この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「新機能および変更された機能に関する情報」の章を参照してください。
デバイスに正常にアクセスすると、コンソール ポートまたはリモート ワークステーションの端末ウィンドウに、次のような CLI プロンプトが表示されます。
User Access Verification login: admin Password:<password> Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2009, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained in this software are owned by other third parties and used and distributed under license. Certain components of this software are licensed under the GNU General Public License (GPL) version 2.0 or the GNU Lesser General Public License (LGPL) Version 2.1. A copy of each such license is available at http://www.opensource.org/licenses/gpl-2.0.php and http://www.opensource.org/licenses/lgpl-2.1.php switch#
デバイスのデフォルトのホスト名は変更できます。
CLI プロンプトから、次の方法を実行できます。
(注) |
通常の操作では、ユーザ名は大文字と小文字が区別されます。 ただし、コンソール ポートにデバイスを接続しているときには、ユーザ名の設定に関係なく、すべて大文字でログイン ユーザ名を入力できます。 正しいパスワードを入力すれば、デバイスにログインできます。 |
ここでは、Cisco NX-OS CLI でのコマンド モードについて説明します。
最初にログインしたときは、Cisco NX-OS ソフトウェアは EXEC モードになります。 EXEC モードで使用可能なコマンドには、デバイスの状態および構成に関する情報を表示する show コマンド、clear コマンド、デバイス コンフィギュレーションに保存しない処理を実行するその他のコマンドなどがあります。
グローバル コンフィギュレーション モードでは、最も広範囲のコマンドを使用できます。 この用語は、デバイス全体に影響を与える特性や機能を表します。 グローバル コンフィギュレーション モードでコマンドを入力すると、デバイスをグローバルに設定することができます。また、さらに特定のコンフィギュレーション モードを開始して、インターフェイスやプロトコルなどの特定の要素を設定することもできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
グローバル コンフィギュレーション モードから開始するコンフィギュレーション モードの一例が、インターフェイス コンフィギュレーション モードです。 デバイスでインターフェイスを設定するには、インターフェイスを指定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。
インターフェイス単位で多数の機能をイネーブルにする必要があります。 インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、イーサネット インターフェイスや管理インターフェイス(mgmt 0)などのデバイス上のインターフェイスの動作を変更します。
インターフェイスの設定の詳細については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus Interfaces Guide』を参照してください。
グローバル コンフィギュレーション モードから、サブインターフェイスと呼ばれる VLAN インターフェイスを設定するコンフィギュレーション サブモードにアクセスできます。 サブインターフェイス コンフィギュレーション モードでは、1 つの物理インターフェイスに複数の仮想インターフェイスを設定できます。 サブインターフェイスは、プロトコルに対しては個別の物理インターフェイスとして解釈されます。
また、サブインターフェイスにより、1 つのインターフェイスで、あるプロトコルに対する複数のカプセル化を使用できます。 たとえば、サブインターフェイスに VLAN を関連付ける IEEE 802.1Q カプセル化を設定できます。
サブインターフェイスの設定の詳細については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus Interfaces Guide』を参照してください。 サブインターフェイス コマンドの詳細については、ご使用のデバイスの『Command Reference Guide』を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | interface type number.subint 例: switch(config)# interface ethernet 2/2.1 switch(config-subif)# |
設定する VLAN インターフェイスを指定します。 この CLI によって、指定した VLAN インターフェイスのサブインターフェイス コンフィギュレーション モードが開始されます。
|
Cisco NX-OS ソフトウェアでは、現在のコマンド モードを保存しておき、機能を設定した後に、前のコマンド モードを復元することができます。 push コマンドでコマンド モードを保存し、pop コマンドでコマンド モードを復元します。
switch# configure terminal switch(config)# event manager applet test switch(config-applet)# push switch(config-applet)# configure terminal switch(config)# username testuser password newtest switch(config)# pop switch(config-applet)#
コンフィギュレーション コマンド モードを終了するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | exit 例: switch(config-if)# exit switch(config)# |
現在のコンフィギュレーション コマンド モードを終了して、元のコンフィギュレーション コマンド モードに戻ります。 |
||
ステップ 2 | end 例: switch(config-if)# end switch# |
現在のコンフィギュレーション コマンド モードを終了して、EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 3 | Ctrl+Z 例: switch(config-if)# ^Z switch# |
(任意) 現在のコンフィギュレーション コマンド モードを終了して、EXEC モードに戻ります。
|
モード |
アクセス方法 |
プロンプト |
終了方法 |
---|---|---|---|
EXEC |
ログイン プロンプトから、ユーザ名とパスワードを入力します。 |
switch# |
終了してログイン プロンプトに戻るには、exit コマンドを使用します。 |
グローバル コンフィギュレーション |
EXEC モードで、configure terminal コマンドを使用します。 |
switch(config)# |
終了して EXEC モードに戻るには、end または exit コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。 |
インターフェイス コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、インターフェイス コマンドを使用し、interface コマンドを使用してインターフェイスを指定します。 |
switch(config-if)# |
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。 終了して EXEC モードに戻るには、exit コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。 |
サブインターフェイス コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、interface コマンドを使用してサブインターフェイスを指定します |
switch(config-subif)# |
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。 終了して EXEC モードに戻るには、end コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。 |
VDC コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、vdc コマンドを使用し、VDC 名を指定します。 |
switch(config-vdc)# |
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。 終了して EXEC モードに戻るには、end コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。 |
VRF コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、vrf コマンドを使用し、ルーティング プロトコルを指定します。 |
switch(config-vrf)# |
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。 終了して EXEC モードに戻るには、end コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。 |
デフォルト以外の VDC のための EXEC |
EXEC モードで、switchto vdc コマンドを使用し、VDC を指定します。 |
switch-vdc2# |
終了してデフォルトの VDC に戻るには、exit コマンドまたは switchback コマンドを使用します。 |
デフォルト以外の VRF のための EXEC |
EXEC モードで、routing-context vrf コマンドを使用し、VRF を指定します。 |
switch%red# |
終了してデフォルトの VRF に戻るには、routing-context vrf default コマンドを使用します。 |
文字 |
説明 |
---|---|
% | パーセント |
# | ポンド、ハッシュ、または番号 |
... |
省略記号 |
| | 縦線 |
< > |
より小さい、またはより大きい |
[ ] |
角カッコ |
{ } |
波カッコ |
キーストローク |
説明 |
---|---|
Ctrl+A |
カーソルを行の先頭に移動します。 |
Ctrl+B |
カーソルを 1 文字分だけ左に進めます。 複数行にわたってコマンドを入力するときは、左矢印キーまたは Ctrl+B キーを繰り返し押してシステム プロンプトまでスクロール バックして、コマンド エントリの先頭を確認できます。あるいは Ctrl+A キーを押してコマンド エントリの先頭に移動します。 |
Ctrl+C |
コマンドを取り消して、コマンド プロンプトに戻ります。 |
Ctrl+D |
カーソル位置にある文字を削除します。 |
Ctrl+E |
カーソルを行の末尾に移動します。 |
Ctrl+F |
カーソルを 1 文字分だけ右に進めます。 |
Ctrl+G |
コマンド ストリングを削除せずに、コマンド モードを終了して以前のコマンド モードに戻ります。 |
Ctrl+K |
カーソル位置からコマンドラインの末尾までのすべての文字を削除します。 |
Ctrl+L |
現在のコマンドラインを再表示します。 |
Ctrl+N |
コマンド履歴の次のコマンドを表示します。 |
Ctrl+O |
端末の画面をクリアします。 |
Ctrl+P |
コマンド履歴の前のコマンドを表示します。 |
Ctrl+R |
現在のコマンドラインを再表示します。 |
Ctrl+T |
カーソルの場所にある文字を、カーソルの右にある文字と置き換えます。 カーソルが 1 文字右に移動します。 |
Ctrl+U |
カーソル位置からコマンドラインの先頭までのすべての文字を削除します。 |
Ctrl+V |
後に続くキー ストロークの特別な意味を削除します。 たとえば、正規表現で疑問符(?)を入力する前に、Ctrl+V を押します。 |
Ctrl+W |
カーソルの左にある単語を削除します。 |
Ctrl+X、H |
入力したコマンドの履歴を一覧表示します。 このキーの組み合わせを使用するときは、Ctrl キーと X キーを同時に押してリリースしてから、H を押します。 |
Ctrl+Y |
バッファ内の最新のエントリを呼び出します(キーを同時に押します)。 |
Ctrl+Z |
コンフィギュレーション セッションを終了して、EXEC モードに戻ります。 有効なコマンドを入力してから、コマンドラインの最後で Ctrl+Z を使用すると、コマンドの結果の設定がまず実行コンフィギュレーション ファイルに追加されます。 |
↑キー |
コマンド履歴の前のコマンドを表示します。 |
↓キー |
コマンド履歴の次のコマンドを表示します。 |
→キー ←キー |
コマンド ストリング内でカーソルを前方または後方に移動させ、現在のコマンドを編集できるようにします。 |
? | 使用可能なコマンドのリストを表示します。 |
Tab |
ワードの最初の文字を入力して Tab キーを押すと、ワードが補完されます。 文字に一致するすべてのオプションが表示されます。 タブを使用すると、次の項目名を完成させることができます。 例: switch(config)# xm<Tab> switch(config)# xml<Tab> switch(config)# xml server |
例: switch(config)# c<Tab> callhome class-map clock cts cdp cli control-plane switch(config)# cl<Tab> class-map cli clock switch(config)# cla<Tab> switch(config)# class-map |
|
例: switch# cd bootflash:<Tab> bootflash: bootflash://sup-1/ bootflash:/// bootflash://sup-2/ bootflash://module-5/ bootflash://sup-active/ bootflash://module-6/ bootflash://sup-local/ |
|
例: switch# cd bootflash://mo<Tab> bootflash://module-5/ bootflash://module-6/cv switch# cd bootflash://module- |
コマンドの最初の数文字を入力することで、コマンドおよびキーワードを省略できます。 省略形には、コマンドまたはキーワードを一意に識別でき得る文字数を含める必要があります。 コマンドの入力で問題が生じた場合は、システム プロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。 コマンド モードが間違っているか、間違った構文を使用している可能性があります。
コマンド |
省略形 |
---|---|
configure terminal |
conf t |
copy running-config startup-config |
copy run start |
interface ethernet 1/2 |
int e 1/2 |
show running-config |
sh run |
完全なコマンド名を思い出せない場合や、入力の作業量を減らす場合は、コマンドの先頭の数文字を入力して、Tab キーを押します。 コマンドライン パーサーは、入力された文字列がコマンド モードに対して一意である場合に、コマンドを補完します。 キーボードに Tab キーがない場合は、代わりに Ctrl+I を押します。
コマンドは、コマンドが一意になるのに十分な文字が入力されていれば認識されます。 たとえば、EXEC モードで conf と入力すると、CLI はエントリを configure コマンドと関連付けることができます。これは、conf で始まるコマンドが configure コマンドしかないためです。
