Quality of Service(QoS)コマンド
この章では、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチで使用できる Cisco NX-OS QoS(Quality of Service)コマンドについて説明します。
bandwidth(QoS)
キューにインターフェイス帯域幅の最小割合を割り当て、入力キューと出力キューの両方に帯域幅を設定するには、 bandwidth コマンドを使用します。帯域幅設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bandwidth percent percent
no bandwidth percent percent
構文の説明
percent |
基盤となるリンクの残存帯域幅の割り当て率を指定します。 |
percent |
パーセント値。範囲は 0 ~ 100 です。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの帯域幅率は kbps です。
コマンド モード
キューイング タイプのポリシー クラス マップ コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、特定のキューに対して帯域幅を割り当てる例を示します。
switch(config)# policy-map type queuing my_policy1
switch(config-pmap-que)# class type queuing 1p7q4t-out-pq1
switch(config-pmap-c-que)# bandwidth percent 25
switch(config-pmap-c-que)#
次に、特定のキューに割り当てた帯域幅を取り消す例を示します。
switch(config)# policy-map type queuing my_policy1
switch(config-pmap-que)# class type queuing 1p7q4t-out-pq1
switch(config-pmap-c-que)# no bandwidth percent 25
switch(config-pmap-c-que)#
関連コマンド
|
|
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class(コントロール プレーン ポリシー マップ)
コントロール プレーン ポリシー マップのコントロール プレーン クラス マップを指定するには、 class コマンドを使用します。コントロール プレーン ポリシー マップからコントロール プレーン クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class { class-map-name [ insert-before class-map-name2 ]}
no class class-map-name
構文の説明
class-map-name |
クラス マップ名です。名前は、英数字で指定します。大文字と小文字が区別され、最大文字数は 64 です。 |
insert-before class-map-name2 |
(任意)コントロール プレーン ポリシー マップの別のコントロール プレーン クラス マップの前にコントロール プレーン クラス マップを挿入します。クラス マップ名には英数字を使用します。大文字と小文字が区別され、最大文字数は 64 です。 |
コマンド モード
コントロール プレーン ポリシー マップの設定
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドでコントロール プレーン ポリシー マップを指定する前にコントロール プレーン クラス マップを作成します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、コントロール プレーン ポリシー マップのクラス マップを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type control-plane copp-system-policy
switch(config-pmap)# class ClassMapA
次に、コントロール プレーン ポリシー マップのクラス マップを設定し、既存のクラス マップの前に挿入する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type control-plane copp-system-policy
switch(config-pmap)# class classMapB insert-before copp-stftp
次に、コントロール プレーン ポリシー マップからクラス マップを削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type control-plane copp-system-policy
switch(config-pmap)# no class ClassMapA
関連コマンド
|
|
class-map type control-plane |
コントロール プレーン クラス マップを作成または設定します。 |
police(ポリシー マップ) |
コントロール プレーン ポリシー マップのクラス マップのポリシングを設定します。 |
policy-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップを指定し、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show policy-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップの設定情報を表示します。 |
class(QoS タイプのポリシー マップ)
ポリシー マップで既存の QoS クラス マップを参照し、クラス モードを開始するには、 class コマンドを使用します。ポリシー マップからクラスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class [ type qos ] class-map-name
no class class-map-name
構文の説明
type qos |
(任意)コンポーネント タイプ(このクラスでは QoS)を指定します。デフォルトのタイプは QoS です。 |
class-map-name |
クラス マップを参照します。クラス マップ名には最大 40 文字を使用できます。名前は大文字と小文字が区別され、英字、数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 |
コマンド モード
Qos ポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでの Qos ポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
トラフィック タイプと最初に一致したクラスに基づいて、ポリシーのアクションが実行されます。
デフォルトで、QoS タイプの class-default クラスはシステムで QoS タイプの各ポリシー マップで作成され、QoS グループ 0 にマッピングされます。このマッピングは変更できません。
QoS タイプの class-default は削除できません。class-default クラスを削除しようとすると、スイッチはエラー メッセージを返します。
例
次に、ポリシー マップで最後の QoS クラス マップを参照する例を示します。
switch(
config)#
policy-map my_policy1
switch(config-pmap-qos)# class traffic_class2
switch(config-pmap-c-qos)#
次に、ポリシー マップのクラス マップ参照を削除する例を示します。
switch(
config)#
policy-map my_policy1
switch(config-pmap-qos)# no class traffic_class1
関連コマンド
|
|
set dscp |
トラフィック クラスに DSCP 値を割り当てます。 |
set precedence |
トラフィック クラスに IP precedence を割り当てます。 |
set qos-group |
トラフィック クラスに QoS グループを割り当てます。 |
show class-map type qos |
QoS タイプのクラス マップを表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class class-default
どのトラフィック クラスにも一致しないシステムのデフォルト クラスへの参照を追加するには、 class class-default コマンドを使用します。ポリシー マップからシステムのデフォルト クラスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class class-default
no class class-default
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
QoS ポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでの QoS ポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
どのクラスにも一致しないトラフィックは、class-default と呼ばれるデフォルトのトラフィック クラスに割り当てられます。このクラスを削除することはできません。
例
次に、スイッチ プロファイルのポリシー マップの最後にあるシステムのデフォルト クラスを参照する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type qos my_policy1
switch(config-sync-sp-pmap-qos)# class class-default
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)#
関連コマンド
|
|
set dscp |
QoS トラフィックの DSCP 値を設定します。 |
set precedence |
QoS トラフィックの IP precedence 値を設定します。 |
set qos-group |
トラフィック クラスに QoS グループ ID を割り当てます。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class type network-qos
ポリシー マップで既存のネットワーク QoS クラス マップを参照し、クラス モードを開始するには、 class type network-qos コマンドを使用します。ポリシー マップからクラスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class type network-qos class-map-name
no class type network-qos class-map-name
構文の説明
class-map-name |
ネットワーク QoS クラス マップを参照します。クラス マップ名には最大 40 文字を使用できます。名前は大文字と小文字が区別され、英字、数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 |
コマンド モード
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでのネットワーク QoS タイプのポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
トラフィック タイプと最初に一致したクラスに基づいて、ポリシーのアクションが実行されます。
例
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップでクラス マップを参照する例を示します。
switch(config)# policy-map type network-qos nqos_policy
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-pmap-nq-c)#
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップのクラス マップ参照を削除する例を示します。
switch(config)# policy-map type network-qos nqos_policy
switch(config-pmap-nq)# no class type network-qos nqos_class
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップでスイッチ プロファイルのクラス マップを参照する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos sp-nwpolicy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos sp-nwpolicy-class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)#
関連コマンド
|
|
mtu |
トラフィック クラスのジャンボ フレームをイネーブルにします。 |
set cos |
トラフィック クラスに CoS 値を割り当てます。 |
show class-map type network-qos |
ネットワーク QoS タイプのクラス マップを表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class type queuing
ポリシー マップで既存のキューイング クラス マップを参照し、クラス モードを開始するには、 class type queuing コマンドを使用します。ポリシー マップからクラスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class type queuing class-map-name
no class type queuing class-map-name
構文の説明
class-map-name |
キューイング クラス マップを参照します。クラス マップ名には最大 40 文字を使用できます。名前は大文字と小文字が区別され、英字、数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 |
コマンド モード
キューイング タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
トラフィック タイプと最初に一致したクラスに基づいて、ポリシーのアクションが実行されます。
例
次に、キューイング タイプのポリシー マップでクラス マップを参照する例を示します。
switch(
config)#
policy-map type queuing my_policy1
switch(config-pmap-que)# class type queuing 1p7q4t-out-q3
switch(config-pmap-c-que)#
次に、キューイング タイプのポリシー マップのクラス マップ参照を削除する例を示します。
switch(
config)#
policy-map type queuing my_policy1
switch(config-pmap-que)# no class type queuing 1p7q4t-out-q3
関連コマンド
|
|
show class-map type queuing |
キューイング タイプのクラス マップを表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class-map
クラス マップを作成または修正して、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 class-map コマンドを使用します。クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class-map [ type qos ] [ match-all | match-any ] class-map-name
no class-map [ type qos ] [ match-all | match-any ] class-map-name
構文の説明
type qos |
(任意)QoS タイプのクラス マップのコンポーネントを指定します。デフォルトでは、クラス マップ タイプは QoS です。 |
match-all |
match コマンドでこのクラス マップに設定された基準のすべてに一致した場合、パケットにこのクラス マップを適用します。 |
match-any |
match コマンドでこのクラス マップに設定された基準のいずれかに一致した場合、パケットにこのクラス マップを適用します。match-all が指定されていない場合、これがデフォルトのアクションです。 |
class-map-name |
QoS クラス マップに割り当てられた名前。最大 40 文字までの名前を指定できます。名前は大文字と小文字が区別され、英数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 class-default という名前は予約されています。 |
コマンド デフォルト
type:qos
match-all
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
QoS ポリシーで使用される各トラフィックのクラスにクラス マップを定義できます。
match コマンドでこのクラス マップに設定された基準のいずれかにパケットが一致した場合、このクラス マップがパケットに適用されます。実行計画を指定しない(match-any または match-all)と、match-any のデフォルト値がトラフィック クラスに適用されます。
例
次に、QoS クラス マップを作成または修正する例を示します。
switch(
config)#
class-map my_class1
次に、すべてのトラフィック パケットに一致する QoS クラス マップを作成する例を示します。
switch(
config)#
class-map type qos match-all my_class2
次に、QoS クラス マップを削除する例を示します。
switch(
config)#
no class-map my_class1
関連コマンド
|
|
description |
クラス マップの目的の概要を追加します。 |
match |
トラフィック クラスの基準を設定します。 |
policy-map type qos |
QoS ポリシー マップを作成または変更します。 |
service-policy |
インターフェイスまたはシステム ポリシーにポリシー マップを関連付けます。 |
show class-map type qos |
QoS クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class-map type control-plane
