイスのプリエンプション遅延時間を設定する方法を示します。
Switch# configure terminal Switch(conf)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2 preemption delay 150 Switch(conf-if)# end
次の例では、MMU プライマリ VLAN としてギガビット イーサネット インターフェイスを設定する方法を示します。
Switch# configure terminal Switch(conf)# interface gigabitethernet1/0/1 Switch(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2 mmu primary vlan 1021 Switch(conf-if)# end
設定を確認するには、 show interfaces switchport backup 特権 EXEC コマンドを入力します。
不明のマルチキャストまたはユニキャスト パケットが転送されないようにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport block コマンドを使用します。 未知のマルチキャストまたはユニキャスト パケットの転送を許可するには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport block { multicast | unicast }
no switchport block { multicast | unicast }
multicast |
不明のマルチキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。
|
||
unicast |
不明のユニキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。 |
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
デフォルトでは、不明な MAC アドレスを持つすべてのトラフィックがすべてのポートに送信されます。 保護ポートまたは非保護ポート上の不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックをブロックすることができます。 不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックが保護ポートでブロックされない場合、セキュリティに問題のある場合があります。
マルチキャスト トラフィックでは、ポート ブロッキング機能は純粋なレイヤ 2 パケットだけをブロックします。 ヘッダーに IPv4 または IPv6 の情報を含むマルチキャスト パケットはブロックされません。
不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックのブロックは、保護ポート上で自動的にイネーブルにはなりません。明示的に設定する必要があります。
パケットのブロックに関する情報は、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
次の例では、インターフェイス上で不明なユニキャスト トラフィックをブロックする方法を示します。
Switch(config-if)# switchport block unicast
設定を確認するには、 show interfaces interface-id switchport 特権 EXEC コマンドを入力します。
system mtu { bytes | jumbo bytes | routing bytes }
no system mtu
bytes |
10 または 100 Mbps に設定されているポートのシステム MTU を設定します。 指定できる範囲は 1500 ~ 1998 バイトです。 これは、10/100 Mbps イーサネット スイッチ ポートで受信する最大 MTU です。 |
||
jumbo bytes |
1000 Mbps 以上で稼働しているギガビット イーサネット ポートのシステム ジャンボ MTU を設定します。 指定できる範囲は 1500 ~ 9000 バイトです。 これは、ギガビット イーサネット ポートの物理ポートで受信する最大 MTU です。 |
||
routing bytes |
ルーテッド パケットの最大 MTU を設定します。 また、設定した MTU サイズをサポートするルーティング プロトコルがアドバタイズする最大 MTU も設定できます。 システム ルーティング MTU は、ルーテッド パケットの最大 MTU であり、また OSPF などのプロトコルのルーティング アップデートでスイッチがアドバタイズする最大 MTU でもあります。
|
すべてのポートのデフォルトの MTU サイズは 1500 バイトです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
スイッチはインターフェイス単位では MTU をサポートしていません。
このコマンドを使用してシステム MTU またはジャンボ MTU サイズを変更するには、新しい設定を有効にする前に、スイッチをリセットする必要があります。 システム MTU 設定は、NVRAM のスイッチ環境変数に保存され、スイッチをリロードするときに有効になります。 system mtu コマンドおよび system mtu jumbo コマンドで入力した MTU 設定は、copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを入力しても、スイッチ IOS コンフィギュレーション ファイルには保存されません。 したがって、TFTP を使用し、バックアップ コンフィギュレーション ファイルで新しいスイッチを設定して、システム MTU をデフォルト以外の値にしたい場合、新しいスイッチ上で system mtu および system mtu jumbo を明示的に設定し、スイッチをリロードする必要があります。
1000 Mbps で稼働しているギガビット イーサネット ポートは system mtu コマンドによる影響を受けません。10/100 Mbps ポートは system mtu jumbo コマンドによる影響を受けません。
特定のスイッチ タイプに許容範囲外の値を入力すると、値が拒否されます。
設定を確認するには、show system mtu 特権 EXEC コマンドを入力します。
次に、グローバル システム MTU サイズを 1600 バイトに設定する例を示します。
Switch(config)# system mtu 1600 Changes to the system MTU will not take effect until the next reload is done Switch(config)#
次に、グローバル システム MTU サイズを 6000 バイトに設定する例を示します。
Switch(config)# system mtu jumbo 6000 Changes to the system jumbo MTU will not take effect until the next reload is done Switch(config)#
音声シグナリング アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルを作成するには、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードで voice-signaling vlan コマンドを使用します。 ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
voice-signaling vlan { vlan-id [ cos cos-value | dscp dscp-value ] | dot1p [ cos l2-priority | dscp dscp ] | none | untagged }
vlan-id | (任意)音声トラフィック用の VLAN。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
