この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
ここでは、Cisco NX-OS デバイスのファイル システム、ディレクトリ、およびファイルについて説明します。
ファイル システム名 |
モジュール |
説明 |
---|---|---|
bootflash |
sup-active sup-local |
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、アクティブ スーパーバイザ モジュールにある内部 CompactFlash メモリ。 初期デフォルト ディレクトリは bootflash です。 |
sup-standby sup-remote |
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スタンバイ スーパーバイザ モジュールにある内部 CompactFlash メモリ。 |
|
slot0 |
— | システム イメージ、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられた外部 CompactFlash メモリ。 |
volatile |
— | スーパーバイザ モジュールにある、一時的または保留中の変更のために使用される、揮発性 RAM(VRAM)。 |
nvram |
— | スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールにある不揮発性 RAM(NVRAM)。 |
log |
— | ログ ファイルの統計情報を保存するアクティブ スーパーバイザにあるメモリ。 |
system |
— | 実行コンフィギュレーション ファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールにあるメモリ。 |
debug |
— | デバッグ ログ用に使用するスーパーバイザ モジュールのメモリ。 |
usb1 |
— | イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられた外部 USB フラッシュ メモリ。 |
usb2 |
— | イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられた外部 USB フラッシュ メモリ。 |
bootflash: および外部フラッシュ メモリ(slot0:、usb1:、および usb2:)にディレクトリを作成できます。 これらのディレクトリ間を移動して、ファイルの保存用に使用できます。
bootflash: にファイルを作成し、アクセスします。 volatile:、slot0:、usb1:、および usb2: ファイル システム。 system: システム ファイルにあるファイルには、アクセスすることだけできます。 debug logfile コマンドで指定したデバッグ ログ ファイル用には、debug: ファイル システムを使用できます。
FTP、Secure Copy(SCP)、Secure Shell FTP(SFTP)、および TFTP を使用して、リモート サーバからシステム イメージ ファイルなどのファイルをダウンロードできます。 デバイスが SCP サーバとして動作できるので、外部サーバからデバイスへファイルをコピーすることもできます。
ファイル システム、ディレクトリ、ファイルのほとんどの設定および操作は、仮想デバイス コンテキスト(VDC)に対してローカルです。 1 つの例外として、外部フラッシュ デバイスのフォーマットがあり、これはデフォルトの VDC から実行する必要があります。 VDC の詳細については、 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。
次の表に、この機能のライセンス要件を示します。
外部フラッシュ デバイスをフォーマットすると、デフォルト VDC から内容が消去され、工場出荷時の状態に復元されます。
(注) |
破損したブートフラッシュをフォーマットを使用して回復させる方法については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Troubleshooting Guide』を参照してください。 |
デフォルト VDC にいることを確認します。
アクティブなスーパーバイザ モジュールに外部フラッシュ デバイスを挿入します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | dir {slot0: | usb1: | usb2:} 例: switch# dir slot0: |
(任意) 外部フラッシュ デバイスの内容を表示します。 |
ステップ 2 | format {slot0: | usb1: | usb2:} 例: switch# format slot0: |
外部フラッシュ デバイスをフォーマットします。 |
ここでは、Cisco NX-OS デバイスでディレクトリを操作する方法について説明します。
カレント ディレクトリのディレクトリ名を表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | pwd 例: switch# pwd |
カレント ディレクトリの名前を表示します。 |
ファイル システム操作でのカレント ディレクトリを変更できます。 初期デフォルト ディレクトリは bootflash: です。
bootflash: ファイル システムおよびフラッシュ デバイスのファイル システム内にディレクトリを作成できます。
ディレクトリの内容を表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | dir [directory | filesystem:[//module/][directory]] 例: switch# dir bootflash:test |
ディレクトリの内容を表示します。 デフォルトは現在の作業ディレクトリです。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。 |
デバイス上のファイル システムからディレクトリを削除できます。
ディレクトリを削除しようとする前に、そのディレクトリが空であることを確認してください。
スタンバイ スーパーバイザ モジュール(リモート)のすべてのファイル システムに、アクティブ スーパーバイザ モジュールのセッションからアクセスできます。 この機能は、アクティブ スーパーバイザ モジュールにファイルをコピーする際に、同様のファイルがスタンバイ スーパーバイザ モジュールにある必要がある場合に役立ちます。 スタンバイ スーパーバイザ モジュールのファイルシステムにアクティブ スーパーバイザ モジュール セッションからアクセスするには、ファイルのパスで filesystem://sup-remote/ または filesystem://sup-standby/ のいずれかを使用してスタンバイ スーパーバイザ モジュールを指定する必要があります。
ここでは、Cisco NX-OS デバイスでファイルを操作する方法について説明します。