コントロール プレーン クラス マップを作成または指定して、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 class-map type control-plane コマンドを使用します。コントロール プレーン クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class-map type control-plane [ match-any ] class-map-name
no class-map type control-plane [ match-any ] class-map-name
構文の説明
match-any |
(任意)クラス マップの任意の一致条件と一致するように指定します。 |
class-map-name |
クラス マップ名です。名前には英数字を使用します。大文字と小文字が区別され、 最大で 64 文字の長さまで指定可能です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
コントロール プレーン クラス マップの名前として、match-any または class-default は使用できません。
control-plane タイプのダイナミック クラス マップだけを削除できます。control-plane タイプのスタティック クラス マップは削除できません。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、コントロール プレーン クラス マップを指定して、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# class-map type control-plane ClassMapA
次に、コントロール プレーン クラス マップを削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# no class-map type control-plane ClassMapA
関連コマンド
|
|
match access-group |
指定したアクセス コントロール リスト(ACL)グループにトラフィックを一致させます。 |
show class-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップの設定情報を表示します。 |
class-map type network-qos
トラフィックのネットワーク QoS クラスを定義するクラス マップを作成または修正して、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 class-map type network-qos コマンドを使用します。クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class-map type network-qos class_map_name
no class-map type network-qos class_map_name
構文の説明
class-map-name |
クラス マップに割り当てられた名前。class-default という名前は予約されています。最大 40 文字までの名前を指定できます。名前は大文字と小文字が区別され、英数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
ネットワーク QoS タイプのクラス マップは、 match qos-group コマンドだけをサポートしています。 match コマンドでこのクラス マップに設定された条件のいずれかにトラフィック パケットが一致した場合、このクラス マップがパケットに適用されます。デフォルトでは、トラフィックは暗黙の match-any オプションを使用してフィルタ処理されます。
例
次に、my_class1 という名前のネットワーク QoS クラス マップを作成または修正する例を示します。
switch(
config)#
class-map type network-qos my_class1
次に、ネットワーク QoS クラス マップを削除する例を示します。
switch(
config)#
no class-map my_class1
関連コマンド
|
|
match qos-group |
QoS グループ値と一致するトラフィック クラスを定義します。 |
show class-map type network-qos |
システムに設定されているネットワーク QoS クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
class-map type queuing
キューイング トラフィック クラスを定義し、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始するクラス マップを作成または変更するには、 class-map type queuing コマンドを使用します。キューイング クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class-map type queuing class_map_name
no class-map type queuing class_map_name
構文の説明
class-map-name |
クラス マップに割り当てられた名前、またはシステムで定義されたキューイング クラス マップ名。class-default という名前は予約されています。最大 40 文字までの名前を指定できます。名前は大文字と小文字が区別され、英数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
キューイング タイプのクラス マップを修正する場合、指定したポート タイプの全ポートの設定も変更されます。
システムで定義されたキューイング クラス マップ名は削除できません。
キューイング タイプのクラス マップは、 match qos-group コマンドだけをサポートしています。 match コマンドでこのクラス マップに設定された条件のいずれかにトラフィック パケットが一致した場合、このクラス マップがパケットに適用されます。デフォルトでは、トラフィックは暗黙の match-any オプションを使用してフィルタ処理されます。
例
次に、キューイング タイプのクラス マップを作成または修正する例を示します。
switch(
config)#
class-map type queuing my_class1
次に、キューイング タイプのクラス マップを削除する例を示します。
switch(
config)#
no class-map type queuing my_class1
関連コマンド
|
|
match qos-group |
QoS グループ値と一致するトラフィック クラスを設定します。 |
show class-map type queuing |
システムに設定されているキューイング クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
clear copp statistics
コントロール プレーン ポリシング(CoPP)統計情報をクリアするには、 clear copp statistics コマンドを使用します。
clear copp statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次の例では、CoPP 統計情報をクリアする方法を示します。
switch# show policy-map interface control-plane
switch# clear copp statistics
関連コマンド
|
|
class-map type control-plane |
コントロール プレーン クラス マップを設定します。 |
show policy-map interface control-plane |
インターフェイスの CoPP 統計情報を表示します。 |
clear qos statistics
Quality of Service(QoS)統計情報をクリアするには、 clear qos statistics コマンドを使用します。
clear qos statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、すべての QoS 統計情報をクリアする場合の例を示します。
switch# clear qos statistics
関連コマンド
|
|
show queuing interface |
インターフェイスのキューイング情報を表示します。 |
congestion-control random-detect
重み付けランダム早期検出(WRED)を設定するには、 congestion-control random-detect コマンドを使用します。WRED 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
congestion-control random-detect
no congestion-control random-detect
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイルでのネットワーク QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
WRED は、輻輳が予想される任意の出力インターフェイスに有効です。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、輻輳制御を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type network-qos my_policy
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos my_cnqos
switch(config-pmap-nq-c)# congestion-control random-detect
switch(config-pmap-nq-c)#
次に、スイッチ プロファイルで ECN を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos sp-nwpolicy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos sp-nwpolicy-class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)# congestion-control random-detect
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)#
関連コマンド
|
|
class type network-qos |
ポリシー マップのネットワーク QoS タイプのクラス マップを参照します。 |
congestion-control random-detect ecn |
明示的輻輳通知(ECN)を設定します。 |
show policy-map |
すべてのポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
congestion-control random-detect ecn
明示的輻輳通知(ECN)を設定するには、 congestion-control random-detect ecn コマンドを使用します。ECN 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
congestion-control random-detect ecn
no congestion-control random-detect ecn
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイルでのネットワーク QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
ECN は、指定したしきい値をキューの平均の長さが超えると、パケットをドロップせずにマーキングします。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ECN を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type network-qos my_policy
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos my_cnqos
switch(config-pmap-nq-c)# congestion-control random-detect ecn
switch(config-pmap-nq-c)#
次に、スイッチ プロファイルで ECN を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos sp-nwpolicy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos sp-nwpolicy-class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)# congestion-control random-detect ecn
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)#
関連コマンド
|
|
class type network-qos |
ポリシー マップのネットワーク QoS タイプのクラス マップを参照します。 |
congestion-control random-detect |
WRED を設定します。 |
show policy-map |
すべてのポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
control-plane
デバイスのコントロール プレーンに関連付けられている属性を関連付けることができるコントロール プレーン コンフィギュレーション モードを開始するには、 control-plane コマンドを使用します。
control-plane
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
control-plane コマンドを使用した後、コントロール プレーン宛てのすべてのトラフィックをポリシングするためのサービス ポリシーを関連付けることができます。
例
次に、コントロール プレーン コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# control-plane
関連コマンド
|
|
service-policy(コントロール プレーン) |
集約コントロール プレーン サービスのためにポリシー マップをコントロール プレーンに適用します。 |
show policy-map type control-plane |
コントロール プレーンのポリシー マップのあるクラス、またはすべてのクラスの設定を表示します。 |
description
クラス マップ、ポリシー マップ、またはテーブル マップに説明を追加するには、 description コマンドを使用します。説明を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
description text
no description text
構文の説明
text |
クラス マップ、ポリシー マップ、またはテーブル マップの説明。最大 200 文字の英数字を入力できます。 |
コマンド モード
クラス マップ(ネットワーク QoS タイプ、QoS タイプ、キューイング タイプ)コンフィギュレーション モード
ポリシー マップ(ネットワーク QoS タイプ、QoS タイプ、キューイング タイプ)コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイルでのクラス マップ コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイルでのポリシー マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
例
次に、QoS クラス マップに説明を追加する例を示します。
switch(
config)#
class-map my_class1
switch(config-cmap-qos)# description This class map filters packets that matches an ACL
関連コマンド
|
|
class-map |
クラス マップを作成、または変更します。 |
policy-map |
ポリシー マップを作成、または変更します。 |
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
ip dscp(ERSPAN)
Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)トラフィック中のパケットの DiffServ コード ポイント(DSCP)値を設定するには、 ip dscp コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip dscp dscp_value
no ip dscp dscp_value
構文の説明
dscp_value |
ERSPAN トラフィックのパケットの DSCP 値。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。 |
コマンド モード
ERSPAN セッション コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(2) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ESRSPAN トラフィックのパケットの DSCP 値を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# monitor session 1 type erspan-source
switch(config-erspan-src)# ip dscp 10
switch(config-erspan-src)#
関連コマンド
|
|
ip prec |
ERSPAN トラフィックの IP precedence 値を設定します。 |
ip ttl |
ERSPAN トラフィックの IP 存続可能時間(TTL)値を設定します。 |
monitor-session |
ポート間トラフィックを分析する ERSPAN セッションを設定するためのモニタ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ip ttl(ERSPAN)
Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)トラフィックの IP 存続可能時間(TTL)値を設定するには、 ip ttl コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip ttl ttl_value
no ip ttl ttl_value
構文の説明
ttl_value |
ERSPAN トラフィックの IP TTL 値。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。 |
コマンド モード