cos cos-value | (任意)設定された VLAN に対するレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS)を指定します。 指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。 |
dscp dscp-value | (任意)設定された VLAN に対する Diffserv コード ポイント(DSCP)値を指定します。 指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。 |
dot1p | (任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話を設定します。 |
none | (任意)音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。 電話は電話のキー パッドから入力された設定を使用します。 |
untagged | (任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように電話を設定します。 これが電話のデフォルトになります。 |
音声シグナリング アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。
デフォルトの CoS 値は、5 です。
デフォルトの DSCP 値は、46 です。
デフォルトのタギング モードは、untagged です。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードに入るには、 network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
voice-signaling アプリケーション タイプは、音声メディアと異なる音声シグナリング用のポリシーを必要とするネットワーク トポロジ用です。 すべての同じネットワーク ポリシーが voice policy TLV にアドバタイズされたポリシーとして適用される場合、このアプリケーション タイプはアドバタイズしないでください。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声シグナリング用のプロファイルを作成することができます。
これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。
次の例では、プライオリティ 2 の CoS を持つ VLAN 200 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。
Switch(config)# network-policy profile 1 Switch(config-network-policy)# voice-signaling vlan 200 cos 2
次の例では、DSCP 値 45 を持つ VLAN 400 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。
Switch(config)# network-policy profile 1 Switch(config-network-policy)# voice-signaling vlan 400 dscp 45
次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。
Switch(config-network-policy)# voice-signaling vlan dot1p cos 4
音声アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルを作成するには、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードで voice vlan コマンドを使用します。 ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
voice vlan { vlan-id [ cos cos-value | dscp dscp-value ] | dot1p [ cos l2-priority | dscp dscp ] | none | untagged }
vlan-id | (任意)音声トラフィック用の VLAN。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
cos cos-value | (任意)設定された VLAN に対するレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS)を指定します。 指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。 |
dscp dscp-value | (任意)設定された VLAN に対する Diffserv コード ポイント(DSCP)値を指定します。 指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。 |
dot1p | (任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話を設定します。 |
none | (任意)音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。 電話は電話のキー パッドから入力された設定を使用します。 |
untagged | (任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように電話を設定します。 これが電話のデフォルトになります。 |
音声アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。
デフォルトの CoS 値は、5 です。
デフォルトの DSCP 値は、46 です。
デフォルトのタギング モードは、untagged です。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX1 |
このコマンドが導入されました。 |
プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードに入るには、 network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
voice アプリケーション タイプは IP Phone 専用であり、対話形式の音声サービスをサポートするデバイスに似ています。 通常、これらのデバイスは、展開を容易に行えるようにし、データ アプリケーションから隔離してセキュリティを強化するために、別個の VLAN に配置されます。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声用のプロファイルを作成することができます。
これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。
ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。
次の例では、プライオリティ 4 の CoS を持つ VLAN 100 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。
Switch(config)# network-policy profile 1 Switch(config-network-policy)# voice vlan 100 cos 4
次の例では、DSCP 値 34 を持つ VLAN 100 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。
Switch(config)# network-policy profile 1 Switch(config-network-policy)# voice vlan 100 dscp 34
次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。
Switch(config-network-policy)# voice vlan dot1p cos 4