あるディレクトリから別のディレクトリにファイルを移動させることができます。
注意 |
宛先ディレクトリに同名のファイルがすでに存在する場合は、そのファイルは移動対象のファイルによって上書きされます。 |
move コマンドを使用して、同じディレクトリ内でファイルを移動することにより、ファイルの名前を変更できます。
ファイルのコピーを同じディレクトリ内、または別のディレクトリのどちらにも作成できます。
(注) |
dir コマンドを使用して、コピー先のファイル システムに十分な領域があることを確認します。 十分な領域が残っていない場合は、delete コマンドを使用して不要なファイルを削除します。 |
ディレクトリからファイルを削除できます。
ファイルの内容を表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | show file [filesystem:[//module/]][directory/]filename 例: switch# show file bootflash:test-results |
ファイルの内容を表示します。 |
ファイルの整合性をチェックするためのチェックサムを表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | show file [filesystem:[//module/]][directory/]filename {cksum | md5sum} 例: switch# show file bootflash:trunks2.cfg cksum |
ファイルのチェックサムまたは MD5 チェックサムを表示します。 |
Lempel-Ziv 1977(LZ77)コーディングを使用して Cisco NX-OS デバイス上のファイルを圧縮および圧縮解除できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | dir [filesystem:[//module/]directory]] 例: switch# dir bootflash: |
(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 2 | gzip [filesystem:[//module/][directory/] | directory/]filename 例: switch# gzip show_tech |
ファイルを圧縮します。 ファイルが圧縮されると、そのサフィックスは .gz になります。 |
ステップ 3 | gunzip [filesystem:[//module/][directory/] | directory/]filename .gz 例: switch# gunzip show_tech.gz |
ファイルを圧縮解除します。 圧縮解除するファイルのサフィックスは .gz である必要があります。 ファイルが圧縮解除されると、そのサフィックスは .gz でなくなります。 |
ファイルの最後の行を表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | tail [filesystem:[//module/]][directory/]filename [lines] 例: switch# tail ospf-gr.conf |
ファイルの最後の行を表示します。 デフォルトの行数は 10 行です。 範囲は 0 ~ 80 行です。 |
show コマンドの出力を、bootflash:、slot0:、volatile:、またはリモート サーバのファイルにリダイレクトできます。 また、コマンドの出力形式も指定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | terminal redirection-mode {ascii | zipped} 例: switch# terminal redirection-mode zipped |
(任意) ユーザ セッションに対して show コマンド出力のリダイレクション モードを設定します。 デフォルト モードは ascii です。 |
ステップ 2 | show-command > [filesystem:[//module/][directory] | [directory /]]filename 例: switch# show tech-support > bootflash:techinfo |
show コマンドからの出力をファイルにリダイレクトします。 |
特定の文字列で始まる名前のファイルを、現在の作業ディレクトリおよびサブ ディレクトリから検索できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | pwd 例: switch# pwd |
(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 | cd {filesystem:[//module/][directory] | directory} 例: switch# cd bootflash:test_scripts |
(任意) デフォルト ディレクトリを変更します。 |
ステップ 3 | find filename-prefix 例: switch# find bgp_script |
指定したファイル名プレフィックスで始まる名前を持つすべてのファイルを、デフォルト ディレクトリとサブ ディレクトリから検索します。 ファイル名プレフィックスは、大文字と小文字が区別されます。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアは、アーカイブ ファイルをサポートしています。 アーカイブ ファイルの作成、既存のアーカイブ ファイルへのファイルの追加、アーカイブ ファイルからのファイルの抽出、アーカイブ ファイル内のファイルの一覧表示ができます。
アーカイブ ファイルを作成し、アーカイブ ファイルにファイルを追加できます。 次の圧縮タイプを指定できます。
デフォルト値は gzip です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | tar create {bootflash: | volatile:}archive-filename [absolute] [bz2-compress] [gz-compress] [remove] [uncompressed] [verbose] filename-list |