ERSPAN セッション コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(2) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ESRSPAN 送信元の IP TTL 値を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# monitor session 1 type erspan-source
switch(config-erspan-src)# ip ttl 30
switch(config-erspan-src)#
次に、ESRSPAN 送信元から IP TTL 値を削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# monitor session 1 type erspan-source
switch(config-erspan-src)# no ip ttl 30
switch(config-erspan-src)#
関連コマンド
|
|
ip dscp |
ERSPAN トラフィックのパケットの DSCP 値を設定します。 |
monitor-session |
ポート間トラフィックを分析する ERSPAN セッションを設定するためのモニタ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
match access-group
特定のアクセス コントロール リスト(ACL)グループをクラス マップの一致基準として識別するには、 match access-group コマンドを使用します。ACL 一致基準をクラス マップから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match access-group name acl-name
no match access-group name acl-name
構文の説明
name acl-name |
特性を一致基準として使用する ACL 名を指定します。 |
コマンド モード
QoS クラスマップ コンフィギュレーション モード
コントロール プレーン クラスマップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートが、コントロール プレーン クラス マップで導入されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドで ACL を参照するには、事前に IP ACL を作成する必要があります。
control-plane タイプの 1 つの class-map と関連付けることができる ACL は 1 つだけです。
(注) permit および deny ACL キーワードは、パケットの一致に影響を与えません。
例
次に、my_acl という ACL の特性を一致基準として使用し、QoS クラス マップを作成する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(
config)#
class-map class_acl
switch(config-cmap-qos)# match access-group name my_acl
次に、copp-system-acl-snmp という ACL の特性を一致基準として使用し、コントロール プレーン クラス マップを作成する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(
config)#
class-map type control-plane match-any copp-snmp
switch(config-cmap)# match access-group name copp-system-acl-snmp
次に、コントロール プレーン クラス マップからアクセス グループを削除する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(
config)#
class-map type control-plane match-any copp-snmp
switch(config-cmap)# no match access-group name copp-system-acl-snmp
関連コマンド
|
|
class-map type control-plane |
コントロール プレーン クラス マップを作成または指定して、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show class-map type control-plane |
コントロール プレーン クラス マップの設定情報を表示します。 |
match cos
QoS タイプのクラス マップで、サービス クラス(CoS)値を使用してトラフィックのクラスを定義するには、 match cos コマンドを使用します。一致基準として指定した CoS 値を取り消すには、このコマンドの no 形式を使用します。
match [ not ] cos cos-list
no match [ not ] cos cos-list
構文の説明
not |
(任意)指定した一致結果を除外します。 |
cos-list |
一致基準として指定する CoS 値または CoS 値のリスト。有効値の範囲は 0 ~ 7 です。 |
コマンド モード
QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。
• 値の範囲をダッシュで区切って指定する
• 連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する
(注) このコマンドのオプションの not キーワードをサポートしているのは、QoS タイプのクラス マップだけです。キューイング タイプのクラス マップでは not キーワードがサポートされません。
例
次に、QoS タイプ クラス マップの一致基準として CoS 値を設定する例を示します。
switch(
config)#
class-map type qos match-any class_acl
switch(config-cmap-qos)# match cos 5-7
関連コマンド
|
|
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
match dscp
特定の DiffServ コード ポイント(DSCP)値を一致基準として識別するには、 match dscp コマンドを使用します。一致条件として指定した DSCP 値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match [ not ] dscp dscp-list
no match [ not ] dscp dscp-list
構文の説明
not |
(任意)指定した一致結果を除外します。 |
dscp-list |
一致基準として指定する DSCP 値または DSCP 値のリスト。有効な DSCP 値のリストについては、 表 i-1 を参照してください。 |
コマンド モード
QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
標準の DSCP 値については、 表 i-1 を参照してください。
表 i-1 標準の DSCP 値
|
|
af11 |
AF11 dscp(001010):10 進数の 10 |
af12 |
AF12 dscp(001100):10 進数の 12 |
af13 |
AF13 dscp(001110):10 進数の 14 |
af21 |
AF21 dscp(010010):10 進数の 18 |
af22 |
AF22 dscp(010100):10 進数の 20 |
af23 |
AF23 dscp(010110):10 進数の 22 |
af31 |
AF31 dscp(011010):10 進数の 26 |
af32 |
AF40 dscp(011100):10 進数の 28 |
af33 |
AF33 dscp(011110):10 進数の 30 |
af41 |
AF41 dscp(100010):10 進数の 34 |
af42 |
AF42 dscp(100100):10 進数の 36 |
af43 |
AF43 dscp(100110):10 進数の 38 |
cs1 |
CS1(優先順位 1)dscp(001000):10 進数の 8 |
cs2 |
CS2(優先順位 2)dscp(010000):10 進数の 16 |
cs3 |
CS3(優先順位 3)dscp(011000):10 進数の 24 |
cs4 |
CS4(優先順位 4)dscp(100000):10 進数の 32 |
cs5 |
CS5(優先順位 5)dscp(101000):10 進数の 40 |
cs6 |
CS6(優先順位 6)dscp(110000):10 進数の 48 |
cs7 |
CS7(優先順位 7)dscp(111000):10 進数の 56 |
default |
デフォルト dscp(000000):10 進数の 0 |
ef |
EF dscp(101110):10 進数の 46 |
値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。
• 値の範囲をダッシュで区切って指定する
• 連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する
例
次に、DSCP 値 af21 を一致基準として設定する例を示します。
switch(
config)#
class-map type qos my_test
switch(config-cmap-qos)# match dscp af21
関連コマンド
|
|
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
match ip rtp
クラス マップで、Real-Time Protocol(RTP)ポートを一致基準として使用するよう設定するには、 match ip rtp コマンドを使用します。一致条件として指定した RTP ポートを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match [ not ] ip rtp port-list
no match [ not ] ip rtp port-list
構文の説明
not |
(任意)指定した一致結果を除外します。 |
port-list |
一致条件として指定される、RTP を使用する UDP ポートまたは UDP ポートのリスト。有効値の範囲は 2000 ~ 65535 秒です。 |
コマンド モード
QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。
• 値の範囲をダッシュで区切って指定する
• 連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する
例
次に、一致基準として RTP を使用するポートを指定する例を示します。
switch(
config)#
class-map type qos my_test
switch(config-cmap-qos)# match ip rtp 2300
関連コマンド
|
|
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
match precedence
クラス マップで、IP ヘッダーのタイプ オブ サービス(ToS)バイト フィールドに含まれる precedence 値を一致基準として使用するよう設定するには、 match precedence コマンドを使用します。一致条件として指定した precedence 値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match [ not ] precedence precedence-list
no match [ not ] precedence precedence-list
構文の説明
not |
(任意)指定した一致結果を除外します。 |
precedence-list |
バイト単位で指定される、IP precedence 値または IP precedence 値のリスト。有効な値については、 表 i-2 を参照してください。 |
コマンド モード
QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
precedence 値のリストについては、 表 i-2 を参照してください。
表 i-2 優先順位値
|
|
<0-7> |
IP precedence 値 |
critical |
クリティカル precedence(5) |
flash |
フラッシュ precedence(3) |
flash-override |
フラッシュ上書き precedence(4) |
immediate |
即時 precedence(2) |
internet |
インターネットワーク コントロール precedence(6) |
network |
ネットワーク コントロール precedence(7) |
priority |
優先 precedence(1) |
routine |
ルーチン precedence(0) |
値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。
• 値の範囲をダッシュで区切って指定する
• 連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する
例
次に、一致基準として IP precedence 値を指定する例を示します。
switch(
config)#
class-map my_test
switch(config-cmap-qos)# match precedence 7
関連コマンド
|
|
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
match qos-group
クラス マップで、特定の QoS グループ値を一致基準として使用するよう設定するには、 match qos-group コマンドを使用します。一致条件として指定したプロトコルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match qos-group qos-group-list
no match qos-group qos-group-list
qos-group-list |
1 つまたは複数の QoS グループ値を、バイト数で指定します。有効値の範囲は 1 ~ 7 です。 |
コマンド モード
ネットワーク QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
キューイング タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイルでのクラス マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
QoS グループは内部ラベルであり、パケット ペイロードまたは任意のパケット ヘッダーの一部ではありません。QoS グループ値に数学的な意味はありません。たとえば、QoS グループ値の 2 は 1 より大きいことを意味せず、各 QoS 値は QoS グループを内部的に区別するためだけに使用されます。このように、QoS 値はローカルでの処理についてだけ使用されます。
QoS グループの値は入力ポリシー内で設定されるまで未定義になっているため、QoS グループについての照合は、出力ポリシー内でだけ行います。
値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。
• 値の範囲をダッシュで区切って指定する
• 連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する
例
次に、一致基準として特定の QoS グループ値を指定する例を示します。
switch(config)# class-map type queuing my_test
switch(config-cmap-qos)# match qos-group 6
関連コマンド
|
|
class-map type network-qos |
ネットワーク QoS クラス マップを作成または修正します。 |
class-map type queuing |
キューイング クラス マップを作成または変更します。 |
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
mtu(ERSPAN)
モニタ セッションの ERSPAN パケットの最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、 mtu コマンドを使用します。設定した MTU を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mtu mtu-value
no mtu mtu-value
構文の説明
mtu-value |
モニタ セッションの ERSPAN パケットの最大許容 MTU。指定できる範囲は 64 ~ 1518 バイトです。 |
コマンド デフォルト
切り捨てはイネーブルではありません。
コマンド モード
ERSPAN セッション コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(2) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
モニタ セッションの指定された許容サイズより大きい ERSPAN パケットは切り捨てられます。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ERSPAN セッションの MTU 値を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# monitor session 1 type erspan-source
switch(config-erspan-src)# mtu 100
switch(config-erspan-src)#
関連コマンド
|
|
monitor session |
SPAN または ERSPAN セッションを設定します。 |
show monitor session |
SPAN または ERSPAN セッションの設定を表示します。 |
mtu(インターフェイス)
レイヤ 2 およびレイヤ 3 イーサネット インターフェイスの最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、 mtu コマンドを使用します。設定した MTU を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mtu mtu-value
no mtu mtu-value
構文の説明
mtu-value |
サービス クラス(CoS)の MTU 値。有効値は、1500 ~ 9216 です。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの MTU 値は 1500 です。
コマンド モード
ネットワーク QoS クラス タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでのネットワーク QoS クラス タイプのポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
設定する MTU 値は、class-default クラス マップで設定した MTU 値によって決まります。