次の例では、Tab キーを押したときに、CLI によって EXEC モードで conf の一意の文字列が認識されます。
switch# conf<Tab> switch# configure
コマンド補完機能を使用すると、CLI により完全なコマンド名が表示されます。 CLI は、Return または Enter キーが押されるまでコマンドを実行しません。 この機能により、完全なコマンドが省略形によって意図したものでない場合に、コマンドを修正できます。 複数のコマンドを示す可能性のある一連の文字を入力した場合は、一致するコマンドのリストが表示されます。
たとえば、co<Tab> と入力すると、EXEC モードで利用可能な、co で始まるすべてのコマンドがリストされます。
switch# co<Tab> configure copy switch# co
コマンド エントリを補完できるように、入力した文字が再びプロンプトに表示されることに注意してください。
一部の機能においては、複数のレベルにわたる設定サブモード階層があります。 このような場合には、現在の作業コンテキスト(PWC)についての情報を表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | where detail 例:
switch# configure terminal
switch(config)# interface mgmt0
switch(config-if)# where detail
mode: conf
interface mgmt0
username: admin
vdc: switch
routing-context vrf: default
|
PWC を表示します。 |
ほぼすべてのコンフィギュレーション コマンドには、機能をディセーブルにしたり、デフォルト値に戻したり、設定を削除したりするために使用できる no 形式があります。 Cisco NX-OS のコマンド リファレンスの資料では、コマンドの no 形式が使用できる場合は常に no 形式の機能について説明しています。
次の例では、機能をディセーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature tacacs+ switch(config)# no feature tacacs+
次の例では、機能のデフォルト値に戻す方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# banner motd #Welcome to the switch# switch(config)# show banner motd Welcome to the switch switch(config)# no banner motd switch(config)# show banner motd User Access Verification
次の例では、機能の設定を削除する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# radius-server host 10.10.2.2 switch(config)# show radius-server retransmission count:0 timeout value:1 deadtime value:1 total number of servers:1 following RADIUS servers are configured: 10.10.1.1: available for authentication on port:1812 available for accounting on port:1813 10.10.2.2: available for authentication on port:1812 available for accounting on port:1813 switch(config)# no radius-server host 10.10.2.2 switch(config)# show radius-server retransmission count:0 timeout value:1 deadtime value:1 total number of servers:1 following RADIUS servers are configured: 10.10.1.1: available for authentication on port:1812 available for accounting on port:1813
次の例では、EXEC モードでコマンドの no 形式を使用する方法を示します。
switch# cli var name testinterface ethernet1/2 switch# show cli variables SWITCHNAME="switch" TIMESTAMP="2009-05-12-13.43.13" testinterface="ethernet1/2" switch# cli no var name testinterface switch# show cli variables SWITCHNAME="switch" TIMESTAMP="2009-05-12-13.43.13"
ここでは、Cisco NX-OS CLI の CLI 変数について説明します。
Cisco NX-OS ソフトウェアは CLI コマンドでの変数の定義および使用をサポートします。
CLI 変数は次の方法で参照できます。
CLI 変数には、次の特性があります。
Cisco NX-OS は、事前定義された TIMESTAMP 変数をサポートします。 この変数は、コマンドが実行される現在の時刻を YYYY-MM-DD-HH.MM.SS という形式で参照します。
(注) |
TIIMESTAMP 変数名は大文字と小文字を区別します。 文字はすべて大文字です。 |
CLI セッション変数を、CLI セッションの期間のみ保持されるように定義できます。 これらの変数は、定期的に実行するスクリプトに役立ちます。 名前をカッコで囲み、その前にドル記号($)を付加することによって、その変数を参照できます(たとえば、$(variable-name))。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | cli var name variable-name variable-text 例: switch# cli var name testinterface ethernet 2/1 |
CLI セッション変数を設定します。 variable-name 引数には、大文字と小文字を区別して、最大 31 文字の英数字で値を指定します。 variable-text 引数は 200 文字以下の長さの英数字で、大文字と小文字を区別し、スペースを含むことができます。 |
ステップ 2 | show cli variables 例: switch# show cli variables |
(任意) CLI 変数の設定を表示します。 |
CLI セッションやデバイスのリロードをまたいで保持される CLI 変数を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | cli var name variable-name variable-text 例: switch(config)# cli var name testinterface ethernet 2/1 |
CLI 固定変数を設定します。 変数名は、英数字の文字列で指定します。大文字と小文字が区別されます。変数名の先頭は英字にする必要があります。 最大長は 31 文字です。 |
ステップ 3 | exit 例: switch(config)# exit switch# |
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | show cli variables 例: switch# show cli variables |
(任意) CLI 変数の設定を表示します。 |
ステップ 5 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
ここでは、コマンド エイリアスに関する情報を提供します。
頻繁に使用するコマンドを、コマンド エイリアスに置き換えて定義することができます。 コマンド エイリアスは、コマンド構文のすべてまたは一部を表すことができます。
コマンド エイリアスには、次の特性があります。
コマンド エイリアスはすべてのユーザ セッションに対してグローバルです。
コマンド エイリアスをスタートアップ コンフィギュレーションに保存すると、再起動後も維持されます。
コマンド エイリアス変換は常にすべてのコンフィギュレーション モードまたはサブモードのすべてのキーワードの中で最優先されます。
コマンド エイリアスの設定は他のユーザ セッションに対してただちに有効になります。
Cisco NX-OS ソフトウェアには、デフォルトのエイリアス alias が用意されています。このエイリアスは、show cli alias コマンドと同等であり、ユーザ定義のエイリアスをすべて表示します。
デフォルトのコマンド エイリアスである alias を削除または変更することはできません。
エイリアスは最大で 1 の深さにネストできます。 1 つのコマンド エイリアスは、有効なコマンドを参照する必要がある別のコマンド エイリアスを参照できますが、その他のコマンド エイリアスは参照できません。
コマンド エイリアスは必ず、コマンドラインの最初のコマンド キーワードを置き換えます。
あらゆるコマンド モードで、コマンドのコマンド エイリアスを定義できます。
コマンド エイリアスで CLI 変数を参照すると、エイリアスには、変数の参照ではなく現在の変数の値が表示されます。
検索およびフィルタリングを実行する show コマンドのコマンド エイリアスを使用できます。
一般に使用されるコマンドのコマンド エイリアスを定義できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | cli alias name alias-name alias-text 例: switch(config)# cli alias name ethint interface ethernet |
コマンド エイリアスを設定します。 エイリアス名は英数字で表します。大文字と小文字は区別されません。先頭は英字にする必要があります。 30 文字以内で指定します。 |
ステップ 3 | exit 例: switch(config)# exit switch# |
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | alias 例: switch# alias |
(任意) コマンド エイリアスの設定を表示します。 |
ステップ 5 | copy running-config startup-config 例: switch# copy running-config startup-config |
(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
Cisco NX-OS デバイス上の他のすべてのユーザが使用できない、現在のユーザ セッション用のコマンド エイリアスを作成できます。 また、現在のユーザ アカウントによる将来の使用のためにコマンド エイリアスを保存することもできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | terminal alias [persist] alias-name command -string 例: switch# terminal alias shintbr show interface brief |
現在のユーザ セッションのコマンド エイリアスを設定します。 このユーザ アカウントによる使用の将来のためにエイリアスを保存するには、persist キーワードを使用します。
|
ここでは、複数の作業を実行するコマンドのスクリプトを作成する方法について説明します。
コマンドのリストをファイルに記述して、CLI から実行することができます。 コマンド スクリプトでは CLI 変数を使用できます。
(注) |
CLI プロンプトでは、スクリプト ファイルは作成できません。 スクリプト ファイルは、リモート デバイスで作成し、Cisco NX-OS デバイス上の bootflash:、slot0:、または volatile: ディレクトリにコピーします。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | run-script [bootflash: | slot0: | volatile:]filename 例: switch# run-script testfile |
デフォルト ディレクトリでファイルに記述されたコマンドを実行します。 |
端末に情報をエコーできます。これは、コマンド スクリプトから使用すると特に有効です。 エコーされたテキストで CLI 変数を参照したり、フォーマット オプションを使用したりすることができます。
フォーマット オプション |
説明 |
---|---|
\b |
バック スペースが挿入されます。 |
\c |
テキスト ストリングの最後にある改行文字が削除されます。 |
\f |
フォーム フィード文字が挿入されます。 |
\n |
改行文字が挿入されます。 |
\r |
テキスト行の最初に戻ります。 |
\t |
水平タブ文字が挿入されます。 |
\v |
垂直タブ文字が挿入されます。 |
\\ |
バックスラッシュ文字が表示されます。 |
\nnn |
対応する ASCII 8 進文字が表示されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | echo [backslash-interpret] [text] 例: switch# echo This is a test. This is a test. |
backslash-interpret キーワードは、テキスト文字列にフォーマット オプションが含まれていることを示します。 text 引数は、大文字と小文字が区別される英数字で、空白を含むことができます。 最大長は 200 文字です。 デフォルトは空白行です。 |
コマンド処理を一定時間遅らせることができます。これは、コマンド スクリプト内で特に有効です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | sleep seconds 例: switch# sleep 30 |
数秒の遅延を発生させます。 範囲は 0 ~ 2147483647 です。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアの CLI には、状況依存ヘルプが用意されています。 任意の箇所でコマンドに疑問符(?)を指定すると、使用できる入力オプションが一覧表示されます。
CLI では、入力エラーを隔離するためにキャレット(^)記号を使用します。 ^ 記号は、コマンド ストリング内のコマンド、キーワード、または引数が誤って入力されている位置に表示されます。
出力例 |
説明 |
---|---|
switch# clock ? set HH:MM:SS Current Time switch# clock |
EXEC モードで clock コマンドのコマンド構文を表示します。 このスイッチの出力では、clock コマンドを使用するためには set キーワードが必要であることが示されています。 |
switch# clock set ? WORD HH:MM:SS Current Time switch# clock set |
時間を設定するためのコマンド構文を表示します。 このヘルプの出力では、クロックの設定に現在の時刻が必要であることと、時刻の形式が示されています。 |
switch# clock set 13:32:00<CR> % Incomplete command switch# |
現在の時刻を追加します。 CLI によって、コマンドが不完全であることが示されます。 |
switch# <Ctrl-P> switch# clock set 13:32:00 |
入力した前のコマンドを表示します。 |
switch# clock set 13:32:00 ? <1-31> Day of the month switch# clock set 13:32:00 |
clock set コマンドの他の引数が表示されます。 |
switch# clock set 13:32:00 18 ? April Month of the year August Month of the year December Month of the year February Month of the year January Month of the year July Month of the year June Month of the year March Month of the year May Month of the year November Month of the year October Month of the year September Month of the year switch# clock set 13:32:00 18 |