アーカイブ ファイルを作成し、アーカイブ ファイルにファイルを追加します。 ファイル名は英数字で指定します(大文字と小文字は区別されません)。最大文字数は 240 です。 absolute キーワードは、先頭のバックスラッシュ文字(\)を、アーカイブ ファイルに追加されたファイルの名前から削除しないことを指定します。 デフォルトでは、先頭のバックスラッシュ文字は削除されます。 bz2-compress、gz-compress、および uncompressed のキーワードは、アーカイブにファイルを追加するとき(または後で追加するとき)に使用する圧縮ユーティリティと、ファイルを抽出するときに使用する解凍ユーティリティを決定します。 アーカイブ ファイルに拡張子を指定しない場合、デフォルト値は次のようになります。 remove キーワードは、アーカイブにファイルを追加した後に、Cisco NX-OS ソフトウェアがファイル システムからこれらのファイルを削除することを指定します。 デフォルトでは、ファイルは削除されません。 verbose キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、ファイルがアーカイブに追加されるときにファイルをリストすることを指定します。 デフォルトで、ファイルは追加されると一覧表示されます。 |
次に、gzip 圧縮アーカイブ ファイルを作成する例を示します。
switch# tar create bootflash:config-archive gz-compress bootflash:config-file
Cisco NX-OS デバイス上の既存のアーカイブ ファイルにファイルを追加できます。
Cisco NX-OS デバイスでアーカイブ ファイルを作成しました。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | tar append {bootflash: | volatile:}archive-filename [absolute] [remove] [verbose] filename-list |
既存のアーカイブ ファイルにファイルを追加します。 アーカイブ ファイルの名前は、大文字と小文字が区別されません。 absolute キーワードは、アーカイブ ファイルに追加されたファイルの名前から先頭のバックスラッシュ文字(\)を削除しないことを指定します。 デフォルトでは、先頭のバックスラッシュ文字は削除されます。 remove キーワードは、アーカイブにファイルを追加した後に、Cisco NX-OS ソフトウェアがファイルシステムからこれらのファイルを削除することを指定します。 デフォルトでは、ファイルは削除されません。 verbose キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、ファイルがアーカイブに追加されるときにファイルをリストすることを指定します。 デフォルトでは、追加されたファイルが一覧表示されます。 |
次の例では、既存のアーカイブ ファイルにファイルを追加する方法を示します。
switch# tar append bootflash:config-archive.tar.gz bootflash:new-config
ファイルは、Cisco NX-OS デバイス上の既存のアーカイブ ファイルに抽出できます。
Cisco NX-OS デバイスでアーカイブ ファイルを作成しました。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | tar extract {bootflash: | volatile:}archive-filename [keep-old] [screen] [to {bootflash: | volatile:}[/directory-name]] [verbose] |
既存のアーカイブ ファイルからファイルを抽出します。 アーカイブ ファイルの名前は、大文字と小文字が区別されません。 keep-old キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、抽出されるファイルと同じ名前を持つファイルを上書きしないことを示します。 screen キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、抽出されたファイルの内容を端末画面に表示することを指定します。 to キーワードは、ターゲット ファイル システムを指定します。 ディレクトリ名を含めることができます。 ディレクトリ名は、240 文字以内の英数字で指定します。大文字と小文字が区別されます。 verbose キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、抽出されるファイルの名前を表示することを指定します。 |
次に、既存のアーカイブ ファイルからファイルを抽出する例を示します。
switch# tar extract bootflash:config-archive.tar.gz
tar list コマンドを使用して、アーカイブ ファイル内のファイルの名前を表示できます。
tar list {bootflash: | volatile:}archive-filename
アーカイブ ファイルの名前は、大文字と小文字が区別されません。
switch# tar list bootflash:config-archive.tar.gz config-file new-config
ここでは、Cisco NX-OS デバイスのファイル システムを使用する例を示します。
次に、スタンバイ スーパーバイザ モジュールにあるファイルをリスト表示する例を示します。
switch# dir bootflash://sup-remote 12198912 Aug 27 16:29:18 2003 m9500-sf1ek9-kickstart-mzg.1.3.0.39a.bin 1864931 Apr 29 12:41:59 2003 dplug2 12288 Apr 18 20:23:11 2003 lost+found/ 12097024 Nov 21 16:34:18 2003 m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.1.1.bin 41574014 Nov 21 16:34:47 2003 m9500-sf1ek9-mz.1.3.1.1.bin Usage for bootflash://sup-remote 67747169 bytes used 116812447 bytes free 184559616 bytes total
次に、スタンバイ スーパーバイザ モジュールにあるファイルを削除する例を示します。
switch# delete bootflash://sup-remote/aOldConfig.txt
次に、外部フラッシュ デバイスでファイルを移動する例を示します。
switch# move slot0:samplefile slot0:mystorage/samplefile
次に、デフォルトのファイル システムでファイルを移動する例を示します。
switch# move samplefile mystorage/samplefile
次に、slot0: ファイル システムのルート ディレクトリから、samplefile というファイルを mystorage ディレクトリにコピーする例を示します。
switch# copy slot0:samplefile slot0:mystorage/samplefile
次に、カレント ディレクトリ レベルからファイルをコピーする例を示します。
switch# copy samplefile mystorage/samplefile