(注) システムのすべてのクラス マップで同じ MTU 値を設定してください。
例
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップのクラスに MTU 値を設定する例を示します。
switch(config)# class-map type network-qos my_class1
switch(config-cmap-nq)# match qos-group 1
switch(config-cmap-nq)# exit
switch(config)# policy-map type network-qos my_policy1
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos my_class1
switch(config-pmap-nq-c)# mtu 5000
switch(config-pmap-nq-c)#
次に、スイッチ プロファイルのネットワーク QoS ポリシー マップのクラスの MTU 値を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos sp-nwpolicy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos sp-nwpolicy-class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)# mtu 3000
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)#
関連コマンド
|
|
service-policy |
インターフェイスまたはシステム ポリシーにポリシー マップを関連付けます。 |
show class-map |
クラス マップを表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
system qos |
システム ポリシーを設定します。 |
police(ポリシー マップ)
コントロール プレーン ポリシー マップのクラス マップにトラフィック ポリシングを設定するには、 police コマンドを使用します。
police { rate | pps rate }
構文の説明
rate |
平均レートをパケット/秒(pps)の単位で指定します。有効な範囲は 0 ~ 20,000 です。 |
pps |
(任意)パケット/秒でトラフィック レートの単位を指定します。 |
コマンド モード
コントロール プレーン ポリシー マップ コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
PPS のクレジット制限(PCL)は、ポリシー内のすべてのクラスのパケット/秒(pps)レート集約であり、コントロール プレーン ポリシー マップの 22,800 パケット/秒を超えることはできません。この制限を超えた場合、設定が拒否され、次のエラー メッセージが表示されます。
ERROR: Police config. failed
このエラー メッセージが表示された場合、次のいずれかを実行します。
• トラフィック ポリシング クラスをより小さい pps 値に設定します。
• ポリシー マップの 1 秒間のパケット数(pps)の合計数を減らすように、ポリシー マップに含まれる既存クラスのトラフィック ポリシング値を再設定します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、200 パケット/秒の平均レートでコントロール プレーン ポリシー マップにトラフィック ポリシングを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type control-plane copp-system-policy
switch(config-pmap)# class ClassMapA
switch(config-pmap-c)# police pps 200
関連コマンド
|
|
class(ポリシー マップ) |
コントロール プレーン ポリシー マップのコントロール プレーン クラス マップを指定して、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show policy-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップの設定情報を表示します。 |
policy-map type control-plane
コントロール プレーン ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 policy-map type control-plane コマンドを使用します。
policy-map type control-plane policy-map-name
構文の説明
policy-map-name |
デフォルトのコントロール プレーン ポリシー マップの名前。名前は、英数字で指定します。大文字と小文字が区別され、最大文字数は 64 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチでは、ユーザ定義のコントロール プレーン ポリシング(CoPP)ポリシー マップを作成できません。スイッチ ソフトウェアにはデフォルトのコントロール プレーン ポリシー マップ、copp-system-policy が含まれます。ただし、デフォルトのコントロール プレーン ポリシー マップのクラスを追加または削除できます。
デフォルト以外の名前でコントロール プレーン ポリシーを作成しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
ERROR: Policy-map create failed
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、コントロール プレーン ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type control-plane copp-system-policy
次に、デフォルトのコントロール プレーン ポリシー マップ以外のコントロール プレーン ポリシー マップを作成したときに表示されるエラー メッセージの例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type control-plane PolicyMapA
ERROR: Policy-map create failed
関連コマンド
|
|
show policy-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップの設定情報を表示します。 |
policy-map type network-qos
ポリシー マップを作成または修正し、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 policy-map type network-qos コマンドを使用します。ポリシー マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
policy-map type network-qos policy-map-name
no policy-map type network-qos policy-map-name
構文の説明
policy-map-name |
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップに割り当てられる名前。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポリシー マップをインターフェイスに割り当てるには、 service-policy コマンドを使用します。
例
次に、QoS ネットワーク タイプのポリシー マップを作成または修正する例を示します。
switch(config)# policy-map type network-qos my_policy1
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップを削除する例を示します。
switch(config)# no policy-map type network-qos my_policy1
次に、スイッチ プロファイルのネットワーク QoS ポリシー マップを作成または修正する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos sp-nwpolicy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)#
関連コマンド
|
|
class type network-qos |
ポリシー マップのネットワーク QoS タイプのクラス マップを参照します。 |
description |
クラス マップまたはポリシー マップに説明を追加します。 |
set qos-group |
トラフィック クラスに QoS グループ ID を割り当てます。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
policy-map(QoS タイプ)
ポリシー マップを作成または修正し、QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 policy-map コマンドを使用します。QoS ポリシー マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
policy-map [ type qos ] qos-policy-map-name
no policy-map [ type qos ] qos-policy-map-name
構文の説明
type qos |
(任意)QoS タイプのポリシー マップを指定します。 |
qos-policy-map-name |
QoS タイプのポリシー マップに割り当てられる名前。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド デフォルト
タイプを指定せずに policy-map コマンドを実行すると、QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モードが開始されます。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
QoS ポリシー マップは、スイッチ プロファイルでサポートされます。 |
使用上のガイドライン
ポリシー マップをインターフェイスに割り当てるには、 service-policy コマンドを使用します。
例
次に、QoS タイプのポリシー マップを作成または修正する例を示します。
switch(
config)#
policy-map my_policy1
次に、QoS タイプのポリシー マップを削除する例を示します。
switch(
config)#
no policy-map my_policy1
関連コマンド
|
|
class-map type qos |
QoS クラス マップを設定します。 |
service-policy |
ポリシー マップをインターフェイスに関連付けます。 |
set dscp |
QoS トラフィックの DSCP 値を設定します。 |
set precedence |
QoS トラフィックの IP precedence 値を設定します。 |
set qos-group |
トラフィック クラスに QoS グループ ID を割り当てます。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
policy-map type queuing
ポリシー マップを作成または修正し、キューイング タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 policy-map type queuing コマンドを使用します。ポリシー マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
policy-map type queuing queuing-policy-map-name
no policy-map type queuing queuing-policy-map-name
構文の説明
queuing-policy-map-name |
キューイング タイプのポリシー マップに割り当てられる名前。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
キューイング ポリシー マップは、スイッチ プロファイルでサポートされます。 |
使用上のガイドライン
ポリシー マップをインターフェイスに割り当てるには、 service-policy コマンドを使用します。
例
次に、キューイング タイプのポリシー マップを作成または修正する例を示します。
switch(
config)#
policy-map type queuing my_policy1
switch(config-pmap-que)# class type queuing my_class1
switch(config-pmap-c-que)# bandwidth percent 75
switch(config-pmap-c-que)# exit
次に、キューイング タイプのポリシー マップを削除する例を示します。
switch(
config)#
no policy-map type queuing my_policy1
関連コマンド
|
|
bandwidth |
インターフェイスの帯域幅を設定します。 |
service-policy |
ポリシー マップをインターフェイスに関連付けます。 |
set qos-group |
トラフィック クラスに QoS グループ ID を割り当てます。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
priority
ポリシー マップのトラフィック クラスにプライオリティ キューを割り当てるには、 priority コマンドを使用します。マッピングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority
no priority
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
キューイング タイプのポリシー クラス マップ コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポリシー マップのトラフィック クラスに完全優先キューを設定する場合、プライオリティ クラスは、他のクラス キューより優先されます。このキューは、キュー ゼロ(データ トラフィックではなく制御トラフィックを伝送)以外の他のすべてのキューより先に処理されます。
1 種類のトラフィック クラスだけでの厳密なプライオリティ キューを設定できます。
例
次に、トラフィック クラスを完全優先キューにマッピングする例を示します。
switch(config)# policy-map type queuing my_policy1
switch(config-pmap-que)# class type queuing 8q2t-in-q4
switch(config-pmap-c-que)# priority
関連コマンド
|
|
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
service-policy(コントロール プレーン)
集約コントロール プレーン サービスのコントロール プレーンにポリシーマップを付加するには、 service-policy コマンドを使用します。
service-policy input policy-map-name
構文の説明
input |
コントロール プレーンに着信するパケットに指定のサービス ポリシーを適用します。 |
policy-map-name |
関連付けるコントロール プレーン ポリシー マップの名前。この名前には最大 64 文字までの英数字を指定できます。 |
コマンド デフォルト
サービス ポリシーは指定されていません。
コマンド モード
コントロール プレーン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
control-plane コマンドの使用後、 service-policy コマンドを使用して、Quality of Service(QoS)ポリシーを設定する必要があります。このポリシーは集約コントロール プレーン サービスのコントロール プレーン インターフェイスに付加されて、プロセス レベルに入るパケットの数やレートを制御します。
例
次に、コントロール プレーンにコントロール プレーン ポリシー マップを関連付ける例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# ip access-list ipv4-acl-telnet
switch(config-acl)# permit tcp 10.23.0.0/16 10.176.0.0/16
switch(config)# class-map type control-plane telnet-class
switch(config-cmap)# match access-group name ipv4-acl-telnet
switch(config-cmap)# exit
switch(config)# policy-map type control-plane copp-system-policy
switch(config-pmap)# class telnet-class
switch(config-pmap-c)# police pps 1000
switch(config-pmap-c)# exit
switch(config-pmap)# exit
switch(config)# control-plane
switch(config-cp)# service-policy input copp-system-policy
関連コマンド
|
|
control-plane |
コントロール プレーン コンフィギュレーション モードを開始します。 |
policy-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップを作成または変更します。 |
show policy-map control-plane |
コントロール プレーンのポリシー マップのあるクラス、またはすべてのクラスの設定を表示します。 |
service-policy(ポリシーマップ クラス)
ポリシー マップをインターフェイスに付加するには、 service-policy コマンドを使用します。インターフェイスからサービス ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
service-policy { input | type { qos input | queuing output }} policy-map-name
no service-policy { input | type { qos input | queuing output }} policy-map-name
構文の説明
input |
このポリシー マップをこのインターフェイスに着信するパケットに適用します。 |
type |
ポリシー マップのタイプが QoS かキューイングかを指定します。 |
qos |