clock set コマンドの他の引数が表示されます。 |
switch# clock set 13:32:00 18 April 08<CR> % Invalid input detected at '^' marker. |
クロック設定に日付を追加します。 CLI は、08 の位置にキャレット記号(^)を使用してエラーを示しています。 |
switch# clock set 13:32:00 18 April ? <2000-2030> Enter the year (no abbreviation) switch# clock set 13:32:00 18 April |
年を指定する正しい引数が表示されます。 |
switch# clock set 13:32:00 18 April 2008<CR> switch# |
clock set コマンドの正しい構文を入力します。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアは、CLI 出力(show コマンドなど)の検索またはフィルタリングで正規表現をサポートしています。 正規表現では大文字と小文字が区別され、また複雑な一致要件を設定することができます。
その他のキーボード文字(! や ~ など)を、単一文字パターンとして使用することもできますが、特定のキーボード文字は、正規表現で使用されると特殊な意味を持ちます。
文字 |
特殊な意味 |
||
---|---|---|---|
. | 任意の 1 文字(スペースを含む)と一致します。 |
||
* | 0 個以上のパターンのシーケンスと一致します。 |
||
+ | 1 個以上のパターンのシーケンスと一致します。 |
||
? | パターンの 0 または 1 回の出現と一致します。 |
||
^ | 文字列の最初と一致します。 |
||
$ | 文字列の最後と一致します。 |
||
_(アンダースコア) |
カンマ(,)、左波カッコ({)、右波カッコ(})、左カッコ(()、右カッコ())、文字列の先頭、文字列の最後、またはスペースと一致します。
|
これらの特殊文字を単一文字パターンとして使用するには、各文字の前にバックスラッシュ(\)を置くことによって、特殊な意味を削除してください。 次の例には、それぞれドル記号($)、アンダースコア(_)、およびプラス記号(+)に一致する単一文字パターンが含まれています。
\$ \_ \+
文字、数字、または特別な意味を持たないキーボード文字を連結して、複数文字のパターンを指定することもできます。 たとえば、a4% は複数文字の正規表現です。
複数文字パターンでは、順序が大切です。 a4% という正規表現は、文字が a、4、パーセント記号(%)の順に並んでいる場合に一致します。 文字列の中に a4% という文字がその順序で含まれていないと、パターン マッチングは失敗します。 複数文字正規表現 a. (文字 a の後にピリオド)は、ピリオド文字の特別な意味を使用して、文字 a の後に任意の単一文字が続くストリングと一致します。 この例では、ab、a!、または a2 という文字列がすべてこの正規表現と一致します。
特殊文字の特別な意味は、特殊文字の前にバックスラッシュを挿入することで無効にできます。 たとえば、表現 a\. がコマンド構文で使用されている場合、ストリング a. だけが一致します。
特殊文字を使用してストリング内での正規表現の位置を指定することで、正規表現パターンをストリングの先頭または末尾と一致させることができます。
文字 |
説明 |
---|---|
^ | 文字列の最初と一致します。 |
$ | 文字列の最後と一致します。 |
たとえば、正規表現 ^con は con で始まる文字列に一致し、sole$ は sole で終わる文字列に一致します。
(注) |
^ 記号は、角カッコで囲まれた範囲に論理関数「not」を指定する場合にも使用されます。 たとえば、正規表現 [^abcd] が示す範囲は、a、b、c、d のいずれでもない任意の単一文字と一致します。 |
多くの場合、show コマンドの出力は、長くて煩雑になります。 Cisco NX-OS ソフトウェアでは、情報を簡単に見つけ出すために、出力の検索およびフィルタリングを行うことができます。 検索およびフィルタリングのオプションは、show コマンドの末尾にパイプ記号(|)を付け、その後に指定します。 CLI の状況依存ヘルプ機能を使用してオプションを表示できます。
switch# show running-config | ? cut Print selected parts of lines. diff Show difference between current and previous invocation (creates temp files: remove them with 'diff-clean' command and don't use it on commands with big outputs, like 'show tech'!) egrep Egrep - print lines matching a pattern grep Grep - print lines matching a pattern head Display first lines human Output in human format last Display last lines less Filter for paging no-more Turn-off pagination for command output perl Use perl script to filter output section Show lines that include the pattern as well as the subsequent lines that are more indented than matching line sed Stream Editor sort Stream Sorter sscp Stream SCP (secure copy) tr Translate, squeeze, and/or delete characters uniq Discard all but one of successive identical lines vsh The shell that understands cli command wc Count words, lines, characters xml Output in xml format (according to .xsd definitions) begin Begin with the line that matches count Count number of lines end End with the line that matches exclude Exclude lines that match include Include lines that match
Cisco NX-OS CLI には、show コマンドと併用してコマンド出力の検索やフィルタリングを実行できる、一連のキーワードが用意されています。
キーワードの構文 |
説明 |
---|---|
begin string show version | begin Hardware |
検索文字列に一致するテキストが含まれる行から表示を開始します。 検索文字列は、大文字と小文字が区別されます。 |
count show running-config | count |
コマンドの出力行数を表示します。 |
cut [-d character] {-b | -c | -f | -s} show file testoutput | cut -b 1-10 |
出力行の一部分だけを表示します。 一定のバイト数(-b)、文字数(-vcut [-d character] {-b | -c | -f | -s})、またはフィールド数(-f)を表示できます。 また、-d キーワードを使用して、デフォルトのタグ文字以外のフィールド デリミタを定義することもできます。 - s キーワードはデリミタが含まれない行の表示を抑制します。 |
end string show running-config | end interface |
検索文字列が最後に現れる位置まですべての行を表示します。 |
exclude string show interface brief | exclude down |
検索文字列が含まれないすべての行を表示します。 検索文字列は、大文字と小文字が区別されます。 |
head [lines lines] show logging logfile | head lines 50 |
出力の先頭部分を、指定した行数だけ表示します。 デフォルトの行数は 10 行です。 |
human show version | human |
terminal output xml コマンドを使用して出力形式が XML に設定されている場合に、出力を通常形式で表示します。 |
include string show interface brief | include up |
検索文字列が含まれるすべての行を表示します。 検索文字列は、大文字と小文字が区別されます。 |
last [lines] show logging logfile | last 50 |
出力の末尾部分を、指定した行数だけ表示します。 デフォルトの行数は 10 行です。 |
no-more show interface brief | no-more |
画面の下端で ––More–– プロンプトを出して停止せず、すべての出力を表示します。 |
sscp SSH-connection-name filename show version | sscp MyConnection show_version_output |
ストリーミング セキュア コピー(sscp)を使用して、出力を名前付き SSH 接続にリダイレクトします。 名前付きの SSH 接続は、ssh name コマンドを使用して作成できます。 |
wc [bytes | lines | words] show file testoutput | wc bytes |
文字数、行数、またはワード数を表示します。 デフォルトでは、行数、ワード数、文字数を表示します。 |
xml show version | xml |
出力を XML 形式で表示します。 |
show コマンドからの出力と、そのコマンドを以前に実行したときの出力を比較できます。
diff-clean [all-session] [all-users]
キーワード | 説明 |
---|---|
all-sessions | 現在のユーザのすべてのセッション(過去および現在のセッション)から比較の一時ファイルが削除されます。 |
all-users | すべてのユーザのすべてのセッション(過去および現在のセッション)から比較の一時ファイルが削除されます。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアは、現在および以前のすべてのユーザ セッションに対する show コマンドの最新の出力について、一時ファイルを作成します。 これらの一時ファイルを削除するには、diff-clean コマンドを使用します。
diff-clean [all-sessions | all-users]
デフォルトでは、diff-clean コマンドによって現在のユーザのアクティブ セッションに対する一時ファイルが削除されます。 all-sessions キーワードを指定すると、現在のユーザの過去および現在の全セッションに対する一時ファイルが削除されます。 all-users キーワードを指定すると、すべてのユーザの過去および現在の全セッションに対する一時ファイルが削除されます。
Global Regular Expression Print(grep)および Extended grep(egrep)コマンドライン ユーティリティを使用すると、show コマンドの出力をフィルタリングすることができます。
grep および egrep の構文は次のとおりです。
{grep | egrep} [count] [ignore-case] [invert-match] [line-exp] [line-number] [next lines] [prev lines] [word-exp] expression}]
パラメータ |
説明 |
---|---|
count |
一致する行の合計数だけを表示します。 |
ignore-case |
一致する行の大文字と小文字の違いを無視することを指定します。 |
invert-match |
式と一致しない行を表示します。 |
line-exp |
行が完全に一致する行だけを表示します。 |
line-number |
一致する各行の先頭に行番号を表示することを指定します。 |
next lines |
一致する行の後に表示する行数を指定します。 デフォルトは 0 です。 指定できる範囲は 1 ~ 999 です。 |
prev lines |
一致する行の前に表示する行数を指定します。 デフォルトは 0 です。 指定できる範囲は 1 ~ 999 です。 |
word-exp |
単語が完全に一致する行だけを表示します。 |
expression |
出力を検索するための正規表現を指定します。 |
less ユーティリティを使用すると、show コマンドの出力内容を一度に 1 ページずつ表示することができます。 「:」プロンプトにおいて less コマンドを入力できます。 使用可能な less コマンドをすべて表示するには、「:」プロンプトで h を入力します。
ストリーム エディタ(sed)ユーティリティを使用して、次のように show コマンドの出力をフィルタリングしたり、操作したりすることができます。
sed command
command 引数には、sed ユーティリティのコマンドを指定します。
sort ユーティリティを使用して、show コマンド出力をフィルタリングできます。
sort ユーティリティの構文は次のとおりです。
パラメータ |
説明 |
---|---|
-M |
月でソートします。 |
-b |
先頭の空白(スペース文字)を無視します。 デフォルトのソートには、先頭の空白が含まれます。 |
-d |
空白と英数字のみを比較することによってソートします。 デフォルトのソートには、すべての文字が含まれます。 |
-f |
小文字を大文字にします。 |
-g |
一般的な数値を比較することによってソートします。 |
-i |
印刷可能文字のみを使用してソートします。 デフォルトのソートには、印刷不可能な文字が含まれます。 |
-k field-number[.char-position][ordering] |
キー値に従ってソートします。 デフォルトのキー値はありません。 |
-n |
数値文字列の値に従ってソートします。 |
-r |
ソート結果の順序を逆にします。 デフォルトのソート出力は昇順です。 |
-t delimiter |
指定されたデリミタを使用してソートします。 デフォルトのデリミタはスペース文字です。 |
-u |
ソート結果から重複した行を削除します。 ソート出力は重複した行を表示します。 |
show コマンド出力の --More–- プロンプトで出力の検索やフィルタリングを実行できます。
コマンド |
説明 |
---|---|
[lines]<スペース> |
出力行を指定された行数または現在の画面サイズだけ表示します。 |
[lines]z |
出力行を指定された行数または現在の画面サイズだけ表示します。 lines 引数を使用すると、その値が新しいデフォルトの画面サイズになります。 |
[lines]<リターン> |
指定した行数または現在のデフォルトの行数だけ出力行を表示します。 初期デフォルトは 1 行です。 オプションの lines 引数を使用すると、その値が、このコマンドで表示する新しいデフォルトの行数になります。 |
[lines]d または [lines]Ctrl+Shift+D |
指定した行数または現在のデフォルトの行数だけ出力行をスクロールします。 初期デフォルトは 11 行です。 オプションの lines 引数を使用すると、その値が、このコマンドで表示する新しいデフォルトの行数になります。 |
q または Q または Ctrl+C |
--More-- プロンプトを終了します。 |
[lines]s |
出力内の指定された行数または現在のデフォルトの行数だけ前方にスキップし、1 画面分の行を表示します。 デフォルトは 1 行です。 |
[lines]f |
出力内の指定された画面数または現在のデフォルトの画面数だけ前方にスキップし、1 画面分の行を表示します。 デフォルトは 1 画面です。 |
= |
現在の行番号を表示します。 |
[count]/expression |
正規表現に一致する行にスキップし、1 画面分の出力行を表示します。 式が複数回出現する行を検索するには、オプションの count 引数を使用します。 このコマンドでは、他のコマンドで使用できる現在の正規表現が設定されます。 |
[count]n |