次に、アクティブ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュから、スタンバイ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュにファイルをコピーする例を示します。
switch# copy bootflash:system_image bootflash://sup-2/system_image
次に、NVRAM の既存のコンフィギュレーションの内容を上書きする例を示します。
switch# copy nvram:snapshot-config nvram:startup-config Warning: this command is going to overwrite your current startup-config: Do you wish to continue? {y/n} [y] y
copy コマンドを使用して、slot0: または bootflash: ファイル システムと、FTP、TFTP、SFTP、または SCP サーバの間でファイルのアップロードおよびダウンロードを行うこともできます。
デバイス上のファイル システムからディレクトリを削除できます。
ディレクトリを削除しようとする前に、そのディレクトリが空であることを確認してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | pwd 例: switch# pwd |
(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。 |
ステップ 2 | dir [filesystem :[//module/][directory]] 例: switch# dir bootflash:test |
(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。 ディレクトリが空でない場合は、そのディレクトリを削除する前にすべてのファイルを削除する必要があります。 |
ステップ 3 | rmdir [filesystem :[//module/]]directory 例: switch# rmdir test |
ディレクトリを削除します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。 |
次に、外部フラッシュ デバイスのファイルの内容を表示する例を示します。
switch# show file slot0:test configure terminal interface ethernet 1/1 no shutdown end show interface ethernet 1/1
次に、現在のディレクトリに存在するファイルの内容を表示する例を示します。
switch# show file myfile
次に、ファイルのチェックサムを表示する例を示します。
switch# show file bootflash:trunks2.cfg cksum 583547619
次に、ファイルの MD5 チェックサムを表示する例を示します。
switch# show file bootflash:trunks2.cfg md5sum 3b94707198aabefcf46459de10c9281c
次に、ファイルを圧縮する例を示します。
switch# dir 1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile ... switch# gzip volatile:Samplefile switch# dir 266069 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile.gz ...
次に、圧縮ファイルを圧縮解除する例を示します。
switch# dir 266069 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile.gz ... switch# gunzip samplefile switch# dir 1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile ...
次に、出力を bootflash: ファイル システムのファイルにリダイレクトする方法を示します。
switch# show interface > bootflash:switch1-intf.cfg
次に、出力を外部フラッシュ メモリのファイルにリダイレクトする方法を示します。
switch# show interface > slot0:switch-intf.cfg
次に、出力を TFTP サーバのファイルにリダイレクトする方法を示します。
switch# show interface > tftp://10.10.1.1/home/configs/switch-intf.cfg Preparing to copy...done
次に、show tech-support コマンドの出力をファイルにダイレクトする例を示します。
switch# show tech-support > Samplefile Building Configuration ... switch# dir 1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile Usage for volatile:// 1527808 bytes used 19443712 bytes free 20971520 bytes total
次に、現在のデフォルト ディレクトリからファイルを検索する方法を示します。
switch# find smm_shm.cfg /usr/bin/find: ./lost+found: Permission denied ./smm_shm.cfg ./newer-fs/isan/etc/routing-sw/smm_shm.cfg ./newer-fs/isan/etc/smm_shm.cfg
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
デフォルトのファイル システム |
bootflash: |
ここでは、ファイル システムに関するその他の情報について説明します。
関連項目 |
参照先 |
---|---|
ライセンス |
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
コマンド リファレンス |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Command Reference』 |
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
show コマンドの出力のリダイレクション |
4.2(1) |
ファイルにリダイレクトする場合の show コマンドの出力形式を変更できます。 形式は ASCII 形式、または zip 形式です。 |
目次
- デバイスのファイル システム、ディレクトリ、およびファイルの使用
- 機能情報の確認
- デバイスのファイル システム、ディレクトリ、およびファイルの概要