QoS タイプのポリシー マップを指定します。 |
queuing |
キューイング タイプのポリシー マップを指定します。 |
output |
このインターフェイスから発信されるパケットにこのポリシー マップを適用します。 |
policy-map-name |
このインターフェイスに関連付けるポリシー マップの名前。QoS およびキューイング タイプの各ポリシーに対して、インターフェイスの入力および出力に関連付けることができるポリシー マップはそれぞれ 1 つだけです。 ポリシー マップ名には最大 40 文字の英数字を使用できます。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポートおよびポート チャネル タイプのインターフェイスに対して、キューイング タイプのポリシー マップの出力を 1 つ関連付けることができます。QoS タイプのポリシーの場合、特定のインターフェイスの入力に関連付けることができるポリシー マップは 1 つだけです。
例
次に、QoS タイプのポリシー マップをレイヤ 2 インターフェイスの着信パケットに関連付ける例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
system qos
switch(config-sys-qos)# service-policy type qos input my_policy1
次に、set-dscp という名前の QoS タイプのポリシー マップをレイヤ 2 インターフェイスの着信パケットに関連付ける例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# policy-map type qos set-dscp
switch(config-pmap-qos)# class class-0
switch(config-pmap-c-qos)# set dscp ef
switch(config-pmap-c-qos)# exit
switch(config-pmap-qos)# class class-1-2
switch(config-pmap-c-qos)# set precedence 4
switch(config-pmap-c-qos)# exit
switch(config-pmap-qos)# exit
switch(config)#
interface ethernet 2/1
switch(config-if)# service-policy type qos input set-dscp
関連コマンド
|
|
no switchport |
インターフェイスを、レイヤ 3 ルーテッド インターフェイスとして設定します。 |
show policy-map interface brief |
すべてのインターフェイスと VLAN、および関連付けられたサービス ポリシーの概要を表示します。 |
system qos |
システム ポリシーを設定します。 |
service-policy(システム QoS)
システム ポリシーにポリシー マップを関連付けるには、 service-policy コマンドを使用します。システム ポリシーからサービス ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
service-policy { input | type { network-qos | qos input | queuing output }} policy-map-name
no service-policy { input | type { network-qos | qos input | queuing output }} policy-map-name
構文の説明
input |
このポリシー マップをこのインターフェイスに着信するパケットに適用します。 |
type |
ポリシー マップのタイプが network-qos、qos、またはキューイングかを指定します。 |
network-qos |
network-qos タイプのポリシー マップを指定します。 |
qos |
QoS タイプのポリシー マップを指定します。 |
queuing |
キューイング タイプのポリシー マップを指定します。 |
output |
このインターフェイスから発信されるパケットにこのポリシー マップを適用します。 |
policy-map-name |
このインターフェイスに関連付けるポリシー マップの名前。ポリシー マップ名には最大 40 文字の英数字を使用できます。 |
コマンド モード
システム QoS コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル システム QoS コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
例
次に、システム ポリシーにキューイング ポリシー マップを関連付ける例を示します。
switch# configure terminal
switch(
config)#
system qos
switch(config-sys-qos)# service-policy type queuing output my_input_q_policy
関連コマンド
|
|
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
system qos |
システム ポリシーを設定します。 |
set cos(ネットワーク QoS タイプのポリシー マップ)
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップのトラフィックのクラスにサービス クラス(CoS)値を割り当てるには、 set cos コマンドを使用します。割り当てられた値をクラスから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set cos cos-value
no set cos cos-value
構文の説明
cos-value |
トラフィックのこのクラスに割り当てる CoS 値。有効な範囲は 0 ~ 7 です。 |
コマンド モード
ネットワーク QoS クラス タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでのネットワーク QoS クラス タイプのポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用できるのは、出力ポートに関連付けられるネットワーク QoS タイプのポリシー上だけです。
例
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップのトラフィックのクラスに CoS 値を割り当てる例を示します。
switch(
config)#
policy-map type network-qos my_policy1
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos traffic_class2
switch(config-pmap-nq-c)# set cos 3
switch(config-pmap-nq-c)#
次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップのトラフィックのクラスから CoS 値の割り当てを削除する例を示します。
switch(
config)#
policy-map type network-qos my_policy1
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos traffic_class2
switch(config-pmap-nq-c)# no set cos 3
switch(config-pmap-nq-c)#
次に、スイッチ プロファイルのネットワーク QoS ポリシー マップのトラフィックのクラスに CoS 値を割り当てる例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos sp-nwpolicy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos sp-nwpolicy-class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)# set cos 3
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)#
関連コマンド
|
|
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
set dscp
QoS タイプのポリシー マップで、トラフィック クラスに DiffServ コード ポイント(DSCP)値を割り当てるには、 set dscp コマンドを使用します。以前に設定した DSCP 値を削除するには、このコマンド no 形式を使用します。
set dscp dscp-value
no set dscp dscp-value
構文の説明
dscp-value |
このトラフィック クラスに割り当てる DSCP 値またはパラメータを指定します。有効値は、0 ~ 63 です。 標準的な DSCP 値の一覧については、 表 i-1 を参照してください。 |
コマンド モード
QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでの QoS ポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
スイッチ プロファイルに DSCP 値を設定するサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
マーキングは、着信および発信パケットの Quality of Service(QoS)フィールドを変更するために使用する方式です。
標準の QoS フィールドである、IP precedence、DSCP、サービス クラス(CoS)の値、および後続のアクションで使用できる内部ラベルを設定できます。マーキングは、トラフィックのポリシング、キューイング、およびスケジューリングで使用するトラフィックのタイプを識別するのに使用します(スケジューリングでは CoS だけを使用します)。
このコマンドは、DSCP パケット ヘッダー フィールドに基づいてトラフィックを分類するために使用します。パケットの DSCP 値を設定する場合は、class-default システム クラス以外のトラフィック クラスを使用する必要があります。たとえば、qos-group x で、 x の値は 1 ~ 7 のいずれかです。
(注) トラフィックが class-default システム クラス(QoS-group 0)の場合、DSCP パケット ヘッダー フィールドを設定することはできません。
IP ヘッダーの DiffServ フィールドの上位 6 ビットで、DSCP 値を指定の値に設定できます。0 ~ 63 の数値のほか、 表 i-1 に示す標準の DSCP 値も入力できます。
3 つ以上の IP ヘッダー フィールドに値を設定すると、次に類似するエラー メッセージが表示されます。
ERROR: Only 2 sets out of qos-group/cos/dscp/precedence/discard-class are allowed. Please remove other set action before applying this one.
(注) DSCP または IP precedence を設定できますが、IP パケットの同じフィールドを変更することになるため、両方の値を設定することはできません。
DSCP 値を設定した後、QoS ポリシー マップが正しく動作して特定の QoS グループが作成されるようにするため、システム ポリシーに QoS ポリシー マップを関連付け、network-qos タイプのポリシー マップを定義してから、システム ポリシーにこのポリシー マップを関連付けます。QoS ポリシー マップの QoS グループがネットワーク QoS ポリシーの QoS グループと一致することを確認します。
例
次に、QoS ポリシーの DSCP 値を設定する例を示します。
switch(config)# policy-map type qos my_policy
switch(config-pmap-qos)# class type qos my_class
switch(config-pmap-c-qos)# set dscp cs6
switch(config-pmap-c-qos)# set qos-group 2
switch(config-pmap-c-qos)# exit
switch(config-pmap-qos)# exit
switch(config)# system qos
switch(config-sys-qos)# service-policy type qos input my_policy
switch(config-sys-qos)# exit
switch(config)# class-map type network-qos nqos_class
switch(config-cmap-nq)# match qos-group 2
switch(config-cmap-nq)# exit
switch(config)# policy-map type network-qos nqos_policy
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-pmap-nq-c)# exit
switch(config-pmap-nq)# exit
switch(config)# system qos
switch(config-sys-qos)# service-policy type network-qos nqos_policy
switch(config-sys-qos)# exit
次に、スイッチ プロファイルで QoS ポリシーの DSCP 値を設定する例を示します。
switch(config-sync)# switch-profile s5010
switch(config-sync-sp)# policy-map type qos sp_pm_qos
switch(config-sync-sp-pmap-qos)# class type qos sp_cl_qos
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# set dscp cs6
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# set qos-group 1
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# exit
switch(config-sync-sp-pmap-qos)# exit
switch(config-sync-sp)# system qos
switch(config-sync-sp-sys-qos)# service-policy type qos input my_policy
switch(config-sync-sp-sys-qos)# exit
switch(config-sync-sp)# class-map type network-qos nqos_class
switch(config-sync-sp-cmap-nq)# match qos-group 2
switch(config-sync-sp-cmap-nq)# exit
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos nqos_policy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)# exit
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# exit
switch(config-sync-sp)# system qos
switch(config-sync-sp-sys-qos)# service-policy type network-qos nqos_policy
switch(config-sync-sp-sys-qos)# exit
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show policy-map type qos |
QoS ポリシー マップを表示します。 |
show running-config ipqos |
QoS の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
set precedence
QoS タイプのポリシー マップで、トラフィック クラスの IP ヘッダーに含まれる precedence 値を設定するには、 set precedence コマンドを使用します。クラスの precedence 値をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
set precedence precedence-value
no set precedence precedence-value
構文の説明
precedence-value |
トラフィックのこのクラスに割り当てる IP precedence 値。有効値の範囲は 0 ~ 7 です。 標準的な precedence 値の一覧については、 表 i-2 を参照してください。 |
コマンド モード
QoS タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでの QoS タイプのポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
スイッチ プロファイルに IP precedence 値を設定するサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
マーキングは、着信および発信パケットの Quality of Service(QoS)フィールドを変更するために使用する方式です。
標準の QoS フィールドである、IP precedence、DSCP、サービス クラス(CoS)の値、および後続のアクションで使用できる内部ラベルを設定できます。マーキングは、トラフィックのポリシング、キューイング、およびスケジューリングで使用するトラフィックのタイプを識別するのに使用します(スケジューリングでは CoS だけを使用します)。
このコマンドは、IP precedence パケット ヘッダー フィールドに基づいてトラフィックを分類するために使用します。パケットの IP precedence 値を設定する場合は、class-default システム クラス以外のトラフィック クラスを使用する必要があります。たとえば、qos-group x で、 x の値は 1 ~ 7 のいずれかです。
(注) トラフィックが class-default システム クラス(QoS-group 0)の場合、IP precedence パケット ヘッダー フィールドを設定することはできません。
3 つ以上の IP ヘッダー フィールドに値を設定すると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
ERROR: Only 2 sets out of qos-group/cos/dscp/precedence/discard-class are allowed. Please remove other set action before applying this one.