現在の正規表現に一致する次の行にスキップし、1 画面分の出力行を表示します。 一致を通り越してスキップするには、オプションの count 引数を使用します。 |
{! | :![shell-cmd]} |
shell-cmd 引数で指定されたコマンドをサブシェルで実行します。 |
. |
前のコマンドを繰り返します。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアの CLI では、現在のユーザ セッションのコマンド履歴にアクセスできます。 変更を加えて、または変更なしでコマンドを呼び出したり、再発行したりできます。 また、コマンド履歴をクリアすることもできます。
コマンド履歴の中のコマンドを呼び出し、任意に変更を加えて、再入力することができます。
次に、コマンドを呼び出して再入力する例を示します。
switch(config)# show cli history 0 11:04:07 configure terminal 1 11:04:28 show interface ethernet 2/24 2 11:04:39 interface ethernet 2/24 3 11:05:13 no shutdown 4 11:05:19 exit 5 11:05:25 show cli history switch(config)# !1 switch(config)# show interface ethernet 2/24
Ctrl+P と Ctrl+N のキーストローク ショートカットを使用してコマンドを呼び出すこともできます。
Ctrl+P と Ctrl+N のキーストローク ショートカットを使用して CLI の履歴から呼び出すコマンドを制御できます。 デフォルトでは、CiscoNX-OS ソフトウェアは、現在のコマンド モード以上のコマンド モードのすべてのコマンドを再呼び出しします。 たとえば、グローバル コンフィギュレーション モードで作業している場合は、コマンド呼び出しのキーストローク ショートカットによって、EXEC モードとグローバル コンフィギュレーション モードの両方のコマンドが呼び出されます。 terminal history no-exec-in-config コマンドを使用すると、コンフィギュレーション モードにいるときに EXEC モード コマンドの呼び出しを回避できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | [no] terminal history no-exec-in-config 例: switch# terminal history no-exec-in-config |
コンフィギュレーション モードで呼び出しのキーストローク ショートカットが使用されたときに EXEC コマンドを削除するように CLI の履歴を設定します。 デフォルトでは、EXEC コマンドが呼び出されます。 コマンドの no 形式を使用して、デフォルトに戻すことができます。 |
Ctrl+P と Ctrl+N のキーストローク ショートカットを使用して CLI の履歴からコマンドを呼び出し、再発行する前にそれらのコマンドを編集できます。 デフォルトの編集モードは emacs です。 編集モードを vi に変更できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | [no] terminal edit-mode vi [persist] 例: switch# terminal edit-mode vi |
そのユーザ セッションについて、CLI の編集モードを vi に変更します。 persist キーワードを使用すると、現在のユーザ名の設定がセッションをまたいで保持されます。 emacs の使用に戻すには、no を使用します。 |
show cli history コマンドを使用して、コマンド履歴を表示できます。
show cli history コマンドの構文は次のとおりです。
show cli history [lines] [config-only | exec-only | this-mode-only] [unformatted]
デフォルトでは、表示される行数は 12 行で、コマンドの番号とタイムスタンプが出力されます。
次に、コマンド履歴をデフォルトの行数だけ表示する例を示します。
switch# show cli history
次に、コマンド履歴を 20 行表示する例を示します。
switch# show cli history 20
次に、コマンド履歴の中のコンフィギュレーション コマンドだけを表示する例を示します。
switch(config)# show cli history config-only
次に、コマンド履歴の中の EXEC コマンドだけを表示する例を示します。
switch(config)# show cli history exec-only
次に、現在のコマンド モードに関するコマンド履歴のコマンドだけを表示する例を示します。
switch(config-if)# show cli history this-mode-only
次に、コマンド番号とタイムスタンプを表示せず、コマンド履歴のコマンドだけを表示する例を示します。
switch(config)# show cli history unformatted
多くの機能について、作業を続行する前に確認を求めるプロンプトが、Cisco NX-OS ソフトウェアによって CLI に表示されます。 これらのプロンプトをイネーブルまたはディセーブルにすることができます。 デフォルトはイネーブルです。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | [no] terminal dont-ask [persist] 例: switch# terminal dont-ask |
CLI の確認プロンプトをディセーブルにします。 persist キーワードを使用すると、現在のユーザ名の設定がセッションをまたいで保持されます。 デフォルトはイネーブルです。 CLI 確認プロンプトをイネーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。 |
次のように、表示される CLI の色を変更できます
デフォルトの色は、ターミナル エミュレータ ソフトウェアにより設定された色です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | terminal color [evening] [persist] 例: switch# terminal color |
端末セッションの CLI の表示色を設定します。 evening キーワードはサポートされません。 persist キーワードを使用すると、現在のユーザ名の設定がセッションをまたいで保持されます。 デフォルト設定は永続的ではありません。 |
slot コマンドを使用して、スーパーバイザ モジュール セッションからモジュールにコマンドを直接送信できます。
slot の構文は次のとおりです。
slot slot-number [quoted] command-string
デフォルトでは、command-string 引数内のキーワードと引数はスペースで区切られます。 モジュールに複数のコマンドを送信するには、スペース文字、セミコロン(;)、スペース文字でコマンドを区切ります。
quoted キーワードは、コマンド ストリングの先頭と末尾に二重引用符(")が使用されることを示します。 スーパーバイザ モジュール セッションでだけサポートされている diff などのフィルタリング ユーティリティにモジュール コマンド出力をリダイレクトする場合は、このキーワードを使用します。
次に、モジュール情報を表示し、フィルタリングする例を示します。
switch# slot 2 show version | grep lc
次に、スーパーバイザ モジュール セッションに関するモジュール情報をフィルタリングする例を示します。
switch# slot 2 quoted "show version" | diff switch# slot 4 quoted "show version" | diff -c *** /volatile/vsh_diff_1_root_8430_slot__quoted_show_version.old Wed Apr 29 20:10:41 2009 --- - Wed Apr 29 20:10:41 2009 *************** *** 1,5 **** ! RAM 1036860 kB ! lc2 Software BIOS: version 1.10.6 system: version 4.2(1) [build 4.2(0.202)] --- 1,5 ---- ! RAM 516692 kB ! lc4 Software BIOS: version 1.10.6 system: version 4.2(1) [build 4.2(0.202)] *************** *** 12,16 **** Hardware bootflash: 0 blocks (block size 512b) ! uptime is 0 days 1 hours 45 minute(s) 34 second(s) --- 12,16 ---- Hardware bootflash: 0 blocks (block size 512b) ! uptime is 0 days 1 hours 45 minute(s) 42 second(s)
スーパーバイザ モジュールの起動時に、特殊な BIOS イメージが、システム起動用の有効なキックスタート イメージを自動的にロードしたり、検索しようとしたりします。 有効なキックスタート イメージが見つからない場合は、次の BIOS ローダー プロンプトが表示されます。
loader>
<loader> プロンプトから Cisco NX-OS ソフトウェアをロードする方法については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus troubleshooting guide(Cisco Nexus トラブルシューティング ガイド)』を参照してください。
ここでは、CLI の使用例について説明します。
次に、コマンド エイリアスを定義する方法の例を示します。
cli alias name ethint interface ethernet cli alias name shintbr show interface brief cli alias name shintupbr shintbr | include up | include ethernet
次に、コマンド エイリアスを使用する方法の例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# ethint 2/3 switch(config-if)#
次の例では、ユーザ定義の CLI セッション変数を参照する方法を示します。
switch# show interface $(testinterface) Ethernet2/1 is down (Administratively down) Hardware is 10/100/1000 Ethernet, address is 0000.0000.0000 (bia 0019.076c.4dac) MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA auto-duplex, auto-speed Beacon is turned off Auto-Negotiation is turned on Input flow-control is off, output flow-control is off Auto-mdix is turned on Switchport monitor is off Last clearing of "show interface" counters never 5 minute input rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec L3 in Switched: ucast: 0 pkts, 0 bytes - mcast: 0 pkts, 0 bytes L3 out Switched: ucast: 0 pkts, 0 bytes - mcast: 0 pkts, 0 bytes Rx 0 input packets 0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets 0 bytes Tx 0 output packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 bytes 0 input error 0 short frame 0 watchdog 0 no buffer 0 runt 0 CRC 0 ecc 0 overrun 0 underrun 0 ignored 0 bad etype drop 0 bad proto drop 0 if down drop 0 input with dribble 0 input discard 0 output error 0 collision 0 deferred 0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier 0 babble 0 Rx pause 0 Tx pause 0 reset
次の例では、show コマンドの出力をファイルにリダイレクトするときに $(TIMESTAMP) を使用します。
switch# show running-config > rcfg.$(TIMESTAMP) Preparing to copy....done switch# dir 12667 May 01 12:27:59 2008 rcfg.2008-05-01-12.27.59 Usage for bootflash://sup-local 8192 bytes used 20963328 bytes free 20971520 bytes total
次に、スクリプト ファイルで指定する CLI コマンドの例を示します。
switch# show file testfile configure terminal interface ethernet 2/1 no shutdown end show interface ethernet 2/1
次に run-script コマンドの実行の出力例を示します。
switch# run-script testfile `configure terminal` `interface ethernet 2/1` `no shutdown` `end` `show interface ethernet 2/1 ` Ethernet2/1 is down (Link not connected) Hardware is 10/100/1000 Ethernet, address is 0019.076c.4dac (bia 0019.076c.4dac) MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA Port mode is trunk auto-duplex, auto-speed Beacon is turned off Auto-Negotiation is turned on Input flow-control is off, output flow-control is off Auto-mdix is turned on Switchport monitor is off Last clearing of "show interface" counters 1d26.2uh 5 minute input rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec Rx 0 input packets 0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets 0 bytes Tx 0 output packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 bytes 0 input error 0 short frame 0 watchdog 0 no buffer 0 runt 0 CRC 0 ecc 0 overrun 0 underrun 0 ignored 0 bad etype drop 0 bad proto drop 0 if down drop 0 input with dribble 0 input discard 0 output error 0 collision 0 deferred 0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier 0 babble 0 Rx pause 0 Tx pause 0 reset
ここでは、CLI に関するその他の情報について説明します。
関連項目 |
参照先 |