- ファイル システム
- ディレクトリ
- ファイル
- ファイル システムに対する仮想化のサポート
- ファイル システム、ディレクトリ、およびファイルのライセンス要件
- 外部フラッシュ デバイスのフォーマット
- ディレクトリの操作
- カレント ディレクトリの識別
- カレント ディレクトリの変更
- ディレクトリの作成
- ディレクトリの内容の表示
- ディレクトリの削除
- スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
- ファイルの使用
- ファイルの移動
- ファイルのコピー
- ファイルの削除
- ファイルの内容の表示
- ファイル チェックサムの表示
- ファイルの圧縮および圧縮解除
- ファイルの最後の行の表示
- show コマンドの出力のファイルへのリダイレクト
- ファイルの検索
- アーカイブ ファイルの操作
- アーカイブ ファイルの作成
- アーカイブ ファイルへのファイルの追加
- アーカイブ ファイルからのファイルの抽出
- アーカイブ ファイル内のファイル名の表示
- ファイル システムの使用例
- スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
- ファイルの移動
- ファイルのコピー
- ディレクトリの削除
- ファイルの内容の表示
- ファイル チェックサムの表示
- ファイルの圧縮および圧縮解除
- show コマンドの出力のリダイレクト
- ファイルの検索
- ファイル システム パラメータのデフォルト設定
- ファイル システムに関する追加情報
- ファイル システムの関連資料
- ファイル システムの機能の履歴
この章の内容は、次のとおりです。
- 機能情報の確認
- デバイスのファイル システム、ディレクトリ、およびファイルの概要
- ファイル システム、ディレクトリ、およびファイルのライセンス要件
- 外部フラッシュ デバイスのフォーマット
- ディレクトリの操作
- ファイルの使用
- アーカイブ ファイルの操作
- ファイル システムの使用例
- ファイル システム パラメータのデフォルト設定
- ファイル システムに関する追加情報
- ファイル システムの機能の履歴
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
デバイスのファイル システム、ディレクトリ、およびファイルの概要
ファイル システム
ローカル ファイル システムを指定するための構文は、 filesystem:[//modules/] です。
次の表に、デバイスで参照できるファイル システムを示します。
表 1 ファイル システムの構文の構成要素ファイル システム名
モジュール
説明
bootflash
sup-active
sup-local
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、アクティブ スーパーバイザ モジュールにある内部 CompactFlash メモリ。 初期デフォルト ディレクトリは bootflash です。
sup-standby
sup-remote
イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スタンバイ スーパーバイザ モジュールにある内部 CompactFlash メモリ。
slot0
— システム イメージ、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられた外部 CompactFlash メモリ。
volatile
— スーパーバイザ モジュールにある、一時的または保留中の変更のために使用される、揮発性 RAM(VRAM)。
nvram
— スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールにある不揮発性 RAM(NVRAM)。
log
— ログ ファイルの統計情報を保存するアクティブ スーパーバイザにあるメモリ。
system
— 実行コンフィギュレーション ファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールにあるメモリ。
debug
— デバッグ ログ用に使用するスーパーバイザ モジュールのメモリ。
usb1
— イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられた外部 USB フラッシュ メモリ。
usb2
— イメージ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの保存に使用する、スーパーバイザ モジュールに取り付けられた外部 USB フラッシュ メモリ。
ファイル
bootflash: にファイルを作成し、アクセスします。 volatile:、slot0:、usb1:、および usb2: ファイル システム。 system: システム ファイルにあるファイルには、アクセスすることだけできます。 debug logfile コマンドで指定したデバッグ ログ ファイル用には、debug: ファイル システムを使用できます。
FTP、Secure Copy(SCP)、Secure Shell FTP(SFTP)、および TFTP を使用して、リモート サーバからシステム イメージ ファイルなどのファイルをダウンロードできます。 デバイスが SCP サーバとして動作できるので、外部サーバからデバイスへファイルをコピーすることもできます。
外部フラッシュ デバイスのフォーマット
手順外部フラッシュ デバイスをフォーマットすると、デフォルト VDC から内容が消去され、工場出荷時の状態に復元されます。
(注)
破損したブートフラッシュをフォーマットを使用して回復させる方法については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Troubleshooting Guide』を参照してください。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 dir {slot0: | usb1: | usb2:}
例:switch# dir slot0:(任意) 外部フラッシュ デバイスの内容を表示します。
ステップ 2 format {slot0: | usb1: | usb2:}
例:switch# format slot0:外部フラッシュ デバイスをフォーマットします。
ディレクトリの操作
ディレクトリの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 pwd
例:switch# pwd(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。
ステップ 2 cd {directory | filesystem:[//module/][directory]}
例:switch# cd slot0:(任意) 新しいカレント ディレクトリに変更します。 ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 mkdir [filesystem:[//module/]]directory