(注) DSCP または IP precedence を設定できますが、IP パケットの同じフィールドを変更することになるため、両方の値を設定することはできません。
IP precedence 値を設定した後、QoS ポリシー マップが正しく動作して特定の QoS グループが作成されるようにするため、システム ポリシーに QoS ポリシー マップを関連付け、network-qos タイプのポリシー マップを定義してから、システム ポリシーにこのポリシー マップを関連付けます。QoS ポリシー マップの QoS グループがネットワーク QoS ポリシーの QoS グループと一致することを確認します。
例
次に、QoS ポリシーの IP precedence 値を設定する例を示します。
switch(config)# policy-map type qos my_policy
switch(config-pmap-qos)# class type qos my_class
switch(config-pmap-c-qos)# set precedence 5
switch(config-pmap-c-qos)# set qos-group 1
switch(config-pmap-c-qos)# exit
switch(config-pmap-qos)# exit
switch(config)# system qos
switch(config-sys-qos)# service-policy type qos input my_policy
switch(config-sys-qos)# exit
switch(config)# class-map type network-qos nqos_class
switch(config-cmap-nq)# match qos-group 1
switch(config-cmap-nq)# exit
switch(config)# policy-map type network-qos nqos_policy
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-pmap-nq-c)# exit
switch(config-pmap-nq)# exit
switch(config)# system qos
switch(config-sys-qos)# service-policy type network-qos nqos_policy
switch(config-sys-qos)# exit
次に、スイッチ プロファイルで QoS ポリシーの IP precedence 値を設定する例を示します。
switch(config-sync)# switch-profile s5010
switch(config-sync-sp)# policy-map type qos sp_pm_qos
switch(config-sync-sp-pmap-qos)# class type qos sp_cl_qos
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# set precedence 3
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# set qos-group 5
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# exit
switch(config-sync-sp-pmap-qos)# exit
switch(config-sync-sp)# system qos
switch(config-sync-sp-sys-qos)# service-policy type qos input my_policy
switch(config-sync-sp-sys-qos)# exit
switch(config-sync-sp)# class-map type network-qos nqos_class
switch(config-sync-sp-cmap-nq)# match qos-group 5
switch(config-sync-sp-cmap-nq)# exit
switch(config-sync-sp)# policy-map type network-qos nqos_policy
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-sync-sp-pmap-nq-c)# exit
switch(config-sync-sp-pmap-nq)# exit
switch(config-sync-sp)# system qos
switch(config-sync-sp-sys-qos)# service-policy type network-qos nqos_policy
switch(config-sync-sp-sys-qos)# exit
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show policy-map type qos |
QoS ポリシー マップを表示します。 |
show running-config ipqos |
QoS の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show startup-config ipqos |
スタートアップ ファイルに保存されている QoS の設定を表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
set qos-group
QoS タイプのポリシー マップのトラフィックのクラスに QoS グループ ID を割り当てるには、 set qos-group コマンドを使用します。割り当てられた値をクラスから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set qos-group qos-group-value
no set qos-group qos-group-value
構文の説明
qos-group-value |
トラフィックのこのクラスに割り当てる QoS グループ値。指定できる範囲は 1 ~ 7 です。 |
コマンド モード
QoS クラス タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モードでの QoS タイプのポリシー マップ
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
スイッチ プロファイルに QoS グループを設定するサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
QoS グループ ID 値は、入力ポリシーだけで設定できます。入力ポリシーには最大 7 つの QoS グループを設定できます。
例
次に、QoS タイプのポリシー マップのトラフィックのクラスに QoS グループ ID を割り当てる例を示します。
switch(config)# policy-map my_policy1
switch(config-pmap-qos)# class traffic_class2
switch(config-pmap-c-qos)# set qos-group 3
switch(config-pmap-c-qos)#
次に、スイッチ プロファイルの QoS ポリシーに QoS グループ ID を割り当てる例を示します。
switch(config-sync)# switch-profile s5010
switch(config-sync-sp)# policy-map type qos sp_pm_qos
switch(config-sync-sp-pmap-qos)# class type qos sp_cl_qos
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)# set qos-group 2
switch(config-sync-sp-pmap-c-qos)#
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show policy-map type qos |
QoS ポリシー マップを表示します。 |
show running-config ipqos |
QoS の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show startup-config ipqos |
スタートアップ ファイルに保存されている QoS の設定を表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
show class-map type control-plane
コントロール プレーン クラス マップ情報を表示するには、 show class-map type control-plane コマンドを使用します。
show class-map type control-plane [ class-map-name ]
構文の説明
class-map-name |
(任意)コントロール プレーン クラス マップの名前 名前には英数字を使用します。大文字と小文字が区別され、 最大で 64 文字の長さまで指定可能です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、コントロール プレーン クラス マップ情報を表示する例を示します。
switch# show class-map type control-plane
class-map type control-plane match-any ClassMapA
match access-grp name copp-system-acl-snmp
class-map type control-plane match-any classMapA
match access-grp name copp-system-acl-telnet
class-map type control-plane match-any copp-icmp
match access-grp name copp-system-acl-icmp
class-map type control-plane match-any copp-ntp
match access-grp name copp-system-acl-ntp
class-map type control-plane match-any copp-s-arp
class-map type control-plane match-any copp-s-bpdu
class-map type control-plane match-any copp-s-dai
class-map type control-plane match-any copp-s-default
関連コマンド
|
|
class-map type control-plane |
コントロール プレーン クラス マップを作成または設定します。 |
show class-map type network-qos
ネットワーク QoS タイプのクラス マップを表示するには、 show class-map type network-qos コマンドを使用します。
show class-map type network-qos [ class-map-name ]
構文の説明
class-map-name |
クラス マップ名です。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド デフォルト
クラス マップ名が指定されていない場合、ネットワーク QoS タイプのすべてのクラスマップが表示されます。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
タイプを指定しない場合、システムで設定されているすべてのクラス マップが表示されます。
例
次に、ネットワーク QoS タイプのすべてのクラス マップを表示する例を示します。
switch# show class-map type network-qos
class-map type network-qos cn1
class-map type network-qos cn2
class-map type network-qos cn3
class-map type network-qos cn4
class-map type network-qos cn5
class-map type network-qos cn6
class-map type network-qos cn7
class-map type network-qos class-default
次に、すべてのすべてのネットワーク QoS クラス マップを表示する例を示します。
class-map type qos match-all cqos1
class-map type qos match-all cqos6
class-map type qos match-any class-default
class-map type queuing cqu1
class-map type queuing cqu6
class-map type queuing class-default
Type network-qos class-maps
==============================
class-map type network-qos cnq1
class-map type network-qos cnq6
class-map type network-qos class-default
関連コマンド
|
|
class-map |
クラス マップを作成、または変更します。 |
show class-map type qos
QoS タイプのクラス マップを表示するには、 show class-map type qos コマンドを使用します。
show class-map type qos [ class-map-name ]
構文の説明
class-map-name |
クラス マップの名前。 class-default という名前は予約されています。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド デフォルト
クラス マップ名が指定されていない場合、QoS タイプのすべてのクラスマップが表示されます。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、QoS タイプのすべてのクラス マップを表示する例を示します。
switch(
config)#
show class-map type qos
class-map type qos match-all cq1
class-map type qos match-all cq2
class-map type qos match-all cq3
class-map type qos match-all cq4
class-map type qos match-all cq5
class-map type qos match-all cq6
class-map type qos match-all cl_acl
関連コマンド
|
|
class-map |
クラス マップを作成、または変更します。 |
show class-map type queuing
キューイング タイプのクラス マップを表示するには、 show class-map type queuing コマンドを使用します。
show class-map type queuing [ class-map-name ]
構文の説明
class-map-name |
クラス マップの名前。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド デフォルト
クラス マップ名が指定されていない場合、キューイング タイプのすべてのクラスマップが表示されます。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、キューイング タイプのすべてのクラス マップを表示する例を示します。
switch(
config)#
show class-map type queuing
class-map type queuing q1
class-map type queuing q2
class-map type queuing q3
class-map type queuing q4
class-map type queuing q5
class-map type queuing q6
class-map type queuing q7
class-map type queuing class-default
関連コマンド
|
|
class-map |
クラス マップを作成、または変更します。 |
show copp status
コントロール プレーン ポリシング(CoPP)の設定ステータスを表示するには、 show copp status コマンドを使用します。
show copp status
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、CoPP 設定ステータス情報を表示する例を示します。
Last Config Operation: class-map type control-plane ClassMapA
Last Config Operation Timestamp: 06:15:21 UTC Aug 23 2011
Last Config Operation Status: Success
Policy-map attached to the control-plane: copp-system-policy
関連コマンド
|
|
clear copp statistics |
CoPP 統計情報をクリアします。 |
show running-config copp |
実行コンフィギュレーションの CoPP コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show hardware internal buffer info pkt-stats
実行中のシステムで、出力ポートごとおよびキューごとの占有をモニタするには、 show hardware internal buffer info pkt-stats コマンドを使用します。
show hardware internal buffer info pkt-stats [ brief | clear | detail | port-log ]
構文の説明
brief |
システム バッファの統計情報だけを表示します。 |
clear |
最大セル使用状況値をクリアします。 |
detail |
詳細な統計情報を表示します。 |
port-log |
セル使用状況のしきい値制限を超えるポートに関する情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
システムにおけるキューおよびバッファの瞬間的な占有をチェックするためにこのコマンドを使用します。スイッチの出力では次のデータが表示されます。
• ユニキャストおよびマルチキャスト トラフィックの両方について、システムでのポートごとの瞬間的なキューの増大。
• システム レベルでの瞬間的および最大の出力バッファの占有。
キーワードを指定しないでこのコマンドを使用すると、スイッチの出力は、システム レベルのバッファの占有およびポート レベルのバッファの占有を示します。ポート レベルのバッファの占有は、一定の瞬間バッファ使用量があるポートに対してのみ表示されます。
brief キーワードを指定してこのコマンドを使用すると、スイッチの出力は、(ポートに一定の瞬間バッファ使用量があるかどうかに関係なく)システム レベルのバッファの占有だけを示します。
detail キーワードを指定してこのコマンドを使用すると、スイッチの出力は、一定の瞬間バッファ使用量がないポートについても、すべてのポートのシステム レベルおよびポート レベルのバッファの占有を示します。
例
次に、システムにおけるキューおよびバッファの瞬間的な占有をチェックする例を示します。
switch# show hardware internal buffer info pkt-stats
|----------------------------------------------------------------------------------------|
Remaining Instant Usage 46080
|----------------------------------------------------------------------------------------|
次に、システムの最大セル使用状況値をクリアする例を示します。
switch# show hardware internal buffer info pkt-stats clear
Max Cell Usage has been reset successfully
switch# show hardware internal buffer info pkt-stats
|----------------------------------------------------------------------------------------|