---|---|
Cisco NX-OS のライセンス |
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
コマンド リファレンス |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Command Reference』 |
目次
- コマンドライン インターフェイスの概要
- 機能情報の確認
- CLI プロンプトの概要
- コマンド モード
- EXEC コマンド モード
- グローバル コンフィギュレーション コマンド モード
- インターフェイス コンフィギュレーション コマンド モード
- サブインターフェイス コンフィギュレーション コマンド モード
- コマンド モードの保存および復元
- コンフィギュレーション コマンド モードの終了
- コマンド モードの概要
- 特殊文字
- キーストローク ショートカット
- コマンドの省略形
- 部分的なコマンド名の補完
- コマンド階層での現在の場所の識別
- コマンドの no 形式の使用
- CLI 変数の設定
- CLI 変数について
- CLI セッションのみの変数の設定
- 永続的な CLI 変数の設定
- コマンド エイリアス
- コマンド エイリアスについて
- コマンド エイリアスの定義
- ユーザ セッションのコマンド エイリアスの設定
- コマンド スクリプト
- コマンド スクリプトの実行
- 端末への情報のエコー
- コマンド処理の遅延
- 状況依存ヘルプ
- 正規表現の概要
- 特殊文字
- 複数文字のパターン
- 位置指定
- show コマンドの出力の検索およびフィルタリング
- キーワードのフィルタリングおよび検索
- diff ユーティリティ
- grep および egrep ユーティリティ
- less ユーティリティ
- sed ユーティリティ
- sort ユーティリティ
- --More-- プロンプトからの検索およびフィルタリング
- コマンド履歴の使用
- コマンドの呼び出し
- CLI の履歴呼び出しの制御
- CLI の編集モードの設定
- コマンド履歴の表示
- CLI の確認プロンプトのイネーブルまたはディセーブル
- CLI の表示色の設定
- モジュールへのコマンドの送信
- BIOS ローダー プロンプト
- CLI の使用例
- コマンド エイリアスの定義
- CLI セッション変数の使用
- システム定義のタイムスタンプ変数の使用
- コマンド スクリプトの実行
- CLI に関する追加情報
- CLI の関連資料
この章の内容は、次のとおりです。
- 機能情報の確認
- CLI プロンプトの概要
- コマンド モード
- 特殊文字
- キーストローク ショートカット
- コマンドの省略形
- 部分的なコマンド名の補完
- コマンド階層での現在の場所の識別
- コマンドの no 形式の使用
- CLI 変数の設定
- コマンド エイリアス
- コマンド スクリプト
- 状況依存ヘルプ
- 正規表現の概要
- show コマンドの出力の検索およびフィルタリング
- --More-- プロンプトからの検索およびフィルタリング
- コマンド履歴の使用
- CLI の確認プロンプトのイネーブルまたはディセーブル
- CLI の表示色の設定
- モジュールへのコマンドの送信
- BIOS ローダー プロンプト
- CLI の使用例
- CLI に関する追加情報
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「新機能および変更された機能に関する情報」の章を参照してください。
CLI プロンプトの概要
デバイスに正常にアクセスすると、コンソール ポートまたはリモート ワークステーションの端末ウィンドウに、次のような CLI プロンプトが表示されます。
User Access Verification login: admin Password:<password> Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2009, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained in this software are owned by other third parties and used and distributed under license. Certain components of this software are licensed under the GNU General Public License (GPL) version 2.0 or the GNU Lesser General Public License (LGPL) Version 2.1. A copy of each such license is available at http://www.opensource.org/licenses/gpl-2.0.php and http://www.opensource.org/licenses/lgpl-2.1.php switch#デバイスのデフォルトのホスト名は変更できます。
CLI プロンプトから、次の方法を実行できます。
(注)
通常の操作では、ユーザ名は大文字と小文字が区別されます。 ただし、コンソール ポートにデバイスを接続しているときには、ユーザ名の設定に関係なく、すべて大文字でログイン ユーザ名を入力できます。 正しいパスワードを入力すれば、デバイスにログインできます。
コマンド モード
- EXEC コマンド モード
- グローバル コンフィギュレーション コマンド モード
- インターフェイス コンフィギュレーション コマンド モード
- サブインターフェイス コンフィギュレーション コマンド モード
- コマンド モードの保存および復元
- コンフィギュレーション コマンド モードの終了
- コマンド モードの概要
グローバル コンフィギュレーション コマンド モード
手順グローバル コンフィギュレーション モードでは、最も広範囲のコマンドを使用できます。 この用語は、デバイス全体に影響を与える特性や機能を表します。 グローバル コンフィギュレーション モードでコマンドを入力すると、デバイスをグローバルに設定することができます。また、さらに特定のコンフィギュレーション モードを開始して、インターフェイスやプロトコルなどの特定の要素を設定することもできます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
(注) CLI プロンプトが変化し、グローバル コンフィギュレーション モードになっていることが示されます。
インターフェイス コンフィギュレーション コマンド モード
手順グローバル コンフィギュレーション モードから開始するコンフィギュレーション モードの一例が、インターフェイス コンフィギュレーション モードです。 デバイスでインターフェイスを設定するには、インターフェイスを指定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。
インターフェイス単位で多数の機能をイネーブルにする必要があります。 インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、イーサネット インターフェイスや管理インターフェイス(mgmt 0)などのデバイス上のインターフェイスの動作を変更します。
インターフェイスの設定の詳細については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus Interfaces Guide』を参照してください。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 interface type number
例: switch(config)# interface ethernet 2/2 switch(config-if)#設定するインターフェイスを指定します。
この CLI によって、指定したインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードが開始されます。
(注) CLI プロンプトが変化し、インターフェイス コンフィギュレーション モードになっていることが示されます。
サブインターフェイス コンフィギュレーション コマンド モード
手順グローバル コンフィギュレーション モードから、サブインターフェイスと呼ばれる VLAN インターフェイスを設定するコンフィギュレーション サブモードにアクセスできます。 サブインターフェイス コンフィギュレーション モードでは、1 つの物理インターフェイスに複数の仮想インターフェイスを設定できます。 サブインターフェイスは、プロトコルに対しては個別の物理インターフェイスとして解釈されます。
また、サブインターフェイスにより、1 つのインターフェイスで、あるプロトコルに対する複数のカプセル化を使用できます。 たとえば、サブインターフェイスに VLAN を関連付ける IEEE 802.1Q カプセル化を設定できます。
サブインターフェイスの設定の詳細については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus Interfaces Guide』を参照してください。 サブインターフェイス コマンドの詳細については、ご使用のデバイスの『Command Reference Guide』を参照してください。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 interface type number.subint
例:switch(config)# interface ethernet 2/2.1 switch(config-subif)#設定する VLAN インターフェイスを指定します。
この CLI によって、指定した VLAN インターフェイスのサブインターフェイス コンフィギュレーション モードが開始されます。
(注) CLI プロンプトが変化し、グローバル コンフィギュレーション モードになっていることが示されます。
コマンド モードの保存および復元
Cisco NX-OS ソフトウェアでは、現在のコマンド モードを保存しておき、機能を設定した後に、前のコマンド モードを復元することができます。 push コマンドでコマンド モードを保存し、pop コマンドでコマンド モードを復元します。
次の例は、コマンド モードを保存し、復元する方法を示します。switch# configure terminal switch(config)# event manager applet test switch(config-applet)# push switch(config-applet)# configure terminal switch(config)# username testuser password newtest switch(config)# pop switch(config-applet)#コンフィギュレーション コマンド モードの終了
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 exit
例:switch(config-if)# exit switch(config)#現在のコンフィギュレーション コマンド モードを終了して、元のコンフィギュレーション コマンド モードに戻ります。
ステップ 2 end
例:switch(config-if)# end switch#現在のコンフィギュレーション コマンド モードを終了して、EXEC モードに戻ります。
ステップ 3 Ctrl+Z
例:switch(config-if)# ^Z switch#(任意) 現在のコンフィギュレーション コマンド モードを終了して、EXEC モードに戻ります。
注意 有効なコマンドを入力してから、コマンド ラインの最後で Ctrl+Z を押すと、CLI によってそのコマンドが実行コンフィギュレーション ファイルに追加されます。 ほとんどの場合、exit または end コマンドを使用してコンフィギュレーション モードを終了する必要があります。
コマンド モードの概要
次の表は、主なコマンド モードに関する情報をまとめたものです。
表 1 コマンド モードの概要モード
アクセス方法
プロンプト
終了方法
EXEC
ログイン プロンプトから、ユーザ名とパスワードを入力します。
switch#終了してログイン プロンプトに戻るには、exit コマンドを使用します。
グローバル コンフィギュレーション
EXEC モードで、configure terminal コマンドを使用します。
switch(config)#終了して EXEC モードに戻るには、end または exit コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。
インターフェイス コンフィギュレーション
グローバル コンフィギュレーション モードで、インターフェイス コマンドを使用し、interface コマンドを使用してインターフェイスを指定します。
switch(config-if)#終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。
終了して EXEC モードに戻るには、exit コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。
サブインターフェイス コンフィギュレーション
グローバル コンフィギュレーション モードで、interface コマンドを使用してサブインターフェイスを指定します
switch(config-subif)#終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。
終了して EXEC モードに戻るには、end コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。
VDC コンフィギュレーション
グローバル コンフィギュレーション モードで、vdc コマンドを使用し、VDC 名を指定します。
switch(config-vdc)#終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。
終了して EXEC モードに戻るには、end コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。
VRF コンフィギュレーション
グローバル コンフィギュレーション モードで、vrf コマンドを使用し、ルーティング プロトコルを指定します。
switch(config-vrf)#終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit コマンドを使用します。
終了して EXEC モードに戻るには、end コマンドを使用するか、Ctrl+Z を押します。
デフォルト以外の VDC のための EXEC
EXEC モードで、switchto vdc コマンドを使用し、VDC を指定します。
switch-vdc2#終了してデフォルトの VDC に戻るには、exit コマンドまたは switchback コマンドを使用します。
デフォルト以外の VRF のための EXEC
EXEC モードで、routing-context vrf コマンドを使用し、VRF を指定します。
switch%red#終了してデフォルトの VRF に戻るには、routing-context vrf default コマンドを使用します。
キーストローク ショートカット
次の表に、EXEC モードとコンフィギュレーション モードの両方で使用できるコマンド キーの組み合わせを示します。
表 3 キーストローク ショートカットキーストローク
説明
Ctrl+A
カーソルを行の先頭に移動します。
Ctrl+B
カーソルを 1 文字分だけ左に進めます。 複数行にわたってコマンドを入力するときは、左矢印キーまたは Ctrl+B キーを繰り返し押してシステム プロンプトまでスクロール バックして、コマンド エントリの先頭を確認できます。あるいは Ctrl+A キーを押してコマンド エントリの先頭に移動します。
Ctrl+C
コマンドを取り消して、コマンド プロンプトに戻ります。
Ctrl+D
カーソル位置にある文字を削除します。
Ctrl+E
カーソルを行の末尾に移動します。
Ctrl+F
カーソルを 1 文字分だけ右に進めます。
Ctrl+G
コマンド ストリングを削除せずに、コマンド モードを終了して以前のコマンド モードに戻ります。
Ctrl+K
カーソル位置からコマンドラインの末尾までのすべての文字を削除します。
Ctrl+L
現在のコマンドラインを再表示します。
Ctrl+N
コマンド履歴の次のコマンドを表示します。
Ctrl+O
端末の画面をクリアします。
Ctrl+P
コマンド履歴の前のコマンドを表示します。
Ctrl+R
現在のコマンドラインを再表示します。
Ctrl+T
カーソルの場所にある文字を、カーソルの右にある文字と置き換えます。 カーソルが 1 文字右に移動します。
Ctrl+U