例:switch# mkdir test新しいディレクトリを作成します。 filesystem 引数は、大文字と小文字が区別されます。 directory 引数には、大文字と小文字を区別して、最大 64 文字の英数字で値を指定します。
ディレクトリの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 pwd
例:switch# pwd(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。
ステップ 2 dir [filesystem :[//module/][directory]]
例:switch# dir bootflash:test(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ディレクトリが空でない場合は、そのディレクトリを削除する前にすべてのファイルを削除する必要があります。
ステップ 3 rmdir [filesystem :[//module/]]directory
例:switch# rmdir testディレクトリを削除します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
スタンバイ スーパーバイザ モジュール(リモート)のすべてのファイル システムに、アクティブ スーパーバイザ モジュールのセッションからアクセスできます。 この機能は、アクティブ スーパーバイザ モジュールにファイルをコピーする際に、同様のファイルがスタンバイ スーパーバイザ モジュールにある必要がある場合に役立ちます。 スタンバイ スーパーバイザ モジュールのファイルシステムにアクティブ スーパーバイザ モジュール セッションからアクセスするには、ファイルのパスで filesystem://sup-remote/ または filesystem://sup-standby/ のいずれかを使用してスタンバイ スーパーバイザ モジュールを指定する必要があります。
ファイルの使用
- ファイルの移動
- ファイルのコピー
- ファイルの削除
- ファイルの内容の表示
- ファイル チェックサムの表示
- ファイルの圧縮および圧縮解除
- ファイルの最後の行の表示
- show コマンドの出力のファイルへのリダイレクト
- ファイルの検索
ファイルの移動
手順あるディレクトリから別のディレクトリにファイルを移動させることができます。
注意
宛先ディレクトリに同名のファイルがすでに存在する場合は、そのファイルは移動対象のファイルによって上書きされます。
move コマンドを使用して、同じディレクトリ内でファイルを移動することにより、ファイルの名前を変更できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 pwd
例:switch# pwd(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。
ステップ 2 dir [filesystem:[//module/][directory]]
例:switch# dir bootflash(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 move [filesystem:[//module/][directory /] | directory/]source-filename {{filesystem:[//module/][directory /] | directory/}[target-filename] | target-filename}
例:switch# move test old_tests/test1ファイルを移動します。
ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
target-filename 引数は、64 文字以内の英数字で指定します。大文字と小文字が区別されます。 target-filename 引数が指定されていない場合、ファイル名は、デフォルトで source-filename 引数の値になります。
ファイルのコピー
手順ファイルのコピーを同じディレクトリ内、または別のディレクトリのどちらにも作成できます。
(注)
dir コマンドを使用して、コピー先のファイル システムに十分な領域があることを確認します。 十分な領域が残っていない場合は、delete コマンドを使用して不要なファイルを削除します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 pwd
例:switch# pwd(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。
ステップ 2 dir [filesystem:[//module/][directory]]
例:switch# dir bootflash(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 copy [filesystem:[//module/][directory/] | directory/]source-filename | {filesystem:[//module/][directory/]] | directory/}[target-filename]
例:switch# move test old_tests/test1ファイルをコピーします。 ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。 source-filename 引数には、大文字と小文字を区別して、最大 64 文字の英数字で値を指定します。 target-filename 引数が指定されていない場合、ファイル名は、デフォルトで source-filename 引数の値になります。
copy コマンドは、ftp、scp、sftp、tftp、および http プロトコルをサポートします。
ファイルの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 dir [filesystem:[//module/][directory]]
例:switch# dir bootflash(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 2 delete {filesystem:[//module/][directory/] | directory/}filename
例:switch# move test old_tests/test1ファイルを削除します。 ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。 source-filename 引数は、大文字と小文字が区別されます。
注意 ディレクトリを指定すると、delete コマンドではディレクトリ全体とその内容すべてが削除されます。
ファイルの圧縮および圧縮解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 dir [filesystem:[//module/]directory]]
例:switch# dir bootflash:(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 2 gzip [filesystem:[//module/][directory/] | directory/]filename
例:switch# gzip show_techファイルを圧縮します。 ファイルが圧縮されると、そのサフィックスは .gz になります。
ステップ 3 gunzip [filesystem:[//module/][directory/] | directory/]filename .gz
例:switch# gunzip show_tech.gzファイルを圧縮解除します。 圧縮解除するファイルのサフィックスは .gz である必要があります。 ファイルが圧縮解除されると、そのサフィックスは .gz でなくなります。
show コマンドの出力のファイルへのリダイレクト
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 terminal redirection-mode {ascii | zipped}
例:switch# terminal redirection-mode zipped(任意) ユーザ セッションに対して show コマンド出力のリダイレクション モードを設定します。 デフォルト モードは ascii です。
ステップ 2 show-command > [filesystem:[//module/][directory] | [directory /]]filename
例:switch# show tech-support > bootflash:techinfoshow コマンドからの出力をファイルにリダイレクトします。
ファイルの検索
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 pwd
例:switch# pwd(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。
ステップ 2 cd {filesystem:[//module/][directory] | directory}
例:switch# cd bootflash:test_scripts(任意) デフォルト ディレクトリを変更します。
ステップ 3 find filename-prefix
例:switch# find bgp_script指定したファイル名プレフィックスで始まる名前を持つすべてのファイルを、デフォルト ディレクトリとサブ ディレクトリから検索します。 ファイル名プレフィックスは、大文字と小文字が区別されます。
アーカイブ ファイルの操作
Cisco NX-OS ソフトウェアは、アーカイブ ファイルをサポートしています。 アーカイブ ファイルの作成、既存のアーカイブ ファイルへのファイルの追加、アーカイブ ファイルからのファイルの抽出、アーカイブ ファイル内のファイルの一覧表示ができます。
アーカイブ ファイルの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 tar create {bootflash: | volatile:}archive-filename [absolute] [bz2-compress] [gz-compress] [remove] [uncompressed] [verbose] filename-list
アーカイブ ファイルを作成し、アーカイブ ファイルにファイルを追加します。 ファイル名は英数字で指定します(大文字と小文字は区別されません)。最大文字数は 240 です。
absolute キーワードは、先頭のバックスラッシュ文字(\)を、アーカイブ ファイルに追加されたファイルの名前から削除しないことを指定します。 デフォルトでは、先頭のバックスラッシュ文字は削除されます。
bz2-compress、gz-compress、および uncompressed のキーワードは、アーカイブにファイルを追加するとき(または後で追加するとき)に使用する圧縮ユーティリティと、ファイルを抽出するときに使用する解凍ユーティリティを決定します。 アーカイブ ファイルに拡張子を指定しない場合、デフォルト値は次のようになります。
remove キーワードは、アーカイブにファイルを追加した後に、Cisco NX-OS ソフトウェアがファイル システムからこれらのファイルを削除することを指定します。 デフォルトでは、ファイルは削除されません。
verbose キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、ファイルがアーカイブに追加されるときにファイルをリストすることを指定します。 デフォルトで、ファイルは追加されると一覧表示されます。
アーカイブ ファイルへのファイルの追加
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 tar append {bootflash: | volatile:}archive-filename [absolute] [remove] [verbose] filename-list
既存のアーカイブ ファイルにファイルを追加します。 アーカイブ ファイルの名前は、大文字と小文字が区別されません。
absolute キーワードは、アーカイブ ファイルに追加されたファイルの名前から先頭のバックスラッシュ文字(\)を削除しないことを指定します。 デフォルトでは、先頭のバックスラッシュ文字は削除されます。
remove キーワードは、アーカイブにファイルを追加した後に、Cisco NX-OS ソフトウェアがファイルシステムからこれらのファイルを削除することを指定します。 デフォルトでは、ファイルは削除されません。
verbose キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、ファイルがアーカイブに追加されるときにファイルをリストすることを指定します。 デフォルトでは、追加されたファイルが一覧表示されます。
アーカイブ ファイルからのファイルの抽出
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 tar extract {bootflash: | volatile:}archive-filename [keep-old] [screen] [to {bootflash: | volatile:}[/directory-name]] [verbose]
既存のアーカイブ ファイルからファイルを抽出します。 アーカイブ ファイルの名前は、大文字と小文字が区別されません。
keep-old キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、抽出されるファイルと同じ名前を持つファイルを上書きしないことを示します。
screen キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、抽出されたファイルの内容を端末画面に表示することを指定します。
to キーワードは、ターゲット ファイル システムを指定します。 ディレクトリ名を含めることができます。 ディレクトリ名は、240 文字以内の英数字で指定します。大文字と小文字が区別されます。
verbose キーワードは、Cisco NX-OS ソフトウェアが、抽出されるファイルの名前を表示することを指定します。
ファイル システムの使用例
- スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
- ファイルの移動
- ファイルのコピー
- ディレクトリの削除
- ファイルの内容の表示
- ファイル チェックサムの表示
- ファイルの圧縮および圧縮解除
- show コマンドの出力のリダイレクト
- ファイルの検索
スタンバイ スーパーバイザ モジュール上のディレクトリへのアクセス
次に、スタンバイ スーパーバイザ モジュールにあるファイルをリスト表示する例を示します。
switch# dir bootflash://sup-remote 12198912 Aug 27 16:29:18 2003 m9500-sf1ek9-kickstart-mzg.1.3.0.39a.bin 1864931 Apr 29 12:41:59 2003 dplug2 12288 Apr 18 20:23:11 2003 lost+found/ 12097024 Nov 21 16:34:18 2003 m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.1.1.bin 41574014 Nov 21 16:34:47 2003 m9500-sf1ek9-mz.1.3.1.1.bin Usage for bootflash://sup-remote 67747169 bytes used 116812447 bytes free 184559616 bytes total次に、スタンバイ スーパーバイザ モジュールにあるファイルを削除する例を示します。
switch# delete bootflash://sup-remote/aOldConfig.txtファイルのコピー
次に、slot0: ファイル システムのルート ディレクトリから、samplefile というファイルを mystorage ディレクトリにコピーする例を示します。
switch# copy slot0:samplefile slot0:mystorage/samplefile次に、カレント ディレクトリ レベルからファイルをコピーする例を示します。
switch# copy samplefile mystorage/samplefile次に、アクティブ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュから、スタンバイ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュにファイルをコピーする例を示します。
switch# copy bootflash:system_image bootflash://sup-2/system_image次に、NVRAM の既存のコンフィギュレーションの内容を上書きする例を示します。
switch# copy nvram:snapshot-config nvram:startup-config Warning: this command is going to overwrite your current startup-config: Do you wish to continue? {y/n} [y] ycopy コマンドを使用して、slot0: または bootflash: ファイル システムと、FTP、TFTP、SFTP、または SCP サーバの間でファイルのアップロードおよびダウンロードを行うこともできます。
ディレクトリの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 pwd
例:switch# pwd(任意) 現在のデフォルト ディレクトリの名前を表示します。
ステップ 2 dir [filesystem :[//module/][directory]]
例:switch# dir bootflash:test(任意) カレント ディレクトリの内容を表示します。 ファイル システム、モジュール、およびディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ディレクトリが空でない場合は、そのディレクトリを削除する前にすべてのファイルを削除する必要があります。
ステップ 3 rmdir [filesystem :[//module/]]directory
例:switch# rmdir testディレクトリを削除します。 ファイル システムとディレクトリの名前は、大文字と小文字が区別されます。
ファイルの圧縮および圧縮解除
次に、ファイルを圧縮する例を示します。
switch# dir 1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile ... switch# gzip volatile:Samplefile switch# dir 266069 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile.gz ...次に、圧縮ファイルを圧縮解除する例を示します。
switch# dir 266069 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile.gz ... switch# gunzip samplefile switch# dir 1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile ...show コマンドの出力のリダイレクト
次に、出力を bootflash: ファイル システムのファイルにリダイレクトする方法を示します。
switch# show interface > bootflash:switch1-intf.cfg次に、出力を外部フラッシュ メモリのファイルにリダイレクトする方法を示します。
switch# show interface > slot0:switch-intf.cfg次に、出力を TFTP サーバのファイルにリダイレクトする方法を示します。
switch# show interface > tftp://10.10.1.1/home/configs/switch-intf.cfg Preparing to copy...done次に、show tech-support コマンドの出力をファイルにダイレクトする例を示します。
switch# show tech-support > Samplefile Building Configuration ... switch# dir 1525859 Jul 04 00:51:03 2003 Samplefile Usage for volatile:// 1527808 bytes used 19443712 bytes free 20971520 bytes total