Remaining Instant Usage 46080
|----------------------------------------------------------------------------------------|
次に、システムにおけるキューおよびバッファの瞬間の占有に関する詳細情報を表示する例を示します。
switch# show hardware internal buffer info pkt-stats detail
|----------------------------------------------------------------------------------------|
Remaining Instant Usage 46080
|----------------------------------------------------------------------------------------|
|----------------------------------------------------------------------------------------|
| Instant Buffer utilization per queue per port |
| Each line displays the number of cells utilized for a given port for each QoS queue |
| One cell represents approximately 208 bytes |
|---------+---------+---------+---------+---------+---------+--------+---------+---------|
|Port Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 |
|---------+---------+---------+---------+---------+---------+--------+---------+---------|
次に、システムのポート ログ情報を表示する例を示します。
switch# show hardware internal buffer info pkt-stats port-log
09-27-2011 15:09:30.806941 Port 2 buffer threshold exceeded
09-27-2011 15:09:30.807404 Port 13 buffer threshold exceeded
09-27-2011 15:09:30.807508 Port 14 buffer threshold exceeded
09-27-2011 15:09:30.808722 Port 47 buffer threshold exceeded
show interface untagged-cos
指定したインターフェイスのタグなしサービス クラス(CoS)値を表示するには、 show interface untagged-cos コマンドを使用します。
show interface untagged-cos [ module module_no ]
構文の説明
module |
(任意)スイッチ シャーシのこのモジュールのインターフェイスを表示します。 |
module_no |
スイッチ シャーシのモジュール番号。有効な範囲は 1 ~ 18 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、インターフェイスのタグなし CoS 値を表示する例を示します。
switch#
show interface untagged-cos
=================================
=================================
関連コマンド
|
|
untagged cos |
タグなしイーサネット フレームの CoS 値を設定します。 |
show policy-map
ポリシー マップを表示するには、 show policy-map コマンドを使用します。
show policy-map [ type { network-qos | qos | queuing }] [ policy-map-name ]
構文の説明
type |
(任意)表示するコンポーネント タイプを指定します。 |
network-qos |
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップを表示します。 |
qos |
QoS タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
queuing |
キューイング タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
policy-map-name |
(任意)ポリシー マップの名前。最大 40 の英数字を使用できます。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートが、コントロール プレーン ポリシー マップで導入されました。 |
使用上のガイドライン
引数やキーワードを指定せずに show policy-map コマンドを入力すると、Control Plane Policing(CoPP; コントロール プレーン ポリシング)情報も表示されます。
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U1(1) を実行しているスイッチ上のすべての設定済みポリシー マップを表示する例を示します。
class type qos class-default
policy-map type qos default-in-policy
class type qos class-default
policy-map type queuing pqu
class type queuing class-default
policy-map type queuing default-out-policy
class type queuing class-default
Type network-qos policy-maps
===============================
policy-map type network-qos pnqos
class type network-qos cnq1
class type network-qos cnq6
congestion-control random-detect ecn
class type network-qos class-default
policy-map type network-qos default-nq-policy
class type network-qos class-default
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U1(1) を実行するスイッチ上の、指定された名前のネットワーク QoS ポリシー マップを表示する例を示します。
switch# show policy-map type network-qos my_pnq
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行しているスイッチ上のすべての設定済みポリシー マップを表示する例を示します。
class type qos ip-rtp-2000-3000
class type qos ip-rtp-4000-5000
class type qos class-default
policy-map type queuing qqq
class type queuing class-default
policy-map type queuing default-out-policy
class type queuing class-default
Type control-plane policy-maps
==============================
policy-map type control-plane copp-system-policy
関連コマンド
|
|
policy-map |
ポリシー マップを作成、または変更します。 |
show policy-map interface
各インターフェイスに設定されているサービス ポリシー マップを表示するには、 show policy-map interface コマンドを使用します。
show policy-map interface [ ethernet slot / port | port-channel channel-number ] [ input | output ] [ type { qos | queuing }]
構文の説明
ethernet |
(任意)イーサネット インターフェイスに割り当てられているポリシー マップを表示します。 |
slot/port |
イーサネット インターフェイスのスロット番号とポート番号を指定します。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
port-channel |
(任意)EtherChannel に割り当てられているポリシー マップを表示します。 |
channel-number |
EtherChannel 番号。範囲は 1 ~ 4096 です。 |
input |
(任意)入力トラフィックに割り当てられているポリシー マップだけを表示します。 |
output |
(任意)出力トラフィックに割り当てられているポリシー マップだけを表示します。 |
type |
(任意)表示するコンポーネント タイプを指定します。 |
qos |
QoS タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
queuing |
キューイング タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デフォルトでは統計情報が表示されます。
例
次に、指定したインターフェイスに割り当てられているポリシー マップを表示する例を示します。
switch#
show policy-map interface ethernet 1/1
Global statistics status : disabled
Service-policy (qos) input: pqos
policy statistics status: disabled
Class-map (qos): cqos1 (match-all)
Class-map (qos): cqos6 (match-all)
Class-map (qos): class-default (match-any)
Service-policy (queuing) output: pqu
policy statistics status: disabled
次に、指定したインターフェイスに割り当てられている QoS ポリシー マップを表示する例を示します。
switch# show policy-map interface ethernet 1/1 type qos
Global statistics status : disabled
Service-policy (qos) input: default-in-policy
policy statistics status: disabled
Class-map (qos): class-default (match-any)
次に、指定したインターフェイスの出力トラフィックに割り当てられたポリシー マップを表示する例を示します。
switch# show policy-map interface ethernet 3/1 output
Global statistics status : disabled
Service-policy (queuing) output: default-out-policy
policy statistics status: disabled
Class-map (queuing): class-default (match-any)
関連コマンド
|
|
policy-map |
ポリシー マップを作成、または変更します。 |
show policy-map interface brief
インターフェイスに適用されるポリシー マップの概要を表示するには、 show policy-map interface brief コマンドを使用します。
show policy-map interface brief
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、割り当てられているポリシー マップの概要を表示する例を示します。
switch(
config)#
show policy-map interface brief
Interface/VLAN [Status]:INP QOS OUT QOS INP QUE OUT QUE
================================================================================
Ethernet1/1 [Active]:default-in-po default-out-p
Ethernet1/2 [Active]:default-in-po default-out-p
Ethernet1/3 [Active]:default-in-po default-out-p
Ethernet1/4 [Active]:default-in-po default-out-p
Ethernet1/5 [Active]:default-in-po default-out-p
関連コマンド
|
|
policy-map |
ポリシー マップを作成、または変更します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show policy-map interface control-plane
インターフェイスに適用されたコントロール プレーン ポリシー マップを表示するには、 show policy-map interface control-plane コマンドを使用します。
show policy-map interface control-plane
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、割り当てられたコントロール プレーン ポリシー マップを表示する例を示します。
switch(
config)#
show policy-map interface control-plane
service-policy input: copp-system-policy
class-map copp-s-default (match-any)
class-map copp-s-l2switched (match-any)
class-map copp-s-ping (match-any)
match access-grp name copp-system-acl-ping
class-map copp-telnet (match-any)
match access-grp name copp-system-acl-telnet
関連コマンド
|
|
policy-map |
ポリシー マップを作成、または変更します。 |
show policy-map |
ポリシー マップを表示します。 |
show policy-map system
システムのすべてのアクティブ ポリシー マップを表示するには、 show policy-map system コマンドを使用します。
show policy-map system [ type { network-qos | qos [ input ] | queuing [ input | output ]}]
構文の説明
type |
(任意)表示するコンポーネント タイプを指定します。 |
network-qos |
ネットワーク QoS タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
qos |
QoS タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
input |
(任意)入力トラフィックに割り当てられているポリシー マップを表示します。 |
queuing |
キューイング タイプのポリシー マップだけを表示します。 |
output |
(任意)出力トラフィックに割り当てられているポリシー マップを表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポリシー マップのタイプと名前を指定しない場合、システムのすべてのアクティブ ポリシー マップが表示されます。
例
次に、システムのすべてのアクティブ ポリシー マップを表示する例を示します。
switch# show policy-map system
Type network-qos policy-maps
===============================
policy-map type network-qos pnqos
class type network-qos cnq1 match qos-group 1
class type network-qos cnq6 match qos-group 6
congestion-control random-detect ecn
class type network-qos class-default match qos-group 0
Service-policy (qos) input: pqos
policy statistics status: disabled
Class-map (qos): cqos1 (match-all)
Class-map (qos): cqos6 (match-all)
Class-map (qos): class-default (match-any)
Service-policy (queuing) output: pqu
policy statistics status: disabled
Class-map (queuing): cqu1 (match-any)
Class-map (queuing): cqu6 (match-any)
Class-map (queuing): class-default (match-any)
次に、システムのアクティブなネットワーク QoS タイプのポリシー マップを表示する例を示します。
switch# show policy-map system type network-qos
関連コマンド
|
|
show policy-map |
すべてのポリシー マップを表示します。 |
show policy-map type control-plane
コントロール プレーン ポリシー マップ情報を表示するには、 show policy-map type control-plane コマンドを使用します。
show policy-map type control-plane [ expand ] [ name policy-map-name ]
構文の説明
expand |
(任意)拡張されたコントロール プレーン ポリシー マップ情報を表示します。 |
name policy-map-name |
(任意)コントロール プレーン ポリシー マップの名前を指定します。名前は最大 64 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、コントロール プレーン ポリシー マップ情報を表示する例を示します。
switch# show policy-map type control-plane
policy-map type control-plane copp-system-policy
次に、コントロール プレーン ポリシー マップ情報を拡張形式で表示する例を示します。
switch# show policy-map type control-plane expand
関連コマンド
|
|
policy-map type control-plane |
コントロール プレーン ポリシー マップを作成または設定します。 |
show queuing interface
インターフェイスのキューイング情報を表示するには、 show queuing interface コマンドを使用します。
show queuing interface [ ethernet slot-no / port-no ]
構文の説明
ethernet |
(任意)イーサネット インターフェイスに表示されるキューイング情報を指定します。 |
slot-no |
イーサネット インターフェイスのスロット番号を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。 |
port-no |
イーサネット インターフェイスのポート番号を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 128 です。 |
コマンド デフォルト
すべてのインターフェイスのキューイング情報を表示します。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、特定のインターフェイスのキューイング情報を表示する例を示します。