カーソル位置からコマンドラインの先頭までのすべての文字を削除します。
Ctrl+V
後に続くキー ストロークの特別な意味を削除します。 たとえば、正規表現で疑問符(?)を入力する前に、Ctrl+V を押します。
Ctrl+W
カーソルの左にある単語を削除します。
Ctrl+X、H
入力したコマンドの履歴を一覧表示します。
このキーの組み合わせを使用するときは、Ctrl キーと X キーを同時に押してリリースしてから、H を押します。
Ctrl+Y
バッファ内の最新のエントリを呼び出します(キーを同時に押します)。
Ctrl+Z
コンフィギュレーション セッションを終了して、EXEC モードに戻ります。
有効なコマンドを入力してから、コマンドラインの最後で Ctrl+Z を使用すると、コマンドの結果の設定がまず実行コンフィギュレーション ファイルに追加されます。
↑キー
コマンド履歴の前のコマンドを表示します。
↓キー
コマンド履歴の次のコマンドを表示します。
→キー
←キー
コマンド ストリング内でカーソルを前方または後方に移動させ、現在のコマンドを編集できるようにします。
? 使用可能なコマンドのリストを表示します。
Tab
ワードの最初の文字を入力して Tab キーを押すと、ワードが補完されます。 文字に一致するすべてのオプションが表示されます。
タブを使用すると、次の項目名を完成させることができます。
例:
switch(config)# xm<Tab> switch(config)# xml<Tab> switch(config)# xml server例:
switch(config)# c<Tab> callhome class-map clock cts cdp cli control-plane switch(config)# cl<Tab> class-map cli clock switch(config)# cla<Tab> switch(config)# class-map例:
switch# cd bootflash:<Tab> bootflash: bootflash://sup-1/ bootflash:/// bootflash://sup-2/ bootflash://module-5/ bootflash://sup-active/ bootflash://module-6/ bootflash://sup-local/例:
switch# cd bootflash://mo<Tab> bootflash://module-5/ bootflash://module-6/cv switch# cd bootflash://module-コマンドの省略形
部分的なコマンド名の補完
完全なコマンド名を思い出せない場合や、入力の作業量を減らす場合は、コマンドの先頭の数文字を入力して、Tab キーを押します。 コマンドライン パーサーは、入力された文字列がコマンド モードに対して一意である場合に、コマンドを補完します。 キーボードに Tab キーがない場合は、代わりに Ctrl+I を押します。
コマンドは、コマンドが一意になるのに十分な文字が入力されていれば認識されます。 たとえば、EXEC モードで conf と入力すると、CLI はエントリを configure コマンドと関連付けることができます。これは、conf で始まるコマンドが configure コマンドしかないためです。
次の例では、Tab キーを押したときに、CLI によって EXEC モードで conf の一意の文字列が認識されます。
switch# conf<Tab> switch# configureコマンド補完機能を使用すると、CLI により完全なコマンド名が表示されます。 CLI は、Return または Enter キーが押されるまでコマンドを実行しません。 この機能により、完全なコマンドが省略形によって意図したものでない場合に、コマンドを修正できます。 複数のコマンドを示す可能性のある一連の文字を入力した場合は、一致するコマンドのリストが表示されます。
たとえば、co<Tab> と入力すると、EXEC モードで利用可能な、co で始まるすべてのコマンドがリストされます。
switch# co<Tab> configure copy switch# coコマンド エントリを補完できるように、入力した文字が再びプロンプトに表示されることに注意してください。
コマンド階層での現在の場所の識別
コマンドの no 形式の使用
ほぼすべてのコンフィギュレーション コマンドには、機能をディセーブルにしたり、デフォルト値に戻したり、設定を削除したりするために使用できる no 形式があります。 Cisco NX-OS のコマンド リファレンスの資料では、コマンドの no 形式が使用できる場合は常に no 形式の機能について説明しています。
次の例では、機能をディセーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature tacacs+ switch(config)# no feature tacacs+次の例では、機能のデフォルト値に戻す方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# banner motd #Welcome to the switch# switch(config)# show banner motd Welcome to the switch switch(config)# no banner motd switch(config)# show banner motd User Access Verification次の例では、機能の設定を削除する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# radius-server host 10.10.2.2 switch(config)# show radius-server retransmission count:0 timeout value:1 deadtime value:1 total number of servers:1 following RADIUS servers are configured: 10.10.1.1: available for authentication on port:1812 available for accounting on port:1813 10.10.2.2: available for authentication on port:1812 available for accounting on port:1813 switch(config)# no radius-server host 10.10.2.2 switch(config)# show radius-server retransmission count:0 timeout value:1 deadtime value:1 total number of servers:1 following RADIUS servers are configured: 10.10.1.1: available for authentication on port:1812 available for accounting on port:1813次の例では、EXEC モードでコマンドの no 形式を使用する方法を示します。
switch# cli var name testinterface ethernet1/2 switch# show cli variables SWITCHNAME="switch" TIMESTAMP="2009-05-12-13.43.13" testinterface="ethernet1/2" switch# cli no var name testinterface switch# show cli variables SWITCHNAME="switch" TIMESTAMP="2009-05-12-13.43.13"CLI 変数の設定
CLI 変数について
CLI セッションのみの変数の設定
手順CLI セッション変数を、CLI セッションの期間のみ保持されるように定義できます。 これらの変数は、定期的に実行するスクリプトに役立ちます。 名前をカッコで囲み、その前にドル記号($)を付加することによって、その変数を参照できます(たとえば、$(variable-name))。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 cli var name variable-name variable-text
例:switch# cli var name testinterface ethernet 2/1CLI セッション変数を設定します。 variable-name 引数には、大文字と小文字を区別して、最大 31 文字の英数字で値を指定します。 variable-text 引数は 200 文字以下の長さの英数字で、大文字と小文字を区別し、スペースを含むことができます。
ステップ 2 show cli variables
例:switch# show cli variables(任意) CLI 変数の設定を表示します。
永続的な CLI 変数の設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 cli var name variable-name variable-text
例:switch(config)# cli var name testinterface ethernet 2/1CLI 固定変数を設定します。 変数名は、英数字の文字列で指定します。大文字と小文字が区別されます。変数名の先頭は英字にする必要があります。 最大長は 31 文字です。
ステップ 3 exit
例:switch(config)# exit switch#グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 4 show cli variables
例:switch# show cli variables(任意) CLI 変数の設定を表示します。
ステップ 5 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
コマンド エイリアス
コマンド エイリアスについて
頻繁に使用するコマンドを、コマンド エイリアスに置き換えて定義することができます。 コマンド エイリアスは、コマンド構文のすべてまたは一部を表すことができます。
コマンド エイリアスには、次の特性があります。
コマンド エイリアスはすべてのユーザ セッションに対してグローバルです。
コマンド エイリアスをスタートアップ コンフィギュレーションに保存すると、再起動後も維持されます。
コマンド エイリアス変換は常にすべてのコンフィギュレーション モードまたはサブモードのすべてのキーワードの中で最優先されます。
コマンド エイリアスの設定は他のユーザ セッションに対してただちに有効になります。
Cisco NX-OS ソフトウェアには、デフォルトのエイリアス alias が用意されています。このエイリアスは、show cli alias コマンドと同等であり、ユーザ定義のエイリアスをすべて表示します。
デフォルトのコマンド エイリアスである alias を削除または変更することはできません。
エイリアスは最大で 1 の深さにネストできます。 1 つのコマンド エイリアスは、有効なコマンドを参照する必要がある別のコマンド エイリアスを参照できますが、その他のコマンド エイリアスは参照できません。
コマンド エイリアスは必ず、コマンドラインの最初のコマンド キーワードを置き換えます。
あらゆるコマンド モードで、コマンドのコマンド エイリアスを定義できます。
コマンド エイリアスで CLI 変数を参照すると、エイリアスには、変数の参照ではなく現在の変数の値が表示されます。
検索およびフィルタリングを実行する show コマンドのコマンド エイリアスを使用できます。
コマンド エイリアスの定義
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 cli alias name alias-name alias-text
例:switch(config)# cli alias name ethint interface ethernetコマンド エイリアスを設定します。 エイリアス名は英数字で表します。大文字と小文字は区別されません。先頭は英字にする必要があります。 30 文字以内で指定します。
ステップ 3 exit
例:switch(config)# exit switch#グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 4 alias
例:switch# alias(任意) コマンド エイリアスの設定を表示します。
ステップ 5 copy running-config startup-config
例:switch# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
ユーザ セッションのコマンド エイリアスの設定
手順Cisco NX-OS デバイス上の他のすべてのユーザが使用できない、現在のユーザ セッション用のコマンド エイリアスを作成できます。 また、現在のユーザ アカウントによる将来の使用のためにコマンド エイリアスを保存することもできます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 terminal alias [persist] alias-name command -string
例:switch# terminal alias shintbr show interface brief現在のユーザ セッションのコマンド エイリアスを設定します。 このユーザ アカウントによる使用の将来のためにエイリアスを保存するには、persist キーワードを使用します。
(注) persist キーワードを省略しないでください。
コマンド スクリプト
コマンド スクリプトの実行
手順コマンドのリストをファイルに記述して、CLI から実行することができます。 コマンド スクリプトでは CLI 変数を使用できます。
(注)
CLI プロンプトでは、スクリプト ファイルは作成できません。 スクリプト ファイルは、リモート デバイスで作成し、Cisco NX-OS デバイス上の bootflash:、slot0:、または volatile: ディレクトリにコピーします。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 run-script [bootflash: | slot0: | volatile:]filename
例:switch# run-script testfileデフォルト ディレクトリでファイルに記述されたコマンドを実行します。
端末への情報のエコー
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 echo [backslash-interpret] [text]
例:switch# echo This is a test. This is a test.backslash-interpret キーワードは、テキスト文字列にフォーマット オプションが含まれていることを示します。 text 引数は、大文字と小文字が区別される英数字で、空白を含むことができます。 最大長は 200 文字です。 デフォルトは空白行です。
状況依存ヘルプ
Cisco NX-OS ソフトウェアの CLI には、状況依存ヘルプが用意されています。 任意の箇所でコマンドに疑問符(?)を指定すると、使用できる入力オプションが一覧表示されます。
CLI では、入力エラーを隔離するためにキャレット(^)記号を使用します。 ^ 記号は、コマンド ストリング内のコマンド、キーワード、または引数が誤って入力されている位置に表示されます。
この表では、状況依存ヘルプの出力例について説明します。
表 6 状況依存ヘルプの例出力例
説明
switch# clock ? set HH:MM:SS Current Time switch# clockEXEC モードで clock コマンドのコマンド構文を表示します。
このスイッチの出力では、clock コマンドを使用するためには set キーワードが必要であることが示されています。
switch# clock set ? WORD HH:MM:SS Current Time switch# clock set時間を設定するためのコマンド構文を表示します。
このヘルプの出力では、クロックの設定に現在の時刻が必要であることと、時刻の形式が示されています。
switch# clock set 13:32:00<CR> % Incomplete command switch#現在の時刻を追加します。
CLI によって、コマンドが不完全であることが示されます。
switch# <Ctrl-P> switch# clock set 13:32:00入力した前のコマンドを表示します。
switch# clock set 13:32:00 ? <1-31> Day of the month switch# clock set 13:32:00clock set コマンドの他の引数が表示されます。
switch# clock set 13:32:00 18 ? April Month of the year August Month of the year December Month of the year February Month of the year January Month of the year July Month of the year June Month of the year March Month of the year May Month of the year November Month of the year October Month of the year September Month of the year switch# clock set 13:32:00 18clock set コマンドの他の引数が表示されます。
switch# clock set 13:32:00 18 April 08<CR> % Invalid input detected at '^' marker.クロック設定に日付を追加します。
CLI は、08 の位置にキャレット記号(^)を使用してエラーを示しています。
switch# clock set 13:32:00 18 April ? <2000-2030> Enter the year (no abbreviation) switch# clock set 13:32:00 18 April年を指定する正しい引数が表示されます。
switch# clock set 13:32:00 18 April 2008<CR> switch#clock set コマンドの正しい構文を入力します。
正規表現の概要
特殊文字
その他のキーボード文字(! や ~ など)を、単一文字パターンとして使用することもできますが、特定のキーボード文字は、正規表現で使用されると特殊な意味を持ちます。
次の表に、特殊な意味を持つキーボード文字を示します。
表 7 特殊な意味を持つ特殊文字文字
特殊な意味
. 任意の 1 文字(スペースを含む)と一致します。
* 0 個以上のパターンのシーケンスと一致します。
+ 1 個以上のパターンのシーケンスと一致します。
? パターンの 0 または 1 回の出現と一致します。
^ 文字列の最初と一致します。
$ 文字列の最後と一致します。
_(アンダースコア)
カンマ(,)、左波カッコ({)、右波カッコ(})、左カッコ(()、右カッコ())、文字列の先頭、文字列の最後、またはスペースと一致します。
(注) アンダースコアは、BPG 関連のコマンドの場合にのみ正規表現として扱われます。
これらの特殊文字を単一文字パターンとして使用するには、各文字の前にバックスラッシュ(\)を置くことによって、特殊な意味を削除してください。 次の例には、それぞれドル記号($)、アンダースコア(_)、およびプラス記号(+)に一致する単一文字パターンが含まれています。
\$ \_ \+
複数文字のパターン
文字、数字、または特別な意味を持たないキーボード文字を連結して、複数文字のパターンを指定することもできます。 たとえば、a4% は複数文字の正規表現です。
複数文字パターンでは、順序が大切です。 a4% という正規表現は、文字が a、4、パーセント記号(%)の順に並んでいる場合に一致します。 文字列の中に a4% という文字がその順序で含まれていないと、パターン マッチングは失敗します。 複数文字正規表現 a. (文字 a の後にピリオド)は、ピリオド文字の特別な意味を使用して、文字 a の後に任意の単一文字が続くストリングと一致します。 この例では、ab、a!、または a2 という文字列がすべてこの正規表現と一致します。
特殊文字の特別な意味は、特殊文字の前にバックスラッシュを挿入することで無効にできます。 たとえば、表現 a\. がコマンド構文で使用されている場合、ストリング a. だけが一致します。
show コマンドの出力の検索およびフィルタリング
多くの場合、show コマンドの出力は、長くて煩雑になります。 Cisco NX-OS ソフトウェアでは、情報を簡単に見つけ出すために、出力の検索およびフィルタリングを行うことができます。 検索およびフィルタリングのオプションは、show コマンドの末尾にパイプ記号(|)を付け、その後に指定します。 CLI の状況依存ヘルプ機能を使用してオプションを表示できます。
switch# show running-config | ? cut Print selected parts of lines. diff Show difference between current and previous invocation (creates temp files: remove them with 'diff-clean' command and don't use it on commands with big outputs, like 'show tech'!) egrep Egrep - print lines matching a pattern grep Grep - print lines matching a pattern head Display first lines human Output in human format last Display last lines less Filter for paging no-more Turn-off pagination for command output perl Use perl script to filter output section Show lines that include the pattern as well as the subsequent lines that are more indented than matching line sed Stream Editor sort Stream Sorter sscp Stream SCP (secure copy) tr Translate, squeeze, and/or delete characters uniq Discard all but one of successive identical lines vsh The shell that understands cli command wc Count words, lines, characters xml Output in xml format (according to .xsd definitions) begin Begin with the line that matches count Count number of lines end End with the line that matches exclude Exclude lines that match include Include lines that matchキーワードのフィルタリングおよび検索
Cisco NX-OS CLI には、show コマンドと併用してコマンド出力の検索やフィルタリングを実行できる、一連のキーワードが用意されています。
次の表に、CLI の出力をフィルタリングおよび検索するためのキーワードを示します。
表 9 キーワードのフィルタリングおよび検索キーワードの構文
説明
begin string
例:show version | begin Hardware検索文字列に一致するテキストが含まれる行から表示を開始します。 検索文字列は、大文字と小文字が区別されます。
count
例:show running-config | countコマンドの出力行数を表示します。
cut [-d character] {-b | -c | -f | -s}
例:show file testoutput | cut -b 1-10出力行の一部分だけを表示します。 一定のバイト数(-b)、文字数(-vcut [-d character] {-b | -c | -f | -s})、またはフィールド数(-f)を表示できます。 また、-d キーワードを使用して、デフォルトのタグ文字以外のフィールド デリミタを定義することもできます。 - s キーワードはデリミタが含まれない行の表示を抑制します。
end string
例:show running-config | end interface検索文字列が最後に現れる位置まですべての行を表示します。
exclude string
例:show interface brief | exclude down検索文字列が含まれないすべての行を表示します。 検索文字列は、大文字と小文字が区別されます。
head [lines lines]
例:show logging logfile | head lines 50出力の先頭部分を、指定した行数だけ表示します。 デフォルトの行数は 10 行です。
human
例:show version | humanterminal output xml コマンドを使用して出力形式が XML に設定されている場合に、出力を通常形式で表示します。
include string
例:show interface brief | include up検索文字列が含まれるすべての行を表示します。 検索文字列は、大文字と小文字が区別されます。
last [lines]
例:show logging logfile | last 50出力の末尾部分を、指定した行数だけ表示します。 デフォルトの行数は 10 行です。
no-more
例:show interface brief | no-more画面の下端で ––More–– プロンプトを出して停止せず、すべての出力を表示します。
sscp SSH-connection-name filename
例:show version | sscp MyConnection show_version_outputストリーミング セキュア コピー(sscp)を使用して、出力を名前付き SSH 接続にリダイレクトします。 名前付きの SSH 接続は、ssh name コマンドを使用して作成できます。
wc [bytes | lines | words]
例:show file testoutput | wc bytes文字数、行数、またはワード数を表示します。 デフォルトでは、行数、ワード数、文字数を表示します。
xml
例:show version | xml出力を XML 形式で表示します。
diff ユーティリティ
show コマンドからの出力と、そのコマンドを以前に実行したときの出力を比較できます。
diff-clean [all-session] [all-users]
次の表で、diff ユーティリティのキーワードについて説明します。
キーワード 説明 all-sessions 現在のユーザのすべてのセッション(過去および現在のセッション)から比較の一時ファイルが削除されます。 all-users すべてのユーザのすべてのセッション(過去および現在のセッション)から比較の一時ファイルが削除されます。 Cisco NX-OS ソフトウェアは、現在および以前のすべてのユーザ セッションに対する show コマンドの最新の出力について、一時ファイルを作成します。 これらの一時ファイルを削除するには、diff-clean コマンドを使用します。
diff-clean [all-sessions | all-users]
デフォルトでは、diff-clean コマンドによって現在のユーザのアクティブ セッションに対する一時ファイルが削除されます。 all-sessions キーワードを指定すると、現在のユーザの過去および現在の全セッションに対する一時ファイルが削除されます。 all-users キーワードを指定すると、すべてのユーザの過去および現在の全セッションに対する一時ファイルが削除されます。
grep および egrep ユーティリティ
Global Regular Expression Print(grep)および Extended grep(egrep)コマンドライン ユーティリティを使用すると、show コマンドの出力をフィルタリングすることができます。
grep および egrep の構文は次のとおりです。
{grep | egrep} [count] [ignore-case] [invert-match] [line-exp] [line-number] [next lines] [prev lines] [word-exp] expression}]
次の表に、grep および egrep のパラメータを示します。
表 10 grep および egrep のパラメータパラメータ
説明
count
一致する行の合計数だけを表示します。
ignore-case
一致する行の大文字と小文字の違いを無視することを指定します。
invert-match
式と一致しない行を表示します。
line-exp
行が完全に一致する行だけを表示します。
line-number
一致する各行の先頭に行番号を表示することを指定します。
next lines
一致する行の後に表示する行数を指定します。 デフォルトは 0 です。 指定できる範囲は 1 ~ 999 です。
prev lines
一致する行の前に表示する行数を指定します。 デフォルトは 0 です。 指定できる範囲は 1 ~ 999 です。
word-exp
単語が完全に一致する行だけを表示します。
expression
出力を検索するための正規表現を指定します。
sort ユーティリティ
sort ユーティリティを使用して、show コマンド出力をフィルタリングできます。
sort ユーティリティの構文は次のとおりです。
sort [-M] [-b] [-d] [-f] [-g] [-i] [-k field-number[.char-position][ordering]] [-n] [-r] [-t delimiter] [-u]
次の表に、sort ユーティリティのパラメータを示します。
表 11 sort ユーティリティのパラメータパラメータ
説明
-M
月でソートします。
-b
先頭の空白(スペース文字)を無視します。 デフォルトのソートには、先頭の空白が含まれます。
-d
空白と英数字のみを比較することによってソートします。 デフォルトのソートには、すべての文字が含まれます。
-f
小文字を大文字にします。
-g
一般的な数値を比較することによってソートします。
-i
印刷可能文字のみを使用してソートします。 デフォルトのソートには、印刷不可能な文字が含まれます。
-k field-number[.char-position][ordering]
キー値に従ってソートします。 デフォルトのキー値はありません。
-n
数値文字列の値に従ってソートします。
-r
ソート結果の順序を逆にします。 デフォルトのソート出力は昇順です。
-t delimiter
指定されたデリミタを使用してソートします。 デフォルトのデリミタはスペース文字です。
-u
ソート結果から重複した行を削除します。 ソート出力は重複した行を表示します。
--More-- プロンプトからの検索およびフィルタリング
show コマンド出力の --More–- プロンプトで出力の検索やフィルタリングを実行できます。
次の表に、--More– プロンプト コマンドの説明を示します。
表 12 --More-- プロンプトのコマンドコマンド
説明
[lines]<スペース>
出力行を指定された行数または現在の画面サイズだけ表示します。
[lines]z
出力行を指定された行数または現在の画面サイズだけ表示します。 lines 引数を使用すると、その値が新しいデフォルトの画面サイズになります。
[lines]<リターン>
指定した行数または現在のデフォルトの行数だけ出力行を表示します。 初期デフォルトは 1 行です。 オプションの lines 引数を使用すると、その値が、このコマンドで表示する新しいデフォルトの行数になります。
[lines]d または [lines]Ctrl+Shift+D
指定した行数または現在のデフォルトの行数だけ出力行をスクロールします。 初期デフォルトは 11 行です。 オプションの lines 引数を使用すると、その値が、このコマンドで表示する新しいデフォルトの行数になります。
q または Q または Ctrl+C
--More-- プロンプトを終了します。
[lines]s
出力内の指定された行数または現在のデフォルトの行数だけ前方にスキップし、1 画面分の行を表示します。 デフォルトは 1 行です。
[lines]f
出力内の指定された画面数または現在のデフォルトの画面数だけ前方にスキップし、1 画面分の行を表示します。 デフォルトは 1 画面です。
=
現在の行番号を表示します。
[count]/expression
正規表現に一致する行にスキップし、1 画面分の出力行を表示します。 式が複数回出現する行を検索するには、オプションの count 引数を使用します。 このコマンドでは、他のコマンドで使用できる現在の正規表現が設定されます。
[count]n
現在の正規表現に一致する次の行にスキップし、1 画面分の出力行を表示します。 一致を通り越してスキップするには、オプションの count 引数を使用します。
{! | :![shell-cmd]}
shell-cmd 引数で指定されたコマンドをサブシェルで実行します。
.
前のコマンドを繰り返します。
コマンド履歴の使用
Cisco NX-OS ソフトウェアの CLI では、現在のユーザ セッションのコマンド履歴にアクセスできます。 変更を加えて、または変更なしでコマンドを呼び出したり、再発行したりできます。 また、コマンド履歴をクリアすることもできます。
コマンドの呼び出し
コマンド履歴の中のコマンドを呼び出し、任意に変更を加えて、再入力することができます。
次に、コマンドを呼び出して再入力する例を示します。
switch(config)# show cli history 0 11:04:07 configure terminal 1 11:04:28 show interface ethernet 2/24 2 11:04:39 interface ethernet 2/24 3 11:05:13 no shutdown 4 11:05:19 exit 5 11:05:25 show cli history switch(config)# !1 switch(config)# show interface ethernet 2/24Ctrl+P と Ctrl+N のキーストローク ショートカットを使用してコマンドを呼び出すこともできます。
CLI の履歴呼び出しの制御
手順Ctrl+P と Ctrl+N のキーストローク ショートカットを使用して CLI の履歴から呼び出すコマンドを制御できます。 デフォルトでは、CiscoNX-OS ソフトウェアは、現在のコマンド モード以上のコマンド モードのすべてのコマンドを再呼び出しします。 たとえば、グローバル コンフィギュレーション モードで作業している場合は、コマンド呼び出しのキーストローク ショートカットによって、EXEC モードとグローバル コンフィギュレーション モードの両方のコマンドが呼び出されます。 terminal history no-exec-in-config コマンドを使用すると、コンフィギュレーション モードにいるときに EXEC モード コマンドの呼び出しを回避できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 [no] terminal history no-exec-in-config
例:switch# terminal history no-exec-in-configコンフィギュレーション モードで呼び出しのキーストローク ショートカットが使用されたときに EXEC コマンドを削除するように CLI の履歴を設定します。 デフォルトでは、EXEC コマンドが呼び出されます。 コマンドの no 形式を使用して、デフォルトに戻すことができます。
CLI の編集モードの設定
手順Ctrl+P と Ctrl+N のキーストローク ショートカットを使用して CLI の履歴からコマンドを呼び出し、再発行する前にそれらのコマンドを編集できます。 デフォルトの編集モードは emacs です。 編集モードを vi に変更できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 [no] terminal edit-mode vi [persist]
例:switch# terminal edit-mode viそのユーザ セッションについて、CLI の編集モードを vi に変更します。 persist キーワードを使用すると、現在のユーザ名の設定がセッションをまたいで保持されます。
emacs の使用に戻すには、no を使用します。
コマンド履歴の表示
show cli history コマンドを使用して、コマンド履歴を表示できます。
show cli history コマンドの構文は次のとおりです。
show cli history [lines] [config-only | exec-only | this-mode-only] [unformatted]
デフォルトでは、表示される行数は 12 行で、コマンドの番号とタイムスタンプが出力されます。
次に、コマンド履歴をデフォルトの行数だけ表示する例を示します。
switch# show cli history次に、コマンド履歴を 20 行表示する例を示します。
switch# show cli history 20次に、コマンド履歴の中のコンフィギュレーション コマンドだけを表示する例を示します。
switch(config)# show cli history config-only次に、コマンド履歴の中の EXEC コマンドだけを表示する例を示します。
switch(config)# show cli history exec-only次に、現在のコマンド モードに関するコマンド履歴のコマンドだけを表示する例を示します。
switch(config-if)# show cli history this-mode-only次に、コマンド番号とタイムスタンプを表示せず、コマンド履歴のコマンドだけを表示する例を示します。
switch(config)# show cli history unformattedCLI の確認プロンプトのイネーブルまたはディセーブル
手順多くの機能について、作業を続行する前に確認を求めるプロンプトが、Cisco NX-OS ソフトウェアによって CLI に表示されます。 これらのプロンプトをイネーブルまたはディセーブルにすることができます。 デフォルトはイネーブルです。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 [no] terminal dont-ask [persist]
例:switch# terminal dont-askCLI の確認プロンプトをディセーブルにします。 persist キーワードを使用すると、現在のユーザ名の設定がセッションをまたいで保持されます。 デフォルトはイネーブルです。
CLI 確認プロンプトをイネーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
CLI の表示色の設定
モジュールへのコマンドの送信
slot コマンドを使用して、スーパーバイザ モジュール セッションからモジュールにコマンドを直接送信できます。
slot の構文は次のとおりです。
slot slot-number [quoted] command-string
デフォルトでは、command-string 引数内のキーワードと引数はスペースで区切られます。 モジュールに複数のコマンドを送信するには、スペース文字、セミコロン(;)、スペース文字でコマンドを区切ります。
quoted キーワードは、コマンド ストリングの先頭と末尾に二重引用符(")が使用されることを示します。 スーパーバイザ モジュール セッションでだけサポートされている diff などのフィルタリング ユーティリティにモジュール コマンド出力をリダイレクトする場合は、このキーワードを使用します。
次に、モジュール情報を表示し、フィルタリングする例を示します。
switch# slot 2 show version | grep lc次に、スーパーバイザ モジュール セッションに関するモジュール情報をフィルタリングする例を示します。
switch# slot 2 quoted "show version" | diff switch# slot 4 quoted "show version" | diff -c *** /volatile/vsh_diff_1_root_8430_slot__quoted_show_version.old Wed Apr 29 20:10:41 2009 --- - Wed Apr 29 20:10:41 2009 *************** *** 1,5 **** ! RAM 1036860 kB ! lc2 Software BIOS: version 1.10.6 system: version 4.2(1) [build 4.2(0.202)] --- 1,5 ---- ! RAM 516692 kB ! lc4 Software BIOS: version 1.10.6 system: version 4.2(1) [build 4.2(0.202)] *************** *** 12,16 **** Hardware bootflash: 0 blocks (block size 512b) ! uptime is 0 days 1 hours 45 minute(s) 34 second(s) --- 12,16 ---- Hardware bootflash: 0 blocks (block size 512b) ! uptime is 0 days 1 hours 45 minute(s) 42 second(s)CLI の使用例
CLI セッション変数の使用
構文 $( variable-name ) を使用して変数を参照できます。次の例では、ユーザ定義の CLI セッション変数を参照する方法を示します。
switch# show interface $(testinterface) Ethernet2/1 is down (Administratively down) Hardware is 10/100/1000 Ethernet, address is 0000.0000.0000 (bia 0019.076c.4dac) MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA auto-duplex, auto-speed Beacon is turned off Auto-Negotiation is turned on Input flow-control is off, output flow-control is off Auto-mdix is turned on Switchport monitor is off Last clearing of "show interface" counters never 5 minute input rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec L3 in Switched: ucast: 0 pkts, 0 bytes - mcast: 0 pkts, 0 bytes L3 out Switched: ucast: 0 pkts, 0 bytes - mcast: 0 pkts, 0 bytes Rx 0 input packets 0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets 0 bytes Tx 0 output packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 bytes 0 input error 0 short frame 0 watchdog 0 no buffer 0 runt 0 CRC 0 ecc 0 overrun 0 underrun 0 ignored 0 bad etype drop 0 bad proto drop 0 if down drop 0 input with dribble 0 input discard 0 output error 0 collision 0 deferred 0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier 0 babble 0 Rx pause 0 Tx pause 0 resetコマンド スクリプトの実行
次に、スクリプト ファイルで指定する CLI コマンドの例を示します。
switch# show file testfile configure terminal interface ethernet 2/1 no shutdown end show interface ethernet 2/1次に run-script コマンドの実行の出力例を示します。
switch# run-script testfile `configure terminal` `interface ethernet 2/1` `no shutdown` `end` `show interface ethernet 2/1 ` Ethernet2/1 is down (Link not connected) Hardware is 10/100/1000 Ethernet, address is 0019.076c.4dac (bia 0019.076c.4dac) MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation ARPA Port mode is trunk auto-duplex, auto-speed Beacon is turned off Auto-Negotiation is turned on Input flow-control is off, output flow-control is off Auto-mdix is turned on Switchport monitor is off Last clearing of "show interface" counters 1d26.2uh 5 minute input rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bytes/sec, 0 packets/sec Rx 0 input packets 0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets 0 bytes Tx 0 output packets 0 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 bytes 0 input error 0 short frame 0 watchdog 0 no buffer 0 runt 0 CRC 0 ecc 0 overrun 0 underrun 0 ignored 0 bad etype drop 0 bad proto drop 0 if down drop 0 input with dribble 0 input discard 0 output error 0 collision 0 deferred 0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier 0 babble 0 Rx pause 0 Tx pause 0 reset