switch# show queuing interface ethernet 1/10
Ethernet1/10 queuing information:
qos-group sched-type oper-bandwidth
HW MTU: 9216 (9216 configured)
drop-type: drop, xon: 0, xoff: 0
Ucast pkts sent over the port : 0
Ucast bytes sent over the port : 0
Mcast pkts sent over the port : 2416
Mcast bytes sent over the port : 164288
表 i-3 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 i-3 show queuing interface フィールドの説明
|
|
Ethernet ... |
イーサネット インターフェイス情報。 |
qos-group |
スイッチに設定されている QoS グループの情報。 |
sched-type |
スケジュールのタイプ。 |
WRR |
Weighted Round Robin(WRR; 重み付けラウンドロビン)。スケジューリングのキューの重み付け。 |
MTU |
キューの Maximum Transmit Unit(MTU)。 |
drop-type |
キューのドロップ タイプ。drop も no-drop も可能。 |
Xon |
このしきい値で伝送をオンにします。 |
Xoff |
このしきい値で伝送をオフにします。 |
関連コマンド
|
|
hardware buffer-threshold |
ハードウェア バッファしきい値を設定します。 |
hardware queue-limit |
ハードウェア キュー制限を設定します。 |
show running-config copp
実行コンフィギュレーションのコントロール プレーン ポリシング(CoPP)設定情報を表示するには、 show running-config copp コマンドを使用します。
show running-config copp [ all ]
構文の説明
all |
(任意)設定済みおよびデフォルトの情報を表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(2) |
CoPP スタティック クラス マップ、copp-s-bfd および copp-s-ptp が導入されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行しているスイッチで実行コンフィギュレーションに設定されている CoPP 情報を表示する例を示します。
switch# show running-config copp
!Command: show running-config copp
!Time: Tue Aug 23 06:32:48 2011
class-map type control-plane match-any ClassMapA
class-map type control-plane match-any copp-icmp
match access-group name copp-system-acl-icmp
class-map type control-plane match-any copp-ntp
match access-group name copp-system-acl-ntp
class-map type control-plane match-any copp-s-arp
class-map type control-plane match-any copp-s-bpdu
class-map type control-plane match-any copp-s-dai
class-map type control-plane match-any copp-s-default
class-map type control-plane match-any copp-s-dhcpreq
class-map type control-plane match-any copp-s-dhcpresp
class-map type control-plane match-any copp-s-eigrp
match access-group name copp-system-acl-eigrp
class-map type control-plane match-any copp-s-igmp
次に、実行コンフィギュレーションの設定済み CoPP 情報およびデフォルトの CoPP 情報を表示する例を示します。
switch# show running-config copp all
関連コマンド
|
|
control-plane |
コントロール プレーン コンフィギュレーション モードを開始します。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show startup-config aclmgr |
ACL のスタートアップ コンフィギュレーションを表示します。 |
show startup-config copp |
スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの CoPP の設定情報を表示します。 |
show running-config ipqos
システムの実行コンフィギュレーションについて、Quality of Service(QoS)関連の情報を表示するには、 show running-config ipqos コマンドを使用します。
show running-config ipqos [ all ]
構文の説明
all |
(任意)設定済みおよびデフォルトの情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デフォルトおよび設定済みクラス マップとポリシー マップのリストと、インターフェイスに割り当てられているポリシーを表示するために使用します。
例
次に、QoS 情報を表示する場合の例を示します。
switch# show running-config ipqos
!Command: show running-config ipqos
!Time: Mon Mar 15 08:24:12 2010
class-map type qos match-all cqos1
class-map type qos match-all cqos6
class-map type queuing cqu1
class-map type queuing cqu6
policy-map type queuing pqu
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show class-map |
クラス マップ情報を表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップ情報を表示します。 |
show startup-config copp
スタートアップ コンフィギュレーションのコントロール プレーン ポリシング(CoPP)設定情報を表示するには、 show startup-config copp コマンドを使用します。
show startup-config copp
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、スタートアップ コンフィギュレーションの CoPP 情報を表示する例を示します。
switch# show startup-config copp
!Command: show startup-config copp
!Time: Tue Aug 23 07:00:41 2011
!Startup config saved at: Sat Aug 20 04:58:59 2011
class-map type control-plane match-any copp-icmp
match access-group name copp-system-acl-icmp
class-map type control-plane match-any copp-ntp
match access-group name copp-system-acl-ntp
class-map type control-plane match-any copp-s-arp
class-map type control-plane match-any copp-s-bpdu
class-map type control-plane match-any copp-s-dai
class-map type control-plane match-any copp-s-default
class-map type control-plane match-any copp-s-dhcpreq
class-map type control-plane match-any copp-s-dhcpresp
class-map type control-plane match-any copp-s-eigrp
match access-group name copp-system-acl-eigrp
class-map type control-plane match-any copp-s-igmp
match access-group name copp-system-acl-igmp
class-map type control-plane match-any copp-s-ipmcmiss
関連コマンド
|
|
control-plane |
コントロール プレーン コンフィギュレーション モードを開始します。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show running-config copp |
実行コンフィギュレーション内の CoPP 設定情報を表示します。 |
show startup-config ipqos
スタートアップ コンフィギュレーションの Quality of Service(QoS)の設定情報を表示するには、 show startup-config ipqos コマンドを使用します。
show startup-config ipqos [ all ]
構文の説明
all |
(任意)設定済みおよびデフォルトの情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの QoS 情報を表示する例を示します。
switch# show startup-config ipqos
!Command: show startup-config ipqos
!Time: Fri Jun 4 06:10:27 2010
!Startup config saved at: Thu Jun 3 18:13:44 2010
policy-map type network-qos jumbo
class type network-qos class-default
service-policy type network-qos jumbo
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。 |
show class-map |
クラス マップ情報を表示します。 |
show policy-map |
ポリシー マップ情報を表示します。 |
show wrr unicast-bandwidth
重み付けラウンドロビン(WRR)の帯域幅情報を表示するには、 show wrr unicast-bandwidth コマンドを使用します。
show wrr unicast-bandwidth
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、WRR の帯域幅値を表示する例を示します。
switch# show wrr unicast-bandwidth
UCAST Bandwidth percent: 75
関連コマンド
|
|
wrr unicast-bandwidth |
インターフェイスに重み付けラウンド ロビン(WRR)の帯域幅値を割り当てます。 |
show wrr-queue qos-group-map
出力キューにマッピングされた Quality of Service(QoS)値を表示するには、 show wrr-queue qos-group-map コマンドを使用します。
show wrr-queue qos-group-map
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、出力キューにマッピングされた QoS グループを表示する例を示します。
switch# show wrr-queue qos-group-map
MCAST Queue ID Qos-Group Map
関連コマンド
|
|
wrr-queue qos-group-map |
Quality of Service(QoS)値をマッピングして、いずれかの出力キューを選択します。 |
system jumbomtu
システムで最大伝送ユニット(MTU)の上限を定義するには、 system jumbomtu コマンドを使用します。
system jumbomtu [ value ]
構文の説明
value |
ジャンボ MTU 値。有効な範囲は 1500 ~ 9216 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
例
次に、システムでの MTU の上限を定義する例を示します。
switch(
config)#
system jumbomtu 9216
次に、s5010 というスイッチ プロファイルで MTU の上限を定義する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# system jumbomtu 3000
関連コマンド
|
|
show interface |
指定したインターフェイスで送受信されるジャンボ MTU フレームを表示します。 |
system qos
システム ポリシーを設定するには、 system qos コマンドを使用します。
system qos
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
例
次に、キューイング ポリシーをシステムのすべてのインターフェイスに適用するようにシステム QoS を設定する例を示します。
switch(config)#
system qos
次に s5010 というスイッチ プロファイルのシステム QoS を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# system qos
switch(config-sync-sp-sys-qos)#
関連コマンド
|
|
service-policy |
システム クラス ポリシー マップをシステムのサービス ポリシーに関連付けます。 |
untagged cos
選択したインターフェイスのサービス クラス(CoS)値を上書きするには、 untagged cos コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
untagged cos cos-value
no untagged cos cos-value
構文の説明
cos-value |
タグなしフレームのサービス クラス(CoS)値。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
CoS 値なしで受信したイーサネット フレームには、CoS 値 0 が設定されます。
例
次に、インターフェイスで受信するタグなしフレームに CoS 値 4 を設定する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/2
switch(config-if)#
untagged cos 4
次に、レイヤ 3 インターフェイスで受信するタグなしフレームに CoS 値 3 を設定する例を示します。
switch#
configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/5
switch(config-if)#
no switchport
switch(config-if)#
untagged cos 3
関連コマンド
|
|
match cos |
選択したクラスの一致条件とする CoS 値を設定します。 |
no switchport |
インターフェイスを、レイヤ 3 ルーテッド インターフェイスとして設定します。 |
show interface untagged-cos |
インターフェイスのタグなし CoS 値を表示します。 |
wrr-queue qos-group-map
割り当てられた Quality of Service(QoS)グループ値をマッピングしていずれかの出力キューを選択するには、 wrr-queue qos-group-map コマンドを使用します。QoS マップをデフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
wrr-queue qos-group-map queue-id qos1 ... qos8
no wrr-queue qos-group-map queue-id qos1 ... qos8
構文の説明
queue-id |
出力キューの ID。範囲は 0 ~ 3 です。 |
qos1... qos8 |
キューを選択するためにマッピングする QoS グループ値。最大 8 個の QoS 値を入力します。各値はスペースで区切ります。有効な範囲は 0 ~ 7 です。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの設定は次のとおりです。
• 受信キュー 0 および送信キュー 0:QoS 0 および 1
• 受信キュー 1 および送信キュー 1:QoS 2 および 3
• 受信キュー 2 および送信キュー 2:QoS 4 および 5
• 受信キュー 3 および送信キュー 3:QoS 6 および 7
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
(注) このコマンドは、レイヤ 3 マルチキャスト トラフィックにのみ適用されます。
このコマンドを使用すると、各キューが異なる重み付けラウンドロビン(WRR)パラメータで設定されたさまざまなキューに、トラフィックを配信できます。
レイヤ 3 マルチキャスト トラフィックには、最大レイヤ 4 つのマルチキャスト キューを設定できます。各マルチキャスト キューには、少なくとも 1 つの Quality of Service(QoS)値を設定することを推奨します。
例
次に、QoS 値 0 および 1 をキュー 1 にマッピングする例を示します。
switch(config)# wrr-queue qos-group-map 1 0 1
次に、スイッチ プロファイルのキュー 1 に QoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# wrr-queue qos-group-map 1 0 1
関連コマンド
|
|
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
show wrr-queue qos-group-map |
重み付けラウンドロビン(WRR)キュー情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
wrr unicast-bandwidth
重み付けラウンドロビン(WRR)の重みを、インターフェイスのデータ レートのパーセンテージとして出力キューに割り当てるには、 wrr unicast-bandwidth コマンドを使用します。WRR の帯域幅値の割り当てを解除するには、このコマンドの no 形式 を使用します。
wrr unicast-bandwidth percentage-value
no wrr unicast-bandwidth percentage-value
構文の説明
percentage-value |
帯域幅のパーセンテージ。範囲は 0 ~ 100 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
トラフィック輻輳時に、ユニキャストおよびマルチキャスト トラフィックに割り当てられた帯域幅を変更するには、このコマンドを使用します。
例
次に、特定のインターフェイスの 75% に帯域幅を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# wrr unicast-bandwidth 75
次に、スイッチ プロファイルの 75% に帯域幅を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# wrr unicast-bandwidth 75
関連コマンド
|
|
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
show wrr unicast-bandwidth |
重み付けラウンドロビン(WRR)帯域幅情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |